JPS61183301A - 酸性ヘテロ多糖類の改良製造法 - Google Patents

酸性ヘテロ多糖類の改良製造法

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JPS61183301A
JPS61183301A JP2195285A JP2195285A JPS61183301A JP S61183301 A JPS61183301 A JP S61183301A JP 2195285 A JP2195285 A JP 2195285A JP 2195285 A JP2195285 A JP 2195285A JP S61183301 A JPS61183301 A JP S61183301A
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acid
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acidic heteropolysaccharide
acids
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JP2195285A
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Tsutomu Iwata
勉 岩田
Masahiro Fujimori
藤森 正宏
Reiichi Nukada
額田 礼一
Hiroshi Masai
正井 博司
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Nakano Vinegar Co Ltd
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Nakano Vinegar Co Ltd
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  • Polysaccharides And Polysaccharide Derivatives (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は酸性ヘテロ多w類の改良製造法に関し、詳しく
は当該酸性ヘテロ多糖類は物性が改善され、透明性にお
いて著しくすぐれていると共に粘性。
熱安定性においても一段と性能が向上しているため、食
品への添加剤や鉱工業用として接着剤、被覆剤、凍結安
定剤、潤滑剤、ドリリングマッド添加剤、油田における
石油回収剤等として有用である。また、混濁性夾雑物が
極度に少ない多W類が製造出来るため、化粧品用素材、
並びに医薬用としての利用も期待出来る。
〔従来の技術〕
多IJi類を含む溶液のpHを積極的に変化させたこと
を特徴とする製造法については、従来、アルカリゲネス
の多糖類を含む培養液をアルカリ性下で加熱処理するこ
とによる透明性にすぐれた多糖類の回収方法(特公昭5
6−121496号)が知られている。透明な多IJi
類溶液を提供するための多Ii類の処理方法としては、
多tI類を含む溶液を遠心分離するか又は濾過処理を行
なう方法が公知になっている。しかし、これらの方法に
おいて問題になるのは、多W類を含む溶液を10倍以上
に希釈して粘度を低下させたあと、これ等の処理を行な
わないと、目的とする透明な多W類を回収することが出
来ないことである。この様に、希釈水を多量に使用する
と、次の工程で濃縮しない限り多Ili類を回収するた
めの有機溶剤の量もそれに応じて、多量に必要となるば
かりか、これに要した有機溶剤の蒸留回収に、さらに多
大な費用がかかり、大幅なコストアップは免れない。
次に、多糖類の粘性、熱安定性を向上させる方法として
は、特開昭55−156594号に開示されているキサ
ンタンガムビールに低級アルカノール又は低級アルカノ
ール水性共沸混合物を添加し、加熱処理することによっ
て、粘度を向上させる方法や米国特許4,141,84
2号に記載されているキサンタンガム溶液にC3〜C6
の脂肪族アルコール類を添加して熱安定性を向上させる
方法などが公知となっている。
本発明による方法は、酸性ヘテロ多1.I類(特公昭5
