JP3473490B2 - アンテナ共用器及び通信機装置 - Google Patents

アンテナ共用器及び通信機装置

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JP3473490B2
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    • H01P1/205Comb or interdigital filters; Cascaded coaxial cavities
    • H01P1/2053Comb or interdigital filters; Cascaded coaxial cavities the coaxial cavity resonators being disposed parall to each other
    • HELECTRICITY
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    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/38Transceivers, i.e. devices in which transmitter and receiver form a structural unit and in which at least one part is used for functions of transmitting and receiving
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    • H04B1/50Circuits using different frequencies for the two directions of communication
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばマイクロ波
帯で使用されるアンテナ共用器及び通信機装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、共振器にコンデンサなどを介
してPINダイオードもしくは可変容量ダイオードなど
のインピーダンス素子(スイッチング素子)を接続し、
それらを電圧制御することで共振周波数を可変させる周
波数可変型アンテナ共用器が知られている(特開平7−
321509号公報等参照)。PINダイオードを使用
した場合は、ON/OFFで周波数を切り替えるので、
ON時の帯域とOFF時の帯域の2通りの帯域を持つこ
とになる。ON時は通常、PINダイオードをONさせ
るために正の制御電圧を与え、OFF時は負の電圧が与
えられる。OFF時に負電圧が必要な理由は、大きな電
力の高周波信号が入力された場合に、PINダイオード
に高周波電圧が印可されてON状態になるので、それを
防ぐためである。つまり、大きな電力が入力されると、
PINダイオードが不安定になり、周波数特性も変動し
てしまうので、これを防ぐためである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の周波
数可変型アンテナ共用器は、PINダイオード等のイン
ピーダンス素子が非線形素子であるため、送信中にアン
テナ端子から不要な電磁波が侵入すると、送信波F1と
この侵入波F2とが相互変調を起こす。そして、F3
(2F1−F2)のスプリアスが発生する。侵入波F2
の周波数によっては、スプリアスF3が受信周波数と同
じになることがあるため、アンテナ共用器としては相互
変調歪みをできる限り小さく抑えることを要求される。
この相互変調歪みは、インピーダンス素子に負電圧を与
えたOFF時に問題となる。
【0004】その対応策としては、負電圧を大きくして
ダイオードを安定させる方策がある。しかし、大きな負
電圧を発生させる回路が必要となり、通信機装置の小型
化の妨げとなる。また、特開平7−321509号公報
に開示された第3実施例では、大きな負電圧を発生させ
る替わりに、共振回路にダイオードを2個使う手段が取
られている。しかし、これは全ての共振回路にダイオー
ドが2個必要となり、多段の共振回路を備えたアンテナ
共用器においては非常に大型になる問題があり、効果を
考えると効率的ではない。
【0005】そこで、本発明の目的は、送信波と侵入波
との相互変調歪みが小さく、かつ、小型のアンテナ共用
器及び通信機装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段と作用】以上の目的を達成
