JPS6117692Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本案は化粧用コンパクトに係るもので、該コン
パクト容器主体の限られた化粧品収納スペース
を、有効に利用出来るようにしたものである。

化粧用コンパクトは携帯上の便宜のために大き
さに限界があり、よつて限られたスペース内に化
粧品、或いは化粧用具を収納させなければならな
い、このため例えば二種の化粧品を通常使用する
に拘らず、コンパクトには一種の化粧品しか収納
させていないために、外出時コンパクトを使用し
ての化粧時には一種類での化粧しか出来ない等の
欠点があつた。

本案は上記欠点を除去したもので、以下図面に
ついて説明すると、１はコンパクトの容器主体、
２は蓋体である。容器主体と蓋体とは各後縁部
３，３において蓋体により容器主体上面の開閉が
可能に軸着させてある。

容器主体の上面には、上面開口の収納室４を形
成させる。該収納室は、図示のように容器主体の
両側壁５，５上部の対向部分に凹部６，６を形成
させて、該凹部を収納室両側に連続させるとよ
い。

上記収納室内には、枠７内面に仕切板８を横設
させて該仕切板の上下両枠内部分に化粧品９，９
を充填させた化粧品充填枠体１０を、該枠体の上
下両側のうち、任意面の化粧品を容器主体の上面
側に位置させての着脱が自在に嵌合させる。上記
化粧品９，９は別種のものとするがよく、枠体に
は更に間仕切８ａ，８ａを設けてもよい。枠体外
面からは把手１１，１１を突出させ、嵌合時に該
把手が既述凹部６，６内へ嵌合できるようにする
とよい。

尚１２は容器主体の上面前部に設けた凹部１３
内へ収納させた化粧用具、１４は蓋体裏面に設け
た鏡である。

本案は上記構成としたから、従来品に比べて化
粧品充填用空部を二倍以上に増やすことが出来、
よつて小型コンパクトであつても少くとも二種の
化粧品を充填できるから、コンパクト使用時も在
宅時とほヾ同様に化粧することが出来る便利があ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本案コンパクトの分解斜視図、第２図
はそのコンパクトの断面図である。 １……容器主体、１０……化粧品充填枠体。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 容器主体１と蓋体２との各後縁部３，３を、蓋
   体により容器主体上面の開閉が可能に軸着させて
   なる化粧用コンパクトにおいて、上記容器主体の
   上面に上面開口の収納室４を形成させると共に、
   該収納室内へ、枠７内面に仕切板８を横設させ、
   かつ該仕切板の上下両枠内部分に化粧品９，９を
   充填させた化粧品充填枠体１０を、該枠体の上下
   両側のうち、任意面の化粧品を容器主体の上面側
   に位置させての着脱が自在に嵌合させてなる化粧
   用コンパクト。