8−56640号、特開昭58−78595号公報明細
書に詳細が開示されている。以下、この多糖類をAM−
1と称する。)を含む溶液をpH0,5〜2.5に調整
することによって、透明性にすぐれ、さらに粘性、熱安
定性が同時に改善出来る簡便にして、かつ極めて経済的
な酸性ヘテロ多糖類の製造法である。
〔発明が解決しようとする問題点〕
微生物が生産する多W類の培養液は常に濁っており、コ
ストの上昇を抑えるために、遠心分離又は濾過工程を省
いて回収した多糖類は、水に溶解すると白く混濁する欠
点をもっている。酢酸菌アセトバクター・ポリサッカロ
ゲネスが生産したAM−1の培養液から同様に遠心分離
又は濾過工程を省いて回収したAM−1は再度水に溶解
すると混濁する。
この様な混濁した多糖類溶液をドレッシングやデザート
に使用した場合、製品が白濁し、時として商品価値を損
ねる問題点がある。また、化粧品素材や医薬品用途に使
用する場合にも、アレルギーや発熱等の原因となる混濁
性夾雑物を可能な限り除去した透明な多Wi類溶液を低
コストで製造することが望まれる。
AM−1の理化学的特性は、特公昭58−56640号
公報明細書に記載されているが、その製造法の改良によ
り、さらに粘性、熱安定性等の物性が向上すれば、公知
の製造法で得られたAM−1に比べて少量の使用によっ
て目的とする増粘効果が得られるため、AM−1を添加
した商品のコストダウンが達成されるばかりでな(、熱
安定性も要求される新たな用途範囲が一層拡大すること
は明白である。たとえば、耐熱性が要求される増粘安定
剤を添加しうる食品の一例としてカレー。
シチュー、中華調味料等があるが、本発明者等は一般に
耐熱性が強いと評価されているキサンタンガム(大日本
製薬■製)と培養液に3倍量のエタノールを添加して、
沈澱、回収したAM−1を使い、それぞれに粘性をつけ
たシチューを試作し、常温時(20℃)に対する食用時
(65℃)の粘度の百分率を粘度低下率として測定した
。その結果、キサンタンガム添加区で40%、AM−1
添加区で35%と共に粘度低下率が大きく、改善がされ
た増粘剤は食品以外の用途、たとえば鉱工業用として潤
滑油、ドリリングマット添加剤9五油回収剤等に根強い
ニーズがある。
本発明による製造法は、AM−1を含む溶液が混濁する
問題点を簡便、かつ経済的に解決し、さらに粘性や熱安
定性を同時に改善した画期的な方法である。
〔問題を解決するための手段〕
本発明者らは、AM−1を含む溶液を低コストで、しか
も効率よく透明化する方法について鋭意研究中、AM−
1を含む溶液が耐酸性及び耐熱性を有することに注目し
、酸によるpHの調整、さらには加熱処理した後、この
溶液から公知の方法で回収されたAM−1が、きわめて
透明性にすぐれているばかりでなく、粘性、熱安定性等
も同時に格段と向上していることを見い出し、この知見
に基いて本発明を完成するに至った。即ち、本発明はA
M−1を含む溶液のpHを調整することを特徴とする物
性の改善された酸性ヘテロ多糖類の製造法に関するもの
である。
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明で使用する酸性ヘテロ多糖類AM−1はグルコー
ス、ガラクトース、マンノースおよびグルクロン酸を主
構成成分とし、その構成糖比がグルコース:ガラクトー
ス:マンノース:グルクロン酸=10:3〜6:0.5
〜2二0.5〜2である酸性ヘテロ多Pi類である。こ
の製造方法については、アセトバクター・ポリサラ力ロ
ゲネスMT−11−2(微工研条寄第112号)、アセ
トバクター・ボリサッ力ロゲネスMF−8(m工研蚤寄
第113号)等を各種条件で培養して製造することが公
知となっている。本発明のAM−1を含む溶液とは、A
M−1を含む培養液のほか該培養液からAM−1を公知
の方法で回収した後、溶液にしたもの等を意味する。
本発明により得られる酸性ヘテロ多糖類はAM−1と同
じ主構成成分、構成糖比のものであり、透明性、粘性、
熱安定性等の物性が改良されたものである。
本発明で用いられるpH条件は、p H0. 5〜2.
5fの範囲である。そして、透明性、粘性、熱安定性等
の物性の向上の度合いは、作用pHが低い程、大きくな
る傾向を示す。この場合、上記のpHに調整する酸の種
