JPS61166880A - イオン交換基をもつた多孔状物質による植物裁培土質改良剤 - Google Patents

イオン交換基をもつた多孔状物質による植物裁培土質改良剤

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JPS61166880A
JPS61166880A JP29008985A JP29008985A JPS61166880A JP S61166880 A JPS61166880 A JP S61166880A JP 29008985 A JP29008985 A JP 29008985A JP 29008985 A JP29008985 A JP 29008985A JP S61166880 A JPS61166880 A JP S61166880A
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JP
Japan
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ion exchange
exchange group
soil
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conditioning material
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Katsuyoshi Kojima
小島 勝良
Teruo Hiramatsu
平松 輝夫
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、植物栽培土に与えて、肥料成分の保蓄緩衝効
果、含水効果、通気効果を良化するに適した土質改良剤
に関するものである。
(従来の技術) 一般に植物は土中から肥効分を水溶液の状態で浸透吸収
するが、その濃度はあまり高過ぎることな(定常に保た
れていることが好ましい。ところが速効性の化学肥料を
施すときは、土中への拡散がはげしく、雨水などでその
大部分は流出して長期間の肥効は望まれない。
通常、このような肥効は、土質、植物の種類あるいは気
候などによって必ずしも一様でなく、異なるが、ある程
度の濃度で肥効分が定常に保たれると共に、土中の水温
と通気性が適度に保たれることが植物栽培上の必要条件
であることは周知の通りである。
しかし、自然界には、このような条件に恵まれた土質も
少なくないとは云え、多(は本年繰り返してゆくために
、叉S荒廃土質を植物栽培に適するように改質するため
に前記条件に見合うような物質を土地改良剤として加え
ることは効果的であり、従って、このような観点にもと
づき、従来より数多の土地改良剤が提案され、夫々の分
野においである程度の効果を挙げて来た。
(発明が解決しようとする問題点) ところが、このような土地改良剤はその目的により、肥
効分保蓄緩衝効果はあるにしても含水保湿効果に欠ける
とか、含水保湿効果及び通気効果は満足するとしても肥
効分保浩緩衝効果に欠けるなどで、必ずしも全般的に充
分満足できるに至らず、しかもその効果の持続性におい
ても難点のあるものが多々見られた。
本発明は、叙上のような実状に鑑み、肥料成分の保蓄緩
衝効果、含水効果、通気効果に対し極めて良好な結果を
示す土地改良剤の提供を図ることを目的とするものであ
る。
(問題点を解決するための手段) 即ち、本発明の特徴とするところは、特に吸着容量が6
ミリ当量/g以上のイオン交換基をもつ材質と、多孔状
物質による特性を利用し、固定したイオン交換基をもち
、かつ空隙率の高い多孔状をなす物質からなる土地改良
剤を構成した点にある。
ここで吸着容量とは、土質改良剤を乾燥物として1g床
取し、カチオン交換基を有するものはH゛型として0.
2規定の塩酸を用いて、その消費量より求めたものであ
り、一方、アニオン交換基を有するものはOH型として
0.2規定の苛性ソーダを用い、その消費量より求めた
ものである。
ここで固定したイオン交換基をもつ′1yJfとしては
一般のイオン交換樹脂にて代表される。
そして、イオン交換基の種類によって性質は夫々異なる
が、イオン交換基をもつ物質は、外囲の水溶液に対して
イオン濃度の緩衝作用を示す。例えば肥料の有効成分、
即ち窒素、燐酸、加里などは、水に熔けたとき、一般に
カチオン、アニオンのいずれかに属するから、イオン交
換基の存在する土質に化学肥料を施したときは、肥効分
