JPS61152624A - 抗腫瘍剤 - Google Patents

抗腫瘍剤

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JPS61152624A
JPS61152624A JP59280595A JP28059584A JPS61152624A JP S61152624 A JPS61152624 A JP S61152624A JP 59280595 A JP59280595 A JP 59280595A JP 28059584 A JP28059584 A JP 28059584A JP S61152624 A JPS61152624 A JP S61152624A
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JP
Japan
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formula
compound shown
compound
ethyl acetate
silica gel
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Pending
Application number
JP59280595A
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English (en)
Inventor
Motoo Hozumi
穂積 本男
Masaaki Nomura
野村 容朗
Susumu Tsushima
津島 進
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takeda Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Takeda Chemical Industries Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/55Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は抗腫瘍剤に関する。
従来の技術 これまで、抗腫瘍作用を有する脂質誘導体は種々知られ
ている。特にリン脂質誘導体について抗腫瘍作用を報告
した文献、特許は多数ある。
しかし、l、2−ジ置換グリセロール誘導体について抗
腫瘍作用を報告した例は、非常に少なく、わずかに、l
−ヘキサデシル−2−アセチル−5n−グリセロールの
癌細胞HL−60の増殖抑制の報告があるにすぎない[
Biochemicaland Biophysica
l Re5earch Communications
122巻、824頁(1984)]。しかしこの化合物
は不安定である欠点を有し、例えば酸性側では1−ヘキ
サデシル−3−アセチル−5n−グリセロールK、塩基
性側では加水分解による脱アシル化を起す。またl−ヘ
キサデシル−2−アセチル−5n−グリセロールは、強
い血圧降下を有することが知られている[ Bioch
emicaland Biophysical Re5
earch Communications。
118巻、P844〜a 50 (1984))。従っ
てこの化合物は副作用が強く、抗腫瘍剤として用いるに
は難しい。
l−へキサデシル−2−アセチルーb セロールの不安定性や、血圧降下などの副作用を有せず
、かつ優れた抗腫瘍作用を示すグリセロール誘導体が求
められていた。
問題点を解決するための手段 本発明者らは、新規化学構造を有する抗腫瘍化合物の探
索研究の過程で、下記に示す1.2−ジ置換グリセロー
ルが優れた抗腫瘍作用を有し、かつ理化学的に安定で血
圧降下などの副作用を有しないことを見出し、本発明を
完成した。
すなわち、本発明は式 〔式中 R1はアルキル基またはアルキルカルバモイル
基を R2およびR3はそれぞれ水素または低級アルキ
ル基を示すか、または両者が隣接する窒素原子とともに
環を形成する〕で表わされる化合物を含有してなる抗腫
瘍剤に関する。
上記式(I)に関し R1で示されるアルキル基として
