JPS61174433A - 紡機のロ−ラパ−ト清掃装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野Ｊ 本発明は、粗紡機のような紡機におけるローラパートの
清掃装置に関するものである。

［従来の技術１ 紡機においては、ドラフト作用によってローラパートで
発生する風綿が、ドラフト部を構成する各部材上に堆積
する。この風綿が塊となって通過スライバに連れ込まれ
ると、巻取り製品の品質を害することになるので、ロー
ラパートを清掃するために様々な装置が提案されてさた
０例えば、実開昭４９−７２３３号公報に開示された清
掃装置にお（・では、ローラパートのボトムローラ側に
風綿を吹き飛ばす吹気管を設け、トップローラ側に吹き
飛ばされた風綿を吸引する吸気管を設けており、また、
実公昭５７−３８３８３号公報に開示された装置におい
ては、ローラパートのボトムローラ及びトップローラの
両側に風綿吹き飛ばし用の吹気管を設けているが、いず
れの清掃装置においても、吹気管からの噴射流体はａ−
２パートのニップ間を通るスライバの走行面に対して直
角に吹き付けられ　　　□ているので、スライバの走行
方向に関して複数のローラパート部分に吹き付けないと
、即ちスライバ走行方向に関して複数本の吹気管を設け
ないと満足に清掃を行うことができない、従って、従来
の清掃装置は構造が非常に複雑であった。

また、上述した清掃装置は低圧ブロアを用いているため
、被清掃部から極く短い距離に吹気口を設けなければな
らず、これも複数本の吹気管を必要とする要因、即ち清
掃装置の構造を複雑にする要因になっていた。

［発明が解決しようとする問題点１ 従って、従来の清掃装置には、構造が非常に複雑である
という問題点があり、本発明はかかる問題点を速やかに
解決する手段を提供することを目的とするものである。

Ｅ問題点を解決するための手段Ｊ この目的から本発明は、紡機のローラバート清掃装置に
おいて、スライバがニップ間を走行するローラパートの
上方部位に吹気管を配置すると共に、該吹気管には、ス
ライバの走行面に対して斜めに噴射流体を指向させるよ
うに、複数の小穴が穿孔されていることを特徴とするも
のである。

［作用］ 複数の小穴からの噴射流体は、風綿の溜まり易いｏ　−
５パートを通るスライバの走行面に対して斜めに吹き付
けられるので、各噴射流体が広範囲の領域を受は持つこ
とができ、スライバの走行方向に関して可及的に少数本
の吹気管のみでも十分な清掃が行なわれる。従って、清
掃装置の構造を簡単にするという所期の目的が達成され
る。

［実施例］ 次に、本発明の好適な実施例について添付図面を参照し
て詳細に説明するが、図中、同一符号は同−又は対応部
分を示すものとする。

本発明を冥施したドラフト部の断面図及び平面図を示す
第１図及１第２図において、ローラパートはボトムロー
ラ１ａ〜１ｄ及びトップローラ２ａ〜２ｄを備えており
、ボトムローラ１ａ〜１ｄに対してトップローラ２ａ〜
２ｄがウェイティングアーム１３によって押圧されてい
る。該ボトムローラ及びトップローラの繊維規制部表面
にはボトムクリアう６のボトムクリアラクロス８ａ及び
トップクリアラフのトップクリアラクロス８ｂが圧接し
て周回し、各ローラの清掃を行うようになっている。

このように各ローラの清掃を行りても、ボトムロー−７
１ａ−１ｄ及びトップローラ２ａ〜２ｄを通るスライバ
Ｓから離れた浮遊短繊維は、風綿となって７０ントコレ
クタ３、スライバガイド４、コンデンサ５、ローラネッ
ク部１７．１８等に付着堆積する。

この堆積風綿が通過スライバＳｌ：Ｊ！！れ込まれ易い
ので、堆積前に風綿を処理するべく、本発明では上述し
たローラパーＦの上方部位に吹気管９を設け、該吹気管
に、スライバＳの走行面に対して斜めに噴射流体を指向
させるように、複数の小穴９ａを穿孔している。

トップクリアラフの一部を構成するクロスガイド１０の
クロスガイドバーは中空であるので、好適な実施例にお
いては、吹気管９としてクロスガイドバーを利用してい
る。クロスガイドバー９の適宜の位置に空気流入口１１
が設けられ、該流入口１１に、例えば圧縮機のよ）な図
示しない圧縮空気源に連絡する空気管１２が後述する電
磁弁を介して接続されている。第１図から諒解されるよ
うに、クロスガイドバー９に穿孔された小穴９ａからの
圧縮空気はトップローラ２ｂ１２ｃに指向されている。

