JPS61181717A - 自動車用空気調和装置のダンパ駆動機構 - Google Patents

自動車用空気調和装置のダンパ駆動機構

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JPS61181717A
JPS61181717A JP2265285A JP2265285A JPS61181717A JP S61181717 A JPS61181717 A JP S61181717A JP 2265285 A JP2265285 A JP 2265285A JP 2265285 A JP2265285 A JP 2265285A JP S61181717 A JPS61181717 A JP S61181717A
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air
damper
actuator
heat pump
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JP2265285A
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Inventor
Noriyoshi Miyajima
則義 宮嶋
Mitsuru Kimata
充 木全
Kazuhisa Makita
和久 牧田
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/00642Control systems or circuits; Control members or indication devices for heating, cooling or ventilating devices
    • B60H1/00814Control systems or circuits characterised by their output, for controlling particular components of the heating, cooling or ventilating installation
    • B60H1/00821Control systems or circuits characterised by their output, for controlling particular components of the heating, cooling or ventilating installation the components being ventilating, air admitting or air distributing devices
    • B60H1/00835Damper doors, e.g. position control
    • B60H1/00857Damper doors, e.g. position control characterised by the means connecting the initiating means, e.g. control lever, to the damper door

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、エンジン冷却水によって温められるヒータコ
アとピー1〜ポンプとを併用する形式の自動車用空気調
和装置の、空調用ダクト内に組込まれるエアミックスダ
ンパの駆動機構に関する。
[従来の技術] ヒータコアとヒートポンプとを併用する形式の自動車用
空調装置の構成の一例をシステム図として第2図に示し
た。装置は大別してヒートポンプ部分Aと、渇・冷風の
発生用の空調用ダクト部分Bと、運転席計器盤に設(プ
られた空調温度制御パネル部分Cとからなりたっている
上記の装置の作動について説明すると、冷媒の循環方向
を逆転させることによって暖房用ヒートポンプとしても
、また冷房用冷凍サイクルとしても働かすことのできる
冷凍装置の制御手段を暖房側に動かせることによって、
冷媒の流れ方向の切替用四方弁42がヒートポンプサイ
クル側にセットされ、冷媒圧縮機40から吐出された高
圧高温の気相冷媒は図中に破線矢印で示された流路をた
どって空調用ダクト21内に設置されたコンデンサとし
て働く室内側熱交換器24に流入し、車室内または車室
外の空気を切替導入するための内外気切替箱22からブ
