JPS61169676A - 水力機械のガイドベ−ン開閉機構監視装置 - Google Patents

水力機械のガイドベ−ン開閉機構監視装置

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JPS61169676A
JPS61169676A JP60008507A JP850785A JPS61169676A JP S61169676 A JPS61169676 A JP S61169676A JP 60008507 A JP60008507 A JP 60008507A JP 850785 A JP850785 A JP 850785A JP S61169676 A JPS61169676 A JP S61169676A
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JP
Japan
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signal
guide vane
detection sensor
absolute value
alarm
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Application number
JP60008507A
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English (en)
Inventor
Umerou Ueno
上野 梅郎
Tetsuya Noguchi
野口 哲哉
Norio Suetake
則夫 末武
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F03MACHINES OR ENGINES FOR LIQUIDS; WIND, SPRING, OR WEIGHT MOTORS; PRODUCING MECHANICAL POWER OR A REACTIVE PROPULSIVE THRUST, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F03BMACHINES OR ENGINES FOR LIQUIDS
    • F03B3/00Machines or engines of reaction type; Parts or details peculiar thereto
    • F03B3/16Stators
    • F03B3/18Stator blades; Guide conduits or vanes, e.g. adjustable
    • F03B3/183Adjustable vanes, e.g. wicket gates
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/20Hydro energy

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Control Of Water Turbines (AREA)
  • Hydraulic Turbines (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は水車またはポンプ水車等の水力機械におけるガ
イドベーン開閉機構の動作状況を精度よく把握し、異常
が発生した場合、これを初期段階で検出できるようにし
た水力機械のガイドベーン開閉機構監視装置に関する。
〔発明の技術的背景とその問題点〕
近年、一般産業のプラントの規模は大型化の一途をたど
っており、これに伴って水力機械も大型化すると共にそ
の配置数も増大してきている。
したがって、このような水力機械にあっては、高い信頼
性が要求されるために、その保守点検を確実に行ない、
事故を未然に防ぐ必要がある。特に水力機械ではガイド
ベーン開閉機構で異常が生じやすく、その場合には他へ
及ぼす影響が大きいことから、その保守はより確実に行
なう一必要がある。
このように、水力機械におけるガイドベーン開閉機構は
重要な要素であるにもかかわらず、従来の監視装置はは
なはだ不十分なものであった。すなわち、従来はガイド
ベーン開閉機構の監視装置として弱点ピンの破断時に警
報を発生する装置のみが設けられていたにすぎない。
このような装置は弱点ピンが破断してはじめて異常を検
出できるものであり、不確定要素から発生する原因につ
いては弱点ピンが破断するまで異常を検知することがで
きない。
ガイドベーン開閉機構に事故が発生した場合には、その
復旧に長時間を要し、その間水力機械は停止状態におか
れるため、稼働率が低下し、特に、大容量機の場合には
、水力機械の停止に伴う損失は膨大なものとなる。
したがって、ガイドベーン開閉機構に異常が発生した場
合には、初期の段階でこれを検出し、大事故に至る前に
必要な措置を講することが非常に重要であるが、従来の
装置ではこの要求に応えることができながかった。
(発明の目的〕 本発明は背景技術における上述の如き欠点を除去すべく
なされたもので、事故に至る前兆を、種々のセンサ、デ
