JPS61172586A - ミシンのボビンケ−ス繰り出し装置 - Google Patents

ミシンのボビンケ−ス繰り出し装置

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JPS61172586A
JPS61172586A JP1253585A JP1253585A JPS61172586A JP S61172586 A JPS61172586 A JP S61172586A JP 1253585 A JP1253585 A JP 1253585A JP 1253585 A JP1253585 A JP 1253585A JP S61172586 A JPS61172586 A JP S61172586A
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bobbin case
bobbin
magazine
driving
holding means
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村田 季彦
廣田 量幸
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 [発明の目的コ 本発明は、工業用ミシンのように実質上連続的に長時間
の運転が行なわれ下糸の交換作業が頻繁に要求されるミ
シンに用いる。ボビンケース繰り出し装置に関する。
[従来の技術] ミシンにおいては、下糸は小型のボビンに巻回される。
ミシンを使用する場合には、ボビンはボビンケースに装
着され、ボビンケースは内釜に装着される。1つのボビ
ンに巻回される糸の量は少ないので、工業用ミシンのよ
うに連続的に運転を行なう場合には、下糸の消費が早く
、頻繁な下糸の交換作業が必要になる。この種の下糸の
交換作業は、非常に煩わしく時間もかかる。
そこで、例えば特公昭42−15145号公報に示され
る技術においては、内釜および外釜を筒状に形成し、ボ
ビンケースを釜の一端から挿入し他端から排出する構成
になっている。また、多数のボビンケースを蓄えてそれ
を1つずつ押し出して釜に挿(r無を判別して交換作業
を行なわざるを得ないので、いずれにしてもミシンを監
視するオペレータが必要であり、多数のミシンを同時に
運転する場合には、そのオペレータの下糸監視および交
換の限られる。従って、連続運転を行なう場合には、筒
状物にボビンケースを装填する作業を、1日に何回か行
なう必要がある。しかしながら、この種の筒状物が位置
する部分にはミシンの複雑な各種機構が存在するため、
その中にボビンケースを装填するのは、非常に困難な作
業であり時間がかかる。また、従来の装置においては、
使用する下糸の色を変更する場合、全てのボビンケース
を排出してから新しいボビンケースをつめかえる必要が
あり、実質上、1台のミシンで下糸の色を選択すること
はできなかった。
本発明は、ボビンケースの交換を自動化してミシンの無
人運転を可能にするとともに、一度に保持できるボビン
ケースの数を多くして1人のボビンケース補給作業の回
数を減らすことを第1の目的とし、下糸の色の自動選択
を可能にすることを第2の目的とする。
[発明の構成] [問題点を解決するための手段] 上記第1の目的を達成するため1本発明におい方向と直
交する方向に移動可能なベース部材;各々のボビンケー
ス保持手段を着脱自在におよびベース部材に対してスラ
イド可能に前記ベース部材とそれぞれ係合するマガジン
係合手段;ボビンケース保持手段内のボビンケースをそ
の配列方向に押圧駆動する繰り出し手段;繰り出し手段
を駆動する第1の駆動手段;ボビンケース保持手段をそ
の軸方向に駆動する第2の駆動手段;前記ベース部材を
駆動する第3の駆動手段;および、第1の駆動手段、第
2の駆動手段および第3の駆動手段を制御し所定の指示
があるとベース部材を所定の位置に位置決めしていずれ
か1つのボビンケース保持手段を選択し1選択したボビ
ンケース保持手段を所定の繰り出し位置に位置決めし、
選択したボビンケース保持手段の一端からその内部の1
つのボビンケースを押し出して内釜に装着されるボビン
ケースの交換を行なう電子制御手段;を設けてボビンケ
ースの繰り出しを行なう。
[作用] してボビンケース保持手段を所定の繰り出し位置(先端
が内釜の挿入側端部に近接する位りに位置決めし、第1
の駆動手段を制御してボビンケース保持手段内の最後部
のボビンケースを押圧する。
すると最前部のボビンケースがボビンケース保持手段か
ら押し出され、そのボビンケースがそれまで内釜に装着
されていた古いボビンケースと交換される。
1つのボビンケース保持手段が空になると、ベース部材
の位置を更新して他のボビンケースを選択するので、全
てのボビンケース保持手段が空になるまでボビンケース
保持手段にボビンケースを補給する人間の作業は不要で
ある。従って多数のボビンケース保持手段をベース部材
にセットしておけば、長時間1人の作業は不要である。
また、ボビンケース保持手段は、それを支持するベース
部材に対して着脱自在であるので、ボビンケースをボビ
ンケース保持手段に補給する場合には、ボビンケース保
持手段をベース部材から取り非常に簡単である。
なお、後述する実施例においては、ボビンケース繰り出
し機構と釜機構との間に、ボビンケース搬送機構が介在
しである。
本発明の好ましい実施例においては、前記第2の目的を
達成するため、所定のスイッチが所定の動作モードに指
定されていると、各ボビンケース保持手段を各糸の色に
対応付け、色指定があると、その色に応じたボビンケー
ス保持i段を選択するようにベース部材を位置決めして
からボビンケースの交換を行なう、これによれば、予め
各ボビンケース保持手段を装着するベース部材上位置と
そのボビンケース保持手段に装填するボビンケースの糸
色とを対応付けておくことにより、縫製プログラムから
