JPS61162128A - 鰹凍結方法並びにその装置 - Google Patents
鰹凍結方法並びにその装置Info
- Publication number
- JPS61162128A JPS61162128A JP134585A JP134585A JPS61162128A JP S61162128 A JPS61162128 A JP S61162128A JP 134585 A JP134585 A JP 134585A JP 134585 A JP134585 A JP 134585A JP S61162128 A JPS61162128 A JP S61162128A
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- JP
- Japan
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- bonito
- brine
- calcium chloride
- freezing
- tank
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
「産業上の利用分野」
本発明は塩化ナトリウムより更に低温が得られる塩化カ
ルシウムをブラインとして、−３５〜−４０℃に冷却し
、その底部に鰹を投入した後浮上させつつ予冷して後凍
結完了し、従来公知の方法より短時間で低い品温まで凍
結させ、身割れなく、整然たる外形を保持しながら魚体
深部まで均等に凍結し得る方法並びに装置を提供するも
のである。
ルシウムをブラインとして、−３５〜−４０℃に冷却し
、その底部に鰹を投入した後浮上させつつ予冷して後凍
結完了し、従来公知の方法より短時間で低い品温まで凍
結させ、身割れなく、整然たる外形を保持しながら魚体
深部まで均等に凍結し得る方法並びに装置を提供するも
のである。
「従来の技術」
従来、鰹漁船では漁獲した鰹を何等前処理を施すことな
く、−１８℃程度の塩化ナトリウムブライン中に浸漬し
、魚体の重量４〜６ ｋｇ、体温３０℃程度のものを−
１０〜−１５℃まで凍結させるのに５〜９時間を要した
。これは、塩化ナトリウムブラインは凍結して固体とな
る所謂共晶点が−２１，２℃であるから、実用上最低一
１７〜−２０℃まで温度を低下させ得るに過ぎず、従っ
て該ブラインに浸漬させて凍結させた魚体の温度は−１
０〜−１５℃程度を最低とし、此の比較的高い魚体温度
と、緩慢な凍結経過のため、鰹は肉色が黒ずみ、刺身等
生食用には不向きとなり、加工用の安価な方面に回され
ることとなる欠点があった。
く、−１８℃程度の塩化ナトリウムブライン中に浸漬し
、魚体の重量４〜６ ｋｇ、体温３０℃程度のものを−
１０〜−１５℃まで凍結させるのに５〜９時間を要した
。これは、塩化ナトリウムブラインは凍結して固体とな
る所謂共晶点が−２１，２℃であるから、実用上最低一
１７〜−２０℃まで温度を低下させ得るに過ぎず、従っ
て該ブラインに浸漬させて凍結させた魚体の温度は−１
０〜−１５℃程度を最低とし、此の比較的高い魚体温度
と、緩慢な凍結経過のため、鰹は肉色が黒ずみ、刺身等
生食用には不向きとなり、加工用の安価な方面に回され
ることとなる欠点があった。
「発明が解決しようとする問題点」
−ｉに−３５〜−４０℃程度の塩化カルシウムブライン
の比重は１．２６〜１．２７であり、他方之に浸漬すべ
き鰹魚体の比重は１．０８であるから、ブライン中に投
入された鰹魚体は何れも浮上し、魚体の半面はブライン
中にて凍結が進行し、他半面は空気中に露出することと
なるので均等な凍結が進行せず、遂に該半面は身割れ等
を生ずるに至るものであるから、鰹をブライン槽に投入
した時点から全身がブライン中に浸漬され通す状態を維
持せしめ、短時間で高度に凍結せしめる必要があるもの
である。
の比重は１．２６〜１．２７であり、他方之に浸漬すべ
き鰹魚体の比重は１．０８であるから、ブライン中に投
入された鰹魚体は何れも浮上し、魚体の半面はブライン
中にて凍結が進行し、他半面は空気中に露出することと
なるので均等な凍結が進行せず、遂に該半面は身割れ等
を生ずるに至るものであるから、鰹をブライン槽に投入
した時点から全身がブライン中に浸漬され通す状態を維
持せしめ、短時間で高度に凍結せしめる必要があるもの
である。
「問題点を解決するための手段」
本発明に於いては共晶点が一５５℃と低い塩化カルシウ
ムブラインを使用し、実用温度−４０℃程度までブライ
ンの温度を低下させ、之に浸漬した鰹魚体の温度を一３
０℃以下の品温に下げ、しかも公知の半分程度の時間を
