JPS5812001B2 - スグレタクツゾコヨウバンジヨウザイリヨウノ セイゾウホウ - Google Patents

スグレタクツゾコヨウバンジヨウザイリヨウノ セイゾウホウ

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Publication number
JPS5812001B2
JPS5812001B2 JP49135278A JP13527874A JPS5812001B2 JP S5812001 B2 JPS5812001 B2 JP S5812001B2 JP 49135278 A JP49135278 A JP 49135278A JP 13527874 A JP13527874 A JP 13527874A JP S5812001 B2 JPS5812001 B2 JP S5812001B2
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JP
Japan
Prior art keywords
plate
sheet
conditions
rubber
present
Prior art date
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Expired
Application number
JP49135278A
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English (en)
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JPS5161350A (ja
Inventor
江口保
片岡昭允
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nagao Soda Co Ltd
Original Assignee
Nagao Soda Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nagao Soda Co Ltd filed Critical Nagao Soda Co Ltd
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Expired legal-status Critical Current

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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は特定の人工皮革レート状物を成型原料とする優
れた性能を有する靴底用板状材料の製造法に関する。
従来靴底用素材としては天熱ゴムや合成ゴム、などのゴ
ム素材や天然皮革などが専ら使われて来ている。
これらの中でゴム金素材とする靴底は(1)水がついて
すべり易く歩行上危険である(2)重い(3)摩耗しや
すい(4)蒸れ易いなどの欠点を有し、一方、天然皮革
は(1)摩耗性が著しい(2)水にぬれると吸水して重
くなり、又腐りやすい(3)品質の安定したもめを得に
くい(4)値段が高いなどを有するため、これらの欠点
のできる限り少ない靴底用素材の出現が期待されている
本発明者は前述した如き欠点のない優れた性能を有する
靴底用板状材料を提供せんと種々研究した結果、合成繊
維とスポンジ状構造をもった熱可塑性高分子物質とから
なる人工皮革を成型原料として、これを加熱加圧条件下
に積層プレスして板状になすことにより上記の目的が達
成されることを見い出した。
即ち本発明の長所は(1)耐摩耗性が著しく優れている
(2)本がついてもすべりにくい(3)強度が大(4)
軽量である(5)水を吸収して重くなったり、腐蝕する
ことがない(6)適度の通気性含有し、蒸れが少ないこ
とである。
特に(1)の耐摩耗性は水に濡れて、しかも大きな荷重
のかがった悪い条件下においても著しく優れているもの
であり、従来の天然皮革、ゴム材料が本の存在下、大荷
重の悪条件下では耐摩耗性が底下するのに対し、本発明
の靴底材料がいささかの低下も示さないのは靴底材料と
して追従を許さない大きな特長である。
本発明の靴底用板状材料の製造にあたって成型原料とし
て用いられる人工皮革シート状物は前述した如く特に合
成繊維とスポンジ状構造をもった熱可塑性高分子物質か
ら構成される人工皮革で例えば合成繊維よりなる任意の
構造の基布に熱可塑性高分子物質の溶液を含浸せしめた
後、これを非溶媒中に浸漬し湿式凝固せしめるか又は液
溶様の全部或いは一部を飛散させて乾式又は半乾式凝固
せしめることによって造られたスポンジ状の層をもった
人工皮革又はこの人工皮革を更に適当な厚さにスライス
したシート状物となしたものが特に好んで用いられるが
