JPS6116746A - 消臭方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は日常的な生活空間に於ける悪臭あるいは、採
尿処理、家庭排出塵芥処理等の生活側より生ずる悪臭、
又各種の汚水処理ないしはＥ場等の三次産業側より生ず
る悪臭あるいは養豚、養鶏等の一次産業側より生ずる悪
臭等、その生ずる原因を問わず、これを効果的に取除き
、快適な生活空間あるいは産業空間を作出するようにし
た消臭方法の開示に係わるものである。

（従来技術） 一般的な生活空間あるいは作業空間に於いては、通例各
種の臭気の混在が余儀なくされ、一定の許容限度に到る
までの臭気は、日常生活あるいは作業上、万止むを得な
いものとして容認されてきたものである。しかし乍ら、
か−る臭気は、直接身体の肉体的な障害をもたらさない
までも、快適な生活を阻害し、又作業効率を極端に減す
る要因とされたものである。

か＼る点より、近時、発生する臭気に対して、夫々の臭
気発生原因に個別的に対応した種々の除臭あるいは脱臭
措置が講ぜられているものであるが、夫々に一長一短を
有し、必ずしも満足し得る除臭、脱臭の効果が得られて
いないのか現況である。

現在、一般に見受けられている除臭、脱臭の手法として
は、一方に於いて、他の芳香族の香料を散布するマスキ
ング手法がなされ、又他の一つの方法として活性炭等に
よる吸着手法が、更に他の方法として水ないしはアルカ
リ洗浄による方法が、又各種の触媒手法等が実際になさ
れている。しかし乍ら、マスキング手法は、日本人のよ
うに臭気に対し敏感な人種には不向きなものであり、又
臭気が強い場合、何等の抜本的な対策とならないもので
ある。又、他の洗浄、吸着ないしは中和手法に於いても
、臭気を構成する芳香物質が極微細粒子であることより
、臭気の全てを吸着、洗浄ないしは中和することを不可
能としたものである。更に、一部の臭気に対しては燃焼
方式が特に採られ、効果的な除臭が認められているもの
一１臭気の捕捉が容易である場合にのみ可能であり、又
、ランニングコストが割高となる不都合を有したもので
ある。

（発明が解決しようとする問題点） この発明は、か＼る従前手法に於ける不都合に鑑み、特
に発案されたものであって、臭気を構成する芳香物質が
、特に微細であり、フィルター等による捕捉が困難であ
゛ること、臭気が大気中に満遍なく散在し、特定の臭気
ガスとして分別捕捉がし難いこと、従って、臭気を捕捉
、除去するに膨大な設備とコストとを要すること、又か
〜る臭気の捕捉、除去に於いて騒音等の二次的な公害を
生じ易いこと等の不都合を以下の手法をもって解決した
ものである。

（問題点を解決する為の手段） 即ち、大気中に散在している臭気を逐一、捕捉、除去す
ることなく、大気中に散在する状態で、そのま＼有機液
体化合物と結合せしめ、飽和無力化をなすことにより、
的確に臭気の根絶を期すようにしたものである。

かぎる臭気との結合をなす有機液体化合物として、シ、
アルキル フォーネートの稀釈液を用い．しかも、該稀釈液を超音
波処理，就中キャビテーション現象と，界面かく乱現象
とをもって煙霧状の微細粒子とし、臭気の存する大気中
に浮遊混在せしめるようにしたものであり、その構成の
要旨をジ、アルキン、アミノ・アリール・スルフォーネ
ート稀釈液を超音波により煙霧状とし、該煙霧状ジ、ア
ルギル、アミノ・アリール・スルフォーネート微粒子を
臭気４体に混じ、当該臭気々体中の芳香性物質と結合せ
しめた点に置いたものである。

（実施例） 以下、本発明の典型的な一実施例を添付の図面等を例と
して説明する。

先ず用意される処理液は、ジ、アルキル、アミノ・アリ
ール拳スルフォーネートの稀釈液で５００〜１０００倍
の稀釈液として使用される。

又、用意される超音波煙霧全生気Ａは、発振器と、振動
子とよりなり、使用振動子は主としてチタン酸バリウム
、ジルコン酸鉛等の電歪振動子又は、ニンケル、フェラ
イト等の磁歪振動ｆ−が使用され、又，発振器は、主発
振電力増幅方式か使用される。

か＼る超音波煙′Ａ発生機Ａに於ける液槽（１）内に前
記振動子（２）を位置づーけ、周波数１３〜５００ＫＨ
ｚ＠後、発振器２５〜４０００　ｗ、液中への超音波出
力を２ｗ／ｃｒｎ’前後とすることによって、液槽（１
）内の処理液（３）を膨張、圧縮し、ギヤビテーション
現象と、界面かく乱現象とを該処理液（３）にもたらし
、これを煙霧としたものである。

尚、出力超音波が、０．３３ｗ／　ｃ　ｒｒｆ以上にな
ると、音圧の波高値が一気圧を超え、負の圧力を生じ、
液中に気泡を生ずると共に界面かく乱を生ずる結果、出
力が低い場合に於いても煙霧化か可能であり、これらの
出力の程度は槽（１）の構成の仕方と、充填される処理
液（３）の容量並びに、振動子より液面に到る距離等を
総合的に勘案して設定されるものとする。