ータから早期に検出し、ガイドベーン開閉機構の異常箇
所の判断、調査を行なうことが可能な水力機械のガイド
ベーン開閉機構監視装置を提供することを目的とする。
、〔発明の概要〕 本発明の水力機械のガイドベーン開閉機構監視装置は上
カバーと下カバーから成るランチ室内にランナを回転自
在に収納し、このランナの外周にガイドベーンを配設し
、これらのガイドベーンをガイドリング、弱点ピン、ガ
イドベーンアームおよびガイドベーンサーボモータを備
えたガイドベーン開閉機構によって開閉させるようにし
た水力機械において、前記ガイドリング、上カバーおよ
びガイドベーンアームの振動を検出するガイドリング振
動検出センサ、上カバー振動検出センサおよびガイドベ
ーン振動検出センサと、ガイドベーンサーボモータの操
作油圧の差圧を検出するサーボモータ操作圧差圧検出セ
ンサと、ガイド軸受の温度を検出するメタル温度検出セ
ンサと、ケーシング加圧水圧を検出するケーシング加圧
水圧検出センサと、ケーシング漏水補給を検出すケーシ
ング漏水補給屋検出センサと、空転中の水力機械の軸入
力量を検出する空転軸入力検出センサと、ドラフトチュ
ーブ内の水面押下げ時間を検出する押下げ時間検出セン
サと、弱点ピンの破断を検出する弱点ピン警報装置とを
設け、これらの各検出センサおよび警報装置からの検出
信号と、予め設定された設定値とを比較し、前記検出信
号が設定値を越えた時、警報を出力させると共に異常表
示器に異常を表示させるようにしたことを特徴とする。
本発明において、ガイドベーン開閉機構の異常を検出す
る項目としてはガイドリング、上カバーおよびガイドベ
ーンの振動、ガイドベーンサーボモータの操作油圧、メ
タル温度、ケーシング加圧時の水圧、空転軸入力、押下
げ時間、弱点ピンの破断とし、各検出項目の検出信号と
しては、それらの絶対値、時間変化率および絶対値の差
とする。
これらの検出信号を予め定められた設定値と比較し、各
信号個別の異常を検出する。これらの個別異常について
は、それらのセンサの取付場所を表示すると共に、各信
号個別の組合せ条件が満足された段階で警報を出力する
。また、各検出信号と各項目の正常、異常を示す信号を
常時記録することにより、異常の発生過程を確認出来る
ようにする。
〔発明の実施例〕
以下、本発明の水力機械のガイドベーン開閉機構監視装
置の実施例を図面を参照して説明する。
第1図は水力機械の要部を示す縦断面図であり、第2図
はそのガイドベーン開閉機構部分を拡大して示す縦断面
図である。
これらの図において、上池(図示せず)からの水はケー
シング1、スティリング2を通り、上カバー3と下カバ
ー4から成るランナ室内に流入し、ランナ5を回転させ
る。ランナ5の回転は主軸6を介して結合されている発
電機または発電電動機(図示せず)に伝達され、これを
駆動する。ランナ5を通過した水はドラフトチューブ7
を通って下池(図示せず)に放水される。
ケーシング1からの流入水は、上カバー3と下カバー4
によって支持されたガイドベーン8により、流量を調整
される。この流量調整は、ガイドベーン8を任意の開度
に設定することにより行なわれる。ガイドベーン8の開
度調整は、ガイドベーンサーボモータ(図示せず)から
の油圧操作力をガイドリング9に伝達し、さらにガイド
リング9のまわりに複数個配置されたリングパー101
リングピン11、弱点ピン12およびガイドベーンアー
ム13を通してガイドベーン8に伝達させることによっ
て行なわれる。
また、主軸6のまわりには圧力が外部に流出するのを防
ぐための主軸封水装置14、主軸6の振れ回りを抑制す
るためのガイド軸受装置15がそれぞれ上カバー3に設
けられている。
ガイドリング9、上カバー3およびガイドベーン8には
、それらの振動を検出するガイドリング振動検出センサ
a、上カバー振動検出センサb。
ガイドベーン振動検出センサCが設けられており、また
、ガイド軸受装置15にはメタル温度検出センサdが取
付けられており、弱点ピン12には弱点ピン警報装置e
がそれぞれ取付けられている。
また、第1図および@2図中には示していないが、ガイ
ドベーンサーボモータにはサーボモータ操作圧差圧検出
センサfが取付けられており、また、ケーシングまたは
制御盤にはケーシング加圧水圧検出センサg、ケーシン
グ漏水補給量検出センサh、押下げ時間検出センサiお
よび空転軸入力検出センサjが取付けられている。
なお、これらのセンサは1個または複数個ずつ設けられ
ているが、以下においては説明の便宜上、必要ある場合
を除き、各センサが1個の場合につき述べることにする
上記各センサa−jの出力は第3図に示すように演算回
路20に入力され、検出信号a2 、 C4。
b2.b4.C2〜j2として比較回路30に入力され
ると共に、記録装置70に入力される。
比較回路30には正常・異常を判別するための設定値が
水力機械の水車、ポンプ、調相の各運転モード毎に入力
されており、各入力信号との比較を行なう。この比較に
よって得られた信号a3゜C5、b3 、b5 、C3
〜j3は警報回路40、異常表示器60および記録装置
70へ入力される。
警報回路40は比較回路30から入力される信号a3.
