JPS6117019A - 空気流量測定装置 - Google Patents

空気流量測定装置

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JPS6117019A
JPS6117019A JP59138219A JP13821984A JPS6117019A JP S6117019 A JPS6117019 A JP S6117019A JP 59138219 A JP59138219 A JP 59138219A JP 13821984 A JP13821984 A JP 13821984A JP S6117019 A JPS6117019 A JP S6117019A
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air flow
flow rate
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Norihito Tokura
規仁 戸倉
Hisashi Kawai
寿 河合
Michiyasu Moritsugu
通泰 森次
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Nippon Soken Inc
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    • G01F1/68Measuring the volume flow or mass flow of fluid or fluent solid material wherein the fluid passes through a meter in a continuous flow by using thermal effects
    • G01F1/696Circuits therefor, e.g. constant-current flow meters
    • G01F1/698Feedback or rebalancing circuits, e.g. self heated constant temperature flowmeters
    • GPHYSICS
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えばエンジンへの吸入空気流量を測定する
際に用いられる空気流量測定装置に関するものである。 〔従来の技術〕 従来、自動車用エンジンの吸入導管に流量測定管を設け
、この流量測定管内に白金抵抗線からなる電熱ヒータと
空気温度を検出する温度依存抵抗を設け、これらの出力
信号により吸入空気流量を測定するようにした装置が提
案されている。 この装置は、小型かつ簡単な構造で流量を測定し得ると
いう利点があるが、従来においては、電熱ヒータが一定
温度になるように電熱ヒータに電流を供給する構成であ
り、この電流値を流量に対応したアナログ量の出力信号
としていた。このため、出力信号をマイコン等でデジタ
ル信号処理しようとすると高精度のA−Dコンハークを
用いてデジタル信号に変換する必要があり、コストアン
プの問題点が生じた。 また、出力信号には流量の乱れに起因するリップルが重
畳しているために、出力信号を直接デジタル信号に変換
しただけではリップルにより精度が低下する問題点が生
じた。 〔発明が解決しようとする問題〕 従って、本発明が解決しようとする問題は、上述のコス
トアップ及び精度の低下等の問題点であり、エンジンへ
の吸入空気流量の測定において、上述の問題を解決し、
良好な測定を行える空気流量測定装置を提供することを
本発明の目的とする。 〔問題を解決するための手段〕 そして、上述の問題を解決し、上記目的を達成するため
に、本発明においては、電熱ヒータと温度補償用抵抗と
複数の固定抵抗とから構成されるブリッジ回路を具備す
る空気流量測定装置において、このブリッジ回路に大、
小の2つのレベルの電流を供給する電流供給手段と°、
電iヒータの温度が空気温度に応じてその抵抗値が変わ
る前記温度補償用抵抗の抵抗値変化に応じて変化する大
、小の2つの設定温度に達した時に電流供給手段の電流
のレベルを切換える切轡手段とを備え、電熱ヒータの温
度が一方の設定温度から他方の設定温度に達するまでの
経過時間を検出し、この経過時間を空気の流量信号とす
φものである。 〔実施例〕 以下、この発明を図に示す実施例により説明する。第2
図において、エンジン1は自動車駆動用の火花点火式エ
ンジンであり、燃焼用の空気をエアクリーナ2、吸入導
管3及9スワソトル弁6を経て吸入する。そして、燃料
は吸入導管3に設置された電磁式燃料噴射弁5から噴射
供給される。 吸入導管3には運転者により任意に操作されるスロット
ル弁6が設けられており、またエアクリーナ2との連結
部には空気流を整流する整流格子7が設けられている。 吸入導管3において、整流路−子7とスロットル弁6と
の間には、導管3の一方向とほぼ平行に小、型の流量測
定管9が支柱8により固定設置されている。この流量測
定管9内には白金抵抗線からなる電熱ヒータ10が設け
られており、この電熱ヒータ10の上流側でやや離れた
電熱ヒータ1oの熱を検知しない位置に白金薄膜抵抗素
子からなる温度補償用抵抗11が設けられている。 電熱ヒータ10は、第3図に示すように流量測定管9の
内側に取付けたフックで白金抵抗線を固定しり構造であ
り、また温度補償用抵抗11は、第4図に示すように流
量測定管9の内側に取付けたステー上に白金薄膜抵抗素
子を固定した構造である。 第1図に第1実施例としての本空気流量測定装置の全電
子回路とセンサ制御回路2oを示す。 アナログスイッチ201の入力端子iには基準電圧V 
r、 、2を印加しである。またアナログスイッチ20
2の入力端子iは基準電圧V r
【を印加しである。そ
してアナログスイッチ201の出カ端子0とアナログス
イッチ20.2の出方端子0は共通にしてオペアンプ2
03の非反転入力端子Cに接続しである。オペアンプ2
03の出方端子はパワートランジスタ204のヘース端
子に接続しである。ブリッジ回路30は電熱ヒータ1o
と温度補償用抵抗11と抵抗301.302.303.
304とで構成されており、ブリッジ入力端子B1、ブ
リッジ出力端子B2、B3、B4を有している。パワー
トランジスタ204のエミッタ端子はブリッジ回路30
のブリッジ入力端子B1に、オペアンプ203の反転入
力端子とコンパレータ207の反転入力端子は共通にし
てブリッジ出力端子B2に、アナログスイッチ205の
入力端子iはブリッジ出力端子B3に、アナログスイッ
チ206の入力端子iはブリッジ出力端子B4に各々接
続してあり、抵抗301.304は共通して接地しであ
る。アナログスイッチ205の出力端子0とアナログス
イッチ206の出力端子0は共通にしてコンパレータ2
07の非反転入力端子に接続しである。アナログスイッ
チ202のコントロール端子cとアナログスイッチ20
5のコントロール端子Cとインバータ208の入力端子
と信号出力端子290とは共通にしてコンパレータ20
7の出力端子Aに接続しである。アナログスイッチ20
1のコントロール端子Cとアナログスイッチ206のコ
ントロール端子Cは共通にしてインバータ208の出力
端子に接続しである。 パワートランジスタ204のコレクタ端子はパンテリ2
1の正極端子に接続してあり、電流を供給し、また、パ
ンテリ21の負極端子は接地しである。なお図中には示
さないが、アナログスイッチ201.202.205.
