JPS61155047A - 自動車用ブレ−キシステム - Google Patents

自動車用ブレ−キシステム

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Publication number
JPS61155047A
JPS61155047A JP27427484A JP27427484A JPS61155047A JP S61155047 A JPS61155047 A JP S61155047A JP 27427484 A JP27427484 A JP 27427484A JP 27427484 A JP27427484 A JP 27427484A JP S61155047 A JPS61155047 A JP S61155047A
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JP
Japan
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braking
hydraulic
brake
power piston
force
Prior art date
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Pending
Application number
JP27427484A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidetoshi Shimizu
志水 英敏
Hiroyuki Oka
弘之 岡
Tatsuo Sugitani
達夫 杉谷
Hisanori Kaneko
金子 久教
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
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Publication of JPS61155047A publication Critical patent/JPS61155047A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T8/00Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force
    • B60T8/32Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration
    • B60T8/34Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration having a fluid pressure regulator responsive to a speed condition
    • B60T8/44Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration having a fluid pressure regulator responsive to a speed condition co-operating with a power-assist booster means associated with a master cylinder for controlling the release and reapplication of brake pressure through an interaction with the power assist device, i.e. open systems
    • B60T8/447Reducing the boost of the power-assist booster means to reduce brake pressure

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Hydraulic Control Valves For Brake Systems (AREA)
