JPS61181562A - 進行する材料ウエブをコ−テイングするための装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、特許請求の範囲ｆｉｌの前文による進行する
材料ウェブをコーティングするための装置に関する。

〔従来の技術及び問題点〕

この種装置は、米国特許明細書第４１５９９２１号から
公知である。この装置によれば、紙ウェブが二つの押圧
ロールの間に形成されたコーティングスリットを通って
ガイドされることにより、紙の膠コーティングを行なう
ことも、また祇ウェブの両面への塗布を行なうこともで
きる。後者の目的のために、押圧ロールの一方にはその
押圧スリットとは反対の側に、材料ウェブが上から通過
する溜が形成されており、該溜は他側ではドクター刃及
びそのホルダーにより画成されていて、該ドクター刃は
材料ウェブから過剰の塗布材料を掻取る。これは第一に
、双方の異なる面への塗布厚が別々に制御され得ないと
いう欠点を有しており、第二に、溜の通過時に塗布材料
の水分が両面からより長い時間に紙の中に浸透し得ると
いうより大きな欠点を有している。これによって、ウェ
ブの裂断の危険が在る。原則的に、このシステムは、塗
布刃の押圧ロールへの当接点又は当接線における押圧ロ
ールの接線に対する塗布刃角及び材料ウェブが押圧ロー
ル又はドクター刃から離反する開度の極めて正確な監視
を必要とするという欠点を有している。

他方では、過剰に塗布された塗布材料が後でドクターに
より押圧ロールを介してガイドされる紙ウェブから所望
の塗布量になるまで掻取られる別の塗布装置が公知であ
る。この場合、米国特許明細書第４２５０２１）号によ
る適当なノズル式塗布機構又は米国特許明細書第３４１
８９７０号による圧力管で構成された塗布機構が、推奨
に値する塗布装置である。有利なドクター装置は、例え
ば米国特許第４１６９４２５号から明らかである。

このような塗布装置と、特に紙ウェブの両面が塗布され
るべきときに、例えばパルプ・アンド・ペーパー・イン
ターナショナル（Ｐｕｌｐ　ａｎｄ　ＰａｐｅｒＩｎｔ
ｅｒｎａｔｉｏｎａｌ　）　　１９６６年刊、６５乃至
７ｏ頁から明らかなように、正に大きな空間を取る。こ
のような装置は、塗布装置においても冒頭に述べた膠プ
レスにおいても運転させたいときには、大規模になって
もよい。製紙業においては、確かに種々の顧客の希望が
出てくるので、メーカーはそれらに合わせなければなら
ない。

本発明の課題は、塗布装置の場合も膠プレスの場合も使
用可能で、且つ僅かな構成空間を必要とし従って非常に
コスト的に有利であり且つ非常に安全運転で高品質の塗
布を可能にする装置を提供することにある。

〔問題点を解決するための手段及び作用〕この課題は、
冒頭に述べた種類の装置において、本発明によれば、特
許請求の範囲（１）の特徴部分の特徴により解決される
。

その際有利には、ノズル又は圧力管オリフィスとドクタ
ーの塗布縁との間の間隔が極めて短くなるように、配置
が行なわれ得る。かくして、塗布材料の水分浸透時間が
有利に最小に減少せしめられる。更に、最も有利な塗布
装置を選択する自由があるという利点が在る。

更に、この配置において、二つの塗布装置によ押圧ロー
ルに薄い膠膜を備えて紙ウェブを押圧ロールの押圧スリ
ット内で膠コーティングすることが容易に可能で、その
際有利にはしばしば制御が困難である大きな膠溜の生成
が回避される。

他の有利な実施態様は、他の特許請求の範囲から明らか
である。

この発明によれば、塗布の場合にも膠コーティングの場
合にも僅かな構成空間しか必要とせず、か（して非常に
コスト的に有利であって且つ非常に安全運転で高品質の
塗布を行なうことが可能になる。

