JPS61176475A - 多電極サブマ−ジア−ク溶接方法 - Google Patents

多電極サブマ−ジア−ク溶接方法

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JPS61176475A
JPS61176475A JP1722185A JP1722185A JPS61176475A JP S61176475 A JPS61176475 A JP S61176475A JP 1722185 A JP1722185 A JP 1722185A JP 1722185 A JP1722185 A JP 1722185A JP S61176475 A JPS61176475 A JP S61176475A
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JP
Japan
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electrode
welding
voltage
arc
current
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Pending
Application number
JP1722185A
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English (en)
Inventor
Norio Katsumoto
勝本 憲夫
Mutsuo Nakanishi
中西 睦夫
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は良品質の溶接部を得る高能率な多電極サブマー
ジアーク溶接方法に関する。
〔従来技術〕
サブマージアーク溶接は、溶接能率向上を目的として多
電極化による高速溶接が行われることが多い。この高速
溶接を行うに際しては、当然のことながら高速溶接化に
伴うて生ずる品質低下、即ちビード外観の悪化、アンダ
ーカットの発生、スラグ巻込み発生を防止することが必
要である。
上記品質低下を防止して高速溶接を行う方法として特開
昭59−206170号が提案さ五ている。この方法は
開先の形状1寸法及び各電極における溶接電流、アーク
電圧等の溶接条件を適正範囲とすることにより溶接能率
向上を図る方法である。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら上記方法により多電極溶接を行う場合は、
適正な溶接条件範囲が狭く、このため溶接電源の電力供
給安定性が悪い場合、溶接条件に及ぼす影響の大きいフ
ラックス組成のそのバラツキが大きい場合等には溶接条
件を適正範囲に維持することが困難となるときがあり、
上記方法は必ずしも実用的であるとは言い難く、高速溶
接化に伴って生ずる品質低下の防止を根本的になし得て
いない。具体的には通常の可動鉄心型の交流電源及びC
aF 2量が多いフラックスを用いてサブマージアーク
溶接を行った場合は、第2図(e)に示す再点弧電圧V
rが極端に上昇して適正な溶接条件範囲を逸脱してスラ
グ巻込み、アンダーカットが発生することがあり、安定
した良品質の溶接部を得ることができないという難点が
あった。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、スラ
グ巻込みが発生する現象、ビード外観の悪化を生ぜしめ
るアンダーカットが発生する現象に基づき、その発生に
影響を及ぼすアークについての観点から得た後述する原
理等に従って溶接条件を規定することにより品質低下の
ない高速溶接化を可能とする多電極サブマージアーク溶
接方法を提供することを目的とする。
本発明に係る多電極サブマージアーク溶接方法は、最終
電極とその直前の電極との離隔距離を5〜200に設定
し、少な(とも最終電極に矩形波交流電流、電圧を供給
することを特徴とする。
〔発明原理〕
まず、発明原理について以下に説明する。スラグ巻込み
の発生現象を把握するために、4電極サブマ一ジアーク
溶接機を用いて強制的に各電極でのアーク切れを生せし
める実験を行った。
第1図は4電極サブマ一ジアーク溶接機の各電極でアー
ク切れを生ゼしめてスラグ巻込みが発生する限界アーク
切れ時間を測定した結果を示すグラフであり、横軸に各
電極をとり、縦軸にスラグ巻込み発生限界アーク切れ時
間(秒)をとっている。なお溶接条件は、フランクス:
中性熔融型、各電極の電流、電圧: 600 A−40
V、溶接速度:180 cm/分、第3.第4電極間距
離=15fiである。
この図より理解されるごとく後行電極となる程、短時間
のアーク切れによりスラグ巻込みが発生する可能性が高
い。つまり、このことは第1電極よりも第2電極、第2
電極よりも第3電極、第3電極よりも第4電極の方がア
ーク切れを防止してアークを安定化させること、つまり
スラグ巻込み欠陥を防止することに対して有効であるこ
とを示しており、また多電極溶接の場合には溶融池の底
を形成させる電極は最終電極であることを示唆している
そして高速多電極サブマージアーク溶接で生じるスラグ
巻込みは全て溶接ビードの底部に発生しており、溶融池
底を形成するアークの不安定に起因していることと推察
される。従って4電極サブマージアーク熔接の場合は、
