JPS61176781A

JPS61176781A - 鍵交換が可能なタンブラ−錠

Info

Publication number: JPS61176781A
Application number: JP1576385A
Authority: JP
Inventors: 吉川　富雄
Original assignee: HORI LOCK KOGYO KK
Current assignee: HORI LOCK KOGYO KK
Priority date: 1985-01-30
Filing date: 1985-01-30
Publication date: 1986-08-08
Anticipated expiration: 2009-02-23
Also published as: JPH0613803B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本卑明は鍵を使用する小塁のタンブラ−錠に於て、鍵を
所定の方法で交換することができる、鍵交換が可能なタ
ンブラ−錠に関するものである。

従来の技術総合的な管理が必要なホテル、ビル、マンション、アパ
ート等々に於ては、各部分の専用者がその部分に限って
使用すべき予備と、管理者がどの部分をも解錠し得るた
めの親鍵が使用できるように、また、それらの鍵を所定
の方法に従い新規の鍵に交換できるように種々の工夫が
なされてきた。

レバータンブラ−錠に於ては１例えば特許第８１８４２３号ディスクタンブラ−錠に於ては、例えば、特許第９７５
１７４号等々が鍵を新規のものに交換するための構造として公知
となっている。

ピンタンブラ−錠に於ては１錠筒に収容されているピン
とドライバーのうち、ドライバーを更に複数に分割して
、錠の内筒と外筒によって形成されるシャーラインに一
致すべきピンとドライバーの分割境界を複数にし、それ
ら分割境界を使い分けることにより親鍵と予備の両方を
一個の錠に使用できるようにしているものが多い、しか
しながら、この形式は、何種類かの鍵を同一の錠に使用
できるという程度のもので、鍵を自由に交換できるもの
とは云い難い。

発明が解決しようとする問題点従来の技術に於ては、鍵を新規のものと交換できる点と
、一個の錠に親鍵と予備の両方を使用できる点の両方を
満足させることができたものは無く、鍵交換か親鍵・予
備の両用かのいずれか一方に重点が置かれ、そのため例
えばホテル客室用の錠としては不適当なものが多かった
。

また、鍵交換が迅速に行なえるレバータンブラ−錠に於
ては、その構成部品が大きいため、鋳面のなかに必要な
部品を組込んで使用せざるを得ず、レバータンブラ−錠
で有効であった鍵の変更に関するメカニズムはそのまま
小型化することが困難である欠点を有している。

問題点を解決するための手段原則としてレバータンブラ−錠の形式を使用しつつ、従
来のピンタンブラ−錠の大きさで容易に鍵の変更をでき
るようにすることが本件発明の目的であり、必要に応じ
て、本件発明によるメカニズムを二重に錠筒内に組込む
ことにより、親鍵と予備の両方を一個の錠筒に使用可能
とし、加えてそれら親ａΦ予備を所定の手続により新規
のものに交換することができるようにする。

本発明に於て重要な点は、先ず、鍵の変更を自由に行な
えることであり、そのようなメカニズムを二重に装置す
ることにより、一個の錠筒に親鍵と予備の使用を可能に
し、更にそれら両方の鍵を自在に他のものに交換できる
ように工夫した。

そのために１円筒形の錠筒にその内部で回動自在の仕切
板を内装し、各仕切板に歯車と一体のカム並びに歯車に
噛合する歯を備えたレバーを揺動自在に枢着し、施錠位
置で錠筒に設けた錠溝に突入する錠杆に附随する押圧杆
をカムの凹陥に受は入れて施錠を解く形式歯車とレバー
の歯が予じめどの位置で噛合しているかによって、歯車
がどれだけ回動すればカムの凹陥が押圧杆を受は入れ得
る位置を生み出すことができる。

また、レバーの枢着点を外部から一定の方法により移動
させることにより、歯車とレバーの歯の噛合を解くこと
ができるので、それによって両者の噛合位置を新規に組
み変えることができる。

