JPS61160179A - 文字認識方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の技術分野］ 本発明は、特に漢字を含む手書き文字Ｉｌ！Ｔを認識す
る文字認識方式に関する。

［発明の技術的背景］ 従来から、帳票上に記録された文字群を認識する文字認
識方式において、何らかの理由により文字の認識が不能
であった場合には、ＣＲＴディスプレイ装置等の表示手
段に認識不能であった文字の読取パターンを表示し、表
示された読取パターンを操作者が直接判断してキーボー
ド等の入力部から対応する文字を入力して認識を補うと
いう操作が行われている。一般に、この認識不能であっ
た文字は、リジェクト文字と呼ばれている。

ところで、ある文字の認識が不能になった場合、その原
因を追及してみると、操作者も判断不能な歪んだ文字は
ともかく、帳票上の汚点や隣接文字のはみだし等の余剰
記録による、文字の切り出し位置の錯誤が原因になって
いる少なくない。

認識させる文字としては、活字および手書き文字が考え
られるが、上述したような傾向は手書きの漢字混り文の
読取りの際に多く発生している。

［背景技術の問題点］ しかしながら、従来の文字認識方式においＣは、上述し
たようにリジェクト文字の修正が操作者が正規の文字を
判断して入力するという方法により行なわれており、そ
の入力に相当の手間がかかる場合がある。

これはりジエクト文字の判断が容易であっても正規の文
字を入力する際に、文字エントリー等の選択操作を行な
わなくてはならないためである。

リジェクト文字が英字、数字、片仮名あるいは平仮名程
度の字種であった場合には特に支障はないが、リジェク
ト文字が漢字であった場合には、正規の文字が選び出さ
れるまひの間、認識の流れが中断してしまい、処理能率
が大幅に低下するという問題が生じＣいた。

［発明の目的コ 本発明は上述したような従来の事情によりなされたもの
で、特に手書きされた漢字混り文の認識において認識不
能文字が存在した場合でも、その修正の操作が極めて容
易であり、処理能率を低下させるおそれのない文字認識
方式の提供を目的としている。

［発明の概要１ すなわち本発明の文字認識方式は、帳票上に記録された
被認識文字群を所定の領域毎に文字データに変換し、得
られた文字データを所定の切り出し規則に従って１文字
領域毎に切り出し、所定の認識規則に従って認識する文
字認識方式において、前記帳票上に前記切り出し規則に
よる切り出しを錯誤させる余剰記録が存在して前記認識
規則に従った認識が不能になったときに、切り出された
前記余剰記録のデータを含む文字データと移動自在の領
域指定記号とを表示手段に表示させ、この領域指定記号
により前記文字データの正規の切り出し位置を指摘し、
前記余剰記録の存在領域を前記切り出し規則の適用領域
から除外し、再度前記認識規則に従って認識する口とを
特徴としている。

［発明の実施例］ 以下本発明の詳細を図面に示す実施例に基づいて説明す
る。

第１図は本発明方式を適用した文字認識装置のの一実施
例の構成を示すブロック図である。

同図において１は被認識文字が記録された帳票から光電
変換手段を用いて文字データを得、２１直化信号として
出力する読取部、２は読取部１から出力された文字デー
タを帳票の１頁単位あるいは１行単位に暫定的に格納す
るラインバッファ、３はラインバッファ２に格納された
文字データの水平方向、垂直方向の射影を求め、所定の
切り出し規則に従って１文字領域毎の切り出しを行なう
検切部、４は検切部３から出力される１文字領域毎の文
字データを所定の認識規則に従つＣ認識する認識部、５
は各部を制御する全体制御部を示している。また６はリ
ジェクト文字の表示および後述する修正のための表示を
制御する画像表示制御部、７は画像表示制御部６に後述
する修正のために必要な情報を入力する入力部、８はＣ
ＲＴディスプレイ装置等の表示部を示している。

以上の各部から構成された本実施例の文字認識装置は、
帳票上に記録された被認識文字の認識を以下に示すプロ
セスで行なう。

すなわち、読取部１が帳票上の被認識文字から２値化さ
れた文字データを得、この文字データを例えば１行毎の
まとまりをもってラインバッファ２に暫定的に記憶させ
、検切部３がラインバッファ２の文字データの水平、垂
直方向の剣彰を求め、１文字領域毎に切り出しを行なう
。

そして切り出された１文字領域ごとの文字データが認識
部４に入力されると、所定の認識規則に従った認識が行
なわれる。ここでｒｈ票上の汚れや隣接文字のはみ出し
等の余剰記録により認識が不能になった場合には、その
余剰記録のデータを含む文字データが全体制御部５を介
して画像表示制御部６に入力され、切り出された読取パ
ターンが直接、表示部８に表示される。

第２図は表示部８おいて表示されるリジェクト文字のパ
ターンを示す図である。

この図において、検切部３により１文字領域として切り
出された文字データＤは、被認識文字のパターンＷと余
剰記録のパターンｍとからなっている。

これは余剰記録のパターンｍにより切り出しが錯誤した
場合、すなわち正規の切り出し原点は点Ｐ１であるべき
であるが、余剰記録により点Ｐ２が切り出し原点にされ
てしまった場合の表示例である。