  • Regulating Braking Force (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 開示技術は、自動車のブレーキの制動が重量やブレーキ
機構の変動やトラブル等にかかわらず、安定した制御性
能を発揮出来るようにしたシステムの技術分野に属する
而して、この発明は、自動車の運転席に設けたブレーキ
ペダルがマスタシリンダに連係されて、該マスタシリン
ダに接続する油圧回路に対し、その制御バルブを該ブレ
ーキペダルに設けた踏力検出機構からのデータに基づい
てコンピュータにより最適制御を行うようにされたブレ
ーキシステムに関する発明であり、特に、該マスタシリ
ンダのフロント、及び、リヤホイールのブレーキに油圧
助勢式倍力制動力を伝達するパワーピストンに対する制
動力伝達系統について、通常では該油圧回路からの油圧
コントロールをブレーキペダルの踏力を介して行う系統
と、電気系統トラブルの状態では油圧回路に付設された
制御バルブによる油圧コントロールをブレーキペダルか
らの踏力により行う系統との2系統にし、而して、該2
系統が自動的に各々独立的に選択動作されるようにした
自動車用のブレーキシステムに係る発明である。
〈従来技術〉 周知の如く、自動車には安全装置の一つとしてブレーキ
システムがあるが、該ブレーキシステムは原則的な機能
である減速、及び、停止機能は既に基本的に機能技術と
しては相当程度に満足されている段階にきており、使用
の態様の多様化に対応して、又、安全性をより向上させ
るために倍力制動や過剰制動によるスリップを防止する
技術が研究され、前者に対してはハイドロウブレーキシ
ステムや、後者に対しては所謂アンチスキッドシステム
等が開発採用されるようになってきていた。
〈発明が解決しようとする問題点〉 而して、これらの既開発のブレーキシステムにおいては
、システム自体が一つの設定システムとして固定化され
、開発研究されてきたために、自動車の乗員数や積載荷
重の変動による重量の変化に応するブレーキの減速度の
変化、又、運転者の体格、力性、癖、感覚等に・よって
異なる多様的な減速状態等、例えば、運転者がブレーキ
ペダルに踏力を印加しても期待するだけの減速度が得ら
れない等、減速度が千差万別に関連し合って実際に行わ
れる制動は設計通りにいかず、高速道路の広範囲の普及
、及び、悪路に対する経時的走行条件の多様的変化に基
づ(減速度のアンバランスが現実に存在し、又、ブレー
キ機構部、例えば、ブレーキパッドの摩擦材の摩擦係数
の変化による減速度の変化、更には、シュークリアラン
スの変化等により、減速性能は一定でなく、安定したも
のが得られず、ブレーキ操作の遅れ等から危険な状態が
発生する等という現実の背景が大きくクローズアップし
てきた。
それにも拘らず、上述の如く実車に配備されるブレーキ
システムの機構部は量産体制の制約もあって上述の如く
平均的目標設計、乃至は、理論的な標準設計に基づく固
定的な機構を採用しているために、様々な減速度の多様
性に対応出来ず、最適適応制動が不能という欠点があり
、運転者が実車操縦を行って自動車走行を行う際の自ら
のブレーキペダルに対する踏力に応じた減速度を期待す
るという人間工学的な要望に即応し難いという難点もあ
った。
したがって、このような極めて高度に開発されたブレー
キシステムが様々な条件に柔軟に即応して常にブレーキ
システムの基本的な第一条件である安全制動と、そのう
えに加えられる最適制御が得られず、ユーザー側から見
ると、常に期待通りの減速可能な運転が出来ないという
不安が生ずる不利点があった。
この発明の目的は上述従来技術に基づく車体の積載重量
の変化にかかわりなく、又、道路条件にも左右されず、
更に、ブレーキの摩擦材の摩耗やシュークリアランス変
化にも無関係で、基本的安全制動機能が保たれるように
し、そのうえで当該走行自動車の条件に無関係に運転者
の印加踏力に応じて期待する減速度が常に得られるよう
にし、倍力制動等の高度のブレーキ機構をフルに常にそ
の性能を発揮せしめるようにし、しかも、高度に複雑な
電気系統にトラブルが生じても上述その性能が発揮出来
るようにして自動車産業における安全技術利用分野に益
する優れた自動車用ブレーキシステムを提供せんとする
ものである。
