JPS61172870A - キノン化合物、その製造方法及び該化合物を含む医薬製剤 - Google Patents

キノン化合物、その製造方法及び該化合物を含む医薬製剤

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JPS61172870A
JPS61172870A JP997885A JP997885A JPS61172870A JP S61172870 A JPS61172870 A JP S61172870A JP 997885 A JP997885 A JP 997885A JP 997885 A JP997885 A JP 997885A JP S61172870 A JPS61172870 A JP S61172870A
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カール・シヤツフナー
カール・ハインツ・シユミツト―ルツピン
ヴアルター・ヴエールリ
アルフレツド・アール・シユルヒ
ジヤン・ダブリユ・エフ・ワズレー
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、特に、レトロウィルスによって起こされる疾
患の治療のための3,4−ジヒドロ−2H−ナフト(1
,2−b)ビラン−5,6−ジオン化合物の用途に関す
る。
C型のレトロウィルス(又はオンコルナウイルス)並び
にこのようなウィルスに対して特徴的であり、その複製
サイクルに必要な逆転写酵素の証明〔バルチモア(Ba
ltimore )著、ネイチャー(Nature) 
226巻、1209頁(1970)  ;並びにチミン
(Iemin )及びミズタニ著、ネイチャー、226
巻、1211頁(1970)は、人間の場合に、最初は
T−細胞白血病との関連で行われた。従って、このウィ
ルスは「ヒトT−細胞白血病ウィルスJ  (HTLV
−1)と言われた。
別のT−細胞白血病及びリンパ腫との関連でも、同じウ
ィルス及びそれに類僚のレトロウィルス(HTLV−■
)が発見された〔ガロ(Gallo )、カンサー・サ
ーベイス(Cancer 5urveys)  (Bd
Franks、 Wyke und%1etss) 、
3巻113〜160頁(Oxford Univ、 P
resss 1984) )。
これらの、HTLV−族に属するレトロウィルスは、細
胞ゲノム中に組み込まれ、悪性変換を起こしうる二本鎖
−DNAの形成のために逆転写酵素を必要とする〔スト
レイヤー(Strayer )及びギレスビー(Gil
lespie )著:動物の細胞中のレトロウィルス遺
伝子の性質及び機構(Ihe Natureand O
rganization of Retroviral
 Genes inAnimal Ce1ls ) 、
ヴイロロジ4”モノグラフス(Virology Mo
nographs ) 、17巻(SpringerE
d、、1980) ]。
レトロウィルスによって悪性白血病、リンパ腫又は腫瘍
の新生を誘発させた後、逆転写酵素及びウィルスHTL
V−I及び■の減少が起こり、これらのウィルスによっ
て誘発される第二の腫瘍形成遺伝子が悪性細胞の複製を
制御することが証明されている。従って、HTLV−1
及びHTLV−■型のレトロウィルスにより白血病及び
リンパ腫を誘発させる場合、相応して誘発した肉腫又は
乳癌と同様に、容易にかつ広範に実施しうる診断法によ
って危険な患者を把握することができる限り、特に、逆
転写酵素の抑制因子の予防的適用が指示される。
一般式(1)の化合物のうち、特にインド及びブラジル
において種々の熱帯樹木からβ−ラパコン(3,4−ジ
ヒドロ−2,2−ジメチル−2H−ナフト(1,2−b
)ピラン−5,6−ジオン)が単離され、例えばフッカ
−(Hooker)によってJ、 Am、 Chew、
 Soc、 、58巻1181頁(1936)に記載さ
れた方法によって製造することができる。更に、β−ラ
パコンが試験管内試験でダラム陽性菌、例えば枯草菌(
Bacillus 5ubtilis )及び黄色ブド
ウ状球菌(Staphylococcus aureu
s )並びにダラム陰性菌、例えばブタ流産菌(Bru
cella 5uis )翫つシ流産菌(Brucel
la abortus)及びマルタ熱菌(Brucel
la melitensis )に対して一定の抑制作
用を有することが知られているCGoncalves 
deLima ら著、Rev、 In5t、 Anti
biot、 (Univ。
Recife) 、4 (1/ 2 )巻、3頁(19
62) ) 、しかし、黄色ブドウ球菌に、 322 
、IOB (107B)及び2999 (1072)並
びに大腸菌(Escherichia coli)20
5 (1075)に感染させたマウスでの独自の試験は
、β−ラパコンが生体内で抗菌作用を有しないことを示
す。
β−ラパコンは、吉田肉腫及びラットのウォーカー(W
alker) 256−療における有効性も既に試験さ
れている。Ferreira de 5antana 
ら著、Rev。
In5t、 Antibiot、  (Univ、 R
ecife) 8 (1−2)巻、89〜94頁(19
6B)及びトリスコル(Driscoll)ら著、カン
サー・ヘモセラピー・リポーツ(Cancer Che
++otherapy Reports ) % 2部
4巻、磁2.1〜362頁(特に4.7.11.325
及び350頁参照)参照。β−ラパコンは再現可能な効
果について有意とみなされる効果水準に到達せず、カン
サー・ヘモセラピー・リポーッ、2部、4巻11h4.
11〜17頁(1974)においてラオ(Rao )に
よってストレプトニグリン及びラバコール(2−ヒドロ
キシ−3−(3−メチル−2−ブテニル)−ナフタリン
−1,4−ジオン)における構造及び作用に関してまと
められた解説に、既に以前に〔例えばライター(Lei
ter)ら著、Cancer Res、 、23巻補遺
、1483〜1730頁(1963)参照〕、前記のよ
うな種々の固定又は移植可能な腫瘍で著しく有効と認め
られたラバコール(2−ヒドロキシ−3−(イソベント
−2−エニル)−1,4−ナフトキノン)の無効な誘導
体の下に14頁に分類されている。β−ラパコンは付加
的にピラン環を有するにもかかわらず、ラバコールの誘
導体と見なされる。それというのはラバコールは濃硫酸
で処理すると、閉環してβ−ラパコンになるからである
。β−ラパコンは、独自の所見によればDMBA誘発乳
癌(DMBA=7゜12−ジメチル−ベンズ(a)アン
トラセン)、並びに移植可能な前立腺痛及び移植可能な
白血病L 1210 、  EL 4及びMCDV 1
2ニおイテ顕著な抑制作用を示さない。この所見は、ラ
ットの吉田肉腫及びウォーカー256瘍における公知の
結果と一致する。従って、β−ラパコンは従来の抗腫瘍
活性物質とは異なる、既に生成した腫瘍細胞の増加を抑
制しないことが判明した。
β−ラパコンの薬理試験又は臨床試験、従って、ウィル
ス、特にレトロウィルス、例えばHTLV−1及びHT
LV−Ifの作用に原因を求めることのできる疾病に投
与するための投与形式の製造は、前記の刊行物に含まれ
ている所見及びそれに属する解説によって、決して類推
されない。
ところで、生体内試験に基づいて一般式(1)%式% C式中R7及びR2はそれぞれ独立に水素、低級アルキ
ル基又はアリール基を表すか、これらが−緒に低級アル
キレン基を表し、環Aは置換されていないか、又は低級
アルキル基、低級アルコキシ基及び/又はハロゲンで置
換されている〕の化合物、例えばβ−ラパコン(R+ 
=R2=メチル;環Aは非置換)が逆転写酵素を抑制し
、従って対応して使用しうろことが確認された。
一般式(I)の化合物は、動物実験で、RNA−nti
ウィルスによって起こるか、又はRNA−腫瘍ウィルス
が検出される、ある種の新生物疾患において強い効果を
有する。これらの化合物は、例えばラウス肉腫ウィルス
(R3V、RNA−腫瘍ウィルス)に感染した後のひよ
この平均寿命並びにラウシャー白血病ウィルス(RLV
、RNA−腫瘍ウィルス)に感染した後のマウスの平均
寿命を延長する。ラウス肉腫での試験は、シュミット(
Schmidt )によりアルツナイミッテルフォルシ
ュング(Arzneimittelforschung
 )  4巻146頁(1954)に記載された方法に
よって実施し、その際試験法を下記のように変更した:
生後3日のひよこをラウス肉腫S−Rウィルス製剤0.
