JPS6119793Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、液体に液体或は粉体を混合させる
ミキサーに関するものである。

従来のミキサーは、タンクと、上記タンクに組
み込んだ回転翼とによつて構成されているので、
タンクに液体を供給するラインと、撹拌された液
体を使用側に送る排出ラインとが別々になり、供
給及び排出ラインの切替え操作が必要になる。

また、回転翼の駆動に別の動力が必要になる欠
点もあつた。

この考案は、ラインの切替えが不要になり、ま
た回転翼を用いないで撹拌するようにして、上述
の欠点を解消することを目的としている。

この考案は、液体の供給通路の適所にタンクを
配置して、タンクの底と供給路とをエゼクターを
介し接続し、また、タンクの手前の分岐通路から
タンク内に旋回流が発生するように液体を供給
し、さらにタンクの供給口から混合用液体或は粉
体を投入するようにしたミキサーを提供する。

以下、この考案の実施例を添付図面に基づいて
説明する。

図において、１は液体の供給するパイプ、２は
パイプ１の適所に配置したタンク、３はタンク２
からパイプ１に液体が流入するよう上記タンク２
の底とパイプ１とを接続するエゼクターである。

また、タンク１の内面には、旋回流れを発生さ
せるノズル４が設けられている。

さらに、上記ノズル４には、タンク２の手前側
パイプ１から分岐した分岐パイプ５を接続して液
体が供給されるようになつている。

また、タンク２には、混合用液体或は粉体の投
入口６が設けられている。

さらに、タンク２の底壁上面には、旋回した液
体を上昇させる案内部材７が設けられている。

上記の案内部材７は、上面の登り傾斜面により
旋回流の液体を上昇させて、撹拌効率を向上させ
るようになつている。

図中８はパイプ１に設けたポンプ、９は圧力
計、１０は流量計である。

この考案に係るミキサーは、以上の構成であつ
て、次にその作用を説明すると、パイプ１内の液
体の一部は分岐パイプ５からノズル４をへてタン
ク２に流入する。

このとき、ノズル４によつてタンク２内の液体
に旋回流が発生するので、ホツパー１１からスク
リユーフイダー１２、投入口６をへてタンク２内
に投入された混合液体或は粉体は、上記の旋回流
により混合撹拌される。

上記タンク２内で撹拌された液体は、エゼクタ
ー３をへてパイプ１に流入し、使用側に送られ
る。

以上のように、この考案に係るミキサーによれ
ば、パイプによつて供給される液体の一部を分岐
パイプからタンクに導くと共に、ノズルによつて
タンク内で旋回流が発生するよう流入させるの
で、投入口からタンクに投入した混合液体或は粉
体は、上記の旋回流によつて混合撹拌することが
できる。

このため、タンク内に撹拌翼を設けて、モータ
ーで駆動する必要がない。

また、タンク内の混合撹拌液は、エゼクターを
へてパイプに流入するようにしてあるので、別の
配管によりタンクから排出する必要がない。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案に係る装置の正面図、第２図
は同タンクの縦断拡大正面図、第３図は同上の横
断平面図である。 １……パイプ、２……タンク、３……エゼクタ
ー、４……ノズル、５……分岐パイプ、６……投
入口。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 液体の供給パイプと、パイプの適所に配置した
   タンクと、タンクからパイプに流入するよう上記
   タンクの底とパイプとを接続するエゼクターと、
   タンク内で旋回流を発生させるよう上記タンクの
   内面に設けたノズルと、タンクの手前のパイプと
   ノズルとを接続する分岐パイプと、タンクに混合
   用液体或は粉体を供給するよう設けた投入口とか
   ら成るミキサー。