く問題点を解決するための手段・作用〉上述目的に沿い
先述特許請求の範囲を要旨とするこの発明の構成は、前
述問題点を解決するために、装備されたブレーキシステ
ムが正常に動作する状態での走行中の通常の制御に際し
ては、ブレーキペダルに対し必要制動の感覚により所望
に踏力を印加すると、該ブレーキペダルに連係するブツ
シュロッドがスプールピストンをしてパワーピストンの
ボートを油圧回路に接続し、パワーピストンが倍力制動
力をマスタシリンダに印加して制動力を生じさせ、制動
力不足の際はブレーキペダルに連係された踏力検出機構
が印加された踏力を検出してその検出信号をコンピュー
タに入力し、又、フロント、及び、リヤホイールの車速
センサがいづれかの位置の最高の車速を検出してその検
出信号をコンピュータに入力し、したがって、コンビュ
ータは当該速度における基準車速を計算し、これに対し
て印加される踏力に応じた最適減速度が計算されて制御
バルブに所定の制御信号を送信してマスタシリンダのス
プールバルブを押進動作させ、油圧回路からの油圧を該
制御バルブを介してマスタシリンダのパワーピストンに
印加させ、マスタシリンダはフロント、及び、リヤホイ
ールの各ブレーキに倍力化された制動圧を更に印加し強
化する減速度を与えて制動するようにし、その時車側々
の減速状態は車速センサを介してコンピュータにフィー
ドバックされ、これにより制御バルブは開放閉塞制御さ
れてマスタシリンダのパワーピストンはフロント、及び
、リヤホイールのブレーキに対する油圧の制動圧を反復
して増圧、解除し、この相互に独立な2系統制御により
常に設定通りに減速が行われるようにされ、この間、ブ
レーキペダルに印加される踏力は制動感覚に応じた踏力
のリニアなマスタシリンダへの入力を確実にして、踏力
に応じた減速度を期待通りに確実に保証するようにし、
又、電気系統のトラブルによリヤホイ−ルが作動しない
ような状態では上記スプールバルブが自動的に切換ねり
ブレーキペダルに印加される踏力のみによってスプール
バルブが制御されて上述同様に倍力化されたブースト制
動を行うことが出来るようにした技術的手段を講じたも
のである。
〈実施例−構成〉 次に、この発明の1実施例を図面に基づいて説明すれば
以下の通りである。
第2図において、1はこの発明の要旨を成す自動車用ブ
レーキシステムであり、そのブースタ2はブツシュロッ
ド3を踏力検出機構としてのロードセル4を介してブレ
ーキペダル5に連係されている。
又、フロント、及び、リヤの左右の車軸に対して設けら
れた車速センサ6.6・・・はコンピュータ1に対して
電気的に接続され、それらの時々刻々の検出車速を送信
し、最も速い方の車速を検出されるようにされている。
而して、上記ブースタ2は、第1図に詳示する様に、基
部側の制動力伝達シリンダ8とこれに一体前延して設け
られている周知のマスタシリンダ9とハウジング10に
より一体的に形成されており、該マスタシリンダ9はコ
ントロールピストン11がその前部にリターンスプリン
グ12を介装するフロント油圧室13を形成し、図示し
ないリザーバタンクに接続するリザーバ室14に接続さ
れると共にフロントホイールブレーキ15に接続し、又
、後部に形成するリヤ油圧室16は同じく図示しないリ
ザーバタンクに接続するリザーバv17に連通されると
共に、第2図に示す様に、プロボーショニングバルブ1
8を介してリヤホイールブレーキ19に接続されている
又、前述した如く、該マスタシリンダ9に一体侵延して
設けられた上記制動力伝達シリンダ8には、上記前部の
コントロールピストン11にリターンスプリング20を
介して設けられたパワーピストン21がその前後の間に
リザーバ室22.23を郭成してそれぞれ上記リザーバ
室17、及び、24に連通されており、又、該パワーピ
ストン21の内側にはその内側にリターンスプリング2
5を介装し、該リザーバ室22.23に対し該パワーピ
ストン21の径方向ボート26に対し、径方向ボート2
1を介して連通するボート28を長手方向に内在する操
作バルブとしてのスプールバルブ29が相対的に前後ス
ライド可能に内装されており、又、該パワーピストン2
1の後端にはリターンスプリング30を介して前記ブツ
シュロッド3が軸装されており、その後端は前記ブレー