25m1を腹腔内に与えて感染させる。その際、凍結乾
燥した腫瘍材料を10倍量の生理的塩化ナトリウム溶液
で希釈して使用する。感染の30分前に試験物質の最初
の経口投与を行い、感染後4時間、24時間、28時間
、48時間、52時間等に更に物質を投与する。1投与
量当たりそれぞれ10匹の動物に合計、6回又は12回
投与を行う。その都度、10匹の対照動物に溶剤又は懸
濁剤を与える。作用の基準として、処置をした動物の平
均寿命の著しい延長を対照動物のそれと対比して使用す
る。例えばこの試験法でβ−ラパコンについて測定した
平均寿命を下記の表にまとめる。
(以下余白) (a)  感染前30分に処置を開始し、その後−日2
回処置した。
(b)1グループ当たりの動物数10゜ラウシャー白血
病4Q(NIH)で試験する際に、Ba1b/c−マウ
ス(生後28〜34日)を、予め4〜6週間前に感染さ
せたマウスの牌臓からの10−1の希釈(ハンクス溶液
)のウィルス懸濁液0.2mlで感染させる。1回の試
験において、それぞれ15匹の動物に一般式(I)の試
験化合物を経口投与するか、又は対照として偽薬を連続
的に経口投与する。最初の投与は感染前30分に行い、
その後の投与は24時間毎に行う。作用に関する基準と
しては、白血球数の調節及び生存時間の延長を使用する
。対照では感染後30日以後に50000 /w3以上
の白血病性血球を有する白血病が認められ、動物は死亡
し始めるが、例えばβ−ラパコンを125■/kg経口
投与した雄のマウスでは、白血球数は感染後20週間に
も正常範囲にあり、鑑別血液像でわずかに左への偏倚を
示すにすぎない。感染しやすい雌のマウスにおける作用
は比較的弱い。対照動物と比較して、処置した雌の動物
の試験物質の作用の尺度としての生存時間を下記の表に
示す。
跋腋貫! 酊 ロ  !   1 [I    FL2 物質l : R+ =R2=CH3; R3=R4=H
;物質2 : R+ =R2=C2Hll  ; R3
=R* =H;物質3:R1=H;R2=Ct、Hs 
 ;R3=R4=Hi 物質4:Rs =CH31R2=Ce R5iRa =
R4=H; 物質5 : R1=R2=CH3; R3−H; R4
=C1; 物質6 : R+ ” R2” CR3; R3=H;
 R4”CH3; 物質7 : R+ =R2=CH3; R3=R4=O
CH3。
試験物質を125■/kgの投与量で4週間経口投与し
、対照動物と比較して、平均寿命を測定する。その都度
1グループ当たり10匹の雌マウスを使用する。結果を
下記の表にまとめる。
(以下余白) (1) : p≦0.05(スチューデントのt検定)
;(2) : 1)≦0.01(スチューデントのt検
定)一般式(1)の化合物の薬理作用は、良好な相溶性
を伴う0例えばβ−ラパコンの最大許容投与量はひよこ
で1回の経口投与で(ラウス肉腫ウィルス試験参照)、
1250■/kgである。マウスにおける対応する投与
量は1回の投与及び続いて7日の観察によって測定する
。結果を下記の表に示す。
ラットは、例えば1日300■/瞳のβ−ラパコンを1
0回経口投与されても症状を示さない。
犬に28日間、1日100■/kgを経口投与しても死
亡例はなく、生じた副作用は可逆的であることが判った
はとんどの公知の腫瘍抑制物質とは異なる、一般式(I
)の化合物は更に、例えばβ−ラパコンについて生体内
で、3種の異なる試験方法で証明することができるよう
に、細胞増殖抑制作用及び免疫抑制作用を示さない。
C57B1マウス及びBa1b/cマウスに同遺伝子型
リンパ腫細胞(1動物当たり10’ EL−4又は10
’ MCVD−細胞、腹腔内)を接種し、β−ラパコン
を1日25〜125■/ kgの投与量で経口投与又は
腹腔内に投与する。いずれの場合にも腫瘍の成長の抑制
は達成されないので、β−ラパコンが移植されたリンパ
腫細胞の増殖に影響しな6)と結論することができる。
β−ラパコンは、エールリッヒ腹水癌並びに前立腺癌1
1095及びラットのDMBA−誘発乳癌の治療には経
口投与で同様に無効である。更に、本来はラウス肉腫ウ
ィルスS−Rで誘発させたラットの移植可能な肉II!
 (ウィルスは既に細胞ゲノム中に組み込まれ、もはや
検出されない)においても、作用を証明することはでき
ない。
他方、NMRI−マウスでは、抗原投与の日に始めて5
回、500■/kgまでのβ−ラパコンを皮下投与する
ことによって、合計45日の観察期間の間、羊の赤血球
に対する凝集性抗体の形成は抑制されない。
最後に、例えばβ−ラパコンはC3H−マウスにおいて
625■/ kgまでの経口投与量(P、815肥満細
胞腫細胞で免疫する前5日間又は免疫後5日間若しくは
14日間投与)でDBA2−標的細胞に対する細胞毒性
リンパ細胞の形成を抑制することはできない。
従って、例えばβ−ラパコンが選択した試験法で体液性
免疫も、細胞性免疫も抑制されないことが分り、これら
の免疫減少に基づくリンパ球増殖は阻害されないと考え
られる。従って、一般式(1)の化合物はリンパ性及び
癌性腫瘍を抑制すると結論することができる。このこと
は移植可能なI!瘍での前記の所見を確認し、既に生じ
た腫瘍細胞の増殖は抑制されないことを示し、一般式(
1)の化合物の抑制作用が一般的制細胞機構に基づくの
でなく、むしろ逆転写酵素の抑制又はレトロウィルス−
複製の抑制と特異的に密接に関係すると考えられる。
従って、一般式(I)の化合物は特にC型−レトロウイ
ルスによって起こされるか又は併発する悪?1疾患の予
防に使用することができる。特に予防処置に適当な腫瘍
疾病としては、特にこのようなレトロウィルスによって
起こる白血病、リンパ腫及びリンパ肉腫、並びに骨肉腫
及び乳癌が該当する。
本発明は、特に、逆転写酵素の抑制因子としての、Rt
 、R2及び環Aが前記のものを表す一般式(I)の化
合物、特にその複製が逆転写酵素と関係するレトロウィ
ルス、例えばC型−レトロウイルスによって起こるか又
は併発する疾病の、好ましくは予防処置のための逆転写
酵素の抑制因子としての該化合物の用途、更に該化合物
を含む医薬製剤、特にその複製が逆転写酵素と関係する
レトロウィルス、例えばC型−レトロウイルスによって
起こるか又は併発する疾病の、好ましくは予防処置の際
に、逆転写酵素の抑制に適当な製剤、並びにこのような
医薬製剤の製造方法に関する。
本発明は更に、一般式(I)の新規化合物及びその製造
方法に関する。
本明細書において、前記及び後記の「低級」と示した有
機基及び化合物は7個以下、好ましくは4個以下、特に
1又は2個の炭素原子を含み、低級アルキレン基は4個
又は5個の炭素原子を含むのが好ましい。
低級アルキル基は、特に、メチル基及びエチル基を表す
が、また、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチ
ル基、イソブチル基又はter t−ブチル基、更にn
−ペンチル基、n−ヘキシル基及びn−ヘプチル基を表
すこともできる。
アリール基は特に単環式炭素同素環式アリール基、即ち
、場合により置換されたフェニル基であり、その際置換
基は殊に低級アルキル基、低級アルコキシ基又はハロゲ
ンであってもよい。
低級アルコキシ基は、特にメトキシ基又はエトキシ基、
更にn−プロポキシ基、イソプロポキシ基、n−ブトキ
シ基又はイソブトキシ基、及びn−ペンチルオキシ基で
ある。
ハロゲンは、最高35の原子番号を有するハロゲン、即
ち弗素、塩素又は臭素であるのが好ましい。
低級アルキレン基は、例えば1,4−ブチレン基、1,
5−ペンチレン基又は1.6−ヘキシレン基である。
本発明は特に、R+が水素又は低級アルキル基を表し、
R2が水素、低級アルキル基又はフェニル基を表し、環
Aが置換されていないか、又は低級アルキル基、低級ア
ルコキシ基及び/又はハロゲンで1個又は2個置換され
ており、「低級」と示した基が好ましくは1又は2個の
炭素原子を含み、ハロゲンが最高35の原子番号を有す
る逆転写酵素の抑制因子としての一般式(1)の化合物
、又は特にその複製が逆転写酵素と関係するレトロウィ
ルス、例えばC型−レトロウイルスによって起こるか又
は併発する疾病の、好ましくは予防処置のための逆転写
酵素の抑制因子としての該化合物の用途、更に該化合物
を含む医薬製剤、特にその複製が逆転写酵素と関係する
レトロウィルス、例えばC型−レトロウイルスによって
起こるか又は併発する疾病の治療、好ましくは予防処置
の際に、逆転写酵素の抑制に適当な製剤に関する。
本発明は、特に、R1が水素又は低級アルキル基を表し
、R2が低級アルキル基又はフェニル基を表し、環Aが
