JPS61186629A

JPS61186629A - 衛生洗浄装置の温水供給装置

Info

Publication number: JPS61186629A
Application number: JP2692885A
Authority: JP
Inventors: 隆治鈴木
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1985-02-14
Filing date: 1985-02-14
Publication date: 1986-08-20

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は、水洗式便器等に組み合わされて使用される衛
生洗浄装置の温水供給装置に関するものである。

従来の技術一般に衛生洗浄装置は、第９図、第１０図に示すように
便器１の後方の上部に装置本体２を組み込み、装置本体
２に内蔵された温水タンタ宙の洗浄水をノズル４より噴
射するように構成されている。前記洗浄水は使用感をよ
くするために温水化している。この温水化は温水タンク
７に内蔵された加熱ヒータ２３に通電すること罠よりな
されている。なお、洗浄水の温度を一定（３７°Ｃ前後
）に保つ手段として、第１１図に示すように水温を温度
センサー２２で検知し、温度制御回路２４と温度制御回
路２４に連動しているスイッチ２５とにより加熱ヒータ
２３への通電を制御し温度を一定に保つ手段が用いられ
ている。又、温水タンク７への洗浄水の供給はポンプ　
Ｓにより、第１２図に示すように便器洗浄用水を貯える
タンク３に設置されたフィルター付の取水口２１より取
水し、給水パイプ２０、接続器１０′を通して行なわれ
る。

発明が解決しようとする問題点一般に水道水の水温は、夏の暑い時期でもかなり低く、
低い水温の水が貯水タンク３に、ためられる。貯水タン
ク３は容量が大きく、又、熱伝導率の低い瀬戸物で作ら
れているため、たとえトイレ室内の温度が３０’Ｃ前後
に上昇していても、貯水タンク３内に貯められた水への
熱伝達はきわめて少ない結果、この水温は、低いままに
保たれている。この低温の水の一部が温水タンク鴇に供
給されるが、この温水タンク７も熱伝導率の低いプラス
チックにより作成され、又、形状もプラスチックの使用
量を少なく抑えるために表面積が小さな円柱形とする場
合が多い。このため、温水タンク７内に貯められた水の
水温も、トイレ室内の空気がもっている熱エネルギーに
よってはあまり上昇しない。ここで、たとえば温水タン
ク７の容積を１１１とし、又、この温水タンク７に給水
された洗浄水の水温をかりに１０℃として、快適な洗浄
効果が得られる水温を３７℃とすると、その差２７　ｄ
ｅｇ、の温度上昇を得るだめの２７　Ｋｃａｌ　　のエ
ネルギーはほぼ加熱ヒータ２３への通電によって得なけ
ればならない。上記のように従来の衛生洗浄装置の温水
供給装置は、トイレ室内の空気のもつエネルギーをほと
んど利用せずそのため、ムダなエネルギーを消費してい
た。また冬の寒い時期には、脱衣中の寒さを防ぐために
足元の床面にポータプル型の電気ストーブ等を設置する
ことがよく行なわれているが、この電気ストーブ等の設
置のため、トイレ室内が狭くなったり、美観をそこねた
りするばかりか、トイレの床面は常に湿気が高いため、
電気ストーブ等がさびたり、寿命が短くなったりすると
いう間桓点を有していた。

問題点を解決するための手段上記問題点を解決するために本発明の衛生洗浄装置の温
水供給装置は、室内に設置された放吸熱パネルと、この
放吸熱パネルに固定された加熱ヒータと洗浄水貯水部と
で構成される。

作　　用冬期の寒い時期には、加熱ヒータに通電して、放吸熱パ
ネルを高温とし、放吸熱パネルから輻射される熱により
、快適な暖房が得られる。ここで放吸熱パネルの面積を
変えるか、その表面温度を変えることにより室温を任意
に変えることが出来る。又、同時に前記加熱ヒータによ
り洗浄水貯水部内の洗浄水が暖められる。

ｌの暑い時期で、トイレ室内の温度が高い時には、空気
のもっている熱エネルギーが放吸熱パネルで吸熱され洗
浄水貯水部内部の洗浄水を上昇させ、水道水の冷たい水
で洗浄するよりもより・快適な洗浄が可能となる。

実施例以下本発明の一実施例を図面第１図〜第４図を参照しな
がら説明する。第３図は放吸熱パネル１０の外観を表わ
し、鉄製の放吸熱パネル１０の少なくとも表面の全面は
、放熱、吸熱を効率よくするため、黒色塗装を施してい
る。また第１図、第２図に示すように、加熱ヒータとし
て用いたフィルム状の印刷抵抗体１４．１５を放吸熱パ
ネル１０の裏面に固着している。洗浄水貯水部として、
蛇行した給水パイ７’１３を用い、台座１６を介して放
吸熱パネル１０の裏面に固定している。ここで台座１６
は放吸熱パネル１ｏの表面温度と給水パイプ１３内の水
温との間に適切な温度勾配が得られるような熱伝導係数
をもつ材料を選ぶ。本実例では、放吸熱パネル１０の表
面温度を手が触れてもやけどをしない温度である６０℃
に選び、給水パイプ１３内の洗浄水の水温を体温より少
し高い３８℃になるように材料を選択した。

