JPS6116796Y2 - - Google Patents

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JPS6116796Y2
JPS6116796Y2 JP1984035267U JP3526784U JPS6116796Y2 JP S6116796 Y2 JPS6116796 Y2 JP S6116796Y2 JP 1984035267 U JP1984035267 U JP 1984035267U JP 3526784 U JP3526784 U JP 3526784U JP S6116796 Y2 JPS6116796 Y2 JP S6116796Y2
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【考案の詳細な説明】 〔考案の利用分野〕 本考案は直流電動機を用いたエレベータの安全
装置に係わり、特に電機子電流を一定値以上に制
御し、界磁電流を正・負両方向に制御する直流エ
レベータの安全装置に関する。
〔考案の背景〕
直流電動機の制御において電機子回路には制御
可能な大容量の2台の整流器電源を逆並列に接続
し、界磁は一方向に制御するいわゆる静止レオナ
ード装置があるが、電機子電源装置が高価になる
欠点があつた。そこで直流電動機の電機子電流を
一方向でかつ一定値以上に制御し、界磁電流の大
きさと極性を変化させることによつて回転速度を
制御する方式として第1図のような回路が知られ
ている。(例えば特開昭48−94820号公報参照) この回路装置の動作は、まず速度指令を指令端
子1に入力し、正サイリスタ装置21、負サイリ
スタ装置22、増幅器23、界磁電流検出器24
よりなる界磁電流制御装置2に界磁電流指令を与
え界磁巻線3に界磁電流を流す。一方、指令端子
4より電磁子電流指令をサイリスタ装置51、増
幅器52、電機子電流検出器53よりなる電機子
電流制御装置5に与え電機子電流を流す。これに
よつて電機子6は回転し速度発電機7の出力を入
力抵孔81、帰還抵抗82、積分用コンデンサ8
3、出力抵抗84、増幅器85、コンデンサのリ
セツトスイツチ86よりなる比例積分器8に帰還
して回転速度を速度指令に一致するように制御す
るものである。
この回路において電機子電流制御装置5の故障
により電機子電流が減少すると電動機のトルクは
減少し、特にエレベータのように加速トルクを負
荷としてもつている場合は電動機が増速するので
きわめて危険である。減速トルクを負荷にしてい
る場合でも速度が下がるために界磁を増加させる
ような信号が界磁電流制御装置に入り、電動機の
界磁巻線が焼損する可能性がある。逆に、電機子
電流が過大となつた場合も、異常速度となり、危
険である。
エレベータにおいては、このような異常速度に
よる危険を防止するため、常にその走行速度を監
視して安全を確保しているが、機器の破損および
高速からの急停止による過大なシヨツク等を生じ
ることがある。
〔考案の目的〕
本考案の目的は、エレベータの起動毎に電機子
電流を立ち上げることにより、エレベータ停止中
の電力消費を節減し、かつ、前記した従来のエレ
ベータの故障を迅速に検出し、安全を確保した上
でエレベータの運転を行なうと共に、速度の低下
あるいは過大となる前にエレベータをすばやく停
止させることにより、その安全性を向上すること
のできる直流エレベータの安全装置を提供するに
ある。
〔考案の概要〕
第1図の回路においては電機子電流指令4は一
定の値以下にはならないので、その最小値に相当
する電機子電流値以下に電機子電流が下がれば電
機子電流制御装置5が故障したということにな
る。
したがつて、本考案においては、電機子電流を
常に検出して、これが一定のレベル以下になつた
ら電源を遮断して制動装置を動作させ、電動機を
停止させられる。一方、起動前には電機子電流を
しや断しておき、起動毎に電機子電流を指令し、
電機子電流が一定レベル以上になつたことを検出
して、制動装置を解放するように構成している。
併わせて、この電機子電流が最大値以上になつた
ことを検出して、制動装置を作動させることによ
り、前記目的を達成したところにある。
〔考案の実施例〕
本考案による信号回路の一例を第2図に示す。
9は本考案による安全回路である。電機子電流
検出器53の出力を比較器92に加え、この値が
端子91の基準値を越えると比較器92は出力を
生じ継電器93が動作する。第3図に継電器回路
を示す。11はこれが動作しているとき電磁ブレ
