JPS6119087B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6119087B2 JPS6119087B2 JP12378379A JP12378379A JPS6119087B2 JP S6119087 B2 JPS6119087 B2 JP S6119087B2 JP 12378379 A JP12378379 A JP 12378379A JP 12378379 A JP12378379 A JP 12378379A JP S6119087 B2 JPS6119087 B2 JP S6119087B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil
- superconducting
- coil conductors
- superconducting magnet
- conductors
- Prior art date
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- Expired
Links
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F6/00—Superconducting magnets; Superconducting coils
- H01F6/06—Coils, e.g. winding, insulating, terminating or casing arrangements therefor
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Containers, Films, And Cooling For Superconductive Devices (AREA)
- Superconductors And Manufacturing Methods Therefor (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は超電導磁石に係り、特に極低温容器内
に収容される複数個の超電導コイルの隣接コイル
間の結合構造を改良した超電導磁石に関する。
に収容される複数個の超電導コイルの隣接コイル
間の結合構造を改良した超電導磁石に関する。
近年、超電導現象を利用した装置は、磁気浮
上、エネルギ貯蔵、回転電機、該融合装置等の広
い範囲にわたつて採用されつつある。
上、エネルギ貯蔵、回転電機、該融合装置等の広
い範囲にわたつて採用されつつある。
特に、該融合装置は大型化が著しく、これに使
用されるコイルは強大な磁場を発生した高温のプ
ラズマを閉じ込めなければならない。従来の常電
導コイルでは、発生しうる磁場の点で限界があ
り、さらに強大な磁場を作り出す該融合装置にあ
つては大型の超電導コイルが必要不可欠となつて
くる。
用されるコイルは強大な磁場を発生した高温のプ
ラズマを閉じ込めなければならない。従来の常電
導コイルでは、発生しうる磁場の点で限界があ
り、さらに強大な磁場を作り出す該融合装置にあ
つては大型の超電導コイルが必要不可欠となつて
くる。
一般に、超電導コイルは、極低温になると超電
導状態を示す合金で作られ、液体ヘリウム、また
は超臨界ヘリウム等の極低温冷媒で冷却されて超
電導状態に保たれる。このため、超電導コイルは
極低温冷媒に浸漬されてコイル部を極低温容器に
格納されると共に、この極低温容器は、真空断熱
されて外界からの熱侵入を防止している。このよ
うな超電導コイルから成る超電導磁石の一例を第
１図乃至第３図に示す。該図の如く、超電導磁石
は、複数個のパンケーキ状に巻回された超電導コ
イル２と、これらを収納する極低温容器１、およ
び隣接する超電導コイル２間に位置するスペーサ
３、ならびに超電導コイル２と極低温容器１間に
位置する固体部材４から概略構成される。
導状態を示す合金で作られ、液体ヘリウム、また
は超臨界ヘリウム等の極低温冷媒で冷却されて超
電導状態に保たれる。このため、超電導コイルは
極低温冷媒に浸漬されてコイル部を極低温容器に
格納されると共に、この極低温容器は、真空断熱
されて外界からの熱侵入を防止している。このよ
うな超電導コイルから成る超電導磁石の一例を第
１図乃至第３図に示す。該図の如く、超電導磁石
は、複数個のパンケーキ状に巻回された超電導コ
イル２と、これらを収納する極低温容器１、およ
び隣接する超電導コイル２間に位置するスペーサ
３、ならびに超電導コイル２と極低温容器１間に
位置する固体部材４から概略構成される。
いま、超電導コイル２に電流を流すと第３図矢
印に示すように、自己磁場により電磁力Frが各
コイル導体に生じる。この電磁力Frは、超電導
