JPS61190830A - チタンオキシカーバイドエミッターの製造方法 - Google Patents
チタンオキシカーバイドエミッターの製造方法Info
- Publication number
- JPS61190830A JPS61190830A JP59275220A JP27522084A JPS61190830A JP S61190830 A JPS61190830 A JP S61190830A JP 59275220 A JP59275220 A JP 59275220A JP 27522084 A JP27522084 A JP 27522084A JP S61190830 A JPS61190830 A JP S61190830A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- emitter
- oxycarbide
- vacuum
- field
- temperature
- Prior art date
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- Granted
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明はチタンオキシカーバイドフィールドエミッター
の製造方法に関する。
の製造方法に関する。
フィールドエミッターからの放射電流は、輝度が大きく
、放射電子のエネルギー幅が小さく、しかも点光源に近
いなどの優れた性質を持っているので、これは高分解能
電子顕微鏡、m子線ホログラフィ−電顕、ナノメートル
リソグラフィー等の分野において不可欠のものである。
、放射電子のエネルギー幅が小さく、しかも点光源に近
いなどの優れた性質を持っているので、これは高分解能
電子顕微鏡、m子線ホログラフィ−電顕、ナノメートル
リソグラフィー等の分野において不可欠のものである。
従来技術
従来、フィールドエミッターとしては、Wカ【実用化さ
れてきたが、このフィールドエミッターは電流の安定性
に問題があり、広い応用を疎外している。
れてきたが、このフィールドエミッターは電流の安定性
に問題があり、広い応用を疎外している。
また炭化チタン単結晶からなるフイールドエミ本発墾者
らはこの聞照点を解決すべく研究の結果、さきにこのフ
ィールドエミッターの軸方位を< 110 >方位に選
ぶことによ)、放射電子ビームの方向をエミッター軸方
位にすることを開発し得た(特願昭58−199605
号参照]。
らはこの聞照点を解決すべく研究の結果、さきにこのフ
ィールドエミッターの軸方位を< 110 >方位に選
ぶことによ)、放射電子ビームの方向をエミッター軸方
位にすることを開発し得た(特願昭58−199605
号参照]。
発明の目的
本発明の目的は高輝度でさらに優れた電子放射特性を示
すチタンオキシカーバイドフィールドエミッターの製造
方法を提供するにある。
すチタンオキシカーバイドフィールドエミッターの製造
方法を提供するにある。
発明の構成
本発明者らはチタンオキシカーバイドフィールドエミッ
ターについて研究を続けた結果、炭化チタン単結晶エミ
ッターを酸素ガス中で900〜1400°Cで熱処理し
て、その表面をオキシカーバイド化した後、超高真空下
で10 V / cm以上の強電界を印加すると、エ
ミッションパターンが変化し、安定な特性を示すフィー
ルドエミッターが得られるととを究明し得た。この知見
に基いて本発明を完成した。
ターについて研究を続けた結果、炭化チタン単結晶エミ
ッターを酸素ガス中で900〜1400°Cで熱処理し
て、その表面をオキシカーバイド化した後、超高真空下
で10 V / cm以上の強電界を印加すると、エ
ミッションパターンが変化し、安定な特性を示すフィー
ルドエミッターが得られるととを究明し得た。この知見
に基いて本発明を完成した。
本発明の要旨は、炭化チタン単結晶エミッターを酸素ガ
ス中で900〜1400°Cで熱処理して、該エミッタ
ーの表面をオキシカーバイド化した後、超高真空下でI
OV/Cm以上の強電界を印加することを特徴とするチ
タンオキシカーバイドフィールドエミッターの製造方法
にある。
ス中で900〜1400°Cで熱処理して、該エミッタ
ーの表面をオキシカーバイド化した後、超高真空下でI
OV/Cm以上の強電界を印加することを特徴とするチ
タンオキシカーバイドフィールドエミッターの製造方法
にある。
本発明において使用する炭化チタン単結晶エミッターは
、TiC単結晶ロンドから切シ出した、例えば、0.2
X O,2X 3 waの直方体の先端を電解研磨法
によシ約0.1μmの先端径とし、とのエミッターを超