206とオペアンプ204とコンパレータ207とイン
バータ208の電源もパンテリ21がら供給するように
接続しである。 上記構成においてその作動を説明する。 スロットル弁6の開度により決定される所定量の空気は
、エアクリーナ2がら吸入導管3を通りエンジンlに吸
入される。この総吸入空気のうち一定割合の空気が流量
測定管9内を通過してエンジン1に吸入される。 そして、流量測定管9内において電熱ヒータ10の発熱
の影響を受けない位置にある温度補償用抵抗11は空気
の温度のみの影響を受ける。また、電熱ヒータlOの温
度は通電により発熱するが吸入空気により冷却される。 次に、第F図に示した第1実施例としての空気流量測定
装置の全電子回路の動作を、第5図に示すタイムチャー
トを用いて説明する。 まず、時刻toにおける動作状態について述べる。この
時点で、コンパレータ207の出力端子Aの論理レベル
が第5図(7)に示す如く“L”レベルであるとすると
、この信号レベルがインバータ208で反転される“H
”レベルの信号がアナログスイッチ201のコントロー
ル端子Cに印加されるので、アナログスイッチ201は
″ON″状態であり、第5図(5)に示す如く基準電圧
Vr2がアナログスイッチ201を経由してオペアンプ
203の非反転入力端子に印加される。おな、この時刻
toでは第5図(7)に示す如くコンパレータ207の
出力端子Aのレベルが”L”レベルでアリ、この信号レ
ベルがアナログスイッチ202のコントロール端子Cに
印加されるので、アナログスイッチ202は“OFF″
状態である。オペアンプ203とパワートランジスタ2
04と電熱ヒータ10と抵抗301とからなる電子回路
は定電流回路を構成しており、この定電流回路は、抵抗
301の両端電圧とオペアンプ203の非反転入力端子
Cの電圧Vcとが等しくなるように作動し、このとき抵
抗301に流れる電流、すなわち電熱ヒータ10に流れ
る電流IHは次式で示される。 IH=(Vr2)/(R3o+)  −(1まただし、
R301は抵抗301の抵抗値。 ここで、電熱ヒータ10に流れる電流IHの値は電熱ヒ
ータ10の温度T、が吸入空気による冷却作用に打ち勝
って温度上昇するに足るだけの大電流値に設定してお(
。従って、電熱ヒータ10の温度THは、第5図(1)
に示す如く時間の経過とともにある傾・斜をもって直線
的に増加していく。 また電熱ヒータlOの抵抗値RHはある一定の温度係数
KHを持っており、電熱ヒータ10の温度THに応じて
次式に示す関係で変化する。 −RH=RH’0X(1+KHXTH)  −T2また
だし、RHOは0℃のときの電熱ヒータ10の抵抗値。 KH>00 従って、ブリッジ入力端子B1の電圧VB+は抵抗30
1の両端電圧と電熱ヒータ10の両端電圧を加算したも
のであるから、(1)、(2)式を用いて次式で表せる
。  ′ VB 1−Vr 2 +Vr 2x’RHoX(1+K
HXTl/R301・・・ (3) そして、(3)式において温度係数KH>Oであるから
、電熱ヒータ10の温度THの増加に応じてブリッジ入
力端子B1の電圧VB+は第5図(6)に示す如く増加
する。 ところで、温度補償用抵抗11に流れる電流は、温度補
償用抵抗11の温度TAが温度補償用抵抗11の発熱量
により空気温度より高くなることが無いように抵抗30
2.303.304の各抵抗値を設定して小さいものと
してあり、温度補償用抵抗11の温度TAは空気温度と
見ても差し支えないものとしである。そして温度補償用
抵抗11の抵抗値R^はある一定の温度係数KAを持っ
ており、吸入空気温度TAと同一温度状態であると見な
せる温度補償用抵抗11の抵抗値RAは次式%式% ただし、RA○はO’cのときの温度補償用抵抗11の
抵抗値。KA>Oo 、)ここで、この温度補償用抵抗11と電熱ヒータ10
と抵抗301.302.303.304で構成されるブ
リッジ回路3oのブリッジ出力端子B4−B2間の電圧
Δ■2は第5図(3)に示す如くマイナス電圧であるよ
うに設定しである。 時刻toにおいては第5図(7)に示す如くコンパレー
タ207の出力端子Aのレベルが“L”レベルでしり、
この信号レベルがインバータ208で反転されて“H”
レベルの信号がアナログスイッチ206のコントロール
端子Cに印加されるので、アナログスイッチ206は“
ON”状態であり、ブリッジ出力端子B4の電圧がアナ
ログスイッチ20−6を経由してコンパレータ207の
非反転入力端子に印加される。従って、6時刻toにお
いてはコンパレータ207の入力電圧ΔvIは第5図(
2)に示す如く、第5図(3)に示すブリッジ出力端子
B4−82間の電圧ΔV2に等しくなりマイナス電圧と
なる。この結果コンパレータ207の出力端子へのレベ
ルは第5図(7)に示す如く、時刻t。 においてはL”レベルが維持される。 なお、この時刻toでは第5図(7)に示す如くコンパ
レータ207の出力端子Aのレベルが“L”レベルであ
り、この信号レベルがアナログスイッチ205のコント
ロール端子Cに印加されるので、アナログスイッチ20
5はOFF”状態である。 時刻が1.になると、電熱ヒータ10の温度THは第5
図(11に示す如く第1の設定温度T1まで増加し、電
熱ヒータ10の温度上昇により、(2)式の関係から電
熱ヒータ10の抵抗値RHは次式で示されるRHIまで
増加する。 R+(+=R+oX (1+KHXT+)・ ++  
(51ここ!、時刻t1において第5図(3)に示す如
くブリッジ出力端子B4−82間の電圧Δ■2が0■。 になるように抵抗302.303.304の抵抗値R3
02、R;303、R304をそれぞれ設定しである。 すなわち、時刻1.においてブリッジ回路30がバラン
ス状態になるのであるから、明らかに次式が成立する。 (RA+R3o2+R3o3)XR30I=R)(I 
X R304’      −(6)時刻t1において
第5図(3)に示す如くブリッジ出力端子B4−B2間
の電圧ΔV2がOvを越えると、このΔ■2と同電圧が
印加されているコンパレータ207の入力電圧ΔVlも
第5図(2)に示す如く0■を越える。この結果、時刻
t1においてコンパレータ207の出力端子Aのレベル
は第5図(7)に示す如く“L”レベルから“H”レベ
ルに変化する。この変化に対応してアナログスイッチ2
01は、インバータ208を介して″L″レベルの信号
がコントロール端子Cに印加されて“OFF″状態にな
り、代わってアナログスイソチ202が“H”レベルの
信号がコントロール端Cに印加されるために“ON”状
態になるので第5図(5)に示す如く基準電圧Vr2に
代わって、準電圧Vrlがオペアンプ203の非反転入
力1子Cに印加される。このとき抵抗301に流れ電流
、すなわち電熱ヒータ10に流れる電流Iは(])式中
のV 、r 2をVrlに変更して次式で表:せる。 I H= (Vr +) / (R3o r)    
 ・・・ (また、ブリッジ入力端子B1の電圧VB+
は(3)l中のVr2をVrlに変更して次式で表せる
。 VB1=VrI+VrIXRhoX(1÷KH/R30
1・・・ ( ところで、時刻1.においては第5図(7)に示′“L
”レベルから″H″レベルへの変化に対応1てアナログ
スイッチ206は”OFF”状態に】す、代わってアナ
ログスイッチ205が″ON状態になるので、ブリッジ
出力端子B4の電圧(代わりにブリッジ出力端子B3の
電圧がアナ口でスイッチ205を経由してコンパレータ
207(子   非反転入力端子に印加される。従って
、時刻t1以降はコンパレータ207の入力電圧ΔV1
は第椹   5図(2)に示す如く、第5図(4)に示
すブリッジ出力藺   端子B5−82間の電圧ΔV3
に等しくなりプラる   スミ圧となる。この結果、コ
ンパレータ207のH出力端子Aのレベルは第5図(7
)に示す如く、時刻b   t1以降は“H”レベルを
維持する。 基準電圧■rIは電熱ヒータ10の電流IHが7)  
 充分小さくなる様な値に設定してあり、この電流曵 
  IHによる電熱ヒータ10の発熱量よりも吸入空気
が冷却作用により奪う熱量の方が大きい。従っXTH)
jて、電熱ヒータ10の温度THは、第5図(1)に示
8)   す如く時刻1.以後は時間の経過とともにあ
