JPS61171658A - 懸垂形モノレ−ル電車 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、懸垂形モノレール電車に関するものであり
、もう少し詳しくいうと、間隔をおい工車体上部忙結合
され、軌道上を走行する走行車輪を支持した少なくとも
ｌ対の台車を有する懸垂形モノレール電車に関するもの
である。

〔従来の技術〕

従来、懸垂形モノレール電車は、一般の電車を逆にした
形で、軌道が頭上にあり、この上を走行する走行車輪を
支持した台車に車体が吊り下げられた構成になっている
。第一図、第３図１は従来のこの種のモノレール電車を
示し、主電動機および減速ギヤを内蔵し、間隔をおいて
配置されたｌ対の台車（１）に車体（コ）が懸垂して取
付けられており、台車（１）内の主電動機は加速、減速
用であり、回転力は減速ギヤを経て台Ｊｊｉ、（１）に
支持された走行車輪（，７）に伝達される。車体２）の
天井と屋根の間の全開には主電動機の制匈装置や空気ブ
レーキ等が儀装されている。

台車（／ｌの走行車輪（，７）は、地上構造物である走
行桁（り）に形成された軌道（！ｆ）上を走行する。台
車（１）には垂直軸に支持された案内車輪（６）も設け
てあり、案内車輪（６）は走行桁（り）の内＠面に清っ
て転勤する。

以上の構成により、主電動機には車両運行に応じた電圧
　ＩＩ流が制御装置より供給され、発生した回転力は走
行車輪（３）に伝達され、車体（２）が加速あるいは減
速する走行制御が行われる。

走行車＠（３）と車体（２）の位置が上下に逆転してい
る以外は一般電車と同じ制御装置が使用可能であるが、
次の理由により走行車輪（３）にはゴムタイヤが使用さ
れる。

（イ）　経済的な理由で土地の起伏に沿って軌道（り）
が布設されるために、軌道の勾配が大きい場所が多く、
走行車輪（３）が鉄輪では滑り易いのでゴムタイヤとす
る。

（ロ）走行桁ｉｖｌ内火触火騒音わり易いので、衝撃音
の出ないゴムタイヤとする。

〔発明が解決しようとする問題点３ 以上のような従来の懸垂形モノレール電車では。

車体２）を走行させる加速力、減速力χ走行車輪（３）
と軌道（夕）の面との粘着性に頼っているため、車体（
コ）を走行させる駆動力の大きさに限界があり、かつ、
減速ギヤからの騒音発生が避けられないなどの問題点が
あった。

この発明は、かかる問題点を解決するためになされたも
ので、走行車輪をゴムタイヤにする必要がなく、車体走
行の駆動力を増大することができ。

かつ、騒音の発生を極小とした、高性能の懸垂形モノレ
ール電車を得ることを目的とする。

〔間瑣点を解決するための手段〕

この発明に係る懸垂形モノレール電車は、車体上部のｌ
対の台車の間に配役した一次側と軌道に沿って配設した
二次側とでリニアモータが形成されている。

〔作　用〕

この発明においては、リニアモータによって、車体に直
接推進力が作用する。

〔実施例〕

第１図はこの発明の一実施例を示し、（コ）は乗客を収
容する車体、（１１）は車体（コ）を吊下げ走行するた
めの間隔をおいたｌ対の台車、（ｔ’Ｊ）は台車（１１
）に支持された鉄製の走行用車輪、（６］は案内車輪、
（４１）は地上構造物でなり下部に軌道（りが形成　　
１された走行桁であり、この走行桁（り）の内部には走
行に必要な電力を供給する架線も布設されており、車体
２）側のパンタグラフで摺動しながら集電する。

（１７）は従来の回転形の主電動機に代って、ｌ対の台
車（ｉｉ）間に設けられたリニアモータの一次側であり
、こ〜で発生する加速力、減速力は両側の台車（１１）
に伝えられて走行する。リニアモータの一次側（１７）
は両端を台車（ｌ／）で支持されており、走行桁（す）
側の二次導体との間隙を保持している。

（／ｆｆ）はリニアモータ忙必要な地上側の二次側磁気
回路、（／９）はリニアモータの二次電流が流れる二次
導体で、いずれも走行桁（ｐ）に固定されている。

以上の構成により、二次側磁気回路（１ｇ）、二次側導
体（／？）と、−次側（１７）とでリニアモータが構成
されており、−次側（１７）には回転形誘導電動機の一
次側に相当するもので三相の交流電源で励磁される巻線
を備えいる。この巻線と二次側との間で前後方向の加速
力、減速力を発生する。

−次側（１７）に三相交流を供給するための制御装置は
、現存のモノレール電車と同様に車体の屋根内にｍ装す
ればよい。この側倒装置は、車体の速度が高くなるに比
例して三相交流出力の周波数と電圧を上げて行く制御を
行うもので、可変電圧、可変周波数（略称ＶＶＶＦ）形
インバータと呼ばれ【いる。

なお、リニアモータは、従来の回転形主電動機に比べて
大形となり、一般の電車の床下に取付ける場合には制約
を伴い、リニアモータの大容量化が困難であるが、この
発明では、走行桁（り）内の空間を利用することで上記
の制約を解消でき、リニアモータの大容量化が可能とな
る。

〔発明の効果〕

この発明は、以上の説明から明らかなように、台車間の
空間を利用してリニアモータの一次側ヲ装着し、車体に
直接推進力を作用させるようにしたので、大容量のリニ
アモータにより動力を集中することができ、減速ギヤに
よる騒音の発生も解消することができる。

【図面の簡単な説明】

第７図はこの発明の一実施例の側面図、第一図および第
３図はそれぞれ従来の懸垂形モル−ル電車の側面図およ
び正面図である。 （コ）拳・車体、（り・・軌道、（１１）−・台車。 （／、７）・・走行車輪、（１７）・・リニアモータの
一次側、（１９）・・リニアモータの二次側。 なお、各図中、同一符号は同−又は相当部分を示す。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）軌道上を走行する走行車輪を支持し互いに間隔を
   おいて配置された少なくとも１対の台車と、この台車に
   懸垂支持された車体と、前記１対の台車間に装着された
   一次側と前記軌道に沿つて配設された二次側とでなるリ
   ニアモータとを備えてなる懸垂形モノレール電車。
2. （２）車体の屋根内に艤装されたリニアモータ制御装置
   を備えた特許請求の範囲第１項記載の懸垂形モノレール
   電車。