JPS6115450Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この考案は火ばちに関する。

（従来の技術） 火ばちに於ては天板開口に開口枠を設けるを一
般とし、この場合該開口枠は天板より上方に突出
し高くなつている。これにより天板に置かれた湯
のみ等の開口内への移動停止などに役立つてい
る。

また不使用時には天板開口を開口蓋で覆つて台
として役立つ様にしている。

（考案が解決しようとする問題点） しかしこの従来の火ばちでは該開口枠が天板よ
り上方に突出したまま固着されているので、開口
蓋にて開口を覆つた時でも天板上は平担にならず
台として不適当であつた。

（問題点を解決する為の手段） 本考案はかかる不都合のない火ばちを得る事を
その目的とするもので、火ばち本体の天板に設け
られた開口に該天板より上方に突出する開口枠を
備えて成る火ばちに於て、該開口の周縁に受部を
設け、該受部にて、該開口枠を、該受部の深さと
同厚の開口蓋と交換自在に設けて成る。

（作 用） 火ばち使用時には受部に開口枠を設ける。開口
枠は天板より上方に突出し一段と高くなつていて
天板に置かれた茶わん等は該開口枠で移動が阻止
されている。

火ばち不使用時には受部から上記開口枠を外
し、代りに開口蓋を設ける。この開口蓋は天板と
同高で、天板・開口蓋と平担となり火ばちを台し
て利用出来る。

（考案の効果） 本考案は上記構成によれば、使用時には開口に
設けられた開口枠は天板より一段高く突出すから
天板上の茶わん等の開口への落入を防ぎ、不使用
時には該開口枠を取り外し、該受部の深さと同厚
の開口蓋と取り換えるので、開口は天板と同一面
で塞がれて台としての使用に有効的に使用出来
る。

（実施例） 第１図及第２図は火ばちとして使用時の状態を
示し、火ばち本体１の上部には天板２が載置され
ている。該天板２には開口３が設けられていて、
該開口３には受皿５がその端部６が開口３の受皿
受部４に掛止されて装着されている。

７は受皿５内に臨むガスバーナの如き熱源であ
る。８は熱源７上に位置する五徳。

９は開口３の周縁の受部で、開口枠１０はこの
受部９にて支持され取り付けられた時前記天板２
の上面より上方に一段高く突出する。即ち受部９
の深さＨより開口枠１０の高さＡは高くなつてい
る。

第３図及第４図はオフシーズン等での不使用時
の状態を示し、受部９から開口枠１０が取り外さ
れ、受部９には代りに開口蓋１１が取り付けられ
ている。開口３は開口蓋１１で塞がれた。この時
開口蓋１１の厚さＢは受部９の深さＨと同じであ
るので、天板２と開口蓋１１とは同一面となり、
火ばちを台として使用する時に有利となる。

尚受部９は受皿５より上方に設けてあり、第２
図及第４図にて特に明らかな様に受部９に交換自
在の開口枠１０又は開口蓋１１が装置された時そ
れらの下面との間に間隙Ｇが生ずる様になつてい
て受皿５と接触せず、受皿５よりの熱伝導を受け
なかつたり、安定した装置が出来る。又開口枠１
０が受部９に取り付けられた時、該枠１０が受部
５の端部６上を覆つてゴミ等の落入を防止してい
る。

【図面の簡単な説明】

図は本考案の一実施例を示すもので、第１図は
開口枠を装着した時の裁断図、第２図はその要部
拡大図、第３図は開口蓋を装着した時の裁断図、
第４図はその要部拡大図である。 １……火ばち本体、２……天板、３……開口、
４……受皿受部、５……受皿、６……端部、９…
…受部、１０……開口枠、１１……開口蓋。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 火ばち本体の天板に設けられた開口に該天板よ
   り上方に突出する開口枠を備えて成る火ばちに於
   て、該開口の周縁に受部を設け、該受部にて、該
   開口枠を、該受部の深さと同厚の開口蓋と交換自
   在に設けた事を特徴とする火ばち。