の濃度の高いときはイオンd換吸着によって一旦保蓄さ
れ、外囲の濃度が低くなるにしたがって徐々に拡散?8
Mして(る。このような作用は、土質のPH。
溶質イオンの種類、その混在状態などによって変って(
るが、イオン交換基としては、カチオン。
アニオン、両性などそれぞれの目的に有効で、特に吸着
容量の大きいことが最も必要である。一般的にイオン交
換基は親水性をもっており、これが空隙率の大きい多孔
状の物質例えば樹脂に固定分布しているときは、水和膨
潤によって非常に太きい吸着表面積が得られる。従って
、本発明の特徴とする、前記吸着容量が6ミリ当量/g
以上であるイオン交換基をもつ材質が形状保持可能な範
囲゛で空隙率を大きく粗な表面状態に多孔状に成形され
た物質は、植物栽培土質に混用した場合に1.肥効分保
蓄緩衝効果とともに、含水保湿効果および通気効果も同
時に得られ、土質改良剤として好適な性質を示すもので
ある。
この場合、吸着容量が6ミリ当t/g未満では前記諸効
果を同時に、かつ、均一に奏することができないので好
ましくない。
また、この物質は、通常のイオン交換樹脂と同様に、自
体は不溶性で化学的に安定であるため、土中に長期間に
わたって残存し、施肥、耕作、自然環境の変化などに対
応して前記の作用を繰り返し行うから、その効果は極め
て持続的なものである。
又、必要に応じて適宜補充しても有効で、残存分が土中
に増えることは全く無害である。
次に前記この発明で定義するような物質をどのようにし
てつくるかという点については、イオン交換樹脂の製造
技術および発泡樹脂の製造成型技術の非常に進歩してい
る現在、人工的に幾多の方法が可能であるが例えばスチ
レンとジビニルベンゼン等のイオン交換基導入容易な樹
脂成分に発泡剤を添加して発泡せしめた後、粉砕して粒
状の多孔体とし、これをスルホン化或いはクロルメチル
化した後、アミノ化してカチオン交換基或いはアニオ交
換基を導入させて製造することができる。
また脂肪族ポリアミンとエピクロールヒドリンとの反応
作成物に微粉巣の炭酸カルシウムを混合して硬化2発泡
させて製造したものは特にアニオン吸着容量の大きいも
のが得られる。
かくして、以上のような土質改良剤は他の土質改良剤と
同様に植物栽培土質に混用して使用するが、これによっ
て前述した肥効分保蓄緩衝効果と共に含水保湿効果、通
気効果が同時に得られ、かつ、これらが土中に長期間に
わたって残存し、充分持続性をもつことが確認されてい
る。
また植物栽培土壌は根からの老排泄物(有機系)や土壌
中の細菌による酸化、硫酸系化成肥料等の過酸障害など
のために酸性化にする弊害が大きいことから特に前記の
アニオン吸着容量の大きい土質改良剤は極めて有効であ
るのみならず、吸着容量当たりの原価も安価になること
と相俟ってその実用上の効果は頗る顕著である。
以下、本発明を実施例により具体的に説明する。
(実施例1) スチレン100重量部、ジビニルベンゼン2重量部に発
泡剤としてブタン0.5重量部を添加し過酸化ベンゾイ
ル触媒を用いて90℃、4.5時間加熱し、発泡共重合
体を得た。これをクラッシャー型粉砕機で粉砕した後篩
分けして1〜3mmの粒状の発泡共重合体を作った。
次いでこれに濃硫酸を加えて90℃で5時間スルホン化
を行った後、水洗しアンモニア水で中和し、遠心脱水し
て本発明改良剤を得た。
この改良剤を塩酸でH゛型とし、その吸着容量を0.2
規定の苛性ソーダを通してその消費量より測定したとこ
ろ6.2ミリ当量/gであった。
前記本発明改良剤を予め施した土質のものと、同じ土で
本発明改良剤を施さないものとを作り、トマトなすのよ
うな果菜、とおもろこし、大豆について栽培し、夫々供
試本数100本に対する収穫本数を収穫率(%)として
比較したところ、後者の化成肥の薄い追肥を回数多(与
えたものの収穫率が夫々76%、69%、65%、71
%であったのに対し、前者は化成肥を一時に与えるだけ
であったが、収穫率が夫々95%、92%、86%、8
9%と遥かによい収穫率を示し、特に甘味の点では一段
とイクれた結実が得られた。
又、根菜1葉菜及び花の栽培においても同様な蓄効が認
められ、何れも、本発明改良剤の実用が充分、所期の効
果を達成し得ることを如実に示していた。
(実施例2) ジエチレントリアミ7100重量部に水80重量部を混
入して温度を40〜45℃に維持し、Pil、1拌しな
がら、これにエピクロールヒドリンを少量づつ性別混入
する。この際、反応熱により温度が上がるためエピクロ
ールヒドリンの江別速度を調節して反応物の温度を40