するため、本発明に係るアンテナ共用器は、 (a)送信端子、受信端子及びアンテナ端子と、 (b)前記送信端子と前記アンテナ端子との間に電気的
に接続され、複数の共振器と、前記共振器にインダクタ
ンス及びコンデンサのいずれか一つを介してグランドと
の間に電気的に接続された電圧制御可能なインピーダン
ス素子とで構成された送信側回路と、 (c)前記受信端子と前記アンテナ端子との間に電気的
に接続され、少なくとも一つの共振器と、前記共振器に
インダクタンス及びコンデンサのいずれか一つを介して
グランドとの間に電気的に接続された電圧制御可能なイ
ンピーダンス素子とで構成された受信側回路とを備え、 (d)前記送信側回路の、前記アンテナ端子に最も近く
電気的に接続した前記共振器に、前記インピーダンス素
子が複数個直列に接続され (e)前記送信側回路の、残りの前記共振器には、前記
インピーダンス素子が一つ直列に接続され ていること、
を特徴とする。ここに、インピーダンス素子としては、
PINダイオード、可変容量ダイオード、あるいは、電
界効果型トランジスタ等が使用される。
【0007】以上の構成により、送信側回路の、アンテ
ナ端子に最も近く電気的に接続した共振器に接続され
た、複数個の直列接続されたインピーダンス素子によっ
て高周波電圧が分圧され、送信波とアンテナ端子からの
侵入波との相互変調歪みが効率良く抑えられる。
【0008】さらに、本発明に係る通信機装置は、前述
の特徴を有するアンテナ共用器のうちいずれか一つを備
えることにより、送信波とアンテナ端子からの侵入波と
の相互変調歪みを少なくすることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るアンテナ共用
器及び通信機装置の実施形態について添付図面を参照し
て説明する。各実施形態において、同一部分及び同一部
品には同じ符号を付した。
【0010】[第1実施形態、図1及び図2]図1は、
アンテナ共用器1の回路構成を示すものである。アンテ
ナ共用器1は、送信端子Txとアンテナ端子ANTの間
に送信側回路25が電気的に接続し、受信端子Rxとア
ンテナ端子ANTの間に受信側回路26が電気的に接続
している。
【0011】送信側回路25は、周波数可変帯域阻止フ
ィルタ回路27と位相回路29を有している。帯域阻止
フィルタ回路27は、共振回路を2段結合させたもの
で、共振用コンデンサC1を介して送信側端子Txに電
気的に接続した共振器2と、共振用コンデンサC2を介
して位相回路29に電気的に接続した共振器3とを有し
ている。共振用コンデンサC1,C2は阻止域減衰量の
大きさを決めるコンデンサである。共振器2と共振用コ
ンデンサC1の直列共振回路は、共振器3と共振用コン
デンサC2の直列共振回路に結合用コイルL1を介して
電気的に接続している。さらに、これら二つの直列共振
回路に対して、それぞれ電気的に並列にコンデンサC
5,C6が接続している。
【0012】共振器2と共振用コンデンサC1の中間接
続点には、帯域可変用コンデンサC3を介して、インピ
ーダンス素子であるPINダイオードD1がカソードを
接地した状態で共振器2に対して電気的に並列に接続し
ている。一方、共振器3と共振用コンデンサC2の中間
接続点には、帯域可変用コンデンサC4を介して、2個
の直列接続したPINダイオードD2,D3が共振器3
に対して電気的に並列に接続している。PINダイオー
ドD2のカソード及びアノードは、それぞれ帯域可変用
コンデンサC4及びPINダイオードD3のアノードに
電気的に接続し、PINダイオードD3のカソードは接
地している。帯域可変用コンデンサC3,C4は、周波
数可変帯域阻止フィルタ回路27の減衰特性の二つの減
衰極周波数をそれぞれ変更するためのコンデンサであ
る。また、PINダイオードD1,D2がONした時に
直流電流が流れるようにするため、PINダイオードD
2のカソードとグランドとの間にチョークコイルL4を
接続している。
【0013】電圧制御端子CONT1は、制御電圧供給
用抵抗R1及びコンデンサC22とチョークコイルL2
を介してPINダイオードD1のアノードと帯域可変用
コンデンサC3の中間接続点に電気的に接続すると共
に、制御電圧供給用抵抗R1及びコンデンサC22とチ
ョークコイルL3を介してPINダイオードD2,D3
のアノードの中間接続点に電気的に接続している。
【0014】位相回路29は、帯域阻止フィルタ回路2
7とアンテナ端子ANTの間に電気的に接続したコイル
L20と、グランドとアンテナ端子ANTの間に電気的
に接続したコンデンサC15と、受信側回路26の帯域
通過フィルタ回路28(後述)とアンテナ端子ANTの
間に電気的に接続したコイルL21とで構成されたT字