類としては、AM−1溶液をpH015〜2.5に調整
できるものであれば任意であり、たとえば塩酸、硫酸、
硝酸などの無機酸及び酢酸。
クエン酸、リンゴ酸などの有機酸よりなる群のうち1種
あるいは2種以上を使用できる。
本発明によりpH8m整を行なうにあたり、この処理を
常温から120℃の範囲で行なうことができ、処理時間
もそれに伴って達温〜24時間で効果がある。また、処
理されるAM−1溶液のpHも加熱温度と処理時間に影
響する。即ち、pHを0.5〜2.5に調整しさえすれ
ば、加熱温度は広い範囲で有効であり、当然のことなが
ら120℃以との温度でも処理時間を短くすれば有効に
適用できることが予想される。たとえばpH1に調整し
たAM−1を含む溶液の濁度を1/8.粘度を4倍にし
ようとする場合、80℃で4時間、100℃で1時間、
120℃で5分の加熱処理でその目的が達せられた。そ
の結果、効率よく本発明の効果を奏するのに有効な加熱
条件は、80〜120℃で5分〜4時間の処理であるこ
とが判明した。
本発明は、AM−1を含む溶液のpHを0.5〜2.5
に調整することに特色を有しており、p)(を調整され
た該溶液から目的とする多糖類を回収するには、公知の
方法を用いて行なうことができる。
たとえば、該溶液を適量の水で希釈し、遠心分離又は濾
過によって多糖類以外の夾雑物を除去した後、メタノー
ル、エタノール、イソプロピルアルコール、アセトン等
の有機溶剤又は酸性ヘテロ多糖類と特徴的に反応する七
チルトリメチルアンモニウムブロマイドなどの第4級ア
ンモニウム型界面活性剤で沈澱させ、アセトン、エタノ
ール等の有機溶剤で洗浄したのち乾燥する方法がある。
また、pH調整後、加熱処理した場合には、上記回収を
行なうにあたり、pHを酸性から中性に戻しても効果に
変わりがない。さらに、該加熱処理を行なう場合、Na
C6,CaCβ2などの塩類の適量を多糖類のスタビラ
イザーとして加えることが好ましい。
比較のため、本発明者らはキサンタンガム(大日本製薬
■製)及び酸性ヘテロ多IIi類AM−2(特開昭58
−203498号公報明細書に詳細が開示されている。
以下、この多糖類をAM−2という。)の各0.5%水
溶液について、pHを1゜0に調整後、3倍量のエタノ
ールを加えて沈澱回収後、再度0.5%濃度になる様に
水に溶解したところ、キサンタンガムでは処理の前後で
B型粘度計による粘度が514cp  (処理前)、5
06cp(処理後)、0D66゜による濁度が1.42
(処理前)、1.39(処理後)となり、AM−2では
粘度が645cp (処理前)、629cp(処理後)
、濁度が1.69(処理前)、1.58(処理後)であ
り、本発明方法の適用による効果は認められなかった。
本発明の実験例を示しながら更に詳細に説明する。
実験例1 アセトバクター・ポロサノ力ロゲネスMT−11−2(
FERM  BP−112)の培養液(pH6.0)を
各pH0,5〜12になるようにHCj2又はNaOH
で調整後、3倍量のエタノールを加えて多糖類を沈澱さ
せ、再度エタノールで洗浄、乾燥、粉砕して多wM類サ
ンプルを得た。そして、各サンプルを0.5%濃度にな
るように水に溶解後、濁度を660 nmの吸光度で、
粘度をB型粘度計で測定した。また、熱安定性は多糖類
溶液の80℃での粘度(c p)を20℃での粘度<c
p>で除した値を%で表わした。表−1はその結果を示
したものである。
表−1 熱安定性(χ) = (80℃の粘度/20℃の粘度)
、X100実験例2 実験例1の培養液に、3倍量のエタノールを加えて生じ
た沈澱を分離後、アセトン洗浄し、乾燥して得たAM−
1の0.25%溶液を調製した。このAM−1溶液に無
機酸及び有機酸を単独であるいは2種以上の混合物とし
て添加し、各pHを1゜0.1.5,2.0.2.5.
3.0に調整し、98℃で2時間加熱後、3倍量のメタ
ノールを加えて多糖類を回収した。各サンプルの0.2
5%溶液を調製し、粘度及び濁度を実験例1と同様の方
法で測定した。表−2にその測定結果を示した。
粘度の上昇、濁度の低下の度合いは、酸の種類でほとん
ど差がなく、むしろpHの低下に依存する傾向が見られ
るが、pH3ではまったく効果がなかった。
実験例3 実験例1で使用した培養液のpHをH3PO4にて2.