る傾V   斜をもって直線的に減少する。 し    時刻がt2になると、電熱ヒータ10の温度
TH宮   は第5図(1)に示す如く第2の設定温度
T2まで減少し、電熱ヒータ10の温度低下により、(
2)式のり   関係から電熱ヒータ10の抵抗値R+
は次式で示グ   されるRH2まで減少する。 7)    RH2=R1−10X (1十K)−IX
T2)  −(91ここで、時刻t2において第5図(
4)に示す如くブリッジ出力端子B5−B2間の電圧Δ
■3が0■になるように抵抗302.303.304の
抵抗値R302、R303、R304を設定しである。 すなわち、時刻t2においてブリンジ回路30がバラン
ス状態になるのであるから、明らかに次式が成立する。 (RA+R302)XR30I− ・ RH2X (R303+R30,4)   −0(
R時刻t2において第5図(4)に示す如くブリッジ出
力端子B5−82間の電圧ΔV3がOVを切ると1、こ
のΔ■3と同電圧が印加しているコンパレータ207の
入力電圧ΔV、も第5図12)に示す如くOVを切る。 この結果、時刻t2においてコンパレータ207の出力
端子Aのレベルは第5E(71に示す如< ”H”レベ
ルから“L”レベルに変化する。この変化に対応してア
ナログスイッチ202は″Lルベルの信号がコントロー
ル端子Cに印加されてOFF”状態になり、代わってア
ナログスイッチ201がインパーク208を介して“H
”レベルの信号がコントロール端子Cに印加されて”O
N”状態−になるので、第5図(5)に示す如く基準電
圧vrIに代わって基準電圧Vr2がオペアンプ203
の非反転入力端子Cに印加される。このとき抵抗301
に流れる電流、すなわち電熱ヒータ10に流れる電流r
Hは(11式で表される。また、ブリッジ入力端子B1
の電圧VBIは(3)式で表される。 ところで、時刻t26↓おいて第5図(7)に示す″H
″レベルから″L″レベルへの変化に対応してアナログ
スイッチ205は“OFF”状態になり、代わってアナ
ログスイッチ206が“ON″状態になるので、ブリッ
ジ出力端子B3の電圧の代わりにブリッジ出力端子B4
の電圧がアナログスイッチ206を経由してコンパレー
タ207の非反転入力端子に印加される。従って、時刻
t2以降はコンパレータ207の入力端子ΔV1は第5
図(2)に示す如く、第5図(3)に示すブリ・7ジ出
力端子B4−B2間の電圧Δv2に等しくなりマイナス
電圧となる。この結果、コンパレータ207の出力端子
Aのレベルは第5図(7)に示す如く、時刻t2以降は
“L”レベルを維持する。 時刻t2以後は再び(1)
式で与えられる電流■Hが電熱ヒータ10に流れて発熱
量が増加し、第5図(11に示す如く電熱ヒータ10の
温度THは、時間の経過とともにある傾斜をもって直線
的に増加していく。 そして時刻toと同じ状態を経由して時刻t3には電熱
ヒータ10の温度THは第1の設定温度T+に達する。 以上の動作を繰り返し行うことにより、第5図(1)に
示す如く電熱ヒータ10の温度THは設定温度T1とT
2の間で三角波状の波形を生じ、これに対応して第5図
(7)に示す流量信号出力端子290からは“H”レベ
ルと”L″レヘル交互に繰り返すパルス列の流量出力信
号を出力する。このパルス列の”H”レベル期間tfは
第51ffl(11の電熱ヒータ10の温度THが減少
する期間、すなわち吸入空気により電熱ヒータ10が冷
却される期間に相当し、また″L″レベル期間trは電
熱ヒータ10が加熱される期間であることは明らかであ
る。 次に、前記流量出力信号の“H”レベル期間trと“L
″レベル期間trと吸入空気量Gの関係について述べる
。 第5図+11に示す如く、“H”レベル期間tf中、電
熱ヒータ10の温度THは時間の経過とともに減少する
。この減少の速さは、電熱ヒータ10に蓄積されている
熱量が吸入空気の冷却効果で奪われる割合によって決定
され、この冷却効果は吸入空気量Gが大きい時は大きく
、小さい時は小さい。 従って、吸入空気量Gが大きい時は電熱ヒータ10の温
度THの減少は速いので、” H’レベル期間tfは小
さく、これに対して吸入空気量Gが小さい時は“H“レ
ベル期間tfは大きくなる。 このtfの流量特性を第6図に示す。ここで、吸入空気
による電熱ヒータ10の冷却は“H”レベル期間tfの
期間中継続しており、吸入空気の流れに乱れがあっても
、電熱ヒータ10の近傍を通過した空気の時々刻々変化
する流量が電熱ヒータ10の温度THの減少に寄与し、
“H”レベル期間trの期間中時々刻々の流量を電熱ヒ
ータ10の温度THの減少分として積分することになる
。 従って、“H”レベル期間tfの値はH”レベル期間t
fにおける吸入空気量Gの真の平均値に極めて近い値に
対応する。この積分効果により、空気流の乱れに起因す
るリップル成分が除去できるので、“■1”レベル期間
tfから第6図に示すtfの流量特性に従って吸入空気
量Gを求めた場合、’J 7プル成分の無い安定した空
気流量を求めることができる。 また、流量出力信号の“H”レベル期間のパルス幅から
空気流量を求める場合、このパルス幅は流量が大きくな
ると小さくなることから、空気流量と出力パルス幅の関
係が双曲線関数に近似し、空気流量が小さい時の読取精
度が低下せず、エンジン低回転時も高精度の流量信号が
得られる。 次に、前記流量出力信号の“L”レベル期間tfからも
吸入空気量Gを求めることができることについて述べる
。 第5図(1)に示す如く“L”レベル期0間tr中、電
熱ヒータ10の温度THは時間の経過とともに増加する
。この増加の速さは、電熱ヒータ10に供給する電流I
Hによる発熱量が電熱ヒータ10の温度’rHを増加さ
せる割合と吸入空気の冷却効果で奪われる割合によって
決定され、吸入空気量Gが大きい時は発熱量の大部分が
冷却効果で奪われるために電熱ヒータ10の温度THの
増加は遅く、吸入空気量Gが小さい時は発熱量の一部分
しか冷却効果で奪われないため電熱ヒータ10の温度T
Hの増加は速い。 従って、吸入空気量Gが大きい時は電熱ヒータ10の温
度THの増加は遅いので”L”レベル期間trは大きく
、これに対して吸入空気量GがtJ・ahさい時は″L
″レベル期間trは小さくなる。このtrの流量特性を
第6図に示す。第6図から明らかな様に、trの流量特
性はtfの流量特性に対して大小関係が逆になっている
。 ”L”レベル期間trから第6図に示すtrの流量特性
に従って吸入空気量Gを求めた場合、前記“H”レベル
期間tfから吸入空気量Gを求めた場合と全く同様の理
由で、す・ノプル成分の無い安定した空気流量を求める
ことができる。 ところで、吸入空気温度TAが変化した場合、第6図に
示す流量特性が変化しないように温度補正する必要があ
る。この温度補償を行うために温度補償様抵抗11を設
けてあり、電熱ヒータ10とともにブリッジ回路30を
構成しである。そこで、この温度補償機構について次に
述べる。 前記温度補償機構の基本は、吸入空気温度TAが変化し
ても設定温度T2との差(T2  TA)が変化しない
条件、すなわち、 T2−TA=const       ・・・ (11
)2つの設定温度T1とT2の差(TI  T2)が変
化しない条件、すなわち、 TI  T2=co晶st       ・・・ (1
2)以上の2つの条件を満足するようにブリ・7ジ回路
30を構成する各素子の定数を設定することである。 (T2 TA)を一定にする目的は電熱ヒータ10と吸
入空気との間の熱伝達係数を一定にする的は期間tf又
は期間trの期間内に電熱ヒータ10から吸入空気に伝
達する総熱量を一定にすることにあり、これら熱伝達係
数と総熱量を一定にすれば吸入空気温度TAが変化して
も期間tr又は期間trは変化せず、従って温度特性が
補償される。 次に、前記(11)、(12)式を満足するブリッジ回
路30を構成する素子の定数について述べる。 まず(11)式の条件を明らかにする。電熱ヒータ10
の温度THが第2の設定温度T2になった時に成立する
条件は前記(9)、(10)式である。 RH2=RI−10X (4+に+XT2)  −(9
)(RA+R302)XR30+= RH2X (R303+R304)    −(10)