ロワ23によって吸入された冷たい空気に触れることに
よって冷却液化すると共に、空気に熱を与えて暖房仕事
を行う。液化した冷媒は、このサイクル時には閉ざされ
ている減圧装置46には流入せずに、逆止弁48を通過
した後、一時貯溜タンクとしてのレシーバ44に一旦蓄
えられる。レシーバ44から吐出された冷媒は減圧袋v
j145を経てエバポレータとして働く車室外熱交換器
43に流入し、外気の保有熱を熱化の潜熱として吸収し
て再び気体にもどり、四方弁42を通って再循環のため
に冷媒圧縮@40に吸入される。一方冷房のための冷凍
サイクル時の冷媒の流れは図中に実線の矢印で示した。
この場合には車室内熱交換器24はエバポレータとして
働き、被空調空気を冷却させる。
空調用ダクト21内にはヒートポンプの車室内熱交換器
24の下流にエンジン冷却湿水によって熱されるヒータ
コア25と、ヒータコア25のバイパス通風路27と、
ヒータコア25内を通過する空気量を制御して空調流空
気の温度を調節するためのエアミックスダンパ26が設
置されており、このダンパ26を回動させることによっ
て吹出口28〜30からの吹出空気温度を調節させられ
るようになっている。
そしてエアミックスダンパ26の回動操作は、運転席前
面の温度制御パネルCに設けられた温度コントロールレ
バー1のつまみ2を動かすことによって行われる。レバ
ー1に連結された遠隔操作用ワイヤ5の前後動を介して
ダンパ26は変位させられることになる。
ところで上述の如き、ヒータコアとヒートポンプを兼備
する形式の空調装置のエンジン始動時における吹出空気
温度の経時変化は第4図によって模式的に表すことがで
きる。グラフaはヒートポンプのみを働かせた時の、グ
ラフbはヒータコア25のみを働かせた時の、グラフC
はヒートポンプとヒータコア25を共に働かせると共に
エアミックスダンパ26を最も暖房効果の上る位置にセ
ットした時のそれぞれの吹出空気温度の推移を示してい
る。エアミックスダンパ26の最良セット位置は時間の
経過と共に変動するが、その理由はエンジン始動直後は
エンジン冷却水温が低いのでヒータコア25の暖房能力
は図に明らかなように外気熱吸収型ヒートポンプのそれ
よりも低いのに対して、ある時間が経過するとエンジン
冷却水温の上昇によってこの関係は逆転させられるから
であって、エンジン始動直後に限ってはヒートポンプの
暖房能力がヒータコアのそれを上廻って、いわゆる即効
暖房効果が得られる。しかしこの時期にせっかくヒート
ポンプが温めた空気をヒータコアに流入させると、再び
冷やされてしまう結果を招くことになる。したがってエ
アミックスダンパ26の最良セット位置は、ヒートポン
プの吹出温度よりエンジン冷却水温の低い時点(図中の
tl)より以前には最強冷房(MAX  C00L)位
置であり、以後は最強暖房(MAX  HOT)位置と
なる。
[発明が解決しようとする問題点1 ヒートポンプとヒータコアを併用する形式の上述の如き
装置において、暖房開始の当初のある時点を境に、エア
ミックスダンパを最強冷房位置から最強暖房位置に移動
させる操作は、自動制御方式のいわゆるオートエアコン
ではアンプ回路を通じて容易に行えるが、一般に普及し
ている手動式エアコンについて、この最強冷房位置から
最強暖房位置への移動を自動化させるためにはエアミッ
クスダンパの手動変位用温度コントロールレバーの他に
、暖房開始当初の上記のダンパ移動操作時期を判断する
ための電気的検温手段と、この検温情報に基づいてエア
ミックスダンパを作動させるためのアクチュエータおよ
びその作動機構を設けることが必要となり、その際にエ
アミックスダンパに手動式の温度コントロールレバーと
アクチュエータとを単純に並列作動するように取付けた
のでは、ヒートポンプ作動時に手動式であるべきはずの
レバーが自動的に動き出すし、暖房中であるにもかかわ
らずレバー1が一時的にではあるがMAX  C00L
位置に移動して乗員に錯覚を与える不具合を生じる。そ
の上、手動レバーの動きがアクチュエータのダイヤフラ
ムの存在による抵抗を受けてレバー操作感が重くならざ
るを得ない。
本発明は、ヒートポンプとヒータコアを併用し、且つエ
アミックスダンパの回動手段として手動レバーとアクチ
ュエータとが併設された構造を有する自動車用空調装置
において、ヒートポンプ作動時に手動レバーを静止さじ
たままでアクチュエータを働かせることができると共に
