JPS61186378A - オキソ化合物の窒素誘導体,その製法及びそれを含む医薬製剤 - Google Patents

オキソ化合物の窒素誘導体,その製法及びそれを含む医薬製剤

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JPS61186378A
JPS61186378A JP60263978A JP26397885A JPS61186378A JP S61186378 A JPS61186378 A JP S61186378A JP 60263978 A JP60263978 A JP 60263978A JP 26397885 A JP26397885 A JP 26397885A JP S61186378 A JPS61186378 A JP S61186378A
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カール シヤフナー
ペーター トラクスラー
マルクス ズインメルマン
バルター ベルリ
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はオキソ化合物の窒素誘導体及びその製法、その
化合物を含有する医薬製剤及び医薬活性成分としてのそ
の化合物の使用に関する。
本発明は特に式 〔式中、R1及びR2は相互に無関係にそれぞれ水素原
子、低級アルキル基又はアリール基であるか、又は−緒
になって低級アルキレン基であり、基R3及びR4の1
方は基=N−R(I a)(この場合にRは基−0−R
a(Ib)でありそしてRaは水素原子、低級アルキル
基、カルボキシ−低級アルキル基又は低級アルコキシカ
ルボニル−低級アルキル基であるか、又はRは基−N 
(Rb)−Re(Ic)でありそしてRb及びRcは相
互に無関係にそれぞれ水素原子又は低級アルキル基であ
るか、又は基Rb及びRcの1つは水素原子でありそし
て他の基は基−C(=X)−Rdであり、この場合にX
はオキソ基でありそしてRdは低級アルコキシ基、ジ低
級アルキルアミノ−低級アルキル基、トリ低級アルキル
アンモニオ−低級アルキル基、低級アルキレンアミノ−
低級アルキル基、オキサ−低級アルキレンアミノ−低級
アルキル基、チアーi級アルキレンアミノー低級アルキ
ル基、場合によってはアザ基土において低級アルキル基
によって置換されていてもよいアザー低級アルキレンア
ミノ−低級アルキル基、又はピリジニオ−低級アルキル
基であるか、又はXはオキソ基又はチオキソ基でありそ
してRdはアミノ基であるか、又は2つの基Rb及びR
cは一緒になって低級アルキレン基、オキサ−低級アル
キレン基、チアー低級アルキレン基、又は場合によって
はアザ基土で低級アルキル基によって置換されていても
よいアザー低級アルキレン基である)であり、そして2
つの基R3及びR4の他方は前記と同じ意味をもつか又
はオキソ基であり、そして環Aはそれ以上には置換され
ていないか又はその上に低級アルキル基、低級アルコキ
シ基及び/又はハロゲン原子によって置換されているも
のとする〕 で表わされる化合物、及び塩形成特性をもつ上記化合物
の塩に関する。
前文及び丁亥において、“低級”と言及した有機基及び
化合物は7個以下、好ましくは4個以下、そして特に1
又は2個の炭素原子を含有する。低級アルキレン基は好
ましくは4又は5個の炭素原子を含有する。
低級アルキル基は特にメチル基又はエチル基であるが、
n−プロピル基、イソプロピル基、n −ブチル基、イ
ソブチル基又は第三ブチル基であることも、あるいは又
n−ペンチル基、n−ヘキシル基又はn−ヘプチル基で
あることもできる。
アリール基は特に単環式炭素環式アリール基、例えば場
合によっては置換されていてもよいフェニル基であり、
この場合に置換基は、とりわけ、低級アルキル基、低級
アルコキシ基又はハロゲン原子でよい。
低級アルコキシ基は特にメトキシ基又はエトキシ基であ
り、又n−プロポキシ基、イソプロポキシ基、n−ブト
キシ基又はイソブトキシ基あるいは又n−ペンチルオキ
シ基である。
ハロゲン原子は好ましくは多くて35の原子番号をもつ
ハロゲン原子、即ち、弗素原子、塩素原子又は臭素原子
である。
低級アルキレン基は例えば1,4−ブチレン基、1.5
−ペンチレン基又は1.6−へキシレン基である。
カルボキシ−低級アルキル基は特にカルボキシメチル基
又は2−カルボキシエチル基並びに3−カルボキシ−n
−プロピル基である。
低級アルコキシカルボニル−低級アルキル基は特にメト
キシ−又はエトキシ−カルボニルメチル基、又は2−メ
トキシ−又は2−エトキシ−カルボニルエチル基である
ジ低級アルキルアミノ−低級アルキル基は好ましくはジ
メチルアミノ−、ジエチルアミノ−、ジn−プロピルア
ミノ−又はN−エチル−N−メチルアミノ−メチル基、
又は2−ジメチルアミノエチル基である。
トリ低級アルキルアンモニオ−低級アルキル基は好まし
くはN−ジエチル−N−メチルアンモニオ−又はトリメ
チルアンモニオ−メチル基、又は2−トリメチルアンモ
ニオエチル基である。
低級アルキレンアミノ−低級アルキル基は好ましくは1
−ピロリジノメチル基、2−(1−ピロリジノ)エチル
基、1−ピペリジノメチル基、2−(1−ピペリジノ)
エチル基、l−へキサヒドロアゼピノメチル基又は2−
(1−へキサヒドロアゼピノ)エチル基である。
オキサ−低級アルキレンアミノ−低級アルキル基及びチ
アー低級アルキレンアミノ−低級アルキル基は好ましく
は4−モルホリノ−及び4−4才モルホリノーメチル基
、又は2−(4−モルホリノ)−及び2−(4−チオモ
ルホリノ)−エチル基である。
場合によってはアザ基土で低級アルキル基によって置換
されていてもよいアザー低級アルキレンアミノ−低級ア
ルキル基は好ましくは、1−ピペラジノメチル基、2−
 (1−ピペラジノ)エチル基、4−メチル−又は4−
エチル−1−ピペラジノメチル基あるいは又4−メチル
−又は4−エチル−2−(1−ピペラジノ)エチル基で
ある。
ピリジニオ−低級アルキル基は好ましくはピリジニオメ
チル基又は2−ピリジニオエチル基である。
オキサ−低級アルキレン基及びチアー低級アルキレン基
は特にそれぞれ3−オキサ−1,5−ベンチレン基及び
3−チア−1,5−ペンチレン基である。
場合によっては低級アルキル基によって置換されていて
もよいアザー低級アルキレン基は、例えば、3−アザ−
1,5−ペンチレン基又は3−メチル−3−アザ−1,
5−ペンチレン基である。
式(I)で表わされる化合物において、好ましくは基R
1及びR4のただ1つ、特に基R8は式(I a)で表
わされる基であり、一方、他の基はオキソ基である。
塩形成特性をもつ式(1)で表わされる化合物の塩は、
塩基性基をもつその化合物の特に薬学的に許容される塩
、例えば酸付加塩、例えば無機酸(例えば塩酸、硫酸又