は、直鎖状もしくは、分枝状のものが含まれ、たとえば
デシル、クンデシル、トリデシル、テトラデシル、ペン
タデシル、ヘキサデシル、ヘプクデシル、オクタデシル
、ノナデシル。
エイコサニル、ファルネシル、ジヒドロフィチルなどの
炭素&lO〜20程度のアルキル基があげられ、なかで
も炭素11(14〜18のアルキル基が好ましい。また
R1がアルキル部分ノくモイル基を示す場合のアルキル
部分としては、上記に例示したR1としてのアルキル基
と同様な基があげられる。
R2またはR3として示される低級アルキル基としては
、たとえば炭素数1〜6程度のアルキル基(例、メチル
、エチル、プロピル、イソプロピル、グチル、イソブチ
ル、  sec−ブチル。
tert − ’;f f ル,ペンチル、ヘキシル)
があケラれる。
R2およびR3が隣接する窒素原子とともに形成する環
としてはピペリジノ、モルホリノ、チオモルホリノ、1
−ピペラジニル、1−ピロリジニル、1−アセ°チジニ
ル,1ーアジリジニルなどかあげられる。
化合物(I)には少なくともひとつの不斉炭素(グリセ
リンの2位)が存在し、R−配位,S−配位の2種の立
体異性体が存在するが、その各々あるいはその混合体の
いずれも本発明に包合されるものである。
上記化合物(I)は、たとえば次の方法により製造しう
る。
A法 式 %式% 1式中、R1は前記と同意義、tけ保護基を示す〕の化
合物に式 1式中、R2. R3は前記と同意義、Xはクロルまた
はブロムを示す〕の化合物を反応させた後、保護基R4
を除去し、化合物(I)を得る。
B法 式(■)で示される化合物にチオフォスゲンを反応させ
て式 %式% で示される化合物とした後、式 1式中、R2. R3は前記と同意義〕で示されるアミ
ンを反応させ、保護基R4を除去し、化合物(I)を得
る。
C法 式(II)で示される化合物に二硫化炭素を反応させた
後、低級アルキルノ・ライドを反応させて、式 C)f20R’ l H20R4 c式中、R1,R4は前記と同意義、R5け低級(CI
−4)アルキル基を示す]で示される化合物とした後、
式(マ)で示されるアミンを反応させ、次いで保護基R
4を除去して、化合物(I)を得る。
D法 式(■)で示される化合物に式 R2NC5(■) を反応させ、次いで保護基R4を除去し、式(I)で示
される化合物の中でR3が水素の化合物を得る。
E法 式 〔式中、R2,R3は前記と同意義〕 で示される化合物にアルキルハライドまたはアルキルイ
ソシアネートを反応させ、化合物(I)を得る。なお、
本反応に用いられる化合物(■)はたとえば次の方法で
製造できる。
以上、本発明化合物(I)の代表的な製造法を示したが
、化合物(I)の製造法はこれらの製造法のみに限定さ
れるものではない。
なお、上記の製造法においてR4で示される保護基とし
ては、たとえばトリチル基、テトラヒドロピラニル基な
どの水酸基の保護基として公知のものがあげられる。ま
た、化合物(n)は、たとえば次の方法で製造できる。
作用 化合物(I)は、腫瘍細胞の増殖抑制作用を有し、たと
えば白血病、固型がん(例、消化器がん、肺がん)など
の悪性腫瘍に罹病している温血動物11、マクス、ラッ
ト、モルモット、ヒト)に抗腫瘍剤として投与すること
により着用な延命効果を奏しうる。
化合物(I)は低毒性であり、抗腫瘍剤として用いる場
合、通常全身あるいは局所的に、経口または非経口に投
与される。投与量は対象疾患の状態、腫瘍臓器、原発腫
瘍の大きさ、転位のひろがりのほか、腫瘍細胞の組織型
、分化度の相瀘によって異なり、また投与ルート、投与
間隔、投与期間によっても異なるが、通常成人患者に投
与する場合、1日量50〜〜2y程度が好ましく、これ
を1日1回から数回分割投与、または点滴静注される。
抗腫瘍剤として用かられる医薬組成物は、活性成分であ
る有効量の化合物(1)と薬理学的に許容され得る担体
もしくは賦形剤とを含むものである。かかる組成物は経
口または非経口投与に適する剤形として提供される。
すなわち、たとえば経口投与のための組成物としては、
固体また鉱液体の剤形、具体的には錠剤(糖衣錠、フィ
ルムコーティング錠を含む)。
丸剤、顆粒剤、散剤、カプセル剤(ン7トカプセル剤を
