JPS61194801A

JPS61194801A - 異方性樹脂マグネツト

Info

Publication number: JPS61194801A
Application number: JP3446085A
Authority: JP
Inventors: Yoichi Yoshida; 洋一吉田; Norio Kono; 幸野　憲雄
Original assignee: Tohoku Metal Industries Ltd
Current assignee: Tokin Corp
Priority date: 1985-02-25
Filing date: 1985-02-25
Publication date: 1986-08-29

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は異方性樹脂マグネットに関するものである。

以下余白（従来の技術）フェライト磁石粉末あるいは希土類磁石粉末とプラスチ
ック樹脂との混合粉末（磁性樹脂粉末）を磁場成形して
得られる所謂異方性樹脂マグネットは、（１）軽量であ
る。（２）寸法精度が良い。（３）大量生産が容易であ
る。（４）製品形状の制約が少ない。

（５）機械的強度が優れている。などの特質があシ。

小型モータ、発音体及び健康器具など忙用いられる磁石
として実用化されている。

ところで、フロッピーディスク（以下ＦＤＤと呼ぶ）等
のスピンドルモータにも上述した異方性樹脂マグネット
がその特性の点から用いられている。

こζでＦＤＤのスピンドルモータの磁気回路の構造につ
いて、第３図を参照して説明する。

カップ状の軟磁性ヨーク１０の中心部には下、方に延び
る回転シリンダー１１が取り付けられている。軟磁性ヨ
ーク１０の内周に沿ってリング状の位相検出用異方性樹
脂マグネ、ト（以下単に位相用マグネットと呼ぶ。）１
２が配設され、その内側にはリング状の駆動用異方性樹
脂マグネット（以下単に駆動用マグネットと呼ぶ。）１
３が配設されている。そして、この駆動用異方性樹脂マ
グネット１３と対向してリング状のステータコイル１４
が配置される。

位相用マグネット１２は径方向に磁気配向されておシ、
全周にわたって合計１８０〜２４０極着磁されている。

一方、駆動用マグネット１３は径方向と直交する関係に
ある厚さ方向（軸方向）に磁気配向されており、全周に
わたって合計１６〜２４極着磁されている。

上述のスピンドルモータはステータコイル１４と駆動用
マグネット１３とによって軟磁性ヨーク１０が回転する
ことになる。一方位相用マグネット１１によりて軟磁性
ヨーク１０の回転位相が検出される。

（発明が解決しようとする問題点）このようにＦＤＤ用のスピンドルモータには磁場配向の
異なる２種類の異方性樹脂マグネットが用いられている
ため、スピンドルモータの小型化に支障をきたし、また
部品点数の削減及び組立作業の効率化が妨げられるとい
う問題点がある。

本発明の目的は磁場配向の異なる２種類の異方性樹脂マ
グネットを用いるスピンドルモータ等の装置において、
小型化１部品点数の削減及び組立作業の効率化を達成す
ることのできる異方性樹脂マグネットを提供することで
ある。

（問題点を解決するだめの手段）ネットにおいて、予め定められた方向に磁気配向が施さ
れた第１のマグネット部と、この予め定められた方向と
直交する磁気配向が施された第２のマグネット部とを有
し、第１及び第２のマグネット部が連続的に一体成形さ
れていることを特徴とする異方性樹脂マグネ、トが得ら
れる。

（実施例）以下本発明について実施例によって説明する。

まず第１図を参照して１図示のリング状の異方されてお
り、−万、上側子分が≠ガロ１ｃｆｆｉ気配同されてい
る。即ち径方向に磁気配向された第１のマグネット部と
軸方向に磁気配向された第２のマグネ、ト部が連続的に
一体成形されている。

ここで、上述の異方性樹脂マグネ、トを成形するための
磁場成形装置について説明する。

第２図を参照して、軟磁性体の外筒部１の内部には同心
状に軟磁性の内筒部２が配設されている。

外筒部内には非磁性体の押え・やンチ３が挿入され。

図示のようにその一端は内筒部２内に挿入されている。

そして、押えパンチ３．内筒部２の外周面及び外筒部１
の内周面によって充填部（キャピテイ）４が形成されて
いる。外筒部１の右端には。

外筒部１及び押え・ぐンチ３に当接して軟磁性体の円板
形状の受は板５が配設され、さらにこの受は板５には軟
磁性体の受は板６が配設されて、可動金型部が構成され
る。そして、この可動金型部は紙面右方向に往復運動す
ることができる。

