JPS61146890A - 皮革染色物の堅ろう度増進法 - Google Patents
皮革染色物の堅ろう度増進法Info
- Publication number
- JPS61146890A JPS61146890A JP59263011A JP26301184A JPS61146890A JP S61146890 A JPS61146890 A JP S61146890A JP 59263011 A JP59263011 A JP 59263011A JP 26301184 A JP26301184 A JP 26301184A JP S61146890 A JPS61146890 A JP S61146890A
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- dyed
- leather
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明はクロムなめし忙よる皮革を塩基性染料またはカ
チオン染料で染色した染色物の堅ろう度増進法忙関する
。
チオン染料で染色した染色物の堅ろう度増進法忙関する
。
(従来の技術)
皮革のなめしには、クロムなめし、植物タンニンによる
再なめし、植物タンニンなめしのクロムによる再なめし
、植物タンニンなめしのクロムによる再なめし、および
油なめしなどがあるが、特にクロムなめし皮革は、物理
的、化学的諸条件に耐える性能を有するため、皮革なめ
しの約80%を占めるといわれている。このような各種
のなめし方法でなめされた皮革の染色には直接染料、酸
性染料、反応性染料、塩基性染料、酸性媒染染料、金属
錯塩染料、硫化染料、油溶性染料およびアルコール可溶
性染料などが使用されている。しかし、なめしの主流を
占めるクロムなめしによる皮革は、塩基性染料またはカ
チオン染料単独ではほとんど汚染程度にしか染色するこ
とができない。このため、クロムなめし皮革を塩基性染
料またはカチオン染料で濃色に染色するには、植物タン
ニンによる再なめし皮革を使用するか、あるいは直接染
料、または酸性染料で先に染色したのちさら忙塩基性染
料またはカチオン染料で染色する方法、いわゆる上掛は
染色法が採られている。クロムなめし皮革の植物タンニ
ンなめしによる再なめし皮革を便用したほとんどの塩基
性染料またはカチオン染料による染色皮革は1日光にば
く露すると暗色忙変色する傾向にあり、この種の染料の
特徴とする鮮明な色相を失う欠点がある。また直接染料
、または酸性染料で先に染色した後、さらに塩基性染料
、またはカチオン染料で染色するような二段処理を、1
2個の炭素原子を有する高級アルコール硫酸エステル塩
と塩基性染料またはカチオン染料との複合染料による一
浴法に改良した染色方法が提案されている(特公昭50
−2660号公報)。
再なめし、植物タンニンなめしのクロムによる再なめし
、植物タンニンなめしのクロムによる再なめし、および
油なめしなどがあるが、特にクロムなめし皮革は、物理
的、化学的諸条件に耐える性能を有するため、皮革なめ
しの約80%を占めるといわれている。このような各種
のなめし方法でなめされた皮革の染色には直接染料、酸
性染料、反応性染料、塩基性染料、酸性媒染染料、金属
錯塩染料、硫化染料、油溶性染料およびアルコール可溶
性染料などが使用されている。しかし、なめしの主流を
占めるクロムなめしによる皮革は、塩基性染料またはカ
チオン染料単独ではほとんど汚染程度にしか染色するこ
とができない。このため、クロムなめし皮革を塩基性染
料またはカチオン染料で濃色に染色するには、植物タン
ニンによる再なめし皮革を使用するか、あるいは直接染
料、または酸性染料で先に染色したのちさら忙塩基性染
料またはカチオン染料で染色する方法、いわゆる上掛は
染色法が採られている。クロムなめし皮革の植物タンニ
ンなめしによる再なめし皮革を便用したほとんどの塩基
性染料またはカチオン染料による染色皮革は1日光にば
く露すると暗色忙変色する傾向にあり、この種の染料の
特徴とする鮮明な色相を失う欠点がある。また直接染料
、または酸性染料で先に染色した後、さらに塩基性染料
、またはカチオン染料で染色するような二段処理を、1
2個の炭素原子を有する高級アルコール硫酸エステル塩
と塩基性染料またはカチオン染料との複合染料による一
浴法に改良した染色方法が提案されている(特公昭50
−2660号公報)。
(発明が解決しようとする問題点)
この一浴染色法による染色皮革は、日光のばくjlKよ
