JPS61188130A - 合成樹脂焼結体 - Google Patents

合成樹脂焼結体

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Publication number
JPS61188130A
JPS61188130A JP2824985A JP2824985A JPS61188130A JP S61188130 A JPS61188130 A JP S61188130A JP 2824985 A JP2824985 A JP 2824985A JP 2824985 A JP2824985 A JP 2824985A JP S61188130 A JPS61188130 A JP S61188130A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sintered body
density
temperature
synthetic resin
powder
Prior art date
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Pending
Application number
JP2824985A
Other languages
English (en)
Inventor
Takao Oshima
大島 孝郎
Toshiro Isogai
磯貝 俊郎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Janome Corp
Original Assignee
Janome Sewing Machine Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Janome Sewing Machine Co Ltd filed Critical Janome Sewing Machine Co Ltd
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Pending legal-status Critical Current

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  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は合成樹脂多孔質体に係り、特に合成樹脂粉末を
圧粉して形成した圧粉成形体を所定温度で焼結して形成
する連続気孔を有する多孔質体である合成樹脂焼結体に
関する。
〈従来技術) 最近、ナイロン、ポリエチレンその他の各種の合成樹脂
粉末を圧粉して圧粉成形体を先ず形成し、次いで該圧粉
成形体を所定温度で焼結して形成した連続気孔を有゛す
る合成樹脂焼結体が、フィルタ、インクロール、筆記具
、印・材等多方面で利用されている。
従来の合成樹脂焼結体は、合成樹脂単独又は補強材とし
て無機或は金属粉末を配合した原料樹脂粉末を型に充填
した後書・温にて一定圧力で押圧する冷間プレスにて圧
粉成形体を先ず形成し、次いで該圧粉成形体を非酸化性
雰囲気中でベースとなる合成樹脂の融点より僅かに低い
温度に加熱した状態・で焼結を行って形成されていた。
前記した如くして形成される従来の合成樹脂焼結体は、
勿論全体が均一な密度に形成され、その密度及び強度は
冷間ブレス時の圧力に比例して高くなる。
これは、低密度で強度の高い焼結体を得ることが出来な
いことを意味し、例えば、合成樹脂焼結体をインクロー
ルや印材として利用した場合に、強度を増すために高密
度焼結体とするとインクの保有量が少なくインク切れを
生じ易くなり、一方、インクの保有量を増す羨めに低密
度焼結体とすると強度が低下して耐久性が乏しくなり、
耐久性とインクの保持性とが共にすぐれた製品は得られ
ないという不都合を生ずる。
前記した如き欠点を解消する手段として高密度と低!5
度の2層によって焼結体を形成し、高密度層を印字面と
して利用し、低密度層をインク保持層として利用するこ
とが考えられる。
高密度と低密度の211焼結体の形成は、高密度と低密
度に圧粉された2層圧粉成形体を焼結することにより行
われており、2層圧粉成形体の形成は、プレス機に原料
樹脂粉末を充填し高圧プレスを行って先ず^密度圧粉体