パ　一方、樹脂注入部７Ｃが形成された軟磁性体の筒状
体７が可動金型部の左端に当接して配設されている。こ
の筒状体７は円筒部７ａとこの円筒部７ａの右端近傍に
おいて外方に突出するパイ・卆ス部７ｂとによって構成
されている。図示のように円筒部７ａは内筒部２に当接
しておシ、内筒部２の左端には樹脂注入部７Ｃと充填部
４とを連結する連結孔２ａが設けられている。また、・
クイ・ぐス部７ｂは充填部４に当接している。円筒部７
ａの外径は内筒部２の外径と同一かあるいは小さく設計
される。また・ぐ４１９１部７ｂの外側端は最大でも充
填部４の径方向外端と一致するように設計される。

充填部４の左端部、バイ／ＩＰス部７ｂの内側面及び円
筒部７ａの外周面によって規定される空間には非磁性体
部材８Ｃが充填されている。バイパス部７ｂの外側面に
当接し、さらに、外筒部１に当接して、非磁性体部材８
ｂが配設されている。またこの非磁性体部材８ｂに当接
するとともに円筒部７ａを覆うように非磁性体部材８ａ
が配設されている。

筒状体７の左端部には樹脂注入部７Ｃと連結する連結孔
が設けられた軟磁性体の圧力板９ａ及び９ｂが配置され
て、固定金型部が構成される。なお、可動金型部と固定
金型部とで構成される金型の外側には図示はしないが電
磁石が配置されていフェライト磁石粉末粒子あるいは希
土類（サマリウム−コバルト系、　Ｎｄ　−Ｆｅ　−Ｂ
系等）磁石粉末粒子と、ナイロイン、工Ｉキシ樹脂等の
樹脂とを混練した磁性樹脂粉末を樹脂注入部７ｃを通し
て充填部４に注入して、所定の成形条件にて成形び筒状
体７を経て２円筒部７ａを通る磁束（Ｂム）と２４７９
１部７ｂを通る磁束（Ｂｓ）とに分岐される。円筒部７
ａとバイパス部７ｂとは右端近傍において、非磁性体部
材８ｃによって磁気的に分離されているから磁束Ｂ、は
内筒部２を通って、充填部４で径方向（ラジアル方（４
）の磁束となる。一方。

磁束ＢＢは充填部４即ち成形マグネットと当接しておシ
、この成形マグネットを介して外筒部１に流れる。従っ
て充填部４で軸方向（アキシャル方向）の磁束となる。

磁束Ｂ、及びＢＢは外筒部１で合流して、受は板５及び
６を経て電磁石に戻る。

上述のようにして磁場成形された異方性樹脂マグネット
は第１図に示すように、ラジアル異方性及びアキシャル
異方性両方を備えている。即ち。

向された第２のマグネ、ト部とが連続的に一体成形され
た異方性樹脂マグネットを提供できる。なお、上述の異
方性樹脂マグネットは磁気配向と同一方向に多極着磁が
施されてスピンドルモータ等に用いられるマグネットと
なる。

上述の異方性マグネットを１例えば第３図に示すスピン
ドルモータに用いた場合、マグネットを１つとすること
ができ、小型化１部品点数の削減及び組立作業の効率化
をはかることができる。

（発明の効果）以上説明したように本発明による異方性樹脂マグネット
を用いれば、磁場配向の異なる２種類の異方性樹脂マグ
ネ、トを用いるスピンドルモータ等の装置において、小
型化９部品点数の削減及び組立作業の効率化を達成する
ことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による異方性樹脂マグネットを切断して
示す斜視図、第２図は本発明による異方性樹脂マグネッ
トの製造に用いられる磁場成形装置を示す断面図、第３
図はフロ、−一ディスク装置のスピンドルモータの要部
を示す断面図である。１・・・外筒部、２・・・円筒部、３・・・押えノ９ン
チ、４・・・充填部、５．６・・・受は板、７・・・筒
状体、１０・・・軟磁性ヨーク、１１・・・回転シリン
ダー、１２・・・位相用マグネット、１３・・・駆動用
マグネ、）−１４・・・ステータコイル。第１図

Claims

【特許請求の範囲】

１、磁性粉末と樹脂とを混合した磁性樹脂を磁場成形し
て得られる異方性樹脂マグネットにおいて、予め定めら
れた方向に磁気配向が施された第１のマグネット部と、
該予め定められた方向と直交する方向に磁気配向が施さ
れた第２のマグネット部とを有し、前記第１及び第２の
マグネット部が連続的に一体成形されていること特徴と
する異方性樹脂マグネット。