JPS61150125A - 磁気装置を用いて読み取るための識別カード - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、２枚の保護板を備え、この保護板の間に、薄
板状データ媒体が保護されて保持され、このデータ媒体
が磁界に影響を与える材料からなり、データ媒体が、磁
界に作用しかつデータを供給する異なる領域を備えてい
る、磁気装置を用いて読み取るための識別カード、すな
わちＩＤカード（身分証明書）に関する。

西独国特許公開第２３３８６０４号明細書によって知ら
れているこの識別カードは、保護板として合成樹脂を備
えている。この合成樹脂板は機械的な　□強い摩耗を受
け、望ましくない温度挙動を示す。

すなわち、温度が低い場合にはひび割れたり折れること
があり、６０度以上の温度では大きな変形を生じる。こ
の保護板は普通の条件でも可塑剤の移動によって時がた
つにつれて脆くなる傾向を示す。従って、比較的に頻繁
に交換する必要がある。

本発明の課題は、この欠点を除去し、環境の影響を受け
にくく、データ媒体を確実に保護しかつ寿命が長い、冒
頭に述べた種の識別カードを提供することである。

この課題を解決するために、本発明では、２枚の保護板
が、磁化することができない金属、特に青銅板からなり
、データ媒体が両保護板の間において、接着剤、合成樹
脂またはろうからなる層の中に収容され、両保護板がこ
の層を介して互いに固定連結されている。

長期間弾力性を有する材料、特にゴム、ゴムに似た合成
樹脂、アクリル系接着剤等から層を形成することにより
、寿命が非常に長くなり、折れ曲がる危険がきわめて少
なくなる。

磁界に作用しデータを供給する異なる領域が孔である識
別カードの場合には、この孔に、保護板を固定連結する
層の材料を充填することができる。

凹部が保護板に設けられ、この凹部の中で、光学式また
は視覚的に読み取ることができるデータ媒体、特に写真
が、保護板とほぼ同じ高さになるようにはめ込まれて接
着剤層または合成樹脂層によって保持されていると、非
常に好都合である。

これによって、光学式または視覚的に読み取ることがで
きるデータ媒体が、損傷や摩耗に対して充分に保護され
る。

偽造をできるだけ困難にするために、加工時に流動性が
ある硬化可能な材料によって、接着剤層または合成樹脂
層を形成することができる。

場合によっては表面が仕上げ加工される、弾力性を有す
るように圧延された青銅によって、保護板を形成すると
、識別カードの寿命が非常に長くなる。保護板は、重量
軽減のために、比較的に薄く、例えば約０．２ｍｍの厚
さにすることができる。

層の厚さは約０．４ｍｍとすることができる。

従って、識別カードの全体の厚さはたったの０゜８ｍｍ
である。この識別カードは使用時に非常に曲げ弾性があ
り、強い曲げに耐えることができかつ変形が残ることが
ない。

以下、好ましい実施例を示す添付の図に基づいて本発明
の詳細な説明する。

例示した識別カードは上側の保護板ｌと下側の保護板２
を備えている。この両保護板の間において、データ媒体
４が層３に埋め込まれている。この層はゴム、ゴム弾性
の材料、特に合成樹脂、接着剤またはろうからなってい
る。第３図の断面図において層は理解しやすくするため
Ｉこわざわざ厚くして示しである。保護板１．２の厚さ
は約０゜２ｍｍである。保護板１．２とデータ媒体４の
間の接着剤等の層の厚さがほぼ同じオーダーであるので
、識別カード全体の厚さは約０．８〜１ｍｍである。保
護板１．２自体は特に、弾力性を有するように圧延され
た青銅板からなっている。この青銅板は腐食に対して比
較的に強く、更に表面仕上げ加工することかできるので
、頻繁に使用する場合でも擦り減りがすくない。識別カ
ードを光学式または視覚でも識別できるようにするため
に、上側の保護板ｌの凹部５に、写真、会社のマークま
たは証明に慣用される印が、上側の保護板ｌの凹Ｆ！Ｐ
Ｊ５に、表面ができるだけ平らになるようにはめ込まれ
、損傷を防ぐようになっている。

データ媒体４は公知のごとく孔、即ち切り欠き６を備え
ている。この孔はそれら全体で識別カードの変更不可能
なデータを発生する。その際、データ媒体４は、磁気装
置によってデータを読み取ることができるようにするた
めに、磁界に影響を与える材料または磁化可能な金属か
らなっている。