〔実施例〕

以下に、本発明は、図面に示された二つの実施例に基づ
き説明される。

二つの押圧ロール１及び２は、左側に示されたロールｌ
のロール台座３が軸受台１２内で揺動可能に軸受されて
いることにより可変である僅かな間隔をもって、実質的
に水平に対向している。かくして、左側のロール１は、
［１で示された位置に揺動され得る。この場合、鎖線で
示された紙ウェブ２０’は、上から下に向かって二つの
押圧ロール１及び２２の間の非常に狭いスリットを通過
する。膠管１７及び１７’により、膠材料がロール１．
２の表面と紙ウェブ２０゛との間に形成された模形空間
内に供給されるので、そこに溜が形成される。その後過
剰の膠材料は二つのロールの調整圧力により押し出され
るので、必要な量だけが祇ウェブ上に残る。転回ローラ
２４乃至３２（第１図）により、紙ウェブ２０の二点鎖
線により示された経路を通ってこれを塗布装置にガイド
するために、他のウェブガイドの可能性が示されている
。このために、左側の押圧ロールｌは、引出された位置
になければないない、塗布装置は、支持装置７に固着さ
れているドクター又は塗布刃８から構成されている。該
支持装置は、支持アーム９により軸受ポルト１６を介し
て側方の揺動アーム５に保持されている支持ビーム６に
より支持されている。この揺動アーム５は、連結管１０
が連結されている剛体フレームの一部であり、この剛体
フレームは、支軸１）に軸受ボルト１３により保持され
ている。該軸受１）は、さらに押圧ロールの各々の軸受
台座３及び４に固着されている。

塗布機構として、この場合、ノズル室１４を備えたノズ
ル式塗布機構が使用されている。それは、揺動アーム５
に固着されているブラケット１５により保持されている
。Ｗ！！布の場合、即ちウェブが二点鎖線により示され
た経路を通る場合には、第−及び第二の塗布装置を通る
間に、ウェブ２０を該第二の塗布装置の手前で乾燥させ
るために、加熱装置４２及び４３が備えられている。第
二の塗布装置の後方で、加熱装置４１及び４４がウェブ
の他の面をも乾燥させる。尚、図中、第一の塗布装置は
符号６”、１４”で第二の塗布装置は符号６．７．８．
９．１４で示されているが、第−及び第二の塗布装置は
向きが異なるだけで同一の構造を有する。

ノズル室１４は、支持ビーム６と同様に、図の右側の塗
布装置から明らかな如く、プラグ−／　）　１５上に揺
動可能に軸受されている。塗布刃８及びノズル室１４は
、該ノズル室のオリフィスと塗布刃との間の間隔が押圧
ロールに沿って測定して極めて小さくなるように、揺動
せしめられ得る。かくして、塗布材料の水分は紙ウエブ
内に殆ど浸透し得ない。

更に、ノズル室１４が同時に塗布刃８の支持部材でもあ
る米国特許第４２５０２１）号から公知の塗布機構を使
用することは、推奨に値する。この場合には、祇ウェブ
ふの塗布材料の水分の作用時間は、必要であればより小
さくし得る。更に、この装置は、それが非常に僅かな構
成空間を必要とするので、有利である。この場合には、
ノズル室１４は、そのブラケット１５により支持ビーム
６に軸受されなければならない。

本発明による装置によれば、図面かられかるように、極
めて僅かな構成空間が必要である。該装置は、加熱装置
のために実質的にその高さが高く構成されるが、該ノズ
ル室は押圧ロールの上方で即ち工場建物の屋根の下で自
由に使用され得且つ場合によっては少しの超過費用のみ
で必要な拡張が可能である。

第２図の場合には、膠プレスの場合にも塗布の場合にも
実質的に同じ押圧ロール１，２の上方のウェブガイドが
使用され得る。

転回ローラ２４．２５，２８．３３及び３４は、塗布の
場合にも膠プレスの場合にも同様に使用される。塗布の
場合には、コーティングを乾燥させるために、加熱装置
４５乃至４７が使用される。

図示の装置においては、この加熱装置は、有利には前記
配置の上方に備えられ得、従って追加の床面積を必要と
しない。

全般的に、上記二つの実施例において、塗布装置及び押
圧装置が最小の空間内に合って且つ僅かな構成部品特に
多数のロールを備えた嵩高のロール配置ををしているの
で、必要とされる床面積は、非常に小さい。

この場合、特に僅かな転回ローラが必要であるならば、
ウェブガイドは短く且つ見通しがきく。

当然のことながら、ウェブがガイドロープを乱さないよ
うに、膠プレスの場合に転回ローラ２４及び２５を使用
せず祇ウェブを抄紙機から先づ直接に転回ローラ２８又
は追加の転回ローラ３５の周りにガイドすることも可能
である。これは、例えば追加の転回ローラ３６によるウ
ェブの「短い」ガイドの場合である。一つのコーティン
グ法から他のコーティング法への移行の際に、ガイドロ
ープが交換されなければならない。

