JPS61178661A - エンテロトキシンの定量法 - Google Patents

エンテロトキシンの定量法

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JPS61178661A
JPS61178661A JP2057085A JP2057085A JPS61178661A JP S61178661 A JPS61178661 A JP S61178661A JP 2057085 A JP2057085 A JP 2057085A JP 2057085 A JP2057085 A JP 2057085A JP S61178661 A JPS61178661 A JP S61178661A
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enterotoxin
antibody
enzyme
carrier
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JP2057085A
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Kunihiro Shinagawa
品川 邦汎
Koji Watanabe
浩二 渡辺
Kiyoshi Tanabayashi
棚林 清
Naonori Matsuzaka
松坂 尚典
Tsuneo Haniyu
羽生 恒男
Minoru Ando
實 安藤
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Toyobo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はエンテロトキシンの定量法に関し、特に食品中
に混入したブドウ球菌あるいはセレウス菌の産生ずる毒
素(以下エンテロトキシンと略す)を検出する方法に関
するものである。
特に食品衛生検査上、食中毒を生じせしめたエンテロト
キシン究明を行う際、食品及び患者材料(吐物)中に存
在するエンテロトキシンを正確に定■することにより、
食中毒の診断を行うものである。
(従来の技術) 従来からエンテロトキシンの定量法としては次のような
方法が行なわれている。食中毒を生じさせたと推定され
る食品10gを90m1の生理食塩水あるいはリン酸緩
衝生理食塩水(以下PBSと略す)にてホモジネートし
、その0.11をマンニット−食塩−卵黄寒天培地に塗
抹し、37℃で24〜48時間培養を行い、生じたコロ
ニーを計測して、食品1g中の菌数を出す。食品1g中
の菌数が10個以上の場合、菌による食中毒と推定され
る。次いで、コアグラーゼ産生性を10倍希釈ウサギプ
ラズマ0.5μlにブレーンハートインフュージョン培
地(以下BHIと略す)培養被検菌51を加え、3〜2
4時間後、プラズマの凝固又は、フィブリンの析出が認
められるかどうか判定し、凝固した場合には黄色ブドウ
球菌と同定される。
さらに黄色ブドウ球菌の産生ずるエンテロトキシンを測
定する場合、被検菌を3%NZ−アミン培地又はBHI
培地で振盪培養し、培養液を遠心後、ミクロスライドゲ
ル内沈降反応法により、一方にエンテロトキシンを動物
に免疫して得た抗血清を入れ、他方に培養遠心上清を倍
数希釈してそれぞれの穴に入れ、48時間湿箱中で反応
させ、抗血清を入れた穴と各希釈液との間に沈降線、の
有無を判定する。あるいはエンテロトキシンに対する抗
血清をポリエチレン等のラテックスに結合させたものを
用いて培養上清を倍数希釈し、凝集を示す最高希釈倍数
を求め、本方法の最少検出感度によりエンテロトキシン
を求めるラテックス凝集反応が用いられている。
(発明が解決しようとする問題点) このように食中毒の原因解明には、食品中の菌の分離、
同定、エンテロトキシン量の定量といった一連の操作は
繁雑で、簡単に行なうことは不可能であった。本発明者
等は、食品中のエンテロトキシン、を直接定量する高感
度で、しかも簡便゛な方法を開発すべく鋭意研究した結
果本発明に到達した。
(問題点を解決するための方法) すなわち本発明は、エンテロトキシン含有液を抗エンテ
ロトキシン抗体不溶化担体および酵素標識抗エンテロト
キシン抗体と反応させ、結合した酵素標識抗エンテロト
キシン抗体または未結合の酵素標識抗エンテロトキシン
抗体の酵素活性を測定することによりエンテロトキシン
を定量することを特徴とするエンテロトキシンの定量法
である。
エンテロトキシンは黄色ブドウ球菌の産生ずる催吐活性
毒素に対して与えられた固有名詞と理解されてきたが、
近年コレラ菌、大組Lウェルシュ菌の下痢性毒素もエン
テロトキシンと呼ばれるようになった。そこで、従来よ
りのエンテロトキシンは国名を付してブドウ球菌エンテ
ロトキシンと呼ぶようになった。本発明はこれらの全て
のエンテロトキシンの定量を含有しているものである。
ブドウ球菌食中毒は菌体外毒素により発生する疾患であ
ることが、1930年代にDacks (Dack 、
G 、1. 。
Cary、 W、!、、 Woolpert、 o、I
 Wigglng+ H,J、 : J。
Prev、 led、、 4. lG?、(1930)
)によって証明され、このエンテロトキシンが単離精製
された。このブドウ球菌エンテロトキシンにはA、B、
C,D及びEの5つのタイプが存在することも明らかに
されている。これらの5つのタイプは、従来の技術の項
で述べたようなゲル内沈降反応により、特異的沈降パタ
ーンにより区別することが可能であり、5つのタイプの
中にも、共通抗原が存在することも又明らかである。こ
れらのエンテロトキシンの分離、精製法は別冊、蛋白質
、核酸、酵素11.89 (197B)に詳細に記載さ