型回路である。
【0015】一方、受信側回路26は、周波数可変帯域
通過フィルタ回路28と位相回路29とを有している。
第1実施形態の受信側回路26の場合、位相回路29を
送信側回路25と共用しているが、送信側回路25と受
信側回路26がそれぞれ独立した位相回路を有していて
もよいことは言うまでもない。
【0016】帯域通過フィルタ回路28は、共振回路を
3段結合させたもので、共振用インダクタンスL9を介
して位相回路29に電気的に接続した共振器4と、共振
用インダクタンスL10を介して受信端子Rxに電気的
に接続した共振器6と、共振器4,6の中間に結合コン
デンサC11,C12,C13,C14を介して電気的
に接続した共振器5とを有している。
【0017】共振器4と共振用インダクタンスL9の中
間接続点には、帯域可変用コンデンサC7とPINダイ
オードD4の直列回路が、PINダイオードD4のカソ
ードを接地した状態で共振器4に対して電気的に並列に
接続している。共振器5と結合コンデンサC12,C1
3の中間接続点には、帯域可変用コンデンサC8とPI
NダイオードD5の直列回路が、PINダイオードD5
のカソードを接地した状態で共振器5に対して電気的に
並列に接続している。共振器6と共振用インダクタンス
L10の中間接続点には、帯域可変用コンデンサC9と
PINダイオードD6の直列回路が、PINダイオード
D6のカソードを接地した状態で共振器6に対して電気
的に並列に接続している。
【0018】電圧制御端子CONT2は、制御電圧供給
用抵抗R2及びコンデンサC23とチョークコイルL6
を介してPINダイオードD4のアノードと帯域可変用
コンデンサC7の中間接続点に電気的に接続し、制御電
圧供給用抵抗R2及びコンデンサC23とチョークコイ
ルL7を介してPINダイオードD5のアノードと帯域
可変用コンデンサC8の中間接続点に電気的に接続し、
さらに、制御電圧供給用抵抗R2及びコンデンサC23
とチョークコイルL8を介してPINダイオードD6の
アノードと帯域可変用コンデンサC9の中間接続点に電
気的に接続している。
【0019】また、共振器2〜6には、例えば、図2に
示すように、誘電体共振器が使用される。図2は共振器
2を代表例として示している。誘電体共振器2〜6は、
TiO2系のセラミック等の高誘電率材料で形成された
筒状誘電体21と、筒状誘電体21の外周面に設けられ
た外導体22と、筒状誘電体21の内周面に設けられた
内導体23とで構成されている。外導体22は、誘電体
21の一方の開口端面21a(以下、開放側端面21a
と記す)では、内導体23から電気的に開放(分離)さ
れ、他方の開口端面21b(以下、短絡側端面21bと
記す)では、内導体23に電気適に短絡(導通)されて
いる。誘電体共振器2は、開放側端面21aにおいて、
帯域可変用コンデンサC3とPINダイオードD1の直
列回路が、帯域可変用コンデンサC3の一端を内導体2
3に接続しかつPINダイオードD1のカソードを外導
体22に接続した状態で電気的に接続され、短絡側端面
21bにおいて外導体22がグランドに接地されてい
る。図3は、回路基板40上に各部品を実装したアンテ
ナ共用器1の斜視図である。
【0020】次に、以上の構成からなるアンテナ共用器
1の作用効果について説明する。このアンテナ共用器1
は、送信回路系から送信端子Txに入った送信信号を送
信側回路25を介してアンテナ端子ANTから出力する
と共に、アンテナ端子ANTから入った受信信号を受信
側回路26を介して受信端子Rxから受信回路系に出力
する。
【0021】送信側回路25の周波数可変帯域阻止フィ
ルタ回路27のトラップ周波数は、帯域可変用コンデン
サC3と共振用コンデンサC1と共振器2にて構成され
る共振系と、帯域可変用コンデンサC4と共振用コンデ
ンサC2と共振器3にて構成される共振系のそれぞれの
共振周波数によって決まる。そして、電圧制御端子CO
NT1に制御電圧として正の電圧を印加すると、PIN
ダイオードD1,D2,D3はON状態となる。従っ
て、帯域可変用コンデンサC3,C4はPINダイオー
ドD1,D2,D3を経てそれぞれ接地され、二つの減
衰極周波数は共に低くなり、送信側回路25の通過帯域
は低くなる。
【0022】逆に、制御電圧としての負の電圧を印加す
ると、PINダイオードD1,D2,D3はOFF状態
となる。これにより、帯域可変用コンデンサC3,C4
は開放状態となり、二つの減衰極周波数は共に高くな
り、送信側回路25の通過帯域は高くなる。このよう
に、送信側回路25は、電圧制御によって帯域可変用コ
ンデンサC3,C4を接地したり、開放したりすること