a5.b3.b5.c3〜j3に基き警報器50および
異常表示器60へ警報信号y1〜y6を出力する。
次に上記回路の作動を項分けして説明する。
(1) ガイドベーンの異常検出 第3図において、演算回路20ではガイドリング振動検
出センサaによって検出されたガイドリング振動信号a
1、上カバー振動検出センサbによって検出された上カ
バー振動信号b1およびガイドベーン振動検出センサC
によって検出されたガイドベーン振動信号c、に基き、
ガイドリング振動値信号a2.上カバー振動絶対値信号
b2およびガイドベーン振動絶対値信号C2を算出する
これらの信号a2.b2.c2は比較回路30へ入力さ
れ、予め定められた設定値と比較され設定値より大きい
場合にはガイドリング振動絶対値異常信号a3、上カバ
ー振動絶対値異常信号b3、ガイドベーン振動絶対値異
常信号C3を出力する。
警報回路40では、ガイドリング振動絶対値異常信号a
3と、ガイドベーン振動絶対値異常信号C3がともに入
力されている状態(同時にONLでいる)、または上カ
バー振動絶対値異常信号b2とサーボモータ操作圧差圧
検出センサCがとともに入力されている状態のとき、ガ
イドベーン異常警報y1を警報器50と異常表示器60
へ出力する。異常表示器60と記録装置70へはこの他
に異常信号a3、b3.C3が入力され、異常状態また
は異常箇所の表示と記録を行なう。
(2) 接続ピン類の異常検出 演算回路20では、ガイドリング振動信号a1、ガイド
リング振動時間変化率信号a5を算出する。
算出された信号a4は、比較回路80へ入力され、予め
定められた設定値以上の場合には、ガイドリング振動時
間変化率異常信号a5を出力する。
警報回路40ではガイドリング絶対値異常信号a3と上
カバー振動絶対値信号b3がともに入力されている状態
または、ガイドリング振動時間変化率異常信号a5と上
カバー撮゛動絶対値異常信号b3がともに入力されてい
る状態の時、接続ピン類異常警報y2を警報器50と異
常表示器60へ出力する。異常表示器60と記録装置7
0へはガイドリング振動時間変化率異常信号a5も入力
され、異常状態または異常箇所の表示と記録を行なう。
(3) ガイドベーンリンク部の異常検出演算回路20
では、上カバー振動検出センサbからの上カバー振動信
号b1より上カバー振動時間変化率信号b4を演算し、
またメタル温度検出センサd、d’ にて検出されたメ
タル温度信号(11,dl’よりメタル温度差信号d2
を算出する。算出された上カバー振動時間変化率信号b
4およびメタル温度差信号d2は比較回路30へ入力さ
れ、予め定められた各々の設定値以上の場合は、上カバ
ー振動時間変化率異常信号b5およびメタル温度差異常
信号d3を出力する。
警報回路40では、ガイドベーン振動絶対値異常信号C
3が入力している状態の時または、上カバー振動時間変
化率異常信@b5とメタル温度差異常信号d3がともに
入力されている状態のとき、ガイドベーンリンク部異常
警報y3を警報器50と異常表示器60へ出力する。異
常表示器60と記録装置70へは異常信号b5 、d3
も入力され、異常状態または異常箇所の表示を行なう。
(4) 弱点ピンの異常検出 警報回路40では、弱点ピン警報装置eより弱点ピン異
常信号e1が入力されている状態の時、弱点ピン異常警
報y4を警報器50と異常表示器60へ出力する。
(5) ガイドベーン開閉力の異常検出演算回路20で
は、サーボモータ操作圧差圧検出ヒンサfにて検出され
たサーボモータ操作圧差圧信号f1よりサーボモータ操
作圧差圧絶対mu常信号f2を滓出する。算出された信
号f2は、比較回路30へ入力され、予め定められた設
定値以上の場合には、丈−ボモータ操作圧差圧絶対値異
常信号f3を出力する。
警報回路40ではサーボモータ操作圧差圧絶対値異常信
号f3が入力されている状態の時、ガイドベーン開閉力
異常警報y5を警報器50と異常表示器60へ出力する
。異常表示器60と記録装置70へは異常信号f2.f
3も入力される。
(6) シール部の異常検出 演算回路20ではケーシング加圧水圧検出センサg、ケ
ーシング漏水補給端検出センサh、押下げ時間検出セン
サ1および空転軸入力検出センサjによって検出された
時間変化率Q1、ケーシング漏水補給量信号h1、押下
げ時間信号11および空転軸入力信号j1より、ケーシ
ング加圧水圧絶対値信号g2、ケーシング漏水補給量絶
対値信号h2、押下げ時間絶対値信号12および空転軸
入力絶対値信号j2を演算する。演算された信号Q2.