かくして、煙霧りとされた処理液は、送風機（８）をも
って大気中に放散されたものであり。

図中（４）は、該送風機のモーターを示し、（５）は振
動子ユニントを、（６）は液槽（１）のフロートスイン
チを、（７）は可変抵抗器を示したものである。

尚、処理＠（３）を確実に供給する目的で、りンク（９
）を用意し、その吐出ノズルを槽（１）の最上限に設定
するようになすと共に、下限をフロート（１０）をもっ
て検出し、このフロート（ｌＯ）の動作をもって、スイ
ッチ（６）の開成をなすようにしたものである。

又、槽（１）に於ける煙１（１１）の発生を確実とする
目的で、送風機（８）と槽（１）との間に隔壁（１２）
を用意し、送風機（８）による煙霧（１１）の吸引、誘
出をなすようにし、更に煙％（１１）がパイプ（１３）
より吐出している状態を確認する目的に於いて着色ラン
プ（１４）をパイプ（１３）内に設けるようにしたもの
である。又、槽（１）の側壁には孔（１６）を透設して
煙霧（１１）の誘出をより円滑になすよう配慮されてい
る。

尚、（１５）は、メイーンスイッチであり、先の可変抵
抗器と連動するようにしである。

かくして微粒煙霧状とされたジ、アルキル、アミノ・ア
リール・フルフォーネートは双極性能力を有し、ＲＩＲ
２”　Ｎ−のアミノ基がイオウ酸化物Ｓ０２．流化水素
Ｈ２Ｓ、　メチルメルカプタンＣＨ３ＳＨ、ジメチルサ
ルファルト（ＣＨＩ　）２Ｓ等の硫黄系臭気と結合して
、又−９Ｏ３・Ｈａのスルフォン基がアンモニアＮ）１
３．酸化チッソＮＯ２、ペプトン類などの窒素系臭気と
結合して消臭効果を生じたものである。

又、一般的に芳香性物質ＲＭに対し、ＲＭを包含し、発
生基を飽和無力化することが認められている。即ち、 ＲＩ　　Ｒ２・Ｎ　ｅ　（ＣＨｚ−Ｃ：Ｈ＝ＣＨ−ＯＨ
２）＋１１１Ｓ０３　ａＮａ＋ ２ｎ（ＲＭ） ↓ （Ｍ−Ｒ） ＲＩ　　Ｒ２＊Ｎ　・（ＣＨ２−Ｃ−ＨＨ−Ｃ（：Ｈ２
）ｎｓｓＯ３＊Ｎａ（Ｒ−Ｍ） 更に、刺激臭を伴うハロゲン、アルデヒド類は、前記の
二重結合部を満足させるものとして、分裂して二種類の
無害化合物とされる。即ち、 ＲＩ　　Ｒ２・Ｎ　　−（ＣＨ２−ＣＨ＝ＣＨ−ＣＨ２
）ｎｓ　ＳＯ３＊　Ｎａ＋２８ｒＲＩ　　Ｒ２・Ｎ　　
・（ＯＨ−Ｃ−Ｈ−Ｈ−Ｃ−Ｃ：Ｈ２）　　Ｓ０３　　
＠Ｎａｒ （効果） 本発明に於いては、叙上処理液の特性よりして、臭気と
結合し、この臭気を飽和無力化することを内容とし、又
、処理液が超音波装置をもって煙霧状とされたことより
して、臭気との結合が、確実容易とされ、殆ど完全な消
臭機能を果し得たものである。

特に、超音波装置によって発生される煙霧は、通例の圧
力水のノズル噴霧と異なり、空中の霧散した状態で殆ど
落下することなく長時間に亘り大気中に漂う程度に微細
とされたものである。

この結果、水あるいは消臭液の回収あるいは飛散防止の
為の装置を不要とし、又、臭いの存する空気そのものを
集める必要をなくし、臭いの存する空気をそのま＼の状
態で、消臭し得たものである。

又、使用処理液は、無害であり、無味、無臭であると共
に、ＰＨが、６．８であり、酸性物質あるいはアルカリ
性物質のいずれに対しても効果的な消臭機能を果し、更
に周辺機器、装置類に対する腐蝕の問題を生じないもの
として広範な用途に向けた使用が可能とされたもので、
ある。

か＼る消臭方法の具体的な使用例として、ｌ　遮蔽ある
いは遮蔽され得る空間内の消臭（居住空間としてのトイ
レット、台所、作業室、事務室、倉庫、冷蔵庫等） ２　臭気を捕捉可能な状態で、捕捉消臭をなす場合（工
場、深床処理場、汚水処理場、塵芥焼却場、等に於いて
捕捉タクトないしは排煙　−筒内に於いてなす消臭） ３　臭気が捕捉不可能な大気中での消臭（養豚場、養鶏
場、凍原収集車、塵捨場等） その他の各方面に亘る広範な使用が予定されたものであ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る超音波発生装置の回路図、第２図
は同断面図である。 尚、図中（１）・・・液槽、（２）・・・振動子、（３
）・・・処理液、（４）・・・モーター、（５）・・・
振動子ユニット、（６）・・・フロートスイッチ、（７
）・・・可変抵抗機、（８）・・・送風機、（８）・・
・タンク、（ｌＯ）・・・フロート、（１１）・・・煙
霧、（１２）・・・隔壁、（１３）・・・パイプ、（１
４）・・・ランプ、（１５）・・・メイーンスイッチ、
（６）・・・孔を示したものである。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ジ、アルキン、アミノ・アリール・スル フォーネート稀釈液を超音波により煙霧状とし、該煙霧
   状ジ、アルキル、アミノ・アリール・スルフォーネート
   微粒子を臭気々体に混じ、当該臭気々体中の芳香性物質
   と結合せしめたことを特徴とする消臭方法。