JPS6114709B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6114709B2 JPS6114709B2 JP11486876A JP11486876A JPS6114709B2 JP S6114709 B2 JPS6114709 B2 JP S6114709B2 JP 11486876 A JP11486876 A JP 11486876A JP 11486876 A JP11486876 A JP 11486876A JP S6114709 B2 JPS6114709 B2 JP S6114709B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light
- image plane
- transparent plate
- picture tube
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- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 8
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 7
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 7
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 230000002040 relaxant effect Effects 0.000 description 2
- 239000012141 concentrate Substances 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000003292 diminished effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)
- Video Image Reproduction Devices For Color Tv Systems (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はカラーテレビ受像管の映像を迫真性が
あり、然も長時間見ていても疲れないようにでき
る緩和形テレビ表示装置に関する。
あり、然も長時間見ていても疲れないようにでき
る緩和形テレビ表示装置に関する。
第1図は普通に使用されているカラーテレビ受
像機を示し、1はカラー受像管のフエース面で発
光する領域である映像面を示す。カラー受像管は
キヤビネツト2に取り付けられ、映像面1を規定
するように黒色若しくは灰黒色のベズル3が設け
られている。第2図はかかるカラーテレビ受像機
に対して緩和形テレビ表示装置を適用した場合を
示す。第2図で斜視線図示せる部分は緩和光学体
4を示す。緩和光学体4はその一部がカラー受像
管の映像面1の最外周の部分と重なり合う形状の
ものでフレーム5に取り付けられ、このフレーム
5がキヤビネツト2に取り付けられる。かくすれ
ば、映像面1の最外周部の映像が緩和光学体4を
介することにより緩和され、この緩和映像が映像
面1の中心部の映像(主映像と呼ぶ)の周囲を取
り囲むことになる。ここで緩和とは主映像に比し
て低解像度(ぼけた)で、コントラストが悪いこ
とを意味する。
像機を示し、1はカラー受像管のフエース面で発
光する領域である映像面を示す。カラー受像管は
キヤビネツト2に取り付けられ、映像面1を規定
するように黒色若しくは灰黒色のベズル3が設け
られている。第2図はかかるカラーテレビ受像機
に対して緩和形テレビ表示装置を適用した場合を
示す。第2図で斜視線図示せる部分は緩和光学体
4を示す。緩和光学体4はその一部がカラー受像
管の映像面1の最外周の部分と重なり合う形状の
ものでフレーム5に取り付けられ、このフレーム
5がキヤビネツト2に取り付けられる。かくすれ
ば、映像面1の最外周部の映像が緩和光学体4を
介することにより緩和され、この緩和映像が映像
面1の中心部の映像(主映像と呼ぶ)の周囲を取
り囲むことになる。ここで緩和とは主映像に比し
て低解像度(ぼけた)で、コントラストが悪いこ
とを意味する。
上述の緩和形テレビ表示装置によると、主映像
は第1図の普通のカラーテレビ受像機と比較して
鮮明で且つ迫真性をもつて見え、また長時間見て
いても疲れないという効果がある。かかる効果が
生じるのは、下記に列挙する理由によるものと考
えられる。
は第1図の普通のカラーテレビ受像機と比較して
鮮明で且つ迫真性をもつて見え、また長時間見て
いても疲れないという効果がある。かかる効果が
生じるのは、下記に列挙する理由によるものと考
えられる。
(a) 主映像が緩和映像により取り囲まれているの
で、視線が自然に中央部に集中し、主映像に注
意が行き、その結果迫真性が増す。
で、視線が自然に中央部に集中し、主映像に注
意が行き、その結果迫真性が増す。
(b) それに伴つてベズル3で規制されていた映像
面1の寸法が気にならなくなり、画面に自然に
とけ込むことができ、迫真性が増すと共に疲れ
が減少する。
面1の寸法が気にならなくなり、画面に自然に
とけ込むことができ、迫真性が増すと共に疲れ
が減少する。
(c) 不鮮明な緩和映像と無意識のうちに対比させ
ることにより、主映像が鮮明なものと感じられ
る。
ることにより、主映像が鮮明なものと感じられ
る。
(d) 人間の視覚の特性としてマツハ効果及びヘリ
ング効果と称されるものがあり、ベズル3が特
に黒色の場合には、映像面1とベズル3の境界
で輝度が急変するので、この境界で上記の効果
が現れ、ベズル3に沿う部分が実際以上に明る