によって、二つの相異なる通過帯域特性を持つことがで
きる。
【0023】一方、受信側回路26の周波数可変帯域通
過フィルタ回路28の通過周波数は、帯域可変用コンデ
ンサC7と共振用インダクタンスL9と共振器4にて構
成される共振系と、帯域可変用コンデンサC8と共振器
5にて構成される共振系と、帯域可変用コンデンサC9
と共振用インダクタンスL10と共振器6にて構成され
る共振系のそれぞれの共振周波数によって決まる。そし
て、電圧制御端子CONT2に制御電圧として正の電圧
を印加すると、PINダイオードD4,D5,D6はO
N状態となる。従って、帯域可変用コンデンサC7,C
8,C9はそれぞれPINダイオードD4,D5,D6
を経て接地され、通過周波数は低くなる。逆に、制御電
圧として負の電圧を印加すると、PINダイオードD
4,D5,D6はOFF状態となる。これにより、帯域
可変用コンデンサC7,C8,C9は開放状態となり、
通過周波数は高くなる。このように、受信側回路26
は、電圧制御によって帯域可変用コンデンサC7〜C9
を接地したり、開放したりすることによって、二つの相
異なる通過帯域特性を持つことができる。
【0024】この周波数可変帯域通過回路28は、送信
側回路25の高、低二つの通過帯域の切り替えに合わせ
て、送信帯域として低周波通過帯域が選択されたときは
帯域通過周波数を低くし、送信帯域として高周波通過帯
域が選択されたときは帯域通過周波数を高くするように
電圧制御される。これにより、送信側回路25との位相
合成が理想的に行われる。
【0025】さらに、アンテナ共用器1は、送信側回路
25の、アンテナ端子ANTに最も近く電気的に接続し
た共振器3のみに、2個の直列接続したPINダイオー
ドD2,D3を接続し、各PINダイオードD2,D3
のアノードに電圧制御端子CONT1を接続して高周波
電圧を分圧している。これにより、送信波F1とアンテ
ナ端子ANTから侵入する侵入波F2の相互変調歪み波
F3を効率良く抑えることができる。送信波F1とアン
テナ端子ANTから侵入する侵入波F2の相互変調歪み
波F3は、送信側回路25の複数の共振器2,3のう
ち、アンテナ端子ANTに最も近い共振器3に接続され
た電圧制御可能なインピーダンス素子の非線形歪みを抑
えることが最も効果的であるからである。
【0026】[第2実施形態、図4]本発明に係るアン
テナ共用器の第2実施形態の電気回路を図4に示す。ア
ンテナ共用器41は、前記第1実施形態のアンテナ共用
器1において、帯域可変用コンデンサC4の替わりに、
インダクタンスL42を用いたものと同様のものであ
る。インダクタンスL42を用いることにより、アンテ
ナ共用器1のチョークコイルL4が不要となり、部品点
数を削減することができる。
【0027】[第3実施形態、図5]本発明に係るアン
テナ共用器の第3実施形態の電気回路を図5に示す。ア
ンテナ共用器51は、電圧制御可能なインピーダンス素
子として、可変容量ダイオートD52〜D57を用いた
ものである。可変容量ダイオードD52,D55,D5
6,D57は、それぞれアノードが接地された状態で、
帯域可変用コンデンサC3,C7,C8,C9を介して
共振器2,4,5,6に電気的に接続している。
【0028】2個の直列接続した可変容量ダイオードD
53,D54は、可変容量ダイオードD53のアノード
及びカソードが、それぞれ帯域可変用コンデンサC4及
び可変容量ダイオードD54のカソードに電気的に接続
し、可変容量ダイオードD54のアノードが接地してい
る。
【0029】以上の構成からなるアンテナ共用器51
は、前記第1実施形態のアンテナ共用器1と同様の作用
効果を奏する。なお、チョークコイルL2,L3,L6
〜L8を抵抗に替えて、電圧制御端子CONT1,2側
の回路を高インピーダンスの抵抗としてもよい。この場
合、制御電圧供給用抵抗R1,R2を省略することがで
きる。
【0030】[第4実施形態、図6]本発明に係るアン
テナ共用器の第4実施形態の電気回路を図6に示す。ア
ンテナ共用器61は、電圧制御可能なインピーダンス素
子として、電界効果型トランジスタ(FET)62〜6
7を用いたものである。FET62,65,66,67
は、それぞれソースSが接地され、ドレインDが帯域可
変用コンデンサC3,C7,C8,C9を介して共振器
2,4,5,6に電気的に接続し、ゲートGがチョーク
コイルL2,L6,L7,L8等を介して電圧制御端子
CONT1,2に電気的に接続している。
【0031】2個の直列接続したFET63,64は、
FET63のソースS及びドレインDがそれぞれ帯域可
変用コンデンサC4及びFET64のドレインDに電気
的に接続し、FET64のソースSが接地している。F