なお、放吸熱パネル１０の供給パイプ１３を介した反対
側−面つまり取付面２０部を熱反射板で構成すると、高
い熱効率が得られる。

本実施例の衛生洗浄装置の温水供給装置は、給水パイプ
１３の入口側接続部１２を水道栓に直接接続し、出口側
接続部１１は、洗浄装置本体３１に接続パイプ３３を介
して接続される。上記のように構成すれば開閉弁３２を
開けると、水道の水圧により洗浄ノズル３４から洗浄水
が噴出して快適な洗浄を行うことができる。

ここで、平均−回の洗浄に要する洗浄水の量は約５００
　ｃｃ　　であるため、給水パイプ１３の内容量が７０
０〜１０００　ｃｃ　　になるように、給水パイプ１３
の内径と長さを設定する。本実施例では、内径を２０ｍ
ｍに全長を３ｍに選び、約９４２　ｃｃの貯水滑を実現
した。

さて、一度使用すると新たに、使用した分量に等しい分
量の水が水道栓より給水パイプ１３へ供給され、次の人
がトイレを使用するまでの間の時間を利用して最適温度
にまで加熱される。ここで、本実施例の衛生洗浄装置の
温水供給装置は、放吸熱パネル１０の温度を測定して印
刷抵抗体１４゜１５への通電を制御するため、サーミス
タ１８及び通電制御器１９を具備しており、放吸熱パネ
ル１０の温度ひいては給水パイプ１０内の水温を所定の
温度に保つように構成されている。

なお、本実施例の衛生洗浄装置の温水供給装置は、第２
図に示すようにトイレ室内下部の壁掛は型として使用し
た。

以上述べたように、本実施例のように構成することによ
り、冬期の寒い時期には、壁掛は型であるので、トイレ
内部のスペースをとらない暖房器具となり、夏期の暑い
時期には、トイレ室内の熱　。

エネルギーを利用してｆ！ｃ浄水の温度を上昇させるた
め省エネルギーの効果がある。また、洗浄装置本体３１
の大きさを、温水タンクがない分だけコンパクトにする
ことができる。又、水道の水圧を利用すれば、ポンプ等
が不要となり、大幅なコンパクト化、コストダウンとな
る。

次に、以下本発明の他の実施例を図面を参照しながら説
明する。ここで前述の第１の実施例と同様の構成につい
ては同じ番号を付し、説明を省略する。

第５図、第６図に示すように、本実施例の衛生洗浄装置
の温水供給装置は、第１の加熱ヒータリ。

４１を放吸熱パネル１０の裏面に接着剤で固着し、第２
の加熱ヒータ５０を給水パイプ１３の出口側接続部１１
近傍に第７図に示すように片面接着剤つきポリエステル
絶縁フィルム５４．５５により固着している。

なお第１の加熱ヒータ４０，４１および第２のｖロ熱ヒ
ータ５０ば、それぞれ８０℃近傍、４０℃近傍で急激に
インピーダンス（Ｚ）が変化するいわゆる、正の抵抗温
度特性（Ｐｏ５ｉｔｉｖｅ　ＴｅｍｐｅｒａｔａｒｅＣ
ｏｅｆｆｉｃｅｎｔ　）特性、以下Ｐ、　Ｔ、Ｃ，特性
という）を持った抵抗体であり以下のように作成されて
いテープ状の鋼重ｆｉｌｉｓ１．５２を平行に配置し、
その間にサンドインチ状に電気抵抗層５３をはさんで構
成している。電気抵抗層５３はポリエステル樹脂にカー
ボン粉末を約４０％　ｉＵ大したものを基本組成とし、
希望の温度にＰ、　Ｔ、　Ｃ，特性を持つように、カー
ボン量や熱処理条件を決定し作成している。本実施例で
使用した第１．第２の加熱ヒータ４０，４１および５ｏ
の温度とインピーダンスの関係は、第８図に示すように
、それぞれ８０℃近傍、４０℃近傍にＰ、　Ｔ、Ｃ，特
性を有する関係となっている。