れているように培養上清を出発原料にしてCM−セファ
ローズカラムクロマトグラフイー、セファデックスG−
100゜セファデックスG−75によるゲル濾過を繰返
し行う操作が多く用いられる。
本発明に用いられる抗エンテロトキシン抗体は次のよう
にして得ることができる。すなわち、上記のようにして
分離、精製したエンテロトキシンに対する抗血清を得る
には、例えばエンテロトキシン60μg/■l、 OJ
mlとフロイントの完全アジュバント0.11を等全混
合しウサギ皮下に注射し、さらに6〜7週後に追加免疫
し、最初の免疫より10〜lla目で全採血する。得ら
れたエンテロトキシンに対する抗血清の力価、純度はゲ
ル内沈降反応により検定する。
このようにして得られたエンテロトキシンに対する抗血
清を用いて、抗体画分を通常の33%飽和硫安塩析−D
EAEセファローズカラムクロマトグラフィーにより1
g0m分を得る。又別法としてプロティンA結合セファ
ローズCL−4Bに抗血清を通し、PBSで洗浄後吸む
されたIgGを、グリシン−塩酸緩衝液pH2,7を用
いて溶出する。
溶出後、直ちに2M)リスアミノメタンで中和後、PB
Sに対し一夜透析することによりIgGに精製すること
もできる。さらに動物より得られる抗血清以外でもハイ
ブリドーマ法によるモノクロナール抗体も利用すること
ができる。
このようにして得た抗エンテロトキシンの110画分を
不溶性担体に結合する方法としては物理吸着を利用して
も良く、又通常蛋白質あるいは酵素を不溶化するに用い
られる方法を用いて共存結合させても良い。例えば不溶
性多糖類を用いる場合であれば、不溶性多糖を臭化シア
ン、過ヨーソ酸ナトリウム、エピクロルヒドリンl、1
′−力ルボニルジイミダゾール等で活性化して結合反応
を行なわせる。又、固相に適当なスペーサーを導入後、
スペーサーを介して抗エンテロトキシン抗体を結合させ
ても良い。
本発明で使用する抗エンテロトキシン抗体は、110画
分をそのまま用いても良いが、抗原結合部位のみを分離
したものでも良い。即ち、パパイン、ペプシンなどのプ
ロテアーゼで処理して得られるFab+ Fab’、 
F (ab’) 、部分なども使用することができる。
本発明の不活性担体としては、ポリスチレン等のプラス
チック、ガラスあるいはアガロース、デキマトラン、セ
ルロース等の多糖類が使用でき、形態としては、ビーズ
吠、繊維吠、チューブ吠等種々の形態が利用できる。又
、酵素を標識剤として110画分に結合させる方法とし
てグルタルアルデヒドを架橋剤として用いる方法(Av
rameas、S、;1mmunoche1stry、
 8.43−52.1999)及びペルオキシダーゼを
標識剤として用いる1lakaneの過ヨーソ酸酸化法
(Nakane、 P、に、、 & Kawaol、 
A、; J、旧5toches+、 Cytoabet
a、 22.1084−1093.1974) +さら
にβ−ガラクトシダーゼを標識剤とし、マレイミドを架
橋剤として用いる方法(加藤兼房、石川栄治:免疫実験
操作法、IV、 1975 P113))により、標識
酵素と抗体の110画分あるいはFab、Fab;F(
ab’ )。
分を結合させることができる。“ a!識酵素としては、ペルオキシダーゼ、β−D−ガラ
クトシダーゼのほかにアルカリホスファターゼ、ゲルコ
ールオキシダーゼ、リンゴ酸脱水素酵素等通常用いられ
る酵素であればいずれでも良いが、特にペルオキシダー
ゼが、測定感度が高いために好ましい。
又、酵素基質−発色剤としては、一般に用いられている
ものが使用可能であり、ペルオキシダーゼの場合には、
過酸化水素と0−フェニレンジアミン・2HC9,過酸
化水素と2,2′−アジノージ−(3−エチレンベンツ
チアゾリンスルホン酸■〕とが、感度の点より用いられ
、又、蛍光基質として過酸化水素と3(p−ヒドロキシ
フェニル)プロピオン酸(HPPAと略す)も使用可能
であり、β−D−ガラクトシダーゼの場合、0−ニトロ
フェニルβ−ローガラクトシドあるいは蛍光基質として
4−メチルウンベリフェリルβ−ローガラクトシドを用
いることができる。さらにアルカリホスファターゼの場
合には、p−ニトロフェノール・リン酸や蛍光基質とし
ての4−メチルウンベリフェリル・リン酸の使用もでき
る。
本発明の定量法はエンテロトキシン含有液を抗エンテロ
トキシン抗体不溶化担体および酵素標識抗エンテロトキ
シン抗体と反応させ、結合した酵素標識抗エンテロトキ
シン抗体または未知の酵素標識抗エンテロトキシン抗体
の酵素活性を測定することにより、エンテロトキシン定
量する方法である。
具体的には次のような方法がある。
(1)  エンテロトキシン含有液を抗エンテロトキシ
ン抗体不溶化担体と反応させ、エンテロトキシン−抗エ
ンテロトキシン抗体不溶化担体複合体を形成しく第1段
反応)、次いで該複合体と酵素標識抗エンテロトキシン
抗体を反応させ(第2段反応)、該複合体と結合した酵
素標識抗エンテロトキシン抗体の酵素活性を測定するこ
とにより、エンテロトキシンを定量する。
■ エンテロトキシン含有液を酵素標識抗エンテロトキ
シン抗体と反応させ、エンテロトキシン−酵素標識抗エ
ンテロトキシン抗体複合体を抗エンテロトキシン抗体不
溶化担体を反応させ(第2段反応)、該担体に結合した
酵素標識抗エンテロトキシン抗体の酵素活性を測定する
ことにより、エンテロトキシンを定量する。
(3)  エンテロトキシン含を液と酵素標識抗エンテ
ロトキシン抗体複合体と抗エンテロトキシン抗体不溶化
担体とを同時に反応させ、該担体に結合した酵素標識抗
エンテロトキシン抗体の酵素活性を測定することにより
、エンテロトキシンを定量する。
上記反応は温度4〜45℃、特に37℃付近で行なうこ
とが好ましく、反応PHは中性付近、特にpH7〜7.