キペダル5の上部に対してビン31とブラケット32に
よって連係されている。
尚、該スプールバルブ29の前空33とリザーバ室22
にはパワーピストン21の径方向ボート34が共に連通
可能にされて設けられている。
そして、ブツシュロッド3の前端と前記パワーピストン
21との間に形成される加圧室35はボート36.37
を介してパワーピストン21内に相対スライドする上記
スプールバルブ29内の軸方向ボート28に連通されて
おり、したがって、該スプールバルブ29のボート27
とパワーピストン21のボート26が一致する両者の相
対スライド状態においては、該加圧室35は制動力伝達
シリンダ8のリザーバ全24に連通ずるようにされてい
る。
又、該ブツシュロッド3内に設けられた軸方向ボート3
8はスプールピストン29の後端面に臨む前部の加圧室
39に接続されると共に、ハウジング10基部に設けた
リザーバ室40に連通するようにされている。
而して、該制動力伝達シリンダ8のリザーバ室40は、
第2図に示す様に、油圧助勢倍力発生の源の油圧ポンプ
41、オイルタンク42、アキュームレータ43を有す
る油圧回路44に介装された制御バルブ45に接続され
ている。
又、該油圧回路44の分岐回路44′、及び、帰還回路
44′は制動力伝達シリンダ8のリザーバ室24.17
に直接接続されている。
そして、該制御バルブ45の前室46はオイルタンク4
1に対する帰還回路44′に接続されるようにされ、又
、中W47は中立で印加油圧を保つようにされ、後室4
8は油圧ポンプ41、或は、アキュームレータ43から
の油圧を該制動力伝達シリンダ8のリザーバ室24.4
0に印加するようにされている。
〈実施例−作用〉 上述構成において、走行する自動車に対し、油圧助勢式
の倍力制動をかけて減速、或は、減速停止を行うに際し
、正常動作コンピュータ 7は常にフロント、及び、リ
ヤの車速センサ6.6・・・により時々刻々の車速を検
出しそのいづれかの最も速い速度の実車速を測定してい
る。
而して、当該走行において、実車には人員や荷物等の積
載荷重が種々異なる状態で付加されており、又、車種や
経年変化等によりブレーキパッド等の摩擦材の摩耗の程
度、或は、シュークリアランスの変化等があり、制動の
潜在的条件はさまざまに異なっている。
そして、運転者が制動を行う状況を感覚的に捉えて(即
ち、これらのさまざまな潜在条件を知ることなく単に車
速に対する感覚で)、自らが操作′したブレーキペダル
5に対する印加踏力に応じた減速度を期待して該ブレー
キペダル5に踏力を印加する。
そこで、ブレーキペダル5に印加された踏力はブツシュ
ロッド3を介し踏力検出機構のロードセル4により検出
され、その検出信号はコンピュータ 1に入力され、そ
こで、該コンピュータ 1は当該車速における基準車速
を計算すると共に、該踏力に応じた最適減速度を計算す
る。
この関係は横軸に時間tを、又、縦軸に車速Sをとった
第3図のグラフに示される様に、グラフC1の設定車速
に対応する計算された車速はC2の様に示される。
そこで、通常の油圧倍力制動について説明すると、通常
は一18バルブ45は閏の状態にされており、ブーレキ
ペダル5に印加された踏力はビン31を介してブツシュ
ロッド3によりロードセル4に印加されると共にブツシ
ュロッド3を介して直接スプールバルブ29に伝達され
、該スプールバルブ29はリターンスプリング25に抗
し前進し、パワーピストン21のボート34は遮断され
、パワーピストン21のボート26とスプールピストン
29のボート27は連通し、リザーバ室24から油圧回
路44′ を介しての油圧ポンプ41の油圧が印加され
、リザーバ室23、ボート26.27.28.31.3
8より加圧室35に油圧助勢倍力の制動力を印加する。
その結果、パワーピストン21は前進し、マスタシリン
ダ9のフロント液圧室13、リヤ液圧室16を介しフロ
ントホイールブレーキ15、リヤホイールブレーキ16
に倍力制動力を印加する。
そして、この間の減速度は、第3図に示す様に、ブレー
キング開始時toより制動が働き始め、実測車速C2が
目8I減速度のグラフC7に対し設定範囲ΔW以内であ
ると、上述踏力による制動作用を続行する。
而して、パワーピストン21の前進によりボート26.