含む)、シロップ剤、乳剤、懸濁剤などがあげられる。
かかる組成物は自体公知の方法によって製造され、製剤
分野において通常用いられる担体もしくは賦形剤を含有
するものである。たとえば、錠剤用の担体、賦形剤とじ
ては乳糖、でんぷん、庶糖、ステアリン酸マグネシクム
などがあげられる。
非経口投与のための組成物としては、たとえば注射剤、
半割などがあげられ、注射剤は静脈注射剤、筋肉注射剤
などの剤形を包含する。かかる注射剤は自体公知の方法
、すなわち化合物(I)を通常注射剤に用いられる無菌
の水性もしくは油性液に溶解、懸濁または乳化すること
によって調製される。注射用の水性液としては生理食塩
水9等張液などがあげられ、必要により適当な溶解補助
剤、たとえばアルコール(例、エタノール)、ポリアル
コール(例、フロピレンゲリコール、ポリ二チレンクリ
コール)、非イオン性界面活性剤[例、ポリソルベート
80゜HCO−50(polyoxyethylene
 (50mol)adduct of hydroge
natedcastor oi1月などと併用してもよ
い。油性液としてはゴマ油、大豆油などがあげられ、溶
解補助剤として安息香酸ベンジル、ベンジルアルコール
などを併用してもよい。調製された注射液は通常適当な
アンプルに充填される。直腸投与に用いられる半割は、
化合物(I)を通常の生薬用基剤に混合することによっ
て調製される。
上記の経口用または非経口用医薬組成物は、活性成分の
投与量に適合するような投薬単位の剤形に調製されるこ
とが好都合である。かかる投薬単位の剤形としては、錠
剤、丸剤、カプセル剤、注射剤(アンプル)、半割など
が例示され、それぞれの投薬単位剤形当り通常100〜
1000■、とりわけ注射剤では50〜500〜、その
他の剤形では1〜25〜の化合物(I)が含有されてい
ることが好ましい。
なお前記した各組成物は、化合物(I)との配合により
好ましくない相互作用を生じない限り他の活性成分を含
有していてもよい。
実施例 以下に本発明を製造例および製剤例によりさらに具体的
に説明するが、本発明の範囲はこれらに限定されるもの
ではない。
なお、製造例3,7,8.9および10の化金物は新規
化合物である。
製造例1゜ 1.3−ベンジリデングリセリン18.0y(01モル
)を乾燥DMF 200dにとかし、水冷下かきまぜな
がら6096水素化ナトリクム4.02(0,1モル)
を20分要して加えた。室温で1時間、50℃で30分
間かきまぜたのち水冷し、かきまぜながらジメチルチオ
カルバモイルクロリド12.+y(0,1モル)を20
分分間上て加え、ついで50℃で1時間かきまぜた。反
応終了後反応液を濃縮乾固し、残渣に酢酸エチル7〇−
を加え、析出した結晶をr取。酢酸エチルで洗滌後乾燥
し無色結晶16.7yを得た。(収率62%)融点15
0−151℃。
IR(Nuj、ol)♂”:1540.1895,12
80゜1145、 1085. 1015. 750.
 695゜NMR(90MHz、CDC13)  δ:
3.23(3H)。
3.37(13H)、4.28(4H)、5.37(I
H)、5.54(1H)、7.80〜7.55(5H)
製造例2゜ 2−N、N−ジメチルチオカルバモイルグリセリン 2−N、N−ジメチルチオカルバモイル−1゜8−ベン
ジリデングリセリンl0y(a7.5ミリモル)をメタ
ノール100−にとかし、濃塩酸17を加え1時間加熱
還流した。冷却後反応液に水5〇−に加え、減圧濃縮乾
固。この操作を再度行い、残留物をシリカゲル200ノ
のカラムを用いてクロマトグラフィーに付し、クロロホ
ルム−メタノール(10:1)で溶出させ、目的物を無
色油状物として得た。
収量+、SS+(収率72%)。
IR(Neat)m−’:3400.2940.154
0゜1400.1285.1195.1155,104
0゜NMR(90MHz、CDC/3)  δ:2.8
5(IH)。
a、16(aH)、a、ao(aH)、8.86(4H
)、5.57(IH)。
製造例8゜ 2−N、N−ジメチルチオカルバモイル−12−N、N
−ジメチルチオカルバモイルクリセリン+、5P(26
,8ミリモル)を無水ピリジン50mにとかし、オクク