コイル２の大形化、大電流化に伴ない強大なもの
となる。これにより超電導コイル２の内外径の変
形も増大する。通常、超電導コイル２は、冷却の
必要性から冷却表面積を稼ぐために、コイル導体
の巻回層を幾層も重ねた構造となり、かつ、各隣
接超電導コイル２はコイル導体の巻回端部で電気
的に接続されるため、接続部分が多くなる。
印に示すように、自己磁場により電磁力Frが各
コイル導体に生じる。この電磁力Frは、超電導
コイル２の大形化、大電流化に伴ない強大なもの
となる。これにより超電導コイル２の内外径の変
形も増大する。通常、超電導コイル２は、冷却の
必要性から冷却表面積を稼ぐために、コイル導体
の巻回層を幾層も重ねた構造となり、かつ、各隣
接超電導コイル２はコイル導体の巻回端部で電気
的に接続されるため、接続部分が多くなる。
特に、上述した電磁力Frにより、第４図に示
すように、通常コイル周方向にフープ力Fmが作
用するため、このフープ力Fmにより、各コイル
の相対変位で接続部分に引張力が作用する。従つ
て、コイル導体を接続するにあたつては、この引
張力に対する強度と冷媒通路を十分にとつた接続
が必要となる。
すように、通常コイル周方向にフープ力Fmが作
用するため、このフープ力Fmにより、各コイル
の相対変位で接続部分に引張力が作用する。従つ
て、コイル導体を接続するにあたつては、この引
張力に対する強度と冷媒通路を十分にとつた接続
が必要となる。
本発明は上述の点に鑑み成されたもので、その
目的とするところは、隣接する超電導コイル同志
を電気的に接続するコイル導体の巻回端部の接続
強度を高めると共に、冷媒通路を十分に確保し得
る超電導磁石を提供するにある。
目的とするところは、隣接する超電導コイル同志
を電気的に接続するコイル導体の巻回端部の接続
強度を高めると共に、冷媒通路を十分に確保し得
る超電導磁石を提供するにある。
本発明は超電導コイルを形成するコイル導体の
接続端部を、それぞれバインド線で結けると共
に、接続される両コイル導体に跨がつてキー溝を
設け、該キー溝にキーを打込むことにより、所期
の目的を達成するように成したものである。
接続端部を、それぞれバインド線で結けると共
に、接続される両コイル導体に跨がつてキー溝を
設け、該キー溝にキーを打込むことにより、所期
の目的を達成するように成したものである。
以下、図面の実施例に基づいて本発明を説明す
る。符号は従来と同一のものは同符号を使用す
る。
る。符号は従来と同一のものは同符号を使用す
る。
第５図、及び第６図に本発明の一実施例を示
す。該図の如く、本実施例では隣接するパンケー
キ状の超電導コイルを電気的に接続するコイル導
体の巻回端部である各接続導体５，６は、ほかの
コイル導体との間に絶縁材９を介在して浮かせて
対向接着され、この部分をバインド線８で結びつ
け、さらに、第５図に示すように接続導体５，６
の双方にまたがつてキー溝１０を設け、ここにキ
ー７を嵌合させる。そして、各接続導体５，６同
志、および接続導体５，６とバインド線８、キー
７をそれぞれ半田で接着する。このような本実施
例の構成とすることにより、隣接する超電導コイ
ルのフープ力Fm（第４図に示す）により接続部
に加わる引張力をキー７のせん断力で受け、接続
部のバインド線８や半田部に損傷を与えるような
変位の発生を防止することができる。また、バイ
ンド線８で縛り付けることにより、各接続導体
５，６の表面積が増大し冷却効果を増加させる。
更に、バインド線８とキー７との嵌合のみの簡単
な構成であるため組立も容易である。
す。該図の如く、本実施例では隣接するパンケー
キ状の超電導コイルを電気的に接続するコイル導
体の巻回端部である各接続導体５，６は、ほかの
コイル導体との間に絶縁材９を介在して浮かせて
対向接着され、この部分をバインド線８で結びつ
け、さらに、第５図に示すように接続導体５，６
の双方にまたがつてキー溝１０を設け、ここにキ
ー７を嵌合させる。そして、各接続導体５，６同
志、および接続導体５，６とバインド線８、キー
７をそれぞれ半田で接着する。このような本実施
例の構成とすることにより、隣接する超電導コイ
ルのフープ力Fm（第４図に示す）により接続部
に加わる引張力をキー７のせん断力で受け、接続
部のバインド線８や半田部に損傷を与えるような
変位の発生を防止することができる。また、バイ
ンド線８で縛り付けることにより、各接続導体
５，６の表面積が増大し冷却効果を増加させる。
更に、バインド線８とキー７との嵌合のみの簡単
な構成であるため組立も容易である。
以上説明した本発明の超電導磁石によれば、隣
接する超電導コイルのコイル導体の接続部に強大
な電磁力が作用したときの機械的強度を向上させ
るとともに、冷媒通路を十分に確保するため冷却
