JPS61152837A - 紡機における管替方法及びその装置 - Google Patents

紡機における管替方法及びその装置

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JPS61152837A
JPS61152837A JP28132084A JP28132084A JPS61152837A JP S61152837 A JPS61152837 A JP S61152837A JP 28132084 A JP28132084 A JP 28132084A JP 28132084 A JP28132084 A JP 28132084A JP S61152837 A JPS61152837 A JP S61152837A
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JP
Japan
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bobbin
spindle
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empty
bobbins
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Application number
JP28132084A
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English (en)
Inventor
Mitsuo Mori
光男 森
Takamasa Morita
森田 隆征
Isao Asai
功 浅井
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication date
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Publication of JPS61152837A publication Critical patent/JPS61152837A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • DTEXTILES; PAPER
    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01HSPINNING OR TWISTING
    • D01H9/00Arrangements for replacing or removing bobbins, cores, receptacles, or completed packages at paying-out or take-up stations ; Combination of spinning-winding machine
    • D01H9/02Arrangements for replacing or removing bobbins, cores, receptacles, or completed packages at paying-out or take-up stations ; Combination of spinning-winding machine for removing completed take-up packages and replacing by bobbins, cores, or receptacles at take-up stations; Transferring material between adjacent full and empty take-up elements
    • D01H9/08Doffing arrangements independent of spinning or twisting machines

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 (産業上の利用分野) この発明は精紡機、撚糸機等の紡機における管替方法及
びその装置に関するものである。
(従来の技術) 精1i1j *、撚糸機等の紡機においてスピンドル上
の満ボビンを抜取り代わりに空ボビンをスピンドルに差
込む作用をなす管替機として、紡機機台の前面に沿って
移動する型の管替機が使用されている。この種の管替機
は一般に玉揚げした満ボビンの貯留装置、空ボビン貯蔵
ホッパー、空ボビン供給装置等を管替機本体に備えてい
るため、装置が大型化し取扱いや調整等が不便であると
いう不都合がある。この問題点を解消するため昭和56
年2月21日公告の特公昭56−8136号公報あるい
は昭和56年5月13日公告の特公昭56−20368
号公報には、紡機のスピンドル列の下方位置にスピンド
ルと対応するピッチでペッグを備えた移送装置を配設し
、該ペッグ上に予め空ボビンを準備し、紡機に沿って間
欠的に移動し所定の複数錘ずつスピンドル上の満ボビン
と、前記ペッグ上の空ボビンとを自動交換する管替機が
提案されている。ところが、これらの管替機においては
間欠的に移動を行うため、停止、発進の繰り返しが多く
全錘の玉揚終了に要する時間の短縮が難しく、又複数錘
同時に交換を行うため装置の小型化が難しく製造コスト
も高いという問題がある。
(発明が解決しようとする問題点) この発明は前記従来装置における装置の小型化あるいは
管替時間の短縮化が難しいという問題点を解決するもの
である。
発明の構成 (問題点を解決するための手段) 前記の問題点を解決するため第1の発明においては、紡
機のスピンドル列の下方にスピンドルと対応して配設さ
れた移送装置のペッグ上に空ボビンを予め準備し、紡機
機台の満管停止後、機台の一端から管替機をスピンドル
レールに沿って連続走行させ、スピンドル上から満ボビ
ンを1本ずつ抜上げるとともに前記ペッグ上から空ボビ
ンを1本ずつ抜上げ、スピンドル上の満ボビンとペッグ
上の空ボビンとを1本ずつ連続的に交換するという方法
を採用した。又、第2の発明においては前記第1の発明
方法をより効果的に具体化する装置として、紡機のスピ
ンドル列の下方にスピンドルと対応して配設された移送
装置のペッグ上に空ボビンを予め準備し、紡機機台の満
管停止後、機台の一端からスピンドルレールに沿って連
続走行し、スピンドル上の満ボビンとペッグ上の空ボビ
ンとを自動交換する管替機に、満ボビンをスピンドルか
ら1本ずつ抜上げる満ボビン抜上装置と、管替機の移動
方向と平行な軸心を有し積極駆動される抜上O−ラと該
ローラと対向して配設されたガイド部材との作用により
前記ペッグ上から空ボビンを1本ずつ抜上げる空ボビン
抜上装置と、前記スピンドルから抜上げられた満ボビン
を受取り該満ボビンを前記空ボビン抜上装置により空ボ
ビンが抜上げられたペッグに1本ずつ挿入する満ボビン
挿入装置と、前記ペッグから抜上げられた空ボビンを受
取り該空ボビンを前記満ボビンが抜上げられたスピンド
ルに積極駆動される0−ラを介して挿入する空ボビン挿
入装置とを備えるという構成を採用した。
(作用) この発明においては紡機のスピンドル列の下方にスピン
ドルと対応して配設された移送装置のペッグ上に予め空
ボビンを準備しておぎ、紡機機台が満管により停止した
後機台の一端から管替機がスピンドルレールに沿って連
続走行しながら管替作業を行う。すなわち、管替機は管
替機に装備された満ボビン抜上装置によりスピンドルか
ら満ボビンを1本ずつ抜上げるとともに、空ボビン抜上
装置により前記移送装置のペッグ上から空ボビンを1本
ずつ扱上げ、空ボビンが抜上げられたペッグ上にスピン
ドルから抜上げた満ボビンを1本ずつ挿入し、ペッグか
ら抜上げた空ボビンを満ボビンが抜上げられたスピンド
ル上に1本ずつ挿入することにより管替作業を連続的に
行う。
第2発明においては管替機の移動により管替機の移動方
向と平行な軸心を有し積極駆動される天上ローラと、該
ローラと対向して配設されたガイド部材との間にペッグ
上に装備された空ボビンの上部が進入することにより、
空ボビンはその上部から抜上ローラとガイド部材とに把
持された状態で抜上ローラの回転により上方へ移動して
ペッグから抜上げられる。抜上ローラの軸が管替機の移
動方向と平行に配設されているため、管替機が連続的に
移動しても空ボビンは常に抜上ローラの作用を受は無理
なくペッグから抜上げられる。又、スピンドルへの空ボ
ビンの挿入作業は積極駆動されるローラを介して行われ
る。すなわち、空ボビンはスピンドルへの挿入開始から
挿入完了まで一定速度で降下し、ローラの回転速度は空
ボビンの降下速度が空ボビンがリングレールのトラベラ