5付近であることが好ましい。酵素活性測定は酵素の至
適PH1付近で行なうことが好ましい。
反応時間は特に制限はないが、逐次反応法の(1)およ
び■においては、第1段反応を約30分〜約2時間ある
いは一夜放置後、第2段反応を約30分〜約2時間ある
いは一夜放置する。同時反応法の(3)においては、約
10分〜約5時間反応させる。反応温度、反応paおよ
び反応時間は必要により変化してもよい。
酵素活性測定は結合した酵素標識抗エンテロトキシン抗
体の酵素活性に代えて未結合の酵素標識抗エンテロトキ
シン抗体の酵素活性を測定してもよい。
検体中に存在するエンテロトキシンの息は予め作製した
標識曲線により正確にかつ高感度で測定する。
(発明の効果) 本発明では、微生物の産生したエンテロトキシンを簡便
で、迅速な操作により正確に測定でき、食中毒原因解明
ができる。
(実施例) 次に実施例により本発明を説明する。
(1)  精製ブドウ球菌エンテロトキシンAの調製品
用らの方法〔日細誌3G、883.(1975)〕によ
り調製した。即ち黄色ブドウ球菌F Rl−722を用
い3%NZアミンープロティンヒドロラーゼ(以下PH
Pと略す)培地を用い、16〜18時間振盪培養し、遠
心分離により培養上清を得、8N−HCIでpHを5.
7に調製した。4倍量の蒸留水で希釈したものを0.0
IMリン酸緩衝液pH5,7で平衡化したCM−セファ
デックスによるバッチクロマトを行い、カラムにつめp
H5,7のo、01Mリン酸緩衝液で洗浄後、 pH5
,7の0.01Mリン酸緩衝液とpH7,5の0.1M
リン酸緩衝液でグラシュエンド溶出した。次いで0.0
25Mグリシン−NaOH緩衝液pH9,5テ平衡化し
たDEAE−セファデックスカラムクロマトにかけ、0
.025Mグリシン−NAOH緩衝液pH9,5と0.
2NN a Clを含む0.05Mグリシン−NaOH
緩衝液pH9,5でグラシュエンド溶出し、セファデッ
クスG−75ゲル濾過後、精製水に対し透析後、凍結乾
熾し、精製ブドウ球菌エンテロトキシンAとした。
■ ブドウ球菌エンテロトキシンAに対する抗血清 ブドウ球菌エンテロトキシンAにする抗血清は精製ブド
ウ球菌エンテロトキシンAを初回10μg (0,5m
1)とフロイントの完全アジュバント(0,5m1)を
混ぜ、1膳!のウサギの背部皮下に接種した。7〜9週
目にブースターとしておのおの同量のブドウ球菌エンテ
ロトキシンAをアジュバンドを加えないで皮下に免疫し
た。力価が最高になった11〜13週に採血した。
(3)  抗ブドウ球菌エンテロトキシンA抗血清より
のIgG画分の調製 得られたブドウ球菌エンテロトキシンAに対するウサギ
抗血清をプロティンA結合セファローズCL−4B (
ファルマシア製)をつめたカラムに通し、0.01M 
P B Sで洗浄し、波長280amにおける吸光度が
0.050以下になった段階で0.1Mグリシン−HC
l緩衝液p■2.7を通し、プロティンA結合セファロ
ーズCL−4Bに結合しているIgG画分を溶出させた
。溶出後、すぐに2M)リスアミノメタンを用いて中和
し、0゜011 P B S (+)H7,2)に対し
透析する。透析後精製抗ブドウ球エンテロトキシンAウ
サギIgGとして使用に供した。
(4)  F(ab’)m フラグメントの調製抗ブド
ウ球菌エンテロトキシンAウサギIgGにペプシン(ブ
タ腸粘膜由来、シグマ社製)IOW/V%を加え、37
℃、16時間処理し、セファデックスG−200ゲル瀘
過によりF(ab’ )t フラグメントを得た。
■ 抗ブドウ球菌エンテロトキシンAウサギIgGをペ
ルオキシダーゼの結合体の調製過ヨウ素酸塩酸化法(N
akane、 P、に、、 &にawaoi+A、; 
J、 Hlstoches、 Cytochem、 2
2.1084−109L(凰374)】により、抗ブド
ウ球菌エンテロトキシンAウサギIKGと西洋ワサビペ
ルオキシダーゼ(東洋紡製、グレードI−C)を結合し
、セファデックスG−200ゲル濾過により、ペルオキ
シダーゼ標識抗ブドウ球菌エンテロトキシンAウサギI
gGを得た。
■ 抗体結合固相の調製 抗ブドウ球菌エンテロトキシンAウサギIgGを1/4
インチポリスチレンボールに物理吸着させた。即ち、抗
ブドウ球菌エンテロトキシンAウサギIgGを0.IM
炭酸緩衝液pas、sに20〜30gg/mlに調製し
た液にポリスチレンポールを浸漬し、室温4時間、4℃
、液装置した。0.01M P HS (1)■7.2
)啓洗浄後、1%牛血清アルブミン(B S A )、
o、r%P B S (pH7,2)に使用まで保存し
た。
抗体結合固相は、少なくとも6力月は安定であった。
■  測  定  操  作 標準ブドウ球菌エンテロトキシンAは、精製ブドウ球菌