く感じられるように、明暗が強調されて知覚さ
れる。従つてベズル3に沿う周辺部は見難いも
のとなり、長時間見ていると疲れる。緩和映像
はこのような効果を除去しているので、長時間
見ていても疲れないのである。
ング効果と称されるものがあり、ベズル3が特
に黒色の場合には、映像面1とベズル3の境界
で輝度が急変するので、この境界で上記の効果
が現れ、ベズル3に沿う部分が実際以上に明る
く感じられるように、明暗が強調されて知覚さ
れる。従つてベズル3に沿う周辺部は見難いも
のとなり、長時間見ていると疲れる。緩和映像
はこのような効果を除去しているので、長時間
見ていても疲れないのである。
第3図は上述の緩和形テレビ表示装置の平面図
であり、緩和光学体4としてフレネルレンズ6及
び透過形散乱板7を直列に配したものである。こ
の場合、カラー受像管8のフエース面9とフレネ
ルレンズ6及び透過形散乱板7は緩和映像を得る
ために所定の間隙をおいて配されている。カラー
受像管8の映像面1を形成する発光部10はフエ
ース面9の全面に亘るものではないから、実線で
示すように観視点P1の位置ではフエース面9の黒
色の非発光部が見えなくても、これよりカラー受
像管8に近い位置に観視点P2或いは側方、斜方の
観視点においては非発光部が見えてしまい、主映
像が黒く縁どりされたものとなり、上述のような
緩和形テレビ表示装置のもつ効果が減殺されてし
まい、従つて観視域が狭いという問題点があつ
た。
であり、緩和光学体4としてフレネルレンズ6及
び透過形散乱板7を直列に配したものである。こ
の場合、カラー受像管8のフエース面9とフレネ
ルレンズ6及び透過形散乱板7は緩和映像を得る
ために所定の間隙をおいて配されている。カラー
受像管8の映像面1を形成する発光部10はフエ
ース面9の全面に亘るものではないから、実線で
示すように観視点P1の位置ではフエース面9の黒
色の非発光部が見えなくても、これよりカラー受
像管8に近い位置に観視点P2或いは側方、斜方の
観視点においては非発光部が見えてしまい、主映
像が黒く縁どりされたものとなり、上述のような
緩和形テレビ表示装置のもつ効果が減殺されてし
まい、従つて観視域が狭いという問題点があつ
た。
本発明はかかる問題点を解決せんとするもので
ある。
ある。
第4図は本発明の一実施例の一部拡大断面図で
ある。本例では、緩和光学体を構成するフレネル
レンズ6及び透過形散乱板7の映像面(フエース
面9)の中心側の一方の端面とフエース面9の間
に透明板11をかけわたすようにしたものであ
る。この場合、フエース面9と垂直に透明板11
がかけわたされるようにしても良いが、本例では
図示のようにフレネルレンズ6及び透過形散乱板
7の端面からやや内方に傾斜するように透明板1
1を設ける。更にフレネルレンズ6及び透過形散
乱板7の他方の端面とカラー受像管8の間に平面
鏡12が設けられる。
ある。本例では、緩和光学体を構成するフレネル
レンズ6及び透過形散乱板7の映像面(フエース
面9)の中心側の一方の端面とフエース面9の間
に透明板11をかけわたすようにしたものであ
る。この場合、フエース面9と垂直に透明板11
がかけわたされるようにしても良いが、本例では
図示のようにフレネルレンズ6及び透過形散乱板
7の端面からやや内方に傾斜するように透明板1
1を設ける。更にフレネルレンズ6及び透過形散
乱板7の他方の端面とカラー受像管8の間に平面
鏡12が設けられる。
かかる構成によると透明板11で発光部10よ
りの一部の光が反射され、この反射光により黒色
の非発光部が見えなくなり、従つて観視域を広げ
ることができるのである。また透明板11を通じ
て主映像、周辺部映像の他の一部の光がフレネル
レンズ6及び透過形散乱板7に供給されるので、
緩和映像を形成することができる。また平面鏡1
2によりカラー受像管8の側面光、フレネルレン
ズ6の裏面からの反射光等が反射されることによ
り周辺光を有効に利用することができる。
りの一部の光が反射され、この反射光により黒色
の非発光部が見えなくなり、従つて観視域を広げ
ることができるのである。また透明板11を通じ
て主映像、周辺部映像の他の一部の光がフレネル
レンズ6及び透過形散乱板7に供給されるので、
緩和映像を形成することができる。また平面鏡1
2によりカラー受像管8の側面光、フレネルレン
ズ6の裏面からの反射光等が反射されることによ
り周辺光を有効に利用することができる。
一般に透明物体表面での反射率は入射角をψ、
屈折角をχとすると、 ρp2=tan2(ψ−χ)/tan2(ψ+χ
) ρs2=sin2(ψ−χ)/sin2(ψ+χ
) となる。但し、上式でρpは入射面に平行な直線
偏光の反射率であり、ρsは入射面に垂直な直線
偏光の反射率である。第5図は入射角ψに対する
反射率ρp,ρsの変化を示すものである。そし
て自然孔の場合では、平均反射率(ρ=1/2(ρ
p+ρs))となる。そして、フエース面9の非
発光部による黒色の縁どりを打ち消すうえで有効
な透明板11の反射率は(100%〜30%)であ
り、入射角ψで(90゜〜78゜)である。従つて透
明板11が実施例とは異なりフエース面9と垂直
に設けられていれば、透明板11に対する入射角
が78゜となる位置まで観視点を広げることが可能
である。また、上述の実施例の構成では、透明板
11を設けないときで非発光部の縁取りが現れな
いような視線13に対して、透明板11を設ける
ことによりθだけ拡大された視線14でも非発光
部の縁取りが現れないようにできる。また透明板
11によりフレネルレンズ6及び透過形散乱板7
を支持補強することもできる利点がある。
屈折角をχとすると、 ρp2=tan2(ψ−χ)/tan2(ψ+χ
) ρs2=sin2(ψ−χ)/sin2(ψ+χ
) となる。但し、上式でρpは入射面に平行な直線