デシルイソシアナート7.9F(26,8ミリモル)t
−加え、室温で一夜かきまぜた。反応終了後反応液を濃
縮乾固し、残留物にクロロホルム100/を加え不溶物
をF去。P液にシリカゲル20yを加え、濃縮乾固し、
このものをシリカゲル200fのカラムに層積し、ヘキ
サン−酢酸エチル(2:1)で溶出させ目的物を無色結
晶として得た。収量7゜5y(収率59%)。融点64
〜67℃。
薄層クロマト〔シリカゲル、ヘキサン−酢酸エチル(1
: l)) Rf=o、so 単一スポット。
IR(Nujol)aIr”:8870.1690.1
5)35゜1280.1150,1090.10+5゜
NMR(90MHz、 CDCl3 )  δ:0.8
6(3H)。
1.25(30H)、1.47(2H)、2.88(I
H)、3.12(3H)、3.13(2H)、a、a5
(an)、3.77(2H)。
4.35(2H)、4.77(IH)、5.67(LH
)。
製造例4゜ 1−オクタデシル−3−トリチルグリセロ−A二 l−オクタデシルグリセロール1oy(29ミリモル)
を塩化メチレン116−に懸濁し、ピリジンz、+zy
(al、9ミリモル)およびトリチルクロリド8.9 
y (31,9ミリモル)を加えて、室温で24時間か
きまぜた。減圧下に濃縮乾固し、残渣にn−ヘキサンを
加えて不溶物をろ去、母液を減圧下に濃縮乾固した。残
渣をシリカゲル200 f、溶出液n−ヘキサン−酢酸
エチル(8:1)を用いてカラムクロマトで精製し、目
的物を無色粉末として得た。
収量16y(収率94%) 薄層クロマト〔シリカゲル、n−ヘキプンー酢酸エチル
(4: l ”) ] Rf=0.75  単一スポッ
ト NMR(60MHz、CDCl!3)  δ: 1−7
〜0.8 (86H)。
3.68〜3.17 (7H)、 3.97 (IH)
、 7.4(15H)製造例5゜ 炭酸 l−オクタデシル−3−トリチルグリセロール5.87
p(10ミリモル)をテトラヒドロ7ラン80dに溶か
し、水冷下にn−プチルリチクムのn−ヘキサン溶液1
61IIl(1,55規定、15.5ミリモル)を滴々
に加え、1時間かきまぜた後、二硫化炭素1.18F(
15,5ミリモル)を加え、55℃で2時間加温した。
今後、反応液にヨク化メチル2.2F(15,sミリモ
ル)を加え、55℃で12時間加温した。反応液を減圧
下に濃縮乾固し、残渣を酢酸エチルに溶かし、水洗後、
硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下に濃縮乾固した。残渣
をシリカゲル120 jF、溶出in−ヘキサンー酢酸
エチル(60:1)を用いてカラムクロマトで精製し、
目的物を無色結晶として得た。収量4. fl f (
収率64%)薄層クロマト〔シリカゲル、n−ヘキサン
−酢酸エチル(16: 1 ) ]Rf=0.54単一
スポット IR(KBr)i’:2920,2850,1470゜
1221.1047,702゜ NMR(90MHz、CDC13)  δ:0.87(
illH)。
1.25(82H)、2.5fJ(3H)、8゜36(
2H)、3.89(2H)、8.74(2H)、5.9
7(IH)、7.2〜7.5(15H)。
製造例6゜ l−オクタデシル−2−ピロリジノチオカルボニル−1
−トリチルグリセロール 製造例5で得たキプントゲン酸エステル体677WII
I(1ミリモル)、ピロリジン142〜(2ミリモル)
およびエタノール7TItlの混合物を80℃で1時間
加温した。反応液を減圧下に濃縮乾固し、残渣をシリカ
ゲルa o y、溶出液n−ヘキサン−酢酸エチル(8
0:l)を用いてカラムクロマトで精製し、目的物を無
色結晶として得た。収量o5sq(収率94%)薄層ク
ロマト[シリカゲル、n−へキプンー酢酸エチル(16
: l ) ]Rr=o、ao 単一スポット rR(KBr)cil:2925.2850,1494
゜1475、 1+58.1227.1115,109
7,1085゜NMR(90MH2,CDC13)  
δ: 0.+37 (3H)。
1.23(32H)、1.83〜2.00(4H)、3
.22〜3.7(4H)、3.34(2H)、3.38
(2H)、3.73(2H)、5.77(IH)、7.