効果が増大し、此種超電導磁石に採用する場合に
は非常に有効である。
接する超電導コイルのコイル導体の接続部に強大
な電磁力が作用したときの機械的強度を向上させ
るとともに、冷媒通路を十分に確保するため冷却
効果が増大し、此種超電導磁石に採用する場合に
は非常に有効である。
第１図は超電導磁石の外観を示す側面図、第２
図は第１図Ａ−Ａ線断面図、第３図は第１図を一
部断面して示す側面図、第４図は第３図のＰ部の
接続部を示す拡大平面図、第５図は本発明による
接続部の一実施例を示す平面図、第６図は第５図
の右側面図である。 １……極低温容器、２……超電導コイル、３…
…スペーサ、４……固体部材、５，６……接続導
体、７……キー、８……バインド線、９……絶縁
材、１０……キー溝。
図は第１図Ａ−Ａ線断面図、第３図は第１図を一
部断面して示す側面図、第４図は第３図のＰ部の
接続部を示す拡大平面図、第５図は本発明による
接続部の一実施例を示す平面図、第６図は第５図
の右側面図である。 １……極低温容器、２……超電導コイル、３…
…スペーサ、４……固体部材、５，６……接続導
体、７……キー、８……バインド線、９……絶縁
材、１０……キー溝。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ コイル導体が所定数巻回されて形成される超
電導コイルが、内部に極低温冷媒が収容されてい
る極低温容器内にスペーサを介して複数個収納さ
れ、かつ、隣接する各超電導コイルは、各々のコ
イル導体の巻回端部が電気的に接続されて成る超
電導磁石において、前記コイル導体の接続端部
は、それぞれバインド線で結付けられると共に、
接続される両コイル導体に跨がつてキー溝を設
け、該キー溝を打込んだことを特徴とする超電導
磁石。 ２ 前記コイル導体の各々の接続端部は、他のコ
イル導体との間に絶縁材を介して浮かせた状態で
対向配置され、この両コイル導体を接着すると共
に、前記バインド線で結付けされていることを特
徴とする特許請求の範囲第１項記載の超電導磁
石。 ３ 前記コイル導体の絶縁端部同志、及び接続さ
れるコイル導体端部と前記バインド線、キーとは
それぞれ半田で接着されていることを特徴とする
特許請求の範囲第１項、又は第２項記載の超電導
磁石。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12378379A JPS5648109A (en) | 1979-09-28 | 1979-09-28 | Superconductive magnet |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12378379A JPS5648109A (en) | 1979-09-28 | 1979-09-28 | Superconductive magnet |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5648109A JPS5648109A (en) | 1981-05-01 |
| JPS6119087B2 true JPS6119087B2 (ja) | 1986-05-15 |
Family
ID=14869175
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12378379A Granted JPS5648109A (en) | 1979-09-28 | 1979-09-28 | Superconductive magnet |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5648109A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0376855A (ja) * | 1989-08-15 | 1991-04-02 | Ichikawa Woolen Textile Co Ltd | 研磨用チューブラフェルト |
| JPH1041125A (ja) * | 1996-05-13 | 1998-02-13 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 超電導コイル |
-
1979
- 1979-09-28 JP JP12378379A patent/JPS5648109A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5648109A (en) | 1981-05-01 |
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