JPS61162700A

JPS61162700A - アンカ−

Info

Publication number: JPS61162700A
Application number: JP25681785A
Authority: JP
Inventors: ルドルフ・グルーバー
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1984-11-19
Filing date: 1985-11-18
Publication date: 1986-07-23
Also published as: DE8532716U1; ATA365884A; EP0182777A1; ES290841U; ES290841Y; EP0182777B1; EP0182734A1; DE3579118D1; LU86168A1; AT384277B

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は軸方向に弾性変形可能で、少なくとも一方向の
幅がアノカーホール径より大きく形成され、地山に予相
されたアンカーホールに貫入されるアンカーに係るもの
である。

（従来の技術）及び（発明が解決しようとする問題点）地山に予相された掘削孔に貫入され、直径方向には弾性
を有し、軸方向にはスリットを有する打込管体はオース
）　ＩＪヤ特許第２６７．９７８号、西ドイツ特許第２
，４０５．８８３号において公知である。

特に地山のアンカー用に使用され、ばね鋼を圧延して製
造された真直または傾斜したスリットを有する前記管体
は次のような問題点を有する。即ち外局面に開口したス
リットを有する比較的肉薄の管は、貫入の際、既に管端
部において変形、歪曲して前記スリット部より破損する
。スリット部に隣接する管の端縁部は部分的に柔かい地
山に喰込む、管が地山に圧着する接触点はおそらく３点
く限られることと想定される。これはスリット付き管は
局方向に均等に圧縮されるよりは、むしろスリットの幅
が減少する方向に容易に圧縮されるからである。地山の
掘削孔は正しい円形断面に掘削されることは極めて稀で
、前記従来の管状アンカーの場合、掘削孔壁と管との接
触面積は円形断蘭孔の場合より減少する。スリット付き
管の貫入時における管のスリットに隣接する端縁部が地
山に喰込むのを防止するために、西−イツ特許公開第２
．７４１，１０６号公報において、地中買入用管状アン
カーが提案されている。同アンカーは主体が環状、また
は管状く形成され、その長平方向に亘って設けられた間
隙部に前記主体の周方向に延び、且つ対向端部が互いに
重合する縁部片が配設されている。

しかしながらこのアンカーも次の欠点を有する。

即ち前記両縁部片が主体の局方向の一部において互いに
オーバーラツプするように抑圧され、アンカー外側と掘
削孔壁との間に空隙が形成され、同空隙部分ではアンカ
ーと掘削孔壁との間に摩擦力が働かないため、アンカー
の抗張力が著しく低減する。また前記アンカーにおける
管端部が平滑で開口しているので、アンカーの貫入時に
問題が生じ、特に地山の荷重、圧力を支承するアンカー
プレートを設置できないという問題が生じる。経験によ
れば坑内落石を防止するためＫは、アンカーに装着され
たアンカープレートが有効で、同アンカープレートの投
首が必須の要件となるが、前記従来のアンカーではこの
アンカープレートの設置が不可能である。

（問題点を解決するための手段）本発明はこのような問題点を解決するために提案された
ものであって、アンカーを一つの躯幹部片と、同部片に
その中心線に対しそ対称に接続された一双の半円形状側
部片とよシ構成し、全体としてＳ字断面形に形成したこ
とを特徴とするものである。

（発明の作用及び効果）本発明く係るアンカーの主要な利点は、中間に配設され
た嘔幹体の補強、補剛効果によって、長手方向に設けた
スリットによって強度の低減された管体よりも地山がら
作用する力に対してよシ大きな抵抗を示しうる点にちる
。また本発明のアンカーがＳ字状断面形く形成されてい
ることによって、６剪抵抗が増大し、抗張力が増大する
。中間躯幹部片と半円形状側部片とよりなるＳ字状断面
のアンカーは、その強度剛性が増大されるととくよって
、より堅硬な地山に適用され、より大きい抗張力、６剪
抵抗が得られる。更Ｋまた本発明のアンカーは現在の高
性能ボーリングマシンによって掘削される掘削孔よシも
数倍の大口径の孔にも適用される。

本発明に係るアンカーは単に掘削孔に貫入するだけでよ
く、貫入とともにアンカーの全長に亘って同アンカーと
孔壁との間に作用する摩擦力によつて、アンカーが山の
岩石層に碇着され、更にアンカーの外側に装着されたア
ンカープレートくよって地山からの外力を支承するもの
である。また前記アンカーは躯幹部片によって補強且つ
補剛されているので、超大型の水カバンマーによっても
、損傷を受けることなく掘削孔に容易に冒入されるもの
である。