h2.i2およびj2は比較回路30へ入力され、予め
定められた各々の設定値以上の場合には、ケーシング加
圧水圧絶対値異常信号g3、ケーシング漏水補給量絶対
値異常信号h3、押下げ時間絶対値異常信号13および
空転軸入力絶対値異常信号j3を出力する。
警報回路40ではケーシング加圧水圧絶対値異常信号Q
3とケーシング漏水補給量絶対値異常信号h3がともに
入力されている状態の時、押下げ時間絶対値異常信号1
3が入力されている状態の時、または、空転軸入力絶対
値異常信号j3が入力されている状態の時、シール部異
常警報y6を警報器50と異常表示器60へ出力する。
また、異常表示器60と記録装@70へは異常信号g3
゜h3.i3およびj3も入力され、異常状態または異
常箇所の表示を記録行なう。
なお、上記(1)〜(6)の各場合、記録装置70には
常時、演算回路20の出力信号a2゜a4 、 b2 
、 b4 、 c2 、 d2 、 f2 、 g2 
h2.   i2と弱点ピン警報装置eの出力信号e1
も入力される。
上述の如く、本発明の実施例においてはガイドリング振
動検出センサa、上カバー振動検出センサb1ガイドベ
ーン振動検出センサc1メタル温度検出センサd、d’
 、サーボモータ操作圧差圧検出センサf、ケーシング
加圧水圧検出センサ9ケーシング漏水補給量検出センサ
h、押下げ時間検出センサi、および空転軸入力検出セ
ンサjからの信号を演算回路に入力してガイドリング振
動絶対値信号a2、ガイドリング振動時間変化率信号a
4、上カバー撮動絶対値信号b2、上カバー振動時間変
化率信号b4.ガイドベーン振動絶対値信号C2、メタ
ル温度差信号d2、サーボモータ操作圧差圧絶対値信号
f2、ケーシング加圧水圧絶対値信号g2、ケーシング
漏水補給絶対値信号h2.押下げ時間絶対値信号12、
空転軸入力絶対値信号j2を演算し、これらの演算結果
を比較回路に入力し、それぞれの設定値と比較してガイ
ドリング振動絶対値異常信号a3、ガイドリング振動時
間変化率異常信号a5、上カバー振動絶対値異常信号b
3、上カバー振動時間変化率異常信号b5、ガイドベー
ン振動絶対値異常信号 C3、メタル温度差異常信号d
3、サーボモータ操作圧差圧絶対値異常信号f3、ケー
シング加圧水圧絶対値異常信号q3、ケーシング漏水補
給量絶対値異常信号h3.押下げ時間絶対値異常信号i
3、空転軸入力絶対値異常信号j3を得、これらの信号
と弱点ピン警報装置からの弱点ピン異常信号e1を警報
回路40に入力してガイドベーン異常警報y1、接続ピ
ン類異常警報y2、ガイドベーンリンク部異常警報y3
、弱点ピン異常警報y4、ガイドベーン開閉力異常警報
y5およびシール部異常警報y6を警報器と異常表示器
に向けて出力させ、警報を発生させるると共に異常を表
示するよう構成したので、ガイドベーン開閉機構の異常
状態における種々の原因を容易に推測できる。
すなわち、ガイドベーンの異常に対しては1〉ガイドベ
ーンの変形 2)ガイドベーンシール部のキャビティシュン3)異物
の混入 接続ピン類の異常に対しては 1)ピン類のガタ増大 2〉ブツシュ類の摩耗増大 ガイドベーンリンク部の異常に対しては1エキセンピン
のずれ 2)ブッユシの摩耗増大 弱点ピンの異常に対しては、 1)弱点ピンの切損 ガイドベーンサーボモータの開閉異常に対しては1)シ
ートライナのかじり 2)サーボモータピストンのかじり 3)ガイドベーンのかじり 4)ガイドベーン開閉機構の摩耗増大 ガイドベーンのシール部の異常に対しては1)シールパ
ツキンの摩耗 2)ガイドベーンサイドギャップの増大3)スラスト軸
受の摩耗 のように異常要素を種々の現象から容易に推測すること
ができる。
したがって、ガイドベーン開閉機構の異常を開閉機構の
各部品の破損、損傷が大きくなる前の初期段階で容易に
検出することができると共に、その異常の原因と異常の