21は位置ずれを生じ、ボート28は遮断され加圧室3
5への油圧ポンプ41からの油圧は停止される。
この場合のサーボ比はブツシュロッド3の断面積DI 
、パワーピストン21のそれを02とすると、D、/D
2どなって、油圧助勢式倍力がブースタとして作用する
そして、上述減速度設定範囲ΔWをはずれると制動力不
足状態となるが、ブレーキペダル5に踏力を増加印加せ
ずども次の自動倍力制動系統が働く。
即ち、上述の如く、車速センサ6.6・・・からは常に
車速かコンピュータ 7に、又、ロードセル4からは踏
力がコンピュータ 7に入力されており、制動力不足状
態では当該踏力に対する最適減速度になる制御信号を制
御バルブ45のソレノイドに送信してこれを開の状態に
してその後’J48を油圧回路44に接続する。
そこで、油圧回路44の油圧ポンプ41はオイルタンク
42からのオイルを、或は、アキュームレータ43との
協働により、所定の油圧を制動力伝達シリンダ8のリザ
ーバ室40に送給する。
したがって、踏力不足でない状態では制御バルブ45は
閉じている。
そこで、該制動力伝達シリンダ8のリザーバ室40に印
加された油圧ポンプ41からの所定油圧はボート38を
介して加圧室39に入り、スプールバルブ29をその先
端のリターンスプリング25に抗して油圧力により強制
的に前進させ、その結果、該スプールバルブ29のボー
ト27と外側のリザーバ室23はパワーピストン21の
ボート26を介して連通し、したがって、リザーバ室2
4に印加されている油圧ポンプ41からの倍力油圧はリ
ザーバ室24.23、及び、ボート26.27を介し、
ボート28.31を通り、ボート36を介して加圧室3
5に該倍力油圧を伝達し、その結果、パワーピストン2
1は押圧されてリターンスプリング12.20に抗して
前進し、フロント油圧室13のリザーバ室14からの油
圧をフロントホイールブレーキ15に伝達し、一方、リ
ヤ油圧室1Gのりザーバ至17からの油圧をリアホイー
ルブレーキ19に印加して倍力の油圧助勢式のブースタ
制動を動作させて上述所定の減速度を与えるようにされ
る。
この間、スプールバルブ29の先端はりザーバ至22に
対するボート34の接続を遮断し、したがって、ボート
36.37.28を介して制動力印加の油圧はリザーバ
室22に抜けることはなく、確実にパワーピストン21
に対する制動力印加は持続される。
尚、この状態でパワーピストン21は前進するが、該パ
ワーピストン21に対するスプールバルブ29の相対姿
勢は該パワーピストン21の姿勢にかかわらず、リザー
バ室40からの油圧がボート38を介して該スプールバ
ルブ29をその基部側から加圧室39よりリターンスプ
リング25に抗して印加するために、該スプールバルブ
29はパワーピストン21に対し、リターンスプリング
25を圧縮して相対的に最も奥まで挿入された状態にな
り、しかも、油圧ポンプ41による油圧をP1加圧室3
5の圧力p r、スプールバルブ29の先端リターンス
プリング25のセット荷重をFとすると、P’ A+F
<PAとなり、したがって、スプールバルブ29はパワ
ーピストン21に対し、依然として奥側に入った状態、
即ち、ボート26と27が一致する姿勢となっており、
そのため、リザーバ室24からの油圧ポンプ41よりの
油圧は、猶も加圧室35に印加されて、該パワーピスト
ン21を押進させる姿勢に付勢する。
このようにして、車速が減速されていくと、車速センサ
6が当該減速状態を検出してコンピュータ 7に入力し
、第3図に示す様に、コンピュータ1が設定目標車速C
1に対し、所定減速状態の車速C3が当該車速C1に対
し設定速度減速され、設定速度差範囲ΔW内に入ると、
制御信号が制御バルブ45のソレノイドに送信してその
前室46をリザーバ室40に接続するように動作する。
したがって、該リザーバ’740は油圧回路44と帰還
回路44′を介してオイルタンク42に接続され、ボー
ト38を介して加圧室39の油圧は急速に減圧され、そ
の結果、スプールバルブ29はその先端のリターンスプ
リング25によりパワーピストン21に対し相対的に後
退し、そのため、該パワーピストン21のボート26と
スプールバルブ29のボート27は、第1図に示す様に
、位置ずれを起こすことになる。