以って急速に凍結し、さらに該ブライン中に終始魚体全
面を浸漬し通すことにより、各部均等且つ急速に凍結さ
れ、肉色の黒ずみ化を防止して刺身に適する生食用とし
て高価格に取引させることが出来るようにすると共に、
浮上中の予冷のため、身割れ等の品質低下の原因を除去
し、良好な外観をも保持しようとするものである。
ムブラインを使用し、実用温度−４０℃程度までブライ
ンの温度を低下させ、之に浸漬した鰹魚体の温度を一３
０℃以下の品温に下げ、しかも公知の半分程度の時間を
以って急速に凍結し、さらに該ブライン中に終始魚体全
面を浸漬し通すことにより、各部均等且つ急速に凍結さ
れ、肉色の黒ずみ化を防止して刺身に適する生食用とし
て高価格に取引させることが出来るようにすると共に、
浮上中の予冷のため、身割れ等の品質低下の原因を除去
し、良好な外観をも保持しようとするものである。
「実施例」
今芸に本発明実施の一例を示す添付図面に就いて詳説す
る。図中１は塩化カルシウムブライン冷却器、２は塩化
カルシウムブライン槽で、周囲の側面、底面、並びに天
井面等は防熱壁を以って被覆されている。該槽２中には
塩化カルシウムブライン３を充満し、該ブラインは抑板
７の下面に接している。５は塩化カルシウムブライン冷
却器１から出るブライン副供給管で、アルミニウム製鰹
導入管６の上部開口６ａに近接して開口５ａＬ、ブライ
ンを強力に流入させ、ここにブラインの溢流を生ぜしめ
る。斯くして、生の丸形鰹魚体９を一尾ずつ鰹導入管６
の上部開口より頭を下向きとして垂直に投入するもので
ある。すると、鰹魚体は溢流に導入されて、前記導入管
６の下端からブライン槽２の最深部に近く排出され、前
記比重の差異により鰹魚体９はブライン中を次第に浮上
し、本装置の抑え板７の下面８に至り、図示の如く該抑
え板７は周囲がブライン３の上面下に入り込んでいて、
ブライン最上面４より抑え板下面８の方が下位に在るこ
ととなる。従ってブライン槽中の鰹９は常に全身が完全
にブライン中に浸漬し続け、空気中に露出する等の部分
を存せず、全体が終始低温の塩化カルシウムブライン中
にて凍結されるものである。
る。図中１は塩化カルシウムブライン冷却器、２は塩化
カルシウムブライン槽で、周囲の側面、底面、並びに天
井面等は防熱壁を以って被覆されている。該槽２中には
塩化カルシウムブライン３を充満し、該ブラインは抑板
７の下面に接している。５は塩化カルシウムブライン冷
却器１から出るブライン副供給管で、アルミニウム製鰹
導入管６の上部開口６ａに近接して開口５ａＬ、ブライ
ンを強力に流入させ、ここにブラインの溢流を生ぜしめ
る。斯くして、生の丸形鰹魚体９を一尾ずつ鰹導入管６
の上部開口より頭を下向きとして垂直に投入するもので
ある。すると、鰹魚体は溢流に導入されて、前記導入管
６の下端からブライン槽２の最深部に近く排出され、前
記比重の差異により鰹魚体９はブライン中を次第に浮上
し、本装置の抑え板７の下面８に至り、図示の如く該抑
え板７は周囲がブライン３の上面下に入り込んでいて、
ブライン最上面４より抑え板下面８の方が下位に在るこ
ととなる。従ってブライン槽中の鰹９は常に全身が完全
にブライン中に浸漬し続け、空気中に露出する等の部分
を存せず、全体が終始低温の塩化カルシウムブライン中
にて凍結されるものである。
「発明の効果ｊ
本発明に於いては公知の塩化ナトリウムブラインを使用
せず、より共晶点の低い塩化カルシウムブラインを使用
することにより、急速低温に凍結効果を挙げることが出
来る。斯くの如く共晶点の低いブラインを使用しても浮
上予冷操作を介在させること、魚体全面を常にブライン
中に浸漬せしめ通すこと等のために身割れ、肉の変色化
、姿勢の不良化、凍結の不均等化等がなく頗る均等良好
な凍結を迅速になし得る効果がある。
せず、より共晶点の低い塩化カルシウムブラインを使用
することにより、急速低温に凍結効果を挙げることが出
来る。斯くの如く共晶点の低いブラインを使用しても浮
上予冷操作を介在させること、魚体全面を常にブライン
中に浸漬せしめ通すこと等のために身割れ、肉の変色化
、姿勢の不良化、凍結の不均等化等がなく頗る均等良好
な凍結を迅速になし得る効果がある。
添付図面は本発明装置の実施例を示すもので、一部切断
したその機構の側面図である。 １−・−塩化カルシウムブライン冷却器、２−・塩化カ
ルシウムブライン槽、３・・−塩化カルシウムブライン
、４−塩化カルシウムブラインの最上面、５〜ブライン
副供給管、５ａ−ブライン副供給管の開口部、６・−・
鰹導入管、６ａ・−鰹導入管の上部開口、７・・・抑板
、８−・抑板の下面、９−・鰹魚体、１０・−・−塩化