からスピンドルに連る糸に衝突した場合にもその衝撃に
より糸の切断が生じない所定速度に規制され、管替作業
完了後の機台再起動時に支障を来たさない。
(実施例) 以下この発明を具体化した一実施例を図面に従って説明
する。管替機1は精紡機機台に固設されたレール2及び
ガイドレール3に係合するガイドローラ4.5を介して
精紡1tII台に沿って走行可能に支承され、レール2
にスピンドル6の2倍の間隔で配設されたビン7と係合
するスクリューローラ8の作用により、レール2に沿っ
て連続的に走行するようになっている。すなわち、スク
リュー0−ラ8はモータ9の駆動軸に嵌着されたタイミ
ングプーリ10と、スクリューローラ8の回転軸11に
嵌着されたタイミングプーリ12間に巻掛けられたタイ
ミングベルト13とを介してモータ9の回転に伴い回転
され、その周面に形成された溝8aが順次ピン7に係合
することにより管替11[1がレール2に沿って走行す
るようになっている。下方に配設された前記ガイドレー
ル3上面にはスピンドルレール14と平行にペッグトレ
イ15が延設され、該ペッグトレイ15にはスピンドル
6のピッチとほぼ等しい直径を有しかつ上面にペッグ1
6aが突設された摺動体16がベルト15a上に多数−
列状態で開動可能に装置されている。
管替機1の上部には満ボビン17をスピンドル6から1
本ずつ抜上げる作用をなす満ボビン抜上装置18が配設
され、その下方には前記満ボビン抜上装置18の抜上作
業時に満ボビン17とスピンドル6との緊嵌合を解除す
る作用をなす緊嵌合解除装置19が配設されている。又
、管替*iの下部管替機進行方向後方寄りにはスピンド
ル6から抜上げられた満ボビン17を前記ペッグトレイ
15上に装備された摺動体16のペッグ16a上へ挿入
する作用をなす満ボビン挿入装置20が配設され、前記
満ボビン抜上装置118と満ボビン挿入装置20との間
にはボビンシュータ21が配設されている。満ボビン挿
入装置20の下方近傍、管替機1の移動方向と反対側寄
りにはペッグ送り装置22が配設されている。管替機1
の下部、前記満ボビン挿入装置20の管替機移動方向前
方には摺動体16のペッグ16aに嵌挿された空ボビン
23を抜上げる空ボビン抜上装置24が配設され、その
上方には空ボビン23を管替機1の上方へ搬送する空ボ
ビン搬送装置25が配設されている。空ボビン搬送装置
25の上方には前記ペッグlea上から抜上げられた空
ボビン23を、前記満ボビン抜上装置18により満ボビ
ン17が引抜かれたスピンドル6に嵌挿する作用をなす
空ボビン挿入装置26へ移送する空ボビン移送装置27
が配設されている。
満ボビン抜上装置18はその上部に支持ブラケット28
を・介して回転軸29が管替機1の移動方向と平行に配
設されている。満ボビン抜上装置18の下方には前記回
転軸11と平行に軸30が回転自在に配設され、該軸3
0にはクラッチ31を介して一体的に回動可能なプーリ
32が取付けられ、該プーリ32と前記回転軸11に嵌
着されたプーリ33との間に掛装されたベルト34を介
して軸30が回転駆動されるようになっている。そして
、軸30の一端に嵌着されたプーリ35と、前記回転軸
29の一端に嵌着されたプーリ36との間に掛装された
ベルト37を介して、回転軸29が回転されるようにな
っている。
前記支持ブラケット28の下方には一対のガイド支柱3
8が垂直に配設され、該ガイド支柱38には前記回転軸
29と直交する方向に延びる昇降部材39が上下動可能
に支承されている。昇降部材39の一側には係合溝40
が形成され、前記回転軸29に嵌着されたプーリ41か
らベルト42、プーリ43を介して回転される回転軸4
4に嵌着されたカムレバー45のカムボール45aが前
記係合溝40に係合され、カムしバー45の回転により
昇降部材39が昇降作動されるようになっている。昇降
部材39の他側にはその長手方向に沿ってガイド溝46
が形成され、該ガイド146に係合する一対のガイドロ
ーラ47a、47bを介してグリッパホルダ48が昇降
部材39に沿って移動可能に支承されている。昇降部材
39とグリッパホルダ48との間にはカム板49が配設
され、該カム板49は上部11IIlはど精紡11機台
から遠道かるようにカム溝49aが形成されている。そ
して、グリッパホルダ48の後端側に取付けられたガイ
ドローラ478と同軸上に前記カム溝498に係合する
カムローラ50が取付けられ、該カムローラ50の作用
により昇降部材39の上昇に従いグリッパホルダ48が
上昇移動するとともに精紡機機台側から離れる方向へ水
平移動するようになっている。
グリッパホルダ48の先端にはビン51が管替機1の移
動方向と平行に固定され、該ビン51にはボビン把持装
置52がその取付部53において回動可能に支持されて
いる。ボビン把持装置52は前記ビン51に巻装された
圧縮スプリング54により管替機1の進行方向側へとf
J勢されるとともに、一端が前記グリッパホルダ48の
下面に突設された掛止ビン55に掛止され他端が取付部
53の下部−側面に突設された掛止ピン56に掛止され
たばね57によりビン51を中心に第7,8図の時計方
向へ回動付勢され、係合部58がグリッパホルダ48の
下面に当接することにより水平状態に保持されるように
なっている。ボビン把持装置52は平面はぼ円形状に形
成され、その中央に下方はど拡径に形成されたガイド孔
59に連通する挿入孔60が形成されている。挿入孔6
0の下部周面には収容部61が形成され、該収容部61
には平面円弧状をなし3個に分割され、耐摩耗性の金属
等で形成された把持片62が放射方向に移動可能に配設
されている。前記各把持片62の内側にはそれぞれ前記
満ボビン17の上部外周に形成された溝17aと係合可
能な係合突部63が形成され、外側には収容溝64が形
成されている。
前記収容溝64には前記各把持片62を前記挿入孔60
の中心側へ押圧する付勢手段としての環状のコイルばね
65が収容されている。
前記支持ブラケット28の上面には一対のブラケット6
6が突設され、該ブラケット66には揺動レバー67が
軸68により回動可能に支持されている。前記揺動レバ
ー67の一端には前記回転軸29に一体回動可能に嵌着
されたカム69に係合するカムボール67aが取付けら
れ、前記軸68に巻装されたねじりばねによりカムボー
ル67aがカム69に当接する方向に回動付勢されてい
る。そして、前記昇降部材39が最上昇位置に移動した
際のボビン把持装置52の挿入孔60と対応する位置に
は、ボビン把持装置52に把持された満ボビン17を下
方へ押出す作用をなす押出ロッド70がガイド筒71に
沿って上下方向に摺動可能に配設されるとともに、その
上端が前記揺動レバー67の他端にビン連結されている
次に前記満ボビン抜上装置18により満ボビン17をス
ピンドルから抜上る際に、満ボビン17とスピンドル6
との緊嵌合を解除する緊嵌合解除装置について説明する
。前記満ボビン抜上装置18の下方管替機1の中央部に
は上下一対のガイドバー72.73が管替機1の前後方
向(管替機1の進行方向と直交する方向)へ平行に架設
されており、両ガイドバー72.73には支持体74が
摺動可能に装着されている。支持体74には軸75が回
動可能にガイドバー72.73と直交する方向に支持さ
れており、第10図に示すように軸75には一対のアー
ム76.77が軸75と一体回動可能に嵌着されている
。一方のアーム76と支持体74との間には引張ばね7
8が掛装され、両アーム76.77が第9図において軸
75を中心に反時計方向へ回動付勢されている。そして
、アーム76の基端部から下方へ延出形成されたレバ一
部76aが支持体74の側方から突設された突起74a
に当接することにより両アーム76゜77の回動が規制
されるようになっている。両アーム76.77の先端部
間には軸79が管替機1の移動方向と平行に支持され、
該軸79には押上レバー80が回動可能かつ軸方向に摺
動可能に支持されている。押上レバー80の先端には一
対の押上片80a 、80bが形成されている。両押上
片80a 、80bの間隔はボビンの下端部と嵌合する
スピンドル6の嵌合部の径よりも若干大きく設定されて
いる。押上レバー80は前記他方のアーム77と押上レ
バー80との間において軸79に巻装された圧縮スプリ
ング81により管替機1の管替時定行方向(第10図の
矢印方向)へ押圧付勢され、常には一方のアーム76に
圧接されるようになっている。そして、アーム76の先
端部に巻回されて該アーム76の下端縁及び押上レバー
80に両端部がそれぞれ掛止されたねじりばね82によ
り、押上レバー80が軸79を中心に第9図の時計方向
に回動付勢され、同レバー80の基端部から後方(第1
0図の下方)へ延出された突片80Gが両アーム76.
