JPS6116805Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6116805Y2 JPS6116805Y2 JP94782U JP94782U JPS6116805Y2 JP S6116805 Y2 JPS6116805 Y2 JP S6116805Y2 JP 94782 U JP94782 U JP 94782U JP 94782 U JP94782 U JP 94782U JP S6116805 Y2 JPS6116805 Y2 JP S6116805Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- outsole
- layer
- thin
- porous
- polymer layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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Landscapes
- Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はスポーツシユーズ用の本底に関するも
のである。
のである。
従来よりスポーツシユーズ、たとえばゴルフ
靴、野球スパイク、サツカーシユーズなどの本底
には、ポリウレタンやナイロン樹脂の注型成型品
が用いられている。これらの本底は耐水性に優れ
ている反面、曲げ硬さが大きく、圧縮弾性が悪
く、さらに重量が大きい等の欠点を有している。
特にスポーツシユーズ用本底の素材としては、力
が加わつた場合、上下方向には圧縮するのが横方
向へは伸びないことが重要であり、また同時に十
分なる耐水性を有していることも重要である。一
般に注型成形にて製造した本底や、ポリマー粒を
単に加熱プレスし切断して製造した本底などは上
記要求性能を満たしていない。
靴、野球スパイク、サツカーシユーズなどの本底
には、ポリウレタンやナイロン樹脂の注型成型品
が用いられている。これらの本底は耐水性に優れ
ている反面、曲げ硬さが大きく、圧縮弾性が悪
く、さらに重量が大きい等の欠点を有している。
特にスポーツシユーズ用本底の素材としては、力
が加わつた場合、上下方向には圧縮するのが横方
向へは伸びないことが重要であり、また同時に十
分なる耐水性を有していることも重要である。一
般に注型成形にて製造した本底や、ポリマー粒を
単に加熱プレスし切断して製造した本底などは上
記要求性能を満たしていない。
本考案者は、このような要求性能を満たしてい
る本底を得るべく研究を行なつた結果、不織布と
その内部に含浸、凝固されたポリウレタンまたは
ゴムの徴細な多孔質からなる繊維質層と、重合体
の薄層が平面方向に交互に積層一体化されてな
り、かつその見掛け密度が0.5〜1.0ｇ／cm2の範囲
内であるスポーツシユーズ用本底が上記した要求
性能を十分に満たしていることを見出した。
る本底を得るべく研究を行なつた結果、不織布と
その内部に含浸、凝固されたポリウレタンまたは
ゴムの徴細な多孔質からなる繊維質層と、重合体
の薄層が平面方向に交互に積層一体化されてな
り、かつその見掛け密度が0.5〜1.0ｇ／cm2の範囲
内であるスポーツシユーズ用本底が上記した要求
性能を十分に満たしていることを見出した。
本考案を添付の図面に基づいて説明すると、第
１図は本考案のスポーツシユーズ用本底の全体図
であり、同図中のＡ部分を拡大したのが第２図お
よび第３図である。第２図および第３図に示され
ているように、本考案の本底は繊維質層２と重合
体の薄層３，４が交互に積層一体化されている。
なお第２図の本底は薄層部分が非多孔質層３と多
孔質層４よりなつている場合であり、第３図の本
底は薄層部分が非多孔質層３よりなつている場合
である。このように本考案のスポーツシユーズ用
本底は、薄層部分が非多孔質層であつても多孔質
層であつても、またこれらの積層物であつてもよ
い。
１図は本考案のスポーツシユーズ用本底の全体図
であり、同図中のＡ部分を拡大したのが第２図お
よび第３図である。第２図および第３図に示され
ているように、本考案の本底は繊維質層２と重合
体の薄層３，４が交互に積層一体化されている。
なお第２図の本底は薄層部分が非多孔質層３と多