エンテロトキシンAを、0.01M P B Sに、所
定濃度になるように溶解調製したものを用いた。
標準ブドウ球菌エンテロトキシンAm、100μ!ある
いは、食中毒を生じさせた食品10gを生理食塩水90
1に溶解ホモジネートシ、遠心分離した。上清100μ
!を、内径10III11高さ30龍の試験管が20個
結合したイムノポールトレー(小野薬品工業社製)の中
に入れ、正常家兎血清4 V/V%を含む、0.01M
 P B S +)11?、2,200μlを追加混合
後、抗体結合ポールを1ヶ入れ、37℃で、1時間、静
置インキュベートした。
1時間後、アスピレータ−を用いて、液を吸引除去し、
O,OIM P B S pH7,2を用いて3回洗浄
後、0.25W/V%BSAを含む。0.01M P 
HS  pIN7.2で適当に希釈した。希釈したもの
(標準ブドウ球菌エンテロトキシンA 100 ng/
mlを用いた場合に吸光度が!、θ付近になるように調
製する。)25001加え、37℃、2時間、インキュ
ベートした。インキュベート終了後、 0.OfM P
 B 5pH7,2を用いて3回洗浄後、新たな試験管
ボックス(イムノポール・スピッツボックス)にポール
のみ移し、 0.02%HsOa、O−フェニレンジア
ミン・2HC1(牛丼化学社製)3■/ml含む、0.
2Mクエン酸、0.1関リン酸緩衝液PH5,7,0,
51を加え、暗所、室温で1時間反応させた。
1時間後、IN−硫酸21を加え酵素反応を停止後、波
長492nmでの吸光度を測定した。得られたブドウ球
菌エンテロトキシンAの標準曲線を第1図に示す。食品
中のブドウ球菌エンテロトキシンAは、この標準曲線よ
り求められた。又、ブドウ球菌エンテロトキシンの他の
型、即ちB%c1D、Hについて、そのエンテロトキシ
ン濃度を1000 ng/mlとしたときの交差程度は
、Eのみ20 ng/l程度検出され2%程度の交差反
応を示した。
実施例 2 (1)  精製ブドウ球菌エンテロトキシンBの調製精
製ブドウ球菌エンテロトキシンBの調製は実施例に示し
たような品用らの方法によって調製した。即ち、黄色ブ
ドウ球菌243 (staphylococcus a
ureus243 )株を用い、3%NZ−アミン加え
、3IAPHP培地を用いて振盪培養し、遠心分離によ
り培養上清を得、6N−HCfでpns、7に調製後、
蒸留水で5倍に希釈した。次いでCMセファデックスバ
ッチ法クロマトグラフィー、DEAE−セファデックス
カラムクロマトグラフィーおよびセファデックスG−7
5によるゲル濾過を行い、精製水に対し透析後、凍結乾
燥し、精製ブドウ球菌エンテロトキシンBを得た。
■ ブドウ球菌エンテロトキシンBに対する抗血清 実施例1で示したブドウ球菌エンテロトキシンAに対す
る抗血清作製法と同一の操作を行いエンテロトキシンB
に対する抗血清を得た。
(3)  抗ブドウ球菌エンテロトキシンB抗血清より
のIgG画分の調製 実施例1で示したブドウ球菌エンテロトキシンAに対す
る抗血清より糖製抗体を得たと同じ方法で、ブドウ球菌
エンテロトキシンBに対する精製抗体を得た。
(2)精製抗ブドウ球菌エンテロトキシンBウサギIg
Gとペルオキシダーゼの結合体の調製実施例1で示した
と同じ過ヨウ素酸塩酸化法により、ペルオキシダーゼ結
合位ブドウ球菌エンテクトキシンBウサギIgGを得た
■ 抗体結合固相の調製 実施例1で示した同じ方法で抗体結合固相を得た。
■  測  定  操  作 実施例1で示したと同じ方法で測定操作を行い、ブドウ
球菌エンテロトキシンBの標準曲線はエンテロトキシン
Aに対する標準曲線と類似の標準曲線が得られた。他の
ブドウ球菌エンテロトキシンに対しては、交差反応を示
さなかった。
実施例 3゜ (1)  ブドウ球菌エンテロトキシンCの精製黄色ブ
ドウ球菌(staphylococcus aureu
s) FRI−381を用い、実施例1と同じような方
法で培養し、遠心分離により得た培養上清に精製水を加
え、希釈後、pIIを5.7にしCM−セファデックス
を加え、エンテロトキシンCを吸普後、カラムにつめ、
0.01gリン酸緩衝液PII5.7で洗浄後0.0I
Mリン酸緩衝液pH5,7と0.IMリン酸緩衝液p1
17.5を用いてグラシュエンド溶出する0次いで、0
.025Mグリシン緩衝液pH9,5で平衡化したDE
AE−セルロースによるクロマトで0.025Mグリシ
ン緩衝液pH3,5と0.2NNaCI加え、0.05
Mグリシン緩衝液pn9.5によるグラシュエンド溶出
し、セファデックスG−75によるゲル濾過後、凍結乾
燥を行うことにより、精製エンテロトキシンCを得た。
■ 測定材料の調製 ブドウ球菌エンテクトキシンCに対する抗血清は、実施
例1、実施例2に記載の方法に準じて作製し、又、精製