一個の仕切板にこのような機構を二組設置することによ
り、予備と親鍵を一個の錠筒に使用することができ、更
に１両方の鍵を他の鍵に変更することも可能になる。

作　　　　用以上述べたごとく本発明によると、一個の錠筒に予備と
親鍵を使用することができ、しかも両方の鍵を一定の方
法で他の鍵に変更することができ、また、鍵違いは前述
の如く歯車とレバーの歯の噛合により生み出されるので
、歯車・カム・レバーはすべて同一の形状でよく、これ
らを歯と歯車の噛合位置を換えることによりすべての錠
を製造することがで実　　　施　　　例本発明の基本となる小径の錠筒に可変タンブラ−を組込
んだ構造は、第１図に示す如きものであり１錠筒１に錠
杆２が部分的に陥入する錠溝３が穿設されている０錠筒
１内には任意の数の仕切板４が錠筒ｌの軸線方向に直角
に挿入されており、その直径は錠筒ｌの内径よりやや小
である。そのため、仕切板４は錠筒ｌの内部でその軸線
に直角に回動することができる。これら仕切板４は背量
形で、それぞれ、錠杆２の移動を許すための空隙５゜子
離用支持ピン６・親離用支持ピン６゛の移動を許すため
の小空隙７拳７′を有しており、更に、ＩｉＫが挿入さ
れる錐孔８が設けられている。また、仕切板４には軸杆
９＠９゛とカム杆ｌＯ・１０’が挿通されており、軸杆
９には歯車１１と一体のカム１２が軸支されており、軸
杆９′には歯車１１°と一体のカム１２°が軸支されて
いる。カム１２・１２′の周縁には錠杆２とカム１２・
１２°の間に設置された押圧杆１３が陥入する凹陥１４
−１４°が設けられている。更にカム１２・１２’には
その側縁に、切り欠き１８・１８゛が穿設されている。

支持ピン６・６°には先端に歯１５・１５’を備えたレ
バー１６・１６°が軸支され、歯１５は歯車１１にまた
歯１５’は歯１１”に噛合すると共に、レバー１６・１
６’の一部は錐孔８内に露出し、断面半円形のカム杆１
０・１０’は小空隙７・７′に沿って支持ピン６φ６°
を移動させ得べく、レバー１６・１６°に近接配置され
ている。これらレバー１６φ１６°にはスプリング１７
・１７′により附勢が施されており、レバー１６は支持
ピン６を中心に反時計式方向へ、また、レバー１６°は
支持ピン６°を中心に時計式方向へ回動する傾向を与え
られている。ｉｉｓに示す正面図は鍵Ｋ（親鍵並びに子
ｌｌ）の鍵山一個により操作される二組の部品を示して
いるが、実際の錠に於ては、このような部品を任意数重
合して一個の錠を構成する０例えば鍵山六個の鍵を使用
する場合には図示例の如きセットを六組重合することに
より錠が形成される。また、以上の部”品説明に於ては
、歯車１１・１１’レバー１６０１６’カム杆１０・１
０’等々がすべて二個ずつ示されているが、これらの中
、「°」の付されたものは親鍵用の部品であり、「°」
の付されていないものは予備用の部品である。

第２図には、第１図に於る仕切板４が単独で平面的に示
されており、図面から明らかな如く、仕切板４には錠杆
２会押圧杆１３がその内部で移動を許されるための空隙
５、軸杆９・９゛が挿入されるための孔ｈ−ｈ’、＠Ｋ
が挿入されるための錐孔８、支持ピン６・６°が挿入さ
れ且つその内部で移動することを許されるための小空隙
７・７゛、スプリング１７・１７′を支持するための支
持壁１９−１９′を突出固定するための溝Ｃ・Ｃ゛、な
回動を行なうための四分の三孔　Ｑ＠Ｑ’並びに、カム
１２・１２′の切り欠き１８・１８°を外部から操作す
るために必要な弧孔Ｒが穿設されている。