る変色は改善されるが、耐光堅ろう度は、充分といい難
い欠点があった。
る変色は改善されるが、耐光堅ろう度は、充分といい難
い欠点があった。
本発明者らは、上記のような塩基性染料またはカチオン
染料を使用した染色皮革は耐光堅ろう度が弱いという欠
点を改善するために、種々検討を重ねた結果、クロムな
めし皮革を高級アルコール硫酸エステル塩と塩基性染料
またはカチオン染料を用いて染色した後、多価フェノー
ルにオン性縮合物で処理することにより、処理による変
色を与えることなく鮮明な色相を維持し、耐光堅ろう度
が向上することを見い出した。
染料を使用した染色皮革は耐光堅ろう度が弱いという欠
点を改善するために、種々検討を重ねた結果、クロムな
めし皮革を高級アルコール硫酸エステル塩と塩基性染料
またはカチオン染料を用いて染色した後、多価フェノー
ルにオン性縮合物で処理することにより、処理による変
色を与えることなく鮮明な色相を維持し、耐光堅ろう度
が向上することを見い出した。
(問題点を解決するための手段)
即ち、本発明は、塩基性染料またはカチオン染料による
皮革染色物を、ビスフェノールスルホンまたはその誘導
体と芳香族スルホン酸または芳香族カルボン酸とをホル
マりン共存下で加熱して得られる多価フェノールアニオ
シ性縮合物で処理することを特徴とする、皮革染色物の
耐光堅ろう度増進法である。
皮革染色物を、ビスフェノールスルホンまたはその誘導
体と芳香族スルホン酸または芳香族カルボン酸とをホル
マりン共存下で加熱して得られる多価フェノールアニオ
シ性縮合物で処理することを特徴とする、皮革染色物の
耐光堅ろう度増進法である。
本発明に適用できる皮革は、クロムなめしであればどの
ような皮革でも良く、例えば、牡牛、中手、子牛、水牛
、馬、山羊、羊、豚、鹿、カンガル−1水棲動物、はち
ゆう類などの皮革が挙げられる。
ような皮革でも良く、例えば、牡牛、中手、子牛、水牛
、馬、山羊、羊、豚、鹿、カンガル−1水棲動物、はち
ゆう類などの皮革が挙げられる。
また、本発明の方法による皮革の染色Km用できる染料
は、カチオン基を有する染料であって、その化学構造は
、たとえば、インFレニウム項、ピラゾリウム環、イば
ダゾリクム環、トリ1ゾリウム環、オキシジアゾリウム
環、チ1ジアゾリクム環、オキサシリウム環、チアゾリ
ウム環、ビリジニクム環、ピリミジニウム環、またはビ
ラジニクム環を含有するメチン系およびアゾメチン系染
料あるいはジフェニルメタン系、トリフェニルメタン系
、オキサジシ系、チアジン系、キサンチン系などく属す
る染料あるいは複素環式1ゾ系、1ントラキノン系染料
および、いわゆる絶縁型と称される外部にオニウム塩を
持つ1リールアゾ系染料などであり、特にオキサジン系
染料が好適である。
は、カチオン基を有する染料であって、その化学構造は
、たとえば、インFレニウム項、ピラゾリウム環、イば
ダゾリクム環、トリ1ゾリウム環、オキシジアゾリウム
環、チ1ジアゾリクム環、オキサシリウム環、チアゾリ
ウム環、ビリジニクム環、ピリミジニウム環、またはビ
ラジニクム環を含有するメチン系およびアゾメチン系染
料あるいはジフェニルメタン系、トリフェニルメタン系
、オキサジシ系、チアジン系、キサンチン系などく属す
る染料あるいは複素環式1ゾ系、1ントラキノン系染料
および、いわゆる絶縁型と称される外部にオニウム塩を
持つ1リールアゾ系染料などであり、特にオキサジン系
染料が好適である。
また、本発明で使用する多価フェノールアニオン性縮金
物とは、酸性において、水溶性であり、ビスフェノール
スルホンまたはその誘導体と芳香族スルホン酸または芳
香族カルボン酸とをホルマリンの共存下、酸性で加熱し
て重縮合して得られるものであり、例えば、次のように
して製造される。
物とは、酸性において、水溶性であり、ビスフェノール
スルホンまたはその誘導体と芳香族スルホン酸または芳
香族カルボン酸とをホルマリンの共存下、酸性で加熱し
て重縮合して得られるものであり、例えば、次のように
して製造される。
ビスフェノールスルホン159Fを60%β−ナフタレ
ンスルホン酸220tに加えて均質とし、これに濃硫酸
tO1を添加し37%ホルマリン51Fを徐々に加えた
後、105〜115℃で2時間反応させた。これを中和
後、無水硫酸ナトリウムの飽和溶液を加えて塩析し、乾
燥させた。
ンスルホン酸220tに加えて均質とし、これに濃硫酸
tO1を添加し37%ホルマリン51Fを徐々に加えた
後、105〜115℃で2時間反応させた。これを中和