5に調整後、表−3に示すlような加熱条件で処理した
。次いで、2倍量のイソプロピルアルコールを添加し、
AM−1を回収した。各サンプルの0.1%溶液を調製
し、実験例1に従って粘度及び濁度を測定した。表−3
に測定結果を示す。
加熱温度が高くなるほど、又、加熱時間が長くなるほど
、濁度が減少し、粘度が増加するが、120℃、30分
の加熱はむしろ粘度を低下させた。
表−3 実験例4 実験例1で示した培養液を水で10倍に希釈し、100
00r、p、+w、で15分間遠心分離して得られるA
M−1溶液と、本発明による酸剤熱処理(pH1,0,
100℃、4時間加熱)して得られる溶液から公知の方
法で回収した多糖類の各0.2%溶液の粘度及び濁度を
測定した。表−4から明らかなように、本発明方法は、
公知の遠心処理による方法に比べて透明性ばかりでなく
粘性、熱安定性も明らかに向上していた。
〔発明の効果〕
本発明は、AM−1を含む培養液又は溶液が混濁する問
題点を公知の遠心分離や濾過処理に比べて簡便、かつ経
済的な酸処理によって解決すると共に、粘性、熱安定性
等の物性も向上させる極めて画期的な製造方法である。
それ故、本発明により製造された酸性ヘテロ多糖類は透
明性が要求される食品や混濁性夾雑物の少ないことが要
求される化粧品持の分野などに、低コストで供給でき基
本的な特性である粘性も向上したことから、食品用増粘
剤としての利用に際し、大幅なコストダウンが図れる。
〔実施例〕
以下、実施例を挙げて、本発明を具体的に説明する。
実施例1 リン酸1カリ0.1g、  リン酸2カリ0.1g、硫
酸マグネシウム・7水塩0.25g、塩化第2鉄0^/
1ζσ g與丁土づりσ カ丁%l妨ζσ七トびマンニ
トール25gを11の純水に溶解して培地とした。この
培地10fを調製し、pH6,0とした後、20/容ジ
ャーファーメンタ−に注入し、120℃で20分間殺菌
した。
上記と同一組成の培地を用い、坂ロフラスコで前培養し
たアセトバクター・ポリサソカロゲネスMF−8(FE
RM  BP−113)を上記のファーメンタ−に接種
し、培養温度30℃9通気量0.5VVMで75時間培
養した。なお、水酸化ナトリウムと塩酸の水溶液を用い
、培養中のpHは6.0前後に調節した。培養終了時の
濁度は3.77゜粘度は5oocp (多糖濃度1%)
であった。このジャーファーメンタ−内の培養終了液に
35%塩酸92g、85%リン酸62gを添加してpH
を1.5に調整した後、培養液の液温を常圧で毎分2℃
の昇温速度で80℃まで加熱し、70分間保持後、室温
まで冷却した。上記の酸加熱処理した培養液約1ONに
251のエタノールを徐々に加えると、白色の繊維状沈
澱物が得られた。この沈澱を採取し、アセトン洗浄後、
減圧乾燥した。この様にして得た多糖類の0.3%溶液
の一濁度は0、139.20℃及び80’Cの粘屓はそ
れぞれ、761cp、669cpであったのに対し、酸
剤熱処理工程を経ないで回収されたAM−1の0.3%
溶液の濁度は0.921.20℃及び80℃の粘度はそ
れぞれ148cp、99cpであった。その結果、本実
施例に示す処理によって回収された多$1!類は未処理
のものと比べて濁度で1/7、粘度(20℃)で5.1
倍に増加し、熱安定性も67%から88%に向上したこ
とが判明した。
実施例2 実施例1に準じて製造した培養終了液1βに水を加えて
61とし、8000r、p、m、で15分間遠得られた
。この沈澱を採取し、エタノールで洗浄後、減圧乾燥し
てから微粉砕した。このようにして得た上記AM−1の
0.4%溶液の濁度は0.163であり、E型粘度計に
よる20℃及び80℃の粘度はそれぞれ185cji、
128cpであった。
次に、上記粉末AM−IU10gとクエン酸と26g1
さらには、加熱に対する多糖類のスタビライザーとして
NaCj21gを水道水21に溶解したところ、溶液の
pHは2.4となった。この様に調製した多糖類溶液を
シャケ7)付の61容加圧式反応釜に仕込み、液温の昇
温速度を毎分3.5°Cに調節しながら120℃まで加
熱し、2分間保持後、常温まで冷却した。上記酸加熱処
理を施した多+J!n溶液にエタノール3βを徐々に加
えると、白色の繊維状沈澱物が得られた。この沈澱を採
取し、エタノールで洗浄後、減圧乾燥してから微粉砕し
た。この様な処理をして得た多糖類の0.4%ン容液の
?発変は0.024であり、20℃、及び20℃の粘度
はそれぞれ499cp、454cpであった。即ち、こ
の酸加熱処理を施した多II類は未処理のものと比べ、
濁度が1/7、粘度(20℃)が2.7倍となり、熱安
定性も69%から91%に向上した。
次に、実施例2により透明性が著しく向上した多↓唐類
を食品に利用した例として、AM−1がローカストビー
ンガムと相溶し、ゼリー状物を形成する特性(特公昭5
8−56640号l公報明細書に開示)に注目し、下記
に示した配合で調製した溶液を80℃、10分間加熱攪
拌し、熱いうちにアルミ製カップに注いで冷却すること
によりコーヒーデザートを試作した。
その結果、本発明によって製造された多糖類を使ったコ
ーヒーデザートは、実施例2に示した公知の方法で製造
した多1!類を使った場合に比べて明らかに透明性がす
ぐれ、デザート食品に要求される清涼感や清潔感に冨ん
でいた。また、ゼリー強度を■サン科学製、レオメータ
−3KC−1で測定したところ、本実施例によって製造
された多ti類を使ったコーヒーゼリーが608g−C
fflであったのに対し、公知の方法で製造した多糖類
を使った場合が148g−1であり、本発明によりゼリ
ー強度が約4.1倍増加したコーヒーデザートが出来た
□ 表−5 多FI類AM−10,5g ローカストビーンガム        0.5g(オル
ガノ測置) 砂  F                  20.