箇所を容易に判断することができ、前述したガイドベー
ン開閉機構の事故を未然に防止することが可能となる。
また、検出信号および異常信号を異常表示器上に表示す
ることにより、異常箇所の確認は容易になる。
しかも、各検出信号と異常信号を記録装置70に記録す
ることにより、ガイドベーン開閉機構の損傷の波及過程
を確認することができる上、比較回路30の各々の設定
値を最適にし、ごく微小な損傷を検出できるようにした
り、簡単な構成の監視に改善するためのデータを採取す
ることも可能となる。
〔他の実施例〕
第3図につき説明した信号の処理表示回路は第4図ない
し第11図に示す回路によっても実現できる。
第4図において、A  、A2.A3は前述の検出セン
サa、b、c、d、・・・に相当するものであり、これ
らのセンサからの電気信号は演算回路B、8.83に入
力される。
この演算回路は各検出センサに応じた検出要素(例えば
平均値や時間変化率)を演算覆ると共にアナログ入力信
号をデジタル信号に変換して出力するものである。
これらの演算回路から出力されたデジタル信号は判定回
路Cに入力される。この判定回路は異常判定すべき各検
出要素を予め設定記憶しており、それらと各検出値との
比較判別を行なう。検出値が正常(設定値以下)の場合
には、検出値を記録装置Gに記録させるのみで終了とな
るが、検出値が設定値を越えた場合には検出値の信号は
次の組合せパターン作成回路りに送られ、それと同時に
検出部異常表示器Hにも伝達され、故障表示を行なう。
第5図は組合せパターン作成回路りのパターン例を示す
回路図である。同図においてX  、X  。
×3等は各検出センサからの信号の判別回路Cとの取合
い接点を示しており、接点×1と×2.あるいはX と
×3との組合せ条件が成立すると、出力端子Yに出力信
号を生ずる。
この出力端子Yに現れた信号は異常表示部Eと。
ブザー等から成る警報装置Fと記録装置Gに伝達され、
これらを作動させると共に、異常判別された信号の検出
部に対応した検出部異常表示器Hに伝達され、異常箇所
を表示する。
第6図は接続ピン類の異常を検出する組合せパターン作
成回路D1を示している。この場合、判別回路Cから取
合い接点X、X2.X3に入力される信号は次の通りで
ある。
×1・・・ガイドリング振動絶対値異常信号×2・・・
ガイドリング撮動時間変化率異常信号×3・・・上カバ
ー振動絶対値異常信号出力接点Y が成立する条件はx
lとX3のAND条件が成立した場合およびX とx3
のAND条件が成立した場合のいずれかである。
第7図はガイドベーンの異常を検出する組合せパターン
作成回路D2を示す。この場合の取合い接点X、X、X
5の入力信号は次の通りである。
×1・・・ガイドリング振動絶対値異常信号×3・・・
上刃バー撮動絶対値異常信号×5・・・ガイドベーン撮
動絶対値異常信号出力接点Y が成立する条件はX と
×2またはXlと×3のAND条件が成立した場合であ
る。
第8図はガイドベーンリンク部の異常を検出する組合せ
パターン作成回路D3を示す。この場合の取合い接点X
 4.X5.X7の入力信号は次の通りである。
×4・・・上カバー振動時間変化率異常信号×5・・・
ガイドベーン振動絶対値異常信号×7・・・メタル温度
差異常信号 出力条件Y3が成立する条件は×5に入力が存在する場
合およびX と×7のAND条件が成立した場合のいず
れかである。
第9図はガイドベーン開閉力異常を検出するパターン作
成回路D4を示す。この場合、取合い接点×6の入力信
号は次の通りである。
X6・・・サーボモータ操作圧差圧絶対値異常信号第1
0図は弱点ピンの異常を検出するパターン回路D5を示
すもので、取合い接点X8の入力信号は次の通りである
×8・・・弱点ピン異常信号 第11図はシール部の異常を検出するパターン作成回路