の指示で、自動的に糸色を選択することができる。
[実施例コ 以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。
第1図、第2図、第3図、第4図、第5図、第6a図、
第6b図、第7図、第8図、第9図およは縮小して示す
平面図、第5図は第3図の部分拡大図、第6a図はボビ
ンケース15の正面図、第6b図はボビンケース15の
右側面図、第7図はボビンケース15を装着したボビン
ケースマガジン291を示す縦断面図、第8図は第1図
の部分拡大図、第9図は第1図のII−X線から見た側
面図。
第1O図は第1図のX−X線から見た断面図である。
各図面を参照して説明する。第2図および第3図に示さ
れるように、ミシンベッド1の内部に、下軸系縫い機構
100が備わっている。針18の下方に、釜機構が備わ
っている。2が内釜、3が外釜である。内釜2および外
釜3は、それぞれ筒状に形成してあり、内釜2の内部、
すなわち貫通孔内に、縫いに使用される1つのボビンケ
ース15が装填されている。
この例では、ボビンケース15の外周面に、弾性を有す
る3つの突起16が形成してあり、これらの突起が、内
釜2の内周壁に形成した環状の溝2aと係合することに
より、ボビンケース15は、1釜2の軸方向に位置決め
される。また、内釜2の内周壁の一部に設けた2つの突
起2bが、ボビンケース15の凹部15aと係合するこ
とにより、ボビンケース15は内釜2に対して円周方向
に動かないように位置決めされる(第5図参照)。
内釜2は、外釜3の貫通孔内に、回動自在に支持されて
いる。外釜3は筒状に形成した釜軸6にねじ5によって
固着されており、釜軸6はその外周に位置する2つのニ
ードルベアリング9によって、ミシンベッド1に回動自
在に支持されている。7および8は、釜軸6のスラスト
止め用のワッシャである。釜軸6は、その内径が内釜2
の内径と一致しており、その貫通孔内をボビンケース1
5が通過可能になっている。
釜軸6の外周の一部に、歯車6aが形成してあり、この
歯車6aに、下軸10に固定した下軸歯車11が噛み合
っている。従って、下軸10が駆動されると、その駆動
力が釜軸6に伝達され、外釜3が回動する。内釜2は、
それに係合する釜止め4によって回動が禁止されている
ので、外釜3が回動しても動かない。
第2図において、釜機構の左側には下糸の残量検出を行
なうためのソレノイドSL3と、その後部フランジの位
置を検知する近接センサS5が備わっている。なお1図
示しないが、ソレノイドSL3と釜機構との間には、従
来より知られている糸切り機構が備わっている。17は
針18を支持する針棒、19は布押え、20は針板、2
1は糸くずカバーである。
第2図における釜軸6の右側に、仮想線で示すように、
後述する搬送機構が位置決めされる。この搬送機構が、
ボビンケース15を内釜2に装填する。
第6a図および第6b図を参照してボビンケース15を
説明する。ボビンケース15の内部には、ボビン13を
装着するための空間と、その中央部に形成した案内軸1
5bが備わっている。案内軸15bの頭部には、ボビン
13の脱落を防止するためのボビン止めノブ14が備わ
っている。ボビン止めノブ14は、案内軸15bの頭部
にピン22で支持されており、矢印AR5方向に回動可
能イルスプリング23の力によって、その頭部がボビン
止めノブ14のカム面14aを押圧している。
ボビン止めノブ14はそのカム面の形状によって、それ
自体を第6b図に示す実線位置と仮想線位置のいずれか
に位置決めする。
25は、ボビン13が縫製時に空転するのを防止するた
めの空転防止ばねであり、押し棒24の頭部とコイルス
プリング23との間に挟まれて係止されている。第6a
図に示す板状スプリング26は、ねじ27によってボビ
ンケース15に固着されており、糸12のボビン13か
ら引き出された部分をボビンケース15とともに挟んで
、糸12に張力を与える。張力の大きさは、調節ねじ2
8によって調整可能である。
ボビン13は、それぞれフランジを設けた2つの筒状部
材13Aおよび13Bで構成されており、部材13Bの
筒状部13Baは、部材13Aの筒状部の外側にはめ込
んである0部材13Bは、部材13Aの筒状部の頭部と
筒状部に形成した突起13Aaによって移動が規制され
ているが、筒の糸12は、ボビン13のフランジ13C
を伸ばした状態で巻回される。糸12が巻回されると、
筒状部13Baと突起13Aaとの間に糸の一部が挟ま
れ、その糸が筒状部13Baの移動を妨げるので、通常
はボビン13は伸ばされた状態を維持する。しかし、ボ
ビン13に巻回された糸が消費され、糸残量が少なくな
ると、筒状部13Baの移動が可能になる。この実施例
では、所定の時期になると、第2図に示すソレノイドS
L3を付勢してそのプランジャをボビン13に当て、プ
ランジャの移動量を近接センサS5で判定し、ボビン1
3の伸縮状態、すなわち糸残量を検知する。
次に、ミシンベッドlの下方に備わったボビンケース繰
り出し機構210を説明する。この例では、内釜2に装
着するボビンケース15が、3つのボビンケースマガジ
ン291,292および293にそれぞれ多数装填され
、順次自動的に繰り出せるように蓄えられている。各々
のボビンケースマガジンは、第4図および第7図に示さ
れるように、概略で筒形状であり、多数のボビンケース
に軸方向の全体に渡って形成した長溝29c、および筒
状部の頭部に軸方向の全体に渡って形成した開口部29
dを備えている。
各々のボビンケースマガジンの基部29bには、磁性体
でなる板状のマガジン装着金具30および31が圧入か
しめにより固着しである。各々のボビンケースマガジン
は、マガジンベース42上の所定位1it(第4図参照
)に配置される。マガジンベース42には、各々のボビ
ンケースマガジンの、マガジン装着金具30.31とそ