ET63,64のゲートGは、チョークコイルL3a,
L3b等を介して電圧制御端子CONT1に電気的に接
続している。
【0032】以上の構成からなるアンテナ共用器61
は、前記第1実施形態のアンテナ共用器1と同様の作用
効果を奏する。なお、チョークコイルL2,L3a,L
6〜L8を抵抗に替えて、電圧制御端子CONT1,2
側の回路を高インピーダンスの抵抗としてもよい。この
場合、制御電圧供給用抵抗R1,R2を省略することが
できる。
【0033】[第5実施形態、図7]本発明に係るアン
テナ共用器の第5実施形態の電気回路を図7に示す。ア
ンテナ共用器71は、前記第1実施形態のアンテナ共用
器1において、送信側回路25の、アンテナ端子ANT
に最も近く電気的に接続した共振器3に、4個の直列接
続されたPINダイオードD72,D73,D74,D
75を電気的に接続したものである。
【0034】PINダイオードD72,D73は方向性
を揃えて直列に接続され、PINダイオードD72のカ
ソードは帯域可変用コンデンサC4に電気的に接続し、
PINダイオードD73のアノードはPINダイオード
D74のアノードに電気的に接続している。一方、PI
NダイオードD74,D75も方向性を揃えて直列に接
続され、PINダイオードD75のカソードは接地して
いる。PINダイオードD73,D74のアノードの中
間接続点には、制御電圧供給用抵抗R72及びコンデン
サC72とチョークコイルL72を介して電圧制御端子
CONT3が電気的に接続している。
【0035】以上の構成により、送信波による高周波電
圧が、4個の直列接続されたPINダイオードD72〜
D75によって分圧されるので、PINダイオード1個
当たりに印加される電圧が、第1実施形態のアンテナ共
用器1より小さくなる。この結果、送信波F1とアンテ
ナ端子ANTから侵入する侵入波F2の相互変調歪みを
さらに小さくすることができる。
【0036】[第6実施形態、図8]第6実施形態は、
本発明に係る通信機装置の一実施形態を示すもので、携
帯電話を例にして説明する。
【0037】図8は携帯電話120のRF部分の電気回
路ブロック図である。図8において、122はアンテナ
素子、123はアンテナ共用器、131は送信側アイソ
レータ、132は送信側増幅器、133は送信側段間用
バンドパスフィルタ、134は送信側ミキサ、135は
受信側増幅器、136は受信側段間用バンドパスフィル
タ、137は受信側ミキサ、138は電圧制御発振器
(VCO)、139はローカル用バンドパスフィルタで
ある。
【0038】ここに、アンテナ共用器123として、前
記第1ないし第5実施形態のアンテナ共用器1,41,
51,61,71を使用することができる。これらのア
ンテナ共用器1,41,51,61,71を実装するこ
とにより、送信波とアンテナ端子からの侵入波との相互
変調歪みを抑えた携帯電話を実現することができる。
【0039】なお、本発明に係るアンテナ共用器及び通
信機装置は前記実施形態に限定するものではなく、その
要旨の範囲内で種々に変更することができる。
【0040】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、送信側回路の、アンテナ端子に最も近く電気的
に接続した共振器に接続された、複数個の直列接続され
たインピーダンス素子によって高周波電圧を分圧するこ
とができ、送信波とアンテナ端子からの侵入波との相互
変調歪みを効率良く抑えることができる。また、これら
のアンテナ共用器を用いることにより、通信機装置の電
気的特性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るアンテナ共用器の第1実施形態を
示す電気回路図。
【図2】図1に示したアンテナ共用器に使用される共振
器の一例を示す断面図。
【図3】図1に示したアンテナ共用器の実装構造を示す
斜視図。
【図4】本発明に係るアンテナ共用器の第2実施形態を
示す電気回路図。
【図5】本発明に係るアンテナ共用器の第3実施形態を
示す電気回路図。
【図6】本発明に係るアンテナ共用器の第4実施形態を
示す電気回路図。
【図7】本発明に係るアンテナ共用器の第5実施形態を
示す電気回路図。
【図8】本発明に係る通信機装置の一実施形態を示すブ
ロック図。