、手動式温度コン1−〇−ルレバーの操作時に、レバ一
つまみの操作感が重くなることのないダンパ駆動機構を
提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 上記の目的を達成するために本発明の自動車用空気調和
装置のダンパ駆動機構は、ヒートポンプ式冷暖房サイク
ルの車室内熱交換器、エンジン冷却湿水を給熱源とする
ヒータコア、ブロワ等が納められ空調用空気の取入口と
吹出口を備えた空調用ダクト内の、前記ヒータコアを通
過する空気と該ヒータコアを迂回する空気の割合を変化
させて温度を調整するために、該ダクト内に設置された
エアミックスダンパの駆動機構において、前記エアミッ
クスダンパの手動操作機構と、この手動操作機構の操作
用つまみが最強暖房位置に設定されたとき、ヒートポン
プサイクルを作動させるヒートポンプスイッチと、この
ヒートポンプスイッチがONすると同時に前記エアミッ
クスダンパを最強暖房位置に切換えせしめるアクチュエ
ータとを備え、前記エアミックスダンパを前記アクチュ
エータによって回動させる時、前記操作用つまみを静止
状態に保つことのできる、前記エアミックスダンパの回
動用リンク機構を組込んだ構成を採用した。
[作用コ 一ヒ記の如き構成からなる本発明のダンパ駆動機構は、
エンジン始動直後に早急に温暖感を得たいためにエアミ
ックスダンパの手動操作用つまみを最強暖房位置に移動
させると、つまみのこの動きを受けてヒートポンプスイ
ッチがONされ、ヒートポンプがヒータコアと共に作動
状態に入る。
手動操作用つまみが上記の位置にセットされると、この
つまみに連結されているアクチュエータリンクの一方の
端部が固定支点をなす状態となるので、エンジン始動直
後においてエアミックスダンパをヒータコアの温度上昇
に対応させて最良セット位置にもたらすために、アクチ
ュエータの作動桿がアクチュエータリンクに旋回動を与
えるべく自動的に作動しても、コントロールワイヤおよ
びそれに連なる手動操作用つまみが勝手に動き出すこと
はない。
一方、手動操作用つまみを操作する時には、休止状態に
あるアクチュエータ作動桿へのアクチュエータリンクの
取付個所が固定支点をなしてアクチュエータリンクに旋
回動を起こさせるので、アクチュエータの存在によって
つまみの操作感が重くなる不都合も生じない。
[実施例] 以下に本発明の自動車用空気調和装置のダンパ駆動機構
を付図に示す一実施例に基づいて具体的に説明する。
第1図(a )および(b )は本発明による自動車用
空気調和装置のダンパ駆動機構の構造と作動を説明した
構成要素の外観図であって、4は運転席計器パネル面に
設けられた空調温度の制御用パネル、1は温度コントロ
ールレバー、2はレバー1のつまみ、3はレバー1の回
転軸、5はレバー1の動きをエアミックスダンパ26に
伝達するためのコントロールワイヤであり、その一端部
はレバー1の両端部間の適宜の位置に設けられた孔1a
に係止され、他端部はエアミックスダンパ26の回動用
のアクチュエータリンク13の一端部に植設されたビン
16に巻きつけられている。6はコントロールワイヤ5
の保護チューブ、7は保護チューブ6の固定具である。
8はエアミックスダンパ26を自動的に回動させるため
の負圧作動式アクチュエータ、9はアクチュエータ8の
作動棹、10は作動棹9の先端に植設されたビン、11
は自動車の負圧源に連なる負圧配管、12はアクチュエ
ータ8を車体に取付けるためのビスである。13はアク
チュエータリンクであって、アクチュエータ8の作動棹
9の前後動をダンパリンク18に伝えてこれを回動させ
る役目を持っており、その良手力向のほぼ中程に設けた
短楕円形の孔14には、リンク回転軸として機能する作
動棹9に植設されたビン10が遊嵌されている。アクチ
ュエータリンク13の一端部は前述の如くして温度コン
トロールレバー1のコントロールワイヤ5の末端部に連
接され、他端部には長楕円形の溝状孔15が設けてあり
、この溝内にダンパリンク18の一端部に植設されたビ
ン19が遊嵌されている。18はダンパリンクであって
、一端部は定位置に固定された回転軸20が相付けられ
ており、この回転軸20の回りに回動できるようにエア
ミックスダンパ26が取付けである。ダンパリンク18
の他端部は前記の如くしてアクチュエータ13の一端部
に連結されているので、アクチュエータリンク13の動
きを受けてエアミックスダンパ26は回動させられる。