更に、他のデータ媒体７または磁気テープを、データ媒
体４と平行に設けることができる。例えば、硬貨の要ら
ない電話のような電子的な料金差し引き等のために、デ
ータ媒体７によって磁化を変更することにより、データ
を変更可能に記憶することができる。最初に述べたデー
タ媒体４の隣において、前記他のデータ媒体７を保護板
夏、２の間に設けると、保護板１．２によってデータ媒
体７を完全に保護することができる。データ媒体４の隣
において保護板１．２の間にデータ媒体７を配置する場
合、他の配置構造も考えられる。一方の保護板１．２の
凹部または切り欠きの中に、他のデータ媒体７を配置す
ることもできる。磁化は表面近くに配置することによっ
て容易になるが、損傷の危険は大きくなる。

第４図に示した識別カードの他の実施例の場合は、保護
板２は一枚だけでよい。この保護板は一方の側に溝８を
有し、この溝の中に、他のデータ媒体７が、その表面が
他の部分と平坦になるように、層３によって固定保持さ
れている。

【図面の簡単な説明】

第１図は識別カードの平面図、第２図は、第１図に示し
た識別カードの上側保護板を取り外した状態を示す平面
図、第３図は、第１図に示した識別カードのｌｌｌ−［
１線に沿った断面図、第４図は識別カードの他の実施例
の断面図である。 １．２・・・　保護板 ３　・・・層 ４．７・・・　データ媒体

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、２枚の保護板（１、２）を備え、この保護板の間に
   、薄板状データ媒体（４、７）が保護されて保持され、
   このデータ媒体（４）が磁界に影響を与える材料からな
   り、データ媒体が、磁界に作用しかつデータを供給する
   異なる領域を備えている、磁気装置を用いて読み取るた
   めの識別カードにおいて、２枚の保護板（１、２）が、
   磁化することができない金属、特に青銅板からなり、デ
   ータ媒体（４、７）が両保護板（１、２）の間において
   、接着剤、合成樹脂またはろうからなる層（３）の中に
   収容され、両保護板（１、２）がこの層（３）を介して
   互いに固定連結されていることを特徴とする識別カード
   。 ２、層（３）が長期間弾力性を有する材料、特にゴム、
   ゴムに似た合成樹脂またはアクリル系接着剤からなるこ
   とをことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の識別
   カード。 ３、磁界に作用しデータを供給する異なる領域が孔（６
   ）であり、この孔（６）に、保護板（１、２）を固定連
   結する層（３）の材料が充填されていることを特徴とす
   る特許請求の範囲第１項または第２項記載の識別カード
   。 ４、凹部（５）が保護板（１）に設けられ、この凹部の
   中で、光学式または視覚的にに読み取ることができるデ
   ータ媒体、特に写真が、保護板（１）とほぼ同じ高さに
   なるようにはめ込まれて接着剤層または合成樹脂層（３
   ）によって保持されていることを特徴とする特許請求の
   範囲第１項から第３項までのいずれか一つに記載の識別
   カード。 ５、層（３）が、加工時に流動性を有しかつ硬化しうる
   材料からなることを特徴とする特許請求の範囲第３項ま
   たは第４項記載の識別カード。 ６、保護板（１、２）が弾力性を有するように圧延され
   た青銅からなることを特徴とする特許請求の範囲第１項
   記載の識別カード。 ７、保護板（１、２）の厚さが約０．２ｍｍであること
   を特徴とする特許請求の範囲第１項記載の識別カード。 ８、保護板（１、２）の間の層（３）の厚さが約０．４
   ｍｍであることを特徴とする特許請求の範囲第１項から
   第７項までのいずれか一つに記載の識別カード。 ９、変更可能なデータのための磁化可能な他のデータ媒
   体（７）が設けられていることを特徴とする特許請求の
   範囲第１項から第８項までのいずれか一つに記載の識別
   カード。 １０、他のデータ媒体（７）が磁気テープ片であること
   を特徴とする特許請求の範囲第９項記載の識別カード。 １１、他のデータ媒体（７）が第１のデータ媒体（４）
   と並べて保護板（２）の間に設けられていることを特徴
   とする特許請求の範囲第９項または第１０項記載の識別
   カード。 １２、他のデータ媒体（７）が一方の保護板（２）の凹
   部、溝（８）または孔の中に設けられていることを特徴
   とする特許請求の範囲第９項または第１０項記載の識別
   カード。 １３、保護板（２）が１枚だけ設けられ、この保護板が
   他のデータ媒体（７）のための溝（８）を備え、他のデ
   ータ媒体（７）が他の部分と平坦になるように溝（８）
   の中に設けられていることを特徴とする特許請求の範囲
   第１項から第１２項までのいずれか一つに記載の識別カ
   ード。