【符号の説明】 1,41,51,61,71…アンテナ共用器 2,3,4,5,6…共振器 25…送信側回路 26…受信側回路 C3,C4,C7,C8,C9…帯域可変用コンデンサ D1〜D6,D72〜D75…PINダイオード L42…帯域可変用インダクタンス D52〜D57…可変容量ダイオード 62〜67…電界効果型トランジスタ Tx…送信端子 Rx…受信端子 ANT…アンテナ端子 CONT1,CONT2,CONT3…電圧制御端子 120…携帯電話 123…アンテナ共用器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−321509(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01P 7/00 - 7/10 H01P 1/20 - 1/219

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信端子、受信端子及びアンテナ端子
    と、 前記送信端子と前記アンテナ端子との間に電気的に接続
    され、複数の共振器と、前記共振器にインダクタンス及
    びコンデンサのいずれか一つを介してグランドとの間に
    電気的に接続された電圧制御可能なインピーダンス素子
    とで構成された送信側回路と、 前記受信端子と前記アンテナ端子との間に電気的に接続
    され、少なくとも一つの共振器と、前記共振器にインダ
    クタンス及びコンデンサのいずれか一つを介してグラン
    ドとの間に電気的に接続された電圧制御可能なインピー
    ダンス素子とで構成された受信側回路とを備え、 前記送信側回路の、前記アンテナ端子に最も近く電気的
    に接続した前記共振器に、前記インピーダンス素子が複
    数個直列に接続され 前記送信側回路の、残りの前記共振器には、前記インピ
    ーダンス素子が一つ直列に接続され ていること、 を特徴とするアンテナ共用器。
  2. 【請求項2】 前記送信側回路の、前記アンテナ端子に
    最も近く電気的に接続した前記共振器に、前記インピー
    ダンス素子が2個直列に接続されていることを特徴とす
    る請求項1記載のアンテナ共用器。
  3. 【請求項3】 前記電圧制御可能なインピーダンス素子
    がPINダイオードであり、前記送信側回路の、前記ア
    ンテナ端子に最も近く電気的に接続した前記共振器に2
    個直列接続されたPINダイオードのうち、第1のPI
    Nダイオードのカソードが前記インダクタンス及びコン
    デンサのいずれか一つに電気的に接続され、第2のPI
    Nダイオードのカソードがグランドに電気的に接続さ
    れ、前記第1のPINダイオードのアノードと前記第2
    のPINダイオードのアノードと電圧制御端子とが電気
    的に接続されていることを特徴とする請求項2記載のア
    ンテナ共用器。
  4. 【請求項4】 前記電圧制御可能なインピーダンス素子
    が可変容量ダイオードであり、前記送信側回路の、前記
    アンテナ端子に最も近く電気的に接続した前記共振器に
    2個直列接続された可変容量ダイオードのうち、第1の
    可変容量ダイオードのアノードが前記インダクタンス及
    びコンデンサのいずれか一つに電気的に接続され、第2
    の可変容量ダイオードのアノードがグランドに電気的に
    接続され、前記第1の可変容量ダイオードのカソードと
    前記第2の可変容量ダイオードのカソードと電圧制御端
    子とが電気的に接続されていることを特徴とする請求項
    2記載のアンテナ共用器。
  5. 【請求項5】 前記電圧制御可能なインピーダンス素子
    が電界効果型トランジスタであり、前記送信側回路の、
    前記アンテナ端子に最も近く電気的に接続した前記共振
    器に2個直列接続された電界効果型トランジスタのう
    ち、第1の電界効果型トランジスタのソースが前記イン
    ダクタンス及びコンデンサのいずれか一つに電気的に接
    続され、第2の電界効果型トランジスタのソースがグラ
    ンドに電気的に接続され、前記第1及び第2の電界効果
    型トランジスタのドレインが相互に電気的に接続され、
    前記第1及び第2の電界効果型トランジスタのゲートが
    共通の電圧制御端子に電気的に接続されていることを特
    徴とする請求項2記載のアンテナ共用器。
  6. 【請求項6】 前記共振器が誘電体共振器であることを
    特徴とする請求項1ないし請求項5記載のアンテナ共用
    器。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし請求項6記載のアンテナ
    共用器のうちいずれか一つを備えていることを特徴とす
    る通信機装置。
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