はリン酸)での付加塩、又は有機酸(例えばカルボン酸
又はスルホン酸、例えば酢酸、マレイン酸、フマル酸、
リンゴ酸、修酸、酒石酸、クエン酸、メタンスルホン酸
又はp−トルエンスルホン酸)での付加塩である。基R
dがトリ低級アルキルアンモニオ−又はピリジニオ−低
級アルキル基である第四窒素化合物は好ましくは、例え
ば陰イオンが無機酸、例えばハロゲン化水素酸、例えば
塩化水素酸、臭化水素酸又は沃化水素酸から誘導されて
いる薬学的に許容される第四塩の形態である。
本発明の化合物は、RNA型腫瘍ウィルス及び白血病ウ
ィルスのようなレトロウィルス(又はオンコナル(on
conar)・ウィルス)の特徴を示す酵素である逆転
写酵素の阻害剤のためのプロドラッグであると推定され
る;レトロウィルスはそれらの自然な複製サイクルにこ
の酵素を必要とする〔バルチモア(Baltimore
) 、ネーチ−? −(Nature)、226巻、1
209頁(1970) ;及びチミン(Temin)及
びミズタニ(Mizutani)、ネーチ+ −(Na
ture)、226巻、1211頁(1970) )。
逆転写酵素に対する及びウィルス感染に対する阻害作用
を生体内試験法によって確認することが可能である。例
えば、RNA型腫瘍ウィルスによって引き起される、又
はRNA型腫瘍ウィルスを検出することができるある種
の腫瘍性疾患に対する動物実験において、前記式(1)
で表わされる化合物は顕著な活性を示す。例えば、それ
らの化合物はラウシャ−(Rauscher)白血病ウ
ィルス(RLV、RNA型腫瘍ウィルス)に感染した後
のマウスの平均生存時間を延長する。
ラウシャー白血病4Q(NIH)に関しての実験におい
て、雌のBALB/cマウス(28〜34日齢)を、4
〜6週間前に感染させたマウスの牌liI組織からの1
0倍稀釈(ハンクス液)のウィルス懸濁液0.2mA’
で感染させる。1つの実験において、15匹のマウスの
群を試験化合物、又は対照としてのプラセボのいずれか
で連続的に経口投与で処置する。最初の投与を感染の3
0分前に実施し、そしてその上の投与を1日に1回、1
週間に5日、4週間にわたって実施する。活性について
の判定基準として生存時間の延長を用いる。対照動物の
場合には、感染の28日後から50000/n+m’よ
りも多い白血病性血球をもった白血病を見出すことがで
きそして動物は死に始めるが、経口投与の試験物質12
5mg/kgで処置した雌のマウスの生存時間は有意に
延長される。例えば、2,2−ジメチル−3,4−ジヒ
ドロ−2H−ナフト(1,2−b)ピラン−5,6−ジ
オン−6−セミカルバゾンを雌のBALB/cマウス(
各群10匹)に各回125mg/kgO量で20回経口
投与した場合には、生存時間は、対照動物の場合〔P土
0.01、コックス(Cox)試験)の26.0日に比
較して53.5日である。
本発明の化合物の薬理活性に良好な耐性が伴う。
例えば、1回の経口投与後及び1回の膜腔内投与後のマ
ウスの場合の上記2.2−ヅメチー3.4−ジヒドロー
2H−ナフト(1,2−b)ピラン−5,6−ジオン−
6−セミカルバゾンの最大耐量はそのあとの7日間の観
察機関で2500■/ kg超である。
レトロウィルスによって引き起される病気の確認は、例
えば、次の所見に基づかれる:T細胞白血病の場合に、
ヒト中の逆転写酵素によるC型レトロウィルス及びそれ
らの生成の確認は最初に果たされた;そのウィルスはヒ
トT細胞白血病ウィルス(HTLV−1) と命名され
た。その他のT細胞白血病及びT細胞リンパ腫において
は同じウィルス及び類イ以のレトロウィルス(HTLV
−n) カ見出された〔ガロ−(Gallo) 、カン
サー・サーベイス(Cancer 5urveys)(
フラフクス(Pranks)、ウィグ(Wyke)及び
ウィズ(Weiss) &i) 、第3巻、113〜1
60頁(オックスフォード・ユニバーシティ・プレス(
oxford Univ、 Press)、1984)
 ) 、次に、この種のウィルスはまたエイズ(AID
S、後天性免疫不全症候群)病に関して単離された〔ゴ
ットリーブ(Gottlieb)等、モルビド・モルタ
ル・ウィークリー・レブ(Morbid、 Morta
1, Weekly Rep、) 、第30巻、25頁
(1981) ;フリートマン−キーエン(Fried
man−Kien)等、モルビド・モルタ7L/ ・ラ
イフリー・レプ(Morbid、 Morta1, W
eekly Rep、)第30巻、305頁(1981
) ;ゴツトリープ(Gottlieb)等、二ニー・
エングル・ジエ・メト(New Eng1,J。
Med、) %第305巻、1425頁(1981) 
;マーサー(Masur) 、二ニー・エングル・ジエ
・メト(NewEng1,J、Med、)、第305巻
、1431頁(1981) 、シーガル(Siegal
)等、二ニー・エングル・ジエ・メト(New Eng
1, J、Med、)、第305巻、1439頁(19
81) ;シーディージ・タスク・フォース・オン・カ
スボイス・サルコマ・アンド・オボテユニステイ・ツク
・インフェクションズ(CDCTa5k Force 
on Kaspoi’sSarcoma and 0p
portunistic Infections) 、
ニュー・エングル・ジエ・メト(New Bng1,J
、Med、)、第306巻、248頁(1982)) 
: コれはHTLV−IIIと呼ばれた〔エセックス(
Essex)等、サイエンス(Science)、第2
20巻、859頁(19B3) ;ゲルマン(Gelm
ann)等、サイエンス(Science) 、第22
0巻、862頁(1983) ;ガロ−(Gallo)
等、サイエンス(Science) 、第220巻、8
65頁(1983) ;ガロ−(Gallo) 、カン
サー・サーベイス(CancerSurveys)、第
3巻、113頁(1984) ; バレー−ジノウシ(
Barr6−Sinoussi)等、サイエンス(Sc
ience)、第220巻、868頁(1983) ;
バーシュ(Hirsch)及びレービ(Levy) 、
ウィルセス・イン・ヒユーマン・マリグナンシー・アン
ド・エイズ(Viruses inHuman Mal
ignancy and AIDS) 、・ASCO/
AACRシンポジューム、1984年5月、トロメト〕
HTLV科に属するこれらのレトロウィルスは二重tA
DNA (プロウィルス)の生成のために逆転写酵素を
必要とし、それは細胞ゲノム中に組込まれておりそして
悪性転換に導くことができる〔ストレイヤー(Stra
yer)及びギレスビー(Gillespie)、ザ・
ネーチャー・アンド・オルガナイゼーション・オン・レ
トロバイラル・ジーネス・イン・アルマル・セルス(T
he Nature and Organizatio