第３図及び第４図には、第１図に示した各部品が、子ｗ
ＩＫ並びに親１１Ｋ”の挿入により解錠された状態が示
されている。いずれの場合にも歯車１１−レバー１６・
錠杆２・押圧杆１３の作動の状態は同様であるので、説
明は第３図に就てのみ行なうが、子１１Ｋを使用した場
合と、親＠に’を使用した場合の差は、子ｔ！ｌｉＫは
鍵山を図中上にして使用され、それがレバー１６を揺動
させ、親鍵に°は鍵山を下にして使用され、それがレバ
ー１６゜を揺動させる点にある。

子離Ｋにより解錠が行なわれる場合を説明すると、錐孔
８に挿入された子ｗＩＫはレバー１６をスプリング１７
に抗して押し上げ、レバー１６の歯１５が噛合する歯車
１１を軸杆ｑル山、八じ１賎＃」士面へ面ｉ七訃　１柄
し一体のカム１２の凹陥１４を押圧杆１３に対面する位
置へ移動させる０錠杆２には予め第１図に於て右方へ移
動するようスプリング（図示せず）により附勢が施され
ているので、凹陥１４が押圧杆１３に対面するや否や１
錠杆２が押圧杆１３を凹陥１４内に押し込むことになり
、それによって錠杆２が錠溝３から後退して第３図の如
く仕切板４の制止が解かれ、錠筒ｌに対して内部の機構
を回動することができるようになる。この内部機構の回
動を必要なメカニズムの駆動源として扉等の施錠・解錠
を操作すればよい。

装備Ｋ”による解錠は、前述の場合と全く同様であるが
、親ｗＩＫ“により操作される部品がレバー１６′・歯
車１１′であることのみが相違点である。この場合は、
押圧杆１３がカム１２′の凹陥１４′に陥入して装置の
制止が解かれる。（第４図参照）従って、例えばホテルの客室に本発明を適用する場合は
、予備に用のレバー１６・歯車１１の噛合を各客室毎に
換え、装備に用のし／＜−１６’・歯車１１’を各室同
一にしておけば、客室利用者は一個の部屋のみの解錠が
可能であり、管理者はすべての客室の解錠が可能である
錠を極めて簡単に製造することができる。

次に、使用している子ｗＩＫ又は親＠Ｋ”を別の鍵山構
成を有する鍵に変更する場合は。

以下の操作をする。

■、親ｌｌＫ′を別の装備に°、２に変更する時■　装
備Ｋ”を錐孔８に挿入し第４図の如く錠杆２による内部
部品の制止を解く。

（これにより、押圧杆１３はカム１２°の凹陥１４°に
陥入し、すべてのカム１２°が整列する。第４図、） ■　親＠に’を約１８０度回動じて、レバー１６′の枢
支頭Ｐ°を錠溝３に対面させ、カム杆１０′を９０度回
動させてレバー１６゜を支持ピン６゛を小空隙７°内を
摺動させることにより移動させ、枢支頭Ｐ′を錠溝３内
に陥入させる。

（この場合、すべてのレバー１６’は単一の支持ピン６
゛により枢着されているので、全レバー１６′は同時に
摺動し、それらの枢支頭Ｐ′はすべて錠溝３に陥入する
。これにより、カム１２゛が固定された状態で、レバー
１６゛°と歯車１１’の噛合が解かれることになる。く
第５図参照〉） ■　親ｌｉＫ”を錐孔８から抜去し、つぎに使用する装
備に’２を錐孔８に挿入した後、カム杆１０′を９０度
逆回転し、親＠に’２を回動して内部部品を旧の位置（
施錠位置）に戻し、装備に’２を錐孔８から抜去する。

