JPS6117230A - 光ピツクアツプ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、信号を光学的に読み取ったり或いは書き込ん
だりするための光ピックアップに関するものである。、 従来の技術 光ピックアップは、光ディスク等の記録媒体に対して非
接触で使用されるために、フォーカス調節及びトラッキ
ング調節が必要である。この為に、光ピックアップでは
、少なくとも対物レンズとこの対物レンズを保持してい
る鏡筒とが可動部となっている。

そして、上記の調節を行う機構の１つとして、フォーカ
ス方向とは垂直な方向へ広がる様に配されている互いに
平行な１＆ｌｌの板ばねによって可動部を支持し、これ
らの板ばねを弾性変形させてフォーカス調節を行うと共
に、光学系全体を支持しているスイング・アームを回転
させてトラッキング調節を行う様にした機構が従来から
知られている。

また、別の機構として、フォーカス方向とは垂直な方向
へ広がる様に配されている１対の同心環状の支持ばねに
よって可動部を支持すると共に、トラッキング方向とは
垂直な方向へ広がる様に配されている互いに平行な１組
の板ばねによって上記１対の支持ばねを支持し、これら
の支持ばねと板ばねとを弾性変形させて夫々フォーカス
調節とトラッキング調節とを行う様にした機構も従来か
ら知られている。

発明が解決しようとする問題点 しかし、スイング・アームの回転によって光学系全体を
駆動させると、駆動させるべき部分の質量が大きいため
に、優れた応答特性を得ることができない。

また、同心環状の支持ばねを弾性変形させると、可動部
が直線運動の他に回転運動をも行うので、駆動機構がこ
の回転運動による制約を受けて十分な駆動を行うことが
できない。回転運動による制約を受けない様にボイスコ
イルの様な円筒状の駆動系にすると、今度は慣性モーメ
ントが太きくなって、やはり優れた応答性を得ることが
できない。

従って、以上の様な従来の光ピックアップでは、信号の
読取や書込を正確に行うことができない。

問題点を解決するための手段 本発明による光ピツクアンプは、可動部を支持している
互いに平行な第１組の板ばねと、この第１組の板ばねと
は直角に配されてこの第１組の板ばねを支持している互
いに平行な第２組の板ばねとを有している。

作用 本発明による光ピンクアンプは、駆動させるべき部分の
質量が小さく、しかも可動部は直線運動を行うのみで回
転運動を行うことはない。

実施例 以下、本発明の第１〜第３実施例を第１図〜第６図を参
照しながら説明する。

第１図〜第３図は、本発明の第１実施例を示している。

この第１実施例では、対物レンズ１を保持している鏡筒
２が１組の平行な板ばね３ａ、３ｂの一端部によって支
持されており、これらの板ばね３ａ、３ｂの他端部が中
継板４に取り付けられている。

中継板４の板ばね３ａ、３ｂが取り付けられている面と
反対側の面には、別の１組の平行な板ばｔ１５ａ、５ｂ
の一端部が取り付けられており、これらの板ばね５ａ、
５ｂの他端部は固定板６を介して台座７に固定されてい
る。

板ばね３ａ、３ｂ、５ａ’、５ｂは、何れも燐青銅や合
成樹脂等から成っている。そして、板ばね３ａ、３ｂは
、光ディスク８に平行な方向、つまりフォーカス方向と
は垂直な方向へ広がる様に配されており、板ばね５ａ、
５ｂは、光ディスク８の接線方向、つまりトラッキング
方向とは垂直な方向へ広がる様に配されている。

従って、第２図に示す様に、鏡筒２に対して矢印Ｆ方向
へ力を加えると、板ばね３ａ、３ｂが弾性変形して、可
動部である対物レンズエ及び鏡筒２がフォーカス方向へ
駆動される。また、第３図に示す様に、中継板４に対し
て矢印Ｔ方向へカを加えると、板ばね５ａ、５ｂが弾性
変形して、対物レンズ１、鏡筒２、板ばね３ａ、３ｂ及
び中継板４がトラッキング方向へ駆動される。

ところで、正方形や長方形が外力によって平行四辺形に
なっても、その対辺同士は平行なままである。そして、
第２図に示す様に、鏡筒２、中継板４及び板ばね３ａ、
３ｂの断面は、板ばね３ａ。

３ｂの弾性変形によって、略平行四辺形を成している。

また、第３図に示す様に、中継板４、固定板６及び板ば
ね５’ａ、５ｂの断面は、板ばね５ａ。

５ｂの弾性変形によって、略平行四辺形を成している。

従って、対物レンズ１や鏡筒２がフォーカス方向及びト
ラッキング方向の何れの方向へ駆動されても、対物レン
ズ１や鏡筒２は直線運動を行うのみで、これらが傾斜し
たり回転したりすることはない。