77間に架設されたロッド83に当接することにより、
押上レバー80の回動が規制されるようになっている。
なお、押上レバー80の上面に係合するねじりばね82
の係合端部は押上レバー80の幅とほぼ同じ長さに軸7
9と平行に延出されている。
管替機1の後部側の両ガイドバー72.73の上方には
回転軸84が管替機1の移動方向に沿って平行に配設さ
れ、第1図に示すように該回転軸84の一端に嵌着され
たプーリ85と前記軸30に嵌着されたプーリ86との
間に巻掛けられたベルト87により回転駆動されるよう
になっている。
回転軸84には一対のカム88.89が同回転軸84と
一体回初可能に並列状態で嵌着されている。
両カム88.89は大径部88a、89aの径と、小径
部88b 、89bの径がそれぞれ等しく形成され、一
方のカム89の大径部89aの長さは他方のカム88の
大径部88aよりもかなり短く設定されており、第9図
に示すように軸方向から見た場合一方のカム89が他方
のカム88と重ね合わさった状態に配設されている。
回転軸84の前側上方及び下方には支軸90゜91が回
転軸84と平行に配設されている。支軸90には揺動レ
バー92が垂下状態で回動可能に支持され、該揺動レバ
ー92はその先端部に長孔92aが形成され該長孔92
a内に前記軸75の一端が摺動可能に嵌挿されている。
揺動レバー92の基端部寄りには取付部92bが突設さ
れ、該取付部92bには前記カム88に係合可能なカム
ボール93が回動可能に取付けられでいる。そして、揺
動レバー92はその中央部に掛止めされた引張ばね94
により前記カムボール93がカム88に当接する方向に
回動付勢されている。支軸91には揺動レバー95がそ
のほぼ中央部において回動可能に支持され、該揺動レバ
ー95の上端には前記カム89に係合可能なカムボール
95aが取付けられ、その下端部には連結バー96の一
端が回動可能に連結されている。連結バー96には他端
側に長孔96aが形成され、該長孔96aにおいて前記
アーム76に一体に形成されたレバ一部76aの下端側
方に突設されたピン76bを介してアーム76と係合連
結されている。長孔96aは支持体74の摺動可能な距
離と同程度に設定されている。又、揺動レバー95は前
記支軸91より上方位置において掛止めされた引張ばね
97によりカムボール95aがカム89に当接する方向
(第9図の反時計方向)へ回動付勢されている。
次に満ボビン抜上装置18により抜き上げられた満ボビ
ン17を、下方位置に配設された満ボビン挿入装置20
へ案内するボビンシュータ21について説明する。ボビ
ンシュータ21は両側板98.99とその底部に斜状に
配設されたベルトコンベア100とにより管替機1の進
行方向反対側に向かって下降傾斜するように形成された
上流側通路101aと、該上流側通路101aに連続し
ほぼ垂直下方へ延びる下流側通路101bとを備えてい
る。前記ベルトコンベア100の内側にはほぼその全長
にわたって撓み防止部、tJlooaが配設されている
。前記上流側通路101aと下流側通路101bとの接
合部すなわち通路の屈曲部には、下流側へ向かって駆動
される搬送ベルト102が、前記上流側通路101aを
下降移動してくる満ボビン17の基端が当接する位置か
ら下方へ向かって前記下流側通路101bに沿って配設
されている。前記ベルトコンベア100及び搬送ベルト
102が巻掛番プられた駆動プーリ103゜104は各
駆動プーリ103,104が1iil!着された回転軸
105,106の他端に嵌着されたプーリ107,10
8及びモータ109の駆動軸に嵌着されたプーリ110
間に巻掛けられたベルト111を介して回転駆動される
ようになっている。
前記上流側通路101aのベルトコンベア100と対向
する位置には満ボビン17をベルトコンベア100側へ
押圧付勢する板ばね112が配設されている。又、下流
側通路101bの下端近傍には下流側通路101bに案
内された満ボビン17を、該下流側通路101b内に一
時的に待機させるためのシャッター113が水平位置で
移動可能に配設されている。シャッター113は、前記
回転軸84の下方に配設された支軸114に回動可能に
支持されるとともに一端に前記回転軸84と一体回転可
能に嵌着されたカム115と係合ザるカムボール116
aが取付られた回動レバー116の他端に係合連結され
、回動レバー116の回動によりシCツタ−113が開
閉されるようになっている。又、下流側通路101bの
上方にGよ前記シャッター113の開放動作と連動して
下流側通路101b内に待機する満ボビン17を積極的
に下方へ落下させるハンマー117が、軸118により
回動可能に支持されでいる。ハンマー117はその一端
が前記回転軸84に嵌着されたレバー119とリンク1
20によりピン連結され、前記シャッター113と連動
して回動されるようになっている。
精紡機機台側に配設された一方の側板98はその上部が
精紡機機台側へ折曲形成されるとともに、スピンドル6
から引抜かれた満ボビン17とスピンドル6とに繋る糸
Yを案内する溝988が形成されている。管替機1の機
体外側には前記溝988の下端と対応する位置に糸切り
カッター121が配設されている。糸切りカッター12
1は第14.15図に示すように固定刃122と可動刃
123とを備え、プーリ124,125及びベルト12
6を介してモータ127により回転駆動される溝カム1
28に対して一端が係合されるとともに、軸129を中
心に揺動されるレバー130の他端に、前記可動刃12
3が連結され、可動刃123の往復動により固定刃12
2との間で糸Yを切断するようになっている。又、糸切
りカッター121の上部には切断された糸Yの糸端に係
合して、空ボビン23がスピンドル6に挿入されるまで
糸端を保持する作用をなすブラシ131が配設されてい
る。
次に満ボビン挿入装置20について説明すると、基端が
支軸132に回動可能に支持された揺動レバー133の
先端には、前記ボビンシュータ21の下方位置において
その上部が平面コ字状をなすように折曲形成された支持
ブラケット134が固着されている。揺動レバー133
の基端寄り上方には、はぼ1字状に形成された揺動レバ
ー135が支軸136によりその屈曲部において回動可
能に支持されている。揺動レバー135はその一端が前
記揺動レバー133とリンク137により連結され、他
端には前記軸30からプーリ138、ベルト139及び
プーリ140を介して回転される回転軸141に一体回
転可能に嵌着されたカム142と係合するカムボール1
35aが取付けられている。揺動レバー135はばね1
35bにより常にカムボール135aがカム142に当
接する方向へ回動付勢されている。前記支持ブラケット
134の上部両側には、取付ブラケット143a、14
3bを介して支軸144a 、144bがそれぞれ回動
可能に支持されている。前記支軸144a、144bの
一端(管替機1の進行方向側)にはそれぞれレバー14
5a 、145bが、その先端が互いに上下逆方向へ延
びる状態で支軸144a、144bと一体回動可能に嵌
着されている。
前記両レバー145a 、145bはその先端部におい
てリンク146の端部にそれぞれピン連結され、互いに
逆方向に回動するようになっている。
両受軸144a 、144bの中央部にはそれぞれ満ボ
ビン17を把持する把持部材147a、147bが支軸
144a、144bと一体回動可能に取付けられている
