JPS61199087A - カチオン交換膜を固体電解質とする電気化学的酸素分離装置 - Google Patents
カチオン交換膜を固体電解質とする電気化学的酸素分離装置Info
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- JPS61199087A JPS61199087A JP60039991A JP3999185A JPS61199087A JP S61199087 A JPS61199087 A JP S61199087A JP 60039991 A JP60039991 A JP 60039991A JP 3999185 A JP3999185 A JP 3999185A JP S61199087 A JPS61199087 A JP S61199087A
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- Japan
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- water
- cathode
- tank
- water tank
- anode
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/30—Hydrogen technology
- Y02E60/36—Hydrogen production from non-carbon containing sources, e.g. by water electrolysis
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- Oxygen, Ozone, And Oxides In General (AREA)
- Electrolytic Production Of Non-Metals, Compounds, Apparatuses Therefor (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、カチオン交換膜を固体電解質とげる電気化学
的酸素分離装置に関するものである。さらに詳しくは本
発明&夷、カチオン交換膜に含水される水の有効利用を
図ることのできる構造を有するカチオン交換膜を固体、
電解質とする電気化学的酸素分離装置に関するものであ
る。
的酸素分離装置に関するものである。さらに詳しくは本
発明&夷、カチオン交換膜に含水される水の有効利用を
図ることのできる構造を有するカチオン交換膜を固体、
電解質とする電気化学的酸素分離装置に関するものであ
る。
従来の技術
電気化学的酸素分離装置の基本原理は、レンジャーらに
よって発明された(特公昭43−25001@公報)。
よって発明された(特公昭43−25001@公報)。
すなわら、酸素を電解還元し得るガス拡散電極を陰極と
し、酸素発生電極を陽極とし、水酸化アルカリ、酸ある
いはイオン交換膜を電解質とする電気化学セルの陰極に
酸素を含む混合ガス、例えば空気を供給し、陰、間両極
間に直流電流を通電すると、陰極でa素が選択的に電解
還元されて消費され、1III41!から酸素が発生す
る。換言すると、あたかも酸素を含む混合ガスから酸素
が分離精製されることになる。レンジャーらは、陽極か
ら発生する酸素を目的対象物としたために、この電気化
学的酸素弁m装買は、酸素発生装置あるいは酸素濃縮装
置としてのみ捉えらでいた。これに対して、陰極での酸
素が消費された残りの気体に着目すると、この電気化学
的酸素分離装置は、脱酸素装置として機能することにな
る(特公昭56−33979号)。
し、酸素発生電極を陽極とし、水酸化アルカリ、酸ある
いはイオン交換膜を電解質とする電気化学セルの陰極に
酸素を含む混合ガス、例えば空気を供給し、陰、間両極
間に直流電流を通電すると、陰極でa素が選択的に電解
還元されて消費され、1III41!から酸素が発生す
る。換言すると、あたかも酸素を含む混合ガスから酸素
が分離精製されることになる。レンジャーらは、陽極か
ら発生する酸素を目的対象物としたために、この電気化
学的酸素弁m装買は、酸素発生装置あるいは酸素濃縮装
置としてのみ捉えらでいた。これに対して、陰極での酸
素が消費された残りの気体に着目すると、この電気化学
的酸素分離装置は、脱酸素装置として機能することにな
る(特公昭56−33979号)。
電気化学的酸素弁11i装置に用いる電解質として何を
選択するかは極めて重要な問題である。例えば、水酸化
アルカリの水溶液を用いた場合には、一般に大電流密度
での作動が可能という点で有利であるが、rA極に供給
すべき酸素を含む混合気体中に炭酸ガスが含まれている