0gコーヒーエキス           1.0g水
                     100.
Og実施例3 リン酸1力リウム1g、リン酸2カリウム2g。
硫酸マグネシウム・7水塩0.25g、酵母エキス2g
、  クエン酸5g及び砂11.30gを11の水に溶
解したものを培地とした。この培地37!を調製し、p
H6,0としたのち、51容ジャーファーメンタ−に注
入し、120℃で20分間殺菌した。
上記と同一組成の培地を用い、坂ロフラスコで前培養し
たアセトバクター・ポリサフカロゲネスMT−11−2
(FERM  BP−112)を上記ジャーファーメン
タ−に接種し、培養温度30℃、通気量0.57’VV
Mで80時間培養した。なお、水酸化ナトリウムと塩酸
の水溶液を用いて培養中のpHを6.0前後に調節した
。培養終了液のE型粘度計による20℃及び80℃の粘
度はそれぞれ5QQcp、324cpであり、濁度は2
.36であった。この培養液中の多II類含量は0.7
%であった。また、ジャーファーメンタ−内の培養液3
1に濃硫酸4.3gを徐々に滴下し、pHを2゜0に調
整した後、常圧で液温か毎分1℃上昇する様に調整した
61容反応釜で98℃まで加熱し、3時間保持後、室温
まで冷却した。この培養液に10%水酸化ナトリウム水
溶液を滴下してpHを6.0に調整後、水を加えて31
に補正した多糖類溶液の20℃及び80℃の粘度はそれ
ぞれ1860cp。
1750cpであり、濁度は0.472であり、初めの
培養液に比べて粘度が、3.7倍、濁度が115になり
、また熱安定性も65%から94%に向上した。この多
糖類溶液200mlを水にて10倍に稀釈し、ケイソウ
土濾過に供し、その濾液12に21のアセトンを徐々に
流下して白色の繊維状沈澱物を得た。この沈澱物を採取
し、アセトンで洗浄後、減圧乾燥してから微粉砕した。
このようにして得た多糖類の0.7%溶液の20℃及び
80℃の粘度はそれぞれ1840cP、1720cpで
あり、濁度は0.475であった。即ち、本実施例によ
って処理された多Fi類溶液は、最終的に、濁度が11
5倍、粘度が3.7倍となり熱安定性も65%から94
%に向上した。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)グルコース、ガラクトース、マンノースおよびグ
    ルクロン酸を主構成成分とし、その構成糖比がグルコー
    ス:ガラクトース:マンノース:グルクロン酸=10:
    3〜6:0.5〜2:0.5〜2である酸性ヘテロ多糖
    類を含む溶液をpH0.5〜2.5に調整することを特
    徴とする物性の改善された酸性ヘテロ多糖類の製造法。
  2. (2)pH調整に用いる酸が塩酸、硫酸、硝酸などの無
    機酸及び酢酸、クエン酸、リンゴ酸などの有機酸よりな
    る群のうち1種あるいは2種以上の混合物である特許請
    求の範囲第1項記載の製造法。
  3. (3)pH調整を常温〜120℃の温度で行なう特許請
    求の範囲第1項記載の製造法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5166196A (en) * 1989-05-12 1992-11-24 Kao Corporation Method for removing immunocomplexes from blood
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