〜45℃に保持することが必要である。エピクロールヒ
ドリンの江別が進むに従って反応液の粘度は増大するが
90重量部のエピクロールヒドリンを江別し終わった時
点で、一旦反応を中止し、常温まで放冷する。このOH
H(1 を生体とするエポキシ基が開環していない脱塩素アミン
縮金物で、常温では殆ど安定である。
つぎに、この反応生成物100重量部に対してエピクロ
ールヒドリン23重量部と、微粉末状の炭酸カルシウム
230重量部を混合し、温度が50度を越えないように
して混練する。次いでこれを恒温加熱器に入れて彼々に
昇温し、150℃で約3時間硬化させる。この反応過程
においては110−120℃の未硬化段階においてCO
tガスが発生し、この発泡によって多量の通気孔が形成
され、硬化が完了したときに連続気泡を有する発泡体が
得られる。
この発泡体を水に浸すと膨潤するが、これを1規定以下
の稀苛性ソーダ溶液で洗った後、水洗しアニオン交換基
を有する本発明改良剤を得た。
この改良剤の見掛けの比重は0.25g/m/で、水に
浸漬した状態における比重は1.5g/nuであり、ま
た遠心脱水後の含有水分は57%であった。
この改良剤はエポキシ基の開環重合による網目状内に結
合した活性の置換アミノ基及び−〇 −Ca”基がアニ
オン交[IESとして働くため、そのアニオン吸着容量
は太き、°ぐ0.2規定の塩酸を用いて求めた吸着容量
は15.2ミリ当量/gであった。
なお、本発明改良剤の1 g/ 、100maHzOの
PHは7.1であり、このPH緩衝効果を硝酸;硫酸=
7:3k  l/1000規定溶液(PH=3.8)を
用いて調べたところ本発明改良剤1gで前記酸性溶液1
21をPH=6.5にすることができた。
また原培地として軽石5 (容量):水ボケ5 (容量
)を用い、これに前記アニオン交換基をもつ本発明改良
剤5%と実施例1のカチオン交喚基をもつ本発明改良剤
5%を施したものと、同じ原培地を用いて本発明改良剤
を施さないもの(比較)を作り、各々3号鉢10個づつ
に入れ、胡蝶らん(生葉2枚つき)を各鉢に1本づつ定
植して栽培し生育状況を比較したところ第1表に示す結
果を得た。
なお、栽培は3月より翌々年の5月までの2年2ケ月に
わたって行った。この間肥料は5月から10月までの温
暖期に化成肥CN:P:に=374:4)の600倍水
溶液を400IIIl /鉢で毎月1回づつ施した。ま
た平均遮光率は50%とし温度は最高35℃、最低11
℃として生育環境を保った。
(以下、余白) 第      1    表 第1表から明らかなように本発明改良剤を施したものは
発生葉数1葉面積共比較のもののほぼ2倍に近く、枯死
したものは全くなかった。また株紛れ率、花便発生率も
比較のものに比し格段に優れたものであった。
(発明の効果) 以上のように本発明土壌改良剤は従来の土壌改良剤の不
満足な点牽充足し、その難点を解消するものであり、前
述の実施例記載の如〈従来に比し著しい効用を存するも
のである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、イオン交換基をもち、つか空隙率の高い多孔状物質
    からなり、その吸着容量が6ミリ当量/g以上であり、
    植物栽培土に与えて、肥料成分の保蓄緩衝効果、含水効
    果、通気効果を良好ならしめることを特徴とする植物栽
    培土質改良剤。
JP29008985A 1985-12-23 1985-12-23 イオン交換基をもつた多孔状物質による植物裁培土質改良剤 Pending JPS61166880A (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4893695A (ja) * 1972-02-17 1973-12-04
JPS4954150A (ja) * 1972-10-09 1974-05-25
JPS54146762A (en) * 1978-04-28 1979-11-16 Katsuyoshi Kojima Plant cultivating soil improving agent by porous molded resin with ion exchanging group

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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