上記向れの実施例の場合も、本装置の上方に在るすべて
の転回ローラは二つのコーティング法の場合に同様に使
用され、全体として非常に僅かな転回ローラが必要であ
ることがわかる。

〔発明の効果〕

以上述べたように、本発明によれば、塗布の場合にも膠
コーティングの場合にも同様に使用可能であり、而も僅
かな構成空間しか必要とせず、従って非常にコスト的に
有利であって且つ非常に安全運転で高品質の塗布を行な
うことを可能にする、材料ウェブをコーティングするた
めの装置が提供される。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による装置の一実施例を示す概略側面図
、第２図は本発明の他の実施例を示す概略側面図である
。 １．２・・・・押圧ロール、３，４・・・・ロール台座
、５・・・・揺動アーム、６，６′・・・・支持ビーム
、７・・・・支持装置、８・・・・塗布刃、９・・・・
支持アーム、１０・・・連結管、１）・・・・張出し軸
受、１２・・・・軸受台、ｔ３．Ｉ６・・・・軸受ボル
ト、１４．１４′・・・・ノズル室、１５．、−、ブラ
ケット、１７．１７′膠管、２０．２０’・・・・祇ウ
ェブ、２１．２２．２３，２４，２５，２６，２７．２
８，２９゜３０．３１．３２．３３．３４．３５．３６
・・、・転回ローラ、４１，４２．４３．４４，４５，
４６．４７・・・・加熱装置。

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. （１）実質的に水平に互いに対向している二つの押圧ロ
   ール（１、２）を有していて、そのうち少なくとも一方
   が他方に対して可動であるように配設されており且つ、
   少なくとも一つの押圧ロールがドクター刃を有する塗布
   装置に関連せしめられている、進行する材料ウェブを特
   に紙又は厚紙から成る材料ウェブをコーティングするた
   めの装置において、 以下の特徴、即ち、 ａ）各押圧ロール（１、２）が、ドクター装置（７、８
   ）及びノズル又は他の圧力管塗布機構（１４）と共に、
   塗布装置（６乃至９、１４）を構成していて、 ｂ）該ドクター装置（７、８）が、各々押圧ロール（１
   又は２）の他方の押圧ロール（２又は１）とは反対の側
   に配設されており、 ｃ）膠プレスの場合に、材料ウェブ進行方向で二つの押
   圧ロール（１、２）の直前に在る転回ローラ（２１）が
   該押圧ロール（１、２）の上方に配設されていて、 ｄ）塗布の場合に、材料ウェブ進行方向に対して第一の
   塗布装置（６′、１４′）の前方に在る最後の転回ロー
   ラ（２２）が、二つの押圧ロール（１、２）の下方に配
   設されている、 という特徴を有している、装置。
2. （２）ドクター装置（７、８）が、各々押圧ロール（１
   、２）の対応するロール台座（３、４）に夫々揺動可能
   に軸受されていることを特徴とする、特許請求の範囲（
   １）に記載の装置。
3. （３）第一のウェブ面をコーティングするために役立つ
   第一の塗布装置（６′、１４′）が、抄紙機又は材料ウ
   ェブの繰出装置に近い方の押圧ロール（２）に配設され
   ていることを特徴とする、特許請求の範囲（１）又は（
   ２）に記載の装置。
4. （４）塗布の場合には膠コーティングの場合にも、押圧
   ロールの上方に在る同じ転回ローラ（３３）が、押圧ロ
   ール（１、２）の前方に形成された押圧スリット又は第
   二の塗布装置（６乃至９）の手前の最後の転回ローラで
   あることを特徴とする、特許請求の範囲（３）に記載の
   装置。
5. （５）押圧ロール（１、２）の上方に在るすべての転回
   ローラ（２８、３３）が、塗布の場合にも膠コーティン
   グの場合にも同様に使用されることを特徴とする、特許
   請求の範囲（３）から（５）の何れかに記載の装置。
6. （６）塗布の場合にも膠コーティングの場合にも、すべ
   ての転回ローラ（２４乃至３４）が、同様に使用される
   ことを特徴とする、特許請求の範囲（３）又は（４）に
   記載の装置。
7. （７）ウェブ乾燥のための加熱装置（４１乃至４４）が
   、押圧ロール（１、２）の上方に在ることを特徴とする
   、特許請求の範囲（１）から（６）の何れかに記載の装
   置。