れぞれ対向する位置に、永久磁石44が固着しである。
従って。
各ボビンケースマガジン291t 292および29a
は、磁石の吸引力によってマガジンベース42上の所定
位置に保持される。
各ボビンケースマガジンに固着したマガジン装着金具3
0は、その一端を係合部30aとしてそれぞれ折り曲げ
である。マガジンベース42には。
各々の係合部30aと対向する位置に、押し棒46を配
置しである。押し棒46は、ブツシュ45によって移動
可能に支持されており、また圧縮コイルスプリング47
によってマガジン装着金具30を第8図における左側に
向けて押圧するカを受けている。
各係合部30aを挟んで各押し棒46と対向する位置に
、円柱状のスライドヘッド65が配置しである。スライ
ドヘッド65は、エアシリンダ63のシリンダ軸63a
の先端に固着しである。66がロックナツトである。エ
アシリンダ63を駆動してスライドヘッド65を押し出
すと、スライド、0ツド65がスプリング47のカに対
抗して係合部30aを押す。
各ボビンケースマガジンは、磁力によってマガジンベー
ス42上に係合されているので、力が加わるとマガジン
ベース42上をスライドして移動し、係合部30aがマ
ガジンベース42の端部に当接する位置、すなわち第1
図および第8図に実線で示す位置まで、ボビンケースマ
ガジンを前進させる。スライドヘッド65が元の位置に
戻れば、スプリング47の力によって、前進したボビン
ケースマガジンは元の退避位置に戻る。
マガジンベース42は、ボビンケースマガジンの軸方向
と直交する方向に向けたガイドロッド41によってその
軸方向に移動可能に支持されており。
マガジンベース42に固着されたマガジンベース軸ナツ
ト50に螺合した。ガイドロッド41と平行なねじ棒3
9を回動することによって移動する。
ねじ棒39は一端が軸受38を介して供給装置ベース3
4に支持されており、他端は継手36を介して、ステッ
ピングモータM2の駆動軸と結合されている。37は止
めねじである。
マガジンベース42の端部(第4図における左端)に薄
板が装着してあり、それには各ボビンケースマガジン2
91e 292および293の軸中央部と一致する位置
に、それぞれマガジンベース位置決め穴49t*492
および493が開口しである。供給装置ベース34上に
、2つの透過型光学センサS4およびS6が固着しであ
る。光学センサS4は、マガジンベース位置決め穴49
1,492および493を検出しうる位置に配置してあ
り、光学センサS6は、マガジンベース42がホームポ
ジション(退避位置)に位置する時に前記薄板の一端を
検知する位置に配置しである。
この例では、光学センサS4が各マガジンベース位置決
め穴491*492および493を検出する時に、それ
ぞれボビンケースマガジン291゜292および293
の筒状部中心が後述するボビンケース繰り出し体51の
押圧部51aと一致し、それぞれボビンケースマガジン
291y292および293の係合部30aが前述のス
ライドヘッド65と一致する状態にある。
図示の状態では、光学センサS4がマガジンベース位置
決め穴491を検出し、ボビンケースマガジン291の
筒状部中心がボビンケース繰り出し体の押圧部51aと
一致しているので、ボビンケースマガジン29.が選択
されている。
ボビンケース繰り出し体51は、各ボビンケースマガジ
ンの軸方向に向けて配置したねじ捧58およびガイドロ
ッド59で支持されており、ねじ棒58が回動すると、
その軸方向に移動する。ねじ捧58は、一端がかしめメ
タル57を介して、ブラケット56に回動自在に支持さ
れ、他端が、継手54を介して、ステッピングモータM
1の駆動軸に結合されている。ボビンケース繰り出し体
51の一部は、押圧部51aとして、前記のように、選
択中のボビンケースマガジンの中心軸と一致する位置に
配置されている。
従って、ステッピングモータM1を駆動することにより
、ボビンケース繰り出し体51が移動し。
第1図における右側に移動すれば、選択中のボビンケー
スマガジン内の最後部のボビンケースがその方向に押さ
れ、ボビンケースは軸方向に繰り出すS2が配置しであ
る。
なお、ボビンケース繰り出し体の押圧部51aの中央部
には、それとボビンケースマガジン内の最後部のボビン
ケースとの距離を検知するための距離センサS3が、検
知面をボビンケース側に向けて装着しである。
次に、ボビンケース繰り出し機構210内のボビンケー
スを搬送して内釜2に装填するボビンケース搬送機構2
20を説明する。搬送ボックス68の一端に、1つのボ
ビンケースをその内部に把持する把持筒69が固着され
ている。搬送ボックス68の把持筒69の中心軸と一致
する部分には貫通孔が設けてあり、その中に押出し捧7
0が備わっている。押出し棒70の頭部に、把持筒69
の内径よりも少し小さい円形の、座金72および弾性体
71が固着されている。
押出し棒70の少し下方に、一端が搬送ボックス68に
固着されたガイドピン76が備わっている。
検知板75は、「<」の字形状であり、その中央の内空
間に配置しである。検知板75の他方の腕と対向する位
置に、近接センサS1が配置されている(第4図参照)
。近接センサS1は、搬送ボックス68に固着しである
近接センサS1は、この実施例では把持筒69にボビン
ケース15が把持されたかどうか、および押出し41J
70が所定の基準位置にあるかどうかを検知する。すな
わち、第1図において押出し捧70を右側に動かしてい
くと、座金72が検知板75を右方に押し、近接センサ
S1の検知状態が変化する。この基準位置に押出し捧7
0を位置決めすると近接センサS1が常時検出状態にな
るので、その位置から押出し捧70を少し戻し、近接セ
ンサS1が非検出状態になる位置をホームポジションに
する。その状態で、ボビンケース15が把持筒69に挿
入されると、ボビンケース15が弾性体71および座金
