JPS61148924A - 空中線切替回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、ブレストーク方式の無線電話装置等に使用さ
れる空中線切替回路に関する。

〔発明の技術的背景〕

従来の空中線切替回路は例えば第４図に示す如き構成を
有し念。即ちかかる空中線切替回路は送信側端子ｌにコ
ンｒ／？３、切替手段としてのスイッチフグダイオード
５が接続され、アンテナ側端子７に低域通過フィルタ９
が接続される。送信側端子ｌには図示しない送信機が接
続され、アンテナ側端子７に図示しない空中線（アンテ
ナ）が接続される。

低域通過フィルタ９はコンデンサ１１，１３゜１５．１
６及びインダクタンス素子としてのコイル１７，１９．
２１から構成されており、その次数は７である。

スイッチングダイオード５と低域フィルタ９は接続され
、該スイッチングダイオード５と低域フィルタ９との間
に高周波阻止用チョークコイル２３及び受信側端子２５
を有する帯域通過フィルタ２７が設けられる。受信側端
子２５は図示しない受信機と接続される。

コン７′／す３とスイッチングダイオード５との間には
高周波阻止用チョークコイル２９及びコンデンサ３１が
設けられ、高周波阻止用チョークコイル２９とコンデン
サ３１の間に直流電圧印加端子３３を有する抵抗３５が
設けられる。

直流電圧印加端子３３はスイッチングダイオード５にバ
イアス電圧を印加させ、スイッチングダイオード５を作
動させる為のものである。

高周波阻止用チョークコイル２３．２９は送信信号が直
流電圧印加端子３３側に混入されるのを阻止するもので
ある。低域通過フィルタ９は送信信号に含まれる高調波
スゲリアスを除去する為に設けられる。

第４図に示す空中線切替回路においＣは、送信周波数と
受信周波数とが異なってお、Ｓ受信周波数は、帯域遠域
フィルタ２７０通過帯域の周波数を有し、送信周波数は
帯域通過フィルタ２７の通過帯域外の周波数を有する。

次にこの回路の動作について説明する。

送信時には直流電圧印加端子３３よりスイッチングダイ
オード５にバイアス電圧を供給することによシ、スイッ
チングダイオード５が低インピーダンスとなシ、送信側
端子ｌから入力された送信信号は、低域通過フィルタ９
を通シ、高調波を除去されたアンテナ側端子７に導ひか
れる。この際、帯域フィルタ２７は、送信周波数に対し
てノ・イインピーダンスになるので受信側端子２５には
、送信信号は伝達されない。

これに対し受信時には直流電圧印加端子３３から、スイ
ッチングダイオード５には直流バイアス電圧が印加され
ないので、スイッチングダイオード５は、ハイインピー
ダンスとなり、アンテナ端子７から入力された受信信号
はこのスイッチングダイオード５により阻止されて送信
側端子１には伝達されず、帯域通過フィルタ２７を経て
受信側端子２５に伝達される。

〔背景技術の問題点〕

しかしながら従来の空中線切替回路においては、回路全
体のスゲリアス特性を十分高めようとすると低域通過フ
ィルタ９の次数を高くする必要があシ、これに伴いコス
トが高騰するという問題が存した。

〔発明の目的〕

そこで本発明の目的は前記問題点を除去すべくスゲリア
ス除去性能が高く、しかも低置な空中線切替回路を提供
することにある。

〔発明の概要〕

前記目的を達成すべく本発明は、送信信号を空中線から
送信する送信部と、空中線から受信信号を受信する受信
部と、送信状態と受信状態との切替を行う切替手段と、
該切替手段の作動を行う作動部と、送信信号の前記作動
部への混入を阻止するとともに送信信号の高調波を除去
し得る素子とを具備することを特徴とする。

〔発明の実施例〕

以下図面に基づいて本発明の１実施例を具体的かつ詳細
に説明する。

第１図は本発明の１実施例に係る空中線切替回路の回路
図であり、同図において、第４図に示す従来の空中線切
替回路と同一の機能を果たす要素には同一の番号を付し
、その要素の説明は省略する。

本実施例においては、高周波阻止用チョークコイル２３
．２９にかえてマイクロストリ、グライン３７．３９を
設ける。

マイクロストリ、ゾライｙ３７，３９は使用同波数帯域
（即ち送受信周波数帯域）でその電気長□ がλ／４（但しλは波長）の長さに設定されており、使
用周波数帯域では、ノ・イインピーダンスとなり、７ｓ
４図に示す高周波阻止用チョークコイルと同様に直流電
圧印加端子３３側への送信信号の混入を防ぐ。

