JPS61172966A - レジンコンクリ−ト層を一部に設けたコンクリ−ト構造材の製造法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は梁、構築用ブロック、水路やダムなどの擁壁
、その信条目的に利用することができるレジンコンクリ
ート層を一部に設けたコンクリート構造材の製造法に関
するものである。

（従来の技術） 周知のように梁、ブロック、その他のコンクリート構造
材は、温度や湿度変化に基づく気候条件、酸やアルカリ
に対する化学的条件、含有する水分が凍結したシ融解す
る場合の力学的条件、荷重が加わった場合の圧力条件な
どに充分耐えられなければならない。

このような条件に耐えられるコンクリート構造材は従来
から種々提案されているが、最も効果的なものとし℃は
レジンコンクリートが知られている。

このレジンコンクリートはポリエチレン、エポキシ樹脂
のような常温硬化性合成樹脂溶液に骨材、砂、フィラー
などを混合して硬化させたものである。

（発明が解決しようとする問題点） しかし上記したレジンコンクリートは極めて高価額で、
例えば水路やダムなどの大規模な擁壁や、高架道路用梁
に到底利用することができない。又、レジンコンクリー
トは普通コンクリ−トと比較して現場打ちし難い。

（問題を解決するための手段） 本発明は上記に鑑み提案されたもので、レジンコンクリ
ートにより所要の厚さに成形したレジンコンクリート層
の片面に骨材層を一体に設けてなる表層材の骨材層にコ
ンクリートを打継ぎ、骨材層に接するコンクリートを骨
材層の空隙部に充満させて表層材とコンクリートとを一
体化するようにしたことを特徴とするレジンコンクリー
ト層を一部に設けたコンクリート構造材の製造法に関す
るものである。

（実施例） 以下に本発明の実施例を具体的に説明する。

本発明は、概略すると、レジンコンクリート層の片面に
骨材層を一体に設けて表層材とする第１工程と、表層材
の骨材層にコンクリートを打継ぎ、骨材層に接するコン
クリートを骨材層の空隙部に充満させて表層材とコンク
リートとを一体化する第２工程とからなるものである。

上記した第１工程としては、次のような３方法がある。

即ち、型枠内にレジンコンクリートを打設し、このレジ
ンコンクリートが硬化する以前に表面に骨材を付着させ
たシ半埋設状にしてからレジンコンクリートを硬化させ
る第１方法、型枠内にレジンコンクリートを打設し、こ
のレジンコンクリートが硬化する以前に、表面に接着剤
（レジン）を付着させた骨材を打ち継いでレジンコンク
リートを硬化させる第２方法、あらかじめ型枠の底部に
骨材を敷き、レジンコンクリートを骨材の全面にか〜る
よ５に型枠内に流し込み、下側にレジンコンクリート層
を、上側に骨材層を形成してレジンコンクリート層を硬
化させる第３方法である。

上記したいずれの方法でも、レジンコンクＩＪ　−トが
硬化すれば、硬化したレジンコンクリート層の片面に骨
材層を一体に設けた表層材となる。

上記表層材において、レジンコンクリート層はλ〜３■
程度の厚さで充分である。

上記した表層材の骨材層は、骨材がレジンコンクリート
層から突出状態であって、不規則な空隙部が無数に存在
する。

したがって第２工程では、上記した表層材の骨材層にコ
ンクリートを打継ぎ、骨材層に接するコンクリートを骨
材層の上記空隙部に充満させ、コンクリートの硬化によ
り表層材と一体化するようにしたものである。

この第２工程は、例えば工場において、型枠の底部に骨
材層が上になるように表層材を敷き、型枠内にコンクリ
ートを打設して振動を与え、養生硬化するようにしても
よい。このようにすれば、製造されたコンクＩＪ　−ト
構造材はブロックで、片面にレジンコンクリート層が存
在する。

又、第２工程は、構築現場で施工してもよい。

即ち、例えば人工運河のような水路αにおいては、対向
する側ｇｂに表層材／を枠材などで支持してあてがい、
表層材ｌと側壁すとの間にコンクリ−トコを打設する。

この場合、表層材／を、レジンコンクリート層３が水路
αの内部に向き、骨材層弘が側壁すに向くようにすると
、コンクリ−トコと表層材／とは骨材層弘により一体化
する。

上記水路と同様Ｋ、ダムの擁壁についても同様に施工す
ることができる。

このように、水路やダムの擁壁のよう（／Ｃ１水に接す
る部分にレジンコンクリート層を設げるのは、水位が上
下する部分においてコンクリートに水が浸透すると、寒
冷期などにおいて水が凍結し、コンクリートが表面から
次第に破壊するのを防止するためであって、レジンコン
クリート層にすることにより内部に水が浸透しないので
、凍害が発生しない。又、例えば道路用の梁Ｃとするに
は、型枠などで表層材ｌを上向きコ字状に組立て、その
内部にコンクリートλを打設し、この梁Ｃを複数本平行
に設置して上面に道路面ｄを形成する。この場合、表層
材ｌのレジンコンクリート層３を外側に、骨材層グを内
側にし、骨材層ダをコンクリ−トコに臨ませれば、コン
クリ−トコと表層材／とは骨材層弘により一体化する。

このよ５ＫＬｉ梁Ｃを構築すれば、例えば海岸に近い高
架道路において、塩分が梁の表面に付着してもレジンコ
ンクリートｒ？ｊ、？によυコンクリートコにまで含浸
しないので、コンクリ−トコに埋設したプレキャスト用
鋼材ｅが腐蝕しない。更に第３図で示すように、橋台、
橋脚のような柱材ｆにおいては、表層材ｌにより角筒状
に構成し、この角筒状の内部に鉄筋入シのコンクリート
二を打設する。

この場合に、表層材ｌのレジンコンクリート層３を外側
に、骨材層ダを内側にすれば、表層材／とコンクリ−ト
コとは骨材層りにより一体化し、コンクリ−トコを凍害
や塩害から保設することができる。

上記した説明は本発明の実施例であって、本発明は特許
請求の範囲に記載された内容を逸脱しない限シどのよう
にでも変更することができる。

（発明の効果） 以上で明らかなように本発明では工場でも、或いは構築
現場でも、レジンコンクリート層を表面に有するコンク
リート構造材を極めて簡単に製造することができ、特に
レジンコンクリート層とコンクリートとは骨材層により
一体化される。したがって大きな荷重や衝撃が加わって
もレジンコンクリート層が剥離することがないし、レジ
ンコンクリート層とコンクリートとの＃−膨張係数の差
に基づき、温度変化により伸縮状態が異なっても剥離す
ることがないう又、レジンコンクリート層は水密性、化
学抵抗性、耐凍害性に著しく良好なので多目的に利用す
ることができ、しかも薄くすることができるので大規模
な構築物においても実用的に実施することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を水路の側壁に使用する場合の断面図、
第２図は道路の梁に使用する場合の断面図、第５図は柱
材に使用する場合の断面図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. レジンコンクリートにより所要の厚さに成形したレジン
   コンクリート層の片面に骨材層を一体に設けてなる表層
   材の骨材層にコンクリートを打継ぎ、骨材層に接するコ
   ンクリートを骨材層の空隙部に充満させて表層材とコン
   クリートとを一体化するようにしたことを特徴とするレ
   ジンコンクリート層を一部に設けたコンクリート構造材
   の製造法。