50は温度コントロールレバー1が最強暖房位置を占め
た時、このレバー1の動きに押されてオン作動されるヒ
ートポンプの起動用スイッチである。
第2図は暖房用熱交換器としての湿水式ヒータコアと共
にヒートポンプの車室内熱交換器が組込まれた自動車用
空気調和装置のシテスム図であって、21は暖房用温風
または冷房用冷風を発生させるための空調用ダクト、2
2は内外気切替箱で外気または車室内循環空気のいずれ
か一方または双方を付設ダンパの回゛動操作によって選
択的にダクト内に導入させる。23は吸排気用ブロワ、
24はヒートポンプのrJ至内熱交換器、25はヒータ
コア、26はエアミックスダンパ、27はヒータコア2
5をバイパスさせる通風路、28.29および30はそ
れぞれデフロスト、ヒートおよびベンチレーション吹出
口、31と32は各吹出口への吹出空気の分配用ダンパ
であり、33と34はエンジンDとヒータコアを結ぶ湿
水の循環用配管である。8はアクチュエータでエアミッ
クスダンパ26を回動させる。
40は冷媒圧縮機、41はプーリ、42は四方弁、43
はヒートポンプの車室外熱交換器、44はレシーバ、4
5は車室外熱交換器43用の膨張弁、46は車室内熱交
換器24用の膨張弁、47と48は逆止弁である。
50はヒートポンプスイッチ、51は車室内熱交換器2
4の下流の空気温センサ、52はエンジン冷却水温セン
サ、53は電磁弁で、アクチュエータ8に負圧または大
気圧を切替供給する。60は空調装置制御用アンプ、6
2は車載バッテリ電源である。
第3図は空調装置の作動制御用電気回路図であって、5
0はヒートポンプスイッチ、57はクーラスイッチ、5
5と56はリレー、65は冷媒圧縮1fi40の駆動用
のエンジン回転力の伝導を受けるプーリ41の回転力を
圧縮機40に断続的に伝えるためのマグネットクラッチ
、61はマグネットクラッチ65の0N−OFFその他
の作動制御用アンプである。図中の他の符号は既述のそ
れと共通する。
第4図は第2図に示された構成を有する空調装置につい
て、エンジン始動直俊の時期において、ヒートポンプの
車室内熱交換器24単独の暖房機能による吹田空気温度
a、ヒータコア25単独の暖房機能による吹出空気温度
b、画然交換器24と25の併用による吹出空気温度C
ならびにエンジン冷却水温度dがいかに推移するかを示
したグラフである。
つぎに本発明によるダンパ駆IJlefl構の作動につ
いて第3図を参照しながら説明する。始めにエンジン始
動時に極力すみやかに温暖感を得たいために温度コント
ロールレバー1のつまみ2を最強暖房位fly(MAX
  HOT)に移動させると、レバー1がヒートポンチ
スイッチ50のノブを押して空調装置はヒートポンプと
ヒータコアの両方が暖房機能を果す状態にセットされる
。レバー1のこの動きに伴ってコントロールワイヤ5は
図の右側方向に引張られ、ワイヤ5の末端に連結された
アクチュエータリンク13の下端部のビン16は実線で
示した位置に移動する。この状態のもとてアンプ6゜が
、ヒートポンプによって熱せられた空気温度の検知用セ
ンサ51とエンジン冷却水温センサ52からの信号に基
づいて、エアミックスダンパ26を前述の如(経時的に
変化してくる最良セット位置にもたらすべく電磁弁53
に信号を送ると、7クチユエータ8は負圧または大気圧
の切替供給を受けて作動棹9を前進または後退させる。
この作動棹9の動きは作動棹に植設されたビン10を介
して、このビン10を遊嵌させるための孔14を備えた
アクチュエータリンク13に伝えられ、リンク13はそ
の下端部の回転軸16を支点として矢印(イ)に示され
たように扇状に旋回運動させられる。その場合、作動棹
9はリンク13の円弧状旋回運動の円弧の接線方向に前
後動するように設置されているので、回転軸16はリン
ク13の固定支点をなしてその位置が移動させられるこ
とはない。アクチュエータリンク13の上端部に設けた
長楕円形溝15には、エアミックスダンパ26を取付け
た回転軸20をその上端部に固着させたダンパリンク1
8の下端部の植設ビン19が遊嵌されているので、アク
チュエータリンク13の旋回動はダンパリンク18を介
してエアミックスダンパ26に伝えられ、ダンパ26に
(ロ)の矢印で示された如き回動運動を起こさせること
になる。
したがって温度コントロールレバー1がMAXHOTの
ヒートポンプスイッチ50が自動的にONされる位置に
ある時、アクチュエータ8が、経時的に変化するエアミ