1g(i画分を得た。又、西洋ワサビペルオキシダーゼ
との結合物も同様に作製した。
■  測  定  方  法 実施例1に記載の方法でブドウ球菌エンテロトキシンC
の測定を行った。エンテロトキシンAの場合と同様な標
準曲線が得られ、他のエンテロトキシンA、B1D1E
との交差もほとんど認めらなかった。
実施例 4 (1)  精製ブドウ球菌エンテロトキシンDの調製黄
色ブドウ球菌(staphylococcus aur
eus)1151−7NGを用い、実施例1と同じ方法
で培養し、遠心分離により得た培養上清を10倍に濃縮
後、piを5.7に調製し、実施例1と同じ方法でブド
ウ球菌エンテロトキシンDを精製した。
■ 測定材料の調製 実施例1に記載の方法で、測定材料を調製した。
即ち、抗血清よりの精製1gG1西洋ワサビペルオキシ
ダーゼ結合1gG等を調製した。
■  測  定  方  法 実施例1に記載の方法に準じて、ブドウ球菌エンテロト
キシンDの測定を行ったところ、実施例1と同様な結果
が得られた、 実施例 5゜ 品用らの方法〔品用邦汎1国田信治、阪ロ玄二:日細誌
32.829 (197〕)〕に従ってブドウ球菌エン
テロトキシンEの精製を行い、実施例1に記載の方法に
従って抗血清、精製1gG、西洋ワサビペルオキシダー
ゼ結合1gGを得、実施例1に記載の方法でブドウ球菌
エンテロトキシンEの測定を行ったところ、実施例1と
同様な結果が得られ、ブドウ球菌エンテロトキシンAと
一部交差反応のあることが認められたが、その測定値に
しめる割合はわずかで実用上は問題にならなかった。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1における標準曲線を示す。 特許出願人  東洋紡績株式会社 手続補正書(自発) 昭和60午2月19日 特許庁長官  志 賀  学 殿 1、 事件の表示 昭和60年特許願第      号 (昭和60年2月5日提出) λ 発明の名称 エンテロトキシンの定量法 a 補正をする者 事件との関係  特許出願人 大阪市北区堂島浜二丁目2番8号 4、 補正の対象 明細書の「発明の詳細な説明」の欄 & 補正の内容 (1) 明細書の所定箇所を別紙正誤表の通り訂正する
。 (2) 明細書第23頁第11行目と第12行目との間
に、次の実施例6を挿入する。 「実施例6 セレウス苗によるエンテロトキシンの検出(1)  セ
レウス菌によるエンテロトキシン(Bacillus 
cereusエンテロトキシ/、以下B、C。 エンテロトキシンと略す)の精製 九 食中毒由来セレウス菌を1%ブドウ糖加Brait−H
eart−1nsusion(旧rco社製)培地で3
2℃、6時間振とう培養し、遠心上清を得、品用らの方
法[大阪府立公衛研所報 9,131 (1978)]
に従って精製した。 (2) 抗血清の作製 n、c、エンテロトキシンを60μg/■t、0.0m
lとフロインドの完全アジ、バンド0.8i+ tを等
全混合し、ウサギ皮下に免疫した。6〜7週後にn、c
 、エンテロトキシンを30μglut 、1 aft
を追加免疫し、最初の注射より11週0に全採血を行い
、抗血清を作製した。 (3)  測定材料の調製 実施例1に記αの方法で測定材料を調製した。 即ち、抗血清よりの精製1gG画分、抗体結合ポール、
西洋ワサビペルオキシダーゼ結合1gG等を調製した。 (4)  測定方法 実施例1に記載の方法に準じて、B、C,エンテロトキ
シンの測定を行ったところ、実施例1と同じような結果
が得られた。」 a 添付書類 訂正された明細書  第3.4頁 〃    第6.7.8頁 〃     第13.14.15. 18.17.18頁 正    誤    表 に食品中に混入したブドウ球菌あるいはセレウス菌の産
生ずる毒素(以下エンテロトキシンと略す)を検出する
方法に関するものである。 特に食品衛生検査上、食中毒を生じせしめたエンテロト
キシン究明を行う際、食品及び患者材料(吐物)中に存
在するエンテロトキシンを正確に定量することにより、
食中毒の診断を行うものである。 (従来の技術) 従来からエンテロトキシンの定量法としては次のような
方法が行なわれている。食中毒を生じさせたと推定され
る食品10gを90m1の生理食塩水あるいはリン酸緩
衝生理食塩水(以下PBSと略す)にてホモジナイズ後
、その0.1mlをマンニット−食塩−卵黄寒天培地に
塗抹し、37℃で24〜48時間培養を行い、生じたコ
ロニーを計測して、食品1g中の菌数を求める0食品1
g中の菌数が10個以上の場合、本国による食中毒と推
定される0次いで、コアグラーゼ産生性を5〜7倍希釈
ウサギプラズマ0.5mlにブレーンハートインフュー
ジョン培地(以下BHIと略す)培養被検菌0.51を