置換されていず、「低級」と示した基が好ましくは1又
は2個の炭素原子を含む逆転写酵素の抑制因子としての
一般式(I)の化合物、又は特にその複製が逆転写酵素
と関係するレトロウィルス、例えばC型−レトロウイル
スによって起こるか又は併発する疾病の、好ましくは予
防処置のための逆転写酵素の抑制因子としての該化合物
の用途、更に該化合物を含む医薬製剤、特にその複製が
逆転写酵素と関係するレトロウィルス、例えばC型−レ
トロウイルスによって起こるか又は併発する疾病の治療
、好ましくは予防処置の際に、逆転写酵素の抑制に適当
な製剤に関する。
本発明は、特に、R1が水素又は低級アルキル基、例え
ばメチル基を表し、R2が低級アルキル基、例えばメチ
ル基又はフェニル基を表し、環Aが置換されていず、「
低級」と示した基が特に1個、更に2個の炭素原子を含
む逆転写酵素の抑制因子としての一般式(I)の化合物
、又は特にその複製が逆転写酵素と関係するレトロウィ
ルス、例えばC型−レトロウイルスによって起こるか又
は併発する疾病の治療、好ましくは予防処置のための逆
転写酵素の抑制因子としての該化合物の用途、更に該化
合物を含む医薬製剤、特にその複製が逆転写酵素と関係
するレトロウィルス、例えばC型−レトロウイルスによ
って起こるか又は併発する疾病の治療、好ましくは予防
処置の際に、逆転写酵素の抑制に適当な製剤に関する。
本発明は、特に、逆転写酵素の抑制因子としてのβ−ラ
パコン又は特にその複製が逆転写酵素と関係するレトロ
ウィルス、例えばC型−レトロウイルスによって起こる
か又は併発する疾病の治療、好ましくは予防処置のため
の逆転写酵素の抑制因子としての該化合物の用途、更に
β−ラパコンを含む医薬製剤、特に蔓の複製が逆転写酵
素と関係するレトロウィルス、例えばC型−レトロウイ
ルスによって起こるか又は併発する疾病の治療、好まし
くは予防処置の際に、逆転写酵素の抑制に適当な製剤に
関する。
有効成分として一般式(1)の化合物を含む医薬製剤は
、腸管内、例えば経口若しくは直腸内投与用の製剤並び
に非腸管内投与用の製剤である。
製剤は該化合物、例えばβ−ラパコンを単独で又は好ま
しくは、医薬に使用しうる賦形剤と一緒に含む。一般式
(I)の有効成分の投与量は、治療すべき種、年齢及び
個々の状態、並びに投与方法に左右される。
新規医薬製剤は、有効成分として一般式(I)の化合物
を約5%〜約95%含み、その際1回量の投与形態は好
ましくは約20%〜約90%の有効成分を含み、1回量
でない投与形態は好ましくは約5%〜約20%の有効成
分を含む。本発明による単位投与形態、例えば糖衣錠、
錠剤、カプセル剤、坐剤又はアンプル剤は、一般式(1
)の化合物、例えばβ−ラパコンを約0.05g〜約1
.5g、好ましくは約0.1g〜約1.0g含む。
医薬製剤は、自体公知の方法で、例えば常用の混合法、
造粒法、糖衣掛け、溶解法又は凍結乾燥法により製造す
ることができる。経口投与用の医薬製剤は、有効成分、
例えばβ−ラパコンを固体賦形剤と混合し、得られた混
合物を場合により造粒し、混合物又は顆粒を所望の場合
及び/又は場合により適当な助剤の添加後に、錠剤又は
糖衣錠核に加工することによって得ることができる。
適当な賦形剤は、特に充愼剤、例えば糖類、例えば乳糖
、ブドウ糖、蔗糖、マンニット、ソルビット、セルロー
ス製剤及び/又は燐酸カルシウム、例えば燐酸三カルシ
ウム若しくは燐酸水素カルシウム、結合剤、例えば澱粉
、例えばトウモロコシ澱粉、小麦澱粉、米澱粉若しくは
バレイショ澱粉、ゼラチン、トラガント、メチル七ロー
ス、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ナトリウム
カルボキシメチルセルロース及び/又はポリビニルピロ
リドン、及び/又は崩壊剤、例えば前記の澱粉、更にカ
ルボキシメチル澱粉、網状化されたポリビニルピロリド
ン、寒天、アルギン酸又はその塩、例えばアルギン酸ナ
トリウムである。助剤は、特に、流動性調節剤及び滑沢
剤、例えば珪酸、タルり、ステアリン酸又はその塩、例
えばステアリン酸マグネシウム又はカルシウム、及び/
又はポリエチレングリコールである。糖衣錠核は、例え
ば適当な、場合により胃液抵抗性の被膜を設けることが
でき、その際殊に、場合によりアラビアゴム、タルク、
ポリビニルピロリドン、ポリエチレングリコール及び/
又は二酸化チタンを含む濃厚糖溶液、適当な有機溶剤又
は溶剤混合物中のラッカー溶液、又は、胃液抵抗性被膜
の製造に、適当なセルロース製剤、例えばアセチルセル
ロースフタレート若しくはヒドロキシプロピルメチルセ
ルロースフタレートの溶液を使用する。錠剤又は糖衣錠
被膜に、例えば異なる有効成分の配合量の同定又は特定
のために、色素又は顔料を添加することができ、る。
経口投与しうる別の医薬製剤は、ゼラチンから成る硬質
カプセル並びにゼラチン及び軟化剤、例えばグリセリン
又はソルビットから成る軟質カプセルである。硬質カプ
セルは有効成分を顆粒の形で、例えば充填剤、例えばト
ウモロコシ澱粉、結合剤及び/又は湯沢剤、例えばタル
ク又はステアリン酸マグネシウム及び場合により安定剤
と混合して含む。軟質カプセルでは、有効成分は適当な
液体、例えば脂肪油、パラフィン油又は液体ポリエチレ
ングリコールに溶解又は懸濁されているのが好ましく、
その際、場合により安定剤を添加することができる。
別の経口投与形態は、特に常法で調、製したシロップで
あり、これは一般式(I)の化合物、例えばβ−ラパコ
ンを懸濁された状態で、約5%〜20%、好ましくは約
10%の濃度で又は、例えば5ml又は10m1を計量
したときに適当な単位投与量が得られる類似の濃度で含
む。更に、例えば振盪液、例えばミルクセーキを調製す
るための粉末又は液体濃厚物が該当する。このような濃
厚物を単位投与量に分包することもできる。
直腸内に投与しうる医薬製剤としては、例えば有効成分
としての一般式(I)の化合物、例えばβ−ラパコンと
坐剤基剤との組成物から成る坐剤が該当する。その助剤
としては、例えば天然又は合成トリグリセリド、パラフ
ィン炭化水素、ポリエチレングリコール又は高級アルカ
ノール又はこれらの混合物が適当である。更に、有効成
分と基剤との組成物から成るゼラチン−直腸カプセルを
使用することもできる。基剤としては、液体トリグリセ
リド、ポリエチレングリコール又はパラフィン炭化水素
が該当する。
非腸管内投与には、例えば一般式(I)の化合物、例え
ばβ−ラパコンの懸濁液、例えば相応する油性注射用懸
濁液(適当な親油性溶剤又はベヒクル、例えば固体脂肪
、例えばゴマ油、又は合成脂肪酸エステル、例えばオレ
イン酸エチル又はトリグリセリドを使用する)、又は増
粘性物質、例えばナトリウムカルボキシメチルセルロー
ス、ソルビット及び/又はデキストラン及び場合により
安定剤を含む水性注射用懸濁液が該当する。
本発明は、同様に、好ましくは予防に有効な量の一般式
(1)の化合物、例えばβ−ラパコンを投与することを
特徴とする、逆転写酵素が重要である疾病、特にレトロ
ウィルス、例えばC型−レトロウイルスによって起こさ
れるか又は併発する疾病の治療方法に関する。特に、前
記の医薬製剤を使用し、約70kgの体重のとき、1日
約0.1g〜約5g、好ましくは約0.5g〜約1.5
gの投与量の一般式(I)の化合物、例えばβ−ラパコ
ンを投与する。
β−ラパコンの他に、一般式(I)の下記の化合物が知
られている: 3.4−ジヒドロ−2H−ナフト(1,2−b)ビラン
−5,6−ジオン(Machatzkeら著、J。
Pharm、 Sci、、56巻、86頁(1967)
 ) 、2−メチル−3,4−ジヒドロ−2H−ナフト
〔1゜2−b〕ピラン−5,6−ジオン、〔フィッシャ
ー(Fieser)著、J、 Am、 CheIll、
 Soc、 、49巻857頁(1927) ) 、2
−フェニル−3,4−ジヒドロ−2H−ナフト(1,2
−b)ビラン−5,6−ジオン〔フィッシャー著、J、
Am、 Chew、 Soc、、48巻、3201頁(
1926) ) 、2. 2−ジメチル−3,4−ジヒ
ドロ−7−メドキシー2H−ナフト(1,2−b)ビラ
ン−5,6−ジオン〔松本ら著、He1v、 Chim
、 Acta、52巻808頁(1969) )及び2
,2−ジメチル−3,4−ジヒドロ−8−ブロモ−2H
−ナフト(1,2−b)ピラン−5゜6−ジオン〔フッ
カ−(Hooker)著、J、 Chem。
5oc1.65巻18頁(1895) ]。
本発明は、同様に新規化合物としてRI 、R2及び環
Aが前記のものを表すが、R1が水素を表し、環Aが置
換されていない場合、R2が水素、メチル基又はフェニ