ックスダンパ26の最良セット位置にダンパ26をもた
らすべく、アンプ60の指示に基づいて自動的に作動し
ても、本来手動で操作することを目的に設けられた温度
コントロールレバー1とそのつまみ2が勝手に動きだす
という大きな不都合を解消させられる。17は回転軸1
6のストッパであって、作動棹9が図の右方向に前進し
た時、回転軸16が図中に実線で示された位置よりさら
に右方に移動させられることを防止する。もつともワイ
ヤ5が充分の剛性を備えて撓むことがなければストッパ
17は不要である。
一方、アクチュエータ8の作動を必要としないヒートポ
ンプの休止状態のもとて温度コントロールレバー1のつ
まみ2を操作すると、コントロールワイヤの往復運動が
前記と同様にしてアクユエータリンク13の上端部回転
輪16に伝えられる。この時アクチュエータ8は休止し
ているので作動棹9および桿9に植設したビン10は固
定位置に保たれるので、アクチュエータリンク13は今
度はビン10を固定支点として矢印(ハ)で示されたよ
うな扇状旋回運動を起こし、リンク13のこの旋回運動
は前述と同様にしてダンパリンク18に旋回動を与えて
エアミックスダンパ26を回動させることになる。そし
てアクチュエータ8の存在が温度コントロールレバー1
の操作力に対して抵抗を及ぼすようなことは起こりえな
い。
なお、この実施例図ではアクチュエータ8はリンク13
および18の左側に設置しているが、右側に設けても良
い。その場合には負圧と大気圧の切替関係は逆転する。
つぎにエアミックスダンパ26を自動的に作動させる仕
組みについて、第2図および第3図を参照しながら説明
する。エンジン始動直後において温度コントロールレバ
ー1のつまみ2をMAX  HOT位置にセットするこ
とによって、前述の如くヒートポンプスイッチ50がO
Nされ、アンプ60は作動状態に入る。アンプ60内に
はヒートポンプの車室内熱交換器24の下流側空気温度
センサ51とエンジン冷却水温センサ52からの入力を
得て、この両温度を比較する回路が組込まれており、エ
ンジン冷却水温の方が低い時には電磁弁53を大気圧に
連通ずる側に働かせて、アクチュエータ8がエアミック
スダンパ2Gをヒータコア25の入口開口を閉ざす、図
の実線で示された位置にもたらすように作動させる。こ
のことによってヒートポンプの熱交換器24によって折
角温められた空調用空気が、その下流に位置し、エンジ
ン始動直後の冷たいエンジン冷却水が導入されているヒ
ータコア25によって再び冷やされてしまう不都合を避
けられる。
エンジン冷却水温が次第に上昇して前記の空気温度を越
えると、アンプ60は信号を発して電磁弁53を負圧連
通側に切替させるので、アクチュエータ8には負圧が導
入されてエアミックスダンパ26は図中に破線で示され
た位置に移動してヒータコア25の入口開口が開かれる
と共に、バイパス通風路27が閉ざされ、ヒートポンプ
で温められた空気はヒータコア25によってさらに昇温
し、暖房能力は熱交換器24と25の協動によって一段
と高められる。
つぎに第3図を参照しながら空調装置の作動について説
明すると、クーラスイッチ57がOFFされた状態のも
とにヒートポンプスイッチ50がONされると、四方弁
42、アンプ60およびアンプ61が共に通電されてヒ
ートポンプが運転に入る。一方、ピー1−ポンプスイッ
チ50がOFF、クーラスイッチがONの状態の時、ア
ンプ61に通電され、四方弁42とアンプ60には非通
電となってヒートポンプは冷房用冷凍サイクルとして働
く。この時、電磁弁24には通電されず、アクチュエー
タ8は負圧導入状態に維持される。またリレー55およ
び56は、クーラスイッチ51とヒートポンプスイッチ
50とを誤って同時にONした時に、冷房と暖房の両機
能が共に働かなくなるようにするためのフールセーフの
役割を果す。
上記の実施例では、第1図に描かれたように、温度コン
トロールレバー1がMAX  HOTの最右端位置にセ
ットした状態のもとでのヒートポンプ作動時におけるレ
バー1の静止の仕組みについて説明したが、レバー1に
ヒートポンプスイッチ50が併設されない場合、レバー
1がMAX  HOT、!:MAX  C00Lの中間
位置にセットされた状態で、別に設けたヒートポンプス
イッチがONしても、レバー1を静止させたままで、エ
アミックスダンパ26をレバー1のこの中間位置に対応
した回動位置からヒータコア25の入口を完全に封鎖で