D6を示すもので、取合い接点×9゜X  、X71.
X12の入力信号は次の通りである。
×9・・・ケーシング加圧水圧絶対値異常信号X1o・
・・ケーシング漏水補給量絶対値異常信号×11・・・
押下げ時間絶対値異常信号X12・・・空転軸入力絶対
値異常信号この場合、出力接点Y6が成立する条件は、
x9とX18のAND条件が成立した場合、X11また
X12が存在する場合のいずれかである。
以上のパターン作成回路D1〜D6に入る検出センサの
入力データにより、ガイドベーン開閉機構の異常状態に
おける種々の原因を第3図の場合と同様に容易に推測す
ることができる。
この実施例においては以上のような構成・作用により、
各検出要素の表示をさせると共に正常、異常を問わず各
検出要素の信号を記録装置Gに記録させているので検出
要素のいずれが1つが異常表示をした場合には記録装置
Gにより正常な検出要素の履歴を調べることにより、更
に事前に異常を検出することが可能である。
したがってガイドベーン開閉機構の異常を開閉機構の各
部品の破損、損傷が大きくなる前の初期段階で容易に検
出することができると共に、その異常の原因ならびに異
常の箇所を容易に判断して前述したガイドベーン開閉機
構の事故を未然に防止することが可能となる。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明によれば、従来の弱点ピン
警報装置のみではなく、種々の検出データによりガイド
ベーン開閉機構の異常検出を行なうため、ガイドベーン
開閉機構の異常を常時監視でき、またガイドベーン開閉
機構の各部品の異常が増大する以前に異常箇所およびそ
の原因を検知してガイドベーン開閉機構の事故を未然に
防止することが可能なであり、信頼性の高いガイドベー
ン開閉機構の監視装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を例示する縦断面図、第2図は
第1図におけるガイドベーン開閉機構を拡大して示す縦
断面図、第3図ないし第5図は本発明における信号処理
回路を示すブロック図、第6図ないし第11図はガイド
ベーン開閉!I構の各異常事態に対する組合せパターン
作成回路回路図である。 1・・・ケーシング、2・・・スティリング、3・・・
上刃バー、4・・・下カバー、5・・・ランナ、6・・
・主軸、7・・・ドラフトチューブ、8・・・ガイドベ
ーン、9・・・ガイドリング、1o・・・リングバー、
11・・・リングピン、12・・・弱点ピン、13・・
・ガイドベーンアーム、14・・・主軸封水装置、15
・・・ガイド軸受装置。 出願人代理人  猪  股     清第1図 第2図 第6図 、D言 第9図 、DA

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、上カバーと下カバーから成るランナ室内にランナを
    回転自在に収納し、このランナの外周にガイドベーンを
    配設し、これらのガイドベーンをガイドリング、弱点ピ
    ン、ガイドベーンアームおよびガイドベーンサーボモー
    タを備えたガイドベーン開閉機構によって開閉させるよ
    うにした水力機械において、前記ガイドリング、上カバ
    ーおよびガイドベーンアームの振動を検出するガイドリ
    ング振動検出センサ、上カバー振動検出センサおよびガ
    イドベーン振動検出センサと、ガイドベーンサーボモー
    タの操作油圧の差圧を検出するサーボモータ操作圧差圧
    検出センサと、ガイド軸受の温度を検出するメタル温度
    検出センサと、ケーシング加圧水圧を検出するケーシン
    グ加圧水圧検出センサと、ケーシング漏水補給を検出す
    るケーシング漏水補給量検出センサと、空転中の水力機
    械の軸入力量を検出する空転軸入力検出センサと、ドラ
