JPS61184989A - カラ−ビデオカメラ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、カラービデオカメラに関し、特にその自動
白バランス調整装置の改良に関するものである。

〔従来の技術〕

第３図は従来のこの種のカラービデオカメラを示し、図
において、１は光学レンズ系、２は撮像素子、３１は赤
色信号プリアンプ、３２は緑色信号プリアンプ、３３は
青色信号プリアンプ、４１は赤色信号白バランス用利得
制御回路、４２は青色信号白バランス用利得制御回路、
５はプロセス及びエンコーダ回路、６は色温度検出回路
である。

第４図は第３図の色温度検出回路６の構成を示し、図に
おいて、１２Ｂは主として青色光に感度を持った青色受
光素子１１Ｂを含む青色受光部、１２Ｒは主として赤色
光に感度を持った赤色受光素子１１Ｒを含む赤色受光部
、１３は上記２つの受光部１２Ｂ、１２Ｒの出力の比を
出力する割り算回路（分光組成検出手段）であり、これ
は除算により光源の分光組成を得るものである。

次に動作について説明する。

光源の青色成分に青色受光素子１１Ｂが反応して青色受
光部１２Ｂから電圧ＶＢが出力される。

このＶＢは光源の青色成分の量に比例している。

また光源の赤色成分に赤色受光素子１１Ｒが反応して赤
色受光部１２Ｒから電圧ＶＲが出力される。

このＶＲは光源の赤色成分の量に比例している。

そして割り算回路１３には上記電圧ＶＢ、ＶＲが入力さ
れ、その比に等しい電圧ＶＢ　／ＶＲが出力される。こ
のようにして色温度検出回路６により光源光に含まれる
青色成分と赤色成分との比に対応する電圧が得られる。

つまり、色温度検出回路６は光源光に含まれる青色成分
と赤色成分との分光組成比率を検出し、光源光の色温度
に対応する信号を発生する。

一方、ビデオカメラの光学レンズ系１を通って撮像素子
２に入射された光はこれにより光電変換されて赤、緑、
青の映像信号となり、該赤、緑。

青の映像信号は、それぞれ赤色信号プリアンプ３１、緑
色信号プリアンプ３２．青色信号プリアンプ３３により
増幅される。ここで、赤色信号白バランス用利得制御回
路４１及び青色信号白バランス用利得制御回路４２によ
り前記青色信号及び赤色信号の白バランス調整が行なわ
れるが、前記色温度検出回路６からの色温度信号が示す
、光源光に含まれる青色成分と赤色成分との比に対応し
て、それぞれの白バランス用利得制御回路がコントロー
ルされるため、自動的に白バランス調整が行なわれ、プ
ロセス及びエンコーダ回路５によす上記白バランス調整
された青色、赤色信号及び緑色信号の信号処理がなされ
る。

〔発明が解決しようとする問題点〕

従来のカラービデオカメラは以上のように構成されてい
るので、例えば２〜３千ルツクスの照度の夕焼けや晴天
時の日かげの屋外撮像においても、利得制御回路の利得
が、致方ルックスはある晴天太陽光下の白バランス調整
値に調整されてしまい、夕焼けらしさや日かげらしさか
なくなり、不自然な色再現になってしまうという問題点
があった。

この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、自然な色再現を可能にすることのできる、カ
ラービデオカメラを得ることを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

この発明に係るカラービデオカメラは、利得側に応じて
白バランス調整値特性が得られるよう制御する利得収束
手段を設けたものである。

〔作用〕

この発明においては、晴天太陽下での入射光量に応じて
白バランス調整値特性が得られるよう利入射する光量が
増加するに従って、晴天太陽光のもので白バランスが正
しく調整された時の利得値に収束する。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を図について説明する。

第１図は本発明の一実施例によるカラービデオカメラを
示し、図において、第３図、第４図との対応部分には同
一符号を付して詳細説明はこれを省略する。即ち、本実
施例装置は色温度検出回路６Ａの構成のみが従来のもの
と異なり、該色温度検出回路６Ａは第４図に示す従来の
色温度検出回路６の青色受光部１２Ｂ、赤色受光部１２
Ｒと割り算回路１３との間に利得制御回路の利得を、晴
天太陽下の入射光量に応じて白バランス調整値特性が得
られるよう制御するリミッタ回路（利得収束手段’）１
４Ｂ、１４Ｒを挿入したものである。