ーキを解放し、制御装置の電源を投入してエレベ
ータの速度を速度指令に従つて制御させるための
継電器である。10は図示しないエレベータ管制
回路またはエレベータを運転している運転手から
の信号に従つてエレベータをスタートさせる接
点、11aは継電器11をホールドさせるための
継電器11のメイク接点である。
まず接点10が閉じると継電器41が励磁さ
れ、この接点により電機子電流指令4を発生させ
る。すると電機子電流が流れて比較器92の出力
を生じ継電器93を動作させることにより継電器
11を動作させ、エレベータをスタートさせる。
この回路に入つている接点12bは他の安全装
置が動作したときに動作する継電器12のプレイ
ク接点である。エレベータ運転中に故障のために
電機子電流が基準値以下になると継電器93が釈
放し、継電器11が釈放するために制御装置の電
源が切れ、かつ電磁ブレーキによる制動がかか
る。
第4図に本考案による他の実施例を示す。
サイリスタを使用した回路においてはサイリス
タの保護上最大電流を制限する必要があるので電
機子電流指令4の最大値は制限されている。
したがつて、この最大値に相当する値以上の電
機子電流が流れた場合は電機子電流回路の故障と
考えてよい。
そこで、第2の比較器95により第2の基準端
子94の基準値と比較し、この値を越えると継電
器96が動作する。そして、その接点により継電
器12を動作させればエレベータは非常停止す
る。
この実施例によれば電機子電流を一定の値以上
に制御し、界磁電流を正負に制御して速度制御を
行なうエレベータ速度制御装置においてトルクが
不足して危険な状態になることを未然に防止する
ことができるし、サイリスタ装置に過電流が流れ
てサイリスタが破壊することも同時に防ぐことが
可能である。
〔考案の効果〕
本考案によれば、起動時にはその安全を確保し
た上で、また走行中は異常低速あるいは過速する
前に停止させることができるので、急停止による
シヨツクおよび機器の破損等を軽減し、エレベー
タの安全性を一段と向上することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案が採用されるエレベータ駆動用
直流電動機の速度制御回路の一例、第2図および
第4図は本考案による故障検出装置の夫々異なる
実施例ブロツク図、第3図はその継電器回路図で
ある。 1……速度指令端子、2……界磁電流制御装
置、3……界磁巻線、4……電機子電流指令端
子、5……電機子電流制御装置、6……電機子、
7……速度発電機、8……比例積分器、9……故
障検出装置、91,94……基準値端子、92,
95……比較器、11,41,93,96……継
電器、10……起動時閉じる接点。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エレベータ駆動用直流電動機、該エレベータを
    制御する電磁ブレーキ装置、上記直流電動機の電
    機子電流を一方向に制御する回路、指令に応じて
    上記直流電動機の界磁電流を正・負両方に制御す
    る回路を有する直流エレベータにおいて、エレベ
    ータ起動指令により所定値の電機子電流指令を発
    生する手段と、該所定値より小さい第1の基準値
    と、上記電機子電流指令後、当該電機子電流と上
    記第1の基準値を常時比較し、当該電機子電流が
    第1の基準値以上にあることを検出する第1の比
    較手当と、該第1の手段が上記第1の基準値以上
    を検出していることを条件に上記電磁ブレーキ装
    置を開放する手段と、上記電機子電流の最大値以
    上の設定された第2の基準値と、上記電機子電流
    が上記第2の基準値以上になつたことを検出する
    第2の比較手段と、上記第1の比較手段が第1の
    基準値以下および上記第2の比較手段が第2の基
    準値以上を検出したとき、上記電磁ブレーキ装置
    を作動する手段とを備えたことを特徴とする直流
    エレベータの安全装置。
JP1984035267U 1984-03-14 1984-03-14 直流エレベ−タの安全装置 Granted JPS59161400U (ja)

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JPS59161400U JPS59161400U (ja) 1984-10-29
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