、特にこの方法に限定されることなく、合成繊維の基布
の一部を溶解し、スポンジ構造に再凝固して得る方法や
、熱可塑性樹脂のエマルジョンを含浸して凝固して得た
ものなど本有効に用いられる。
本発明に於いて使用される繊維は特に靴底としての要求
性能の見地から、強度が大きく、かつ疎水性の大きなポ
リエステル、ポリアミド、ポリオレフィン(プロピレン
)などの繊維を素材とする不織布、織布、編物等が好適
なものであり、又、これらの素材は含浸せしめられる熱
可塑性高分子溶液との関連においても適当な素材、構造
の基布が選択される。
一方、基布に含浸凝固せしめられる熱可塑性高分子は主
としてポリウレタンから構成される事が好まれるが、さ
らに少割合のポリ塩化ビニル、ポリメタクリル酸メチル
、ポリビニルブチラール、ポリアクリロニトリル及びこ
れらの共重合体などのビニル系重合体、ポリアミノ酸系
樹脂との混合物を用いることが好ましい。
本発明は上述した如き製造法を経て造られた人工皮革シ
ート状物をそのままあるいは更に適当な厚さにスライス
したシート状物を成型原料として適当な加熱加圧条件下
に積層プレスすることによって靴底用板状材料を製造す
るものである。
成型原料としての前述したシート状物を優れた靴底用板
状材料として積層プレスするにあたっての諸条件は次の
如くである。
即ち、加熱温度としては130〜190℃が好ましく、
120℃以下では層間剥離が起る危険性大であり、又2
00℃を越えたところでは用いた熱可塑性ポリマーの熱
分解が起り、折り曲げや引張りに対する強度が共に低下
する恐れがある。
一方、加圧条件としては15〜50Kg/cm3の範囲
が好ましく、10Kg/cm3以下では部分接着又は層
間剥離が起り好ましくない。
また更に上床したような加熱・加圧条件を用いた時のプ
レス時間は成型品の厚さにより変動するが5〜20分程
度が好ましく、この条件を逸脱したところではやはり上
述したような何等かの欠点のある製品が得られるので好
ましくない。
また、積層プレスに先立ち、成形原料に対して約10%
(重量)の水又は10%(重量)含有エチレングリコー
ル水溶液、ジメチルホルムアミド水溶液等を含浸させる
などの操作を施しておくと。
用いた熱可塑性高分子の二次転位点を下げる効果があり
、靴底として比歎的軟かい一品を得ることができる。
又、本発明の板状材料の最終の厚さの制御はプレス前の
積層原料の厚さ、加圧条件金型等を適当に選ぶことによ
って達せられ、最終の柔軟性もプレス前の加工原料のス
ポンジ構造層の選択やプレス条件の選択によって、ホー
マル用、スポーツ用、レジャー用靴底材料と自由に変え
ることができる。
以上述べて来た如く本発明方法によって得られた板状材
料は靴底として優れた要求性能を備え、かつ打ち抜き加
工性も良好で、任意の形と大きさの靴底を打ち抜くこと
ができる。
以下、実施例を以て本発明を具体的に説明するが、これ
らの実施例によって本発明はいささかも限定されるもの
ではない。
実施例 1 ′6−ナイロン55部、ポリスチレン45部の混合紡糸
繊維(断面は海島構造をしており海部分が6−ナイロン
、島部分がポリスチしくである)をトルエン中で6倍に
熱延伸することによって、ポリスチレン部分をトルエン
中に抽出溶解除去した。
これによって断面が多孔性(いわゆるレンコン状)の6
−ナイロン中空繊維を得た。
巻縮後、50mmに切断した後ランダムウニツバ−、ニ
ードルルームを通して3次元網状組織のウェッブを造っ
た。
該ウェッブに、エチレングリコール、アジピン酸からな
るポリエステルとジフェニルメタンジイソシアナートと
を反応させて得たプレポリマーにジオールを反応せしめ
て合成したポリウレタンのジメチルホルムアミド溶液(
濃度10%)を含浸させ、水中でポリウレタンを凝固せ
しめた。
その後メタノールで洗滌し乾燥した。
かくしてナイロン中空繊維不織布を含む人工皮革様ポリ
ウレタンシートを得た。
(以下このシートを“Aシート”という。
)含浸・凝固の工程を経たこの“Aシート”中のポリウ
レタン樹脂部分は顕微鏡観察によるとスポンジ状に発泡
していた。
“Aシート”の比重は0.36g/mlであった。
次に“Aシート”を4〜5枚重ね合わせて油圧プレスに
より積層圧縮成型板を造った。
感型条件は第1表のNo、1.No、2、No、3にお
いて成型温度はそれぞれ150℃1.160℃、165
℃、プレス圧はいずれも25Kg/cm3.成型時間は
それぞれ30分、25分、20分である。
ついでこれらの積層圧縮板を市販の靴底用合成ゴム(S
BR“スチレン−ブタジェン共重合ゴム”製品)、天然
皮革とともに検定して第1表に示したような結果を得た
第1表より“Aシート”圧縮成型板は比重に関しては合
成ゴムよりも軽く、強度は合成ゴム、天然皮革の何れよ
りも優れていることがわかる。