次に動作について説明する。冬期の寒い時期には、第１
．第２の加熱ヒータ４０，４１．５０共、通電しておき
、トイレ室内の暖房をしつつ、給水パイプ１３中の洗浄
水を温水化する。又、ある人がトイレを使用した後、給
水パイプ１３中の洗浄水全体の温度がまだ十分上昇して
いない時に次の人が、衛生洗浄装置を使用しても、給水
パイプ１３の出口側近傍の洗浄水は、第２の加熱ヒータ
５０により加熱されるので、温水による快適な洗浄が行
なえることになる。トイレ室内の暖房が不要な時は、第
２の加熱ヒータ５０のみに通電して、給水パイプ１３中
の洗浄水を４０℃に暖ためる。この時放吸熱パネル１０
はトイレ室内の空気のもっているエネルギーを吸熱して
いるため給水パイプ１３中の洗浄水は、第２の加熱ヒー
タ５ｏとトイレ室内の空気のもっている熱エネルギーと
により加熱されていることになる。さらにトイレ室内の
温度が高い時、又は、高温の洗浄水が不要の時は、トイ
レ室内の空気のもっている熱エネルギーのみで給水パイ
プ１３中の洗浄水はほぼ室温にまで温められているので
、第２の加熱ヒータ５ｏにすら通電しなくともよい。

なお、本実施例は、加熱ヒータ４０，４１．５０をＰ、
　Ｔ、　Ｃ，特性をもつ加熱ヒータで構成しているので
所定の温度以上で電流が減少して、それ以上温度があが
らず、きわめて安全であり、また、洗浄水の温度も、サ
ーミスタと電子回路の組み合わせによる通常の温度制御
手段に較べると一定温度に保ちやすい。又、特別な温度
制御回路を必要としないため、構成はシンプルであり、
コストも安くできる。

発明の効果以上述べたように本発明の洗浄装置の温水供給装置は、
放吸熱パネルとこの放吸熱パネルに固定された加熱ヒー
タと洗浄水貯水部とで構成することにより、きわめて簡
単でコンパクトな構成で夏期の暑い時期には、トイレ室
内の空気のもっている熱エネルギーにより洗浄水を温め
るという省エネルギーの効果があり、冬期の寒い時には
トイレ室内のスペースをとらず美観のよい暖房器具を兼
ねるという効果がある。又、便器に固定する洗浄装置本
体の大きさを温水タンクのない分だけきわめて小さくで
き、美観の点だけでなく、実用上のメリットが大きい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の衛生洗浄装置の温水供給装
置の裏面図、第２図は壁面に取り付けだ状態での断面図
、第３図はその外観図、第４図は本発明の衛生洗浄装置
の温水供給装置を取り付ける衛生洗浄装置の一例を示す
断面図、第５図は本発明の他の実施例の衛生洗浄装置の
温水供給装置の裏面図、第６図は壁面に取り付けた状態
の断面図、第７図（ａｌ　、　（ｂ）はＰ、　Ｔ、Ｃ６
持匣を有する加熱ヒータの構造図と給水パネルに取り付
けた状態を示す図、第８図は加熱ヒータのＰ、　Ｔ、　
Ｃ，特性を示す温度とインピーダンスの関係を表わす図
、第９図は従来の衛生洗浄装置の外観図、第１０図はそ
の断面構造図、第１１図は温度制御のだめの電気回路図
、第１２図は従来の便器洗浄水タンクの断面図である。１０・・・・・・放吸熱パネル、１３・・・・・・給水
パイプ、１４．１５・・・・・・印刷抵抗体（加熱ヒー
タ）、１６・・・・・・台座、４０，４１．５０・・・
・・・加熱ヒータ。代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第３
図第４図ミｅ？地ｉ城　　　　　　　　　　　　　　　　　憾４０．４’ｊ
Ｏ−−−ｐｒＣ，’Ｊ！ｒｎｌ肩Ｔｂ杯１＆Ｃｈｔｈｋ
４）第６図第７１！１、りｌ第８図第１０図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）室内に設置された放吸熱パネルと、前記放吸熱パ
ネルに固定された加熱ヒータおよび洗浄水貯水部とで構
成された衛生洗浄装置の温水供給装置。
（２）洗浄水貯水部が第２の加熱ヒータを備えている特
許請求の範囲第１項記載の衛生洗浄装置の温水供給装置
。
（３）洗浄水貯水部を蛇行したパイプで構成した特許請
求の範囲第１項記載の衛生洗浄装置の温水供給装置。
（４）加熱ヒータと第２の加熱ヒータのうち少なくとも
一方は正の抵抗温度特性を有する加熱ヒータで構成する
特許請求の範囲第２項記載の衛生洗浄装置の温水供給置
。
（５）第２の加熱ヒータを蛇行したパイプの出口側近傍
に配置した特許請求の範囲第３項記載の衛生洗浄装置の
温水供給装置。
（６）放吸熱パネルを黒色とした特許請求の範囲第１項
記載の衛生洗浄装置の温水供給装置。
（７）洗浄水貯水部は水道栓に連結する構成とした特許
請求の範囲第１項記載の衛生洗浄装置の温水供給装置。
（８）放吸熱パネルを壁面に設置するよう構成した特許
請求の範囲第１項記載の衛生洗浄装置の温水供給装置。