JPS61182898A - スクリユ−プレス型脱水機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明はスクリュープレス型脱水機に関する。

（従来の技術） 通常のスクリュープレス型脱水機は製紙工場で発生する
様な繊維分の多い汚泥の脱水には有効であるが、余剰汚
泥、下水処理汚泥その他の離脱水性の原料の脱水には処
理量、脱水したケーキの含水率などの面で満足する結果
が得られない。

このため特公昭！ｒざ一／３コ３３号公報で内筒中に蒸
気を導入して加熱し、外筒と内筒の間の脱水空間に供給
した原料な内筒で加熱しながら脱水する蒸気加熱式スク
リュープレス型脱水機が公知である。

（発明が解決しようとする問題点） しかし、蒸気加熱式スクリュープレス型脱水機では内筒
の外面に原料が焦げ付き脱水不能になることがあると共
に、蒸気発生設備が無い場合はこれを新設する必要があ
って設備費が嵩む。

又、運転を行うには蒸気の温度、圧力が上がるのを待つ
待ち時間を必要とする。

（問題点を解決するための手段） そこで本発明は周面に多数の水抜孔を有する外筒な陰極
とし、外周にスクリューを備え、上記外筒中に同心状に
支持されて回転するテーパ付き内筒に陽極を設け、上記
外筒と、内筒の陽極に直流電圧を印加する直流電圧発生
装置を設けたことを特徴とする。

（作　用） 通常の脱水原料は電気的に陰である。そして、装置の運
転中、直流電圧発生装置により陰極である外筒にｅ、内
筒に設けた陽極に■を印加すると、外筒と内筒の間の一
端から他端に向かって次第に断面積が減少する脱水空間
の一端に供給され、内筒のスクリューの推力で上記脱水
空間の他端に向かって押込められる原料は上記スクリュ
ーの推力と脱水空間の断面積の減少に基ずく機械的な圧
搾作用だゆでなく、陰極に水、陽極に原料を集める電気
浸透作用との併用で脱水される。

（実施例） 図示の実施例において、／は小さな水抜孔ｌ′を周面に
無数に有するパンチングプレートからなる横型の外筒、
ユは外周にスクリュー３を備え、上記外筒中にはｙ同心
状に支持され、外部から動力で一方向に回転駆動される
テーバ付き内筒で、両筒／、コの間には内筒コのテーパ
により一端から他端に向かって断面積が次第に減少する
脱水空間ダが形成される。

上記脱水空間グの一端は外筒の端部な固定支持すると共
に、内筒の小径端から突出する軸を支持する軸受を備え
た支持壁！で塞がれ、断面積が減少した他端は外筒の他
端を外面に固定支持する排出筒６内に開放する。外筒ｌ
は脱水空間ダの断面積が大きな一端に原料を供給するホ
ッパ７を有し、内筒コは排出口６内に突入した大径端部
から突出する軸ユ′を有し、この軸コ′は排出筒６の壁
面に設けた軸受を貫通し、外部から動力が伝達される。

尚、内筒の回転方向は、ホッパ７から脱水空間ダの断面
積が大きな一端部に供給された原料がスクリュー３の推
力で断面積が次第に減少する他端部に移動する方向であ
る。

これによりホッパ７から脱水空間に供給した原料は内筒
の回転によるスクリュー３の推力で断面積が次第に減少
する脱水空間の他端に向かって押込められ、機械的な圧
搾作用を受けることにより水分を外筒の周面の水抜孔か
ら外に出して脱水され、ケーキは排出筒６に排出される
。

以上は従来のスクリュープレス型脱水機と本質的に同じ
である。

さて本発明では外筒／を陰極とし、内筒コには陽極ｇを
設け、直流電圧発生装置りで外筒／にθ、陽極ｇに■を
印加する。

このため外筒の各端と、これを固定支持する支持壁Ｓ１
排出筒６の外面の間には電気絶縁材１０．１０を介装し
て外筒を電気的に絶縁し、内筒の所要位置の外面に陽極
より一回り大きな電気絶縁材の薄片／／を接着などで取
付け、この薄片／／上に陽極ｔを固定する。そして、直
流電圧発生装置９のｅ端子をリード線／コで外筒／に接
続し、又、■端子は支持壁Ｓから外に突出する内筒の軸
に絶縁して取付けた集電環１３の周面に摺接するブラシ
／ＱＫリード線１５で接続し、且つ集電環／３と陽極ｊ
とを内筒の中空内部を絶縁して通るリード線／ｌで接続
する。

従って、スクリュープレス型脱水機の運転中、その外筒
／にｅ、内筒コに設けた陽極ｔＫ■を直流電圧発生装置
９で印加すると、脱水空間中を移動する原料は前述の機
械的な圧搾作用により脱水されるほか、内筒コの外面に
設けた陽極ｔの付近では陰極に水、陽極に原料を集める
電気浸透作用で水分を陰極である外筒に向かって滲出し
、外筒の水抜孔から外に出して脱水され、排出口６に排
出されるケーキの含水率は著しく低下する。

陽極を設ける位置、その大きさ、数は脱水すべき原料の
性状によって適切に定め、例えば内筒のａＸ全長にわた
って設けることも考えられるが、原料が未だ充分な圧搾
作用を受けていない脱水空間の一端側に設けると、原料
からの脱水量が多いため消費−電気量が増加するので図
示の様に原料が成る程度脱水されて含有水分を少なくし
た排出？＃６に寄った位置に設けるのが省エネの見地か
らも、ケーキの含水率を低下させる見地からも効果的で
ある。

（発明の効果） 本発明によればスクリュープレス型脱水機の脱水を機械
的な圧搾作用と、電気浸透作用の併用で行い、電気浸透
作用を行う区間の位置、長さを適切に定めることにより
難脱水性の汚泥その他の原料を効率よく脱水し、処理量
、ケーキ含水率とも満足することができる。そして外筒
そのものを陰極とし、内筒の外面の所要位置に、必要大
きさ、必要数の陽極を設け、直流電圧発生装置に接続す
るだけなので構造は簡単であり、新設の脱水機に実施す
る以外、既設の脱水機を簡単に改造して実施することも
できると共に、蒸気を使用する場合の様な焦げ付き、ス
タートアップするまでの待ち時間のロスも無い。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示すもので、第１図は全体の
断面図、第２図は要部の拡大断面図であって、図中、ｌ
は外筒、ｌ′は水抜孔、コは内筒、３はスクリュー、ざ
は陽極、デは直流電圧発生装置を示す。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 周面に多数の水抜孔を有する外筒と、外周にスクリュー
   を備え、上記外筒中に同心状に支持されて回転するテー
   パ付き内筒からなるスクリュープレス型脱水機において
   、 上記外筒を陰極とし、上記内筒には陽極を設け、上記外
   筒と、内筒の陽極に直流電圧を印加する直流電圧発生装
   置を設けたことを特徴とするスクリュープレス型脱水機
   。