第４図は、板ばね３ａ、３ｂ＠弾性変形させそフォーカ
ス調節を行った場合の、対物レンズ１及び鏡筒２のフォ
ーカス方向における変位り、とトラッキング方向におけ
る変位り、との周波数特性を示している。この第４図か
ら明らかな様に、トラッキング方向のクロストークは、
共振周波数の近傍を除いて検出感度以下のレベルであり
、非常に少ない。

これは、弾性変形の方向が限定されている平行な板ばね
３ａ、３ｂと５ａ、５ｂとが互いに直角な方向へ配され
ており、フォーカス方向とトラッキング方向とで相互干
渉が生じにくいためである。

第４図はフォーカス調節についての結果を示しているが
、トラッキング調節についても同様の結果を得ることが
できる。

以上の様な第１実施例では、鏡筒２に対する板ばね３ａ
、３ｂの取付は部と中継板４とが、対物レベル１及び鏡
筒２の別個の可動支点となっている。従って、フォーカ
ス調節及びトラッキング調節を行う駆動機構を別個の磁
気回路によって構成することができる。

この結果、これらの磁気回路間の相互干渉が少なく、し
かも各磁気回路の空間的制約が緩和されるので、フォー
カス調節及びトラッキング調節の何れの駆動機構をも強
力な磁気回路で構成することができ、耐シヨツク性能等
が著しく向上する。

また、上記の第１実施例では、板ばね３ａ、３ｂと５ａ
、５ｂとが１方向にのみ延びているだけである。この為
に、光ピツクアンプを扁平にすることができるので、光
ディスクを更に小さくすることが可能であり、光デイス
クプレーヤ等をも更に小型にすることができる。

第５図は、本発明の第２実施例を示している。

この第２実施例は、トラッキング調節用の板ばね５ａ、
５ｂが鏡筒２に取り付けられており、フォーカス調節用
の板ばね３ａ、３ｂが中継板４を介ｌ板ばね５ａ、５ｂ
を支持、−、Ｃいう。よを除。：て、第１図に示した第
１実施例と実質的に同様の構成であってよい。そして、
この第２実施例でも、第１実施例と同様の効果を得るこ
とができる。

第６図は、本発明の第３実施例を示している。

この第３実施例は、フォーカス調節用の板ばね３ａ、３
ｂとトラッキング調節用の板ばね５ａ、５ｂとが中継板
４の同一面に取り付けられていることを除いて、第１図
及び第５図に示した第１及び第２実施例と実質的に同様
の構成であってよい。

この第３実施例は、第１及び第２実施例に比べても更に
コンパクトに構成されている。

なお、互いに平行な板ばね３ａ、３ｂ及び５ａ。

５ｂは、夫々３枚以上であってもよい。

゛発明の効果 上述の如く、本発明による光ピックアップでは、可動部
と１組の板ばねさえ駆動させれば可動部を互いに直角な
方向へ駆動させることができるので駆動させるべき部分
の質量が小さく、しかも２組の板ばねが何れも平行であ
るので可動部は直線運動を行うのみで回転運動を行うこ
とはない。従って、優れた応答特性を得ることができて
、信号の読取や書込を正確に行うことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図な本発明の第１実施例を示す概略的な斜視図、第
２図は第１実施例のフォーカス方向の動きを示す概略的
な側面図、第３図は第１実施例のトラッキング方向の動
きを示す概略的な平面図、第４図は第１実施例において
フォーカス調節を行った場合の変位の周波数特性を示す
グラフ、第５図は本発明の第２実施例を示す概略的な斜
視図、第６図は本発明の第３実施例を示す概略的な斜視
図である。 なお図面に用いられた符号において、 ニー・−−−−一・−−一−−−・一対物レンズ２−−
−−−・−一−−−−−・−−一−−鏡筒３ａ、３ｂ　
−−−−−−−−−−一板ばね５ａ、５ｂ　−−−−−
−−−−一板ばねである。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、可動部を支持している互いに平行な第１組の板ばね
   と、この第１組の板ばねとは直角に配されてこの第１組
   の板ばねを支持している互いに平行な第２組の板ばねと
   を夫々具備する光ピックアツプ。 ２、前記第１組及び第２組の板ばねの一方がフォーカス
   方向とは垂直な方向へ広がる様に配されており、他方が
   トラッキング方向とは垂直な方向へ広がる様に配されて
   いる特許請求の範囲第１項に記載の光ピックアップ。 ３、前記可動部を前記第１組の板ばねの広がる方向とは
   垂直な方向へ駆動させる第１の駆動機構と、前記可動部
   及び前記第１組の板ばねを前記第２組の板ばねの広がる
   方向とは垂直な方向へ駆動させる第２の駆動機構とを有
   する特許請求の範囲第２項に記載の光ピックアップ。