またRAは前記(4)式で与えられる。 R4= RA OX (1+ K A 、X T A 
)   −(4)(4)、(9)式を(10)式に代入
してRA%RH2を消去、整理して次式を得る。 以下余白 T2−((’RAOX (1+KAXTA)+R302
1XR30+  RHO’X (R303+R304)
)/ (RHOXKHX (R303+R304))・
・・ (13) (13)式を(11)式に代入してT2を消去、整理し
、分子に注目すると次式が得られる。 (RAOX’KAXR301’−RHOXKHX(R3
03+R304)) XTA+ (RAO+R30,2
)XR30+’  (R303+R304)XRH□=
C0nS t        ・・−(14)(14)
式において、右辺が不変であるから左辺も不変でなくて
はならない。ところが吸入空気温度TAは変数であるか
ら、TAの係数はOである必要がある。すなわち、 RAOXKA’XR301RHOXKH’X(R303
+R304)=O・= (15)(15)式を変形する
と、 °−(RAOXKA)/ (RHOXKA)=(R30
3+R304)/R301=(16)(]6)式の意味
するところは、電熱ヒータ10の0°Cの時の抵抗値R
HOと温度係数KHを掛は合わせた値RHOXKHと、
温度補償用抵抗11の0℃の時の抵抗値RAOと温度係
数に八を掛は合わせた値RAOXKAとの比が、抵抗3
01の抵抗値R30+と、抵抗303と抵抗304との
それぞれの抵抗値を加算−した値(R303+R304
)との比に等しくなるように一定すれば、吸入空気温度
TAのいかんにかかわらず(11)式を満足することが
できることである。 次に、(12)式の条件を明らかにする。 電熱ヒータ10の温度THが第1の設定温度T1になっ
た時に成立する条件は前記(5)、(6)式である。 RH1=RHOX (1+KHXTl)  −(5)(
RA+R302+R303)XR30I=RHlXR3
04−(6) (4)、(5)式を(6)式に代入してRA %RHI
を消去、整理して次式を得る。 以下余白 T+= ((RAOX“(1+ K A X T A 
)  + R30+R303)  XR30+−RHO
XR30/ (R)(OXK?1XR304)   ・
・・(17)(13)、(17)式を(12)式に代入
してT + 、 T 2を消去、整理して次式を得る。 、’、((R301XR303)/(RHOXKHXR
’3Q4X (R3Q3+R304)1 ’] X((
R302+R303+R304+RAO)+RAOXK
AXTA) =cons t−(18)(18)式の意
味するところは、吸入空気温度TAが変化しても(RA
OXKAXTA)の項が(R302→−R303+R3
04+RAO)  &こ比べて非常に小さく設定すれば
、(18)式の左辺は一定と見なすことができる。従っ
て、(12)式を満足することができる。 以上の温度補償条件の検討から、(16)、(18)式
に従ってブリッジ回路30を構成する各素子の定数を設
定すれば、吸入空気温度TAが変化しても第6図に示す
流量特性が変化せず、温度特性を補償することができる
ことが明らかである。 2  本空気流量測定装置の流量信号出力端子2904
〕 から出力されるデジタルの流量出力信号は、第2図
に示すように燃料制御回路15に導かれ、流量出力信号
の“H”レベル期間tf又は“L”レベル期間trから
第6図に示す流量特性に従って吸入空気量Gを算出する
。燃料制御回路15はこの算出された吸入空気量Gに基
づいて燃料噴射弁5を開弁させる噴射パルス信号を出力
する。これによりエンジン1には正確な空燃比A/Fの
空気と燃料が供給され、エンジン1の排気ガス浄化性、
エンジン出力、燃費などが向上する。また、第1図に示
す如く、電熱ヒータ10と温度補償用抵抗11を含む素
子によりブリッジ回路30を構成することにより、温度
補償条件は前記(16)式と(18)式に示す如くにブ
リッジ回路30を構成する素子のみで決定されるので、
温度補償の調整が容易になる。 なお、以上の第1実施例では電熱ヒータ10に白金抵抗
線を用いたが、第7図に示すようにプラスチックフィル
ム等の電気絶縁基板100上に、白金、ニクロム、銅、
ニッケル等の薄゛膜抵抗体101を形成した構造からな
る電熱ヒータ10′を流量側゛定管9の内部に空気の流
れに並行に配置しても白金抵抗線を用いた場合と同様に
流量測定ができる。 次に9、第8図に第2実施例としての本空気流量測定装
置の全電子回路とセンサ制御回路20Aを示す。第8図
に示す第2実施例の電子回路を構成する素子の符号は、
第1図に示すgIA1実施例の電子回路を構成する素子
と同一のものには同一の符号を付けである。第8図に示
す第2実施例が第1図に示す第1実施例と異なる点は、
アンドゲート210とセットリセット形フリップフロッ
プ211 (以下「フリップフロップ211」という)
と流量信号出力端子291とスタート信号入力端子゛ 
 292を有することである。また、アンドゲート21
0の一方の入力端子はインバータ208の出力端子に接
続してあり、アンドゲート210の他方の入力端子はフ
リップフロップ211のτ出力端子と流量信号出力端子
291とを共通にして7ナログスイソチ205のコント
ロール端子Cに接続しである。フリップフロップ211
のR入力端子はアンドゲート210の出力端子に接続し
てあり、S入力端子はスタート信号入力端子292に接
続しである。フリップフロップ211のQ出力端子はア
ナログスイッチ206のコントロール端子Cに接続しで
ある。以上説明した接続部分が第1図に示す第1実施例
と異なる点である。 次に、第8図に示、した第2実施例としての本空気流量
測定装置の全電子回路の動作を、第9図に示すタイムチ
ャートを用いて説明する。 まず、時刻toにおける動作状態について述べる。この
時点で、フリップフロップ211のQ出力端子りのレー
、ルが第9図(7)に示す如く“L”レベルであるとす
ると、この信号レベルがアナログスイッチ205のコン
トロール端子Cに印加されるのでアナログスイッチ20
5は”OFF”状態であり、また、フリップフロップ2
11ので出力端子のレベルは明らかに”H″レベルあり
、この信号レベルがアナログスイッチ206のコントロ
ール端子Cに印加されるので、アナログスイッチ206
は“ON”状態であるので、ブリッジ回路30のブリッ
ジ出力端子B4の電圧がアナログスイッチ206を経由
してコンパレータ207の非反転入力端子に印加される
。従って、時刻t。 においてはコンパレータ207の入力端子Δ■1は第9
図(2)に示す如く、第9図(3)に示すブリッジ出力
端子B4−82間の電圧Δ■2に等しくなり約0■とな
っている。ここで、ブリッジ出力端子B 4.−82間
の電圧Δ■2から約O■になっている理由は、時刻to
においては電熱ヒータ10の温度THが第9図(1)に
示す如く第1の設定温度TIであり、この時に前期第1
実施例と同様にブリッジ回路30が前記(6)式に示す
バランス条件を満足するようにブリッジ回路30を設定
しであるからである。 すなわち、時刻toにおいて、電熱ヒータ10の温度T
Hが第1の設定温度T1よりもわずかに低くなるとコン
パレータ207の入力電圧ΔV+がマイナスになるので
コンパレータ207の出力端子Aのレベルが″′H″レ
ベルから“L”レベルに変化し、この変化に対応してア
ナログスイッチ202が“OFF“状態になり、代わっ
てアナログスイッチ201が”ON”状態になるので、
オペアンプ203の非反転入力端子Cの電圧Vcは第9
図(5)に示す如く基準電圧Vrlから基準電圧V r
 2に変化する。この変化に対応して前記(1)式に従
って電熱ヒータ10の電流IHが増加して発熱が増加す
る。時刻toから少し時間が経過すると電熱ヒータ10
の温度THが第1設定温度T1よりもわずかに高くなり
、コンパレータ207の入力電圧Δv1がプラスになる
のでコンパレータ207出力端子Aのレベルが“L”レ
ベルカラ“H”レベルに変化し、この変化に対応してア
ナログスイッチ201が″OFF″状態に、アナログス
イッチ202がON”状態になるので、オペアンプ20
3の非反転入力端子Cの電圧Vcが第9図(5)に示す
如く基準電圧V r 2から基準電圧Vrlに変化する