n ofRetroviral Genes in A
nimal Ce1ls)、パイロロジー・モノグラフ
ス(Virology Monographs) S第
17巻(スブリンガー(Springer)[,198
0) ) 。
レトロウィルスによる白血病性、リンパ質又は腫瘍状の
悪性新生物の誘発後に逆転写酵素の及びウィルス)IT
LV−I及びHTLV−IIの減少を検知することが可
能であり、そしてこれらのウィルスによって誘発された
二次腫瘍形成は悪性細胞の複製を制御するのに対して、
ウィルスHTLV−III及び逆転写酵素はエイズの場
合に初期の段階だけではなくて病気の全過程の初めから
終りまで検知することができる。免疫担当Tヘルパー細
胞の連続感染及びかき乱された作用は、最終的には、致
命的な結果を伴う免疫系の虚脱に導く。危険に陥ってい
る患者、例えば同性愛者において酵素及びウィルス抗原
の正の検知がある場合〔ビアートスレイ(Beards
ley) 、ネーチ+ −(Nature)、第311
巻、195頁(1984) )の逆転写酵素及びウィル
ス複製の抑制は病気の経過に影響を与えると推定されな
ければならない。レトロウィルス(HTLV−1及びH
TLV−n)による白血病及びリンパ腫の誘発の場合に
は、多分、レトロウィルスによって誘発された肉腫又は
乳房ガン腫の場合と同様に、危険に陥っている患者の容
易に且つ広範囲に利用できる診断に役立つ測定が埠成さ
れることができることを条件にして、予防的な使用はし
かしながら可能であるべきである。
また、非A及び非Bの肝炎に関して、逆転写酵素はウィ
ルス粒に関連して特殊酵素として見出されている〔七ト
(Seto)等、ランセト(Lancet)、941頁
(1984) )。
それ故に本発明の化合物は、逆転写酵素が有意のもので
ある病気、特にC型レトロウィルスによって完全に又は
部分的に引き起された悪性の病気の、しかしまたある種
の免疫の病気及び自己免疫の病気の予防及び治療に用い
ることができる。例えば、レトロウィルスによって引き
起される腫瘍の病気特に白血病、リンパ腫及びリンパ肉
腫、並びに骨肉腫及び乳房のガン腫が考慮される。本発
明の化合物は外科治療、放射線治療、細胞増殖抑制化学
治療又は代謝拮抗化学治療の後の再発の予防にも特に適
している。免疫の病気エイズ、及び例えば自己免疫の病
気系の紅斑性狼渣が挙げられてもよいように、その両方
において、最近の所見に従って、RNA腫瘍ウィルスは
また重要な役目をすることは明らかである。〔デンマン
(Dennman)、メト、パイオル(Med、、 B
iol)、第53巻、61頁(1975) ;パネム(
Panen+)等、二ニー・イングランド・シェー・メ
ト(New England J、 Med、) 、第
295@、470頁(1976) )。
本発明は特に、R,は水素原子又は低級アルキル基であ
り、R2は水素原子、低級アルキル基又はフェニル基で
あり、基R1及びR4の1つ、好ましくはR1は基=N
−R(Ia)(式中、Rは基−0−Ra(Ib)であり
そしてRaは水素原子、低級アルキル基、カルボキシ−
低級アルキル基又は低級アルコキシカルボニル−低級ア
ルキル基であるか、又はRは基−N (Rb)−Rc(
Ic)でありそしてRb及びRcは相互に無関係にそれ
ぞれ水素原子又は低級アルキル基であるか、又は基Rb
及びRcの1つは水素原子でありそして他の基は基−C
(=X) −Rd(式中Xはオキソ基でありそしてRd
は低級アルコキシ基、ジ低級アルキルアミノ−低級アル
キル基、トリ低級アルキルアンモニオ−低級アルキル基
、低級アルキレンアミノ−低級アルキル基、4−モルホ
リノ−低級アルキル基、4−低級アルキル−1−ピペラ
ジノ−低級アルキル基又はピリジニオ−低級アルキル基
であるか、又はXはオキソ基又はチオキソ基でありそし
てRdはアミノ基である)であるか、又は2つの基Rb
及びRcが一緒になって低級アルキレン基、3−オキサ
−1,5−ペンチレン基又は3−低級アルキル−3−ア
ザ−1,5−ペンチレン基である〕であり、そして2つ
の基R5及びR4の他方、好ましくはR4はオキソ基で
あり、そして環Aはそれ以上には置換されていないか又
はその上に低級アルキル基、低級アルコキシ基又はハロ
ゲン原子によって置換されており、“低級”と言及して
いる基は1又は2個の炭素原子を含有し、低級アルキレ
ン基は4又は5個の炭素原子を含有しており、そしてハ
ロゲン原子は多くて35の原子番号をもっている、式(
1)で表わされる化合物、及び塩形成特性をもつ上記化
合物の塩、特に薬学的に許容される塩に関する。
本発明は特に、R,は水素原子又は低級アルキル基であ
り、R2は低級アルキル基又はフェニル基であり、R1
は式=N−R(Ia)(式中上は基−0−Ra(Ib)
でありそしてRaは低級アルキル基、カルボキシ−低級
アルキル基又は低級アルコキシカルボニル−低級アルキ
ル基であるか、又はRは基−N(Rb)−Rc(rc)
であり、基Rb及びRcの1つは水素原子でありそして
他の基は基−C(=X) −Rd  (式中Xはオキソ
基又はチオキソ基でありそしてRdはアミノである)で
あるか、又は2つの基Rb及びRcは一緒になってアル
キレン基、3−オキサ−1,5−ペンチレン基又は3−
低級アルキル−3−アザ−1,5−ペンチレン基である
〕で表わされる基であり、そしてR4はオキソ基であり
、環Aはそれ以上には置換されておらず、“低級”と言
及した基は1又は2個の炭素原子を含有しそして低級ア
ルキレン基は4又は5個の炭素原子を含有する、式(1
)で表わされる化合物、及び塩形成特性をもつ上記化合
物の塩、特に薬学的に許容される塩に関する。
本発明はとりわけ、R1は水素原子又は低級アルキル基
、例えばメチル基であり、R,は低級アルキル基、例え
ばメチル基、又はフェニル基であり、R1は基=N−R
(Ia)でありそしてRは基−N (Rb)−Rc(I
c) C式中、基Rb及びRcの1つは水素原子であり
そして他の基は基−C(−X)−Rd(Id)(式中、
Xはオキソ基でありそしてRdはアミノ基である)であ
り、“低級”と言及した基は特に1個、あるいは又2個
の炭素原子を含有する、式(I)で表わされる化合物に
関する。
本発明の化合物はそれ自体公知の方法に従って、例えば
、次のようにして製造される:式(式中、基Rx及びR
Vの1つはオキソ基でありそして他方はオキソ基又は基
=N−R(Ia)であり、またR、及びR2そしてまた
式(n)中の環A、及び基(Ia)中のRは前記した意
味をもつ)で表わされる化合物を式HffiN−R(I
II)(式中、Rは前記の意味をもつ)で表わされる化
合物と反応させ、そして、所望の場合には生成化合物を
本発明に従って異なった化合物に変換させそして/又は
、所望の場合には生成塩を遊離化合物に又は異なった塩
に変換させ、又は塩形成性基をもつ生成遊離化合物を塩