さらに本実施例では、このリジェクト文字を表示させる
際に同時にカーソル線Ｃ＋　　（Ｘ方向）、Ｃ２（Ｙ方
向）を表示させる。これらカーソル線ＣＩ、Ｃ２は操作
者が入力部７を操作することにより表示面上の任意の位
置に移動可能にされている。

そしＣ１このカーソル線Ｃ１，Ｃ２を用いて認識不能の
原因となった余剰記録のデータを認識部４に入力される
文字データから削除するのである。

具体的には、被認識文字のパターンＷの上限付近にカー
ソル線Ｃ＋を移動させるとともに、被認識文字のパター
ンＷの左端付近にカーソル線Ｃ２を移動させ、点Ｐ１を
中心とする１つの座標を設定する。

そして、この座標における分割領域Ａ、Ｂ、ＣおよびＤ
のうち、被認識文字のパターンＷが存在する領域Ｃを指
定する。するとこれら指摘を表わす信号が画像表示制御
部６を介して全体制御部５に入力される。

全体制御部５はこの信号により検切部３に対して、ライ
ンバッファ２に格、納された文字データから１文字領域
毎の切り出しを行なう際の切り出し原点を点Ｐ２から点
Ｐ１に変更させる制御を行ないつつ、再度の文字データ
の切り出しを行なわせる。

これにより認識部４には余剰記録のデータが削除された
文字データが入力されることとなり、認識不能の原因が
解消されて、認識部４はこの文字データの認識を行なう
ことができる。

以上説明したように本実施例の文字認識装置では、帳票
上の余剰記録によりリジェクトされた漢字が存在した場
合でも、表示部８にそのリジェクトされ１ｃ漢字のパタ
ーンとカーソル線Ｃ＋　、Ｃ２を表示させ、操作者がカ
ーソル線Ｃ１、Ｃ２を移動させて被認識文字パターンＷ
の存在領域を指摘し、認識不能の原因となった余剰記録
を文字切り出しの段階で事実上削除し、得られた正規の
文字データを認識部４に与えて再び認識させるので、文
字エントリー等、手間のかかる選択操作を行なわなくて
もリジェクトされた漢字の修正入力を行なうことができ
る。

なお、英字、数字、片仮名および平仮名等がリジェクト
文字として表示された場合には、直接修正文字を入力す
ることができるようにしておくと、処理能率はさらに向
上する。

帳票上の余剰記録としては、紙面の汚れおよび隣接文字
のはみ出し等が考えられるが、本発明はいずれの場合で
あっても余剰記録のパターンがリジェクト文字表示の際
に共に表示されるようにされていれば実施可能である。

なお、本実施例では被認識文字パターンの存在領域の指
摘、すなわち文字データの正規の切り出し位置の指摘を
カーソル線により行なっているが、本発明はこれに限定
されるものではない。

例えば移動自在の、例えば矩形の棒状記号を表示させ、
この枠状記号を被認識文字のパターンの位置に移動させ
て正規の切り出し位置を指摘するようにしてもよい。

［発明の効果１ 以上説明したように本発明の文字認識方式によれば、帳
票上に切り出しを錯誤させる余！Ｉ！ＩＩ記録が存在し
て文字の認識が不能になったときに、切り出された余剰
記録のデータを含む文字データと移動自在の領域指定記
号とを表示手段に表示させ、この領域指定記号により被
認識文字のパターンの存在領域を指摘し、文字データの
切り出しの段階で余剰記録のデータを事実上削除して再
度認識するので、文字エントリー等の手間のかかる選択
操作を行なうことなしに認識不能文字の修正を行なうこ
とができ、処理能率が大幅に向上する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明方式を適用した文字認識装置のの一実施
例の構成を示すブロック図、第２図は本本発明の一実施
例におけるリジェクト文字の表示の態様を示す図である
。 １・・・・・・・・・・・・読取部 ２・・・・・・・・・・・・ラインバッファ３・・・・
・・・・・・・・検切部 ４・・・・・・・・・・・・認識部 ５・・・・・・・・・・・・全体制御部６・・・・・・
・・・・・・画像表示制御部７・・・・・・・・・・・
・入力部 ８・・・・・・・・・・・・表示部 代理人弁理士　　　須　山　佐　− 第１図

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）帳票上に記録された被認識文字群を所定の領域毎
   に文字データに変換し、得られた文字データを所定の切
   り出し規則に従つて１文字領域毎に切り出し、所定の認
   識規則に従つて認識する文字認識方式において、前記帳
   票上に前記切り出し規則による切り出しを錯誤させる余
   剰記録が存在して前記認識規則に従つた認識が不能にな
   つたときに、切り出された前記余剰記録のデータを含む
   文字データと移動自在の領域指定記号とを表示手段に表
   示させ、この領域指定記号により前記文字データの正規
   の切り出し位置を指摘して前記余剰記録の存在領域を前
   記切り出し規則の適用領域から除外し、再度前記認識規
   則に従つて認識することを特徴とする文字認識方式。
2. （２）被認識文字群が、帳票上に手書きされた漢字混り
   文である特許請求の範囲第１項記載の文字認識方式。
3. （３）余剰記録が、帳票上の汚点あるいは隣接文字のは
   み出しである特許請求の範囲第１項または第２項記載の
   文字認識方式。
4. （４）領域指定記号が、一組の移動自在のカーソル線で
   ある特許請求の範囲第１項ないし第３項のいずれか１項
   記載の文字認識方式。