場合には、炭酸アルカリが生成するという問題がある。
選択するかは極めて重要な問題である。例えば、水酸化
アルカリの水溶液を用いた場合には、一般に大電流密度
での作動が可能という点で有利であるが、rA極に供給
すべき酸素を含む混合気体中に炭酸ガスが含まれている
場合には、炭酸アルカリが生成するという問題がある。
これに対して、硫酸のような酸性溶液を用いた場合には
、炭酸ガスに対づる耐性はあるものの、陰極での酸素の
電解還元反応が遅いために大電流密度での作動が困難で
あるし、陽極の寿命が一般に短いという難点がみられる
。このような観点からすると、カチオン交換膜、殊にパ
ーフルオロカーボンスルフオン酸樹脂膜が最も優れてい
ることが最近になってわかってきた。
、炭酸ガスに対づる耐性はあるものの、陰極での酸素の
電解還元反応が遅いために大電流密度での作動が困難で
あるし、陽極の寿命が一般に短いという難点がみられる
。このような観点からすると、カチオン交換膜、殊にパ
ーフルオロカーボンスルフオン酸樹脂膜が最も優れてい
ることが最近になってわかってきた。
カチオン交換膜を固体電解質とする電気化学的酸素弁l
ll1装置では、一般にカチオン交換膜の片面に陰極が
、他面に陽極がそれぞれ一体に接合されていて、陰極の
背面に陰極室が、陽極の背面に陽極室がそれぞれ設けら
れている。また別途に水タンクが設けられていて、この
水タンクから水が陽極室に供給され、カチオン交換膜に
含水されるようになっている(特公昭51−45557
号公報)。
ll1装置では、一般にカチオン交換膜の片面に陰極が
、他面に陽極がそれぞれ一体に接合されていて、陰極の
背面に陰極室が、陽極の背面に陽極室がそれぞれ設けら
れている。また別途に水タンクが設けられていて、この
水タンクから水が陽極室に供給され、カチオン交換膜に
含水されるようになっている(特公昭51−45557
号公報)。
発明が解決しようとする問題点
しかし、上記のようなカチオン交換膜を固体電解質とす
る電気化学的酸素分離[!?を作動させると、陰極室に
水が溜まると共に、水タンクの水が減ってしまい、陰極
室に溜まった水のために酸素の陰極への拡散が阻害され
るし、水タンクに新たな水を補給しなければならないと
いう煩雑さが出てくる。
る電気化学的酸素分離[!?を作動させると、陰極室に
水が溜まると共に、水タンクの水が減ってしまい、陰極
室に溜まった水のために酸素の陰極への拡散が阻害され
るし、水タンクに新たな水を補給しなければならないと
いう煩雑さが出てくる。
問題点を解決するための手段
本発明は、酸素と水とを分離する機能を有する第一の水
タンクと脱酸素された残余気体と水とを分離するR能を
右する第二の水タンクとを設け、第一の水タンクから水
を陽極室に供給し、酸素を含む混合気体を陰極室に供給
し、陽極と陰極との間に直流電流を流すことによって陽
極から発生する酸素を陽極室の水と共に第一の水タンク
に戻し、第一の水タンクで水と分離された酸素を酸素導
出口から導出すると共に、陰極において脱酸素された残
余気体を陰極室に溜まる水と共に第二の水タンクに送り
、第二の水タンクで水と分離された脱酸素された残余気
体を脱酸素残余気体導出口から導出すると共に、第一の
水タンクと第二の水タンクとをそれぞれ下部で連通せし
めて水が往来できるように構成せしめることによって、
上述の如き問題点を解決せんとするものである。
タンクと脱酸素された残余気体と水とを分離するR能を
右する第二の水タンクとを設け、第一の水タンクから水
を陽極室に供給し、酸素を含む混合気体を陰極室に供給
し、陽極と陰極との間に直流電流を流すことによって陽
極から発生する酸素を陽極室の水と共に第一の水タンク
に戻し、第一の水タンクで水と分離された酸素を酸素導
出口から導出すると共に、陰極において脱酸素された残
余気体を陰極室に溜まる水と共に第二の水タンクに送り
、第二の水タンクで水と分離された脱酸素された残余気
体を脱酸素残余気体導出口から導出すると共に、第一の
水タンクと第二の水タンクとをそれぞれ下部で連通せし
めて水が往来できるように構成せしめることによって、
上述の如き問題点を解決せんとするものである。
作 、用
カチオン交換膜を固体電解質とする電気化学的酸素分離
装置の電極反応は次の通りである。
装置の電極反応は次の通りである。
lI3 極 : 02”+4H”
+4e −+ 21−12 0陽極: 2H
2C)→02十48” +4e −したがって、陰極で
水が生成し、陽極で水が消費される。電解質が水溶液の
場合には、陰極で生成する水は陽極側へ容易に拡散して
いくが、カチオン交換膜の場合には、陰極で生成した水
は電解質側へはほとんど拡散せずに、多孔性である陰極
の背面側に漏出してくる。陰極での水の生成量は、3.