加え、3〜24時間後、プラズマの凝固又は、フィブリ
ンの析出が認められ場合には黄色ブドウ球菌と同定され
る。 さらに黄色ブドウ球菌の産生ずるエンテロトキシンを測
定する場合、被検菌を3%NZ−アミン培地又はBHI
培地でti盪培養し、培養液を遠心後、ミクロスライド
ゲル内沈降反応法を用いる。 その方法は中央の穴にエンテロトキシンを動物に免疫し
て得た抗血清を入れ、周囲の穴に培養遠心上清をそれぞ
れ入れ、48時時間和中で反応さす。抗血清を入れた穴
と培養上清を入れた穴との間に沈降線の形成有無を確認
して判定する。あるいはエンテロトキシンに対する抗血
清をラテックスに結合させたものを用いて培養上清を倍
数希釈し、凝集を示す最高希釈倍数を求める。本方法の
最少検出感度によりエンテロトキシンを検出するラテッ
クス凝集反応が用いられている。 (発明が解決しようとする問題点) ようになった。そこで、従来からエンテロトキシンと呼
ばれていた毒素は国名を付してブドウ球菌エンテロトキ
シンと呼ぶようになった。本発明はこれらの全てのエン
テロトキシンの定量を含有しているものである。 ブドウ球菌食中毒は菌体外毒素により発生する疾患であ
ることが、1930年代にDacks (Dack 、
G 、M、 。 Cary、 W、E、、 Woolpert、 o、、
 Wlggltlg、H,J、 : J。 Prey、 Med、、 4.187.(1930))
によって証明され、それ以後このエンテロトキシンが単
離精製され、現在このブドウ球菌エンテロトキシンには
A。 B、C,D及びEの5つのタイプが存在することも明ら
かにされている。これらの5つのタイプは、従来の技術
の項で述べたようなゲル内沈降反応により、特異的沈降
パターンにより区別することが可能であり、5つのタイ
プの中にも、共通抗原が存在することも又明らかである
。これらのエンテロトキシンの分離、精製法は別冊、蛋
白質、核酸、酵素11.H(197B)に詳細に記載さ
れているように培養上清を出発原料にしてCM−セファ
ローズカラム、クロマトグラフィー、セファデックスG
−100,セファデックスG−75によるゲル濾過を繰
返し行う操作が多く用いられる。 本発明に用いられる抗エンテロトキシン抗体は次のよう
にして得ることができる。すなわち、上記のようにして
分離、精製したエンテロトキシンに対する抗血清を得る
には、例えばエンテロトキシン60μg/■L O,6
mlとフロイントの完全アジュバント0.11を等量混
合しウサギ皮下に注射し、さらに6〜7週後に追加免疫
し、最初の免疫より10〜11週目で全採血する。得ら
れたエンテロトキシンに対する抗血清の力価、特異性は
ゲル内沈降反応により検定する。 このようにして得られたエンテロトキシンに対する抗血
清から、33%飽和硫安塩析−DEAEセファローズカ
ラムクロマトグラフィーにより抗体IgG画分を得る。 又別法としてプロティンA結合セファローズCL−4B
に抗血清を通し、PBSで洗浄後吸着されたIgGをグ
リシン−塩酸緩衝HDB2.7を用いて溶出する。溶出
後、直ちに2Mトリスアミノメタンで中和後、PBSに
対し一夜透析することによりIgGを精製することもで
きる。さらに動物より得られる抗血清以外、例えばハイ
ブリドーマによるモノクロナール抗体も利用することが
できる。 このようにして得た抗エンテロトキシンのIgG画分を
不溶性担体に結合する方法としては物理吸着を利用して
も良(、又通常蛋白質あるいは酵素を不溶化するに用い
られる方法を用いて共有結合させても良い。例えば不溶
性多糖類を用いる場合であれば、不溶性多糖を臭化シア
ン、過ヨーソ酸ナトリウム、エピクロルヒドリン1.1
’−カルボニルジイミダゾール等で活性化して結合反応
を行なわせる。又、固相に適当なスペーサーを導入後、
スペーサーを介して抗エンテロトキシン抗体を結合させ
ても良い。 本発明で使用する抗エンテロトキシン抗体は、IgG画
分をそのまま用いても良いが、抗原結合部位のみを分離
したものでも良い。即ち、パパイン、ペプシンなどのプ
ロテアーゼで処理して得らキシン抗体の酵素活性に代え
て未結合の酵素標識抗エンテロトキシン抗体の酵素活性
を測定してもよい。 検体中に存在するエンテロトキシンの量は予め作製した
標識曲線により正確にかつ迅速に測定する。 (発明の効果) 本発明では、微生物の産生じたエンテロトキシンを簡便
で、迅速な操作により正確に測定できる。 (実施例) 次に実施例により本発明を説明する。 (1)  [1ブドウ球菌エンテロトキシンAの調製品
用らの方法〔日細誌30.H3,(1975) )によ
り調製した。即ち黄色ブドウ球菌F Rl−722を用
い3%NZアミンープロティンヒドロラーゼ(以下PH
Pと略す)培地を用い、16〜18時間振盪培養し、遠