第4電極にてアーク切れが生じればスラグ巻込み発生の
可能性が高いが、第3電極にてアーク切れが生じても第
4電極のアークが安定であれば第3電極のアーク切れに
より生じる不都合が第4電極のアークにて解消される。
即ち、高速多電極サブマージアーク溶接におけるスラグ
巻込みの発生防止は最終電極のアーク安定性(アーク切
れがないこと)が重要な要因である。
一方、溶接の高速化にともなって発生し易くなるのがア
ンダーカットである。これはビード表面の幅方向端部が
凹形状となる外観不良欠陥であり、ビード表面の形成に
関与する電極が最終電極であることは公知である。
本願出願人は多電極サブマージアーク溶接機の各電極の
アーク安定性とアンダーカット発生率との関係を実験に
より求め、これによりアンダーカットは最終電極のアー
クの安定化により大幅に改善できることを確認した。こ
のアークの安定化には種々の方法があるが、本発明は交
流矩形波電源を使用する方法を採用する。これはアーク
の安定化という観点からは交流電源よりも直流電源の方
が一般的に優れていることは公知であるが、多電極サブ
マージアーク溶接で直流の電流、電圧が供給される多数
の電極を同時に使用することは電極間相互の干渉又は磁
気吹き等の点から好ましくないからであり、また交流ア
ークの安定性はその電圧波形自体とも関連しており、第
2図(C1に示す通常の正弦波に比べて第2図ialに
示す矩形波交流の方がより再点弧電圧Vrが低く、アー
クが安定(手溶接の場合について公知)であるからであ
る。
本発明は少なくとも最終電極において矩形波状の交流電
流、電圧を通電することによる再点弧電圧の低減化を図
ることを利用する。
〔実施例〕
以下本発明を図面に基づき具体的に説明する。
第3図は本発明の実施状態を示す模式図であり、図中P
は静置された鋼板を示す。網板Pの上方には3電極サブ
マ一ジアーク溶接機10が鋼板Pの長手方向(白抜矢符
方向)に移動できるようになっており、3電極サブマ一
ジアーク溶接機10は白抜矢符方向とは逆の方向から順
にフラックスフィーダ4.第1電極1.第2電極2.第
3電極3を設えている。フラックスフィーダ4内にはフ
ラックス22が貯留されており、フラックス22は鋼板
P上に積層される。
第1電極1には直流電源12から給電される直流電流、
電圧を制御器11により制御されて印加され、第2電極
2には交流電源14から給電される通常の正弦波交流電
流、電圧を制御器13により制御されて印加され、第3
電極3には矩形波交流電源16から給電される矩形波交
流電流、電圧を制御器15により制御されて印加される
ようになっており、矩形波交流電流、電圧が印加される
第3電極3には再点弧電圧が低レベルである安定性の高
いアークが生じ、また各電極1,2.3のアーク間で磁
気的干渉がない。鋼板Pは第1電極1のアークにて上層
部が熔融され、熔融された部分は溶融池20を形成する
。更に溶融池20は第2電極2.第3電極3のアークに
より鋼板Pが溶融されることにより増大され、その後の
熱量低下に伴って溶融池20は凝固していき、溶接金属
2Iとなる。
このように鋼板Pが熔融される際、溶融池20の熱によ
りフラックス22の下層部、つまり溶融池20と接触す
る部分のフラックス22は溶融され、スラグ23となっ
ていく。
第2電極2の先端と第3電極3の先端との離隔距離lは
5〜200の範囲内に調整されており、第3電極3はこ
れに生ずるアークと第2電極2に生ずるアークと第2電
極2に生ずるアークとが溶融池20底面で夫々の一部又
は全部が重なるように設けられている。換言すれば第2
電極2.第3電極3は夫々に生じるアークが綱板Pの略
同一箇所を熔融するようになっているや 従って本発明による場合は第3電極3に矩形波形交流電
流、電圧を供給するためそれに生じるアークの安定性が
高く、更にアークの高安定性に加えて第2電極2のアー
クによる溶融箇所と略同一箇所を熔融するように第3電
極3を設けているので、第2電極2にアーク切れが生じ
てもアーク切れが実質的に生じない溶接が可能であり、
このため品質低下、即ちスラグ巻込み、アンダーカット
外観不良の発生を防止して高速にて溶接できる。
特に1m/分以上の速度で溶接する場合には有効である
このように離隔距離!、電圧波形を限定した理由につき
次に説明する。
(イ)離隔距離Eについて 第4図は3電極サブマ一ジアーク溶接機の第2゜第3電
極間の離隔距離lを変化させて溶接し、そのときに溶接
長さ500鶴当たりに発生したスラグ巻込み数を測定し
た結果を示すグラフであり、横軸に第2.第3電極間距
離(tm)をとり、また縦軸にスラグ巻込み数(個15
00 n)をとっている。
溶接条件は第1電極: 1200A−30Vノ直流、第
2電極: 950 A−30Vの正弦波交流、第3電極
二650A−42Vの矩形波交流、溶接速度:  10
0c+++/分、フランクス;中性熔融型である。
この図より理解される如く離隔距離lを20mmより大
とするとスラグ巻込み数が急増する。このためlは20
w以下とした。またlが5Km以下の場合は隣り合う電
極が接触するためβは5〜20fiとした。
(ロ)、電圧波形について 3電極サブマ一ジアーク溶接機の第3電極に印加する電
流−電圧を600A−40Vの矩形波交流と正弦波交流
とを用いて50m/分の溶接速度でビードオンプレート
溶接を行い、そのときのアーク電圧を測定した。使用し