11 X10””モル/Aninである。一方、カチオ
ン交換膜を固体電解質とする場合には、陰極反応による
水の生成だけでなく、水素イオンの陽極側から陰極側へ
の移行の際、電気泳動による水分子の随伴がある。水分
子の随伴量は、例えばカチオン交換膜として、パーフル
オロカーボンスルフオン酸樹脂膜の一種であるデュポン
(Du Pont )社製のナフィオン(NAF rO
N>−117を用いた場合には、水素イオン1ヶ当り3
.2モル、換言すると2.16 X10 モル/ A
winとなる。この電気泳動による水分子の随伴量は
、陰極反応による水の生成間の約7倍にもなる。いずれ
にしても、カチオン交換膜を固体電解質とする電気化学
的酸素分離装置を作動させると、陽極側の水は減り、陰
極室に水が溜まってくる。
+4e −+ 21−12 0陽極: 2H
2C)→02十48” +4e −したがって、陰極で
水が生成し、陽極で水が消費される。電解質が水溶液の
場合には、陰極で生成する水は陽極側へ容易に拡散して
いくが、カチオン交換膜の場合には、陰極で生成した水
は電解質側へはほとんど拡散せずに、多孔性である陰極
の背面側に漏出してくる。陰極での水の生成量は、3.
11 X10””モル/Aninである。一方、カチオ
ン交換膜を固体電解質とする場合には、陰極反応による
水の生成だけでなく、水素イオンの陽極側から陰極側へ
の移行の際、電気泳動による水分子の随伴がある。水分
子の随伴量は、例えばカチオン交換膜として、パーフル
オロカーボンスルフオン酸樹脂膜の一種であるデュポン
(Du Pont )社製のナフィオン(NAF rO
N>−117を用いた場合には、水素イオン1ヶ当り3
.2モル、換言すると2.16 X10 モル/ A
winとなる。この電気泳動による水分子の随伴量は
、陰極反応による水の生成間の約7倍にもなる。いずれ
にしても、カチオン交換膜を固体電解質とする電気化学
的酸素分離装置を作動させると、陽極側の水は減り、陰
極室に水が溜まってくる。
これに対して本発明の手段をとると、陰極室に溜まった
水は、脱酸素された残余気体と共に第二の水タンクに送
られ、ざらに第二の水タンクと連通されている第一の水
タンクに戻され、酸素あるいは脱酸素された残余気体の
流れの中に水蒸気の形で僅かに取り込まれる水以外は全
体として減らないことになる。したがって、第一の水タ
ンクへの水の補給量は、極めて僅かになるばかりか、陰
極室が水で充満することがないので、酸素を含む混合気
体の陰極への拡散の阻害という現象は排除される。
水は、脱酸素された残余気体と共に第二の水タンクに送
られ、ざらに第二の水タンクと連通されている第一の水
タンクに戻され、酸素あるいは脱酸素された残余気体の
流れの中に水蒸気の形で僅かに取り込まれる水以外は全
体として減らないことになる。したがって、第一の水タ
ンクへの水の補給量は、極めて僅かになるばかりか、陰
極室が水で充満することがないので、酸素を含む混合気
体の陰極への拡散の阻害という現象は排除される。
なお、本発明の構成においては、陽極室にはその上部に
水供給口および下部に水兼酸素排出口を、陰極室にはそ
の上部に酸素を含む混合気体の供給口および下部に脱酸
素された残余気体兼水排出口を設けることが望ましい。
水供給口および下部に水兼酸素排出口を、陰極室にはそ
の上部に酸素を含む混合気体の供給口および下部に脱酸
素された残余気体兼水排出口を設けることが望ましい。
また第一の水タンクと水供給口との間には逆止弁を設け
、陽極室に水が供給される方向の流れだけにするのがよ
い。このようにすると、水兼酸素排出口と第一の水タン
クとを結ぶ経路においては、酸素が水を押し上げていく
。また陰極室の下部に溜まり始める水は、脱酸素された
残余気体によって第二の水タンクに押し上げられる。ま
た陰極室と第二の水タンクとの間には逆止弁を介在させ
て、水が陰極室に逆流しないようにするのが望ましい。
、陽極室に水が供給される方向の流れだけにするのがよ