    フトチューブ内の水面押下げ時間を検出する押下げ時間
    検出センサと、弱点ピンの破断を検出する弱点ピン警報
    装置とを設け、これらの各検出センサおよび警報装置か
    らの検出信号と、予め設定された設定値とを比較し、前
    記検出信号が設定値を越えた時、警報を出力させると共
    に異常表示器に異常を表示させるようにしたことを特徴
    とする水力機械のガイドベーン開閉機構監視装置。 2、ガイドリング振動検出センサa、上カバー振動検出
    センサb、ガイドベーン振動検出センサc、メタル温度
    検出センサd、d′、サーボモータ操作圧差圧検出セン
    サf、ケーシング加圧水圧検出センサg、ケーシング漏
    水補給量検出センサh、押し下げ時間検出センサi、お
    よび空転軸入力検出センサjからの信号を演算回路に入
    力してガイドリング振動絶対値信号a2、ガイドリング
    振動時間変化率信号a4、上カバー振動絶対値信号b2
    、上カバー振動時間変化率信号b4、ガイドベーン振動
    絶対値信号c2、メタル温度差信号d2、サーボモータ
    操作圧差圧絶対値信号f2、ケーシング加圧水圧絶対値
    信号g2、ケーシング漏水補給量絶対値信号h2、押下
    げ時間絶対値信号i2、空転軸入力絶対値信号j2を演
    算し、これらの演算結果を比較回路に入力し、それぞれ
    の設定値と比較してガイドリング振動絶対値異常信号a
    3、ガイドリング振動時間変化率異常信号a5、上カバ
    ー振動絶対値異常信号b3、上カバー振動時間変化率異
    常信号b5、ガイドベーン振動絶対値異常信号c3、メ
    タル温度差異常信号d3、サーボモータ操作圧差圧絶対
    値異常信号f3、ケーシング加圧水圧絶対値異常信号g
    3、ケーシング漏水補給量絶対値異常信号h3、押下げ
    時間絶対値異常信号i3、空転軸入力絶対値異常信号j
    3を得、これらの信号と弱点ピン警報装置からの弱点ピ
    ン異常信号e1を警報回路40に入力してガイドベーン
    異常警報y1、接続ピン類異常警報y2、ガイドベーン
    リンク部異常警報y3、弱点ピン異常警報y4、ガイド
    ベーン開閉力異常警報y5およびシール部異常警報y6
    を警報器と異常表示器に向けて出力させ、警報を発生さ
    せるると共に異常を表示するよう構成したことを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載の水力機械のガイドベー
    ン開閉機構監視装置。 3、各検出センサに応じた検出要素を演算するとともに
    アナログ入力信号をデジタル検出信号に変換する演算装
    置とこれらの演算装置から出力されたデジタル検出信号
    を入力し、これらを予め設定した設定値と比較判別し、
    デジタル検出信号が設定値を越えた場合に異常信号を出
    力する判別回路と、この判別回路からの異常信号を所望
    のパターンで演算し、異常の発生箇所を示す信号を出力
    する組合せパターン作成回路と、この組合せパターン作
    成回路の出力を入力される異常表示器、警報器および記
    録装置を備えることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の水力機械のガイドベーン開閉機構監視装置。
JP60008507A 1985-01-22 1985-01-22 水力機械のガイドベ−ン開閉機構監視装置 Pending JPS61169676A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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