ル基とは異なるものを表し、R1がメチル基を表し、環
Aが置換されていないか又は7−位にメトキシ基が存在
するか若しくは8−位に臭素が存在する場合に、R2は
メチル基とは異なるものを表す一般式(1)の化合物に
関する。
本発明は、新規化合物として、特に、R1が水素又は低
級アルキル基を表し、R2が水素、低級アルキル基又は
フェニル基を表し、環Aが置換されていないか、又は低
級アルキル基、低級アルコキシ基及び/又はハロゲンで
1個又は2個置換され、「低級」と示した基が好ましく
は1個又は2個の炭素原子を含み、ハロゲンが最高35
の原子番号を有するが、R1が水素を表し、環Aが置換
されていない場合、R2が水素、メチル基又はフェニル
基とは異なるものを表し、R1がメチル基を表し、環A
が置換されていないか又は7−位にメトキシ基が存在す
るか若しくは8−位に臭素が存在する場合に、R2はメ
チル基とは異なるものを表す一般式(I)の化合物に関
する。
本発明は、新規化合物として、特に、R1が水素又は低
級アルキル基を表し、R2が低級アルキル基又はフェニ
ル基を表し、環Aが置換されておらず、「低級」と示し
た基が好ましくは1個又は2個の炭素原子を含むが、R
,が水素を表す場合には、R2はメチル基又はフェニル
基とは異なるものを表し、R1がメチル基を表す場合に
、R2はメチル基とは異なるものを表す一般式(I)の
化合物並びに該化合物の製造方法に関する。
本発明は、新規化合物として、特に、R1が水素又は低
級アルキル基、例えばメチル基を表し、R2が低級アル
キル基、例えばメチル基、又はフェニル基を表し、環A
が置換されておらず、「低級」と示した基が特に1個、
或いは2個の炭素原子を含むが、R1が水素を表す場合
には、’R2はメチル基又はフェニル基とは異なるもの
を表し、R1がメチル基を表す場合に、R2はメチル基
とは異なるものを表す一般式(1)の化合物並びに該化
合物の製造方法に関する。
本発明の新規化合物は、自体公知の方法で、例えば一般
式(■): +1AII+ 〔式中R1% R2及び環Aは前記のものを表し、基R
1及びR2の少な(とも一方が水素とは異なるものを表
す場合には、X及びYは一緒に付加的結合を表すか又は
Xはヒドロキシ基又は、基R1及びR2の少な(とも一
方が水素を表す場合、反応性エステル化ヒドロキシ基を
表し、Yは水素を表す〕の化合物又はその官能性誘導体
を3位のヒドロキシ基に関して閉環させることによって
製造することができる。
一般式(n)の化合物の3−0−誘導体は、特に、対応
するエーテル、例えば低級アルキルエーテル、例えばメ
チル若しくはエチルエーテル、又は好ましくはエステル
、例えば低級アルカン酸エステル、例えばギ酸エステル
又は酢酸エステルである。
一般式(n)の出発原料の閉環は、自体公知の方法で実
施することができ、出発原料の選択に応じて種々の反応
条件を選択することができるか、又は選択しなければな
らない。
一つの方法(a)では、例えば、X及びYが一緒に結合
を形成し、R2が水素とは異なるものを表し、3−位の
ヒドロキシ基が好ましくは遊離形で存在する一般式(I
I)の、新規化合物に対応する化合物は、酸性試薬で処
理することによって閉環することができ、例えば約−1
0℃〜約100℃の温度で操作する。この場合、強い、
無機プロトン性又は非プロトン性酸性試薬、例えば鉱酸
、例えば硫酸(特に、濃硫酸を好ましくは約り℃〜約4
0℃の温度で、通常室温で使用する)又は硫酸の酸性塩
、更に塩酸、四弗化硼素酸若しくは過塩素酸、又は有機
酸、特にスルホン酸、例えばp−トルエンスルホン酸、
及びルイス酸、例えば塩化アルミニウム若しくは三弗化
硼素を使用するのが好ましい。
新規目的物質に対応する、Xが反応性エステル化ヒドロ
キシ基、特にハロゲン、例えば塩素若しくは臭素を表し
、Yが水素を表し、R1が水素を表し、3−位のヒドロ
キシ機が好ましくは誘導体化された型で、例えばエーテ
ル化若しくはエステル化ヒドロキシ基、例えばメトキシ
基若しくはアセチルオキシ基として存在する一般式(n
)の出発原料を、方法(b)では、酸結合性縮合剤で処
理することによって閉環することができる。このような
縮合剤は、例えば有機第二級又は第三級塩基、例えば場
合によりヒドロキシ基で置換されたジー及びトリー低級
アルキルアミン、例えばジー(2−ヒドロキシエチル)
−アミン(場合により例えば低級アルカノール、例えば
エタノールの存在で使用する)、又は無機塩基、例えば
アルカリ金属、例えばナトリウム若しくはカリウムの炭
酸塩若しくは炭酸水素塩(同様に、例えば低級アルカノ
ール、エーテル性溶剤、例えばジオキサン若しくはテト
ラヒドロフラン、又はアミド、例えばジメチルホルムア
ミド若しくはヘキサメチル燐酸トリアミドの存在で使用
することができる)である。反応温度は例えば約り℃〜
約140℃、好ましくは室温〜約100℃である。3−
位のヒドロキシ基が低級アルキル基、特にメチル基でエ
ーテル化されている一般式(II)の化合物を反応させ
るため、例えば酸結合剤として低級アルカノール、特に
エタノールを使用し、閉環をこの媒体中で比較的長時間
煮沸することによって実施することができる。
更に、方法(c)では、目的物質に対応する、Xがヒド
ロキシ基を表し、Yが水素を表し、3−位のヒドロキシ
基が好ましくは遊離の形で存在する一般式(n)の出発
原料を、脱水剤で処理することによって閉環することが
できる。この場合、方法(a)で使用した酸性試薬を使
用するのが好ましく、その際、例えば場合により水と共
沸蒸溜しうる希釈剤、特にベンゼンを添加し、閉環の進
行中に遊離される水を共沸蒸溜によって反応混合物から
除去することができる。この操作法では、少量の酸性試
薬、例えばp−)ルエンスルホン酸を必要とするにすぎ
ない。p−)ルエンスルホン酸での閉環用の希釈剤とし
ては、更に、例えばジメチルスルホキシドが適当であり
、これを室温で使用するのが好ましい。別の脱水剤とし
ては、例えば沃素が該当し、これを特にキシレンの存在
でその沸点で使用する。
一般式(n)の出発原料は、新規物質であるが、例えば
対応する公知化合物と同様にして製造することができる
。方法(a)用の一般式(If)の出発原料は、ラバコ
ールと同様に、例えば2−ヒドロキシ−ナフタリン−1
,4−ジオン化合物の塩、例えばナトリウム塩又はカリ
ウム塩を、R1及びR2の定義に対応して1個又は2個
置換されたアリルハロゲニドー化合物との反応によって
製造することができる。このため必要な2−ヒドロキシ
−ナフタリン−1,4−ジオン化合物は、例走ば対応す
る2−(2−アセチルフェニル)−酢酸低級アルキルエ
ステル化合物をアルカリ金属低級アルコキシド、例えば
ナトリウムメトキシド、又は一部分水性アルカリ金属水
酸化物で閉環させることによって対応する1、3−ジヒ
ドロキシ−ナフタリン化合物にし、これを、例えばアル
カリ溶液中で酸素で酸化することによって得ることがで
きる。対応するエステルは、例えば1−インダノン化合
物から出発して、メチルマグネシウムハロゲニドと反応
させ、引き続き説水して1−メチル−1−インデン化合
物にし、これを、例えは希硫酸中で重クロム酸ナトリウ
ムで酸化して対応する2−(2−アセチルフェニル)−
酢酸化合物にし、これを常法でエステル化することによ
って製造することができる。
フェニル核が1個若しくは2個の低級アルコキシ基、例
えば2fllのメトキシ基で置換された2−(アセチル
フェニル)−酢酸化合物及びその低級アルキルエステル
は、対応する置換フェニル酢酸及びその低級アルキルエ
ステル、例えばホモペラトリル酸エチルエステルを二硫
化炭素中で塩化アルミニウムの存在で塩化アセチルでア
セチル化す ゛ることによって得ることができる。2−
ヒドロキシ−ナフタリン−1,4−ジオン化合物を得る
他の方法は、例えば対応する3、4−ジヒドロ−2H−
ナフタリン−1−オン化合物を2倍モル量のp−ニトロ
ソ−ジメチルアニリンと反応させ、こうして得られる2
、4−ビス−〔p−(ジメチルアミノ)−フェニルイミ
ノ)−3,4−ジヒドロ−2H−ナフタリン−1−オン
化合物を酸で加水分解することにある。
閉環方法(b)用の一般式(If)の出発原料は、例え
ば公知化合物である3−ヒドロキシ−13−メトキシ−
及び3−アセチルオキシ−2−(3−クロロプロピル)
−ナフタリン−1,4−ジオン化合物と同様にして、対
応する2−ヒドロキシ−ナフタリン−1,4−ジオン化
合物を4−クロロブチリルクロリドの過酸化物と反応さ
せることによって対応する3−ヒドロキシ−2−(3−
クロロプロピル)−ナフタリン−1,4−ジオン化合物