72を介して検知板75を押し、それによって近接セン
サS1の状態が変化し、把持筒69がボビンケースを把
持したことが検知される。
は、ノズル79が形成されている。ノズル79は、把持
筒69の内空間に開口部を向け、軸方向に対して少し傾
けて配置しである。
押出し棒70には歯が形成してあり、それに歯車73が
噛み合っている。歯車73は、ステッピングモータM3
の駆動軸に結合されている。搬送ボックス68は、その
下方に設けたエアシリンダ80のシリンダ軸80aと、
ガイドロッド82によって、供給装置ベース34に対し
て上下移動可能に支持さ九ている。83はガイドロッド
82の軸受である。
第11図に、ミシンおよび下糸自動供給装置の電気回路
の概略を示す。なお、ミシン本体300は従来より知ら
れている工業用ミシンと同様の構成である。装置の動作
は、マイクロコンピュータCPUによって制御される。
マイクロコンピュータCPUは、この例では、マイクロ
プロセッサMPU、読み出し専用メモリROM、読み書
きメモリRAM、アドレスデコーダ、タイミングコント
ローラ、I10ポート等々によって構成されている。
近接センサSl、S2.S5および透過型光学センサS
4.S6は、その出力端子がそれぞれ直接I10ボート
に接続され、距離センサS3の出力端子はアナログ比較
器CMPの一端に接続され、CMPの出力端子がI10
ボートに接続されている。アナログ比較器CMPの他の
入力端子には、所定の比較電圧Vrefが印加される。
I10ポートに接続したスイッチSWIは、動作モード
を指示するためのモードスイッチである。
すなわち、この例では3つのボビンケースマガジン29
t+292および293が一度に装填してそれらのいず
れかを選択できるので、これらに同一色の糸を装着する
か、それぞれ異なる色の糸を装着するかによって、2つ
の動作モードが選択できるようになっている。
具体的には、スイッチSWIがオフであれば糸色の指定
がない第1の動作モードに判定し、各々のボビンケース
マガジンが空になると次のボビンケースマガジンを選択
し、全てのボビンケースマガジンにボビンケースがなく
なるまで、自動的に順次ボビンケースを補給する。スイ
ッチSW2がオンなら、糸色指定のある第2の動作モー
ドに判定し、縫い情報に含まれる糸色情報に応じてボビ
ンケースマガジンを自動選択し、下糸の糸色を自動的に
変更する。
ステッピングモータM1は、各相の一端にそれぞれドラ
イバDv1の各出力端子が接続され、各相の他端は共通
に接続され、ドライバDV5の出力端子に接続されてい
る。ドライバDV5には所定の直流電圧VDが印加され
ている。同様に、ステッピングモータM2にはドライバ
DV2およびDV6が接続され、ステッピングモータM
3にはドライバDV3およびDV7が接続されている。
各ドライバDVI、DV2およびDV3は、それぞれ制
御入力端子に印加される信号レベルに応じて、出力端子
をオンレベル(接地)又はオフレベルにする。ドライバ
DV5.DV6およびDV7は、制御入力端子に印加さ
れる信号レベルに応じて、出力端子への直流電圧VDの
印加をオン/オフ制御する。
ドライバDVI、DV2およびDV3の入力端子は、互
いに接続され、モータコントローラMCUの出力端子に
共通に接続されている。モータコントローラMCUは、
励磁信号発生器であって、この例では、その入力端子に
印加される駆動方向制御信号cw/ccwとクロックパ
ルスCLKに応じて、4相のパルス信号を生成する。駆
動方向制御信号J< CWレベルなら正転用のパルス信
号が出力され。
−曳(g CCWレベルがら逆転用のパルス信号が出力される。パ
ルス信号の周期、すなわち各ステッピングモータの駆動
速度は、クロックパルスCLKの周期によって定まる。
モータコントローラMCUのクロックパルス入力端子に
は、マルチプレクサMPXの出力端子が接続されている
。マルチプレクサMPXの3つの信号入力端子は、1つ
は発振器OSCの出力端子に接続され、もう1つは入力
端子が発振器O8Cの出力端子に接続された分周器DV
Dの出力端子に接続され、残りの1つは接地されている
。マルチプレクサMPXの2つの制御端子はマイクロコ
ンピュータのI10ポートに接続されている。従って、
この制御端子の状態を制御することにより、マイクロコ
ンピュータCPUは各ステッピングモータの駆動速度を
制御できる。
各ドライバDV5.DV6およびDV7の制御端子は、
それぞれマイクロコンピュータCPUのI10ポートに
接続されている。
’1lLt、SL2.SL3およびSL4はソレノイド
である。ソレノイドSLIはエアシリンダ80を制御す
る電磁弁の制御ソレノイドであり、ソレノイドSL2は
エアシリンダ63を制御する電磁弁の制御ソレノイドで
あり、SL4はエア用配管78に接続される高圧空気源
からのエア吹出しをオン/オフ制御する電磁弁の制御ソ
レノイドである。
各ソレノイドSLI、SL2.SL3およびSL4は、
ドライバDV4の各出力端子に接続されている。ドライ
バDV4の各入力端子は、それぞれマイクロコンピュー
タCPUのI10ポートに接続されている。
第12a図、第12b図、第12c図および第12d図
に、マイクロコンピュータCPUの概略動作を示す、な
お、第12a図に示すのがメインルーチンであり、他は
各サブルーチンを示す、各図面を参照してCPUの動作
を説明する。
電源がオンすると、まず初期設定を行なう、この初期設
定では、まずマイクロコンピュータCPUシア、モード
設定等を行ない、次いで各機構部の設定を行なう。初期
状態では、エア吹出しは禁止し、ミシンは停止状態に設
定し、ボビンケースマガジンは退避位置に設定(エアシ
リンダ63のプランジャを戻す)し、マガジンベース4
2はホームポジションに設定し、押出し棒70はホーム
ポジション(Stがオンしなくなってから70を少し前
進させた位りに設定し、搬送ボックス68は下限位!!
