JPS6117265B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6117265B2 JPS6117265B2 JP7967678A JP7967678A JPS6117265B2 JP S6117265 B2 JPS6117265 B2 JP S6117265B2 JP 7967678 A JP7967678 A JP 7967678A JP 7967678 A JP7967678 A JP 7967678A JP S6117265 B2 JPS6117265 B2 JP S6117265B2
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- Japan
- Prior art keywords
- rubber
- paint
- lining
- modified epoxy
- mild steel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
本発明は腐食性のガスや液と接触する金属の防
食を目的とするライニング方法に関するものであ
る。 従来から腐食性のガスや液と接触する金属を防
食するために耐食性塗料あるいはライニング材が
開発され、実用化が計られている。塗料による防
食では塗膜が非常に薄いためにピンホールを生じ
やすく、ピンホールから腐食性のガスや液が浸透
してフクレ、ハクリ等を発生し、ついには防食の
機能を発揮できない状態になる。耐食性塗料が開
発された当時から現在に至るまで、ピンホールの
できない塗装技術の検討がなされてきたが、ピン
ホール等が原因となる事故はまだ多く見られてい
る。このような塗料による防食の欠点を解消する
手段として樹脂あるいはゴムなどで被覆する、い
わゆるライニング技術が発揮し、より耐食性の要
求される部分には従来の塗料に変わつて、ほとん
どゴム、樹脂等のライニングが適用されるに至つ
ている。しかし最近、ゴムや樹脂系ライニングの
膨潤あるいはフクレ等の事故が多発し問題となつ
ている。上述の現象は薬液や水分の浸透によるも
のであり、特に温度勾配下における水蒸気の拡散
浸透によるものとの考え方が通説となつてきてお
り水蒸気、薬液の浸透を防止するライニング方法
の開発が要望されているのが現状である。 本発明者らは上述の塗装、ライニング等におけ
る欠点を解消するため特に膨潤、フクレ等が多発
している水蒸気、薬液の浸透性の大きいゴムライ
ニングの改良方法について鋭意実験検討した結
果、本発明を提案するに至つた。 本発明の方法はゴム層と塗膜層とを設けること
を特徴とするものであり、ゴムの水蒸気、薬液の
浸透性を塗膜で防止し塗膜のピンホールから浸透
する水蒸気、薬液をゴム層で防止する効果を有
し、膨潤、フクレ等に対する長期耐久性を付与す
るものである。すなわち従来の塗膜層単独、ゴム
層単独の場合に生じるお互の欠点を補う効果を有
するものである。ゴムは硬度の低いもの程水蒸気
の浸透性が大きいが、本発明の方法ではゴムの種
類に関係なく上述の塗装、ライニングの欠点を解
消する効果が得られる。一方、塗膜は施工性が良
くガス、液に対して耐食性を有し、水蒸気、薬液
の浸透の小さいもので、ゴムとの接着性の良いも
のが望ましく後述の実施例に示すように瀝青質変
成エポキシ系塗料による塗膜を用いることができ
る。 本発明を実施するに当つては金属表面にゴムシ
ートを接着させた上に塗料を塗布し塗膜を形成さ
せる方法、金属表面に塗料を塗布した上にゴムシ
ートを接着させる方法、ゴム層と塗膜層を交互に
設ける方法などがあり、ガスや液の種類、圧力、
温度などの腐食性環境に応じて選択することがで
きる。 次に本発明を実施例により具体的に説明する。 実施例 １ 軟鋼板にゴムをライニングした試験片、軟鋼板
にゴムをライニングしその上に塗料や樹脂を塗布
した試験片、軟鋼板に塗料を塗布しその上にゴム
をライニングした試験片、軟鋼板にゴムのライニ
ングと塗料の塗布を交互に施行した試験片を作成
し、ライニング側を70℃の硫酸溶液（PH＝0.5）
と接触させ軟鋼板側を25℃の水と接触させて経時
的にライニング側表面の状態変化を観察したとこ
ろ、第１表のような結果を得た。第１表から、ク
ロロプレンゴムのライニングと瀝青質変成エポキ