。両把持部材147a、147bはその下端が互いに内
側へ折曲形成されるとともに、支持ブラケット134と
反対側(管替Ia1の進行方向と反対側)にはボビンシ
ュータ21から送込まれた満ボビン17が飛出すのを防
止するカバー148a 、148bが配設されている。
一方の支軸144aの他端には係合レバー149が一体
回動可能に嵌着され、他方の支軸144bの他端には掛
止部材150が支軸144bと一体回動可能に嵌着され
ている。該掛止部材150には一端が前記取付ブラケッ
ト143bに掛止されたねじりばね151の他端が掛止
され、把持部材147bが閉鎖位置側へ回動付勢されて
いる。前記係合レバー149の下方には両把持部材14
7a。
147bに把持された満ボビン17の下端がペッグ16
aに一部挿入された時点で係合可能な所定位置に係合ビ
ン152が固設されている。
次にペッグ送り装置22について説明する。満ボビン挿
入装置20の下方、管替機1の移動方向と反対側寄りに
配設された支持ブラケット153の先端には回転軸15
4がほぼ垂直状態に支持され、該回転軸154の下端に
はほぼ円形状に形成されるとともに前記ペッグ16aと
係合可能な係合溝1558が等間隔で4個形成された係
合盤155が一体回動可能に嵌着されている。前記支持
ブラケット153の後方にはブラケット156により管
替機1の移動方向と平行な状態で配設された支軸157
に一対のガイドプーリ158a、158bが回転自在に
支持されている。そして、前記回転軸141の他端に一
体回転可能に嵌着されたタイミングプーリ159と、前
記回転軸154の上端に一体回転可能に嵌着されたタイ
ミングプーリ160との間には前記一対のガイドプーリ
158a 、158bを介してタイミングベルト161
が掛装されている。前記両タイミングプーリ159.1
60は一方のタイミングプーリ159が1回転する間に
他方のタイミングプーリ160が4分の1回転する比率
となっている。
次に前記満ボビン挿入装置20の満ボビン挿入作用に先
立ってペッグ16a上から空ボビン23を抜き上げる空
ボビン抜上装置24について説明する。空ボビン抜上装
置24は第20.21図に示ずように、装置全体が支持
ブラケット162に対して支軸163により回動可能に
支持され、図示しない駆動機構により第3,20図に示
す作動位置と同位置から時計方向に回動された退避位置
との間を移動配置されるブラケット164上に配設され
ている。ブラケット164の先端には第21図に示すよ
うにクランク状に折曲形成されたレバー165がビン1
66により回動可能に取付けられ、該レバー165の先
端部には軸167が管替機の移動方向と平行すなわちス
ピンドルレール14と平行にベアリング168により回
動可能に支持されている。軸167の一端にはプーリ1
69が一体回転可能に嵌着され、該プーリ169と前記
ブラケット164に固着された支持板170に固定され
たモータ171の駆動軸に嵌着されたプーリ172との
間に巻掛けられたベルト173により軸167が回転駆
動されるようになっている。軸167の他端には周面を
ゴム等の高摩擦部材174aで被覆された抜上ローラ1
74が一体回転可能に嵌着されている。前記抜上ローラ
174と対向する位置には該抜上ローラ174と平行に
ガイド部材175が配設されている。ガイド部材175
は摩擦抵抗の少ない(クロムメッキを施された鋼材、磨
かれたステンレス鋼材)部材により形成され、取付ブラ
ケット176を介して前記ブラケット164に取付けら
れている。前記レバー165の抜上ローラ174と反対
側には掛止ビン177が突設され、該掛止ビン177に
は一端が機体に固定されたビン178に掛止めされたス
プリング179の他端が掛止めされ、前記抜上ローラ1
74をガイド部材175側へ押圧する状態にレバー16
5を回動付勢している。レバー165の他端にはカムボ
ール180が回転自在に取付けられている。カムボール
180は前記軸30に一体回転可能に嵌着されたカム1
81に対して、前記スプリング179の作用により当接
状態に保持されている。なお、前記取付ブラケット17
6にはペッグ16aから抜き上げられた空ボビン23を
空ボビン搬送装置25.へ案内するガイド筒182が配
設されている。
次に空ボビン搬送装置25について説明すると、空ボビ
ン搬送装置25の搬送ベルト183は無端状に形成され
、第3,25図に示すようにモータ184によりプーリ
185、ベルト186、プーリ187を介して駆動され
る駆動プーリ188と、前記ガイド筒182の近傍に配
設された被動プーリ189との間に巻掛けられている。
搬送ベルト183の内側にはその全長にわたって撓み防
止部材190が近接した状態で配設されている。前記W
I送ベルト183と対向する位置には断面はぼコ字状に
形成されるとともにその下端が外方に湾曲形成されたガ
イド部材191が、搬送ベルト183の搬送面に沿っC
配設されている。ガイド部材191は平行四節リンクの
一部を構成し、その外面に一対の取付部191a 、1
91bが突設されている。そして、−iが固定リンクと
してのブラケット192a 、192bに対して、それ
ぞれ回動可能に連結されたリンク193a、193bの
他端に回転自在に支持された支軸194a、194bに
対して前記取付部191a 、191bにおいて回動可
能に支持されている。ガイド部材191はその自重によ
り搬送ベルト183側へ付勢された状態で前記両リンク
193a 、193bにより支承され、両リンク193
a 、193bの下面に当接する規制部材195a、1
95bの作用により搬送ベルト183とガイド部+A1
91との間の最小間隔が所定の値(空ボビン23の頂部
の直径とほぼ同じ値)に規制されるようになっている。
規制部材195a、195bはそれぞれ円板状に形成さ
れ、偏心位置において回動可能に取付番ブられ、前記間
隔をf!続的に変更可能に構成されている。
次に前記空ボビン搬送装置25によりほぼ垂直状態で管
替機1の上部に搬送された空ボビン23を精紡81Ia
台側へ移送する空ボビン移送装貯27と、該空ボビン移
送装置27がら空ボビン23を受取り前記満ボビン抜上
装置18により満ボビンが抜き上げられたスピンドル6
上に空ボビン23を挿入する作用をなす空ボビン挿入装
置26とについて説明する。前記空ボビン搬送装置25
の上方において管替機1のフレームの上壁より垂下され
た一対の支持ブラケット196間には軸197が管替機
1の走行方向と平行に架設され、下面に緩衝部材198
が取着された受承板199aと押出板199bとを直角
状に連結して形成された移送方向転換部材199が軸1
97に回動可能に支持されている。なお、緩衝部材19
8としては合成樹脂、無反発性ゴム等が使用される。移
送方向転換部材199は、管替機1のフレームの後壁と
押出板199bとの間に介在された引張ばね200によ
り第27図の時計方向へ回動付勢され、支持ブラケット
196の下端より延設された係止部196aに押出板1
99bが当接することによりその回動を規制されている
。この回動規制状態において受承板199aは前記空ボ
ビン搬送装置25の空ボビン移送経路のほぼ延長上にて
同経路と管替機1走行方向に直交するように精紡機機台
側へ水平状態C延出し、前記空ボビン搬送装置25によ
り上方へ搬送されてきた空ボビン23が押出板199b
表面を摺動しつつ受承板199aに案内衝突されるよう
になっている。
押出板199bの精紡機機台側には一対の軸受201.