＃１３図は空気管１２とクロスガイドバー９との接続例
を示す概略空気系統図である。通常、トップクリアラフ
においては、１スタツフ４錘が１単位になっており、各
４錘に対して１本の中空クロスガイドバー９が互いに直
線状に整列して設けられている０本発明の好適な実施例
においては、隣接する２本のクロスがイドパー９を分岐
管１２ａ、　１２ｂ。

１２ｃ・・・で接続し、各分岐管を例えば二方向切替弁
のような電磁弁１９ａ、１９ｂ、１９ｃ・・・を介して
空気管１２に接続している。従って、小穴９ａからの流
体噴射は８錘毎に各電磁弁によって制御される。

上述した本発明の実施例では、りａ：Ａｔｔイドバーを
吹気管として利用しているので、吹気管は機台の後方側
にあるが、クロスがイドパーが吹気管でない場合には、
吹気管をトップローラ２ｄの上方に設け、機台の前側か
ら後側に向けて圧縮空気を噴射するようにしてもよい。

次に、上述した清掃装置の作動について説明する。８１
１台が満管停止すると、或は希望に応じて、一定時間を
おいて、最初の電磁弁１９ａを開き、予め設定した例え
ば約５〜１０秒の時間、該電磁弁１９ａが設けられた分
岐管１２ａに接続された２本のクロスガイドバー９の小
穴９ａから圧縮空気を噴射する。

小穴９ａはローラパートのローラ端部に設けられており
、スライバに向かって直接圧縮空気を吹き付けないよう
にしている。一方、クロスガイドバー９からの吹き出し
中、空気吸引装置１４（第１図）を作動しておき、クロ
スガイドバー９の小穴９ａからの吹気によって、フロン
トコレクタ３、スライバガイド４、コンデンサ５、ロー
ラネック部１フ、１８等に付着した風綿を吹き飛ばし、
下に落下した風綿を空気吸引装置１４の吸引作用によっ
て吸気口１５から吸引する。＊た、クロスがイドバー９
から吹き出された一部の圧縮空気はローラ等に当たって
上方に向けられ、ウェイティングアーム１３の上面やト
ップクリアラフの内部に堆積している風綿を飛散落下さ
せ、上述したように吸気口１５から吸引する。

その後、最初の電磁弁１９ａを閉弁してから、次の電磁
弁１９ｂを同様に一定時ｌ′ＩＩ開弁し、上述した清掃
を繰り返して、一台の紡機の掃除を玉揚時間中に終了す
る。

［発明の効果］ 以上のように、本発明によれば、スライバがニップ開を
走行するローラパートの上方部位に吹気管を配置すると
共に、該吹気管にある複数の小穴は、スライバの走行面
に対して斜めに噴射流体を指向させるように穿孔されて
いるので、各噴射流体が受は持つ清掃領域が可及的に広
範囲になり、清掃装置の構造が非常に簡単になると共に
、本発明の清掃装置を付ける前は毎日作業員がブラシ等
で掃除しなければならなかったが、取り付は後は１０〜
１５日以上無掃除でよい、という優れた効果が確認され
た。

また、好適な実施例においては、トップクリアラのクロ
スがイドバーを吹気管として利眉しているので、構造は
更に簡単にすることができ、しかも、低圧ブロアではな
く圧縮機からの圧縮空気を噴射流体として使用している
ため、被清掃部を狙って集中的に噴射することもでき、
効率的な清掃を行うことができる。

更に、好適な実施例においては、圧縮機を使用すると、
高い圧縮空気が得られるが反面、空気量を多くするには
大型の圧縮機を用いなければならない点を＃Ｊｔして、
通常、トップクリアうにおいては、１スタツフ４錘が１
単位になっており、各４錘に対して１本の中空クロスガ
イドバーが互、いに直線状に整列して設けられている構
造的特徴に着目し、クロスがイドバーと圧縮機に連なる
空気管とを別個の電磁弁を介して接続しであるので、満
管指令に基づいて、スライバの走行が行なわれていない
ときに該電磁弁をリレー噴射して、清掃効果を高めるこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は、本発明を実施したローラパートの
清掃装置を有するドラフト部の断面図及び平面図、第３
図は、本発明の清掃装置におけるクロスガイドバーと空
気管との接続例を示す空気系統図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 紡機のローラパート清掃装置において、スライバがニッ
   プ間を走行するローラパートの上方部位に吹気管を配置
   すると共に、該吹気管には、スライバの走行面に対して
   斜めに噴射流体を指向させるように、複数の小穴が穿孔
   されていることを特徴とする紡機のローラパート清掃装
   置。