JPS61186319A - 睡眠覚醒調節剤 - Google Patents
睡眠覚醒調節剤Info
- Publication number
- JPS61186319A JPS61186319A JP2578185A JP2578185A JPS61186319A JP S61186319 A JPS61186319 A JP S61186319A JP 2578185 A JP2578185 A JP 2578185A JP 2578185 A JP2578185 A JP 2578185A JP S61186319 A JPS61186319 A JP S61186319A
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- JP
- Japan
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- sleep
- sleeping
- awakening
- salt
- diclofenac
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- Granted
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- Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野コ
この発明は、睡眠覚醒調節剤に関するものである。
[要約]
この発明は、ジクロフェナックまたはその塩を有効成分
とする、睡眠覚醒調節剤を提供するものである。
とする、睡眠覚醒調節剤を提供するものである。
[従来の技術]
睡眠は正常なひとが1日の3分の1程度を費やす生理現
象であり、通常ひとは晴朗である夜間に睡眠するという
、24時間周期の日内睡眠リズムで生活している。とこ
ろが、ひとが経度方向に航空機旅行したり、3交代制等
の夜勤につくと、上記睡眠リズムにおける睡眠期または
晴朗と実際に睡眠すべき時とが一致しなくなるので、睡
眠すべき時に眠くなく、覚醒すべき時に眠いという変調
(時差ぼけ)を招く。このような変調を防ぐ薬剤として
は、睡眠剤および覚醒剤があるが、これらは習慣性等の
ような周知の副作用があるので、その使用は好ましくな
い。そこで、上記変調を防ぐための副作用のない薬剤の
開発が望まれていた。
象であり、通常ひとは晴朗である夜間に睡眠するという
、24時間周期の日内睡眠リズムで生活している。とこ
ろが、ひとが経度方向に航空機旅行したり、3交代制等
の夜勤につくと、上記睡眠リズムにおける睡眠期または
晴朗と実際に睡眠すべき時とが一致しなくなるので、睡
眠すべき時に眠くなく、覚醒すべき時に眠いという変調
(時差ぼけ)を招く。このような変調を防ぐ薬剤として
は、睡眠剤および覚醒剤があるが、これらは習慣性等の
ような周知の副作用があるので、その使用は好ましくな
い。そこで、上記変調を防ぐための副作用のない薬剤の
開発が望まれていた。
この発明者は、消炎鎮痛剤として市販されている[o
−(2,6−ジクロロアニリノ)フェニル]酢酸ナトリ
ウム(米国特許第3558690号、一般名ジクロフェ
ナックナトリウム。以下、一般名を使用)が、驚くべき
ことに日内睡眠リズムを消失させる作用を示すことを見
出だし、この発明を完成したのである。
−(2,6−ジクロロアニリノ)フェニル]酢酸ナトリ
ウム(米国特許第3558690号、一般名ジクロフェ
ナックナトリウム。以下、一般名を使用)が、驚くべき
ことに日内睡眠リズムを消失させる作用を示すことを見
出だし、この発明を完成したのである。
[発明の構成コ
すなわち、この発明は、ジクロフェナックまたはその塩
を有効成分とする、睡眠覚醒調節剤である。
を有効成分とする、睡眠覚醒調節剤である。
上記ジクロフェナックの塩としては、無機塩、例えばナ
トリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩、カルシウ
ム塩、マグネシウム塩等のアルカリ土金属塩、アルミニ
ウム塩等の上記以外の金属塩、アンモニウム塩、および
有機塩基との塩、例えばモノ、ジもしくはトリエタノー
ルアミン塩、シクロヘキシルアミン、ベンジルアミン塩
等が含まれる。これらは、ジクロフェナックナトリウム
から塩交換の常法により製造される。
トリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩、カルシウ
ム塩、マグネシウム塩等のアルカリ土金属塩、アルミニ
ウム塩等の上記以外の金属塩、アンモニウム塩、および
有機塩基との塩、例えばモノ、ジもしくはトリエタノー
ルアミン塩、シクロヘキシルアミン、ベンジルアミン塩
等が含まれる。これらは、ジクロフェナックナトリウム
から塩交換の常法により製造される。
前記のように、ジクロフェナックまたはその塩は、口内
睡眠リズムを消失させる作用を有する。
睡眠リズムを消失させる作用を有する。
睡眠は、徐波睡眠(夢を見ていない時の睡眠)と逆説睡