而して、パワーピストン21に対してスプールバルブ2
9が後退し、ボート34がリザーバ室22に接続される
ことになり、該リザーバv22と加圧室35はボート2
8.37.36を介して接続されることになり、それま
での高圧の油圧は該ボート37.36.28を介してリ
ザーバ室17に連通され、帰還回路441を介してオイ
ルタンク42に連通帰還して急速に減圧されることにな
り、したがって、パワーピストン21は後退することに
より、フロント油圧室13、及び、リヤ油圧室16の油
圧が減少されるために、フロントホイールブレーキ15
、リヤホイールブレーキ19に対する制動は失われ、そ
れまでの減速度は失われて第3図設定車速のカーブC+
 に対し、減速車速のカーブC3は前記設定減速度差Δ
Wの範囲内に戻ることになる。
その間、車速センサ6.6・・・はその減速、或は、減
速維持状態の車速を実測してコンピュータ 1に送信し
ており、第3図における該減速状態の設定減速度差が踏
力のみによるスプールバルブ29のコントロールでは制
動力が不足して設定ΔWを越えると、コンピュータ 1
が再び減速を指令し、その指令信号は前述の如く、制御
バルブ45を油圧回路44の帰還回路44′に対する帰
還姿勢から開放姿勢に戻し、したがって、その侵室48
をしてリザーバ室40に接続し、そのため、前述の如く
加圧至39に再び油圧が印加されてスプールバルブ29
は前進し、ボート27がパワーピストン21のポート2
6に再び一致され、ザーバ苗24の油圧ポンプ41から
の油圧はリザーバ室23からボート26.27を通り、
ボート28.37.36を通り、加圧空35に入ってパ
ワーピストン21に油圧助勢式倍力の制動力を印加する
尚、該スプールバルブ29の前進状態では、その先端が
リザーバ室22に対するポート34の接続を遮断するた
めに、加圧空35の油圧助勢式の減速I11動力を減少
することはない。
このような動作は車速センサ6.6・・・による実際の
車速を常に検出してコンピュータ 1に送信するために
、設定基準車速の目標減速度のカーブC7に対し、第3
図に示す様に、実測減速の車速C3が躍動的に近接離反
する頻度に応じて制御バルブ45が高頻度に開閉動作す
ることにより、スプールバルブ29、パワーピストン2
1は相対的に前後動し、それによりブレーキペダル5に
対する踏力印加状態は運転者の制動必要感覚通りの印加
状態だけで積載荷重の変化、ブレーキバッドやシュータ
  。
リアランスの変化に何等かかわりなく、即ち、これらの
潜在的条件を運転者が知っていようといまいと無関係に
、単に、印加される踏力に極めてリニアに設定される運
転者の期待通りの減速度で制動が現出されることになる
尚、エンジン停止はコンピュータ 1の制御により制御
バルブ45は帰還接続となり、リザーバ室40はオイル
タンク42に接続され、ブレーキ油圧はゼロになり、パ
ーキングブレーキ作用に替えられる。
而して、当該コントロールを行うのがコンピュータ1で
あるが、該コンピュータ 7は周知の如く、激しい電波
障害等に合うとそのコントロール機能に誤動作や動作不
能を生じたり、或は、該コンピュータ 1のICプリン
ト基板配線や、或は、その周辺のリード線の配線に走行
中の激しい経時的振動によってショートや断線が生じた
場合には適正な動作信号が制御バルブ45に送信されず
、したがって、上述のような倍力のハイドロリックサー
ボブレーキコントロールが出来なくなる虞れが生じる。
これに対処するに、このような電気系統のトラブルが生
じた時には、コンピュータ 1の予め決められたエマ−
ジエンシイプログラムにより直ちに自動的に制御バルブ
45は閉、又は、帰還状態になり、即ち、その中室47
、又は、前室46がリザーバ室40に接続されることに
なり、したがって、油圧回路44からリザーバ室24に
油圧が印加されていてもスプールバルブ29はリザーバ
室40を介しての油圧ポンプ41からの油圧によって前
進動作をされなどはほとんどない。
このようにして、スプールバルブ29が前進させられる
と、そのポート21がパワーピストン21のポート26
に合致して接続され、油圧ポンプ41からの油圧はリザ
ーバ室24、ボート26.27、及び、ポート28.3
7を通り、ボート36より加圧至35に印加されて該パ
