JPS61171942A - チエ−ン伝動装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はローラチェーン又はブシュドチェーン（以下チ
ェーンという）伝動装置に関するもので、その目的はチ
ェーンの弦運動を小さくし、チェーンの摩耗伸びを小さ
くし、さらにチェーンの騒音を減じようとするものであ
る。

（従来の技術） チェーンはスプロケットと噛み合う時、本質的に第１１
！ｌの如く多角影となるので、頂角の位置に対応してチ
ェーンはΔｄだけ上下に振動するいわゆる弦運動を行っ
ている。

これがチェーンの撮動の原因であり、そのために騒音を
発生する等の悪影響をチェーンに及ぼしている。一方チ
ェーンの摩耗伸びは、チェーンの屈曲度が大きくなるほ
ど大となり好ましくない。

従って弦運動及び摩耗伸びを減少させるため、できるだ
けスプロケットの歯数な増加させることが望ましいが、
スプロケット歯数を大きくすると駆動軸と従動軸の変速
比を大きくとれないという致命的な欠陥を生じる。

（本発明が解決しよ、うとする問題点）本発明は上記の
欠点を緩和するためになされたものて、駆動又は従動ス
プロケット（以下、伝動スプロケットという）の歯数を
変えること°なく、大きな歯数のスプロケットを使用し
たのと同じ効果を得るためのものである。

（問題点を解決するための手段） そのために伝動スプロケットと、この他に、チェーン負
荷を伝動せず、かつチェーンの走行半径を前記伝動スプ
ロケットより大ならしめる機能を有する非伝動転動体か
らなり、この非伝動転動体の転動中心を一連のチェーン
が形成する環の内方、かつ、この非伝動転動体上でチェ
ーンが走行する軌跡が前記伝動スプロケット上をチェー
ンが走行すると仮定した時のチェーンの軌跡と概略接す
るように設置したことを特徴とするチェーン伝動装置を
提供するものである。

（実　施　例） 第２図は本発明のチェーン伝動装置の原理を示すもので
、一連のチェーン（１）は環状をなして伝動スプロケッ
ト（２）及び図示しない他方のスプロケットに張架され
ている。ここで伝動スプロケット（２）の中心（０４）
は伝動軸中心と一致し、伝動スプロケット（２）は伝動
軸と一体で回転する。

一方、非伝動転動体（３）があり、上記伝動スプロケッ
ト（２）の両側面に取着され、この外周（３ａ）にはチ
ェーン（１）のリンクブレー）　Ｑ　ａ）６を乗り上げ
るようにし、その時のチェーンの走行ピッチ円径（口ψ
は伝動スプロケット（２）のピッチ円径（Ｄ　＊１より
大であるよう非伝動転動体の外周（３９功直径を選ぶ。

また、非伝動転動体の中心（０３）の中心はチェーン環
の内側でかつ伝動スプロケット中心（０１）よりり、−
Ｄ、１２だけ離れた所に設置する。

（効　　果） 以上のような構造であるからチェーン（１）は非伝動転
動体（３）上のチェーンピッチ円径（Ｄａ）に相当する
大きさのスプロケットと噛み合うのと等しい運動をする
こととなり、これは実際に動力を伝動ｔ′４′″″：ｌ
、１０’ｙ゛ｙ　）（２）　、ｋＱ＊＊ｆｉｅｌｌ”ｊ
〜　　ｔので弦運動が小となり、チェーンの屈曲角度も
小となる。

しか看に、実際の伝動は伝動スプロケットで行われるの
で変速比に不利は生じない。

（他の実施例） オキ 本発明の非伝動転動体を保着する方法の最も一般的なも
のは第３図にその一例を示す如く、非伝動転動体（３）
をベアリング（４）で支え、これを中空の軸（５）に取
着して中空の軸（５）を転動軸（７）と偏心させてフレ
ーム（６）にボルト（８）で取りつける方法であり、非
伝動転動体（３）はチェーン速度と同一周速をもって回
転することができる。

第４図に他の例を示す如く、非伝動転動体（３）の中心
は固定せず、中央に伝動軸（７）の直径に非伝動転動体
のチェーンピッチ径（Ｏｊ）と伝動スプロケットのチェ
ーンピッチ径（Ｄｚ％差だけ加えた値の直径の孔を設け
て伝動軸（７）に挿入し、軸方向の位置を側板（９）（
９）により決めるよう設置しても良い。

なお、この側板（９）（９）はチェーンの軸方向の位置
を指定する作用もかねている。

さらにこの時、非伝動転動体の内周面は焼入れした個と
したり、テフロン等の潤滑剤をはりつけたりして耐摩性
を上げることが望ましく、伝動軸（７）の上記非伝動転
動体（３）内周面と接触する部分も同様の耐摩耗処理を
することは好ましい。

なお、第４図の如く、非伝動転動体（３）の中心が全く
固定されない事は振動その他で好ましくない場合、第５
図の如く内径（ｄ４）を伝動軸（７）の外径と遊合し、
外径Ｇ１５）を非伝動転動体（３）の内径と遊合させ、
かつ、内径（ｄ４）、外径ω５）が所定の値だけ偏心し
ている。偏心軸受（ｌＯ）を用いて非伝動転動体（３）
を伝動軸（７）に半固定としても良い。

また、第６図に於いて伝動軸がスプライン軸（７′）と
なっている時はそれに合せて非伝動転動体（３）の孔も
スプラインとすることができる。

さらに、第７図の如く、非伝動転動体（３）の外周をス
プロケットの如く歯を設けてチェーンと噛み合う構造と
することもできる。

【図面の簡単な説明】

第１図はチェーン伝動の弦運動を説明する図、第２図は
本発明のチェーン伝動装置の原理を示す図、第３ｒｌ！
Ｕは本発明の非伝動転動体（３）の回転中心を固定する
方法の一例。 第４図は本発明の非伝動転動体（３）の回転中心を固定
しない場合の一例。 第６図は本発明の非伝動転動体（３）の回転中心を半固
定とする場合の偏心軸受の概念図。 ＄６図は本発明の非伝動転動体（３）の孔をスプライン
とした場合の概念図。 第７図は本発明が非伝動転動体（３）の外周がチェーン
と噛み合うようにした時の概念図。 １はチェーン、ｌａはチェーンのプレート、２は伝動ス
プロケット、３は非伝動転動体、Ｑ２は伝動スプロケッ
トの中心、０３は非伝動転動体の中心、７は伝動軸。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. チェーン負荷を伝動する伝動スプロケットと、この他に
   、チェーン負荷を伝動せず、かつチェーンの走行半径を
   前記伝動スプロケットより大ならしめる機能を有する非
   伝動転動体からなり、この非伝動転動体の転動中心を一
   連のチェーンのなす環の内方、かつ、この非伝動転動体
   上でチェーンが走行する軌跡が前記伝動スプロケット上
   をチェーンが走行すると仮定した時の軌跡と概略接する
   ように設置したことを特徴とするチェーン伝動装置。