前記側部片の曲率半径はアンカーホールの直径と同一で
あることが望ましく、かくしてアンカーの買入時に前記
側部片が圧縮され、躯幹部片に大きな張力が作用すると
とくよって孔壁と全面的に接触し、同孔壁に大きな圧力
で圧着される。

本発明の一実施例によれば、平板く形成された躯幹部片
の幅はアンカーホールの径ト同一に形成され、同躯幹部
片と直角方向におけるアンカーの幅はアンカーホールの
直径より１０１大きくなるように形成されている。この
実施例は特に製造が簡単である。このように方向によっ
て直径が異なることによってアンカーの貫入が保証され
る。即ちこの際アンカーに強力な圧縮力が作用し、同ア
／カーは孔壁に強力に圧着され、アンカーと孔壁とが確
実に接触するものである。

本発明の他の実施例によれば、アンカーは躯幹部片と一
双の相対する彎曲部片とよりなり、全体がＳ字状断面形
く形成されている０本実施例によれば、アンカはその長
手方向軸線に交叉するあらゆる方向に亘って圧縮される
ことができ、かくしてアンカーはその間方向全体に亘り
て孔壁に均等に圧着される。

前記躯幹部片はその中央部に円筒状の肉厚部が設けられ
ることが望ましく、必要に応じてアンカーの打込側端部
より肉厚部がアンカー外側圧突出され、同突出部にねじ
が設けられている。前記肉厚部によってアンカーは補強
、補剛されるので、アンカ一孔にアンカーを買入する時
に有利である。

更にアンカーの打込側端部において肉厚部がアンカー外
ｆｌｌＩＫ突出し、同突出部にねじが設けられた場合、
アンカーにアンカープレートが容易に装着される。なお
前記ねじ部はケーブル、通気管等の取付部として利用さ
れる。

アンカーの打込側端部と反対側端部には、円錐状の尖鋭
部を設けるのが望ましい。かくしてアンカーの貫入は可
成り容易になる。

更にアンカーの打込側端部において、側部片を外側に曲
成し、望ましくは一重または多重に折重ねて７ランジを
形成するか、またはアンカーの打込側端部に環状部を隆
設するものである。かくしてアンカーはその打込側端部
において補強され、打込時におけるハンマーによる反覆
加撃に耐えることができる。前記７ランジまたは環状部
に更に鋼製リングを溶着することが望ましい。かくして
前記打込側端部の平面積が拡大され、アンカープレート
の装着が容易になシ、同アンカープレートが確実に保持
される。前記７ランジまたは環状部上に、アンカープレ
ートを配設して溶接してもよい。

望ましくは躯幹部片は打込み端部においてスリットが設
けられ、躯幹部片〈おける同スリットに措する両端線分
が相対する側部片側に指向して曲成され、共に外側に曲
成され折重ね及び／″または隆設される。かくしてアン
カーの打込端部が一重に形成され、躯幹部片に対するハ
ンマーの加宸力が確実にアンカー全体に伝達される。ア
ンカ一端部において躯幹部片と側部片とがこのように結
合されることくよって、アンカーの有効断面積が減少す
ることがなく、アンカ一端部にアンカープレートの装着
用の縁部が形成されるものである。

（実施例）以下本発明を図示の実施例について説明する。

第１図及び第２図において、（１）は高強度の鋼よシ構
成されたアンカーで、平板状の躯幹部片（２）と同部片
（２）Ｋ接続された一双の半円形状の側部片（３）とか
らなるＳ字状断面形に形成されている。而してアンカー
（１）がアンカーホールに買入されるよう（、躯幹部片
（１）の曲率半径はアンカーホールの径に対応するよう
に、また同躯幹部片（２）の幅はアンカーホールの直径
に対応するように形成されている。このように躯幹部片
（２）及び側部片（３）が形成されることによって、躯
幹部片（２）と直角方向におけるアンカーの幅がアンカ
ーホールの直径より約１０−大きくなっている。アンカ
ーのアンカーホールに対する買入を容易ならしめるため
、アンカーにおける打込側端部の対向端部には円錐状の
尖鋭部（４）が形成されている。アンカーのアンカーホ
ールに対する貫入時、アンカーは圧縮され、躯幹部片（
２）と側部片（３）との間隙（５）が躯幹部片と直角方
向におけるアンカーの幅がアンカーホールの直径と合致
するに至るまで狭窄される。

アンカーの打込側端部をノ・ンマーによる加撃に耐える
ように十分く安定した構造とするため、側部片（３）が
外側に曲成され、且つ折重ねられて７ランジ（６）が形
成されている。