きる位置まで回動させられるようにアクチュエータ8の
動きを制御することも可能である。
[発明の効果] 上記の如き構成からなる本発明のダンパ駆動機構は、エ
ンジン始動直後のある期間中にエアミックスダンパの最
良セット位置が変化するのに伴って、このダンパをアク
チュエータによって自動的に回動させても、運転席の計
器パネル面に設けられているエアミックスダンパを手動
操作して温度清面するためのつまみが勝手に動き出すこ
とがないので、操作者を混乱させる不都合が解消される
またダンパを手動操作する時に、アクチュエータの作動
桿との連係関係が断たれた状態となるので、つまみの操
作感が重くなる不便さが消滅する。
【図面の簡単な説明】
第1図(a )および第1図(b )は本発明による自
動車用空気調和装置のダンパ駆動機構の構成と作動を説
明した外観図、第2図はヒートポンプサイクル図と空調
用ダクトの側断面略図を含む、空調装置全体のシステム
図、第3図の空調装置全体の作動用電気回路図、第4図
はエンジン始動直後において、ヒートポンプの車室内熱
交換器の暖房機能による吹出空気温度、ヒータコアの機
能による吹出空気温度、これら画然交換器の協動による
吹出空気温度およびエンジン冷却水温のそれぞれの温度
が経時的に変化する有様を示したグラフである。 図中 1・・・温度コントロールレバー 2・・・レバ
ーのつまみ 5・・・コントロールワイヤ 8・・・ア
クチュエータ 9・・・作動桿 13・・・アクチュエ
ータリンク 18・・・ダンパリンク 21・・・空調
用ダクト 24・・・ヒートポンプの車室内熱交換器 
25・・・ヒータコア 26・・・エアミックスダンパ
 50・・・ヒートポンプスイッチ 51.52・・・
温度センサ 53・・・電磁弁 60゜61・・・アン

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)ヒートポンプ式冷暖房サイクルの車室内熱交換器、
    エンジン冷却湿水を給熱源とするヒータコア、ブロワ等
    が納められ空調用空気の取入口と吹出口を備えた空調用
    ダクト内の、前記ヒータコアを通過する空気と該ヒータ
    コアを迂回する空気の割合を変化させて温度を調整する
    ために、該ダクト内に設置されたエアミックスダンパの
    駆動機構において、 前記エアミックスダンパの手動操作機構と、この手動操
    作機構の操作用つまみが最強暖房位置に設定されたとき
    、ヒートポンプサイクルを作動させるヒートポンプスイ
    ッチと、このヒートポンプスイッチがONすると同時に
    前記エアミックスダンパを最強暖房位置に切換えせしめ
    るアクチュエータとを備え、 前記エアミックスダンパを前記アクチュエータによつて
    回動させる時、前記操作用つまみを静止状態に保つこと
    のできる、前記エアミックスダンパの回動用リンク機構
    が組み込まれていることを特徴とする自動車用空気調和
    装置のダンパ駆動機構。 2)前記リンク機構が、前記手動操作用つまみの操作の
    動きを往復動に変えるための往復動手段と、一端部を前
    記ダンパの回転軸に固着させたダンパリンクと、前記ア
    クチュエータの作動桿にその全長の中ほどの個所を回動
    可能に取付けたアクチュエータリンクと、該アクチュエ
    ータリンクの一方の端部を前記ダンパリンクの自由端に
    回動可能に連結させる手段と、前記アクチュエータリン
    クの他方の端部を前記往復動手段に回動可能に連結させ
    る手段とを組み合わせてなることを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記載の自動車用空気調和装置のダンパ駆動
    機構。
JP2265285A 1985-02-07 1985-02-07 自動車用空気調和装置のダンパ駆動機構 Pending JPS61181717A (ja)

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JP2010195173A (ja) * 2009-02-25 2010-09-09 Valeo Thermal Systems Japan Corp 車両用空調装置のリンク機構

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