高真空下で1500°Cでフラッシュ加熱する。これに
よシ清浄表面とすると共にチップ先端を< 100 >
、 < 111 >面で覆われた形状のものセする。
、TiC単結晶ロンドから切シ出した、例えば、0.2
X O,2X 3 waの直方体の先端を電解研磨法
によシ約0.1μmの先端径とし、とのエミッターを超
高真空下で1500°Cでフラッシュ加熱する。これに
よシ清浄表面とすると共にチップ先端を< 100 >
、 < 111 >面で覆われた形状のものセする。
例えば、Tie < 110 >エミッターの場合は第
1図に示すような形状のものとなる。とのTiC(11
0>エミッターからのエミッションパターン次部分から
のエミッションに対応する。このTi(3のエミッショ
ンパターンは電界強度の大きい個所からの電子のエミッ
ションで説明できる。
1図に示すような形状のものとなる。とのTiC(11
0>エミッターからのエミッションパターン次部分から
のエミッションに対応する。このTi(3のエミッショ
ンパターンは電界強度の大きい個所からの電子のエミッ
ションで説明できる。
このよう表清浄表面を持ったTieチップを、酸素ガス
中で例えば10−’ TOrrの下で900〜1400
℃で加熱する。これKよシ、表面にオキシカーバイドが
できる。加熱時間は5L(ラングミュア−)、(L =
10 Torr x 1 sec )以上になるよ
うに選ぶ。加熱温度が900°C未満および1400°
C以上では、エミッションパターンは清浄表面からのエ
ミッションパターンと本質的に同じであシ、又電子放射
特性も改善されない。したがって加熱温度は900〜1
400°Cであることが好ましい。チップ表面をオキシ
カーバイド化した後、超高真空下で全電流を10μA〜
20μAにより、30分以上電子ビームを放射しく強電
界を印加〕つづけると、エミッションパターンが第2図
から第3図に変化する。なお、斜線部分が電子ビームの
あたった個所で、点線部分は清浄表面からのエミッショ
ンバター7を示す。
中で例えば10−’ TOrrの下で900〜1400
℃で加熱する。これKよシ、表面にオキシカーバイドが
できる。加熱時間は5L(ラングミュア−)、(L =
10 Torr x 1 sec )以上になるよ
うに選ぶ。加熱温度が900°C未満および1400°
C以上では、エミッションパターンは清浄表面からのエ
ミッションパターンと本質的に同じであシ、又電子放射
特性も改善されない。したがって加熱温度は900〜1
400°Cであることが好ましい。チップ表面をオキシ
カーバイド化した後、超高真空下で全電流を10μA〜
20μAにより、30分以上電子ビームを放射しく強電
界を印加〕つづけると、エミッションパターンが第2図
から第3図に変化する。なお、斜線部分が電子ビームの
あたった個所で、点線部分は清浄表面からのエミッショ
ンバター7を示す。
このようにして得られたフィールドエミッターは、電流
雑音が±0.2%以下、ドリフトは±0.2%/hr以
下の優れた特性を示す。その電子放射特性は第4図に示
す通シであ夛、一定の電流値を示し極めて安定である。
雑音が±0.2%以下、ドリフトは±0.2%/hr以
下の優れた特性を示す。その電子放射特性は第4図に示
す通シであ夛、一定の電流値を示し極めて安定である。
この実験条件は真空度5、OX 10 Torr 、
印加電圧1400 Vで行ったものである。
印加電圧1400 Vで行ったものである。
なお、このような特性は炭化チタン単結晶の方位に関係
なく得られる。
なく得られる。
実施例
先端径0.1μmのTiC1o、、6< 110 >フ
ィールドエミッターを10〜10 Torrの超高
真空下にセットシ、1500℃にフラッシュ加熱した。
ィールドエミッターを10〜10 Torrの超高
真空下にセットシ、1500℃にフラッシュ加熱した。
この系に酸素ガスを導入し、1xlOTorrの真空、
「)にした後、1100℃で10秒間加熱してチップ表
面を酸化した。この後、5 x 10−” Torrの
真空下で全電流10μAを;30分間以上放射しく10
7■/Cl11以上の強電界の印加)てエミッションパ
ターンを変化させた。
「)にした後、1100℃で10秒間加熱してチップ表
面を酸化した。この後、5 x 10−” Torrの
真空下で全電流10μAを;30分間以上放射しく10
7■/Cl11以上の強電界の印加)てエミッションパ
ターンを変化させた。
上記製法によって得たフィールドエミッターの電流雑音
は±0.2%以下、ドリフトは±0.2%/hr以下で
、その電流特性は第4図に示す通シであった。
は±0.2%以下、ドリフトは±0.2%/hr以下で