に変換させる。
用いられる出発物質は好ましくは、各々の基Rx及びR
yがオキソ基である式(II)で表わされる化合物であ
る。式(In)の化合物は遊離の形態で又は酸付加塩、
例えば無機酸(例えば塩酸又は硫酸)、又は有機酸との
塩の形態で用いることができる。
その反応はそれ自体公知の方法で、好ましくは、塩基、
例えばアルカリ金属低級アルカノエート(例えば酢酸ナ
トリウム)、及び/又は稀釈剤、好ましくは極性稀釈剤
、例えば低級アルカノール(例えばエタノール)、環式
エーテル(例えばテトラヒドロフラン又はジオキサン)
、又はアミド(例えばジメチルホルムアミドの存在下で
、冷却しながら、室温で又は好ましくは加熱しながら、
例えば約10〜約120℃、好ましくは50〜約100
℃の温度範囲内で、必要ならば密閉容器中で、加圧下で
及び/又は不活性ガス雰囲気中で実施される。
生成化合物は本発明の他の化合物に変換させることがで
きる;例えば、式 −C(=”X) −Rd(Id) (式中、Rdはジ低
級アルキルアミノ低級アルキル基である)の基をもつ式
(1)で表わされるものは、低級アルカノールの反応性
エステル、例えばハロゲン化低級アルキル、例えば低級
アルキルの塩化物、臭化物又は沃化物での処理によって
、トリ低級アルキルアンモニオ低級アルキル基Rdをも
つ化合物に変換させることができる。
上記の方法に従って得ることのできる式(1)で表わさ
れる化合物の塩はそれ自体公知方法で遊離化合物に変換
することができる;例えば、酸付加塩は適した塩基での
処理によって遊離化合物に変換することができる。第四
塩は、例えば、適した酸又は陰イオン交換体での処理に
よって異なる第四塩に変換することができる。塩形成特
性をもつ式(I)で表わされる化合物は、例えば、酸又
は適したイオン交換体での処理によって、所望の塩に変
換することができる。
上記の方法で用いる式(n)及び(III)の出発物質
は公知であるか、又は新規であったとしても、それ自体
公知の方法で製造することができる。
本発明は活性成分として本発明に従う化合物を含有する
医薬製剤にも関する。本発明に従う医薬製剤は腸内、例
えば経口又は直腸投与用、又は非経口、例えば静脈内又
は筋肉内投与用である。医薬製剤は活性成分それ自体を
含有しても、又は好ましくは薬学的に許容される担体と
一緒に含有する。活性成分の投与量は、処理されるべき
種、その年齢及び個々の条件に、及び投与方式に依存す
る。
医薬製剤は約5〜約95%の活性成分を含有し、−回投
与量形態のものは好ましくは約20〜約90%の活性成
分を含有し、そして非−回投与量形態のものは好ましく
は約5〜約20%の活性成分を含有する。
単位剤形、例えば糖衣丸、錠剤、カプセル、坐剤又はア
ンプル、の本発明に従う医薬製剤は約0.05〜約1.
5g、好ましくは約0.1〜約1.0gの活性成分を含
有する。
本発明の医薬製剤はそれ自体公知の方法で、例えば通常
の混合、粒状化、糖被覆、溶解又は凍結乾燥の諸方法に
よって製造される。例えば、経口投与用の医薬製剤は活
性成分を1種以上の固体担体と組合わせ、場合によって
は生成混合物を粒状化し、そしてその混合物又は粒状物
を、所望によっては及び/又は適切には追加の補助剤の
追の後に錠剤又は糖衣丸コアを生成させるように加工す
ることによって得ることができる。
適した担体は特に充填剤、例えば糖(例えばラクトース
、サッカロース、マンニトール又はソルビトール)、セ
ルロース調製品及び/又はリン酸カルシウム(例えばリ
ン酸ミカルシウム又はリン酸水素カルシウム)、又結合
剤、例えば澱粉(例えばトウモロコシ、小麦、米又はジ
ャガイモの各澱粉)、メチルセルロース、ヒドロキシプ
ロピルメチルセルロース、ナトリウムカルボキシメチル
セルロース及び/又はポリビニルピロリドン及び/又は
、所望によっては、崩壊剤、例えば上記の澱粉、又はカ
ルボキシメチル澱粉、架橋したポリビニルピロリドン、
アルギン酸又はその塩、例えばアルギン酸ナトリウムで
ある。追加の補助剤は特に、流動調節剤及び潤滑剤、例
えばシリカ、タルク、ステアリン酸又はその塩(例えば
ステアリン酸のマグネシウム塩又はカルシウム塩)、及
び/又はポリエチレングリコールである。
糖衣丸コアには胃液に耐える適した被膜が与えられ、と
りわけ、アラビアゴム、タルク、ポリビニルピロリドン
、ポリエチレングリコール及び/又は二酸化チタン、適
切な有機溶媒又は溶媒混合物中のラッカー溶液又は、胃
液に耐える被膜の製造のために、適したセルロース調製
品(例えばフタル酸アセチルセルロース又はフタル酸ヒ
ドロキシプロピルメチルセルロース)の溶液を含有して
いてもよい濃厚糖溶液が用いられる。例えば識別の目的
で又は活性成分の異なる投与量を指示するために、着色
剤又は顔料を錠剤又は糖衣丸被膜に加えることができる
その他の経口投与できる医薬製剤はゼラチン製の乾燥充
填されたカプセル、及びゼラチン及び可塑剤(例えばグ
リセリン又はソルビトール)製の軟質の密閉カプセルで
ある。その乾燥充填されたカプセルは、例えば充填剤(
例えばトウモロコシ澱粉)、結合剤及び/又は滑沢剤(
例えばタルク又はステアリン酸マグネシウム)、及び場
合によっては安定剤と混合された粒状形の活性成分を含
有していてもよい。軟質のカプセルにおいては、活性成
分は好ましくは適切な液体、例えば脂肪油、パラフィン
油又は液体ポリエチレングリコール中に溶解されるか又
は懸濁され、安定剤を添加することも可能である。
その他の経口投与形態は、例えば、通常の方法で調製さ
れそして活性成分を、例えば、懸濁した形態でしかも約
5〜20%、好ましくは約10%の濃度、又は、例えば
、5又はlQm7!の量で測定した時に適切な一回投与
量を与える同様な濃度で含有するシロップである。例え
ば、例えばミルクセーキの調製のための粉末又は液体の
濃厚物も考慮される。そのような濃厚物も又−回投与量
で包装することができる。
直腸投与可能な医薬製剤として、例えば、活性成分と半
割基剤との組合せからなる半割が考慮される。適した半
割基剤は、例えば、天然又は合成のトリグリセリド、パ
ラフィン、ポリエチレングリコール又は高級アルカノー
ルである。活性成分と基剤との組合せからなるゼラチン
製直腸カプセルを用いることも可能である;適した基剤
物質は、例えば、液体トリグリセリド、ポリエチレング
リコール及びパラフィン油 非経口投与のために、例えば、本発明の化合物の懸濁液
、例えば相当する油状の注射用懸濁液が考慮され、適し
た親油性溶媒又はビヒクル、例えば脂肪方油(例えばゴ
マ油)、又は合成脂肪酸エステル(例えばオレイン酸エ
チル又はエチルトリグリセリド)が用いられ、又は粘度
増加物質(例えばナトリウムカルボキシメチル、セルロ
ース、ソルビトール及び/又はテキストラン)及び場合
によっては安定剤も含有する適した注射用の水性懸濁液