。この変化に対応して前記(7)式に従って電熱ヒータ
10の電流IHが減少して発熱が減少する。時刻がさら
に経過すると電熱ヒータ10の温度THが第1の設定温
度TI−よりもわずかに低くなる。以上の動作を繰り返
し行うことにより、第9図(6)に示す如くコンパレー
タ207の出力端子へのレベルは“H”レベルと“L″
レヘル間を高速で交互に繰り返し、第9図(3)に示す
如くブリッジ出力端子B4−82間の電圧Δ■2は約0
■を維持してブリッジ回路30のバランス条件((6)
式)を持続する。この結果、電熱ヒータ10の温度TH
は第9図(1)に示す如く第1の設定温度T1に維持さ
れる。 時刻がtlになると、燃料制御回路15からスタート信
号入力端子292に第9図(8)に示すスタート信号が
入力される。このスタート信号の“L”レベルから“H
”レベルへの立上りエツジでフリ・7プフロノブ211
がセットされ、第9図(7)に示す如くフリップフロッ
プ211のQ出力端子りのレベルが“L”レベルから″
H°レベルに変化スる。この変化に対応して、アナログ
スイッチ206が“OFF”状態になり、代わってアナ
ログスイッチ205が“ON″状態になり、第9図(4
)に示すブリッジ出力端子B5−82間の電圧Δ■3の
プラス電圧と同電圧が第9図(2)に示すようにコンパ
レータ207の入力電圧Δ■1に印加される。 この結果、コンパレータ207の出力端子Aのレベルは
第9図(6)に示す如く“H”レベルで安定し、このレ
ベルに対応してアナログスイッチ201が”OFF″状
態になり、アナログスイッチ202がON”状態になる
のでオペアンプ203の非反転入力端子Cの電圧VC″
は第9図(5)に示す如く基準電圧Vrlのレベルで安
定する。 基準電圧Vrlが端子Cに印加された状態では、第1図
、第5図に示す第1実施例の場合と同様に時間の経過と
ともに電熱ヒータ10の温度Tl−1は第9図(1)に
示す如くある傾斜で直線的に減少する。 時刻がt2になると、電熱ヒータ10の温度THは第9
図+11に示す如く第2の設定温度T2まで減少し、第
1図、第5図に示す第1実施例と同様に時刻t2におい
てブリッジ回路30がバランス状態になり、前記(10
)式が成立し、第9図(4)に示す如(ブリッジ出力端
子B5−82冊の電圧Δ■3が0■を切る。この電圧Δ
V3と同電圧が印加しているコンパレータ207の入力
電圧Δ■1も第9図(2)に示す如<OVを切る。この
結果、時刻t2においてコンパレータ207の出力端子
Aのレベルは第9図(6)に示す如く“H”レベルから
“L”レベルに変化する。この変化に対応してインバー
タ208の出力は“L″レベルら“H”レベルに変化し
、この信号がアンドゲート210の一方の入力端子に印
加され、他方の入力端子12はフリ、プフロ、ブ211
のQ出力端子の“H”レベルの信号が印加されている。 従って、時刻t2において、アンドゲート210の入力
端子に印加された2つの“H”レベルの信号のAND論
理処理の結果、アンドゲート210の出力端子のレベル
は”L″レヘルら”H″レヘル変化し、この信号レベル
がフリップフロップ211のR入力端子に印加されるの
でフリップフロップ211はりセットされ、第9図(7
)に示す如く時刻t2においてフリップフロップ211
のQ出力端子りのレベルハ“H”レベルから“L”レベ
ルに変化する。 ところで、時刻t2において第9図(7)に示すフリッ
プフロップ211のQ出力端子りの“H”レベルから“
L″レベルの変化に対応してアナログスイッチ205は
“OFF”状態に、アナログスイッチ206は“ON″
状態になるので、ブリッジ出力端子B5−82間の電圧
Δ■3に代わってブリッジ出力端子B4−82間の電圧
Δ■2と同電圧がコンパレータ207の入力電圧Δ■1
に印加される。 また、時刻t2において、アナログスイッチ202が“
OFF”状態に、アナログスイッチ201が“’ON”
状態になるので、オペアンプ203の非反転入力端子C
の電圧Vcは第9図(5)に示す如く基準電圧Vr1か
ら基準電圧Vr2に変化する。基準電圧Vr2が端子C
に印加された状態では、第1図、第5図に示す第1実施
例の場合と同様に時間の経過とともに電熱ヒータ10の
温度THは第9図(1)に示す如くある傾斜で直線的に
増加する。 時刻がt3になると、第9図(11に示す如く電熱ヒー
タ10の温度T Hが第1の設定温度TIに達する。 時刻t3以後は時刻toと同じ状態になり、第9図(6
)に示す如くコンパレータ207の出力端子へのレベル
は“H”レベルと“L″レベル間を高速で交互に繰り返
し、電熱ヒータlOの温度THは第゛9図(1)に示す
如く第1の設定温度T1に維持される。 以上の動作を繰り返し行うことにより、第、9図(1)
に示す如く電熱ヒータ10の温度THはスタート信号が
スター1−信号入力端子292に印加される以前には第
1の設定温度TIに維持され、スターl−信号が印加さ
れた直後から減少を開始し、第2の設定温度T2に達し
た直後から増加に転じ、再び第1の設定温度T1に達し
たら以後はスタート信号が印加されるまで第1の設定温
度T1に維持される。この一連の電熱ヒータlOの温度
THの変化に対応して第9図(7)に示す流量信号出力
端子291からは”H”レベル期間がある時間だけ継続
するパルスが出力される。 このパルスの“■]″レヘレベ間tfは第9図+1.1
  ・の電熱ヒータ10の温度THが減少する期間、す
なわち吸入空気により電熱ヒータ10が冷却する期間に
相当することは明らかである。 前記流量出力信号の“I]”レベル期間tfと吸゛ 大
空気量Gの関係は、明らかに第6図に示すtfの流量特
性に等しい。 以上述べた第2実施例としての本空気流量測定装置は、
第1実施例の場合と異なり、空気流量の測定開始時刻、
例えば時刻t1を燃料制御回路15から発するスターt
−(8号により決定できる点が重要である。 すなわち、例えばスタート信号を発する時刻t1をエン
ジンlのクランクシャフトの回転角に同期させれば、エ
ンジン1に起因して周期的に発生する吸入導管内の空気
流量の時間的変動が本空気流量測定装置に影響を与えて
、安定した流量出力信号を出力しないという問題を解決
できる。いわゆる吸入空気量Gのエンジン回転同期サン
プリングが可能になり、より高精度で安定した空気の流
量信号を出力することができる。 次に、第10図に第3実施例としての本空気流量測定装
置のセンサ制御回路20Bを示す。ただし、第8図に示
す第2実施例としてのセンサ制御回路20戸、と同一部
分は省略し、異なる部分のみを第10図に示し、センサ
制御回路20Bを構成する素子の符号はセンサ制御回路
2OAを構成する素子と同一のものには同一の符号を付
けである。 第10図に示す第3実施例が第8図に示す第2実施例と
異なる点は、ナントゲート210の一方の入力端子をコ
ンパレータ207の出力端子Aに接続し、他方の入力端
子をフリップフロップ211の正出力端子に接続し、ア
ントゲート210の出力端子をフリップフロップ211
のS入力端子、に接続し、フリップフロップ211のR
入力端子をスタート信号入力端子292に接続しである
ことである。 次に、第8図に示した電子回路を第10図に示す如く変
更した第3実施例としての本空気流量測定装置の全電子
回路の動作を、第11図に示すタイムチュートを用いて
説明スル。 まず、時刻toにおける動作状態について延べる。この
時点で、フリップフロップ211のQ出力端子りのレベ
ルが第11図(7)に示す如く“H″レベルあるとする
と、この信号レベルがアナログスイッチ205のコント
ロール端子Cに印加されるのでアナログスイッチ205
は“ON″状態であり、また、フリップフロップ211
の百出力端子のレベルは明らかに“L”レベルであり、
この信号レベルがアナログスイッチ206のコントロー
ル端子Cに印加されるめでアナログスイッチ206ば“
OFF”状態であり、ブリッジ回路30のブリッジ出力
端子B3の電圧がアナログスイッチ205を経由してコ
ンパレータ207の非反転入力端子に印加される。従っ
て、時刻toにおいてはコンパレータ207の入力電圧
Δ■1は第11図(2)に示す如く、第11図(4)に
示すブリッジ出力端子B5−82間の電圧Δ■3に等し