、その電流特性は第4図に示す通シであった。
第1図はTiO< 110 >エミッターの1500°
Cフラッシュ加熱後の先端形状、第2図は第1図のエミ
ッターからのエミッションパターン、第3図は第1図の
エミッターチップの表面を酸化処理した後のエミッショ
ンパターン、第4図は本発明の方法で製造したエミッタ
ーの全電流と時間との関係図であシ、この時の実験条件
は真空度5.OX 10−”’rorr 、印加電圧1
400 Vである。 l?til(6) 手続補正書 昭和61年3月17日 特許庁長官殿 Ix龜・− 1事件の表示 昭和59年特許願第275220号 3 補正をする者 事件との関係 特許出願人 自発補正
Cフラッシュ加熱後の先端形状、第2図は第1図のエミ
ッターからのエミッションパターン、第3図は第1図の
エミッターチップの表面を酸化処理した後のエミッショ
ンパターン、第4図は本発明の方法で製造したエミッタ
ーの全電流と時間との関係図であシ、この時の実験条件
は真空度5.OX 10−”’rorr 、印加電圧1
400 Vである。 l?til(6) 手続補正書 昭和61年3月17日 特許庁長官殿 Ix龜・− 1事件の表示 昭和59年特許願第275220号 3 補正をする者 事件との関係 特許出願人 自発補正
Claims (1)
- 炭化チタン単結晶エミッターを酸素ガス中で900〜1
400℃で熱処理して、該エミッターの表面をオキシカ
ーバイド化した後、超高真空下で10^7V/cm以上
の強電界を印加することを特徴とするチタンオキシカー
バイドフィールドエミッターの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59275220A JPS61190830A (ja) | 1984-12-27 | 1984-12-27 | チタンオキシカーバイドエミッターの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59275220A JPS61190830A (ja) | 1984-12-27 | 1984-12-27 | チタンオキシカーバイドエミッターの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61190830A true JPS61190830A (ja) | 1986-08-25 |
JPH0421295B2 JPH0421295B2 (ja) | 1992-04-09 |
Family
ID=17552373
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59275220A Granted JPS61190830A (ja) | 1984-12-27 | 1984-12-27 | チタンオキシカーバイドエミッターの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61190830A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011065899A (ja) * | 2009-09-18 | 2011-03-31 | Nuflare Technology Inc | 電子銃用のエミッタ製造方法 |
US20110101238A1 (en) * | 2007-01-24 | 2011-05-05 | Fei Company | Cold Field Emitter |
-
1984
- 1984-12-27 JP JP59275220A patent/JPS61190830A/ja active Granted
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20110101238A1 (en) * | 2007-01-24 | 2011-05-05 | Fei Company | Cold Field Emitter |
US8217565B2 (en) * | 2007-01-24 | 2012-07-10 | Fei Company | Cold field emitter |
JP2011065899A (ja) * | 2009-09-18 | 2011-03-31 | Nuflare Technology Inc | 電子銃用のエミッタ製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0421295B2 (ja) | 1992-04-09 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |