JPS6114843B2 - - Google Patents

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JPS6114843B2
JPS6114843B2 JP53029921A JP2992178A JPS6114843B2 JP S6114843 B2 JPS6114843 B2 JP S6114843B2 JP 53029921 A JP53029921 A JP 53029921A JP 2992178 A JP2992178 A JP 2992178A JP S6114843 B2 JPS6114843 B2 JP S6114843B2
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JP
Japan
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floating
filter
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liquid
water
Prior art date
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Expired
Application number
JP53029921A
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English (en)
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JPS54123251A (en
Inventor
Tadashi Aizu
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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Publication of JPS54123251A publication Critical patent/JPS54123251A/ja
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  • Filtration Of Liquid (AREA)
  • Removal Of Floating Material (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は液体の浄化装置に係り、特に液体の移
送を要することなく浮遊物を回収する装置に関す
る。
液体中の浮遊物を、該液体を移送することなく
そのまゝの状態で除去あるいは回収することが必
要な場合がある。
例えば、原子力発電所の炉水の処理が前記に相
当する。
すなわち、原子力発電所の定期点検時には、原
子炉圧力容器の上蓋を取外した後に炉心回りから
の強い放射線を遮へいするため水(炉水)を満
し、しかる後に以下の作業、例えばドライヤの取
外し、原子炉圧力容器のスタツドボルトの取外
し、セパレータに組込まれているシユラウドヘツ
ドボルトのゆるめ、サービスプラツトホームの取
付けおよび取外し、セパレータの移動準備等を実
施する。
しかし、前記炉水面上には、一般に原子炉運転
時に生ずる強い放射能をもつた微細浮遊物が存在
し、透視点検の障害、作業員の被曝危険性、服装
の重装備化、作業時間の制約、養生材のスクラツ
プ増加、作業消化時間の長期化といつた諸々の問
題の原因となつている。
従つて、前記浮遊物の除去が希求されている
が、従来は、原子炉圧力容器内に純水を大量に補
給し、溢流により除去する方法が一般に行なわれ
ている程度である。
しかし、この方法によるときは、浮遊物が溢流
の流路およびドレイン系、サンプタンク、サンプ
ポンプ等の隙間に入つたりあるいは付着したりし
て放射能汚染範囲が向がる上に、一旦汚染が広が
ると洗浄や回収が容易でないといつた重大な欠点
がある。
本発明の目的は、前記した従来技術の欠点をな
くし、汚染範囲を広げることなく液体中の浮遊物
を好適に回収可能な浮遊物回収装置を提供するに
ある。
上記目的を達成するため本発明は、液面付近に
浮かされる装置本体と、該装置本体を浮かせる手
段と、前記装置本体の液面付近に設けられ液面に
浮かぶ浮遊物を取入れる開口と、該開口から装置
本体内に取入れられた浮遊物を別するフイルタ
と、別後の液体を排出するポンプとを備え、前
記フイルタは、メンブレンフイルタを挾む1対の
スクリーンメツシユと該スクリーンメツシユ対を
挾む1対の通水溝層と該通水薄層を挾む1対のサ
ポートプレートにより構成される層を重ねた積層
構造であることを特徴とするものである。
本発明において、被処理液体は、含有微細浮遊
物を該液体を移送することなく除去することが必
要あるいは望ましい液体を広く意味し、例えば原
子力発電所の炉水を好適例として示すことができ
る。
装置自体を液面付近に浮かせる手段は、かゝる
目的を達成可能な限り公知の任意手段でよいが、
具体例として空気等のガスを満した気密浮体を示
し得る。
液面に浮かぶ浮遊物を取入れる開口は、装置本
体を構成する容器の上部(液面レベル)周辺に設
ければよく、また形状、大きさおよび数等の制限
は特にないが、一般に四角形の孔を等間隔に配設
することが望ましい。
取入られた浮遊物を別するフイルタは、本発
明目的が達成可能な限り任意のものでよいが、特
に、メンブレンフイルタを挾む1対のスクリーン
メツシユと該スクリーンメツシユと該スクリーン
メツシユ対を挾む1対の通水薄層と該通水溝層を
挾む1対のサポートプレートとからなる層の積層
体が好ましい。
前記別後の液体を排出するポンプも、本発明
目的の範囲内で公知のものから選択使用すればよ
い。
以下、図面に示す態様例により、本発明をさら
に詳しく説明する。
第1図に示す装置は、空気ホース15により気
密性の調整された気密浮体14、該気密浮体14
により浮遊物含有液体例である炉水面1付近に浮
かされた装置本体あるいは容器2、該容器2の上
部液面レベル周辺に設けた浮遊物取入れのための
複数個の四角形状開口3、前記取入られた浮遊物
を別するための、主軸9(容器中心部に垂直に
配設)の外周に固設したフイルタ押え5により固
定されたフイルタ4、前記浮遊物別後の液を
吸入口6から吸込み、吐出口10、放出管11、
スパージヤ12に設けた放水口13を経て水中
へ戻すための主軸9中に設けたモータ8により駆
動されるポンプ7、より主として構成されてい
る。
なお、図中、16はモータ8のリード線、17
は主軸9の吊り上げ移動用のキヤツプ、18はポ
ンプカバー、19はポンプ調整棒である。
前記構成の装置において、水面1に浮かぶ浮
遊物は、開口3より容器2内に取入れられ、容器
2の内壁とフイルタ4間の空間に溜められた後フ
イルタ4に導びかれ、同伴する炉水から別され
る。
浮遊物過後の炉水は、フイルタ4と主軸9の
外壁間を下降して吸込口6に達し、ポンプ7によ
り吸込まれて吐出口10、放水管11、スパージ
ヤ12に詳けた放水口を経て炉水中へ戻され、以
下このサイクルが繰返される。
なお、全水面の浮遊物を効果的に回収するた
め、前記サイクルの継続中に装置全体を移動させ
ることが望ましい。
本発明をより効果的に実施するためには、第2
図乃至第3図に示すフイルタを使用することが望
ましい。
前記フイルタは、メンブレンフイルタ43A
(以下、アルフアベツトは層の段階を意味し、A
は第1層、Bは第2層を示す)を挾む1対のスク
リーンメツシユ421Aおよび422Aと、該ス
クリーンメツシユ対を挾む1対の、外側より内側
に向けて放射状に展開した複数本の通水溝441
Aおよび442Aを有する通水溝層と、該通水溝
層を挾む1対の外側端と、内側端に互に逆向きの
通水溝堰止用凸体を有する平板状のサポートプレ
ート41Aおよび41B(第1層を兼ねる)とか
らなる層を、所望過面積に応じて積層すること
より主として構成されている。
なお、第1層のサポートプレート41Aの内側
上面には、主軸9の外側に取付けたフイルタ押え
5により支持されており、また上下最外層のサポ
ートプレートにおいては、一方の側端は通水溝堰
止に関係がないので敢て凸体を設ける必要はな
い。
さらに、メイブレンフイルタの孔径は可及的に
細いことが好ましいので、実用上得られつつある
0.1μ程度のものを使用するとよい。
前記構成のフイルタにおいて、開口より本体2
内に取入れられた浮遊物を含む液体は、スクリー
ンメツシユ対を挾む通水溝層対の一方、例えば4
41Aの開口部から流入し、サポートプレート4
1Aの内側端に設けられた堰止め効果により順次
スクリーンメツシユ421A、メインブレンフイ
ルタ43A、スクリーンメツシユ422Aを通過
し、その間に浮遊物は過され、液は通水溝4
42Aを経て主軸9方向に流れ、既述したごとく
ポンプにより外部へ排出される。
かくして、浮遊物の過を好適に実施できる上
に、逆洗浄についても実施可能となる。
前記態様例により、液体中の浮遊物を該液体の
有姿のまゝで回収できること、浮遊物の拡散を防
止できるため、該拡散に基ずく作業員の汚染を軽
減化できること、原子力発電所の定期点検作時に
おける作業時間を短縮できること、フイルタに補
集された浮遊物の処理は、フイルタを一括取外し
た後に汚染物として固体廃棄物処理すればよいの
で極めて簡単であること等の効果が得られる。
以上は主として原子力発電所の炉水処理につい
て説明したが、本発明は勿論これに限定されるも
のではなく、液体中の浮遊物除去を必要とする任
意の液体処理についても同様に適用できることは
云う迄もない。
以上説明した通り、本発明は、汚染範囲を広げ
ることなく液体中の浮遊物を好適に回収できるた
め有用な装置である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置例の縦断面図、第2図は本
発明装置に適用するフイルタ例の部分縦断面図、
第3図は第2図に示すフイルタ例のX−X方向側
面図である。 1……水面、2……装置本体、3……開口、
4……フイルタ、5……フイルタ押え、6……吸
込口、7……ポンプ、8……モータ、9……主
軸、10……吐出口、11……放出管、12……
スパージヤ、13……放水口、14……気密浮
体、15……空気ホース、41A,41B……サ
ポートプレート、421A,422A,421B
……スクリーンメツシユ、43A……メンブレン
フイルタ、441A,442A,441B……通
水溝。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 液面付近に浮かされる装置本体と、該装置本
    体を浮かせる手段と、前記装置本体の液面付近に
    設けられ液面に浮かぶ浮遊物を取入れる開口と、
    該開口から装置本体内に取入れられた浮遊物を
    別するフイルタと、別後の液体を排出するポン
    プとを備え、前記フイルタは、メンブレンフイル
    タを挾む1対のスクリーンメツシユと該スクリー
    ンメツシユ対を挾む1対の通水溝層と該通水溝層
    を挾む1対のサポートプレートにより構成される
    層を重ねた積層構造であることを特徴とする浮遊
    物回収装置。
JP2992178A 1978-03-17 1978-03-17 Floating matter recovery device Granted JPS54123251A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2992178A JPS54123251A (en) 1978-03-17 1978-03-17 Floating matter recovery device

Applications Claiming Priority (1)

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JP2992178A JPS54123251A (en) 1978-03-17 1978-03-17 Floating matter recovery device

Publications (2)

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JPS54123251A JPS54123251A (en) 1979-09-25
JPS6114843B2 true JPS6114843B2 (ja) 1986-04-21

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ID=12289448

Family Applications (1)

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JP2992178A Granted JPS54123251A (en) 1978-03-17 1978-03-17 Floating matter recovery device

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0816719B2 (ja) * 1991-10-22 1996-02-21 原子燃料工業株式会社 スキマ装置
JP5239416B2 (ja) * 2008-03-14 2013-07-17 株式会社Ihi 放射性廃水の循環濾過システム及びそのフィルタ交換方法

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JPS54123251A (en) 1979-09-25

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