にし、次いでエーテル化又はアシル化(例えば三弗化硼
素−エーテラートの存在で酢酸無水物を用いて)するこ
とによって得られる。その際、4−クロロブチリルクロ
リド−過酸化物の代わりに、対応する4−ブロム化合物
又は5以上の連鎖員を有する4−ハロゲンアルカノイル
クロリドの過酸化物を使用することもできる。
R1及びR2が水素とは異なるものを表すが、自体同一
である、方法(C)用の一般式(II)の出発原料は、
例えば対応する2−ヒドロキシナフタリン−1,4−ジ
オン化合物を過酸化スクシニルと反応させ、生じる2−
(2−カルボキシエチル)−3−ヒドロキシ化合物を硫
酸の存在でエタノールでエステル化し、トリエチルアミ
ン及び亜鉛末の存在で酢酸無水物で還元性トリアセチル
化して、対応する1、3.4−)リアセトキシ〒2−(
2−エトキシカルボニル−エチル)−ナフタリン−1,
4−ジオン化合物にし、これをジエチルエーテルとベン
ゼンとの混合物中でR2の定義に対応する低級アルキル
−若しくはフェニルマグネシウムハロゲニド、例えばメ
チルマグネシウムプロミドの過剰と反応させることによ
って得られる。2−ヒドロキシ−ナフタリン−1,4−
ジオン化合物をビニル−低級アルキルケトン、アクロレ
イン又はビニル−アリールケトンに、例えばピリジンの
存在でミカエル付加させることによって2−(3−オキ
ソアルキル−又は3−フェニル−3−オキソプロピル)
−3−ヒドロキシ−ナフタリン−1,4−ジオン化合物
が得られ、そのオキソ基を還元すると、Xがヒドロキシ
基を表し、Yが水素を表し、基R1及びR2の少なくと
も一方が水素を表す一般式(II)の出発原料が生じる
下記の実施例は本発明を説明するものであり、決して本
発明の範囲を限定するものではない。温度は摂氏で示す
実施例1 500■の2.2−ジメチル−3,4−ジヒドロ−2H
−ナフト(1,2−b)ビラン−5,6−ジオンを含む
錠剤を、下記のようにして製造することができる: !La(錠剤10000個ニツイテ):2.2−ジメチ
ル−3,4−ジヒドロ−2H−ナフト(1,2−b)ピ
ラン−5゜6−ジオン            500
0.00 g小麦澱粉             79
0.00 gステアリン酸            3
0.00 gステアリン酸マグネシウム      3
0.00 gタルク               4
00.00 g500gの小麦澱粉を約1300mlの
脱ミネラル水と共に攪拌することによって得られた糊化
小麦澱粉及び更に600m1のaミネラル水で有効成分
を均一に湿らせ、混練して弱可塑性塊にし、メッシュ幅
約3Rの篩に通す。引き続き、顆粒を乾燥し、再び篩に
通す。乾燥し、均一な粒径にした顆粒にステアリン酸マ
グネシウム、ステアリン酸、タルク及び残りの小麦澱粉
を混合し、得られた混合物を錠剤に圧縮する。
実施例2 2.2−ジメチル−3,4−ジヒドロ−2H−ナフト(
1,2−bl ピラン−5,6−ジオンを含む10%懸
濁液を下記のようにして製造する:Mi!L(5000
I111当たり):2.2−ジメチル−3,4−ジヒド
ロ−2H−ナフト(1,2−b)ピラン−5゜6−ジオ
ン             500.00 gプロピ
レングリコール        500.00 gヒド
ロキシプロピルメチルセルロース 25゜00gクエン
酸                  5.00 g
サッカリンナトリウム塩        2.50 g
4−ヒドロキシ安息香酸メチルエステル 6.00 g
4−ヒドロキシ安息香酸プロピルエステル1.50gい
ちご芳香剤             5.00g70
%ソルビット水溶液       1250.00m1
脱ミネラル水             適量プロピレ
ングリコール250g及び脱ミネラル水1250m1中
の有効成分の懸濁液をコロイドミルで粉砕する。10μ
m以下の平均粒径を有する微細な懸濁液を脱ミネラル水
1250ml中のヒドロキシプロピルメチルセルロース
、クエン酸及びサッカリンナトリウムの溶液及びソルビ
ット溶液中に分散させる。この懸濁液に攪拌しながらプ
ロピレングリコール250g中の4−ヒドロキシ安息香
酸メチルエステル及び4−ヒドロキシ安息香酸プロピル
エステルの溶液及びいちご芳香剤を添加する。税ミネラ
ル水で5000mlの容量に補充した後、5ml中に5
00■の有効成分を含む懸濁液が得られる。
実施例3 300■の2,2−ジメチル−3,4−ジヒドロ−2H
−ナフト(1,2−b)ピラン−5,6−ジオンを含む
カプセルを下記のようにして製造することができる: gi (10000カプセル当たり):2.2−ジメチ
ル−3,4−ジヒドロ−2H−ナフト(1,2−b)ピ
ラン−5゜6−ジオン             30
00.00 gステアリン酸マグネシウム      
100.00 g有効成分をステアリン酸マグネシウム
と混合し、この混合物0.31 g宛をカプセル充填機
を用いて硬質ゼラチンカプセル中に充填する。
実施例4 5m1当たり2.2−ジメチル−3,4−ジヒドロ−2
H−ナフト(1,2−b)ピラン−5,6−ジオン1.
Ogを含む水性注射用懸濁液(筋肉注射用)を下記のよ
うにして製造することができる;■1胤生: カルボキシメチルセルロースのナトリウム塩     
            0.10%燐酸水素ナトリウ
ムと燐酸水素二ナトリウムとの混合物        
   0.15%塩化ナトリウム          
 0.75%S−エチル水銀チオサリチル酸のナトリウ
ム塩(チオメルサル>         0.02%1
.2−プロピレングリコール   20.00%蒸留水
       全量ioo、oo%にする。
滅菌2.2−ジメチル−3,4−ジヒドロ−2H−ナフ
ト(1,2−b)ピラン−5,6−ジオンを無菌条件下
に懸濁媒体と混合して、5ml中に1.0gの有効成分
を含む滅菌懸濁液を得る。
実施例5 5m1当たり2.2−ジメチル−3,4−ジヒドロ−2
H−ナフト(1,2−b)ピラン−5,6−ジオン0.
75 gを含む水性注射用懸濁液(筋肉注射用)を下記
のようにして製造することができる: μJjL本: 塩化ナトリウム           0.90%S−
エチル水銀チオサリチル酸のナトリウム塩(チオメルサ
ル)         0.02%ポリオキシエチレン
(20)ソルビタン−モノステアレート〔分子量: 1
311.7 g ;ツイーン(Iween ) 60)
        0.75%カルボキシメチルセルロー
スのナトリウム塩                 
0.50%滅菌2,2−ジメチル−3,4−ジヒドロ−
2H−ナフト(1,2−b)ビラン−5,6−ジオンを
無菌条件下に懸濁媒体と混合して、5ml中に0、75
 gの有効成分を含む滅菌懸濁液を得る。
前記の医薬製剤、例えば錠剤、懸濁液、カプセル及び注
射用懸濁液において2,2−ジメチル−3,4−ジヒド
ロ−2H−ナフト(1,2−b)ビラン−5,6−ジオ
ン(β−ラパコン)の代わりに、一般式(I)の他の化
合物、特に、好ましい他の化合物、例えば2.2−ジエ
チル−3,4−ジヒドロ−2H−ナツト(1,2−b)
ビラン−5,6−ジオン又は2−メチル−2−フェニル
−3,4−ジヒドロ−2H−ナフト(1,2−b)ビラ
ン−5,6−ジオンを有効成分として使用することがで
きる。
実施例6 3−ヒドロキシ−2−(3−フェニル−2−ブテニル)
−ナフタリン−1,4−ジオン9.1gを20℃で攪拌
しながら濃硫酸80m1中に入れる。
更に10分攪拌し、次いで反応混合物を氷上に注ぎ、生
じた沈澱を吸引−過する。−過器上の物質を酢酸エチル
エステルに熔解させ、溶液を水で洗浄し、硫酸ナトリウ
ム上で乾燥し、蒸発させる。
残留する暗赤色油を、溶剤及び溶離剤としてベンゼンを
使用してシリカゲルでクロマトグラフィーする。得られ
た溶離液からの残渣をジエチルエステルと石油エーテル
との混合物から結晶させて、融点114〜117℃の2
−メチル−2−フェニル−3,3−ジヒドロ−2H−ナ
フト(1,2−b〕ピラン−5,6−ジオンが得られる
同様の方法で、更に、一般式(I)の下記の化合物を得
ることができる: 浸硫@50Illl中の3−ヒドロキシ−2−(3−エ
チル−2−ペンテニル)−ナフタリン−1,4−ジオン
7.68gから融点106〜107℃(ヘキサンから橙
色針状晶)の2,2−ジエチル−3゜4−ジヒドロ−2
H−ナツト(1,2−b)ビラ′/l−5,6−ジオン
; 濃硫酸40al中の3−ヒドロキシ−2−(3−メチル
−2−ペンテニル)−ナフタリン−1,4−ジオン7.