がある。
式(1)で表わされる化合物をもつリポソーム分散液は
非経口投与に特に適している。リポソーム分散液は少な
くとも2つの脂質成分、例えばホスファチジルセリンと
ホスファチジルエタノールアミン、又はホスファチジル
セリンとホスファチジルコリンから作られ、それは化合
物(1)をカプセル化する。
リポソーム分散液の製造のために、脂質成分の1つとし
て、異なった又は同じCIO〜C2゜アルカノイル基、
例えばn−ドデカノイル基、n−テトラデカノイル基n
−ヘキサデカノイル基又はn −オクタデカノイル基、
又はC0゜〜C2゜アルケノイル基、例えば9−シスー
ドデセノイル基、9−シス−テトラデセノイル基、9−
シス−ヘキサデセノイル基、6−シス−16−トランス
−19−シス−19−トランス−又は11−シス−オク
タデセノイル基又は9−シスーアイマセノイル基をもつ
天然産のホスファチジルセリン、例えばウシ脳ホスファ
チジルセリン、又は同じCIO〜C2゜アルケノイル基
をもつ合成ホスファチジルセリン、例えばナトリウム1
.2−ジ(9−シス−オクタデセノイル)−3−sn−
ホスファチジル−(S)−七リンが適しており、また他
の脂質成分として、異なった又は同じC1゜〜C2゜ア
ルカノイル基をもつ天然産のホスファチジルコリン(例
えばめんどりの卵又は大豆油からのホスファチジルコリ
ン)、同じCI6〜C2゜アルカノイル基をもつ合成の
ホスファチジルコリン(例えばシミリストイル−、ジス
テアロイル−又はジパルミトイル−ホスファチジルコリ
ン)、又はC1゜〜C2゜アルカノイル基及びC1゜〜
C2゜アルケノイル基、をもつ合成のホスファチジルコ
リン(例えば1−n−ヘキサデカノイル−2−(9−シ
ス−オクタデセノイル)−3−sn−ホスファチジルコ
リンが適している。
リポソーム分散液は、例えば、好ましくは脂質成分及び
活性成分を第三ブタノール中に溶解させそしてその溶媒
を一20℃未満の温度で除去してしまった後に、ドイツ
特許公開明細書第2818655号中に記載されている
方法に従って脂質成分及び化合物(I)から凍結乾燥品
を作り、次いでこの凍結乾燥品を等張緩衝液中に分散さ
せることによって作ることができる。分散はその水性相
を振盪する(渦ミキサー)又は攪拌することによって行
なう。リポソーム分散液は次いで遠心分離によって濃縮
しそして/又はゲル濾過又は直孔フィルターを通しての
押し出しによって分散することができる。
親油性化合物(I)、又は有機溶媒、例えば第三ブタノ
ールに可溶な化合物(1)を用いるならば、この方法は
適している。水溶性化合物(1)の場合には、凍結乾燥
品を脂質成分からのみ作りそしてこれを、化合物(1)
を溶解含有している水性相中に分散させる。
本発明は又、前記したように、逆転写酵素が有意のもの
であり、病気の治療法であって、本発明に従う化合物の
予防的に又は治療的に有効な量が投与されることを特徴
とする治療法にも関する。
特に前記の医薬製剤が用いられ、体約70kgの温血動
物に対しては1日当りの投与量約0.1〜約5g、好ま
しく約0.5〜約1.5gで、本発明の化合物が投与さ
れる。
以下の実施例は本発明を例示する。
以下余白 実施例1:2.2−ジメチル−3,4−ジヒドロエタノ
ールと水とのl:1混合物200 m J中の2.2−
ジメチル−3,4−ジヒドロ−2H−ナフト(1,2−
b)ピラン−5,6−ジオン(β−ラパコン)6.0g
の溶液を、70℃に加熱することによって作りそしてそ
の溶液に酢酸ナトリウム2.03g及びセミカルバジド
−塩酸塩2.76gを添加する。生成する黄色懸濁液を
80℃で3時間攪拌し、10℃に冷却しそして濾過する
。濾残を水lQQmj!で洗いそしてアセトン1001
00O中で沸騰させ、この際それはほんの一部可溶であ
り、そしてその混合物を濾過する。濾液から得られる表
題の化合物は249〜253℃で溶融する(分解しなが
ら)。その上の量の所望の化合物は引用量のアセトン中
には不溶でありそして濾残中に含まれている。その上の
物質を母液から回収することができる。
大隻巖叉: 2 、2−ジメチル−3,4−ジヒドロl エタノールと水との1:1混合物500 m l中の2
.2−ジメチル−3,4−ジヒドロ−2H−ナフト(1
,2−b)ピラン−5,6−ジオン(β−ラバコン)1
5g、チオセミカルバジド15.8g及び酢酸ナトリウ
ム15.8 gの混合物を還流下で4時間加熱し、次い
で室温に冷却する。赤味がかった沈澱物を濾別し、その
残留物を水洗し、減圧下70℃で16時間乾燥し、次い
で半容量の濃度でアセトン3000 m lから再結晶
し、そしてジエチルエーテルで洗う。その生成する表題
の化合物は249〜250℃で溶融する。その上の量の
所望の生成物は母液から単離するこぶができる。
クアミノアセチルヒドラゾン) 酢酸70m1中の2.2−ジメチル−3,4−ジヒドロ
−2H−ナフト(1,2−b〕ビラン−5,6−ジオン
(β−ラバコン)7.2g及びN。
N−ジメチルグリシンヒドラジド塩酸塩6.1g(D懸
濁液を浴温100℃で10分間加熱する。溶媒を減圧下
で除去しそしてその残留物を熱ジメチルホルムアミド中
に溶解させる。冷却の際に、オレンジ色−赤色の結晶沈
澱物が生成し、これを高真空下90℃で乾燥する。この
方法では融点185℃(分解を伴う)の表題の化合物が
得られる。
酢酸50nl中の2.2−ジメチル−3,4−ジヒドロ
−2H−ナフト(1,2−b)ピラン−5,6−ジオン
(β−ラバコン)7.2g及びトリメチルアンモニオア
セチルヒドラジド塩化物6.72gの混合物を100℃
で10分間加熱し、次いで減圧下で蒸発によって濃縮乾
固させる。生成する油状生成物を1.2−ジメトキシエ
タンでのくり返しての処理によって晶出させる。その結
晶物質を濾別し、エタノール中に溶解させ、そしてその
溶液を同じ量の酢酸エチルで稀釈する。0℃に冷却する
際に、210℃で溶融する(分解を伴う)オレンジ色に
着色した結晶沈澱物の形態で得られる。
酢酸50m1中の2,2−ジメチル−3,4−ジヒドロ
−2H−ナフト(1,2−b)ピラン−5,6−ジオン
(β−ラバコン)7.2g及び1−(2−ヒドラジノ−
2−オキソエチル)ピリジニオ塩化物7.5gの懸濁液
を100℃で10分間加熱し、次いで減圧下で蒸発によ
って濃縮乾固させる。
その生成する油状生成物を、1,2−ジメトキシエタン
で数回処理することによって晶出させる。
その結晶物質を濾別し、イソプロパツールから晶出させ
、次いでアセトニトリルから晶出させる。
その生成する表題の化合物はセスキ永和物の形態で得ら
れ、そして225℃で分解する。
エタノール125ml1及びトリエチルアミン4.2m
l中の2.2−ジメチル−3,4−ジヒドロ−2H−ナ
フト(1,2−b)ピラン−5,6−ジオン(β−ラバ
コン)2.0gの溶液にヒドロキシルアミン塩酸塩1.