眠(夢を見る時の睡眠)に大別される。これら2つの睡
眠段階は、脳波と筋電図の同時記録により判別される。
眠(夢を見る時の睡眠)に大別される。これら2つの睡
眠段階は、脳波と筋電図の同時記録により判別される。
徐波睡眠の際には、脳波の形態上、特徴的な睡眠脳波が
現れるが、逆説睡眠の際には、覚醒時と同じ脳波を示す
にも拘わらず、筋肉の緊張が全く欠如している。一般に
、睡眠剤は徐波睡眠を延長し逆説睡眠を抑制するが、ジ
クロフェナックおよびその塩は、上記いずれの睡眠に対
しても口内睡眠リズムを消失させることが明らかになっ
た。したがって、ジクロフェナックまたはその塩の有効
量を投与すると、意図に反して眠い時には覚醒が、また
意図に反して眠くない時には睡眠が、容易になる。
現れるが、逆説睡眠の際には、覚醒時と同じ脳波を示す
にも拘わらず、筋肉の緊張が全く欠如している。一般に
、睡眠剤は徐波睡眠を延長し逆説睡眠を抑制するが、ジ
クロフェナックおよびその塩は、上記いずれの睡眠に対
しても口内睡眠リズムを消失させることが明らかになっ
た。したがって、ジクロフェナックまたはその塩の有効
量を投与すると、意図に反して眠い時には覚醒が、また
意図に反して眠くない時には睡眠が、容易になる。
上記の目的に対するジクロフェナックまたはその塩の投
与量は、ひとの場合約25−1006、通常50m9前
後であり、上記範囲内の適当量を1日2−4回分割投与
するか、頓用するか、または持効性製剤として投与する
。投与方法は、経口、直腸、静注等任意であるが、経口
または直腸内投与が好ましい。
与量は、ひとの場合約25−1006、通常50m9前
後であり、上記範囲内の適当量を1日2−4回分割投与
するか、頓用するか、または持効性製剤として投与する
。投与方法は、経口、直腸、静注等任意であるが、経口
または直腸内投与が好ましい。
投与に際しては、ジクロフェナックまたはその塩を有効
成分とし、経口投与、直腸内投与、静脈注射等の投与方
法に適した有機または無機の固体または液体賦形剤のよ
うな医薬上許容される担体と混合して、常用の医薬製剤
の形で投与することができる。このような製剤には、錠
剤、カプセル、顆粒剤、散剤等の固体、および溶液剤、
懸濁剤、乳剤等の液体が含まれる。上記担体としては、
澱粉、乳糖、ぶどう糖、しょ糖、デキストリン、パラフ
ィン、脂肪酸グリセリド、水、アルコール等が用いられ
る。また必要に応じて、補佐薬、安定剤、湿潤剤、乳化
剤、緩衝剤、滑沢剤、結合剤、および他の常用添加剤を
加えることができる。
成分とし、経口投与、直腸内投与、静脈注射等の投与方
法に適した有機または無機の固体または液体賦形剤のよ
うな医薬上許容される担体と混合して、常用の医薬製剤
の形で投与することができる。このような製剤には、錠
剤、カプセル、顆粒剤、散剤等の固体、および溶液剤、
懸濁剤、乳剤等の液体が含まれる。上記担体としては、
澱粉、乳糖、ぶどう糖、しょ糖、デキストリン、パラフ
ィン、脂肪酸グリセリド、水、アルコール等が用いられ
る。また必要に応じて、補佐薬、安定剤、湿潤剤、乳化
剤、緩衝剤、滑沢剤、結合剤、および他の常用添加剤を
加えることができる。
[実施例]
以下、実施例によりこの発明をさらに詳細に説明し、試
験例によりこの発明の効果を明らかにする。
験例によりこの発明の効果を明らかにする。
実施例1
ジクロフェナックナトリウム 25mg乳糖
55即微品性セ
ルロース 38肩9ステアリン酸
マグネシウム 2所上記を常法により
整粒、打錠して錠剤とする。
55即微品性セ
ルロース 38肩9ステアリン酸
マグネシウム 2所上記を常法により
整粒、打錠して錠剤とする。
実施例2
ジクロフェナックナトリウム 50即乳糖
130mgコーンスタ
ーチ 18゜ステアリン酸マ
グネシウム 2肩9上記を混合しゼラチ
ン硬カプセルに充填する。
130mgコーンスタ
ーチ 18゜ステアリン酸マ
グネシウム 2肩9上記を混合しゼラチ
ン硬カプセルに充填する。
実施例3
ジクロフェナックナトリウム 50屑9脂肪
酸グリセリド 1950mg上記を溶
融混合し成形して層剤とする。
酸グリセリド 1950mg上記を溶
融混合し成形して層剤とする。
試験例1
スブラーグ・ダウリ゛−(S prague −D a
wley)系雄性ラット(体重3009)実験群5匹、
対照群5匹を各12時間ずつの明暗サイクルで飼育した
。
wley)系雄性ラット(体重3009)実験群5匹、
対照群5匹を各12時間ずつの明暗サイクルで飼育した
。
ラットは夜行性の動物であるため、第1図に破線で示す
ように、徐波睡眠および逆説睡眠とも明期に高く晴朗に
低くなる(すなわち、昼間睡眠をとり夜間覚醒している
)日内睡眠リズムを示す。
ように、徐波睡眠および逆説睡眠とも明期に高く晴朗に
低くなる(すなわち、昼間睡眠をとり夜間覚醒している
)日内睡眠リズムを示す。
このような条件下で飼育されたラットの外頚静脈内に、
明期の始まる1時間前より10時間にわたりジクロフェ