心分離により上清と菌体を分離し、この上清と、8N−
HCIでpllを5.7に調製した。4倍量の蒸留水で
希釈したものをO,OIM!Jン酸緩衝液pH5,7で
平衡化したCM−セファデックスを添加しバッチクロマ
トを行う。毒素吸着樹脂をカラムにつめl)[5,7の
0.0!にリン酸緩衝液(pH5,7)で洗浄後、毒素
溶出はpll5 、フの0.0!Mリン酸緩衝液とpa
’y 。 5のO,INリン酸緩衝液によるグラシュエンド溶出を
行った。次いで毒素活性分画を集め0.025Mグリシ
ン−NaOH緩衝液(pH9,5)で平衡化したDEA
E−セファデックスカラムクロマトにかけ、毒素溶出は
0.02511グリシン−NaOH緩衝液(pH9,5
)と0.2MN a Clを含む0.05Mグリシン−
NaOH緩衝液(pH9,5)によるグラシュエンド溶
出を行なう。さらに、セファデックスG−75ゲル濾過
後、精製水に対し透析後、凍結乾燃し、精製ブドウ球菌
エンテロトキシンAとした。 ■ ブドウ球菌エンテロトキシンAに対する抗血清 ブドウ球菌エンテロトキシンAにする抗血清は精製ブド
ウ球菌エンテロトキシンAを初回10μg (0,5m
1)とフロイントの完全アジュバント(0,5m1)を
混ぜ、11のウサギの背部皮下に接種した。7〜93!
l目にブースターとして同量(10Mg)のブドウ球菌
エンテロトキシンAをアジュバントを加えないで皮下に
注射した。力価が最高になった11〜13週に採血した
。 ■ 抗ブドウ球菌エンテロトキシンA抗血清よりのIg
G画分の調製 得られたブドウ球菌エンテロトキシンAに対するウサギ
抗血清をプロティンA結合セファローズCL−4B (
ファルマシア製)カラムに通し、波長280n■におけ
る吸光度がo、oso以下になるまで0.01M P 
B Sで洗浄した。次いでプロティンA結合セファロー
ズCL−4Bに結合しているIgG画分を0.1翼グリ
シン−HCl緩衝液(pH2,7)で溶出した。溶出後
、すぐに21)リスアミノメタンを用いて中和し、0.
01MP B S CpH7,2)に対し透析する。透
析後精製抗ブドウ球エンテロトキシンAウサギIgGと
して使用に供した。 (2) F(ab’)m フラグメントの調製抗ブドウ
球菌エンテロトキシンAウサギIgGにペプシン(ブタ
腸粘膜由来、シグマ社製)IOW/V%を加え、37℃
、16時間処理し、セファデックスG−200ゲル瀘過
によりF(ab’ )m フラグメントを得た。 ■ 抗ブドウ球菌エンテロトキシンAウサギIgGをペ
ルオキシダーゼの結合体の調製過ヨウ素酸塩酸化法(N
akane、 P、に、+ & Kavaoi。 A、; J、旧stochem、 Cytochem、
 22.1084−109L(1974)]により、抗
ブドウ球菌エンテロトキシンAウサギIgGと西洋ワサ
ビペルオキシダーゼ(東洋紡製、グレードI−G)を結
合し、セファデックスG−200ゲル濾過により、ペル
オキシダーゼ標識抗ブドウ球菌エンテロトキシンAウサ
ギIgGを得た。 ■ 抗体結合固相の調製 抗ブドウ球菌エンテロトキシンAウサギIgGを経lへ
インチポリスチレンボールに物理的に反応により吸着さ
せた。即ち、抗ブドウ球菌エンテロトキシンAウサギI
gGを0.1M炭酸緩衝液PH8,5に20〜30μg
/mlに調製した液にポリスチレンボールを浸漬し、室
温4時間、4℃、液装置した。 0.01M P B S (pH7,2)啓洗浄後、1
%牛血清アルブミン(BSA)、0.1% P B S
 (pH7,2)に使用まで保存した。抗体結合固相は
、少なくとも6力月は安定であった。 ■  測  定  操  作 標準ブドウ球菌エンテロトキシンAは、精製ブドウ球菌
エンテロトキシンAを、所定濃度になるように0.01
1 P B Sに溶解調製したものを用いた。 標準ブドウ球菌エンテロトキシンA液、O,1*lある
いは、食中毒を生じさせた食品10gを生理食塩水90
+slで抽出した上清(0,1*l)を、内径101■
、高さ30龍の試験管が20個結合したイムノボールト
レー(小野薬品工業社製)の中に入れ、正常家兎血清4
 V/V94を含む、O,alN P B S pH7
,2,0,21を添加混合後、抗体結合ボールを1個入
れ、37℃で、1時間、静置し反応させた。1時間後、
アスピレータ−を用いて、トレイ中の溶液を吸引除去し
、 0.011 PBS  (pH7,2)を用いて3
回洗浄後、0.25W/V%BSAを含む0.01M 
P B S(pH7,2)で至適活性濃度に調整した。 酵素標識抗体0.25m1加え、37℃、2時間反応さ
せた。反応後、o、01M P B S (pH7,2
)を用(Sで3回洗浄後、新たな試験管ボックス(イム
ノボール・スピッツボックス)にボールのみ移し、0.