26gから融点106〜107℃(70%水性メタノー
ルから)の2−エチル−2−メチル−3,4−ジヒドロ
−2H−ナフト(1,2−b〕ピラン−5,6−ジオン
; 濃硫酸80w1中の3−ヒドロキシ−2−(2−シクロ
ペンチリデンエチル)−ナフタリン−1゜4−ジオン8
.04 gから融点97〜98℃(石油エーテルから)
のスピロ〔シクロペンタン−1゜2’−(3”、4’−
ジヒドロ−2’H−ナフト(1’、2”−b)ビラン−
5’、6’−ジオン〕濃硫酸80al中の3−ヒドロキ
シ−2−(2−シクロヘキシリデンエチル)−ナフタリ
ン−1゜4−ジオン8.46 gから融点148〜15
0℃(酢酸エチルエステルから)のスピロ〔シクロヘキ
サン−1,2’−(3’、4’−ジヒドロ−21H−ナ
ツト(1,2−b)ビラン−5”、6”−ジオン〕 ;
及び 濃硫酸80+al中の3−ヒドロキシ−2−(2−シク
ロペンチリデンエチル)−ナフタリン−1゜4−ジオン
8.88 gから融点124〜125℃(石油エーテル
とジエチルエーテルの混合物から)のスピロ〔シクロヘ
プタン−1,2’−(3°。
41−ジヒドロ−2’H−ナフト〔1,2°−b)ビラ
ン−5′、6°−ジオン〕。
出発原料は下記のようにして製造することができる: 6a)石油エーテル1001111.三臭化燐7.6m
l及びピリジン4.1+1の混合物を15℃に冷却し、
攪拌下にジエチルエーテル100m+1中の3−フェニ
ル−2−ブテン−1−オール37.0g(0,25モル
)の溶液を4A時間以内に滴加する。次いで、反応混合
物を一15℃で1時間、20℃で18時間攪拌する。次
に、水を加え、有機相を分離し、水相をジエチルエーテ
ルで抽出し、合した有機相を水で洗浄し、硫酸ナトリウ
ム上で乾燥する。蒸発した後、粗製1−ブロモ−3−フ
ェニル−2−プテンが淡赤色油として残留する。
同様の方法で下記のブロモアルケンを製造することがで
きる; 3−エチル−2−ペンテン−1−オール28.5gから
1−ブロモ−3−エチル−2−ペンテン;3−メチル−
2−ペンテン−1−オール25.0gか61−ブロモ−
3−メチル−2−ペンテン;2−シクロペンチリデン−
エタノール28.0 gから1−ブロモ−2−シクロペ
ンチリデン−エタン; 2−シクロヘキシリデン−エタノール31.5gから1
−ブロモー2−シクロヘキシリデン−エタン; 2−シクロへブチリデン−エタノール35.0 gから
1−ブロモー2−シクロへブチリデン−エタン; 6b)等モル量の水酸化カリウム水溶液中に相応する量
の2−ヒドロキシ−ナフタリン−1,4−ジオンを溶解
させ、蒸発させ、残渣をアセトンで洗浄することによっ
て製造した2−ヒドロキシ−ナフタリン−1,4−ジオ
ンのカリウム塩50g及び沃化カリウム44.5 gを
ヘキサメチル−燐酸トリアミド300m1と共に攪拌す
る。20〜30℃で40分以内にヘキサメチル−燐酸ト
リアミド50m1中の1−ブロモ−3−フェニル−2−
ブテン50gの溶液を添加する。反応混合物を室温で約
15時間攪拌し、氷水混合物1000mlと2N塩酸1
00m1の混合物上に注ぎ、ジエチルエーテルで3回抽
出する。ジエチルエーテル及び塩酸水溶液に不溶性の物
質は、副生成物として生じる〇−アルキル化化合物であ
るから、これを−過によって除去する。有機抽出液を毎
回100m1の飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で5回、
毎回100m1の2N水酸化ナトリウム水溶液で5回、
100m1の水で1回、順次洗浄する。塩基性洗浄液は
所望のC−アルキル化生成物を含み、有機溶液中に更に
0−アルキル化生成物が残留する。塩基性抽出液を酸性
にし、生じる沈澱を吸引を過し、水で洗浄し、酢酸エチ
ルエステルに溶解させ、溶液を乾燥し、蒸発させる。残
渣をベンゼンに熔解させ、シリカゲル上で一過し、その
際、融点147.5〜150.5℃の3−ヒドロキシ−
2−(3−メチル−2−ブテニル)−ナフタリン−1,
4−ジオンが得られる。
同様の方法で下記の出発原料を得ることができる: 1−ブロモ−3−エチル−2−ペンテン42.0gを使
用して、融点84〜85℃(溶剤及び溶離剤としてベン
ゼンを用いてシリカゲルでクロマトグラフィーした後)
の3−ヒドロキシ−2−(3−エチル−2−ペンテニル
)−ナフタリン−1゜4−ジオン; 1−ブロモ−3−メチル−2−ペンテン38.6gを使
用して、融点103〜105℃(′f4剤及び溶離剤と
してベンゼンを用いてシリカゲルでクロマトグラフィー
した後、溶離液を石油エーテルで結晶させる)の3−ヒ
ドロキシ−2−(3−メチル−2−ペンテニル)−ナフ
タリン−1,4−ジオン; 1−ブロモー2−シクロペンチリデン−エタン41、5
 gを使用して融点145〜146℃(粗製生成物を石
油エーテルと摩擦し、吸引を過し、石油エーテルで洗浄
する)の3−ヒドロキシ−2−(2−シクロペンチリデ
ンエチル)−ナフタリン−1,4−ジオン; 1−ブロモ−2−シクロヘキシリデン−エタン44、8
 gを使用して、黄色葉状晶(石油エーテルから)とし
て3−ヒドロキシ−2−(2−シクロへキシリデンエチ
ル)−ナフタリン−1,4−ジオン;及び 1−ブロモー2−シクロペンチリデンエチル48、8 
gを使用して、融点90.5〜93.5℃(石油エーテ
ルで粗製生成物を洗浄)の3−ヒドロキシ−2−(2−
シクロへブチリデンエチル)−ナフタリン−1,4−ジ
オン。
実施例7 3−ヒドロキシ−2−(3−メチル−2−ブテニル)−
7−クロロ−ナフタリン−1,4−ジオン5.54 g
を室温で濃硫酸18m1中に少しずつ攪拌し、引き続き
黒色混合物を20分攪拌する。氷50gと水50gとの
攪拌混合物上に注ぎ、毎回100n+1のベンゼンで3
回抽出する。有機相を水で中性になるまで洗浄し、硫酸
ナトリウム上で乾燥し、芸発させる。橙色残渣をイソプ
ロパツールから結晶させ、融点190〜191℃の2,
2−ジメチル−3,4−ジヒドロ−9−クロロ−2H−
ナフト(1,2−b)ピラン−5,6−ジオンが得られ
る。
同様の方法で、3−ヒドロキシ−2−<3−エチル−2
−ブテニル)−6,7−ジメトキシ−ナフタリンー1.
