JPS6119975A - 点火インジケ−タ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は自動車用内燃機関等の点火装置の点火栓が点火
しているか否かを確認するために用いられる点火インジ
ケータに関する。

〔従来の技術〕

従来、ハイテンションコードに装着されるクリップ状の
突起を有する本体に、チョークコイルを含む検出回路と
、この検出回路に発生した電圧を基準電圧と比較する電
圧比較回路と、この比較回路の出力に応じて発光する発
光素子とを設けて、簡単に点火栓が点火しているか否か
を確認するものが考えられている（例えば、実開昭５４
−１２７０２９号公報）。

ところが、上述した従来のものでは、本体に、検出回路
と、比較回路と、発光素子とを配置しなければならず、
構造が複雑で高価になるという問題があった。

〔発明が解決しようとする問題点〕

そこで、本発明は、構造が簡単で安価に構成できること
を目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

そのため本発明は、ハイテンションコードを挟持する湾
曲部を持つ絶縁体製のクリップ状本体と、この本体に固
定した発光放電管と、この放電管の一方の端子が接続さ
れると共に前記湾曲部に沿って設けられた電極とを備え
る点火インジケータを提供するものである。

（作　用） これにより、ハイテンションコードとクリップ状の本体
の湾曲面に沿って設けられた電極との間に形成される浮
遊容量を利用して、点火時に放電管を点灯させて、点火
の確認ができる。

（実施例〕 本発明の点火インジケータの第１実施例における実装状
態を示す第１Ｔ！！Ｊに於て、１は自動車用内燃機関に
おりる点火装置のハイテンションコード、２は点火イン
ジケータであり、２０は絶縁体よりなるクリップ状の本
体であって、点火インジケータ２のハイテンションコー
ド１への脱着を容易にする為の一対の操作用の平板状つ
まみ部２１とコート１を挟むための一対の湾曲部２２と
を、有する。

２３．２４は円弧板状および平板状の金属板で、３はつ
まみ部２１の外面側に配置したネオン管である。ネオン
管３の両極端子の一方はクリップ状本体２０を貫通して
円弧板状の金属板２３に接続されており、この金属板２
３は湾曲部２２の内側に沿って接着されており、さらに
この金属板２３の内径は、ハイテンションコード１の直
径よりやや小さめに作ってあり、ハイテンションコード
１に点火インジケータ夕２が挟み付けられる様になって
いる。

ネオン管３の他端の電極端子はクリ・ノブ本体２０を貫
通して平板状の金属板２４に接続されており、この金属
板２４はつまみ部２１の内面側に接着されている。

また、４はネオン管３を保護するケースで、ネオン管３
外周を包囲してつまみ部２１の外面側に固着されていて
、エンジン振動を吸収することのできるゴム材等ででき
ている。５はケース４に嵌挿された発光部のカバーで、
ダークグリ”−ン、ダークブラウン等の暗色をしており
、太陽光等が発光部に照射されてネオン管３の発光状態
が判別しにくくなるのを防止する役目をする。

上記第１実施例の原理を示す第２図に於いて、１はハイ
テンションコード、ＣＩは円弧板状の金属板２３とハイ
テンションコード１間の浮遊容量、３はネオン管、Ｃ２
は平板状の金属板２４と大地間（あるいは自動車のボデ
ィ間）の浮遊容量である。

今、ハイテンションコード１に接続された点火栓（図示
せず）に印加されている高電圧を■とする。もし点火栓
で火花が生成されたとすると、ノ１イテンションコード
１の電位は■からほとんど０まで瞬時（１０−９秒程度
）に変化する。このときネオン管３には、容量ＣＩ、Ｃ
２を直列接続した容量分（Ｃ１＋Ｃ２）／Ｃｌ−Ｃ２を
通じて電流が流れ、その電流値は（（ＣＩ＋Ｃ２）／Ｃ
Ｉ・Ｃ２１・ｄ■／ｄｔに比例する。

点火栓で火花が生成される場合は、電圧の時間微分項ｄ
Ｖ／ｄｔが大きく、電流値が大きくなる。

しかし、点火栓がくすぶり等によって火花が生成されな
い場合、ハイテンションコード１の電位は、点火コイル
２次巻線のインダクタンスと点火栓の碍子部に存在する
静電容量との積の平方根に比例する時間（１０−６〜１
０−５秒）で変化するので、ｄＶ／ｄｔの値は小さく、
従ってネオン管３に流れる電流値も小さくなる。

従って、点火栓で火花が生成される場合は、ネ芽ン管３
は明るく点灯し、火花が生成されない場合は、暗くなる
。さらにイグナイタ（点火増幅器）等の故障で電圧が発
生しない場合は、ネオン管３は全く点灯しない。