次に動作について説明する。

一般に、晴天時の屋外の照度は致方ルックスあり、夕焼
けや日かげの場合でも屋外の照度は２〜３千ルツクスは
ある。一方、屋内での照度は明るい照明を用いてもたか
だか２〜３千ルツクスで、通常はほとんど千ルックス以
下である。

本実施例装置は夕焼けや日かげを盪影する場合において
も、自然な色再現を得ることができるものである。即ち
本実施例装置では第２図に示す、白バランス調整値特性
を備えたリミッタ回路１４Ｂ、１４Ｒが青色受光部１２
Ｂ、赤色受光部１２Ｒと割り算回路１３との間にそれぞ
れ挿入されており、これにより割り算回路１３の出力は
受光素子１１Ｂ、１１Ｒに入射する光量が多くなるに従
って、その入射光の分光組成にかかわらず、所定の電圧
ＶＢｓａｔ／　ＶＲｓａｔに収束する。ここで通常の家
庭用のカラービデオカメラでは色温度が約５５００゜Ｋ
の照明でその明るさが１〜２千ルツクスの時、リミッタ
回路１４Ｂ、１４Ｒの出力が飽和しはじめ、おおよそ１
万ルツクスで完全にその出力が飽和するようにリミッタ
回路１４Ｂ、１４Ｒを選択すればよい。

このように構成された色温度検出回路６Ａの出力は、屋
内などの照度の低いところでは光源の色温度に対応した
値が出力され、利得制御回路４１゜４２により正しく白
バランスが調整される。一方、屋外などの照度の高いと
ころではその照度が高くなるに従って色温度検出回路６
Ａの出力電圧は上記ＶＢｓａｔ／　ＶＲｓａｔの値に収
束していく。ここで、電圧ＶＢｓａｔ／　ＶＲｓａｔの
値を晴天太陽光のもとて白バランスが正しく調整される
値となるようにリミッタ回路１４Ｂ、１４Ｒのリミフト
（飽和）レベルを設定しておくことにより、夕焼け（晴
天時の太陽光よりも色温度が低い）を撮像する場合には
赤っぽく、また晴天時の日かげ（晴天時の太陽光よりも
色温度が高い）を撮像する場合には青っぽい、自然な色
再現を得ることができる。

素子へ入射する光量が増加するに従って、晴天太陽光の
もとて白バランスが正しく調整される利得に収束するよ
うに構成したので、屋外において従来のものよりも自然
な色再現が可能となる効果がある。

なお、上記実施例では利得制御回路４１．４２の利得を
制御する手段としてリミッタ回路１４Ｂ。

１４Ｒを用いたものを示したが、該手段は他の回路を用
いて実現してもかまわない。

〔発明の効果〕

が、受光素子へ入射する光量が増加するに従って、晴天
太陽光のもとて白バランスが正しく調整される利得に収
束するように構成したので、従来のものよりも自然な色
再現を可能にすることができるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例によるカラービデオカメラ
を示す図、第２図は第１図の装置のリミッタ回路の人、
出力特性を示す図、第３図、第４図は従来のカラービデ
オカメラを示す図である。 図において、２は撮像素子、ＩＩＢ、ＩＩＲは青色及び
赤色受光素子、１３は割り算回路（分光組成検出手段）
、４１．４２は赤色信号及び青色信号白バランス用利得
制御回路、１４Ｂ、１４Ｒはリミッタ回路（利得収束手
段）である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）複数の色信号を出力する撮像素子と、該撮像素子
   以外に設けられた複数個の受光素子と、該受光素子の出
   力から光源の分光組成を検出する分光組成検出手段と、
   上記検出結果により上記撮像素子からの色信号を利得制
   御し白バランス制御を行なう利得制御回路とを備えたカ
   ラービデオカメラにおいて、上記利得制御回路の利得を
   、晴天太陽下での入射光量に応じて白バランス調整値特
   性が得られるよう制御する利得収束手段を備えたことを
   特徴とするカラービデオカメラ。