ワーピストン21を所定に前進させ、フロント油圧室1
3、リヤ油圧室16の油圧を上昇させてフロントホイー
ルブレーキ15、リヤホイールブレーキ19に所定に制
動力を伝達して上述ハイドロリックサーボブレーキング
態様同様にブースト機能を保持して踏力に相応する減速
度を与える。
この状態のサーボ比はブツシュロッド3の断面積πD、
2 /4、制動力伝達シリンダ8の断面積πD22 /
4とすると、D22/DI2となる。
而して、この間、減速された車速を各車速センサ6.6
・・・が検出してその信号をコンピュータ 7に送信し
たとしても上述の如く、当該態様は電気系統のトラブル
によりコンピュータ 7による制御バルブ45’(7)
コントロールがなされていないが、運転者によるブレー
キペダル5に印加する踏力のリターンスプリング20に
対するリニアな操作のみが行われるだけでブースト機能
は有効な状態で、倍力制動は電気系統のトラブルの無い
状態と実質的に何ら変らない状態で作動する。
そして、ブレーキペダル5に対する踏力を減すると、ブ
ツシュロッド3に対する押進力は解消されるが、このと
き、スプールバルブ29はその先端のリターンスプリン
グ25により後退し、そこで、パワーピストン21のボ
ート26とスプールバルブ29のボート27は位置ずれ
を起こし、上述態様同様に加圧室35の油圧はボート3
6.31、及び、28を通してスプールバルブ29の先
端からボート接続を介しリザーバ室22.17に接続し
て帰還回路11′ よりオイルタンク42へと減圧され
、減速は解消される。
又、そこで、踏力をブレーキペダル5に印加すると、再
びスプールバルブ29のボート27と26が接続されて
加圧室35に常時連通の油圧ポンプ41の油圧が印加さ
れて再びパワーピストン21が前進して、制動力が印加
されることになる。
したがって、当該態様においては、積載重量の変化、或
は、ブレーキパッドやシュークリアランスの変化にかか
わらず、又、コンピュータ 7等の電気系統のトラブル
があってもブレーキペダル5に印加される踏力は・踏力
シリンダ10の弾圧スプリング56にリニアに印加され
るだけで大きなハイドロリック制動が得られ、単に半自
動サーボ制動だけであるだけであって、運転者の印加す
る踏力に即応した最適減速が得られることになる。
尚、エンジン停止はコンピュータ 7の制動により制御
パルプ45は帰還接続となり、リザーバ室40はオイル
タンク42に接続されブレーキ油圧はゼロになり、パー
キングブレーキ作用に替えられる。
而して、ブレーキシステムにおいては、自動化やサーボ
機構が取り付けられればられるほど、これらの複雑なメ
カニズムが故障した場合の最低安全保証としての踏力の
みによる人力メカニカルな機構では制動がなされねばな
らないが、この発明においては、油圧回路44に不測に
して油圧ポンプ41の故障等により油圧欠損が生じた場
合にはりザーバ至24の油圧が低下し、したがって、加
圧室35には油圧が発生しない。
このような状態でブレーキペダル5に踏力を印加すると
、ブツシュロッド3は実質的に直ちにパワーピストン2
1を押進させ、フロント油圧v13、及び、リヤ油圧室
16の油圧をメカニカルに加圧してフロントオイルブレ
ーキ15、リヤホイールブレーキ16に倍力無しの単な
る踏力による通常のハイドロリンク油圧ブレーキシステ
ムと同様に油圧制動力を印加して減速を行う。
このように、この発明においては、油圧ポンプ41によ
る倍力ハイドロリックブレーキの制動を自動半自動によ
って得る第1の系統と、コンピュータ故陣等の不測の事
態では踏力による油圧制御によって正常の油圧助勢倍力
制動を行う第2の系統の2系統を有しており、しかも、
これらの2系統が電気制御健全動作状態と、或は、電気
系統トラブル状態の2つの状態に自動的に即応して独立
的に切り換えられるようにされている。
このように、この発明においては、油圧ポンプによる油
圧助勢式の倍力ハイドロリックブレーキの制動を自動半
自動によって得る第1と第2の系統とを有しており、し
かも、これらの2系統が自動的に即応して独立事象的に
切り換えられるようにされている。
尚、この発明の実施態様は上述実施例に限るものでない
ことは勿論であり、例えば、自動切換時にそれぞれ異な