73 gを添加する。その反応溶液を25℃で6時間攪
拌し、そして5℃に冷却する。
その結晶を吸引で濾別し、水洗し、そして乾燥する。そ
の生成する表題の化合物は169〜171℃の。
融点をもっている。
エタノール155m1!及び水21mj!中の2,2−
ジメチル−3,4−ジヒドロ−2H−ナフト(1,2−
b)ピラン−5,6−ジオン(β−ラバコン)2.49
gの溶液に酢酸ナトリウム4.22 g及びメチルヒド
ロキルアミン塩酸塩4.3gを添加する。その反応溶液
を還流下で4時間加熱し、そして5℃に冷却する。その
結晶を吸引で濾別し、水洗し、乾燥し、そしてペプタン
から再結晶化させる。その生成する表題の化合物は79
〜80℃の融点をもつ。
エタノール150m1及び水zQml中の2.2−ジメ
チル−3,4−ジヒドロ−2H−ナフト(1,2−b)
ピラン−5,6−ジオン(β−ラバコン)2.49gの
溶液に酢酸ナトリウム4.22 g及びメチルヒドロキ
シルアミン塩酸塩5.0gを添加する。その反応溶液を
還流下で4時間加熱し、次いで蒸発によって濃縮乾固さ
せる。その残留物を塩化メチル中に溶解させそしてその
有機相を水で2回洗う。その有機相を乾燥し、蒸発によ
って濃縮乾固させ、そしてその残留物をヘキサンから晶
出させる。その生成する表題の化合物は72〜73℃で
溶融する。
エタノール1000rnj!中の2,2−ジメチル−3
゜4−ジヒドロ−2H−ナフト(1,2−b)ピラン−
5,6−ジオン(β−ラバコン)2.0gの溶液に0−
力ルボキシスチルヒドロキシルアミン半塩酸塩10gを
添加し、その全体を室温で2時間攪拌する。その溶液は
オレンジ色から黄色に変化する。その溶液を蒸発によっ
てS縮乾固させ、その残留物を塩化メチレン中に溶解さ
せそして重炭酸ナトリウム溶液で2回洗う。次いでその
有機相を稀HClで2回そして水で1回洗い、乾燥し、
そして蒸発によって濃縮させる。表題の化合物はエーテ
ル/石油エーテルを用いてその残留物から黄色針の形態
で晶出させる。融点は93〜95℃である。
THF−HzO(1: 1)8mA!中に溶解した0−
カルボキシメチルヒドロキシルアミン半塩酸塩0.78
 gを、THF30ml中の2.2−ジメチル−3,4
−ジヒドロ−2H−ナフト(1,2−b〕ビラン−5、
6−ジオン(β−ラバコン)1.56 gの溶液に添加
し、その全体を室温で8時間攪拌する。その溶液を蒸発
によって濃縮乾固させ、その残留物を塩化メチレン中に
溶融させ、そして稀UCZで2回そしてH2Oで1回洗
う。その有機相を乾燥しそして蒸発によって濃縮する。
その残留物を温エーテル120mj!中に懸濁させそし
て還流下で加熱して、融点165〜167℃の黄色結晶
の形態の表題の化合物を得る。
以下全白 ス1」扛LF 2 、2−ジメチル−3,4−ジヒドロ
2.2−ジメチル−3,4−ジヒドロ−2H−ナフト(
1,2−b)ピラン−5,6−ジオン−6−(カルボキ
シメチル)オキシムIgをジオキサン約20mf中に溶
融させそして等モル量のIN水酸化ナトリウム溶液を添
加する。透明な溶液を凍結乾燥させて表題の化合物を黄
色粉末の形態で得る。
エタノール100nl及び水2Qml中の2.2−ジメ
チル−3,4−ジヒドロ−2H−ナフト(1,2−b)
ピラン−5,6−ジオン(β−ラバコン)2.0gの溶
液に酢酸ナトリウム0.75 g及びヒドラジン−カル
ボン酸エチルエステル4.8gを添加しそしてその全体
を還流下で50時間加熱する。その反応混合物を濃縮し
、そしてその残留物を塩化メチレン中に溶解させ、そし
て水で2回洗う。その有機相を乾燥し、蒸発によって濃
縮し、そしてその残留物をシリカゲル100gでクロマ
トグラフィーによって分離する。表題の化合物は融点9
0〜95℃の黄色結晶の形態で得られる。
!血更U: それぞれ2,2−ジメチル−3,4− ジヒドロ−2H−ナンド(1,2−b)ビラン−5,6
−ジオン−6−セミカ ルバゾン500■を含有する錠剤は次のようにして製造
することができる。: ■嵐(1000錠のための組成): 2.2−ジメチル−3,4−ジヒドロ 2H−ナフト(1,2−b)ビラン− 5,6−ジオン−6−セミカルバゾン 5000.00
6小麦粉                790.0
0 pステアリン酸              30
.008ステアリン酸マグネシウム        3
0.00sタルク                 
400.00 g小麦澱粉500gを脱鉱物水約130
0mj?と共に撹拌することによってペースト状にされ
ておりそして更に600mj!の脱鉱物水で均一に加熱
されている小麦澱粉と共に活性成分をこねてわずかに可
塑性の塊を生成させ、そしてその全体をメッシュ幅約3
鶴の節を通して押し進める。その粒質物を次いで乾燥し
そして再度節に通す。均一な粒度にされている乾燥粒質
物をステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸、タルク
及び残りの小麦澱粉と混合し、その生成した混合物を錠
剤形に圧縮する。
去旌五口: 2.2−ジメチル−3,4−ジヒドロ −28−ナフト(1,2−b)ビラン −5,6−ジオン−6−セミカルバゾ ンを含有する10%濃度の懸濁液は次 のようにして調製することができる。
以下余白 ’jfJg (5000m j2のための組成):2.
2−ジメチル−3,4−ジヒドロ 2H−ナフト(1,2−b)ビラン− 5,6−ジオン−6−セミカルバゾン  500.00
 gプロピレングリコール        500.0
0 gヒドロキシプロピルメチルセルロース 25.0
0 gクエン酸               5.0
0gサッカリンナトリウム          2.5
0 g4−ヒドロキシ−安息香酸 メチルエステル            6.00 g
4−ヒドロキシ−安息香酸香酸 プロピルエステル           1.50gラ
ズベリー香味料           5.00 g7
0%ソルビトール水溶液      1250 ml!