(把持筒69がマガジンと一致する位iW)に設定し、
ボビンケース繰り出し体51はホームポジション(S2
がオンする位置)に設定する。
次いでモードスイッチSWIの状態を判定する。
オンならフラグF1に”1パをセットし、オフならFl
に0”をセットする。
次にモータM2を正転駆動にセットして、光学センサS
4が始めてオンするまで、マガジンベース42を移動す
る。マガジンベース42はホームポジションからスター
トするので、これによって。
ボビンケースマガジン291が、ボビンケース繰1に1
をセットする・ 以上の処理が終了したら、運転開始の指示があるまで待
つ。指示があったら、フラグFlの状態を判別し、それ
が”l″(糸色指定有)なら「マガジン交換処理」を実
行してから「下糸補給処理」に進み、フラグF1がt+
Q#t(糸色指定無し)なら直ちに「下糸補給処理」に
進む。概略でいうと、この「マガジン交換処理」では指
定される糸色に応じて、ボビンケース繰り出し位置に位
置決めされるボビンケースマガジンを選択し位置決めす
る。
「下糸補給処理」では、概略でいうと、選択されたボビ
ンケースマガジンから1つのボビンケースを繰り出し、
それを搬送機構220を介して内釜2に装填する作業を
行なう、つまり、初期状態では内釜2にボビンケースが
装着されていないものと判定し、特別な指示がなくても
ボビンケースの補給動作を行なう。
運転信号の有無をチェックし、指示があればそれに応じ
てミシンを運転する。ミシンの運転は、所定の縫製動作
が終了するまで継続して行なう。所あされた下糸を切る
)を行なって1次に下糸残量検知動作を行なう。
下糸残量検知動作は、ソレノイドSL3を付勢してそれ
のプランジャを内釜内のボビンケースの内部のボビン1
3のフランジに当てることにより行なう、ボビン13は
、前述したように、それに巻回される糸の残量に応じて
、それが十分ある場合にはボビンは軸方向に引き伸ばさ
れた状態を維持するが、売残量が少なくなると、ボビン
は軸方向に縮むことが可能になる。従って、売残量が少
ない場合には、ソレノイドSL3のプランジャがボビン
13のフランジに当たると、それによってボビン13が
軸方向に縮む。つまり、売残量に応じてソレノイドSL
3を付勢するときのプランジャのストロークが変化する
。近接センサS5は、ソレノイドSL3のプランジャと
結合された後部フランジを検知し、糸残量が十分ならフ
ランジが85に近づかないので85はオフのままである
が。
糸残量が少なくなると、フランジが85に接近し。
その時に85がオンする。従って、ソレノイドS糸残量
が少ないと、「下糸補給処理」を実行する。
また、糸残量が十分であっても、フラグF1の状態が$
1111、すなわち糸色指定のあるモードであると、縫
製プログラムからの糸交換指示の有無をチェックし、そ
の指示がある場合には、「マガジン交換処理」を行なっ
てから、「下糸補給処理」を実行する。そして、運転信
号チェックの処理に戻り上記動作を繰り返し行なう。
第12b図を参照して、「マガジン交換処理」を説明す
る。この処理では、まずフラグF1の状態をチェックし
、その結果に応じた処理を行なう。
まず、フラグF1が−1・・の場合、つまり糸色指定有
の場合を説明する。なお、糸色指定有の場合には、予め
各ボビンケースマガジン291,292および293に
、それらが配置される位置に応じて予め定めた色の糸を
巻回したボビンを装着したボビンケースを装填しておく
必要がある。
糸色指定情報を入力し、その糸色に応じたマガジンの値
をレジスタR2にロードする。レジスタR1とR2の内
容を比較し、それが一致する場合には何もしないでメイ
ンルーチンに戻る。R1<R(信号GW/CCVをセッ
ト)する。
駆動を開始する前には、光学センサS4は、マガジンベ
ース42上め穴49. 、492および493のいずれ
かを検知し、オン状態であるが、駆動を開始するとオフ
状態になる。従って、次に光学センサS4がオンする時
は、前に選択していたボビンケースマガジンの隣りに位
置するボビンケースマガジンが選択位置に達している。
光学センサS4がオンしたら、そのオン回数をレジスタ
Nにセット(計数)し、Nの内容をレジスタR1とR2
との差と比較する。それらが一致しなければ更にモータ
M2に駆動を継続し、一致したらモータM2を停止し、
レジスタR2の内容をレジスタR1にセットして、メイ
ンルーチンに戻る。
フラグF1が”0″の場合、すなわち糸色指定がない場
合を説明する。モータM2を正転駆動にセットし、光学
センサS4がオンするのを待つ、光学センサS4がオン
したら、モータM2を停止し、レジスタR1の内容を+
1して、メインルーチンに戻る。
第12c図を参照して、「下糸補給処理」を説リング軸
63aを繰り出す。これによって、シリンダ軸63aに
結合されたスライドヘッド65が。
第1図における右方に動き、選択されたボビンケースマ
ガジン291に固着されたマガジン装着金具の係合部3
0aを押圧する。従って、そのボビンケースマガジンは
、マガジンベース42上を摺動し、ボビンケース搬送装
置220に近接する搬送位置に位置決めされる。
次に、ステッピングモータM1を正転駆動にセットする
。モータM1が正転すると、その駆動軸に結合されたね
じ捧58が回動し、それに螺合されたボビンケース繰り