更に７ランジ（６）上には鋼製り／グ（７）が溶接によ
って固着されている。アンカー（１）は適当な加撃手段
によって簡単にアンカーホールに貫入される。

その際、アンカーホールの孔径と同じ、または孔径より
少し大きくなるようく形成された一双の半円形状の側部
片（３）はアンカーホールの孔径に合致するように変形
し、孔壁に大きな圧縮力で圧着され、側部片全面に亘り
て孔壁との間に大きな弾性力が作用し、両者間に大きな
摩擦力が作用することとなる。

第３図及び第４図は本発明の他の実施例を示し、アンカ
ー（８）は、相対する一双の両端彎曲部よシなる横断面
がＳ字状く形成された躯幹部片（９）を具えている。更
に同躯幹部片（９）はその中央部に、補強用の円筒状肉
厚部（１１が設けられている。同肉厚部（１（Ｉはアン
カー〇打込側端部を超えて突出され、同突出部にねじ部
ａυが設けられている０図示の実施例においては、前記
肉厚部Ｑ（ＩＫおけるねじ部を有する突出部に環状ナツ
ト（１１）が螺装され、種々の物体を保持しうるように
なっている。

なお第３図及び第４図に示した実施例と同様に、第１図
及び第２図に示す平板状躯幹部片（１）を具えたアンカ
ーにおいても、同躯幹部片Ｈの中央部に肉厚部を設けて
もよい。

勿論、第３図及び第４図に示すＳ字状横断面形の躯幹部
片（９）における中央部の肉厚部を省略してもよい。

第５図はトンネルの地山Ｉに子機されたアンカーホール
α３に本発明のアンカーを貫入した状態を示すものであ
る。

アンカーホールａ３の直径がアンカーにおける躯幹部片
（２）と直角方向の幅より少さいため、同アンカーの貫
入に伴って、側部片（３）は前記間隙（５）が狭窄され
るのくつれて圧縮される。アンカーはアンカーホール０
に貫入された状態において、アンカー外径がアンカーホ
ールの孔径に等しくなる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るアンカーの一実施例を示す正面図
、第２図は第１図の矢視■−■図、第３図は本発明に係
るアンカーの他の実施例を示す正面図、８４図は第３図
の矢視？’／−Ｍ図、第５図は前記アンカーのアンカー
ホールにＷ入された状態を示す横断平面図である。（１）・・・アンカー　　　　　（２）・・・躯幹部片
（３）・・・側部片　　　　　　（８）・・・アンカー
（９）・・・側部片

Claims

【特許請求の範囲】

（１）輻方向に弾性変形可能で、少なくとも一方向の幅
がアンカーホール径より大きく形成され、岩盤に予掘さ
れたアンカーホールに貫入されるアンカーにおいて、躯
幹部片と同躯幹部片にその中心線に対して対称に接続さ
れた一双の半円形状側部片とよりなり、全体がＳ字断面
形に形成されたことを特徴とするアンカー。
（２）前記側部片の曲率半径がアンカーホール径に等し
くされた特許請求の範囲第１項に所載のアンカー。
（３）平板状に形成された前記躯幹部片はアンカーホー
ル径と等しい幅を有し、同躯幹部片と直角方向における
アンカーの幅がアンカーホール径より約１０％大きく形
成された特許請求の範囲第１項若しくは第２項に所載の
アンカー。
（４）前記躯幹部片は一双の相対する彎曲部よりなるＳ
字状横断面形に形成された特許請求の範囲第１項または
第２項に所載のアンカー。
（５）前記躯幹部片の中央部には円筒状の肉厚部が配設
された特許請求の範囲第１項乃至第４項の何れかに所載
のアンカー。
（６）前記肉厚部は躯幹部片の打込側端部を超えて外側
に突出され、同突出部にねじ部が設けられた特許請求の
範囲第５項に所載のアンカー。
（７）打込側端部と反対側端部に円錐状の尖鋭部を設け
た特許請求の範囲第１項乃至第６項の何れかに所載のア
ンカー。
（８）打込側端部において前記側部片が外側に指向して
曲成され、フランジ部が形成された特許請求の範囲第７
項に所載のアンカー。
（９）打込側端部において環状部が隆設された特許請求
の範囲第７項に所載のアンカー。
（１０）前記フランジ部または環状部には拡径用の鋼製
リングが溶着された特許請求の範囲第８項若しくは第９
項に所載のアンカー。
（１１）前記躯幹部片は打込端部においてスリットを有
し、同躯幹部片におけるスリットに接する両部分より相
対する前記各側部片が曲成され、前記各部片は外側に指
向して曲成され、折重ね及び／または外側に隆設された
特許請求の範囲第８項乃至第１０項の何れかに所載のア
ンカー。