脱鉱脱水物水           十分な量プロピレ
ングリコール250g及び脱鉱物水/1250mj!中
の活性成分の懸濁液をコロイドミル中ですり砕く。平均
粒度1oλm未満の活性成分の微細懸濁液を、脱鉱物水
1250 m l及びソルビトール水溶液中のヒドロキ
シプロピルメチルセルロース、クエン酸及びサッカリン
ナトリウムの溶液中に分散させる。この懸濁液に、攪拌
しながら、プロピレングリコール250g中の4−ヒド
ロキシ安息香酸メチルエステル及び4−ヒドロキシ安息
香酸プロピルエステルの溶液及びラズベリー香味料を添
加する。脱鉱物水を用いて5000 m lの容量にし
て、5ml当り500■の活性成分を含有する懸濁液を
得る。
ス薯贋■: 2.2−ジメチル−3,4−ジヒドロ −2H−ナフト(1,2−b)ビラン −それぞれ5,6−ジオン−6−セミ カルバゾン300■を含有するカプセルは次のようにし
て製造することができ る。
M (10000個のカプセルのための組成):2.2
−ジメチル−3,4−ジヒドロ 2H−ナフト〔1,2−b〕ピラン− 5,6−ジオン−6−セミカルバゾン 3000.00
 gステアリン酸マグネシウム      100.0
0 g活性成分をステアリン酸マグネシウムと混合しそ
してそれぞれの場合にその混合物0.31 gを、カプ
セル充填機を用いて硬いゼラチンカプセル中に入れる。
ス11殊胆: 5m42当り1.0gの2,2−ジメチル−3,4−ジ
ヒドロ−2H−ナフト (1,2−b)ピラン−5,6−ジオ ン−6−セミカルバゾンを含有する (筋肉内投与用の)注射用水性懸濁液 は次のようにして製造することができ る: 懸濁液媒質: カルボキシメチルセルロースの ナトリウム塩            0.10%リン
酸二水素ナトリウムとリン 酸水素二ナトリウムの混合物     0.15%塩化
ナトリウム           0.75%S−エチ
ルマーキュリチオサリチル 酸のナトリウム塩(チオマーサル)   0.02%1
.2−プロピレングリコール   20.00%蒸留水
       合計で100%になる量滅菌の2,2−
ジメチル−3,4−ジヒドロ−2H−ナフト(1,2−
b)ピラン−5,6−ジオン−6−セミカルバゾン活性
成分を殺菌条件下で上記の懸濁液媒質で処理して、5m
l当り1.0gの活性成分を含有する滅菌懸濁液を作る
大施廻且: 5ml当り0.75gの2.2−ジメチル−3,4−ジ
ヒドロ−2H−ナフト (1,2−b)ピラン−5,6−ジオ ン−6−セミカルバゾンを含有する (筋肉内投与用の)注射用水性懸濁液 は次のようにして製造することができ る: 以下余白 巴」■u紀」上 塩化ナトリウム           0.90%S−
エチルマーキュリチオサリチル 酸のナトリウム塩(チオマーサル)   0.02%ポ
リオキシエチレン(20)ソリビタンステアレート (分子量 : 1311.7g  、ライ−:z(Tw
een)60)     0.75%カルボキシメチル
セルロースの ナトリウム塩             0.50%滅
菌活性成分を殺菌条件下で上記の懸濁液媒質で処理して
、5mI!当り0.75g活性成分を含有する滅菌懸濁
液を作る。
以下余白 @発明者 パルター ベルリ  スイス国、 405I
O発 明 者  カール ハイフン シ  スイス国、
 414Aユミトルピン       5 1 バーゼル、アエシエルシュトシーセ 231 アル
レシャイム、イム バウムガルテン手続補正書(方式J 昭和61年3月に日

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 〔式中、R_1及びR_2は相互に無関係にそれぞれ水
    素原子、低級アルキル基又はアリール基であるか、又は
    一緒になって低級アルキレン基であり、基R_3及びR
    _4の1方は基=N−R( I a)(この場合に、Rは
    基−O−Ra( I b)であり、そしてRaは水素原子
    、低級アルキル基、カルボキシ−低級アルキル基又は低
    級アルコキシカルボニル−低級アルキル基であるか、又
    はRは基−N(Rb)−Rc( I c)であり、そして
    Rb及びRcは相互に無関係にそれぞれ水素原子又は低
    級アルキル基であるか、又は基Rb及びRcの1つは水
    素原子でありそして他の基は基−C(=X)−Rdであ
    り、この場合にXはオキソ基でありそしてRdは低級ア
    ルコキシ基、ジ低級アルキルアミノ−低級アルキル基、
    トリ低級アルキルアンモニオ−低級アルキル基、低級ア
    ルキレンアミノ−低級アルキル基、オキサ−低級アルキ
    レンアミノ−低級アルキル基、チア−低級アルキレンア
    ミノ−低級アルキル基、場合によってはアザ基上におい
    て低級アルキル基によって置換されていてもよいアザ−
    低級アルキレンアミノ−低級アルキル基、又はピリジニ
    オ−低級アルキル基であるか、又はXはオキソ基又はチ
    オキソ基でありそしてRdはアミノ基であるか、又は2
    つの基Rb及びRcは一緒になって低級アルキレン基、
    オキサ−低級アルキレン基、チア−低級アルキレン基、
    又は場合によってはアザ基上で低級アルキル基によって
    置換されていてもよいアザ−低級アルキレン基である)
    であり、そして2つの基R_3及びR_4の他方は前記
    と同じ意味をもつか又はオキソ基であり、そして環Aは
    それ以上には置換されていないか又はその上に低級アル
    キル基、低級アルコキシ基及び/又はハロゲン原子によ
    って置換されているものとする〕 で表わされる化合物、及び塩形成特性をもつ上記化合物
    の塩。 2、R_1は水素原子又は低級アルキル基であり、R_
    2は水素原子、低級アルキル基又はフェニル基であり、
    基R_3及びR_4の1つは基=N−R( I a)〔式
    中、Rは基−O−Ra( I b)であり、そしてRaは
    水素原子、低級アルキル基、カルボキシ−低級アルキル
    基又は低級アルコキシカルボニル−低級アルキル基であ
    るか、又はRは基−N(Rb)−Rc( I c)であり
    そしてRb及びRcは相互に無関係にそれぞれ水素原子
    又は低級アルキル基であるか、又は基Rb及びRcの1
    つは水素原子でありそして他の基は基−C(=X)−R
    d(式中Xはオキソ基でありそしてRdは低級アルコキ
    シ基、ジ低級アルキルアミノ−低級アルキル基、トリ低
    級アルキルアンモニオ−低級アルキル基、低級アルキレ
    ンアミノ−低級アルキル基、4−モルホリノ−低級アル
    キル基、4−低級アルキル−1−ピペラジノ−低級アル
    キル基又はピリジニオ−低級アルキル基であるか、又は
    Xはオキソ基又はチオキソ基でありそしてRdはアミノ
    基である)であるか、又は2つの基Rb及びRcが一緒
    になって低級アルキレン基、3−オキサ−1,5−ペン
    チレン基又は3−低級アルキル−3−アザ−1,5−ペ
    ンチレン基である〕であり、そして2つの基R_3及び
    R_4の他方はオキソ基であり、そして環Aはそれ以上
    には置換されていないか又はその上に低級アルキル基、
    低級アルコキシ基又はハロゲン原子によって置換されて
    おり、“低級”と言及している基は1又は2個の炭素原
    子を含有し、低級アルキレン基は4又は5個の炭素原子
    を含有しており、そしてハロゲン原子は多くて35の原
    子番号をもっている、特許請求の範囲第1項記載の式(
    I )で表わされる化合物、及び塩形成特性をもつ上記
    化合物の薬学的に許容される塩。 3、R_1は水素原子又は低級アルキル基であり、R_
    2は低級アルキル基又はフェニル基であり、R_3は式
    =N−R( I a)〔式中Rは基−O−Ra( I b)で
    ありそしてRaは低級アルキル基、カルボキシ−低級ア
    ルキル基又は低級アルコキシカルボニル−低級アルキル