202が管替機1の前後方向に所定間隔をおいて配設さ
れており、各軸受201,202により支持される回転
軸203.204の上下両端部にはプーリ203a 、
204aがそれぞれ一体回転可能に嵌着され、各プーリ
203a 、204a間には一対のVベルト205.2
06がそれぞれ掛装されている。第28図に示すように
両軸受201,202の側方にはVベルト205.20
6駆動用のモータ207が配設され、該モータ207の
駆動軸207aと前記回転軸203に駆動ベルト208
が掛装され、同図において■ベルト205.206の押
出板199b側が手前、すなわち精紡機機台側へ移動す
る方向へ駆動されるようになっている。軸受201.2
02及びモータ207は管替機1の側壁に固定されたブ
ラケット209に固定されており、一方の軸受201は
押出板199bとほぼ平行となるように支持され、他方
の軸受202は前記一方の軸受201に対して管替mi
の管替え時走行方向と反対側へ若干傾斜するように支持
されている。
又、第28図に示すように前記一対の支持ブラケット1
96のうち長く形成された一方の支持ブラケット196
の下端において管替機1の前後方向に配設支持された軸
210にはレバー211が回動可能に垂下支持され、管
替4111の上部前壁に前記軸210と位相をずらして
平行に配設支持された軸212に同様のレバー213が
回動可能に垂下支持され、両レバー211,213の先
端部にて移送案内板214が前記■ベルト205.20
6と対向する状態に回動可能に支持されている。
両レバー211,213ばばね215により第28図の
反時計方向へ回動付勢されるとともにストッパ216に
よりその回動が規制され、この回動規制状態において移
送案内板214とVベルト205.206との間には空
ボビン23の小径部の径よりも狭い横移送経路Rが形成
されるようになっている。前記横移送経路Rの下方には
案内板217がスピンドル6列上方近傍まで延出するよ
うにほぼ水平状態に配設され、前記横移送経路Rの延長
上スピンドル6上方位置には空ボビンシュータ218が
前記軸受202ど同方向に傾斜した状態で配設されてい
る。空ボビンシュータ218は第30図(a)、(b)
に示すようにその上端部において管替機1の管替え時走
行方向と反対側に支持片218aを有し、スピンドル6
先端に達する下端部には同反対側に折曲形成された受止
片218bを有し、同受止片218bにはスピンドル6
の頂部が通過可能な溝219が切欠形成されている。
第26.28図に示すように、前記案内板217の前端
部の直下には管替機1の走行方向と平行に軸220が回
転可能に片持ち支持され、該軸220にはプーリ221
及び周面にゴムが被覆された空ボビン挿入ローラ222
がそれぞれ一体回転可能に嵌着されている。前記空ボビ
ン挿□入ローラ222は第28図に示すように管替機1
の前後方向に兄【管替機1の管替え時走行方向側が空ボ
ビンシュータ218の受止片218bの直上に位置する
よう・に設定配置されている。そして空ボビン挿入ロー
ラ222と前記空ボビン搬送装置25の駆動プーリ18
8との間に一対の軸223,224が回動可能に平行に
配設され、軸223に嵌着された小径プーリ225と前
記プーリ221とにベルト226が掛装され、軸224
に嵌着されたプーリ227と前記駆動プーリ188の回
転軸188aに嵌着されたプーリ228とにベルト22
9が掛装されるとともに、同ベルト229の外面側が軸
223に嵌着された大径プーリ230に圧接されている
。従って、前記空ボビン搬送装置25のモータ184の
回転駆動に伴って空ボビン挿入ローラ222が第26図
の時計方向へ回転されるようになっている。又、管替機
1の前面には前記空ボビンシュータ218からの空ボビ
ン23の下降経路を挾んで空ボビン挿入ローラ222と
対向するように板ばね231が固定され、同ばね231
の下端部が前記空ボビン挿入ローラ222と反対側に湾
曲形成されている。板ばね231は空ボビン挿入ローラ
222の軸線方向へ同ローラ222の長さとほぼ同程度
の幅に形成されており、板ばね231の下端部と空ボビ
ン挿入ローラ222との間隔は常には空ボビン23の小
径部径よりも幅狭に設定されている。
次に前記のように構成された装置の作用を説明する。精
紡機が満管指令により停止すると、キャリア(図示せず
)によって満管機台と対応する位置に運搬された管替機
1のモータ9が駆動され、スクリューローラ8が回動さ
れて溝8aとピン7との係合により管?[1はレール2
に沿って移動を開始する。なお、管替機1の移動に先立
ってペッグトレイ15上の摺動体16のペッグ16aに
は空ボビン23が供給されている。そして、第−錘目の
スピンドル6に近づいた時点e軸30がクラッチ31を
介して回転駆動され、プーリ35、ベルト37、プーリ
36を介して満ボビン天上装置18の回転軸29が回転
され、これにより第4゜5図に鎖線で示す上昇位置に保
持された昇降部材3つがカムレバー45の回動に伴い下
降移動を開始する。一方、プーリ85.86、ベルト8
7を介して回転軸84も回転駆動され、緊嵌合解除装置
19の揺動レバー92のカムボール93が第9図に鎖線
で示すカム88の小径部と対応する位置から同図に実線
で示す大径部と係合する状態となり、揺動レバー92が
引張ばね94に抗して第9図の反時計方向へ回動される
。従って支持体74が軸75と長孔92aとの係合作用
によりガイドバー72.73に沿って同図に示す鎖線位
置から実線位置へ摺動され、押上レバー80が管替機1
内から前方へ突出する。この場合、レバ一部76aのビ
ン76bが連結バー96の長孔96a内をその一端まで
摺動して停止するため、レバ一部76a及びアーム76
.77が軸75を中心に回動してしまうおそれはない。
そして、押上レバー80が満ボビン17と対向すると同
時に、満ボビン17の下端面とスピンドル6のワーブを
形成する上部フランジ6aとの間において押上レバー8
0の両押上片80a 、80bとの間にスピンドル6が
嵌合する。管替g11の走行に伴って押上レバー80が
同走行方向に追随しようとするが、その走行方向と反対
側の押上片80bがスピンドル6に係合し、第12図に
示すように押上レバー80が圧縮スプリング81に抗し
て管替機1の走行方向と反対側に相対的に移動される。
この相対移動の間に揺動レバー95のカムボール95a
がカム89の大径部89aと当接し、揺動レバー95が
第11図に示すように時計方向に回動される。従って、
第11.12図に示1ように連結バー96が後方へ牽引
され、レバ一部76aのビン76bと長孔96aとの係
合作用によりアーム76.77が引張ばね78に抗して
軸75を中心に時計方向に回動される。両アーム76.
77の回動により押上レバー80も一体的に回動しよう
とするが、同レバー80の押上片80a 、80bの先
端部下面がスピンドル6の上部7ランジ6aに当接する
ため、第11図に示すように押上レバー80がねじりば
ね82に抗して軸79を中心に反時計方向に回動される
。これにより押上片80a 、80bの先端部が上部フ
ランジ6aとの係合部位を支点として満ボビン17の下
端縁に係合しつつ上動され、満ボビン17が押上げられ
スピンドル6と満ボビン17との緊嵌合が解除される。
この場合満ボビン17の下端縁に対する押上片80a 
、80bの係合領域はわずかであるが、押上片80bが
管替機1の移動によりスピンドル6に対して横方向から
押圧付勢した状態で押上作用が行われるため、押上片8
0a 、80bと満ボビン17下端縁との係合が外れる
ことはなく、スピンドル6と満ボビン17とのv!、嵌
合解除は確実に行われる。
一方、前記昇降部材39とともに下降移動を開始したボ
ビン把持装置52は前記緊嵌合解除装置19の押上レバ
ー80がスピンドル6と係合する時点で満ボビン17の
頂部と対応する位置まで下降移動しており、満ボビン1
7の頂部がボビン把持装置52のガイド孔59内に挿入
されている。
そして、この状態で前記押上レバー80の押上作用が行
われ、スピンドル6との緊嵌合が解除された満ボビン1
7の頂部がコイルばね65のばね力に抗して各把持片6
2を放射状方向へ移動させながら挿入孔60へ進入する
。そして、満ボビン17の溝17aが把持片62の係合
突部63と係合した時点で、満ボビン17が各把持片6
2により均等な力で確実に把持されて第4.8図に示す
状態となる。この際ボビン把持装M52の中心と満ボビ
ン17の中心とが若干ずれていた場合にも、各把持片6
2がほぼ円形をなす状態で配設され・でいるため、セン
タリング作用により両者の中心が一致した状態で満ボビ
ン17は各把持片62により均等な力で把持される。な
お、スピンドル上で満ボビン17を把持する時のみボビ
ン把持装置52はビン51を軸心として反時計方向に回
動しないよう、図示しない係止片で係止されている。
スピンドル6と満ボビン17との緊嵌合が解除されると
ともに満ボビン17がボビン把持装置52に把持された
後、揺動レバー95のカムボール95aがカム89の大
径部との係合が終了し小径部89bと係合する状態とな
り、引張ばね97により揺動レバー95が第9図に示1
位置に回動復帰される。これにより連結バー96がfI
ti方(第9゜11図の右方)へ復動され、アーム76
.77が引張ばね78により第9図に示す位置に回動復
帰されるとともに、押上レバー80がねじりばね82に
より同図に示す位置に回動復帰される。この間押上レバ
ー80は依然として軸79上を管替機1と反対側へ相対
移動している。揺動レバー95のカムボール95aとカ
ム89の大径部89aとの係合が解除された後、揺動レ
バー92のカムボール93はカム88の大径部88aに
対する係合が解除され小径部88bと係合する状態とな
り、揺動レバー92が第9図に示す鎖線位置へ回動復帰
する。これにより支持体74がガイドバー72゜73に
沿って後方へ摺動して押上レバー80とスピンドル6と
