JPS6118493A - 純水製造装置における微生物汚染防止装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明はイオン交換樹脂塔により純水を得る装置に関す
るものである。

〔発明の背景〕

従来のこの種の純水製造装置は第２図のように構成され
ている７ 図において、１はイオン交換樹脂塔、２，３はフィルタ
ーでイオン交換樹脂塔１の前、後段部に配置されている
。このフィルター２，３はそれぞれバルブ４，５、そし
て６，７を介してイオン交換樹脂塔１に接続されている
。純水はイオン交換樹脂塔１に原水を通過させることに
より得られる。

イオン交換樹脂塔１への流通は原水の水圧を利用して行
なわれる。フィルター２，３は原水、純水中の微粒子、
微生物等を除去し、純水の純度を高める。この種の装置
としては原水に水道水を適用するのが最も一般的である
。従って、このような装置では純水装置を水道の蛇口に
直接接続して装置内通水ラインの入口バルブ、イオン交
換樹脂塔のバルブ、そして出口バルブを開閉操作するだ
けで純水が得られ、極めて操作も簡単である。

また、イオン交換樹脂塔１、フィルター２，３は通常カ
ートリッジ式のものが適用されるため樹脂の寿命、フィ
ルターの目詰り等の状況に応じて部品を交換できるため
、メンテナンスも極めて容易である。

このような純水装置は各種用途に用いられ、例えば分析
機器の試料作成、洗瓶等の純水に用いられる。この純水
装置の問題点としては経時的に配管内が微生物等によっ
て汚染され純水の水質が低下することである。このよう
な場合には配管内を次亜塩素酸ナトリウム等の薬品で洗
浄して清浄化しているが時間を要することや薬品の排水
処理等のメンテナンスが面倒な難点がある。また、この
ような微生、物等による汚染は殺菌力のない純水通水部
分で発生し易く、純水性に直接影響するため定期的なメ
ンテナンスが必要であり、保守性に問題がある。

尚、この種の装置と関連するものには例えば特開昭５７
−１７４１８９号がある。

［発明の目的〕 本発明の目的とすると・ころは水道水を原水としてイオ
ン交換樹脂塔により純水を得る装置において至って簡単
な構成で微生物による汚染を防止する装置を提供するも
のである。

〔発明の概要〕

本発明は原水である水道水の殺菌力を利用してイオン交
換樹脂塔の後段部分・１、輩なわち純水通水部分の微生
物による汚染の防止を行なうようにしたものであり、具
体的には、イオン交換樹脂塔の前段部分に水道水を濾過
する限外濾過膜モジュールを配置し、その濾過水がイオ
ン交換樹脂塔を迂回して純水通水部分へ供給するバイパ
スラインを配置して構成し、純水通水部分の殺菌洗浄を
行なうようにしたものである。

〔発明の実施例〕

以下、本発明の実施例を第１図について説明する。

図において、第２図と同じものには同じ符号を付して示
す。

イオン交換樹脂塔１の前段部には限外濾過膜モジュール
８が配置され、後段部にはフィルター３が配置されてい
る。

限外濾過膜モジュール８の入、出口にはバルブ４．５が
設けられ、また、フィルター３の人、出口にはバルブ６
．７が設けられている。

また、イオン交換樹脂塔１の人、出口間にはノ（ルブ９
を設けたバイパスライン１０が配置され、工いる。そし
て限外濾過−モジュール８しこは濃縮水排出管１１がバ
ルブ１２を介して接続されてＶする。

このバルブ１２は通常、常時開口されてし）る。

また、フィルター３の出口側には殺菌洗浄水の排出管１
３がバルブ１４を介し接続されてし）る。

本発明は上記構成であるから：純水の製造時には、原水
（水道水）はその自圧により図中矢印−（実線）のよう
に流れ純水化される。すなわち。

原水は限外濾過膜モジュール８で濾過されイオン交換樹
脂塔１を経て純水化されフィルター３を通って所定個所
に送られる。

限外濾過膜モジュール８は通常のフィルターに比べて透
過面の目が極めて細かく微粒子、微生物の除去が可能で
あり、°原水中のこの微粒子、微生物等は濃縮水と共に
濃縮水排出管１１を経て排出される。

次に、・純水製造停止時において、純水通水部分の微生
物等による汚染を防ぐ場合には、原水は図中矢印（破線
）のように流れ純水通水部分の殺菌洗浄が行なわれる。

原水は限外濾過膜モジュール８によって微粒子、微生物
が濾過された殺菌力を有する清浄水となってイオン交換
樹脂塔１の熱段部を通過した後、排出管１３より装置外
に排出される。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明によれば、イオン交換樹脂
塔の前段に限外濾過膜モジュールを配置し、このモジュ
ールの透過水をイオン交換樹脂塔を迂回して後段にバイ
パスさせるようにしたので、後段の純水通水部分の微生
物等による汚染を防止することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の純水製造装置における微生物汚染防止
装置の概略系統図、第２図は従来の純水製造装置の概略
系統図である。 １・・・イオン交換樹脂塔、２，３・・・フィルター、
４゜５．６．’”７・・・バルブ、８・・・限外濾過膜
モジュール、１０・・・バイパスライン。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 水道水を原水としてイオン交換樹脂塔により純水を得る
   純水製造装置において、前記イオン交換樹脂塔の前段に
   限外濾過膜モジュールを配置し、該限外濾過膜モジュー
   ルの透過水を前記イオン交換樹脂塔を透過させて純水を
   得るように構成し、かつ前記限外濾過膜からの透過水を
   切替えて前記イオン交換樹脂塔を迂回し後段の配管ライ
   ンに給水するバイパスラインを備えたことを特徴とする
   純水製造装置における微生物汚染防止装置。