（新しい装備に’２を錐孔８に挿入し、内部部品を回動
すると、レバー１６′の枢支頭Ｐが錠溝３の側壁によっ
て押圧され、レバー１６′は枢支している支持ピン６゛
の小空隙７′内の移動に伴ない錠筒ｌ内へ押し戻され、
新規の装備に’２の鍵山に適合した位置以後は親＠に’
２以外の鍵ではカム１２°の凹陥１４°が正しく押圧杆
１３に対応する位置に来なくなる。） ■、子ｌ！Ｋを別の予備に２に変更する特装！！に’を
変更する場合と全く同様の手順で交換を行なうことがで
きるが、子１１にのみで鍵の変換を可能にすると、予備
にの使用者（ホテル等の宿泊者）によって鍵交換が操作
され不都合な事態が生じる可能性があるため、子ｌ！に
の変換にも装備が常に必要であるようにする。その手順
は次に述べる通りである。

■　親＠に’を錐孔８に挿入し第４図の如く錠杆２によ
る内部部品の制止を解く。

（これにより、押圧杆１３はカム１２゛の凹陥１４°に
陥入し、ナベてのカム１２°が整列する。第４図） ■　親ｌｌＫ”を１８０度強回動じて、レバー１６の枢
支頭Ｐを錠溝３に対面させ、カム杆ン６を小空隙７内を
摺動させることにより移動させ、枢支頭Ｐを錠溝３内に
陥入させる。

（この場合、すべてのレバー１６は単一の支持ピン６に
より枢着されているので、全レバー１６は同時に摺動し
、それらの枢支頭Ｐはすべて錠溝３に陥入する。これに
より、カム１２が自由になった状態で、レバー１６と歯
車１１の噛合が解かれることになる。（第６図参照〉） ■　自由な状態にある歯車１１の切り欠き１８を、儀礼
Ｒに錠筒ｌの外部から挿入した整列用小片２０で押圧す
ることにより、全ての歯車１１を子１ｉＫによる解錠の
際と同一の位置に整列させ（第７図）、その後に親＠Ｋ
”を錐孔８から抜去する。

（装備に°の抜去によりレバー１６°に噛合する歯車１
１°が回動すると、その凹陥１４′が移動してそれに陥
入していた押圧杆１３を空隙５内で移動させるため、押
圧杆１３は変移して予備Ｋにより操作されるカム１２の
凹陥１４内に陥入する。これにより歯車１１は解錠の位
置に固定される。） ■　整列用小片２０を儀礼Ｒから抜去し、つぎに使用す
る予備に２を錐孔８に挿入した後、カム杆１０を９０度
逆回転し、子１１に２を回動して内部部品を旧の位置（
施錠位置）に戻し、子！！に２を錐孔８から抜去する。

（新しい予備に２を錐孔８に挿入し、内部部品を回動す
ると、レバー１６の枢支頭Ｐが錠溝３の側壁によって押
圧され、レバー１６は枢支している支持ピン６の小空隙
７内の移動に伴ない錠筒１内へ押し戻され、新規の予備
に２の鍵山に適合した位置でその歯１５が歯車１１に噛
合し、それ以後は予備に２以外の鍵ではカム１２の凹陥
１４が正しく押圧杆１３に対応する位置に来なくなる。

）以上の如く装備・予備の変換を行なうためには、錠筒１
の外部にカム杆１Ｏ−１ｏ’及び儀礼Ｒが露出している
必要があるが、これらは防犯上の安全のため施錠位置で
は完全に被覆され、装備による解錠状態に於てのみ外部
へ露出するように１例えば錠筒ｌの外部露出側面に二重
の蓋体等を施すことによって解決される。

その具体的な例は第８図の如く、錠筒ｌの一方の開口に
面板ｌ′を設け、面板１°に装備に゛並びに予備Ｋが回
動するための開口０を穿設するとともに、必要位置で仕
切板４の儀礼Ｒが露出されるように面板儀礼Ｒ゛を穿設
し、必要位置でカム杆１ｏ−ｉｏ’を露出させるための
操作孔Ｔを開口させ、面板ｌ。