の係合が解除され、同レバー80が圧縮スプリング81
により第10図に示す位置へ復帰するとともに第9図に
鎖線で示す管替111内へ退避して次の玉揚げに備える
ボビン把持装置52に満ボビン17を把持した状態から
さらに満ボビン抜上装W118のカムレバー45が回動
し昇降部材39が上昇移動される。
昇降部材39の上昇移動に伴いグリッパホルダ48に取
付けられたボビン把持装置52は、満ボビン17を吊下
した状態で上昇移動するとともにカム溝49aの形状に
従うて精紡機機台から離れる方向l\移動する。満ボご
ン17がスピンドル6から完全に抜上られる前にボビン
把持装置52が精紡機機台から離れる方向へ移動を開始
するが、ボビン把持装置52はばね57の力に抗してピ
ン51を中心に第8図の反時計方向に回動されるため無
理なく移動が行われる。満ボビン17がスピンドル6か
ら完全に抜上られ、ボビン把持装置52が最上昇位置に
移動した時点ではボビン把持装置52はボビンシュータ
21と対応する位置に位置する。この状態で揺動レバー
67の作用により押出ロッド70が下降移動され、ボビ
ン把持装置52に把持されている満ボビン17の頂部を
叩き、各把持片62により把持されていた満ボビン17
はボビン把持装置52から開放されボビンシュータ21
内へ落下する。なお、満ボビン17がスピンドル6に挿
入されている状態で、グリッパホルダ48が管替機1と
ともにスピンドルレール14に沿つt移動を続けるが、
ボビン把持装置252は圧縮スプリング54のばね力に
抗してピン51に沿って移動するためスピンドル6に無
理な力が加わることはない。
満ボビン17がボビンシュータ21内へ落下する際に、
スピンドル6から満ボビン17に連る糸Yは側板98の
溝98aに案内されて糸切りカッター121へと導かれ
、糸切りカッター121により糸Yが切断されてその糸
端は第14図に示すようにブラシ131に把持される。
ボビンシュータ21内に落下したボビン17は傾斜し、
ベルトコンベア100により上流側通路101a内を下
方へ積極的に搬送される。満ボビン17の基端が通路の
屈曲部に配設された搬送ベルト102に当接すると、満
ボビン17の基端は積極的に駆動される搬送ベルト10
2の作用により積極的に下方へ送られその姿勢が垂直状
態に変更され、下流側通路101bの下端に配設された
シャッター113上に載置される。次いで回転軸84と
一体回転するカム115の作用により、回動レバー11
6が支軸114を中心に第2図の時計方向に回動されて
シャッター113が開く。又、これと連動してレバー1
19が回動され、ハンマー117が第2図に実線で示す
位置から鎖線で示す位置へと回動して満ボビン17を下
方に配置された満ボビン挿入装置20へと積極的に送り
出す。ボビンシュータ21から送り出された満ボビン1
7は第19図に鎖線で示すように上動位置にある再把持
部材147a、147bに把持される。
この状態からカム142が回転されて揺動レバー135
が支軸136を中心に時計方向へ回動され、揺動レバー
133がリンク137を介して同じく時計方向へ回動さ
れ、再把持部材147a。
147bは支持ブラケット134とともに満ボビン17
を把持した状態で下方へ移動される。そして、満ボビン
17の下部がペッグ16aに一部挿入された下降移動途
中において係合レバー149が係合ピン152と係合し
、係合レバー149が支軸144aとともに時計方向へ
回動される。そしてレバー145aも支軸144aと一
体に時計方向へ回動され、リンク146を介してレバー
145bが反時計方向へ回動される。これにより両把持
部材147a、147bが外側へ回動されて満ボビン1
7の把持状態が解除され、満ボビン17はペッグ16a
に嵌挿される。この時ペッグ送り装置22の係合盤15
5の係合溝155aがペッグ16aの下部と係合してい
るため、満ボビン17は第19図に示すように係合盤1
55上に載置される。
満ボビン17がペッグ16aに嵌挿された状態で係合盤
155がタイミングプーリ159.160及びタイミン
グベルト161を介して第17図の時計方向に回動され
、満ボビン17が挿入された摺動体16は、満ボビン1
7とともに次に満ボビン17が挿入される摺動体16か
ら満ボビン挿入に支障とならないように所定量だけ管替
機1の移動方向と反対側へ移動される。満ボビン17の
把持解除後も、前記ペッグ送り装置22の作用によりペ
ッグ16aに挿入された満ボビン17が摺動体16の移
動により両把持部材147a、147bと対応する位置
から移動するまで、カム142の大径部がカムボール1
35aと当接して支持ブラケット134が下降位置に保
持され、両把持部材147a、147bが開放状態に保
持される。
そのため満ボビン17は摺動体16の移動により支障な
く満ボビン挿入装置20外へと移動する。
次いでカム142の大径部とカムボール135aとの係
合が終了し、カムボール135aはカム142の小径部
と係合するようになり、揺動レバー135が反時計方向
へ回動されるとともに揺動レバー133も反時計方向へ
回動されて支持ブラケット134が上動される。そして
支持ブラケット134の上動により係合レバー149と
係合ビン152との係合が解除されてレバー145bが
ねじりばね151の作用により時計方向へ回動され、リ
ンク146を介してレバー145aが反時計方向へ回動
されることにより両把持部材147a。
147bが閉鎖状態に復帰する。そして、満ボビン挿入
装置20が次のペッグ16aと対応する位置に移動する
前に、満ボビン抜上装置18によりスピンドル6から抜
上られた次の満ボビン17がボビンシュータ21を経て
再び満ボビン挿入装置20へと送り込まれる。次の満ボ
ビン17が満ボビン挿入装置20に送り込まれた際には
、すでにペッグ送り装置22により前に満ボビン17が
挿入されたペッグ16aを有する摺動体16は、次の満
ボビン17が挿入されるペッグ16aの摺動体16から
所定量離れた位置に移動されているため満ボビン17同
士が干渉することがない。以下同様にして順次満ボビン
17がペッグ16aへ挿入される。なお、ボビンシュー
タ21から満ボビン挿入装置20へ満ボビンが送り込ま
れる前に、ペッグ16a上に挿入されていた空ボビン2
3は後述する空ボビン抜上装置24の作用により抜上が
完了しているようになっている。
次にペッグ16aから空ボビン23を抜上げ、前記満ボ
ビン抜上装置18により満ボビン17が抜上げられたス
ピンドル6へ空ボビンを挿入する作用について説明する
。管替機1の移動により空ボビン抜上装置24が空ボビ
ン23と係合可能な位置まで達した時点では、カムボー
ル180はカム181の大径部側に当接し、レバー16
5はスプリング179の力に抗して第20図の時計方向
に回動され、抜上ローラ174は同図に鎖線で示す位置
まで移動される。そして空ボビン23の上部が抜上ロー
ラ174とガイド部材175との間に進入した時点で再
びカムボール180がカム181の小径部と当接する状
態となり、抜上ローラ174が第20図に実線で示す位
置まで移動されて空ボビン23は抜上ローラ174とガ
イド部材175とに確実に把持される。抜上ローラ17
4はプーリ169.172及びベルト173を介してモ
ータ171により常に第20図の反時計方向へ回転され
ているので、抜上ローラ174とガイド部材175とに
把持された空ボビン23はただちに上方へ抜上げられ、
ガイド筒182を経て空ボビン搬送装置25へと送り込
まれる。空ボビン搬送装置25に送り込まれた空ボビン
23はその頂部側から搬送ベルト183とガイド部材1
91とに挾持された状態で上方へ搬送される。
一般に空ボビン23は下方はど大径に形成されているが
、抜上ローラ174がレバー165によりビン166を
中心に揺動可能に支承されるとともにスプリング179
により常にガイド部材175側へ押圧付勢されているた
め、空ボビン23は抜上作業中も確実に抜上ローラ17
4とガイド部材175とに把持されて上方へ送り出され
る。又、空ボビン搬送装置25へ送り込まれた空ボビン
23は、大径部が搬送ベルト183とガイド部材191
との間に進入するにつれて、ガイド部材191が平行4
節リンクの作用により搬送ベルト183から離間する方
向に移動され、空ボビン23はスムーズに上方へ搬送さ
れる。又、ガイド部材191はその自重により搬送ベル
ト183側へ付勢されているため、空ボビン23は搬送
ベルト183とガイド部材191とに挾持されて確実に
上方へ搬送される。
なお、この実施例の装置においては規制部材195a、
195bの固定位置を調部することにより搬送ベルト1
83とガイド部材191との最小間隔を連続的に変更調
整することができるため、使用ボビンの直径の変更に対
応してその間隔を最適値に簡単に調整することができる
前記空ボビン搬送装置25の作用により上方へ搬送され
る空ボビン23は、空ボビン移送装置27の移送方向転
換部材199の押出板199bに沿って上昇し、搬送ベ
ルト183とガイド部材191との係合が解除されると
前記上昇移動速度に応じた速度で第27図に示すように
受承板199aの下面に衝突する。この状態においては
空ボビン23は他の部材による支持作用を何等受けてお
らず、この衝突により移送方向転換部材199が引張ば
ね200に抗して軸197を中心に反時計方向へ回動さ
れ、第29図に示すように空ポビン23はその上端が受
承板199aの下面に当接した状態で押出板199bに
より横移送経路R側へ押出される。この空°ボビン23
の移送方向転換の際には同ボビン23の上端が受承板1
99aに当接し、下端部が押出板199bに当接した状
態にあるため、同ボビン23はその衝突時の速度にかか
わりなく常に同一のタイミングで横移送経路R側へ押出
される。従って、空ボビン23の移送方向転換タイミン
グにずれを生じることなく、空ボビン23は常に確実に
横移送経路R側へ押出される。
移送方向を転換された空ボビン23はVベルト205.