孔質層４よりなつている場合であり、第３図の本
底は薄層部分が非多孔質層３よりなつている場合
である。このように本考案のスポーツシユーズ用
本底は、薄層部分が非多孔質層であつても多孔質
層であつても、またこれらの積層物であつてもよ
い。
繊維質層２は、ニードルパンチにより繊維を絡
合させたような緻密な不織布に対して、ポリウレ
タンまたはゴムの溶液あるいはエマルジヨンを含
浸し、この溶液あるいはエマルジヨンを凝固して
徴細多孔質化してなるものである。一方薄層３，
４は、これらの繊維質層２または表面に多孔質層
４を有する繊維質層２を積層一体化する際に用い
た接着剤層、あるいは接着剤層と上記多孔質層４
の一体化物のことである。本考案において、繊維
質層２と薄層３，４の両層はそれぞれ平面方向に
交互に積層され、一体化されている。多孔質層４
を構成する重合体としては、ポリウレタンやゴム
が一般的である。また非多孔質層を構成する重合
体としては、ポリウレタン、ゴム、ナイロン等が
一般的である。
合させたような緻密な不織布に対して、ポリウレ
タンまたはゴムの溶液あるいはエマルジヨンを含
浸し、この溶液あるいはエマルジヨンを凝固して
徴細多孔質化してなるものである。一方薄層３，
４は、これらの繊維質層２または表面に多孔質層
４を有する繊維質層２を積層一体化する際に用い
た接着剤層、あるいは接着剤層と上記多孔質層４
の一体化物のことである。本考案において、繊維
質層２と薄層３，４の両層はそれぞれ平面方向に
交互に積層され、一体化されている。多孔質層４
を構成する重合体としては、ポリウレタンやゴム
が一般的である。また非多孔質層を構成する重合
体としては、ポリウレタン、ゴム、ナイロン等が
一般的である。
本考案の本底は、その見掛け密度が0.5〜1.0
ｇ／cm2の範囲内でなければならない。0.5ｇ／cm3
より低い場合には、軟らか過ぎてスポーツ機能に
欠けることになると共に、強度的にも充分とは言
えないものとする。また1.0ｇ／cm3を越える場合
には、圧縮弾性が極めて低いため足当りが悪くな
ると共に、本底が重くなるため靴全体としての重
量が高くなり、スポーツ靴として欠点となる。
ｇ／cm2の範囲内でなければならない。0.5ｇ／cm3
より低い場合には、軟らか過ぎてスポーツ機能に
欠けることになると共に、強度的にも充分とは言
えないものとする。また1.0ｇ／cm3を越える場合
には、圧縮弾性が極めて低いため足当りが悪くな
ると共に、本底が重くなるため靴全体としての重
量が高くなり、スポーツ靴として欠点となる。
またスポーツ靴の機能性の点で、各繊維質層２
の厚さは、0.7〜1.5mm位が好ましく、また薄層と
しては0.01〜0.1mm位が好ましい。さらに本底と
しては、繊維質層と薄層がそれぞれ３〜５枚積層
されている程度の厚さが好ましい。
の厚さは、0.7〜1.5mm位が好ましく、また薄層と
しては0.01〜0.1mm位が好ましい。さらに本底と
しては、繊維質層と薄層がそれぞれ３〜５枚積層
されている程度の厚さが好ましい。
本考案の本底を製造する方法の代表例として
は、不織布とその内部に含浸、凝固されたポリウ
レタンまたはゴムの徴細多孔質からなる繊維質層
基材あるいはその表面に多孔質被覆層を有してい
る繊維質基材を複数枚重ねると共に、各基材間に
ホツトメルトフイルムを挿入し、その積層物を高
周波プレスし、得られた積層一体化物を靴底型に
切断する方法があげられる。この方法以外に、予
め繊維質基材を靴底形に切断しておき、これらと
ホツトメルトフイルムを交互に積層したのち高周
波プレスして一体化する方法、あるいはこれらの
方法においてホツトメルトフイルムに代えて接着
剤溶液を使用する方法、さらにはホツトメルトフ
イルムに代えて接着剤溶液を使用し、接着后に熱
プレスで圧縮する方法などが拳げられる。なお、
プレス条件としては、積層一体化物の見掛け密度
が0.5〜1.0ｇ／cm3となるように設定される。
は、不織布とその内部に含浸、凝固されたポリウ
レタンまたはゴムの徴細多孔質からなる繊維質層
基材あるいはその表面に多孔質被覆層を有してい
る繊維質基材を複数枚重ねると共に、各基材間に
ホツトメルトフイルムを挿入し、その積層物を高
周波プレスし、得られた積層一体化物を靴底型に
切断する方法があげられる。この方法以外に、予
め繊維質基材を靴底形に切断しておき、これらと