シ系塗料の塗布との組合せが他に比較して特に良
好で、14000Hr経過後も異常が発生しないことが
確認された。なお、軟鋼板の大きさは200mm×200
mm×５mm、ゴムの厚さは１mmであつた。
食を目的とするライニング方法に関するものであ
る。 従来から腐食性のガスや液と接触する金属を防
食するために耐食性塗料あるいはライニング材が
開発され、実用化が計られている。塗料による防
食では塗膜が非常に薄いためにピンホールを生じ
やすく、ピンホールから腐食性のガスや液が浸透
してフクレ、ハクリ等を発生し、ついには防食の
機能を発揮できない状態になる。耐食性塗料が開
発された当時から現在に至るまで、ピンホールの
できない塗装技術の検討がなされてきたが、ピン
ホール等が原因となる事故はまだ多く見られてい
る。このような塗料による防食の欠点を解消する
手段として樹脂あるいはゴムなどで被覆する、い
わゆるライニング技術が発揮し、より耐食性の要
求される部分には従来の塗料に変わつて、ほとん
どゴム、樹脂等のライニングが適用されるに至つ
ている。しかし最近、ゴムや樹脂系ライニングの
膨潤あるいはフクレ等の事故が多発し問題となつ
ている。上述の現象は薬液や水分の浸透によるも
のであり、特に温度勾配下における水蒸気の拡散
浸透によるものとの考え方が通説となつてきてお
り水蒸気、薬液の浸透を防止するライニング方法
の開発が要望されているのが現状である。 本発明者らは上述の塗装、ライニング等におけ
る欠点を解消するため特に膨潤、フクレ等が多発
している水蒸気、薬液の浸透性の大きいゴムライ
ニングの改良方法について鋭意実験検討した結
果、本発明を提案するに至つた。 本発明の方法はゴム層と塗膜層とを設けること
を特徴とするものであり、ゴムの水蒸気、薬液の
浸透性を塗膜で防止し塗膜のピンホールから浸透
する水蒸気、薬液をゴム層で防止する効果を有
し、膨潤、フクレ等に対する長期耐久性を付与す
るものである。すなわち従来の塗膜層単独、ゴム
層単独の場合に生じるお互の欠点を補う効果を有
するものである。ゴムは硬度の低いもの程水蒸気
の浸透性が大きいが、本発明の方法ではゴムの種
類に関係なく上述の塗装、ライニングの欠点を解
消する効果が得られる。一方、塗膜は施工性が良
くガス、液に対して耐食性を有し、水蒸気、薬液
の浸透の小さいもので、ゴムとの接着性の良いも
のが望ましく後述の実施例に示すように瀝青質変
成エポキシ系塗料による塗膜を用いることができ
る。 本発明を実施するに当つては金属表面にゴムシ
ートを接着させた上に塗料を塗布し塗膜を形成さ
せる方法、金属表面に塗料を塗布した上にゴムシ
ートを接着させる方法、ゴム層と塗膜層を交互に
設ける方法などがあり、ガスや液の種類、圧力、
温度などの腐食性環境に応じて選択することがで
きる。 次に本発明を実施例により具体的に説明する。 実施例 １ 軟鋼板にゴムをライニングした試験片、軟鋼板
にゴムをライニングしその上に塗料や樹脂を塗布
した試験片、軟鋼板に塗料を塗布しその上にゴム
をライニングした試験片、軟鋼板にゴムのライニ
ングと塗料の塗布を交互に施行した試験片を作成
し、ライニング側を70℃の硫酸溶液（PH＝0.5）
と接触させ軟鋼板側を25℃の水と接触させて経時
的にライニング側表面の状態変化を観察したとこ
ろ、第１表のような結果を得た。第１表から、ク
ロロプレンゴムのライニングと瀝青質変成エポキ
シ系塗料の塗布との組合せが他に比較して特に良
好で、14000Hr経過後も異常が発生しないことが
確認された。なお、軟鋼板の大きさは200mm×200
mm×５mm、ゴムの厚さは１mmであつた。
【表】
【表】
実施例 ２
軟鋼板に天然硬質ゴムをライニングしその上に
瀝青質変成エポキシ系塗料を塗布した試験片、軟
鋼板に瀝青質変成エポキシ系塗料を塗布しその上
に天然硬質ゴムをライニングした試験片、軟鋼板
に瀝青質変成エポキシ系塗料を塗布しその上にゴ
ムをライニングしてさらにその上に瀝青質変成エ
ポキシ系塗料を塗布した試験片、軟鋼板に天然硬
質ゴムのライニングと瀝青質変成エポキシ系塗料
の塗布を交互に各々２層ずつ施行した試験片を作
成し、実施例１と同様の方法により各々１年間連
続試験したところ、いずれの試験片とも異常は発
生しなかつた。試験後のゴムと塗膜の接着強度は