206と移送案内板214とにより同ボビン23の小径
部の径より幅狭に形成された横移送経路R内へ導入され
るとともに、移送案内板214によりVベルト205,
206側へ押圧された状態で両ベルト205.206の
駆動により管替機1の前部側へ移送される。Vベルト2
05゜206駆動用の一方の回転軸204が他方の回転
軸203に対して管替Ia1の走行方向と反対側に若干
傾斜されているため、両Vベルト205,206は第2
8図に示すように管替機1の前方から見て時計方向にね
じられる形となり、横移送経路R内を移送される空ボビ
ン23は徐々に傾動される。なお、Vベルト205,2
06の代わりに丸ベルトを採用すれば前記ベルトのねじ
れによる自身の摩耗が解消される。Vベルト205.2
06による移送作用が終了すると、空ボビン23は案内
板217から離れて空ボビンシュータ218に送り込ま
れ、第30図(b ’)に示すように上端部を支持片2
18aにより、下端を受止片218bに支承された状態
で空ボビンシュータ218内に保持される。
空ボビン23が空ボビンシュータ218内に保持されて
いる状態においては、空ボビン23は板ばね231によ
り空ボビン挿入ローラ222へ押圧付勢されている。こ
の状態で前記満ボビン抜上装置18により満ボビン17
が抜上げられたスピンドル6の先端部が第30図(a>
、(b)に示すように空ボビンシュータ218の溝21
9を通過しつつ空ボビン23下面の嵌入孔内に挿入係合
される。この際空ボビン23は挿入ローラ222と板ば
ね231との圧接作用により、空ボビンシュータ218
の垂下部側へ押圧付勢されてスピンドル6先端の、前記
嵌入孔内への挿入係合に最も適した傾斜姿勢に保持され
ており、空ボビン23へのスピンドル6先端の挿入が確
実に行われる。
管替機1の走行により受止片218bがスピンドル6上
を通過すると、同受止片218bによる空ボビン23の
支持が解除され、空ボビン23が挿入ローラ222と板
ばね231との協働作用により積極的に下降移動される
。第31図(a)。
(b )に示す空ボビン23のスピンドル6への挿入途
中において、空ボビン23は挿入ローラ222の回転速
度に応じてほぼ一定速度で積極的に下降され、空ボビン
23の下端が前記一定速度でスピンドル6のワーブに到
達し、さらに挿入ローラ222と板ばね231との協働
作用により空ボビン23がスピンドル6へ強制的に嵌入
され、スピンドル6への空ボビン23の挿入が完了する
この実施例ではスピンドル6への空ボビン23の挿入終
了時まで挿入ローラ222と板ばね231とによる積極
的下降作用が働いており、スピンドル6への空ボビン2
3の嵌入装着が強制的に行われ、スピンドル6への空ボ
ビン23の挿入が確実に行われる。又、空ボビン23の
下端部がスピンドル6のワーブ上へ当接する際の速度を
、スピンドル6からトラベラへ連る糸の切断発生速度よ
り小さな速度となるように挿入ローラ222の回転速度
を設定することにより糸切れの発生を防止し、しかも第
30図(a)、(b)に示すスピンドル6への空ボビン
23挿入開始がら空ボビン23挿入終了に至るまでの時
間を自然落下方式の場合よりも短縮することができる。
以下前記と同様に満ボビン抜上装置18によるスピンド
ル6からの満ボビン17の抜上作業と、空ボビン抜上装
置24によるペッグ16a上からの空ボビン23の抜上
作業が平行して行われ、スピンドル6から汰上げられた
満ボビン17はボビンシュータ21を経て空ボビン23
が抜上げられた後のペッグ16a上に満ボビン挿入装置
20により挿入され、空ボビン抜上装置24によりペッ
グ16a上から抜上げられた空ボビン23は空ボビン搬
送装!25及び空ボビン移送装置27を経て前記満ボビ
ン17が抜上げられたスピンドル6上へ空ボビン挿入装
置26により挿入される。そして、精紡機機台の全ての
錘の管替作業が完了した後ペッグトレイ15のベルト1
5aが移動され、ペッグ16a上に嵌挿された満ボビン
17は精紡機機台から搬出され、ペッグ16a上から満
ボビン17が抜取られた後、次回の満管停止時までに空
ボビン23がペッグ16aに挿入された状態でスピンド
ルレール14の下方に配置される。
なお、この発明は前記実施例に限定されるものではなく
、各装置の構成を種々変更することが可能である。例え
ば、実施例のボビン把持装置52に代えて第32図に示
すようにボビン把持装置52に小径部61aと大径部6
1bとからなる収容部61を形成し、該収容部61内に
把持片62をその下端部62aを支点として外側へ傾動
可能にかつ上端部62bが収容部61の上端に形成され
た係合突条61Gと係合する状態に配設してもよい。こ
のように構成した場合には、ボビン開放時に挿入孔60
に進入する押出ロッド70がまず把持片62の上部に当
接し、押出ロッド70の下降移動により把持片62がそ
の下端部62aを支点として外側へ傾動され、係合突部
63と満ボビン17の溝17aとの係合が解除されてボ
ビン17が開放され、ボビン開放時に係合突部63及び
溝17aに無理な力が加わらない。
又、第33図に示すように満ボビン挿入装置20の支持
ブラケット134を揺動レバー133に代えてガイドロ
ッド232に牌動可能に支承されたレバー233に固定
したり、緊嵌合解除装M19の押上レバー80として管
替走行時にスピンドル6に当接する側の押上片80bの
みを有する押上レバー80を採用したり、ペッグ送り装
置22の係合盤155に代えて第34図に示すように係
合溝2348を有する係合レバー234を使用してもよ
い。又、空ボビン抜上装置24においてレバー165を
カムにより積極的に揺動させる代わりに単に回動可能に
支持しスプリング179によリガイド部材175側へ回
動付勢する構成を採用したり、ガイド部材175として
ローラあるいは板ばねを採用してもよい。又、空ボビン
搬送装置25のガイド部材191を複数個に分割しそれ
ぞれ平行四節リンクで構成したり、第35図に示すよう
にガイド部材191の外面に、先端に雄ねじ部235a
が形成された支軸235を突設し、該支軸235の先端
を所定位置に固設されたブラケット236の透孔に嵌挿
するとともにその突出端にナツト237を螺着し、かつ
ガイド部材191と前記ブラケット236との間にばね
238を介装することによりガイド部材191が常に搬
送ベルト183側l\押圧付勢された状態に配設しても
よい。
又、空ボビン移送装置27の移送方向転換機構として第
36図に示す構成を採用してもよい。すなわち、管替機
1の土壁に垂下された一対の支持ブラケット239.2
40の一方の支持ブラケット239には上下方向に延び
るガイド孔239aが透設され、他方の支持ブラケット
240に固設された支軸241に対してその基端におい