ナックナトリウムを0 、04 mg/nQ/時間の割
合で連続注入した。その結果、第1図に実線で示すよう
に、徐波睡眠および逆説睡眠とも、明期においては低下
し晴朗においては向上して、口内睡眠リズムが消失する
結果となった。
明期の始まる1時間前より10時間にわたりジクロフェ
ナックナトリウムを0 、04 mg/nQ/時間の割
合で連続注入した。その結果、第1図に実線で示すよう
に、徐波睡眠および逆説睡眠とも、明期においては低下
し晴朗においては向上して、口内睡眠リズムが消失する
結果となった。
なお、第1図中、*は対照群より睡眠量が有意に減少(
P<0.05)1.、たこと、☆は対照群より睡眠量が
有意に増加(p<o、os)j、たことを示す。
P<0.05)1.、たこと、☆は対照群より睡眠量が
有意に増加(p<o、os)j、たことを示す。
第1図は、試験例1に記載したラットにおける口内睡眠
リズムおよびジクロフェナックナトリウムがそれに及ぼ
す効果を示すグラフである。
リズムおよびジクロフェナックナトリウムがそれに及ぼ
す効果を示すグラフである。
Claims (5)
- (1)ジクロフェナックまたはその塩を有効成分とする
、睡眠覚醒調節剤。 - (2)有効成分がジクロフェナックナトリウムである、
特許請求の範囲第1項記載の剤。 - (3)睡眠の促進または覚醒の抑制のために使用するも
のである、特許請求の範囲第1項記載の剤。 - (4)睡眠の抑制または覚醒の促進のために使用するも
のである、特許請求の範囲第1項記載の剤。 - (5)時差ぼけの予防または治療のために使用するもの
である、特許請求の範囲第1項記載の剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2578185A JPS61186319A (ja) | 1985-02-12 | 1985-02-12 | 睡眠覚醒調節剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2578185A JPS61186319A (ja) | 1985-02-12 | 1985-02-12 | 睡眠覚醒調節剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61186319A true JPS61186319A (ja) | 1986-08-20 |
JPH0156047B2 JPH0156047B2 (ja) | 1989-11-28 |
Family
ID=12175375
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2578185A Granted JPS61186319A (ja) | 1985-02-12 | 1985-02-12 | 睡眠覚醒調節剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61186319A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016510031A (ja) * | 2013-03-01 | 2016-04-04 | ジャズ ファーマシューティカルス アイルランド リミテッド | モノカルボン酸塩若しくはエステル輸送体を伴うγ−ヒドロキシ酪酸塩若しくはエステルの投与 |
-
1985
- 1985-02-12 JP JP2578185A patent/JPS61186319A/ja active Granted
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016510031A (ja) * | 2013-03-01 | 2016-04-04 | ジャズ ファーマシューティカルス アイルランド リミテッド | モノカルボン酸塩若しくはエステル輸送体を伴うγ−ヒドロキシ酪酸塩若しくはエステルの投与 |
US11253494B2 (en) | 2013-03-01 | 2022-02-22 | Jazz Pharmaceuticals Ireland Limited | Method of administration of gamma hydroxybutyrate with monocarboxylate transporters |
US11986446B2 (en) | 2013-03-01 | 2024-05-21 | Jazz Pharmaceuticals Ireland Limited | Method of administration of gamma hydroxybutyrate with monocarboxylate transporters |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0156047B2 (ja) | 1989-11-28 |
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