出し体51が、第1図における右側に向かって移動する
。マイクロコンピュータCPUは、モータM1を正転駆
動にセットした後、距離信号、すなわち距離センサS3
に接続されたアナログ比較器CMPの出力信号の状態を
監視する。
距離が所定以上なら、速度信号を高速にセットする。つ
まり、マルチプレクサMPXを制御して、パルスの数の
計数を開始する。つまり、そのクロックパルスの数を計
数することにより、駆動を開始してからボビンケース繰
り出し体51が移動したステップ値、すなわち距離が分
かる。
距離センサS3が所定の近距離でないことを検知してい
る間、その駆動ステップ数をチェックする。
N1は、ボビンケースマガジン29.の第1図における
最右端のボビンケース位置の、ボビンケース後端(第1
図の左端)の位置より、前記近距離に対応する距離だけ
手前の位置にボビンケース繰り出し体51が達した、と
判定しうる駆動ステップに対応する値である。
通常は、ボビンケースマガジンが空でないので。
駆動ステップ数がN1に達する前に、距離センサS3が
近距離を検出する。Slが近距離を検出したら、速度信
号を低速にセットする。すなわち。
マルチプレクサMPXを制御して、分周器DVDの出力
端子に得られる比較的周期の長いパルス信号を、クロッ
クパルスとして、モータコントローする。この場雷、最
初は点掻でノブ51力1万7でめるが、ボビンケースマ
ガジン291内の第1図における最右端に位置するボビ
ンケースが押し出されて、それが把持筒69に入り、そ
れが弾性体71および座金72を介して検知板75を押
圧すると、近接センサS1が検知板75を検知してオン
する。
近接センサSlがオンしたら、把持W69がボビンケー
ス15を完全に把持したと判断し、ステッピングモータ
M1を停止する。次に、速度信号を再び高速にセットし
、ステッピングモータM1を逆転駆動にセットする。従
ってボビンケース繰り出し体51はホームポジションに
向かって復帰駆動される。またソレノイドSL2をオフ
し、エアシリンダ63のプランジャ63aを戻す、従っ
てボビンケースマガジン291に固着されたマガジの先
端(第1図の右端)は、ボビンケース搬送機構220か
ら離れる。
ボビンケースマガジン291がボビンケース搬送@楕2
20から離れたら、エアシリンダ80を制御する電磁弁
のソレノイドSL1をオンにセットし、シリンダ80a
を上方に押し出す。これによって、搬送ボックス681
把持筒69等は上方に持ち上げられる。この例では、そ
の上限位置で、ちょうど把持筒69が釜軸6と一致する
ように位置決めされる。この後、近接センサS2がボビ
ンケース繰り出し体51を検出したら、すなわち51が
ホームポジションに達したら、ステッピングモータM1
を停止する。
次に、ノズル79からの空気吹出しを制御する電磁弁の
ソレノイドSL4をオンし、ノズル79からの空気吹出
しを開始する。
第5図に示されているように、各ボビンケース15は、
その前面から糸の一端が引き出された状態にあるが、そ
の糸が周囲の機構に挟まることがある。しかし、この実
施例では把持筒内から空気を吹き出すので、その空気が
ボビンケース15の周面を通って流れ、従ってボビンケ
ースから引き出された糸端部は、空気の流れの方向に流
され、その周囲の機構に接触しないので、それが機構部
に挟まることはない。また、釜機構では釜が高速回転す
るため、糸くずの発生が避けられないが、ノズル79か
ら吹き出される空気流によって、釜機構の各部に付着し
た糸くず等は、先端の方に飛ばされ1、従って釜*iは
自動的にクリーニングされる。
続いて、ステッピングモータM3を正転駆動にセットし
て押出し棒70を第1図および第2図におけN3に達す
るのを待つ。この所定値N3は、押出゛し棒70の先端
に位置するボビンケース15が内釜2に完全に装填され
るまでに、押出し棒70が駆動される、ホームポジショ
ンからの距離(ステップ数)に対応する。
押出し捧70を駆動すると、把持筒69内に把持されて
いたボビンケースは、把持筒69がら押し出され、第2
図に仮想線で示されるように、釜軸6の内部に押し込ま
れ、更に進んで、内釜2内部の所定位置にセットされる
。ボビンケースが内釜2に装着されたら、ステッピング
モータM3を停止状態にセットし、続いてそれを逆転駆
動にセットする。
そして近接センサS1の状態をチェックする。近接セン
サS1は1把持筒69がボビンケース15を把持すると
オンするが、押出し棒70が駆動されてそれがボビンケ
ースを把持筒69から押出すと、再びオフ状態になる。
そして、押出し棒70が把持筒69内に入り、更に戻る
と、それに結合された座金72が、検知板75を押し、
それによって否び近接センサS1がオンする。
近接センサS1がオンしたら、ステッピングモータ・′
妨3を停止し、続いてソレノイドSL4をオフしてノズ
ル79からの空気吹出しを停止する1次に、ソレノイド
SLIをオフし、エアシリンダ80のシリンダ軸80a
を後退させて、搬送ボックス68を下限位置まで降下す
る。
最後に、距離センサSlの状態を監視しながらステッピ
ングモータM3を正転駆動し、Slがオフしたらモータ
M3を停止する。これで、次回のボビンケース供給動作
が可能になる。
ボビンケースマガジン291内のボビンケース繰り出し