偏光の反射率であり、ρsは入射面に垂直な直線
偏光の反射率である。第5図は入射角ψに対する
反射率ρp,ρsの変化を示すものである。そし
て自然孔の場合では、平均反射率(ρ=1/2(ρ
p+ρs))となる。そして、フエース面9の非
発光部による黒色の縁どりを打ち消すうえで有効
な透明板11の反射率は(100%〜30%)であ
り、入射角ψで(90゜〜78゜)である。従つて透
明板11が実施例とは異なりフエース面9と垂直
に設けられていれば、透明板11に対する入射角
が78゜となる位置まで観視点を広げることが可能
である。また、上述の実施例の構成では、透明板
11を設けないときで非発光部の縁取りが現れな
いような視線13に対して、透明板11を設ける
ことによりθだけ拡大された視線14でも非発光
部の縁取りが現れないようにできる。また透明板
11によりフレネルレンズ6及び透過形散乱板7
を支持補強することもできる利点がある。
勿論、本発明は冒頭に述べたように、主画像が
迫真性をもつて見え、また長時間見ていても疲れ
ず、更に光学的に実現するので従来のカラーテレ
ビ受像機の電気回路系を変更しないですむ等の効
果が奏するものである。
迫真性をもつて見え、また長時間見ていても疲れ
ず、更に光学的に実現するので従来のカラーテレ
ビ受像機の電気回路系を変更しないですむ等の効
果が奏するものである。
なお、緩和光学体4としては上述実施例に限ら
ず、複数枚のフレネルレンズ6を直列に配したも
の、レンチキユラーレンズを用いたもの、フライ
アイレンズを使用したものなど種々の構成をとり
うる。また透明板11の反射面を散乱面としても
良い。
ず、複数枚のフレネルレンズ6を直列に配したも
の、レンチキユラーレンズを用いたもの、フライ
アイレンズを使用したものなど種々の構成をとり
うる。また透明板11の反射面を散乱面としても
良い。
第1図はカラーテレビ受像機の正面図、第2図
及び第3図は緩和形テレビ表示装置の正面図及び
略線的平面図、第4図は本発明の一実施例の一部
拡大断面図、第5図はその説明に用いる線図であ
る。 1は映像面、4は緩和光学体、8はカラー受像
管、9はフエース面、10は発光部、11は透明
板である。
及び第3図は緩和形テレビ表示装置の正面図及び
略線的平面図、第4図は本発明の一実施例の一部
拡大断面図、第5図はその説明に用いる線図であ
る。 1は映像面、4は緩和光学体、8はカラー受像
管、9はフエース面、10は発光部、11は透明
板である。
Claims (1)
- 1 その一部がカラー受像管の映像面の最外周部
と重なり合う形状の光透過形散乱板を上記映像面
の前方に所定の間隔をおいて配置し、上記光透過
形散乱板にて解像度の低下された緩和映像部を形
成し、上記光透過形散乱板の上記映像面の中心側
の端部と上記カラー受像管のフエース面との間に
透明板をかけわたし、該透明板で上記映像面の一
部の光を反射又は散乱させることにより上記カラ
ー受像管の非発光部が観視されるのを防止すると
と共に上記透明板を通過して上記映像面の他の一
部の光を上記光透過形散乱板に導くようにしたこ
とを特徴とする緩和形テレビ表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11486876A JPS5339826A (en) | 1976-09-24 | 1976-09-24 | Transition type television display unit |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11486876A JPS5339826A (en) | 1976-09-24 | 1976-09-24 | Transition type television display unit |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5339826A JPS5339826A (en) | 1978-04-12 |
JPS6114709B2 true JPS6114709B2 (ja) | 1986-04-19 |
Family
ID=14648691
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11486876A Granted JPS5339826A (en) | 1976-09-24 | 1976-09-24 | Transition type television display unit |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5339826A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57160056U (ja) * | 1981-04-03 | 1982-10-07 | ||
US20070258015A1 (en) * | 2004-06-30 | 2007-11-08 | Koninklijke Philips Electronics, N.V. | Passive diffuser frame system for ambient lighting using a video display unit as light source |
-
1976
- 1976-09-24 JP JP11486876A patent/JPS5339826A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5339826A (en) | 1978-04-12 |
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