ネオン管３を点灯させる為には浮遊容量ＣＩ。

Ｃ２はそれぞれ５ＰＦ〜ｌ０ＰＦ程度あれば良く、その
為には、各金属板２３．２４の面積は５００〜１０００
−程度あれば良く、かなり小型なものとなる。

点火インジケータ２は、その装着場所によって浮遊容量
Ｃ２が変化するので、浮遊容量Ｃ２を大きくとる為に、
ハイテンションコード１上のインジケータ２の装着場所
としては、エンジン、あるいは自動車ボディに近接した
場所が望ましい。

第１実施例では、金属板２４を大地に接続しない浮遊容
量Ｃ２による構成としたが、第３図に示す第２実施例の
ごとく金属板２４を大地に接続することで、ハイテンシ
ョンコード１のどの部位に点火インジケータ２を取付け
ても同じ発光状況を得るようにすることもできる。この
場合には金属Ｆｊ、２４を省略してネオン管３の他方の
端子を直接接地するようにしてもよい。

第４図は本発明の第３実施例を示すもので、クリップ状
本体２０Ａとして、一対の湾曲部２２の一端側に連続し
てＵ字状の連結部２５を一体に形成し、一対の湾曲部２
２の他端の開口端側にそれぞれつまみ兼コード挿入部２
１Ａを一体に形成し、さらに、Ｕ字状の連結部２５の外
周部にネオン管３を挟持するための横断面Ｃ字状のネオ
ン管装着部２６を一体に形成したものである。そして、
Ｕ字状の連結部２５のネオン管装着部２６の反対側の面
に金属板２４を接着し、この金属板２４の一端に突出し
て設けた接続用突出部２４ａをネオン管３側に折曲げて
ネオン管３の一方の極端子がこの突出部２４ａに接続し
である。

ｆｆ１５図は本発明の第４実施例を示すもので、クリッ
プ状本体２０Ｂとして、コードを挟むための横断面Ｃ字
状の１つの湾曲部２２Ａと、この湾曲部２２Ａの一端に
一体形成したつまみ部２１Ｂと、湾曲部２２Ａの外周部
に一体形成したＣ字状のネオン管装着部２６とを有する
ものである。そして、つまみ部２１Ｂの一側面に平板状
の金属板２４が接着され、湾曲部２２Ａの内周面に沿っ
て円弧板状の金属板２３が接着され、この金属板２３の
一端に突出して設けた接続用突出部２３ａをネオン管３
側に折曲げてネオン管３の一方の端子がこの突出部２３
ａに接続しである。

第６図は本発明の第５実施例を示すもので、上記第４実
施例に対し、つまみ２１Ｂを省略したクリップ状本体２
０Ｃを用いると共に、金属板２４の代わりにネオン管装
着部２６の閉塞された端部にパイプリベット２７を絞め
固定して、このリベフト２７にネオン管３の他方の端子
を接続すると共に、所定長さの絶縁被覆リード線２８を
接続し、このリード栓２８を垂らすことによって、この
リード線２８と大地間に浮遊容量を形成してネオン管３
を点灯させるようにしたものである。

なお、このリード線を長くすればするほど、ネオン管３
の輝度が増すので、ある程度以上の長いリート線を設け
ることで、点火インジケータを見やすくする効果がある
。

なお、上述した各実施例においては、発光放電管として
ネオン管３を用いたが、キセノン管、ナトリューム管、
ハロゲン管、水銀管、蛍光灯等の他の発光放電管を用い
るようにしてもよい。

また、上述した各実施例においては、電源として金属板
２３．２４を用いたが、金属板２３，２４０代わりに金
属薄膜や、導電性塗料の塗膜等を電極として用いるよう
にしてもよい。

〔発明の効果〕

以上述べたように本発明においては、ハイテンションコ
ートとクリップ状の本体の湾曲部に沿って設けられた電
極との間に形成される浮遊容量を利用して、点火時に放
電管を点灯させて点火の確認ができるから、特別な電気
回路を付加することなく、簡単かつ安価な構造で点火栓
の点火の有無を確実にｗ１認することができるという優
れた効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明インジケータの第１実施例を示す斜視図
、第２図は上記第１実施例における原理電気回路図、第
３図は本発明インジケータの第２実施例における原理電
気回路図、第４図乃至第６図は本発明インジケータの第
３乃至第５実施例をそれぞれ示す斜視図である。 ■・・・ハイテンションコ−１・、２・・・点火インジ
ケータ、３・・・放電管をなすネオン管、２０．２０Δ
１２０Ｂ、２０Ｃ・・・クリップ状の本体、２２．２２
人・・・湾曲部、２３・パ・電極をなす金ｇ５扱。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　ハイテンションコードを挟持する湾曲部を持つ絶縁
   体製のクリップ状本体と、この本体に固定した発光放電
   管と、この放電管の一方の端子が接続されると共に前記
   湾曲部に沿って設けられた電極とを備える点火インジケ
   ータ。 ２　前記放電管の他方の端子にリード線が接続されてな
   る特許請求の範囲第１項に記載の点火インジケータ。