    基であるか、又はRは基−N(Rb)−Rc( I c)
    であり、基Rを及びRcの1つは水素原子でありそして
    他の基は基−C(=X)−Rd(式中Xはオキソ基又は
    チオキソ基でありそしてRdはアミノである)であるか
    、又は2つの基Rb及びRcは一緒になって低級アルキ
    レン基、3−オキサ−1,5−ペンチレン基又は3−低
    級アルキル−3−アザ−1,5−ペンチレンである〕で
    表わされる基であり、そしてR_4はオキソ基であり、
    “低級”と言及した基は1又は2個の炭素原子を含有し
    そして低級アルキレン基は4又は5個の炭素原子を含有
    する、特許請求の範囲第1項記載の式( I )で表わさ
    れる化合物、及び塩形成特性をもつ上記化合物の薬学的
    に許容される塩。 4、R_1は水素原子又はメチル基であり、R_2はメ
    チル基又はフェニル基であり、R_3は基=N−R(
    I a)あり、そしてRは基−N(Rb)−Rc( I c
    )〔式中、基Rb及びRcの1つは水素原子でありそし
    て他の基は基−C(=X)−Rd( I d)(式中、X
    はオキソ基でありそしてRdはアミノ基である)である
    〕であり、“低級”と言及した基は特に1個、あるいは
    又2個の炭素原子を含有する、特許請求の範囲第1項記
    載の式( I )で表わされる化合物。 5、特許請求の範囲第1項記載の2,2−ジメチル−3
    ,4−ジヒドロ−2H−ナフト〔1,2−b〕ピラン−
    5,6−ジオン−6−セミカルバゾン。 6、特許請求の範囲第1項記載の2,2−ジメチル−3
    ,4−ジヒドロ−2H−ナフト〔1,2−b〕ピラン−
    5,6−ジオン−6−セミカルバゾン。 7、特許請求の範囲第1項記載の2,2−ジメチル−3
    ,4−ジヒドロ−2H−ナフト〔1,2−b〕ピラン−
    5,6−ジオン−6−(2−ジメチルアミノアセチルヒ
    ドラゾン)及びその塩。 8、特許請求の範囲第1項記載の2,2−ジメチル−3
    ,4−ジヒドロ−2H−ナフト〔1,2−b〕ピラン−
    5,6−ジオン−6−(2−トリメチルアンモニオアセ
    チルヒドラゾン)。 9、特許請求の範囲第1項記載の2,2−ジメチル−3
    ,4−ジヒドロ−2H−ナフト〔1,2−b〕ピラン−
    5,6−ジオン−6−(2−ピリジニオアセチルヒドラ
    ゾン)。 10、式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 〔式中、R_1及びR_2は相互に無関係にそれぞれ水
    素原子、低級アルキル基又はアリール基であるか、又は
    一緒になって低級アルキレン基であり、基R_3及びR
    _4の1方は基=N−R( I a)(この場合にRは基
    −O−Ra( I b)であり、そしてRaは水素原子、
    低級アルキル基、カルボキシ−低級アルキル基又は低級
    アルコキシカルボニル−低級アルキル基であるか、又は
    Rは基−N(Rb)−Rc( I c)でありそしてRb
    及びRcは相互に無関係にそれぞれ水素原子又は低級ア
    ルキル基であるか、又は基Rb及びRcの1つは水素原
    子でありそして他の基は基−C(=X)−Rdであり、
    この場合にXはオキソ基でありそしてRdは低級アルコ
    キシ基、ジ低級アルキルアミノ−低級アルキル基、トリ
    低級アルキルアンモニオ−低級アルキル基、低級アルキ
    レンアミノ−低級アルキル基、オキサ−低級アルキレン
    アミノ−低級アルキル基、チア−低級アルキレンアミノ
    −低級アルキル基、場合によってはアザ基上において低
    級アルキル基によって置換されていてもよいアザ−低級
    アルキレンアミノ−低級アルキル基、又はピリジニオ−
    低級アルキル基であるか、又はXはオキソ基又はチオキ
    ソ基でありそしてRdはアミノ基であるか、又は2つの
    基Rb及びRcは一緒になって低級アルキレン基、オキ
    サ−低級アルキレン基、チア−低級アルキレン基、又は
    場合によってはアザ基上で低級アルキル基によって置換
    されていてもよいアザ−低級アルキレン基である)であ
    り、そして2つの基R_3及びR_4の他方は前記と同
    じ意味をもつか又はオキソ基であり、そして環Aはそれ
    以上には置換されていないか又はその上に低級アルキル
    基、低級アルコキシ基及び/又はハロゲン原子によって
    置換されているものとする〕で表わされる化合物又は塩
    形成性基をもつ式( I )で表わされる化合物の薬学的
    に許容される塩を含有する医薬製剤。 11、式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 〔式中、R_1及びR_2は相互に無関係にそれぞれ水
    素原子、低級アルキル基又はアリール基であるか、又は
    一緒になって低級アルキレン基であり、基R_3及びR
    _4の1方は基=N−R( I a)(この場合に、Rは
    基−O−Ra( I b)であり、そしてRaは水素原子
    、低級アルキル基、カルボキシ−低級アルキル基又は低
    級アルコキシカルボニル−低級アルキル基であるか、又
    はRは基−N(Rb)−Rc( I c)であり、そして
    Rb及びRcは相互に無関係にそれぞれ水素原子又は低
    級アルキル基であるか、又は基Rb及びRcの1つは水
    素原子でありそして他の基は基−C(=X)−Rdであ
    り、この場合にXはオキソ基でありそしてRdは低級ア
    ルコキシ基、ジ低級アルキルアミノ−低級アルキル基、
    トリ低級アルキルアンモニオ−低級アルキル基、低級ア
    ルキレンアミノ−低級アルキル基、オキサ−低級アルキ
    レンアミノ−低級アルキル基、チア−低級アルキレンア
    ミノ−低級アルキル基、場合によってはアザ基上におい
    て低級アルキル基によって置換されていてもよいアザ−
    低級アルキレンアミノ−低級アルキル基、又はピリジニ
    オ−低級アルキル基であるか、又はXはオキソ基又はチ
    オキソ基でありそしてRdはアミノ基であるか、又は2
    つの基Rb及びRcは一緒になって低級アルキレン基、
    オキサ−低級アルキレン基、チア−低級アルキレン基、
    又は場合によってはアザ基上で低級アルキル基によって
    置換されていてもよいアザ−低級アルキレン基である)
    であり、そして2つの基R_3及びR_4の他方は前記
    と同じ意味をもつか又はオキソ基であり、そして環Aは
    それ以上には置換されていないか又はその上に低級アル
    キル基、低級アルコキシ基及び/又はハロゲン原子によ
    って置換されているものとする〕で表わされる化合物、
    及び塩形成特性をもつ上記化合物の塩の製法であって、
    式 ▲数式、化学式、表等があります▼(II) (式中、基Rx及びRyの1方はオキソ基でありそして
    他方はオキソ基又は基=N−R( I a)であり、そし
    てR_1及びR_2そしてまた式(II)中の環A、及び
    基( I a)中のRは上記した意味をもつ)で表わされ
    る化合物と式H_2N−R(III)(式中、Rは上記の
    意味をもつ)で表わされる化合物とを反応させ、そして
    、所望の場合には生成化合物を本発明による別の化合物
    に変換させ、そして/又は、所望の場合には生成塩を遊
    離化合物に又は別の塩に変換させ、又は塩形成性基をも
    つ生成遊離化合物を塩に変換させることを特徴とする、
    前記の製法。
JP60263978A 1984-11-26 1985-11-26 オキソ化合物の窒素誘導体,その製法及びそれを含む医薬製剤 Pending JPS61186378A (ja)

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