2〜7.5(15H)。
製造例7 1−才クタデシル−2−ピロリジノチオカルボニルグリ
セロール 製造例6で得たチオカルバミド酸エステル体655〜(
0,98ミリモル)および80%酢酸水溶液6.5 d
の混合物を110℃で1時間加熱した。反応液を減圧下
に濃縮乾固し、残渣をシリカゲル202、溶出液n−ヘ
キサン−酢酸エチル(4:l)を用いてカラムクロマト
で精製し、目的物を無色結晶として得た。収量420m
g(収率98%) 薄層クロマト〔シリカゲル、n−ヘキサン−酢酸エチル
(1: 1 )] Rf=0.67単一スポット IR(KBr)m−’:3445,2925,2850
゜1495.1480.1+55.1232.1102
゜NMR(90MHz、CDCl!3)  δ: o、
s 7 (aH)。
1.24(132H)、1.88〜2.02(4H)、
2.58(IH)。
3.88〜8.95(IOH)、5.63(IH)製造
例86 2−(N−メチルチオカルバモイル)−1−オクタデシ
ルグリセリン 製造例5で得たキプントゲン酸エステル体677■(1
ミリモル)、40%メチルアミン水溶液(o、ald)
およびエタノール(71nりの混合物を80℃で2時間
加温した。反応液を減圧下に濃縮乾固し、残留物に80
%酢酸水溶液(10+/)を加え110℃で2時間加熱
した。
反応液を減圧下に濃縮乾固し、残留物をシリカゲルzo
y、溶出液にn−ヘキサン−酢酸エチル(4:1)を用
いてカラムクロマトグラフィーで精製し、目的物全無色
固型物として得た。
210rng(50%) 薄層クロマト〔シリカゲル、n−ヘキサン−酢酸エチル
、(2: 1 )]Rf=o、25単一スポット IR(Filrn)til:2920,2850,15
45゜1467.1368,121f3,1150,1
145゜NMR(90MHz、CDCl5)  δ: 
0.87 (3H)。
1.24(82H)、2.58(IH,OH)、2.8
9  and 8.70(3H,各d、 J=4.5H
z、 NHMe)8.43 and 3.44(2H,
各t、 J=6.0Hz、 CH20CH2CH2)、
 3.70and 3.73 (2H,各d、 J=4
.5Hz、 CHCH20CH2)。
a、90(2H,CH20H)、 5.61(LH,q
uintet。
J==4sHz、 CH)、 a5 s (lH,NH
)製造例9 2−(N、N−ジメチルチオカルバモイル)−1−オク
タデシルグリセリンル 製造例5で得たキプントゲン酸エステル体1゜35 y
 (’2ミリモル)、20%ジメチルアミン−トルエン
溶M(1m)おヨヒトルエン(14d)の混合物を封管
中80℃で1.5時間加温した。反応液を減圧下に濃縮
乾固し、残留物に80%酢酸水溶液(zo#tt′)を
加え110℃で1゜75時間加熱した。反応液を減圧下
に濃縮乾固し、残留物をシリカゲル402、溶出液にn
 −ヘキサン−酢酸エチル(4:1)を用いてカラムク
ロマトグラフィーで精製し、目的物を無色結晶として得
た。770fng(89%)薄層クロマト[シリカゲル
、n−ヘキサン−酢酸エチル(2: l )) Rf=
o、sa単一スポット IR(KBr)Ii’:3300,2915,2840
゜1520、 1460. 128g、  1180.
 1llf3. 1049゜NMR(90MHz、CD
C13)  δ: 0.87 ([()。
1.25(32H)、2.57(IH,t、J=6.0
Hz、OH)。
3.13(3H,9,NMe)、8.85(8H,S、
NMe)。
8.45 (2H,t、 J=6.0Hz、 CH20
CH2CH2)、’ 8.’I 0(2H,d、J==
5.0Hz、CHCH20CH2)、13.89(2H
dd、J−5,0Hz、6.0Hz、CH20H)、5
.68(IH。
quintet、 J==5.0Hz、 CH)。
製造例10゜ 2−N、 N−シlチルチオカルバモイルー1−ヘキサ
デシルカルバモイルクリセリン2−N、N−ジメチルチ
オカルバモイルグリセリン1.79 ? (l Omm
o+)  をピリジン2゜−に溶解し、ヘキサデシルイ
ソシアネート2.672を加えて室温で一晩かきまぜた
。反応液を濃縮乾固し、残渣にクロロホルム4o−を加
え、不溶物をF去した。r液を濃縮乾固し、生成物をシ
リカゲルクロマトグラフィー(シリカゲル8oy、溶出
液、ヘキサン−酢eエチル(2:1))にて精製し、目
的物2.4 yf:得た。
IR(Nujol)cil: 3370.1692.1
587゜1280、 1152,1090. 1045
゜NMR(90MH!、CDC13)  δ:0.86
(8H)。
1.26(26H)、1.47(2H)、 2.82(
IH)、 a、ta(OH)、3.15(2H)、3.