層を形成し、次いで前記高密度圧粉体層上に更に原料樹
脂粉末を充填し低圧プレスを行って低密度圧粉体層を形
成することによって行われる。
(発明が解決しようとする問題点) しかし、前記した如くして形成された2m!焼結体は、
製造面では原料樹脂粉末の充填とプレス作業を2度行う
必要があるので生産性が低下し、また品質面では高密度
層と低密度層との密着性が悪く層間剥離を生じ易い欠点
を有していて実用性に乏しいものであった。
本発明は、前記した如き現状に鑑み、品質面では勿論の
こと生産性の面でもすぐれ、用途に応じた密度差を有す
る焼結体を提供することを目的に創案されたものである
(問題点を解決するための手段) すなわち、本発明は、型に充填された合成樹脂粉末を温
度勾配を設けた状態にて圧粉し圧粉成形体を先ず形成し
、続いて前記圧粉成形体を所定温度にて焼結するか、或
は又、先ず低密度状態に焼結体を形成し、続いて前記焼
結体を温度勾配を設けた状態にて加圧して密度勾配を有
した状態に形成したことを特徴とする合成樹脂焼結体で
ある。
(作用) 型に充填された合成樹脂粉末を温度勾配を設けた状態で
圧粉成形を行うと、高温部は高度に圧粉され高密度部と
なり、低温部は圧粉度が低く低密度部となり密度勾配を
有した状態の圧粉成形体が形成される。
したがって前記圧粉成形体を焼結すると密度勾配を有し
た状態の焼結体が形成される。
また低密度状態に形成された焼結体を温度勾配を設けた
状態で加圧すると、高温部が高密度となり低温部は低密
度状態が保たれた密度勾配を有した状態の焼結体が形成
される。
(、実施例) 実施例1゜ 66ナイロン90重量%、6ナイロン10重量%より成
り、粒度−50メツシユのナイロン樹脂粉末を原料樹脂
粉末として第1図に示す如き方法により先ず圧粉成形体
を形成した。
第1図に於て、1はダイ、2は下パンチ、3は上パンチ
であり、同図(a )に示す如く、先ず25±5℃程度
に温度管理されたダイ1及び下バンチ2によって形成さ
れたキャビティに前記原料樹脂粉末4を充填する。
次に同図(b)に示す如く、185±5℃程度に温度管
理された上バンチ3によって50 ka/ am2程度
の圧力で5秒程度押圧し予備的に圧扮し、続いて200
 ko/ cab’程度の圧力で100秒程度押圧し圧
粉成形体5を形成する。       。
前記した如くして形成された圧粉成形体5には、上バン
チ3によって与えられる熱によって生じた原料樹脂粉末
の温度勾配に応じた密度勾配が生じており、当然のこと
ながら上バンチ側の密度が高く下パンチ側の密度が低く
なっている。
密度勾配を有して形成された圧粉成形体5を窒素気流中
で255℃−120分程度の条件で常法にしたがって焼
結を行うと、上バンチ3に対する接触部の密度が0.9
0 /c+a’  (8孔率21%)、下バンチ2に対
する接触部の密度0.6o /am”(多孔率47%)
であり、その中間は連続した密度勾配を有した焼結体が
得られた。
第3図にX線透過法によって撮影した焼結体を示すが、
同図(a )が本実施例の焼結体であり、同図(b)は
従来法により形成された焼結体である。
同図に於て黒い部分が密度の高い部分であり、本実施例
の焼結体は密度勾配が明確に示されており、従来例は全
体が均一密度に形成されていることが示されている。
実施例2゜ 第2図(a )に示す如く、常温に保たれたダイ1と下
バンチ2によって形成されたキャピテイに実施例1と同
様の原料樹脂粉末4を充填し、次に同図(b)に示す如
く常温に保たれた上バンチ3により200 kg/ci
+’程度の低圧力で押圧し圧粉成形体6を形成する。
続いて前記圧粉成形体6を常法にしたがい255℃−1
20分程度の条件で焼結すると密度0゜6(1/C13
(多孔率47%)程度の均一な低密度焼結体が得られる
次は同図(C)に示す如く、前記低密度焼結体を25±
5℃程度に温度管M!されたダイ1と下バンチ2によっ
て形成されたキャピテイに装填した後、200±5℃程
度に温度管理された上バンチ3によって10秒間で60
0 k(1/ Cm’の圧力としこの状態を5秒間保持
する条件で加圧し、密度勾配を有した焼結体7を得た。
すなわち焼結体7は、低密度焼結体が上バンチ3に接し
加熱された高温側から下バンチ2に接した低温側に至る
温度勾配が形成された状態で加圧されて形成されたもの
であり、上バンチ3に接する密度0.9a /co+’