くなり約0■となっている。 ここで、ブリッジ出力端子B5−82間の電圧Δ■3が
約0■になっている理由は、時刻toにおいては電熱ヒ
ータ10の温度THが第11図(1)に示す如く第2の
設定温度T2であり、この時に第1実施例と同様にブリ
・7ジ回路30が前記(10)式に示すバランス条件を
満足するようにブリッジ回路30を設定しであるからで
ある。すなわち、時刻【0において、電熱ヒータlOの
温度THが第2の設定温度T2よりもわずかに変化した
場合、前記第2実施例における時刻toの場合と同様に
この変化を補正するようにセンサ制御回路20Bが作動
し、第11図(6)に示す如くコンパレータ207の出
力端子へのレベルがH”レベルと“L”レベルの間を高
速で交互に繰り返し、第11図(4)に示す如くブリッ
ジ出力端子B3−’82間の電圧ΔV3は約0■を維持
してブリッジ回路30のバランス条件((10)式)を
持続する。この結果、電熱ヒータ10の温度T+は第1
1図F11に示す如く第2の設定温度T2に維持される
。 時刻かtlになると、燃料制御回路15からスタート信
号入力端子292に第11図(8)に示すスタート信号
が入力される。このスタート信号の“L”レベルから“
■]”レベルへの立上りエツジでフリップフロップ21
1がリセットされ、第11図(7)に示す如くフリップ
フロップ211はQ出7[IDのレベルが“H”レベル
カラ“L”レベルに変化する。この変化に対応して、ア
ナ吏グスイソチ205が“OFF”状態になり、代わっ
てアナログスイッチ206がON”状態になり、第11
図(2)、(3)に示す如くブリッジ出力端子B4−8
2間の電圧Δ■2のマイナス電圧と同電圧がコンパレー
タ207の入力電圧Δ■1に印加される。この結果、コ
ンパレータ207の出力端子Aのレベルは第11図(6
)に示す如くL”レベルで安定し、このレベルに対応し
てアナログスイッチ202が”O’FF”状態になり、
アナログスイッチ201が“ON”状態になるのでオペ
アンプ203の非反転入力端子Cの電圧Vcは第11図
(5)に示す如く基準電圧Vr2のレベルで安定する。 基準電圧V r 2が端子Cに印加された状態では、第
1図、第5図に示す第1実施例の場合と同様に時間の経
過とともに電熱ヒータ10の温度′FHば第11図(1
)に示す如くある傾斜で直線的に増加する。 時刻かI2になゐと、電熱ヒータ10の温度THは第1
1図(1)に示す如く第1の設定温度T1まで増加し、
第1図、第5図に示す第1実施例と同様に時刻t2にお
いてブリッジ回路30がバランス状態になり、前記(6
)式が成立し、第11図(3)に示す如くブリッジ出力
端子B4−82間の電圧Δ■2がOVを切る。この電圧
Δ■2と同電圧が印加されているコンパレータ207の
入力電圧ΔV1も第11図(2)に示す如くOvを切る
。この結果、時刻t2においてコンパレータ207の出
力端子へのレベルは第11図(6)に示す如く“L”レ
ベルから“H”レベルに変化する。この信号レベルがア
ンドゲート210の一方の入力端子に印加され、他方の
入力端子にはフリップフロップ211の百出力端子の“
H”レベルの信号が印加されている。従って、時刻t2
において、アントゲート210の入力端子に印加された
2つの“H″レベル信号A N D 8!理処理の結果
1.アントゲート210の出力端子のレベルは“L″レ
ベルらH”レベルに変化し、この信号レベルがフリップ
フロップ211のS入力端子に印加されるのでフリップ
フロップ211はセントされ、第11図(7)に示す如
く時刻t2においてフリップフロップ211のQ出力端
子りのレベルは”L”レベルから″H″レベルに変化す
る。 ところで、時刻t2において第11図(7)に示すフリ
ップフロップ211のQ出力端子りの”L”レベルから
“H”レベルへの変化に対応してアナログスイッチ20
5は“ON″状態に、アナログスイッチ206は”OF
F”状態になるので、ブリッジ出力端子B4−B2間の
電圧Δ■2に代わってブリッジ出力端子B5−82間の
電圧Δ■3と同電圧がコンパレータ207の入力電圧Δ
v1に印加される。 また、時刻t2において、アナログスイッチ202が“
ON″状態に、アナログスイッチ201が“OFF”状
態になるので、オペアンプ203の非反転入力端子Cの
電圧Vcは第11図(5)に示す如く基準電圧Vr2か
ら基準電圧’Jr)に変化する。基準電圧■r1が端子
Cに印加された状態では、第1図、第5図に示す第1実
施例の場合と同様に時間の経過とともに電熱ヒータ10
の温度T、は第11図F1)に示す如くある傾斜で直線
的に減少する。 時刻かI3になると、第11図(1)に示す如く電熱ヒ
ータlOの温度T)(が第2の設定温度T2に達する。 時刻t3以後は時刻toと同じ状態になり、第11図(
6)に示ず如くコンパレータ207の出力端子Aのレベ
ルは”H”レベルと” L ”レベルの間を高速で交互
に繰り返し、電熱ヒータ10の温度T I−1は第11
図fl)に示す如く第2の設定温度T2に維持される。 以上の動作を繰り返し行うことにより、第11(1)に
示ず如く電熱ヒータ10の温度T I4はスタート信号
がスタート信号入力端子292に印加される以前には第
2の設定温度T2に維持され、スタート信号が印加され
た直後から増加を開始し、第1の設定温度TIに達した
直後から減少に転し、再び第2の設定温度に達したら以
後はスタート信号が印加されるまで第2の設定温度T2
に維持される。この一連の電熱ヒータ10の温度THの
変化に対応して第11図(7)に示す流量信号出力端子
291からは“L″レベル期間ある時間だけ継続するパ
ルスが出力される。 このパルスの“L ”レベル期間trは第11図(11
に示す電熱ヒータlOの温度THが増加する期間、すな
わち吸入空気による冷却効果に打・ち勝って電熱ヒータ
10が加熱する期間に相当することは明らかである。 前記流量出力信号の“L”レベル期間trと吸入空気量
Gの関係は、明らかに第6図に糸ずtrの流量特性に等
しい。 以上述べた第3実施例としての本空気流量測定装置は、
第1実施例の場合と異なり、空気流量の測定開始時刻t
1を燃料制御回路15から発するスタート信号により決
定できる点が第2実施例と同様に重要であり、吸入空気
量Gのエンジン回転同期サンプリングが可能になり、安
定した空気の流量信号を出力することができる。 次に、第12図に第4実施例としての本空気流量測定装
置のセンサ制御回路20cを示す。ただし、第4図に示
す第1実施例としてのセンサ制御回路20と同一部分は
省略し、異なる部分のみを第12図に示し、センサ制御
回路20cを構成する素子の符号はセンサ制御回路20
を構成する素子と同一のものには同一の符号を付けであ
る。 第12図に示す第4実施例が第1図に示す第1実施例と
異なる点は、ブリッジ出力端子B2に抵抗305の一方
の端子を接続し、この抵抗305の他方の端子を抵抗3
06の一方の端子に接続し、この抵抗306の他方の端
子をブリッジ出力端子B4に接続し、また、抵抗305
と抵抗306の共通接続点B5をアナログスイッチ20
6の入力端子iに接続しであることである。 次に、第1図に示した電子回路を第12図に示す如←変
更した第4実施例としての本空気流量測定装置の全電子
回路の動作を、第13図、第14図に示すタイムチャー
トを用いて説明する。第13図は第1図に示した第1実
施例としての本空気流量測定装置の作動を示すタイムチ
ャートで、第14図は第1図に示した電子回路を第12
図に示す如く変更した第4実施例としての本空気流量測
定装置の作動を示すタイムチャートである。 まず、第13図に示す第1実施例の作動について説明す
る。 − 第13図に示す実線波形は、第5図に示した波形と全く
同じ波形である。ただし、この場合はコンパレータ20
7の入力オフセット電圧が0■である理想的な場合であ
った。しかし、実際にはこの人カオフセノト電圧はO■
からずれており、第1実施例としての本空気流量測定装
置の作動波形は第13図に示す実線波形とは異なったも
のとなる。 例えば、コンパレータ207の入力オフセット電圧がマ
イナスのある電圧Vosである場合、本空気流量測定装
置の作動波形は第13図に示す一点鎖線波形に変形する
。そこで、この一点鎖線波形について説明する。 第13図に示す一点鎖線波形は実線波形と比較すると次