のためにボビンケース繰り出し体51を駆動する場合、
通常は上記のように動作するが、ボビンケースマガジン
が空のことがある、その場合、速度信号を高速にセット
した後、ステッピングモータM1の駆動ステップ数がN
1を越える。
それが検知されると、ステッピングモータM1を直ちに
逆転駆動にセットし、ボビンケース繰り出し体51を復
帰方向に駆動して、それをホームポジションまで戻す。
ボビンケース繰り出し体51がホームポジションに達し
たら、ステッピングモータM1を停止し、ソレノイドS
L2をオフにセットする。
ここでフラグF1の状態をチェックする。フラグP1が
”′0”、すなわち糸色摺定無しなら、「マガジン交換
処理Jを実行して、他のボビンケースマガジンを選択す
る。但し、レジスタR1の内容が3なら、全てのボビン
ケースマガジンが空であるので、「マガジン空処理」を
実行する。フラグF1がu l rr、すなわち糸色指
定有なら、レジスタR1の状態に力)かわらず、「マガ
ジン空処理」を実行する。
一ス42は、ボビンケースマガジンを着脱し易い所定の
ホームポジションに位置決めされる。そしてマガジンが
空であることを表示し、補給作業が完了するのを待つ。
補給作業が完了したら、マガジン空表示をクリアし、ス
テッピングモータM2を正転駆動にセットし、ボビンケ
ースマガジン291が選択された状態にマガジンベース
42を位置決めし、レジスタR1に1をセットしてメイ
ンルーチンにリターンする。
第13a図および第13b図に、ボビンケースの変形例
を示す、このボビンケース90においては、その円周方
向の動きを止めるために、2つのrLJ字状金具の各−
辺91a、92aが、その外周面に配置しである。これ
らの金具91および92は、他の一辺がそれぞれ径方向
に摺動自在にボビンケース90に支持され、その慴動範
囲は突起(9l b)等によって規制されている。また
、金具91および92の一端は、中央部がボビンケース
90に固定された圧縮コイルスプリング93の両端に結
合されている。
従゛って、金具91および92は、常時スプリング93
によってボビンケース90の外側に向かう力を受け、通
常は各−辺91a、92aがボビンケース90の外周に
突出している。しかし、各金具91.92は、ボビンケ
ース90の中心方向に向かう力を外部から受けると、ボ
ビンケース90の外周よりも内側の位置に退避する。
なお、この変形例のボビンケース90を使用する場合に
は、金具91および92の形状および位置に応じて、そ
れを装着する内釜2等の内周壁に形成する溝(例えば2
9c)の形状および位置を変更する必要がある。
なお、上記実施例においては1例えばボビンケース繰り
出し機構210のボビンケース繰り出し体51等をねじ
捧(58)を用いた機構で駆動しているが、例えばタイ
ミングベルトを用いて駆動力を伝達する構成にしてもよ
い。
なお、上記実施例においては、ボビンケース繰り出し機
構210と釜機構との間に、ボビンケース搬送機構22
0を介在しであるが、ボビンケースマガジンの軸と釜機
構の軸とが一致するようにボビンケース繰り出し機構2
10を構成すれば、ボビンケース搬送機構220は省略
しろる。しかし、ボビンケース搬送機構220を設けた
方が、ではボビンケースマガジンに磁性体の金具30゜
31を設けてマガジンベース42に永久磁石44を設け
たが、これらの関係を逆にしてもよいし。
両者に永久磁石を配置してもよい。
また、実施例ではマガジンベース42上に、水平に3つ
のボビンケースマガジンを配列したが、これらを垂直方
向に配列する構成にしてもよい。更に、実施例では糸色
指定の有無を指示するモードスイッチSW1を設けたが
、例えば縫製プログラムからの糸色指定の有無に、応じ
て自動的に動作モードを設定する構成にすれば、スイッ
チSWIは省略しうる。
[発明の効果] 以上のとおり本発明によれば、所定の指示があると自動
的にボビンケースマガジンを所定の搬送位置に位置決め
して、その内部に装填したボビンケースを1つずづ繰り
出すことができるので1本発明の装置を用いて自動的に
ボビンケースの交換を行なうことができる。また、複数
のボビンケースマガジンを自動選択することにより、糸
色の自動変更が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は下糸自動供給機構200を示す縦断面図、第2
図は下軸系縫い機構100を示す拡大縦断面図、第3図
は第1図の左側から見た縦断面図、第4図は下糸自動供
給機構200を示す縮小平面図、第5図は第3図の部分
拡大図、第6a図はボビンケース15の正面図、第6b
図はボビンケース15の一部切欠右側面図、第7図はボ
ビンケースを装填したボビンケースマガジンの縦断面図
。 第8図はボビンケース繰り出し機構210の拡大縦断面
図、第9図はボビンケース搬送機構220の左側面図(
第1図のIX−IX線)、第10図は第1図のX−X線
断面図である。 第11図はミシンの電気回路を示すブロック図、第12
a図は第11図に示すマイクロコンピュータCPUの概
略動作を示すフローチャート、第12b図、第12c図
および第12d図はCPUの各サブルーチンの動作を示
すフローチャートである。 第13a図および第13b図は、ボビンケースの変形例