い。このようにすると、水兼酸素排出口と第一の水タン
クとを結ぶ経路においては、酸素が水を押し上げていく
。また陰極室の下部に溜まり始める水は、脱酸素された
残余気体によって第二の水タンクに押し上げられる。ま
た陰極室と第二の水タンクとの間には逆止弁を介在させ
て、水が陰極室に逆流しないようにするのが望ましい。
さらに第一の水タンクと第二の水タンクの気液分離機構
は、いずれの場合も次のようにすればよい。すなわち、
陽極室あるいは陰極室から還流される気体と水との混合
流体を水タンクの上部から供給し、水だけが水タンクの
下部に落下するようにし、気体はこれらの水タンクの上
部に設けられた酸素導出口あるいは脱酸素残余気体導出
口からそれぞれ導出するようにすればよい。
は、いずれの場合も次のようにすればよい。すなわち、
陽極室あるいは陰極室から還流される気体と水との混合
流体を水タンクの上部から供給し、水だけが水タンクの
下部に落下するようにし、気体はこれらの水タンクの上
部に設けられた酸素導出口あるいは脱酸素残余気体導出
口からそれぞれ導出するようにすればよい。
実施例
図は本発明の一実施例にかかるカチオン交換膜を固体電
解質とする電気化学的酸素分離装置の断面構造略図を示
す。
解質とする電気化学的酸素分離装置の断面構造略図を示
す。
本装置は、主としてセル本体部1と、酸素と水とを分離
する機能を有する第一の水タンク2と、脱酸素された残
余気体と水とを分離するF11能を有する第二の水タン
ク3とから構成されている。セル本体部1は、パーフル
オロカーボンスルフオン酸樹脂膜からなるカチオン交換
膜4.酸素を選択的に電解還元し1!?る陰極5.酸素
発生電極として働く陽極6.白金メッキを施したエキス
パンデッドチタンからなる陰極集電体7.白金メッキを
施したエキスパンデッドチタンからなる陽極集電体8、
陰極集電体7の空隙部に形成される陰極室9゜陽極集電
体8の空隙部に形成される陽極室10.セル枠体11お
よび酸素を含む混合気体供給口12から構成されている
。陰極5および陽極6は何れもカチオン交換膜4に一体
に接合されている。また第一の水タンク2と陽極室10
とは、水供給管13および酸素兼水排出管14によって
連結されている。また第二の水タンク3と陰極室9とは
、脱酸素残余気体兼水排出管15によって連結されてい
る。また第一の水タンク2と第二の水タンク3とはそれ
ぞれの下部で連通管16を介して連通されている。さら
に第一の水タンク2には酸素導出口17が、第二の水タ
ンク3には脱酸素残余気体導出口18がそれぞれ設けら
れている。
する機能を有する第一の水タンク2と、脱酸素された残
余気体と水とを分離するF11能を有する第二の水タン
ク3とから構成されている。セル本体部1は、パーフル
オロカーボンスルフオン酸樹脂膜からなるカチオン交換
膜4.酸素を選択的に電解還元し1!?る陰極5.酸素
発生電極として働く陽極6.白金メッキを施したエキス
パンデッドチタンからなる陰極集電体7.白金メッキを
施したエキスパンデッドチタンからなる陽極集電体8、
陰極集電体7の空隙部に形成される陰極室9゜陽極集電
体8の空隙部に形成される陽極室10.セル枠体11お
よび酸素を含む混合気体供給口12から構成されている
。陰極5および陽極6は何れもカチオン交換膜4に一体
に接合されている。また第一の水タンク2と陽極室10
とは、水供給管13および酸素兼水排出管14によって
連結されている。また第二の水タンク3と陰極室9とは
、脱酸素残余気体兼水排出管15によって連結されてい
る。また第一の水タンク2と第二の水タンク3とはそれ
ぞれの下部で連通管16を介して連通されている。さら
に第一の水タンク2には酸素導出口17が、第二の水タ
ンク3には脱酸素残余気体導出口18がそれぞれ設けら
れている。
かかる本発明実施例において、酸素を含む混合気体を混
合気体供給口12から供給し、第一の水タンク2から水
を水供給管13を介して陽極室10に供給し、陰極集電