て回動可能に取付けられた受承板242の先端ビン24
3が、前記ガイド孔239aに摺動可能に嵌入されてい
る。そして、受承板242は下面に緩衝部材244が取
着されるとともに押圧ばね245により下方へ押圧付勢
されている。支持ブラケット239の下端部より下方へ
延設されたアーム239bには一対のレバー246.2
47が回動可能に支持され同レバー246.247の先
端部に押出板248が回動可能に支持されている。そし
て、受承板242の先端から下方へ延出されたアーム2
42aの下端部に透設された水平方向に延びる係合孔2
42bにはレバー246の側面に突設された係合ビン2
46aが嵌入され、受承板242の上下動に連動してレ
バー246が上下に回動されるようになっている。この
構成の場合には前記実施例の装置に比べて空ボビン23
の姿勢が垂立状態に一層安定に保持されて移送転換が行
われる。
又、空ボビン挿入装置126において板ばね231に代
えて第37図に示すように一対のばね249によって回
動付勢されたアーム250(一方のみ図示)により回動
可能に支持されたローラ251を採用したり、第38図
に示す構成を採用してもよい。すなわち、第38図に示
すものは空ボビン挿入ローラ222が抑圧付勢手段を兼
ねている形式のもので、ベルト226の回転を軸252
上のプーリ253に伝え、そこからざらにベルト254
を介して軸220上のプーリ221を回し同軸上の空ボ
ビン挿入ローラ222をまわす。そして、同a−ラ22
2は前記軸252を中心に回動可能なアーム255の先
端に取付けられ、同アーム255の他端はばね256に
より同図の時計方向側へ回動付勢され、空ボビン下降経
路を挾んで挿入ローラ222と対向する位置に延設され
た固定板257と挿入ローラ222との間隔を所定間隔
に規制するストッパ258に当接することによりその回
動が規制されるようになっている。
発明の効果 以上詳述したように、この発明によれば連続移動する管
替機により満ボビンと空ボビンとの交換作業を1本ずつ
行うので、管替え作業開始から全錘の管替え終了まで従
来装置と異なり停止、発進の繰り返しがないため管替え
完了に要する時間の短縮が可能となり、しかも装置の小
型化が可能となり製作コストを低下させることができる
という優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明を具体化した管替機の概略背面図、第
2図は満ボビン抜上装置、ボビンシュータ、満ボビン挿
入装置等の配置関係を示す概略側面図、第3図は空ボビ
ン抜上装置、空ボビン搬送装置、空ボビン挿入装置等の
配置関係を示1概略側面図、第4図は満ボビン抜上装置
を管替機の進行方向側からみた側面図、第5図は満ボビ
ン抜上装置の背面図、第6図はボビン把持装置の平面図
、第7図は第6図のA−A線拡大断面図、第8図は満ボ
ビン抜上装置の作用を説明する側面図、第9図は緊嵌合
解除装置の側面図、第10図は同じく平面図、第11図
は緊嵌合解除装置の作用を説明する側面図、第12図は
同じく平面図、第13図はボビンシュータの背面図、第
14図は同じく側面図、第15図は糸切りカッターの正
面図、第16図は満ボビン挿入装置の側面図、第17図
は同じく平面図、第18図はペッグ送り装置の背面図、
第19図は満ボビン挿入装置の作用を説明するための側
面図、第20図は空ボビン抜上装置の側面図、第21図
は同じく断面図、第22図は空ボビン搬送装置の斜視図
、第23図は第22図のP矢視図、第24図は空ボビン
搬送装置の断面図、第25図は空ボビン抜上装置の作用
を示す側面図、第26図は空ボビン移送装置と空ボビン
挿入装置を示す側面図、第27図は空ボビン移送装置の
側断面図、第28図は同じく要部破断正面図、第29図
は空ボビン移送装置の作用を説明する側断面図、第30
図(a)、第31図(a )はいずれも空ボビン挿入作
用を示す要部破断側面図、第30図(b)、第31図(
b )は同じく空ボビン挿入過程を示す要部破断正面図
、第32図はボビン把持装置の変更例を示す断面図、第
33図は満ボビン挿入装置の変更例を示す側面図、第3
4図はペッグ送り装置の変更例を示す平面図、第35図
は空ボビン搬送装置の変更例を示す側面図、第36図は
空ボビン移送装置の変更例を示す要部破断側面図、第3
.7.38図は空ボビン挿入装置の変更例を示す要部破
断側面図である。 管替Vi11、ペッグ16a1満ボビン17、満ボビン
抜上装置18、緊嵌合解除装置19、満ボビン挿入装置
201ボビンシユータ21、ペッグ送り装置22、空ボ
ビン23、空ボビン抜上装置24、空ボビン搬送装置2
5、空ボビン挿入装置26、空ボビン移送装置27゜ 特許出願人   株式会社豊田自動織機製作所代 理 
人   弁理士  恩1)博宣第8図 第6図 A−! 第7図 第15図 第19図 第20図 74a 第28図 第80図(a) 第30図(b) 第36図 第37図 第38図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、紡機のスピンドル列の下方にスピンドルと対応して
    配設された移送装置のペッグ上に空ボビンを予め準備し
    、紡機機台の満管停止後、機台の一端から管替機をスピ
    ンドルレールに沿って連続走行させ、スピンドル上から
    満ボビンを1本ずつ抜上げるとともに前記ペッグ上から
    空ボビンを1本ずつ抜上げ、スピンドル上の満ボビンと
    ペッグ上の空ボビンとを1本ずつ連続的に交換する紡機
    における管替方法。 2、紡機のスピンドル列の下方にスピンドルと対応して
    配設された移送装置のペッグ上に空ボビンを予め準備し
    、紡機機台の満管停止後、機台の一端からスピンドルレ
    ールに沿って連続走行し、スピンドル上の満ボビンとペ
    ッグ上の空ボビンとを自動交換する管替機に、満ボビン
    をスピンドルから1本ずつ抜上げる満ボビン抜上装置と
    、管替機の移動方向と平行な軸心を有し積極駆動される
    抜上ローラと該ローラと対向して配設されたガイド部材
    との作用により前記ペッグ上から空ボビンを1本ずつ抜
    上げる空ボビン抜上装置と、前記スピンドルから抜上げ
    られた満ボビンを受取り該満ボビンを前記空ボビン抜上
    装置により空ボビンが抜上げられたペッグに1本ずつ挿
    入する満ボビン挿入装置と、前記ペッグから抜上げられ
    た空ボビンを受取り該空ボビンを前記満ボビンが抜上げ
    られたスピンドルに積極駆動されるローラを介して挿入
    する空ボビン挿入装置とを備えた紡機における管替装置
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