4−ジオン6、04 gから出発して融点209〜21
1℃の2,2−ジメチル−3゜4−ジヒドロ−8,9−
ジメトキシ−2H−ナフト(1,2−b)ビラン−5,
6−ジオンを得ることができる。
出発原料を下記のようにして製造することができるニ アa)マグネシウム5.6gを窒素ガス下に無水ジエチ
ルエーテル400m1で覆い、約50〜100■の沃素
を添加することによって活性化する。無水ジエチルエー
テル60m1中の沃化メチル35.4gの溶液を滴加し
て、滴加の間、反応熱が混合物を加熱して還流下に沸騰
させるようにする。添加後、反応混合物を還流下に沸騰
温度で30分攪拌し、引き続き室温に冷却する。無水ジ
エチルエーテル250m1中のシムヘン(Simche
n )及びクレーマー(Kraemer )によりCh
em、 Ber、、102巻、3656頁(1965)
に記載されている方法により製造した6−クロロ−1−
インダノン24.5 gの溶液を、反応熱が混合物を加
熱して還流下に沸騰させるように、攪拌しながら滴加す
る。引き続き、反応混合物を還流下に沸騰温度で更に1
5時間攪拌する。次いで、水冷20%塩化アンモニウム
水溶液600m1上に注ぎ、有機相を分離し、水相を毎
回250m1のジエチルエーテルで2回抽出する。
有機溶液及び有機相を水で洗浄し、合し、蒸発させ、そ
の際、粗製1−メチル−6−クロロ−1−インダノール
が残留する。この粗製生成物を、硫酸水素ナトリウム]
gを添加した後、減圧下に長さ201′mのビグローカ
ラムを用いて蒸溜し、その際脱水下に、沸点131℃/
 22 mmHgの3−メチル−5−クロロ−IH−イ
ンデンが得られる。
7b)水360m1中の濃硫酸120g及び重クロム酸
ナトリウム44.3 gの溶液にベンゼンスルホン酸の
ナトリウム塩1.4gを加え、55〜60℃に加熱する
。この温度で攪拌しなから3−メチル−5−クロロ−I
H−インデン12.2 gを約30分以内に滴加する。
その際暗色に着色した反応混合物を引き続き更に30分
、55〜60℃で、更に3時間0℃で攪拌する。生じた
緑色沈澱を吸引濾過し、冷2N硫酸及び水で洗浄し、五
酸化燐上で減圧下に乾燥する。粗製生成物をクロロホル
ムから再結晶させ、融点144〜148℃の2−(2−
アセチル−4−クロロフェニル)−酢酸が得られる。
7c)無水エタノール270m1中の濃硫酸31gの溶
液に2−(2−アセチル−4−クロロフェニル)−酢酸
93gを加え、室温で3日攪拌する。
澄明な混合物を0〜10℃で攪拌しながらIN炭酸ナト
リウム水溶液800m1上に注ぎ、この温度で30分攪
拌する。引き続き、反応混合物を毎回200m1のクロ
ロホルムで3回抽出する。合した有機相を飽和塩化すl
−IJウム水溶液で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し
、恒量になるまで蒸発させる。粗製2−(2−アセチル
−4−クロロフェニル)−酢酸エチルエステルが、直ち
に固化する澄明な油として得られる。
7d)ナトリウム16.8gを900m1の無水エタノ
ール中に少量ずつ溶解させる。得られたナトリウムエト
キシド溶液を室温で攪拌しながら1時間以内に、無水エ
タノール500m1中の2− (2−アセチル−4−ク
ロロフェニル> −酢酸エチルエステル89.7 gの
溶液中に滴下する。反応混合物を更に1時間室温で攪拌
する。次いで、6時間、酸素の弱い流れを導入する。生
じた暗赤色懸濁液を回転蒸発器中で減圧下に蒸発させ、
赤褐色残渣を氷1000gと2N硫酸2000m1との
混合物と共に、均一な懸濁液が生じるまで、攪拌する。
黄褐色粗製生成物を吸引濾過し、エタノール及びジエチ
ルエーテルで洗浄し、メタノールから再結晶させ、融点
209〜211℃の2−ヒドロキシ−6−クロロ−ナフ
タリン−1,4−ジオンが得られる。
7e)2−ヒドロキシ−6−クロロ−ナフタリン−1,
4−ジオン32.5 gをIN水酸化カリウム水溶液1
60m1と共に、均一なワインレッド色の混合物が生じ
るまで、攪拌し、回転蒸発器中で減圧下に蒸発させる。
固体の暗赤色残渣を無水エタノールと共に摩擦し、吸引
f遇する。結晶性物質を無水エタノール及びジエチルエ
ーテルで洗浄し、減圧下に50℃で乾燥し、2−ヒドロ
キシ−6−クロロ−ナフタリン−1,4−ジオンのカリ
ウム塩が得られる。
同様の方法で36.5 gの2−ヒドロキシ−6゜7−
ジメトキシ−ナフタリンー1.4−ジオン〔マスグレイ
プズ(Musgrave)ら著、J、 Chem。
Soc、 、1968巻、250頁〕から対応するカリ
ウム塩が得られる。
7f)へキサメチル−燐酸トリアミド120m1中の1
−ブロモ−3−メチル−2−ブテン22gの溶液を室温
で攪拌しながら30分以内にヘキサメチル−燐酸トリア
ミド500m1中の2−ヒドロキシ−6−クロロ−ナフ
タリン−1,4−ジオンのカリウム塩37.6 g及び
沃化カリウム22gの混合物中に滴下する。温度は、添
加中に30℃に達し、次いで45℃に上昇させ、混合物
をこの温度で16時間攪拌する。水冷後、攪拌しながら
濃塩酸60m1及び氷水混合物2000mlの混合物上
に注ぐ。毎回500m1のベンゼンで3回抽出し、この
ベンゼン溶液を毎回150m1の飽和炭酸水素ナトリウ
ム水溶液及び2N水酸化ナトリウム水溶液で順次3回抽
出する。合した水酸化ナトリウム溶液を冷却後、濃塩酸
で酸性にし、毎回150m1のベンゼンで3回抽出する
。合したベンゼン抽出液を飽和塩化ナトリウム水溶液で
洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、蒸発させる。黄褐
色固体残渣をイソプロパツールから再結晶させ、融点1
62〜166℃の3−ヒドロキシ−2−(3−メチル−
2−ブテニル)−7−クロロ−ナフタリン−1゜4−ジ
オン6、Ogが得られる。
同様の方法で、2−ヒドロキシ−6,7−ジメトキシ−
ナフタリンー1.4−ジオンの前記カリウム塩を22.
3 gの1−ブロモ−3−メチル−2−ブテンと反応さ
せることによって融点166〜168℃の3−ヒドロキ
シ−2−(3−メチル−2−ブテニル)−6,7−シメ
トキシー1,4−ナフタリン−1,4−ジオンが得られ
る。
実施例8 3−ヒドロキシ−2−(3−メチル−2−ブテニル)−
7−メチル−ナフタリン−1,4−ジオン4.1gを室
温で濃硫酸40m1中に少しずつ攪拌混入し、引き続き
黒色混合物を20分攪拌する。
氷50gと水50gとの攪拌混合物上に注ぎ、毎回10
0m1のベンゼンで3回抽出する。有機相を水で中性に
なるまで洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、蒸発させ
る。橙色の残渣をシクロヘキサンから結晶させ、融点1
69〜171℃の2.2゜9−トリメチル−3,4−ジ
ヒドロ−2H−ナフト(1,2−b)ピラン−5,6−
ジオンが得られる。
出発原料を下記のようにして製造することができる: 8a)マグネシウム6、14 gを窒素雰囲気下に無水
ジエチルエーテル400m1で覆い、沃素的50〜10
0の添加によって活性化する。無水ジエチルエーテル6
0m1中の沃化メチル37.2 gの溶液を、滴下の間
に反応熱が混合物を加熱して還流下に沸騰させるように
滴加する。滴加後、反応混合物を還流下に沸騰温度で更
に30分攪拌し、引き続き室温に冷却する。次に、シム
ヘン及びクレーマーによってChem、 Ber、、1
02巻3656頁(1965)に記載された方法により
製造した6−メチル−1−インダノン32.3 gの、
無水ジエチルエーテル250m1中の溶液を、反応熱が
混合物を加熱して還流下に沸騰させるように滴加する。
反応混合物を引き続き更に15時間還流下に沸騰温度で
攪拌する。次いで、水冷20%塩化アンモニウム水溶液
600n+1上に注ぐ。有機相を分離し、水相を毎回2
50m1のジエチルエーテルで2回抽出する。
有機溶液及び有機相を水で洗浄し、合し、蒸発させると
、粗製1.6−シメチルー1−インテノールが残留する
。硫酸水素ナトリウム1gを添加した後、この粗製生成
物を長さ20++nのビグローカラムによって22mm
Hgで蒸溜し、税水下に沸点52〜55°C/ 0.0
6 mmHgの3,5−ジメチル−LH−インデンが得
られる。
8b)水1680ml中の濃硫酸555g及び重クロム
酸ナトリウム265gの溶液にベンゼンスルホン酸のナ
トリウム塩6gを加え、55〜61℃に加熱する。この
温度で攪拌しながら約30分以内に3.5−ジメチル−
IH−インデン56.7 gを滴加する。この際暗色に
着色した反応混合物を引き続き更に30分55〜60℃
で攪拌し、更に3時間O℃で攪拌する。生じた緑色沈澱
を吸引−過し、冷2N硫酸及び水で洗浄し、減圧下に五
酸化焼土で乾燥する。粗製生成物をイソプロパツールか
ら再結晶させ、融点152〜153℃の2−(2−アセ
チル−4−メチル−フェニル> −酢mが得られる。
8C)無水エタノール107m1中の濃硫酸12.3g
の溶液に2−(2−アセチル−4−メチル−フェニル)
−酢酸33.3 gを加え、室温で3日間攪拌する。澄
明な混合物を0〜10℃で攪拌しながらIN炭酸ナトリ
ウム水溶液260m1上に注ぎ、この温度で30分攪拌
する。次いで、反応混合物を毎回100m1のクロロホ
ルムで3回抽出する。
合した有機抽出液を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し
、硫酸ナトリウム上で乾燥し、恒量になるまで蒸発させ
、粗製2−(2−アセチル−4−メチル−フェニル)−
酢酸エチルエステルが、直ちに固化する澄明な油として
得られる。これを石油エーテルから結晶させると、融点
72〜74℃の結晶性生成物が得られる。
8d)ナトリウム8.05 gを少量ずつ無水エタノー
ル430m1中に溶解させる。得られたナトリウムメト
キシド溶液を室温で攪拌しながら1時間以内に無水エタ
ノール240m1中の2−(2−アセチル−4−メチル
−フェニル)−酢酸エチルエステル39.4 gの溶液
中に滴加する。反応混合物を室温で1時間攪拌する。引