体7と陽極集電体8との間に直流電流を通電すると、陽
極6から酸素が発生し、この酸素が陽極v10の中の水
と共に酸素兼水排出管14を通って第一の水タンク2に
移行づると共に、陰極5で酸素の電解還元反応が起り、
その結果として生成する脱II素残余気体が陰極5で生
成する水および電気泳動によって陰極5に移行してくる
水と共に脱酸素残余気体兼水排出管15を通って第二の
水タンク3に送られる。前記のようにして第一の水タン
ク2に送られる酸素と水との混合物は、このタンクで気
液分離され、水だけがこのタンクに残り、酸素は酸素導
出口17から導出される。また第二の水タンク3に送ら
れる脱酸素残余気体と水との混合物は、気液分離され、
水だけがこのタンクに残り、脱酸素残余気体は脱酸素残
余気体導出口18から導出される。さらに第一の水タン
ク2と第二の水タンク3とは連通管16を介して連通し
ているため、第一の水タンク2の水が減っても第二の水
タンク3の水が移動する。このため第一の水タンク2の
水のレベルは第二の水タンク3のそれと絶えず同じにな
る。
合気体供給口12から供給し、第一の水タンク2から水
を水供給管13を介して陽極室10に供給し、陰極集電
体7と陽極集電体8との間に直流電流を通電すると、陽
極6から酸素が発生し、この酸素が陽極v10の中の水
と共に酸素兼水排出管14を通って第一の水タンク2に
移行づると共に、陰極5で酸素の電解還元反応が起り、
その結果として生成する脱II素残余気体が陰極5で生
成する水および電気泳動によって陰極5に移行してくる
水と共に脱酸素残余気体兼水排出管15を通って第二の
水タンク3に送られる。前記のようにして第一の水タン
ク2に送られる酸素と水との混合物は、このタンクで気
液分離され、水だけがこのタンクに残り、酸素は酸素導
出口17から導出される。また第二の水タンク3に送ら
れる脱酸素残余気体と水との混合物は、気液分離され、
水だけがこのタンクに残り、脱酸素残余気体は脱酸素残
余気体導出口18から導出される。さらに第一の水タン
ク2と第二の水タンク3とは連通管16を介して連通し
ているため、第一の水タンク2の水が減っても第二の水
タンク3の水が移動する。このため第一の水タンク2の
水のレベルは第二の水タンク3のそれと絶えず同じにな
る。
発明の効果
上記本発明実施例において、セル本体部の作用面積を1
00−とし、酸素を含む混合気体として空気を用い、2
00■A/aAの電流密度で1000時間作動させた際
、第一の水タンクと第二の水タンクの水の減量は、10
0 ccに過ぎなかった。またセル本体の電圧は、終始
1.4Vを保ち、安定していた。
00−とし、酸素を含む混合気体として空気を用い、2
00■A/aAの電流密度で1000時間作動させた際
、第一の水タンクと第二の水タンクの水の減量は、10
0 ccに過ぎなかった。またセル本体の電圧は、終始
1.4Vを保ち、安定していた。
これに対して、上記本発明実施例から第二の水タンクを
取り去ったような構造の従来の電気化学的酸素分離装置
の場合には、上述した条件と同一の条件で作動させた際
、水タンクの中の水の減量は960 ccであり、セル
本体の電圧は最終的には1.7Vにまで上界し、陰極で
酸素の電解還元反応の代りに水素の発生反応が起った。
取り去ったような構造の従来の電気化学的酸素分離装置
の場合には、上述した条件と同一の条件で作動させた際
、水タンクの中の水の減量は960 ccであり、セル
本体の電圧は最終的には1.7Vにまで上界し、陰極で
酸素の電解還元反応の代りに水素の発生反応が起った。
このように従来のものにおいて水の減量が多いのは、脱
I!!素残余気体が水を随伴して持ち去ったからであり
、セル電圧が上界して水素が発生したのは、陰極が水に
覆われて、空気の拡散が妨害されたからである。
I!!素残余気体が水を随伴して持ち去ったからであり
、セル電圧が上界して水素が発生したのは、陰極が水に
覆われて、空気の拡散が妨害されたからである。