るランプ表示が可能であるようにする種々の態様が採用
可能である。
〈発明の効果〉 以上、この発明によれば、極めて強力な制動力を現出す
ることが出来るハイドロリックブレーキ機構を有して倍
力制動を成し得るようにしたブレ−キシステムにおいて
、積載型Mやブレーキ機構のブレーキパッドやシューク
リアランスの変化等の様々な条件に何等かかわりなく、
印加される踏力に応じ、当該車速に最適の減速度を得る
ことが出来るようにしたシステムであって、油圧回路に
設けた制御バルブを印加される踏力と車速との検出信号
によりコンピュータを介してコントロールして操作バル
ブを踏力のみによる制御と油圧による制御とを行い油圧
助勢式の倍力自動サーボ制動を行うことが出来る2系統
を用いて制動することにより、本来的にブレーキの有効
動作が異なる積載重量の条件やブレーキ機構部の様々な
変化に全く関係なく、又、踏力の充足、不足にかかわり
なく、常に運転者の印加する実速に対する感覚に即応す
る最適な減速度が期待通りに得られ、それによって最優
先する運転者の安全感覚が充分保証されて自動車が確実
に減速停止を含む安全な走行状態、運転状態を得られる
という優れた効果が奏される。
又、倍力制動力を伝達するパワーピストンのコントロー
ルを行うスプールバルブ等の操作バルブを踏力のみによ
って制御する系統と、踏力、及び、車速によるコンピュ
ータを介しての油圧制御バルブを介しての系統との2系
統にしたことにより制動力不足の場合に踏力に比例した
油圧力を該操作バルブに印加してパワーピストンに踏力
に比例した制動力を支えることが出来る優れた効果があ
り、又、電気系統トラブル時は踏力のみによって操作バ
ルブを介してパワーピストンの踏力に比例した油圧助勢
式の制動圧を印加出来ることが優れた効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の1実施例のサーボ機構断面図、第2
図は1実施例の全体概略システム図、第3図は基準目標
減速車速と実測減車速の対応グラフ図である。 9・・・マスタシリンダ、   5・・・ブレーキペダ
ル、4・・・踏力検出機構、   6・・・車速センサ
、45・・・ilJ tinバルブ、   7・・・コ
ンピュータ、21・・・パワーピストン、

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 油圧回路に接続されるマスタシリンダに連係するブレー
    キペダルに印加される踏力の検出機構が接続され又該踏
    力検出機構が油圧回路の制御バルブをコンピュータを介
    して制御するようにされたブレーキシステムにおいて、
    上記マスタシリンダのパワーピストンに対する制動力伝
    達制御が該パワーピストンに連係する操作バルブにより
    行われ、該操作バルブはブレーキペダルからの踏力によ
    る油圧コントロールを介しての油圧により行われる系統
    と、ブレーキペダルからの踏力及び車速センサからの信
    号のコンピュータ入力による上記油圧回路に付設された
    制御バルブの油圧コントロールを介しての油圧により行
    われる系統との2系統にされ、而して該2系統が自動的
    に独立選択動作自在にされていることを特徴とする自動
    車用ブレーキシステム。
JP27427484A 1984-12-28 1984-12-28 自動車用ブレ−キシステム Pending JPS61155047A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5102204A (en) * 1988-02-09 1992-04-07 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Antilock control device

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59128038A (ja) * 1983-01-12 1984-07-24 Sumitomo Electric Ind Ltd ブレ−キ倍力装置

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