に述べる3項目の点が明らかになる。 まず第1に、第13図(3)に示す如く時刻t1におい
てブリッジ出力端子B4−82間の電圧ΔV2は電圧−
Vos  (電圧Vosが負なので電圧−Vosは正に
なる)に達しており、また、第13図(4)に示す如く
時刻t2′においてブリッジ出力端子B5−B2間の電
圧Δ■3も電圧−VO3に達している。従って、コンパ
レータ207の入力電圧Δ■1も時刻t1において電圧
−Vosであり、時刻t 2 ’においても電圧−Vo
sである。この理由は、コンパレータ207に入力オフ
セット電圧VO3があるために、コンパレータ207の
比較基準が電圧−Vosだけ変化したことによることは
明らかである。 第2に、第13図filに示す伝熱ヒータ10の温度T
Hの第1の設定温度がTIからT1′に、また第2の設
定温度がT2からT2’に増加しており、さらに、2つ
の設定温度の差(TI  72)が(Tl’  T’2
’)に変化し、しかも(T1−72 )よりも(T、’
−T2’)の方が大きい。 すなわち、 (TI  T2)< (Tl ’  T2 ’)・・・
(19)第3に、第13図(5)に示す流量信号出力端
子290から出力される流量出力信号の“H”レベル期
間はtfからtf′に増加し、また、“L”レベル期間
も1rからtr’に増加する。すなわち、tf<tM 
          ・・・(20)tr<tr’  
         ・・・(21)(20) 、  (
21)式の関係が成立する原因は、第13図(11に示
す電熱ヒータ10の温度THの波形と(19)式から明
らかであり、例えば、実線波形の時刻t1からt2まで
の部分と一点鎖線波形の時刻1.からt2′までの部分
を比較すると、傾きが同じであるが、2つの設定温度の
差が(19)式の関係であるため、時刻t1からt 2
1までの期間tf’の方が時刻1.からt2までの期間
tfよりも大きくなる。(21)式も同様の理由で成立
する。 以上の結果より、吸入空気量Gが一定でもコンパレータ
207の入力オフセント電圧がOVで無い場合は、端子
290から出力される流量出力信号の“11″レベル期
間tf及び“L”レベル期間trが変化することになり
、第6図に示す流量特性が変化し誤差を生じる。 次に、第14図に示す第4実施例の作動を説明する。第
14図に示す実線波形は第13図に示した実線波形と全
く同じものであり、コンパレータ207の入力オフセン
ト電圧がOVの場合である。 第14図に示す一点鎖線波形はコンパレータ207の入
力オフセント電圧がマイナスのある電圧Vosである場
合の波形である。この一点鎖線の波形は第13図に示す
一点鎖線の波形と比較すると次に述べる2項目の点が明
らかにな・る。 まず第1に、第14図(1)に示す電熱ヒータ10の温
度THの2つの設定温度の差(TI  72)と(T、
’−7.2’)が等しい。すなわち、(T +   T
2)=  (T +  ’−T2)   ・・・ (2
2)第2に第14図(5)に示す端子290から出力さ
れる流量出力信号の“H”レベル期間tfと“L”レベ
ル期間trは実線波形と一点鎖線波形が一致する。つま
り、吸入空気量Gが一定であればコンパレータ207の
入力オフセント電圧がOVであくても期間tf、trが
変化せず、第6図に示す流量特性は変化せず誤差を生じ
ない。すなわち、t f=t f ’        
   ・・・(23)t r=t r ’      
     −(24)次に、(23) 、  (24)
式を成立させるための条件である(22)式を成立させ
るための条件を明らかにする。 第14図(3)に示す端子B5−82間の電圧Δ■4は
時刻t1において電圧−Vosに達する。このときブリ
ッジ回路30は前記(6)式に示すバランス状態かられ
ずかにずれる。このときの電熱ヒータ10の抵抗値をR
HI′とすると次式が成立する。 VB+= ((R301+R1−11’)/R301)
X V r 2         ・・・(25)Vr
2  VO3”=(R304/(R302+R3’o3
+R3o4+RA)) xVB 、    ・・・ (26) ただし、VBIはブリッジ入力端子B1の電圧、VO3
’は時刻1.におけるブリッジ出力端子B4−B2間の
電圧Δ■2゜ (25) 、 ’(26)式によりVBIを消去して整
理すると次式が得られる。 RH1′=(R30I×(R302+R303+RA)
 /R3041−(Vo s ’XR30+X (R3
(121+R303+R304+RA)/ (Vr2X R3o 4) )       −(27)また(6)
式を変形して次式を得る。 R1−11= (R301X (R302+R303+
RA))/R304・・・(28) 時刻t1における電熱ヒータ10の抵抗の変化分をΔR
HIとおくと、 ΔRHI=R1−11’  RHI    ・・・(2
9)(27) 、  (2B)式を(29)式に代入し
てRh+’とR1−11を消去して次式を得る。 ΔRH1=  (Vos’/Vr2)X (R301×
(R302+R303+R304 +RA) ) /R304−(30) ここで、電圧Vos’は第12図のセンサ制御回路20
Cより次式で与えられる。 Vos−(R30S/ (R305+R306)IXV
O3’         ・・・(31)次に、第゛1
4図(4)に示すブリッジ出力端子B5−82間の電圧
Δ■3は時刻t2において電圧−VO5に達する。この
ときブリッジ回路30は前記(10)式に示すバランス
状態かられずかにずれる。このときの電熱ヒータ10の
抵抗値をRH2′とすると次式が成立する。 Va+= ((R301+RH2’)/R3011X■
r、1          ・・・(32)Vrl−V
os−((R303+R304)/(R302+R30
3+R304 +RA)l xVB l・・・(33)(32) 、 
 (j3)式よりVBIを消去して整理すると次式が得
られる。 Rh2.’= (R301X (R302+RA)/(
R303+R3−04)l   (VosXR301X
 (R302+R303 +R,304+RA) ) /(V r + X(R3
03+R304)l ・= (34)また(10)式を
変形して次式を得る。 R1−12−(R30+X (R302+RA))/(
R303+R304)  ・= (35)時刻t2にお
ける電熱ヒータ10の抵抗の変化弁をΔRH2とおくと
、 ΔRH2=R1−12’  RH2・・・(36)(3
4) 、  (35)式を(36)に代入してRH2’
とRH2を消去して次式を得る。 ΔRH2=−(Vos/Vr +、)X (R3o +
x(R3o2+R3o3+R3o4 +RA))/ (R30:3+R304)・・・ (3
7) ところで、(22)式を成立させるためには(30)式
と(37)式て示すΔRHIとΔRH2を等しくすれば
良い。 つまり、 ΔRHI−ΔRH2・・・(38) その理由は、電熱ヒータ10の抵抗R,は前記(2)式
で示す温度特性を持っており、抵抗RHの変化分ΔRl
)が同じであれば温度’rHの変化分ΔTHも同じにな
り、従って(22)式を満足する。 (30) 、  (31) 、  (37)式を(38
)式に代入し整理して次式を得る゛。 、’、R30S/  (R305+R306)=  (
Vr  +/Vr 2)X  ((R303+R304
)/R304)                ・・
・ (39)実際のセンサ制御回路2’Ocにおいては
、抵抗303の抵抗値R303は抵抗304の抵抗値R
304に比べて非常に小さいものである。すなわち、 R303<<R304−(40) 従って、次式が成立する。 (R303+R304)/R3o4#1・・・(41) (41)式を(39)式に代入すると、−’−R30S
/ (R30S+R306)#Vr +/ ’J r 
2            ・・・(42)(42)式
を意味するところは、抵抗305と306はブリ・7ジ
出力端子B4−B2間の電圧Δ■2を端子B5−B2間
の電圧Δ■4に変換するア・ノテネータと見なすことが
でき、このアッテネータの減衰率α(=R30S/ (
R30S+R306))を基準電圧VrlとVr2の比
Vr1/Vr2に1等しくすれば、コンパレータ207