カルシウムブライン供給管、１１・−塩化カルシウムブ
ライン戻り管。
したその機構の側面図である。 １−・−塩化カルシウムブライン冷却器、２−・塩化カ
ルシウムブライン槽、３・・−塩化カルシウムブライン
、４−塩化カルシウムブラインの最上面、５〜ブライン
副供給管、５ａ−ブライン副供給管の開口部、６・−・
鰹導入管、６ａ・−鰹導入管の上部開口、７・・・抑板
、８−・抑板の下面、９−・鰹魚体、１０・−・−塩化
カルシウムブライン供給管、１１・−塩化カルシウムブ
ライン戻り管。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １、前処理を何等施さない鰹を−３５〜−４０℃の塩化
カルシウムブライン槽の最底部近くへ投入し、次に浮上
する間に魚体表面部を予冷し、そのまま常に該ブライン
中に完全に浸漬させた状態で魚体内部を−３０℃以下ま
で凍結させることを特徴とする鰹凍結方法。 ２、内側に塩化カルシウムブライン冷却器よりの注入管
と戻り管を開口した塩化カルシウムブライン槽を設け、
該槽の上端を抑板にて密封状に施蓋し、開口状の上端を
存し、前記抑板を貫通し、底部内側に近く一定間隔をお
いて開口終末する鰹導入管を架設し、前記塩化カルシウ
ムブライン冷却器より基端を開始し、上端を前記鰹導入
管の頂部又は頂部近くに開口するブライン副供給管を設
けたことを特徴とする鰹凍結装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP134585A JPS61162128A (ja) | 1985-01-08 | 1985-01-08 | 鰹凍結方法並びにその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP134585A JPS61162128A (ja) | 1985-01-08 | 1985-01-08 | 鰹凍結方法並びにその装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61162128A true JPS61162128A (ja) | 1986-07-22 |
Family
ID=11498901
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP134585A Pending JPS61162128A (ja) | 1985-01-08 | 1985-01-08 | 鰹凍結方法並びにその装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61162128A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100653104B1 (ko) | 2006-02-17 | 2006-12-05 | 김덕희 | 염화칼슘 브라인을 이용한 수산물용 급속 냉동방법 |
| CN1331403C (zh) * | 2005-01-11 | 2007-08-15 | 中国科学院亚热带农业生态研究所 | 猪肉速冻保鲜方法及装置 |
| EP3298902A4 (en) * | 2015-04-29 | 2018-11-21 | Shanghai Ocean University | METHOD FOR DIPPING AND FREEZING TUNA USING LOW SALT PENETRATION AMOUNT OF CaCl2 |
-
1985
- 1985-01-08 JP JP134585A patent/JPS61162128A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN1331403C (zh) * | 2005-01-11 | 2007-08-15 | 中国科学院亚热带农业生态研究所 | 猪肉速冻保鲜方法及装置 |
| KR100653104B1 (ko) | 2006-02-17 | 2006-12-05 | 김덕희 | 염화칼슘 브라인을 이용한 수산물용 급속 냉동방법 |
| EP3298902A4 (en) * | 2015-04-29 | 2018-11-21 | Shanghai Ocean University | METHOD FOR DIPPING AND FREEZING TUNA USING LOW SALT PENETRATION AMOUNT OF CaCl2 |
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