試験前の接着強度の95％の値であつた。 実施例 ３ 排煙脱硫装置冷却塔側壁の天然硬質ゴムライニ
ングの上に瀝青質変成エポキシ系塗料、パーフロ
ン系塗料、ウレタン系塗料、ポリエステル系樹脂
を１m2ずつ塗布し、６ケ月後、１年後、１年６ケ
月後に表面状況と接着状態等を観察したところ、
次の様な結果であつた。パーフロン系塗料、ウレ
タン系塗料を塗布した部分は６ケ月でゴムと塗膜
面に５〜10mmφのフクレを多数生じ部分的に塗膜
がハクリした。ポリエステル系樹脂を塗布した部
分は６ケ月で表面に微細なクラツクを生じ、１年
後にこのクラツクがゴム層に達した。瀝青質変成
エポキシ系塗料を塗布した部分は１年６ケ月経過
後もなんら異常を発生せず、非常に良好な状態を
保持していた。
瀝青質変成エポキシ系塗料を塗布した試験片、軟
鋼板に瀝青質変成エポキシ系塗料を塗布しその上
に天然硬質ゴムをライニングした試験片、軟鋼板
に瀝青質変成エポキシ系塗料を塗布しその上にゴ
ムをライニングしてさらにその上に瀝青質変成エ
ポキシ系塗料を塗布した試験片、軟鋼板に天然硬
質ゴムのライニングと瀝青質変成エポキシ系塗料
の塗布を交互に各々２層ずつ施行した試験片を作
成し、実施例１と同様の方法により各々１年間連
続試験したところ、いずれの試験片とも異常は発
生しなかつた。試験後のゴムと塗膜の接着強度は
試験前の接着強度の95％の値であつた。 実施例 ３ 排煙脱硫装置冷却塔側壁の天然硬質ゴムライニ
ングの上に瀝青質変成エポキシ系塗料、パーフロ
ン系塗料、ウレタン系塗料、ポリエステル系樹脂
を１m2ずつ塗布し、６ケ月後、１年後、１年６ケ
月後に表面状況と接着状態等を観察したところ、
次の様な結果であつた。パーフロン系塗料、ウレ
タン系塗料を塗布した部分は６ケ月でゴムと塗膜
面に５〜10mmφのフクレを多数生じ部分的に塗膜
がハクリした。ポリエステル系樹脂を塗布した部
分は６ケ月で表面に微細なクラツクを生じ、１年
後にこのクラツクがゴム層に達した。瀝青質変成
エポキシ系塗料を塗布した部分は１年６ケ月経過
後もなんら異常を発生せず、非常に良好な状態を
保持していた。
Claims (1)
- １ 耐食性を目的として、金属面にゴム層と瀝青
質変成エポキシ系塗膜質とを設けることを特徴と
したライニング方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7967678A JPS555873A (en) | 1978-06-30 | 1978-06-30 | Method of lining |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7967678A JPS555873A (en) | 1978-06-30 | 1978-06-30 | Method of lining |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS555873A JPS555873A (en) | 1980-01-17 |
| JPS6117265B2 true JPS6117265B2 (ja) | 1986-05-07 |
Family
ID=13696791
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7967678A Granted JPS555873A (en) | 1978-06-30 | 1978-06-30 | Method of lining |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS555873A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60157288A (ja) * | 1984-01-25 | 1985-08-17 | イビデン株式会社 | 金属基材配線板の製造方法 |
-
1978
- 1978-06-30 JP JP7967678A patent/JPS555873A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS555873A (en) | 1980-01-17 |
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