の入カオフセント電圧Vosが変化しても(22)式が
席に成立し、(23) 、  (24)式が成立するた
め、第6図に示す流量特性が変化せず誤差が生じないこ
とを明らかにしている。 従って、ブリッジ回路30とブリッジ出力信号を検出す
るコンパレータ207との間に上述した7ソテネータを
設置することにより、コンパレータ207の入カオフセ
ント電圧Vosが変動しても出力信号に影響を与えない
ようにすることができ、コンパレータ207に高精度が
要求されず、安価なコンパレータが使用できるという大
きな利点がある。 〔発明の効果〕 以上述べたように本発明においては、電熱ヒータと温度
補償用抵抗と複数の固定抵抗とから構成されるブリッジ
回路を具備する空気流量測定装置において、このブリッ
ジ回路に大、小の2つのレベルの電流を供給する電流供
給手段と、電熱ヒータの温度が空気温度に応じ、てその
抵抗値が変わる前記温度補償用抵抗の抵抗値変化に応じ
て変化する大、小の2つの設定温度に達した時に電流供
給手段の電流レベルを切換える切換手段とを備え、電熱
ヒータの温度が一方の設定温度から他方の設定温度に達
するまでの経過時間を検出し、この経過時間を空気の′
/IL量信号色信号ものとしたことから、 従来空気流量信号をマイコン等でディジタル信号処理し
ようとすると高精度のA−Dコンバータを使用する必要
があったが、本発明になる空気流量測定装置を使用すれ
ば直接ディジクル信号が出力されるためA−Dコンバー
タが不要となってコストダウンが可能になり、 また、電熱ヒータと温度補償用抵抗を含むブリッジ回路
を備えたことにより、温度補償の調整はブリ、ジ回路を
構成する素子のみで行なえ、簡便であり、 また空気流量の乱れに起因するリップルが除去できるの
で、変動の少ない高精度で安定した空気流量計測が可能
になるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の第1実施例としての空気流量測定装
置の全体回路図、第2図は、本発明の流体流量測定装置
の一実施例を採用した内燃機関を示す全体構成図、第3
図は、第2図図示の電熱ヒータの構造図、第4図は、第
2図図示の温度補償用抵抗の構造図、第5図は、第1図
図示の全体回路におけるその動作を示すタイムチャート
、第6図は、第1図図示の全体回路から出力される流量
出力信号と吸入空気流量の関係を示す流量特性図、第7
図は、第2図図示の電熱ヒータの他の実施例を示す構造
図、第8図は、本発明の第2実施例としての空気流量測
定装置の全体回路図、第9図は、第8図図示の前回回路
におけるその動作を示すタイムチャート、第10図は、
第8図図示の第2実施例の一部を変更した第3実施例と
しての空気流量測定装置の部分回路図、第11図は、第
10図図示の第3実施例におけるその動作を示すタイム
チャ−11第12図は、第1図図示の本発明の第1実施
例としての空気流量測定装置の一部を変更した第4実施
例としての空気流量測定装置の部分回路図、第13図は
、第1図図示の全体回路図においてコンパレータ207
の入力オフセソト電圧が所定電圧である時の動作を示す
タイムチャート、第14図は、第12図図示の第4実施
例におけるその動作を示すタイムチャー1−である。 3・・・吸入導管、9・・・流量測定管、10.10’
・・・電熱ヒータ、11・・・温度補償用抵抗、20.
2OA、2’OB、20C・・・センサ制御回路、21
・・・バッテリ、201,202,205,206・・
・アナログスイッチ、203・・・オブアンプ、204
・・・パワートランジスタ、2o7・・・コンパレータ
、208・・・インバータ、21o・・・アンドゲート
、211・・・フリッププロップ、30・・・ブリッジ
回路、301.302,303,304,305,30
6・・・抵抗、290,291・・・流量信号出力端子
、292・・・スタータ信号入力端子。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 空気流路内に設けられる電熱ヒータと、同じく空気
    流路内に設けられる温度補償用抵抗と、複数の固定抵抗
    とから構成されるブリッジ回路を具備した空気流量測定
    装置において、 前記ブリッジ回路に大、小の2つのレベルの電流を供給
    する電流供給手段と、 前記電熱ヒータの温度が、空気温度に応じてその抵抗値
    が変わる前記温度補償用抵抗の抵抗値変化に応じて変化
    する大、小2つの設定温度に達した時に前記電流供給手
    段の電流のレベルを切換える切換手段と、 を備え、 前記電熱ヒータの温度が、一方の設定温度から他方の設
    定温度に達するまでの経過時間を検出し、この経過時間
    を空気の流量信号とすることを特徴とする空気流量測定
    装置。 2 前記切換手段は、前記電熱ヒータの温度が大、小の
    2つの設定温度に達した時点で直ちに電流のレベルを切
    換えることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の空
    気流量測定装置。 3 前記切換手段は、前記電熱ヒータの温度が一方の設
    定温度に達した時点よりこの設定温度に維持され、所定
    タイミングで送られてくる信号により電流のレベルを切
    換え、他方の設定温度に達した時点では直ちに電流のレ
    ベルを切換えることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の空気流量測定装置。 4 前記空気の流量信号は“L”と“H”の2値のレベ
    ルを持ったデジタル信号であることを特徴とする特許請
    求の範囲第1項記載の空気流量測定装置。 5 前記大、小の2つの設定温度は、空気温度が変化し
    ても両設定温度の差、及び設定温度と空気温度との差は
    所定値を維持することを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載の空気流量測定装置。 6 前記空気流量測定装置は前記ブリッジ回路の出力信
    号を検出するコンパレータを有しており、前記ブリッジ
    回路と前記コンパレータとの間に所定減衰率を有するア
    ッテネータとを設置することを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の空気流量測定装置。
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US06/724,964 US4693115A (en) 1984-04-24 1985-04-19 Device for measuring flow rate of air
DE19853514836 DE3514836A1 (de) 1984-04-24 1985-04-24 Vorrichtung zum messen des durchsatzes von luft

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62231174A (ja) * 1986-03-31 1987-10-09 Sharp Corp 流速測定方法
JPS63140921A (ja) * 1986-11-20 1988-06-13 ドレーゲルヴエルク・アクチエンゲゼルシヤフト 流動媒体の測定量検出方法及び測定回路
EP0449443A1 (en) * 1990-03-19 1991-10-02 Hitachi, Ltd. Hot wire air flow meter
JPH03261889A (ja) * 1990-03-12 1991-11-21 Shibaura Denshi Seisakusho:Kk 風速センサ

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EP0449443A1 (en) * 1990-03-19 1991-10-02 Hitachi, Ltd. Hot wire air flow meter

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