02%Hz O* 、O−フェニレンジアミン・2HC
1(牛丼化学社製)3■/■l含む、0.2Mクエン酸
、G、1Mリン酸緩衝液pH5、フ、0.51を加え、
暗所、室温で1時間反応させた。1時間後、IN−硫酸
21を加え酵素反応を停止後、波長492n■での吸光
度を測定した。得られたブドウ球菌エンテロトキシンA
の標準曲線を第1図に示す。食品中のブドウ球菌エンテ
ロトキシンAは、この標準曲線より求められた。又、ブ
ドウ球菌エンテロトキシンの他の型、即ちB、C%D%
Eに対する交差反応は、E 20 ng/mlに対し2
%程度の交差反応を示した。しかし他の81C1Dに対
してはエンテロトキシン1.000w/ml程度でも反
応は示さなかった。 実施例 2 手続補正書(自発) 昭和60年11月 8日 1、事件の表示 昭和60年特許願第20570号 2 発明の名称 エンテロトキシンの定量法 3、 補正をする者 事件との関係  特許出願人 大阪市北区堂島浜二丁目2番8号 明細書の「発明の詳細な説明」の欄 & 補正の内容 「実施例」を「実施例1」に訂正する。 ■ 同第20頁第2行目 「糖製抗体」を「精製抗体」に訂正する。 ■ 同第7頁 (昭和80年2月19日提出の手続補正書別紙第7頁の
第9行目) ro、1mff1Jをro、8mff1Jに訂正する。 (2)同第13頁 (昭和60年2月19日提出の手続補正書別紙第13頁
の第18行目) 「上清と」を「上演を」に訂正する。 ■ 同第14頁 (昭和60年2月19日提出の手続補正書別紙第14頁
の第2行目) r (pH5,7) Jを削除する。 ■ 同第16頁 (昭和60年2月19日提出の手続補正書別紙第16頁
の第15行目) 「物理的に」を「物理的な」に訂正する。 ■ 同第16頁 (昭和60年2月19日提出の手続補正書別紙第16頁
の第18行目 「液装置した。」を「−夜装置した。」に訂正する。 ■ 同第16頁 (昭和80年2月19日提出の手続補正書別紙第16頁
の末行) 「啓」を「で」に訂正する。 (gl  同第17頁 (昭和60年2月19日提出の手続補正書別紙第17頁
第1行目) ro、1%」の次に「アジ化ナトリウム(NaH,)を
含む0.01MJを挿入する。 以    上

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)エンテロトキシン含有液を抗エンテロトキシン抗
    体不溶化担体および酵素標識抗エンテロトキシン抗体と
    反応させ、結合した酵素標識抗エンテロトキシン抗体ま
    たは未結合の酵素標識抗エンテロトキシン抗体の酵素活
    性を測定することにより、エンテロトキシンを定量する
    ことを特徴とするエンテロトキシンの定量法。
  2. (2)エンテロトキシン含有液を抗エンテロトキシン抗
    体不溶化担体と反応させ、エンテロトキシン−抗エンテ
    ロトキシン抗体不溶化担体複合体を形成し、次いで該複
    合体と酵素標識抗エンテロトキシン抗体と反応させ、該
    複合体と結合した酵素標識抗エンテロトキシン抗体の酵
    素活性を測定することにより、エンテロトキシンを定量
    することを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のエン
    テロトキシンの定量法。
  3. (3)エンテロトキシン含有液を酵素標識抗エンテロト
    キシン抗体と反応させ、エンテロトキシン−酵素標識抗
    エンテロトキシン抗体複合体を形成し、次いで該複合体
    と抗エンテロトキシン抗体不溶化担体を反応させ、該担
    体に結合した酵素標識抗エンテロトキシン抗体の酵素活
    性を測定することにより、エンテロトキシンを定量する
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のエンテロ
    トキシンの定量法。
  4. (4)エンテロトキシン含有液と酵素標識抗エンテロト
    キシン抗体複合体と抗エンテロトキシン抗体不溶化担体
    とを同時に反応させ、該担体に結合した酵素標識抗エン
    テロトキシン抗体の酵素活性を測定することにより、エ
    ンテロトキシンを定量することを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載のエンテロトキシンの定量法。
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