更にこのマイフロストリラグライン３７．３９は、使用
周波数帯域の２倍、４倍等の偶数次高調波に対しては、
ローインピーダンスとなり短絡回路（即ちトラップ回路
）として働くので、送信信号に含まれる上記偶数次高調
波を除去する機能を持つ。

従ってマイフロストリラグライン３７．３９を用いるこ
とによシ送傷信号に含まれる＾調波スグリアスが除去さ
れ低域通過フィルタ９の機能が補強され、回路全体のス
ゲリアス除去性能が向上する。

更に上記トラ、プ作用によ多低域Ａ過フィルタ９の嶺能
が補強される為、低域通過フィルタ９０次数を小さくす
ることができる。

第２図は低域通過フィルタ９のインダクタンス素子とし
てマイクロストリ、グライン４１．４３を使用した臣中
線切替回路に本発明を応用した例を示す。

第３図は周波ａ特性を示すグラフでおル、横軸が周波数
（ＧＨり、縦軸が応答（ｄＢ　）を表わす。

同図において、点線ａはインダクタンス素子としてスト
リッグライン４−１　、４３を用い九低域通過フィルタ
９０周波数特性を表し、一点鎖線すはインダクタンス素
子としてコイルを用いた低域通過フィルタ（以下ＬＣフ
ィルタと称する）の周波数特性を表し、実ａａはｓ２図
の回路全体の周波数特性を表す。

同図１に示されるようマイクロストリ、グライン４１．
４３を使用した低域通過フィルタはカットオフ周波数付
近ではｂに示されるＬＣ７４ルタと同等の特性を示すが
周波数が高くなるにつれて、減衰特性がｂのＬＣフィル
タよ）悪くなシ、更ニ高い周波数でスジリアス応答を示
す。

ところがＣに示される第２図の回路では送信周波数ｆＴ
Ｘの２倍（２ｆＴｘ）及び４倍（４／ＴＸ　＞等の偶数
次高調波において良好な減衰特性が得られる。尚、一般
的に、送信機からの高周波スプリアスは低次根太きい（
２ｆ、ｒ！〉）が、第２図の回路ではその低次高調波に
対して良好な減衰特性が得られる。

又第２図に示される如く、低域通過フィルタ９の次数は
２となシ次数が従来例と比して小さくなりている。

更に高周波阻止用チ冒−クコイル２３．２９を印刷基板
の銅箔をエツチング処理して得られるマイフロストリラ
グライン３７．３９に置換することで部品が不用にな９
、かつ部品挿入の手間を省くことができる。

尚マイクロストリ、グラインの電気長等の特性には使用
する印刷基板の酵電率、板厚等のバラツキやエツチング
状態によシ、ある程度のバラツキが存する。この為マイ
ククストリ、プライン３７゜３９０長さを一方はλ／４
より若干長く、他方は若干短かく設定することによって
、上記要因による特性のバラツキがあっても、目的とす
るトラ、ゾ効果を確実に得ることが出来るようになる。

〔発明の効果〕

以上詳細かつ具体的に説明した如く、本発明によれば、
低域通過フィルタの機能が補強され回路全体のスプリア
ス除去性能が向上する。

この為低域通過フィルタの次数を小さくするこ゛とも可
能となシ部品点数を減少させコスト低床を図ることがで
きる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の１実施例の構成を示す巨路図、第２図
は本発明の応用例の構成を示す回路図、第３図は周波数
特性を示すグラフ、第４図は従来の空中線切換回路の構
成を示す回路図である。 ｌ・・・送信側端子、３・・・コンｆ”：、ｙｆ、５・
・・スイ。 チングコンデンサ、７・・・アンテナ側端子、９・・・
低域通過フィルタ、２５・・・受信側端子、３３・・・
直流電圧印加端子、３７，３９・・・マイフロストリラ
グライン。 第１図 第３図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）送信信号を空中線から送信する送信部と、空中線
   から受信信号を受信する受信部と、送信状態と受信状態
   との切替を行う切替手段と、該切替手段の作動を行う作
   動部と、送信信号の前記作動部への混入を阻止するとと
   もに送信信号の高調波を除去し得る素子とを具備するこ
   とを特徴とする空中線切替回路。
2. （２）前記素子が切替手段の入出力側に設けられた１対
   のストリップラインであり、送信信号の波長をλとした
   場合、１方のストリップラインの電気長がλ／４より若
   干長く、他方のストリップラインの電気長がλ／４より
   若干短いことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の
   空中線切替回路。