  (多孔率21%)の高密度側から、下パンチ2に接
する密度0.6g/c+e”(多孔率47%)の低密度
側に至る温度勾配に応じた密度勾配が形成された。
前記実施例に示した如く、本発明は、物質の圧力に対す
る塑性変化抵抗が温度に依存するという原理を応用した
ものである。
ずなわち、合成樹脂粉末の圧粉成形に於て、成形圧力が
一定の場合、合成樹脂粉末の温度が高ければ高密度の圧
粉成形体が得られ、逆に低ければ低密度の圧粉成形体が
得られるので、型に充填された合成樹脂粉末に温度勾配
を設けて圧粉成形を行うと、これに対応した密度勾配を
有した圧粉成形体が得られる。
したがって、前記圧粉成形体を焼結すれば密度勾配を有
した焼結体が得られる。
型に充填した合成樹脂粉末に温度勾配を設ける方法とし
ては、予め種々の温度に加熱した合成樹脂粉末を型に充
填する方法等も考えられるが、実施例に示した如く圧粉
成形用のパンチを予熱する方法が温度管理も充分行えて
好都合である。
すなわち、要求される密度勾配−に応じてパンチ自体の
温度管理を行うと共に、抑圧の圧力、時間等を管理する
ことによって任意の温度勾配を設けることが可能となる
また、低密度焼結体は加圧によって容易に塑性変形が生
じ、また当然のことながら温度によってその変形mが異
なるので、実施例2に示ず如く、低密度焼結体を加熱し
たパンチで押圧することによって、パンチの加熱温度、
押圧の圧力及び時間に応じた密度勾配を有した焼結体が
得られる。
(効果) 本発明によると、前記した如く適当な密度勾配を有し、
しかも生産性及び品質の両面でずぐれた合成樹脂焼結体
が容易に提供される。
この密度勾配を有した焼結体は、従来の均一密度に形成
された焼結体では得ることが不可能と考えられたすぐれ
た特性を有するインクロール、印材、フィルタ等を提供
することが可能となる。
例えば、インク含浸多孔質体の表面を印字ワイヤによっ
て叩打し印字を行うインクプラテン式プリンタに於て、
表面の高密度層を印字面として利用し、内部の低密度層
をインク保持層として利用したプラテンを形成すると、
耐久性とインク保持性の両面で共にすぐれ従来技術では
得ることの出来なかった高性能のプリンタを提供するこ
とが可能となった。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図、第3図aは本発明の実施例を示し、第
3図すは従来例を示す。 1・・・ダイ、2・・・下バンチ、3・・・上パンチ、
4・・・原料樹脂粉末 手続補正書(方式) 昭和60年 6月1LI−日 特許庁長官  志 賀  学  殿 1、事件の表示□ 昭和60年特許願第28249号2
、発明の名称 合成樹脂焼結体 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 キヨウバシ 住 所 東京都中未区京1E!3丁目1番1号ジV メ (224)名 称 蛇の目ミシン工業株式会社電話連絡
 (0426)  (61)3121  荒木保夫4、
補正命令の日付  昭和60年5月28日5、補正の対
象 明細書の[図面の簡単な説明」の欄 6、補正の内容 別紙の通り へ 補正内容 本願明細m中「図面の簡単な説明」の欄を以下の如く訂
正する。 「第1図及び第2図は本発明の実施例を形成する方法を
示す図、第3図は焼結体の粒子構造を示す透過X線写真
で同図<a >は実施例を、同図(b )は従来例を示
す。 1・・・ダイ、2・・・下パンチ、3・・・上パンチ、
4・・・原料樹脂粉末」

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、型に充填された合成樹脂粉末を温度勾配を設けた状
    態にて圧粉し圧粉成形体を先ず形成し、続いて前記圧粉
    成形体を所定温度にて焼結し密度勾配を有した状態に形
    成したことを特徴とする合成樹脂焼結体。 2、先ず低密度状態に焼結体を形成し、続いて前記焼結
    体を温度勾配を設けた状態にて加圧し密度勾配を有した
    状態に形成したことを特徴とする合成樹脂焼結体。
JP2824985A 1985-02-18 1985-02-18 合成樹脂焼結体 Pending JPS61188130A (ja)

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