87(8H)、3.80(2H)。
+、as(2H)、4.80(LH)、5.70(lH
)製剤例1゜ 注射剤 組成 (1)3−オクタデシルカルバモイル−2−ジメチルチ
オカルバモイルグリセロール01ng (2)マンニトール      2001ng(3) 
 HCO−36*         8fng(4) 
 カルポキシメチルセルロースナトリクム      
                2(1rng(5)
精製水         適 量全量4d 成分(3)を精製水に溶解させたものに成分(1)を分
散させ、成分(4)を精製水に溶解させたものを加えた
後、成分(2)を加えて等張化し、全量4gl1の注射
剤(水性懸濁性)を調製する。
* polyethoxyethylene (50m
ol) adduct ofhydrogenated
 castor oil。
発明の効果 試験例1゜ Cancer Re5earch 41. Hll−8
216(1981)。
氷量らの試験方法に従って、ヒト骨髄性白血病細胞(H
L−60)に対する増殖阻止効果を測定した。薬物なら
びに50%増殖阻害濃度を次表に示す。
表 30.7 74、O 85,5 95,0 試験例2゜ イーグルMEM培地に10%の子牛血清を加えた軟寒天
培地で、濃度1−gμP/−における薬物(製造例8)
の存在下に培養した後、それら細胞が分化誘導に伴って
惹起される各種の生物学的、生化学的特徴を観察した。
それらのうち、形態変化(成熟顆粒球、成熟マクロファ
ージ、その他分化段階にある細胞移行に伴う)。
貧食能(プラスチック小片・捕食能力)、ライソザイム
(Lysozyme)活性の8種を指標とじて分化誘導
活性の強さを測定した結果、それぞれ52%、21%、
58%の細胞に分化誘導が起り、残りは殺細胞作用が認
められた。
なお、薬物の非存在下において、これらの現象は観察さ
れなかった。
試験例8゜ 製造例8の抗腫瘍作用 ICRマクス(1群5匹)にマウスあたり1×105個
のザルコーマ180細胞を腹腔内に投与した。ついで製
造例8の化合物OB8 rlki /マクスを生理食塩
水に溶解後、腹腔内投与した。さらに同じ投与量を24
時間律および48時間後忙同条件で投与し、生命延長を
測定した。薬物投与群では60日生存のものが一匹あり
、薬物を投与しない対照群に対する生命延長率は210
であった。
CD Fl  マクス(1群5匹)にマクスあたりlX
103個のP888白血病細胞を腹腔内に移植した。一
方、生理食塩水に溶解した製造例3の化合物xz、5m
g/〜を腫瘍移植1日後より1日1回、腹腔内に連続9
日間投与した。対照群に対する生命延長率は132であ
った。
手続補正書坊式) %式% 1、 事件の表示 昭和59年特許願第280595号 2、 発明の名称 抗腫瘍剤 3、 補正をする者 事件との関係  特許出願人(代表出願人)住所  大
阪市東区道修町2丁目27番地名称  (293)  
武田薬品工業株式会社代表者  倉 林  育 四 部 4、代理人 住所 大阪市淀用区十三本町2丁目17番85号6、補
正の対象 明細書の発明の詳細な説明の欄 7、補正の内容 (1)明細書第2頁第7〜8行お上び同頁第15〜16
行のr Biochesical  and  Bio
physicalResearch  Coa+mun
icaLions Jを「バイオケミカル・アンド・バ
イオフィジカル・リサーチ・コミュニケーションズ (
Biochesical and Biophysic
alResearch Coas+unication
s)Jに訂正する゛。
(2)明細書第24頁第14〜15行の記載を[*ポリ
エトキシエチレン(50モル)・アダクト・オブ・ハイ
ドロジエネーテッド・カスター・オイル(polyet
hoxyethylene  (5G讃o1)addu
ct  of  hydro−genated cas
tor oil ) 、Jに訂正する。
(3)明細書第24頁第18行のr Cancer R
e5earchJを[キャンサー・リサーチ(Canc
er Re5earch )Jに訂正する。
以上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、R^1はアルキル基またはアルキルカルバモイ
    ル基を、R^2およびR^3はそれぞれ水素または低級
    アルキル基を示すか、または両者が隣接する窒素原子と
    ともに環を形成する〕で表わされるグリセロール誘導体
    を含有してなる抗腫瘍剤。
JP59280595A 1984-12-27 1984-12-27 抗腫瘍剤 Pending JPS61152624A (ja)

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