以上述べたように本発明は、カチオン交換膜を固体電解
質とする電気化学的酸素分離装置において、水の減量を
少なく抑え、しかも水による陰極反応の阻害を回避する
土で著しい効果を示し、その工業的価値は極めて大であ
る。
質とする電気化学的酸素分離装置において、水の減量を
少なく抑え、しかも水による陰極反応の阻害を回避する
土で著しい効果を示し、その工業的価値は極めて大であ
る。
図は本発明の一実施例にかかるカチオン交換膜を固体電
解質とする電気化学的酸素分離装置の断面構造略図であ
る。
解質とする電気化学的酸素分離装置の断面構造略図であ
る。
Claims (1)
- 固体電解質としてのカチオン交換膜の片面に陽極を、他
面に陰極をそれぞれ一体に接合し、陽極側に陽極室を、
陰極側に陰極室をそれぞれ設けると共に、酸素と水とを
分離する機能を有する第一の水タンクと脱酸素された残
余気体と水とを分離する機能を有する第二の水タンクと
を設け、前記第一の水タンクから水を陽極室に供給し、
陰極室に酸素を含む混合気体を供給すると共に、陽極と
陰極との間に直流電流を流すことによって陽極から発生
する酸素を陽極室の水と共に第一の水タンクに戻し、該
水タンクで水と分離された酸素を該水タンクに設けられ
た酸素導出口から導出すると共に、陰極において脱酸素
された残余気体を陰極反応によって生成する水および電
気泳動によって陽極側から陰極側に移動する水と共に前
記第二の水タンクに送り、該水タンクで水と分離された
脱酸素された残余気体を該水タンクに設けられた脱酸素
された残余気体の導出口から導出すると共に、第一の水
タンクと第二の水タンクとをそれぞれ下方部で連通せし
めるように構成せしめてなることを特徴とするカチオン
交換膜を固体電解質とする電気化学的酸素分離装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60039991A JPS61199087A (ja) | 1985-02-27 | 1985-02-27 | カチオン交換膜を固体電解質とする電気化学的酸素分離装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60039991A JPS61199087A (ja) | 1985-02-27 | 1985-02-27 | カチオン交換膜を固体電解質とする電気化学的酸素分離装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61199087A true JPS61199087A (ja) | 1986-09-03 |
JPS6352119B2 JPS6352119B2 (ja) | 1988-10-18 |
Family
ID=12568398
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60039991A Granted JPS61199087A (ja) | 1985-02-27 | 1985-02-27 | カチオン交換膜を固体電解質とする電気化学的酸素分離装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61199087A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013067851A (ja) * | 2011-09-26 | 2013-04-18 | Toshiba Corp | 減酸素ユニット及び冷蔵庫 |
-
1985
- 1985-02-27 JP JP60039991A patent/JPS61199087A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6352119B2 (ja) | 1988-10-18 |
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