き続き、6時間酸素の弱い流れを導入する。生じる暗赤
色懸濁液を回転蒸発器中で減圧下に蒸発させ、赤褐色固
体残渣を氷500gと2N硫酸1000mlとの混合物
と共に、均一な懸濁液が得られるまで、攪拌する。固体
黄褐色粗製生成物を吸引−過し、エタノール及びジエチ
ルエーテルで洗浄し、メタノールから再結晶させると、
融点202〜203℃の2−ヒドロキシ−6−メチル−
ナフタリン−1,4−ジオンが得られる。
8e)ヒドロキシ−6−メチル−ナフタリン−1゜4−
ジオン12.5 gを0.5 N水酸化カリウム水溶液
200m1と、均一な混合物が生じるまで、攪拌する。
このワインレフト色の混合物を回転蒸発器中で減圧下に
蒸発させる。固体暗赤色残渣を無水エタノールと摩擦し
、吸引?遇する。得られた暗赤色結晶を無水エタノール
及びジエチルエーテルで洗浄し、減圧下に50℃で乾燥
すると、2−ヒドロキシ−6−メチル−ナフタリン−1
,4−ジオンのカリウム塩が得られる。
8f)へキサメチル−燐酸トリアミド50m1中の1−
ブロモ−3−メチル−2−ブテン11.1 gの溶液を
室温で攪拌しながら30′分以内に、ヘキサメチル−燐
酸トリアミド190m1中の2−ヒドロキシ−6−メチ
ル−ナフタリン−1,4−ジオンのカリウム塩14.4
 g及び沃化カリウム11.1 gの混合物中に滴下す
る。温度は、添加中に30℃に達し、次いで45℃軽上
昇させ、混合物をこの温度で16時間攪拌する。水冷後
、攪拌しながら濃塩酸20m1及び氷水混合物500m
1の混合物上に注ぐ。毎回250m1のベンゼンを用い
て3回抽出し、このベンゼン溶液を毎回150m1の飽
和炭酸水素ナトリウム水溶液及び2N水酸化ナトリウム
水溶液で順次3回抽出する。合した水酸化ナトリウム溶
液を冷却しながら濃塩酸で酸性にし、毎回150m1の
ベンゼンで3回抽出する。合したベンゼン溶液を飽和塩
化ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥
し、蒸発させる。黄褐色固体残渣をイソプロパツールか
ら再結晶させ、融点132〜133℃の3−ヒドロキシ
−2−(3−メチル−2−ブテニル)−7−メチル−ナ
フタリン−1,4−ジオン4.1gが得られる。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)逆転写酵素の抑制因子としての、一般式( I )
    : ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 〔式中R_1及びR_2はそれぞれ独立に水素、低級ア
    ルキル基又はアリール基を表すか、これらが一緒に低級
    アルキレン基を表し、環Aは置換されていないか、又は
    低級アルキル基、低級アルコキシ基及び/又はハロゲン
    で置換されている〕の化合物。
  2. (2)殊に、その複製が逆転写酵素と関連しているレト
    ロウイルス、例えばC型−レトロウイルスによって起こ
    されるか、又は併発する疾患の治療、好ましくは予防処
    置のための、逆転写酵素の抑制因子としての、一般式(
    I ): ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 〔式中R_1及びR_2はそれぞれ独立に水素、低級ア
    ルキル基又はアリール基を表すか、これらが一緒に低級
    アルキレン基を表し、環Aは置換されていないか、又は
    低級アルキル基、低級アルコキシ基及び/又はハロゲン
    で置換されている〕の化合物の用途。
  3. (3)殊に、その複製が逆転写酵素と関連しているレト
    ロウイルス、例えばC型−レトロウイルスによって起こ
    されるか、又は併発する疾患の治療、好ましくは予防処
    置の際に、逆転写酵素を抑制するために適した一般式(
    I ): ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 〔式中R_1及びR_2はそれぞれ独立に水素、低級ア
    ルキル基又はアリール基を表すか、これらが一緒に低級
    アルキレン基を表し、環Aは置換されていないか、又は
    低級アルキル基、低級アルコキシ基及び/又はハロゲン
    で置換されている〕の化合物を含む医薬製剤。
  4. (4)殊に、その複製が逆転写酵素と関連しているレト
    ロウイルス、例えばC型−レトロウイルスによって起こ
    されるか、又は併発する疾患の治療、好ましくは予防処
    置の際に、逆転写酵素を抑制するために適した一般式(
    I ): ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 〔式中R_1及びR_2はそれぞれ独立に水素、低級ア
    ルキル基又はアリール基を表すか、これらが一緒に低級
    アルキレン基を表し、環Aは置換されていないか、又は
    低級アルキル基、低級アルコキシ基及び/又はハロゲン
    で置換されている〕の化合物を含む医薬製剤の製造。
  5. (5)R_1が水素又は低級アルキル基を表し、R_2
    が水素、低級アルキル基又はフェニル基を表し、環Aが
    置換されていないか又は低級アルキル基、低級アルコキ
    シ基及び/又はハロゲンで1個又は2個置換されており
    、「低級」と示した基が好ましくは1又は2個の炭素原
    子を含み、ハロゲンが最高35の原子番号を有する特許
    請求の範囲第1項記載の一般式( I )の化合物。
  6. (6)R_1が水素又は低級アルキル基を表し、R_2
    が低級アルキル基又はフェニル基を表し、環Aが置換さ
    れていず、「低級」と示した基が好ましくは1又は2個
    の炭素原子を含む特許請求の範囲第1項記載の一般式(
    I )の化合物。
  7. (7)逆転写酵素の抑制因子としてのβ−ラパコンであ
    る特許請求の範囲第1項記載の一般式( I )の化合物
  8. (8)R_1、R_2及び環Aが特許請求の範囲第1項
    に記載のものを表すが、R_1が水素を表し、環Aが非
    置換である場合には、R_2は水素、メチル基又はフェ
    ニル基とは異なる、更に、R_1がメチル基を表し、環
    Aが非置換であるか又は7−位にメトキシ基が存在する
    か、又は8−位に臭素が存在する場合にはR_2はメチ
    ル基とは異なるものを表す特許請求の範囲第1項記載の
    一般式( I )の化合物。
  9. (9)R_1が水素又は低級アルキル基を表し、R_2
    が水素、低級アルキル基又はフェニル基を表し、環Aが
    置換されていないか又は低級アルキル基、低級アルコキ
    シ基及び/又はハロゲンで1個又は2個置換されており
    、「低級」と示した基が好ましくは1又は2個の炭素原
    子を含み、ハロゲンが最高35の原子番号を有するが、
    R_1が水素を表し、環Aが非置換である場合には、R
    _2は水素、メチル基又はフェニル基とは異なり、更に
    、R_1がメチル基を表し、環Aが非置換であるか又は
    7−位にメトキシ基が存在するか、又は8−位に臭素が
    存在する場合にはR_2はメチル基とは異なるものを表
    す特許請求の範囲第1項記載の一般式( I )の化合物
  10. (10)R_1が水素又は低級アルキル基を表し、R_
    2が低級アルキル基又はフェニル基を表し、環Aは置換
    されていず、「低級」と示した基が好ましくは1又は2
    個の炭素原子を含むが、R_1が水素を表す場合には、
    R_2がメチル基及びフェニル基とは異なり、更に、R
    _1がメチル基を表す場合には、R_2がメチル基とは
    異なるものを表す特許請求の範囲第1項記載の一般式(
    I )の化合物。
  11. (11)逆転写酵素の抑制因子としての、一般式( I
    ): ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 〔式中R_1及びR_2はそれぞれ独立に水素、低級ア
    ルキル基又はアリール基を表すか、これらが一緒に低級
    アルキレン基を表し、環Aは置換されていないか又は低
    級アルキル基、低級アルコキシ基及び/又はハロゲンで
    置換されているが、R_1が水素を表し、環Aが非置換
    である場合には、R_2は水素、メチル基又はフェニル
    基とは異なり、更に、R_1がメチル基を表し、環Aが
    非置換であるか又は7−位にメトキシ基が存在するか、
    又は8−位に臭素が存在する場合にはR_2はメチル基
    とは異なるものを表す〕の化合物を製造するため、一般
    式(II): ▲数式、化学式、表等があります▼(II) 〔式中R_1、R_2及び環Aは前記のものを表し、基
    R_1及びR_2の少なくとも一方が水素とは異なる場
    合には、X及びYは一緒に付加的結合を表すか又はXは
    ヒドロキシ基又は、基R_1及びR_2の少なくとも一
    方が水素である場合には、反応性エステル化ヒドロキシ
    基を表し、Yは水素を表す〕の化合物又はその官能性誘
    導体を3−位のヒドロキシ基に関して閉環させることを
    特徴とするキノン化合物の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008530085A (ja) * 2005-02-16 2008-08-07 エムディー バイオアルファ カンパニー リミテッド 肥満、糖尿病、メタボリックシンドローム、神経変性疾患およびミトコンドリア機能不全関連疾患に伴う疾患を治療または予防するための医薬組成物
WO2013153821A1 (ja) * 2012-04-12 2013-10-17 Omura Satoshi Pdk4阻害剤及びその利用

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