と仕切板４の間に施錠位置では面板儀礼Ｒ゛と操作孔Ｔ
を被覆閉鎖する中間板Ｍを装置し、その中間板Ｍの開口
部Ｍ°を適宜形成して、装備に°が回動する場合は中間
板Ｍが仕切板４と一体に回動し、予備Ｋが回動する場合
は中間板Ｍがそのままの位置に停止しているようにすれ
ば、必要の際に儀礼Ｒを面板儀礼Ｒ゛に一致させ、また
カム杆１０或いは１＾　　’　　　＋−ＩＪＬ　　ｋ　
Ｍ　　　’Ｉ”　　＋ｗ　　　　−ｚｂ　−ｈ　　　Ｌ
Ｌ　　ニー　　　　　ｂル　六　↓１４　」−住に必要
な前述の各操作を行なうことができる。

本発明にの図示例に於る歯車とレバーの歯の噛合に就て
考えると、噛み合せの変化は五種類であるので、この歯
車と歯のセットを六組用意し、鍵山、六個を備えた鍵を
使用する場合には、５の６乗種類の鍵違いが得られるこ
とになり、この鍵違い数は装備φ予備のそれぞれに適用
されるので、如何なる使用にも耐え得る錠を確保するこ
とができ葛。

効　　　　　果以上の如く本発明によると、単一形態のレバーとカム歯
車をすべての鍵山に、また、装備と予備に適用できるの
で、ピンタンブラ−錠の如く鍵山ごとにピンとドライバ
ーの長さの比率を変更する必要がないため、製造段階に
於る作業工程が著しく短縮されるとともに、予備・装備
のいずれをも極めて簡単な操作で任意に変換することが
できるから、これまでピンタンブラ−錠で遠慮〒きなか
った安全率の大幅な向上が得られる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明錠の一組分の部品を示す内部説明図、第
２図は第１図に於る仕切板４の平面図、第３図乃至第７
図は各種の動作に於る第１図と同様の内部説明図、第８
図（Ａ）は本発明錠の面板部分の平面図、第８図（Ｂ）
は整列用小片の斜面図である。１１錠筒、２・・錠杆、３１錠溝、４・・仕切板、５・
・空隙、６・・支持ピン、７・・小空隙、８・・錐孔、
９−・軸杆、１０・・カム杆、１１・・歯車、１２・・
カム、１３・・押圧杆、１４・拳凹陥、１５・・歯、１
６・・レバー、１７・・スプリング、１８・・切り欠き
、１９・・支持壁、２０・・整列用小片。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）錠溝３を有する錠筒１内に、鍵孔８・空隙５・孔ｈ・小空隙７・四分の三孔Ｑ・弧孔Ｒが穿
設された仕切板４を複数個収容し、各仕切板４ごとに孔ｈに挿通した軸杆９に歯車１１
・切り欠き１８・凹陥１４を有するカム１２を枢支させ
、小空隙７内に可動的に支持されている支持ピン６に歯
車１１と噛合する歯１５を有するレバー１６の枢支頭Ｐ
を枢支させ、空隙５内の錠杆２が施錠状態に於て錠溝３
に突入し、錠杆２に圧接する押圧杆１３が空隙５内で解
錠状態に於てカム１２の凹陥１４に陥入し得べくし、四
分の三孔Ｑ内の断面半円形のカム杆１０の回動により支
持ピン６が小空隙７内を移動することによりレバー１６
が移動して、その歯１５と歯車１１の噛合が解かれるよ
うにし、レバー１６の一部がスプリング１７の作用下に
常に鍵孔８の内部に露出するようにした鍵交換が可能な
タンブラー錠。
（２）一個の仕切板４ごとにカム１２・レバー１６を二個ずつ対称的に設置してなる特許請求の範
囲第１項記載の鍵交換が可能なタンブラー錠。