又、摩擦に対しても従来知られている靴底材料のいずれ
のものよりも摩耗量が少なく長時間の使用に耐えること
がわかった。
又、これらの圧縮成型板を靴底型板に打ち抜いて、靴底
とし、これを実際に用いて製靴し、6ケ月間戸外で着用
試験を行なったところ1層間剥離現象は認められなかっ
た。
実施例 2 実施例1で得た“Aシート”をバンドスライサー機械に
かけて平均の厚さ約0.3mmのスライスシートをつく
つた。
(以下これを“Bシート”という)この“Bレート”を
40枚重ねて以下に示す種々の加熱・加圧条件の下で油
圧プレスで圧縮して、たて25cm、横10cmの積層
板をつくり、性能を評価した結果は第2表の如くなった
No、6,7,9.10はいずれも着用中、はき心地が
よく、滑り現象がなく、ひび割れその他のトラブルはな
かった。
No、10は夏期に着用したがムレ感は認められなかっ
た。
実施例 3 実施例2で得た“Bシード”を多数重ね合わせ、更に水
、ジメチルホルムアミド(以下DMFと略記)水溶液な
どの添加物を均一に加えた後、油圧プレスで圧縮成型し
て積層成型板をつくり、これを適当に切断し、乾燥後、
種々の検定を行なった。
ただし、動摩擦係数の測定にあたっては乾燥試料に水を
所定量与えてから検定した。
第3表に示す如く、積層圧縮成型板は吸水率2〜4%で
あり、靴底として夏期2ケ月の実際の着用テストの結果
、ムレ感は認められなかったが合成コム底の靴は汗がた
まって著しいムレ感があった。
又摩耗度(mm)は第3表から明らかなように本発明圧
縮成型板は市販合成ゴム(スチレン−ブタジェンゴム)
及び天然皮革の1/4以下であり、著しく耐久性がある
ことを認めた。
又、靴底として安全上重要な性質は滑りにくいことであ
る。
ゴムは一般に水に濡れると滑り易くなり、そのため交通
安全上、健康上危険である。
それ故新品のゴムには必ず表面に凹凸がつけであるが摩
耗により次第に平滑となり危険状態になるのが普通であ
る。
第3表に示した動摩擦係数の値を成型板、合成ゴム、天
然皮革と比較してみると、乾燥状態では3者あまり差が
認められないが、湿潤状態では大きな差異が認められ、
本発明圧縮成型板でに動摩擦係数が大きくなって滑りに
くくなるがゴム底では摩擦係数が小さく、滑りやすも危
険であることがわかる。
又水分の更に多い含水状態(水分率5%)では従来の靴
底は動摩擦係数が更に低下するのが普通であるが、本発
明の圧縮成型板は従来品に較べて動摩擦係数が著しく高
く、滑りにくいことがわかる。
このことは本発明品の構造が本文に述べた如き合成繊維
と熱可塑性高分子のスポンジ層よりなる複合積項層構造
に起因するものと思われる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 合成繊維とスポンジ状構造を持った熱可塑性高分子
    物質とからなる人工皮革を成型原料としてこれを加熱加
    圧条件下に積層プレスして板状になすことからなる優れ
    た靴底用板状材料の製造法。
JP49135278A 1974-11-25 1974-11-25 スグレタクツゾコヨウバンジヨウザイリヨウノ セイゾウホウ Expired JPS5812001B2 (ja)

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JPS5161350A JPS5161350A (ja) 1976-05-27
JPS5812001B2 true JPS5812001B2 (ja) 1983-03-05

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JP49135278A Expired JPS5812001B2 (ja) 1974-11-25 1974-11-25 スグレタクツゾコヨウバンジヨウザイリヨウノ セイゾウホウ

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JPS6058003U (ja) * 1983-09-28 1985-04-23 株式会社クラレ 靴底
JPS61217102A (ja) * 1985-11-12 1986-09-26 株式会社アシックス 靴底
DE19641223A1 (de) * 1996-09-27 1998-04-02 Daramic Inc Schuh und Verfahren zu dessen Herstellung
WO2019082018A1 (en) * 2017-10-27 2019-05-02 Silanna Asia Pte Ltd DIRECT TRANSFER CONVERTER WITH FUSED VOLTAGE DIVIDER

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