ホツトメルトフイルムを交互に積層したのち高周
波プレスして一体化する方法、あるいはこれらの
方法においてホツトメルトフイルムに代えて接着
剤溶液を使用する方法、さらにはホツトメルトフ
イルムに代えて接着剤溶液を使用し、接着后に熱
プレスで圧縮する方法などが拳げられる。なお、
プレス条件としては、積層一体化物の見掛け密度
が0.5〜1.0ｇ／cm3となるように設定される。
本考案の本底に、必要に応じてスパイクやヒー
ル等を取付け、さらに必要に応じて仕上加工を行
なつたのち、天然皮革または人工皮革からなる胛
被に接着あるいは縫い付けることによりスポーツ
シユーズが得られる。
ル等を取付け、さらに必要に応じて仕上加工を行
なつたのち、天然皮革または人工皮革からなる胛
被に接着あるいは縫い付けることによりスポーツ
シユーズが得られる。
本考案の本底を用いたスポーツシユーズは、本
底が繊維質層を有しているため適度の圧縮弾性お
よび横方向への低伸長性を有しており、また本底
に複数枚の薄層を有しているため耐水性において
も極めて優れている。
底が繊維質層を有しているため適度の圧縮弾性お
よび横方向への低伸長性を有しており、また本底
に複数枚の薄層を有しているため耐水性において
も極めて優れている。
本考案の本底は、スポーツシユーズ用に適して
いるが、特にゴルフシユーズ、野球シユーズ、サ
ツカーシユーズ、ラグビーシユーズ、アメリカン
フツトボールシユーズに適している。
いるが、特にゴルフシユーズ、野球シユーズ、サ
ツカーシユーズ、ラグビーシユーズ、アメリカン
フツトボールシユーズに適している。
第１図は本考案の本底の全体面であり、第２図
および第３図は第１図に示されたＡ部分の拡大図
であり、１は本底、２は繊維質層、３，４は薄層
を示す。
および第３図は第１図に示されたＡ部分の拡大図
であり、１は本底、２は繊維質層、３，４は薄層
を示す。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 １ 不織布とその内部に含浸、凝固されたポリウ
レタンまたはゴムの徴細多孔質からなる繊維質
層と、重合体の薄層が平面方向に交互に積層一
体化されてなり、かつその見掛け密度が0.5〜
1.0ｇ／cm3の範囲内であることを特徴とするス
ポーツシユーズ用本底。 ２ 重合体の薄層から多孔質重合体層と非多孔質
重合体層からなる実用新案登録請求の範囲第１
項記載の本底。 ３ 重合体の薄層が非多孔質重合体層である実用
新案登録請求の範囲第１項記載の本底。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP94782U JPS58102603U (ja) | 1982-01-07 | 1982-01-07 | スポ−ツシユ−ズ用本底 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP94782U JPS58102603U (ja) | 1982-01-07 | 1982-01-07 | スポ−ツシユ−ズ用本底 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58102603U JPS58102603U (ja) | 1983-07-12 |
| JPS6116805Y2 true JPS6116805Y2 (ja) | 1986-05-23 |
Family
ID=30013995
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP94782U Granted JPS58102603U (ja) | 1982-01-07 | 1982-01-07 | スポ−ツシユ−ズ用本底 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58102603U (ja) |
-
1982
- 1982-01-07 JP JP94782U patent/JPS58102603U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58102603U (ja) | 1983-07-12 |
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