を示す、正面図および一部切欠右側面図である。 1:ミシンベッド   2:内釜 2a:内釜の溝    2b=内釜の突起3:外釜  
     4:釜止め 5:ねじ       6:釜軸 6a:歯車      7,8:ワッシャ9:ニードル
ベアリング 10:下軸      11:下軸歯車15:ボビンケ
ース  16:突起 17:針棒      18二針 19:布押え     20:針板 21:糸くずカバー  22:ピン 23:コイルスプリング 24:押し捧     25:空転防止ばね26:板状
スプリング 27:ねじ 28:調節ねじ 291.292.293 :ボビンケースマガジン(ボ
ビンケース保持手段) 29a:筒状部、29b:基部、29c:長溝。 29d:開口部 30.31:マガジン装着金具 38:軸受      39:ねじ棒 40:止めねじ    41ニガイドロッド42:マガ
ジンベース(ベース部材) 42a:検出板 43:マガジン位置決め溝 44:永久磁石    45:プッシュ46:押し捧 47:コイルスプリング 491 、49□、49a:マガジンベース位置決め穴
50:マガジンベース軸ナツト 51:ボビンケース繰り出し体(繰り出し手段)52ニ
ブラケツト   54継手 55:止めねじ    56:ブラケツト57:かしめ
メタル  58:ねじ捧 59ニガイドロッド  60:ナット 63:エアシリンダ(第2の駆動手段)63aニジリン
ダ軸 65ニスライドヘツド 66:ロツクナツト68:搬送
ボックス  69:把持筒 70:押出し捧    71:弾性体 72:座金      73:歯車 75:検知板     76:ガイドピン77:コイル
スプリング 78:エア用配管   79:ノズル 80:エアシリンダ  80aニジリンダ軸82ニガイ
ドロツド  83:軸受 84:ボビンケース受け 85:ボビンケース回収箱 100:下軸系縫い機構 200:下糸自動供給機構 210:ボビンケース繰り出し機構 220:ボビンケース搬送機構 ARI〜AR6:矢印 M1ニスチッピングモータ(第1の駆動手段)M2ニス
チッピングモータ(第3の駆動手段)M3ニスチッピン
グモータ SLI、SL2.SL3.SL4 : /し/イド31
、S2.S5:近接センサ S3:距離センサ S4.S6:透過型光学センサ SWI:モードスイッチ Cr’U :マイクロコンピュータ(電子制御手段)C
MP:アナログ比較器 特許出願人 工業技術院長 等々カ 達’jF!511
1 塔6a閃       粛6b図 第7図 山1.」 東9図 東〕0図 篇12b図 〈7がジAず牡湛理〉 東12d図 ¥513a図 ql 東13b図 92 92a

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)複数のボビンケースを配置する空間が内部に形成
    され軸方向の少なくとも一端に開口部が形成されたボビ
    ンケース保持手段; 複数のボビンケース保持手段を支持し、ボ ビンケース保持手段の軸方向と直交する方向に移動可能
    な、ベース部材; 各々のボビンケース保持手段を、ベース部 材に対して着脱自在におよびスライド自在に、前記ベー
    ス部材とそれぞれ係合する、マガジン係合手段; ボビンケース保持手段内のボビンケースを、その配列方
    向に押圧駆動する繰り出し手段;繰り出し手段を駆動す
    る第1の駆動手段; ボビンケース保持手段をその軸方向に駆動 する、第2の駆動手段; 前記ベース部材を駆動する第3の駆動手段;および 第1の駆動手段、第2の駆動手段および第 3の駆動手段を制御し、所定の指示があると、ベース部
    材を所定の位置に位置決めしていずれか1つのボビンケ
    ース保持手段を選択し、選択したボビンケース保持手段
    を所定の繰り出し位置に位置決めし、選択したボビンケ
    ース保持手段の一端からその内部の1つのボビンケース
    を押し出して内釜に装着されるボビンケースの交換を行
    なう、電子制御手段; を備えるボビンケース繰り出し装置。
  2. (2)電子制御手段は、糸色更新指示があると、ベース
    部材を指定色に応じた位置に位置決めしてボビンケース
    の交換を行なう、前記特許請求の範囲第(1)項記載の
    ミシンのボビンケース繰り出し装置。
  3. (3)電子制御手段は、選択したボビンケース保持手段
    にボビンケースがなくなると、他のボビンケースを自動
    的に選択する、前記特許請求の範囲第(1)項記載のミ
    シンのボビンケース繰り出し装置。
  4. (4)マガジン係合手段は、ボビンケース保持手段とベ
    ース部材の、一方に固着された永久磁石と、他方に備わ
    った磁性部材でなる、前記特許請求の範囲第(1)項記
    載のボビンケース繰り出し装置。
  5. (5)第1の駆動手段は電気モータであり、繰り出し手
    段は、該電気モータの駆動軸に結合されボビンケース保
    持手段の軸方向に配置されたねじ棒とそれに螺合する押
    圧部材でなる、前記特許請求の範囲第(1)項、第(2
    )項、第(3)項又は第(4)項記載のボビンケース繰
    り出し装置。
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