たフラックスは共に30%CaF2の高塩基性溶融型で
あり、第1電極には直流電圧を、また第2電極には正弦
波交流電圧を印加した。
第2図はその測定結果を示したグラフであり、(a)は
矩形波交流を使用した場合の測定結果、((+)は正弦
波交流を使用した場合の測定結果を示す、なお600A
−40Vの正弦波交流を用い、また再点弧電圧の低減化
に有利な3%CaF2の中性溶融型フラックスを用いて
溶接した場合の測定結果を−)に併せて示す、この図よ
り理解される如く正弦波交流により溶接した(bl、 
(C1の場合にはフラックスの種類により再点孤電圧が
大きく異なり、山)では45■。
TC)では74Vとなっており、矩形波交流により溶接
した+8+ではフラックスが(C)と同じであってもそ
れを48Vとすることができ、アークが安定化する。
従って本発明は矩形波を使用することとしたのである。
なおこの矩形波は正確な矩形を有するものに限らず、再
点弧電圧低下効果を奏するものであれば若干の歪を有す
るものであってもよい。
なお、上記実施例では第1電極、第2電極に夫々直流電
圧、交流電圧を印加し、第3電極3に矩形波交流電圧を
印加しているが、本発明は第2゜第3両電極に、或いは
第1.第2.第3電極すべてに矩形波交流電圧を印加し
てもよいことは勿論である。第1電極に直流電圧を印加
する場合は、正弦波、矩形波の交流電圧を印加する場合
よりもこれにより熔融される深さを増大でき、高速溶接
化に適する。又第2電極にも矩形波交流電圧を印加した
場合には第2電極にのアークについてもその安定性が向
上し、高速溶接化に適する。
また、上記実施例では3電極サブマージアーク溶接の場
合に本発明を適用させているが、本発明はこれに限らす
2電極又は4電極以上の多電極サブマージアーク溶接に
も適用できることは勿論である。
〔効果〕
4電極サブマ一ジアーク溶接機を用い、第1電極:  
600A−35V(7)直流、第2.第3電極:  6
00A−40V(7)正弦波交流、第4電極:  60
0A−40Vの矩形波交流、フランクス:中性熔融型の
溶接条件で溶接速度を200aa/分から300cm/
分の間で変化させて鋼板を溶接し、溶接した鋼板をX線
検査して溶接長さ500fi当たりのスラグ巻込み数を
調査し、また外観検査して溶接長さ1000mm当たり
のアンダーカット総長さを測定した。
第5図はX線検査した結果(黒丸印)を整理して示した
グラフであり、横軸に溶接速度Ccs1分)をとり、ま
た縦軸にスラグ巻込み数(個1500m)をとっている
。第6図は外観検査した結果(黒丸印)を整理して示し
たグラフであり、横軸に溶接速度(cIlZ分)をとり
、また縦軸にアンダーカット総長さく M / 100
0 鶴)をとっている。なお両図には第4電極の使用電
力を正弦波交流に替えて同様に溶接した従来方法による
場合の結果(白丸印)を併せて示している。
これら両図より理解される如く、従来方法による場合は
溶接速度が200co+/分のときにはスラグ巻込み、
アンダーカットの発生が共にないが、それを超えると溶
接速度の増大に伴ってスラグ巻込み数、アンダーカット
総長さが急激に増大する。
しかし、本発明による場合はスラグ巻込み数については
溶接速度が300+n/分となってもその発生がなく、
またアンダーカットについては溶接速度が300fi/
分になって始めてそれが発生する程度であり、品質を低
下させることなく高速溶接ができた。
以上詳述した如く本発明による場合は、品質を低下させ
ることなく高速溶接が可能であるので、欠陥品が少なく
高歩留とすることができ、これにより溶接後の手入れ頻
度を減少でき、作業性を向上できる。また生産性を大幅
に向上せしめることが可能である等、本発明は優れた効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は発明原理の説明図、第3図は本発明の
実施状態を示す模式図、第4図は第2゜第3電極間距離
の限定理由の説明図、第5図、第6図は本発明の詳細な
説明図である。 P・・・鋼板  1・・・第1電極  2・・・第2電
極3・・・第3電極  16・・・矩形波交流電源時 
許 出願人 住友金属工業株式会社代理人 弁理士 河
  野  登  夫O+0  20  30  40 第2.’43電櫨聞!1(m匍 第 4 面 ? 溶弄走It (C恰) 菟 5 図 20      2!10      3o。 溶存1L度(C”4) 第 G 凹

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、多電極サブマージアーク溶接方法において、最終電
    極とその直前の電極との離隔距離を 5〜20mmに設定し、 少なくとも最終電極に矩形波交流電流、電 圧を供給することを特徴とする多電極サブマージアーク
    溶接方法。
JP1722185A 1985-01-30 1985-01-30 多電極サブマ−ジア−ク溶接方法 Pending JPS61176475A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107442906A (zh) * 2016-05-30 2017-12-08 株式会社神户制钢所 埋弧焊接方法

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