後、無水硫酸ナトリウムの飽和溶液を加えて塩析し、乾
燥させた。
本発明においては、例えばクロムなめし豚皮なカチオン
染料を用い【染色したのち、さらに、この多価フェノー
ルにオン性縮合物を染色皮革に対して、a、5N5重量
%濃度、室温から約80℃の温度範囲で、数分ないし約
60分間処理し、充分に水洗し乾燥するととくよって、
耐光堅ろう度の増進が達成される。
染料を用い【染色したのち、さらに、この多価フェノー
ルにオン性縮合物を染色皮革に対して、a、5N5重量
%濃度、室温から約80℃の温度範囲で、数分ないし約
60分間処理し、充分に水洗し乾燥するととくよって、
耐光堅ろう度の増進が達成される。
(実施例)
以下、本発明を実施例により詳細に説明するが、%は重
量パーセントを意味する。
量パーセントを意味する。
実施例1
中和処理されたクロムなめし豚皮な次の組成浴および条
件で染色した。
件で染色した。
アイゼンカチロンブルー30LHα5%(保土谷化学工
業■製品) 酢酸 2.0%酢酸ナト
リウム tO%浴比
1:3染色温度60℃、染色時間3
0分 この上うにして染色された皮革は、プaンズ現象がなく
、かつ均一に染色され、殊に酸性染料または直接染料で
は得られない鮮明な色相が得られる。
業■製品) 酢酸 2.0%酢酸ナト
リウム tO%浴比
1:3染色温度60℃、染色時間3
0分 この上うにして染色された皮革は、プaンズ現象がなく
、かつ均一に染色され、殊に酸性染料または直接染料で
は得られない鮮明な色相が得られる。
この染色物に以下の条件で染色物の墜ろう度増進のため
の処理を行った。
の処理を行った。
111ffi(Z)多価フェノールアニオン 2%性締
縮金 物比 1:3処NWA度 6
0℃ 処理時間 30分この処理を行なった染色物と
行なわなかった染色物の耐光竪ろう度試験なJI8−L
−0842により行ったところ、この処理を行なわなか
った染色物は1級に対し、本発明のこの処理を行った染
色物は2級であった。
縮金 物比 1:3処NWA度 6
0℃ 処理時間 30分この処理を行なった染色物と
行なわなかった染色物の耐光竪ろう度試験なJI8−L
−0842により行ったところ、この処理を行なわなか
った染色物は1級に対し、本発明のこの処理を行った染
色物は2級であった。
実施例2
実施例1に於けるカチオン染料を、
に代えた以外は、実施例1と同様に行った。
本発明の堅ろう度増進処理を行なわなかった染色物の耐
光堅ろう度は1級であったが、この処理を行ったところ
、耐光竪ろう度は2級であった。
光堅ろう度は1級であったが、この処理を行ったところ
、耐光竪ろう度は2級であった。
実施例3
実施例1で用いたアイゼンカチロンプル−50LHを、
アストラフロキシシFFコンク、(L2%に代えた以外
は、実施例1と同様に行った。本発明の堅ろう度増進処
理を行なわなかった染色物の耐光堅ろう度は2級であっ
たが、この処理を行ったところ3級に向上した。
アストラフロキシシFFコンク、(L2%に代えた以外
は、実施例1と同様に行った。本発明の堅ろう度増進処
理を行なわなかった染色物の耐光堅ろう度は2級であっ
たが、この処理を行ったところ3級に向上した。
保土谷化学工業株式会社
(ほか 1名)
Claims (1)
- 塩基性染料またはカチオン染料による皮革染色物を、ビ
スフェノールスルホンまたはその誘導体と芳香族スルホ
ン酸または芳香族カルボン酸とをホルマリン共存下で加
熱して得られる縮合物で処理することを特徴とする、皮
革染色物の堅ろう度増進法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59263011A JPS61146890A (ja) | 1984-12-14 | 1984-12-14 | 皮革染色物の堅ろう度増進法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59263011A JPS61146890A (ja) | 1984-12-14 | 1984-12-14 | 皮革染色物の堅ろう度増進法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61146890A true JPS61146890A (ja) | 1986-07-04 |
Family
ID=17383646
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59263011A Pending JPS61146890A (ja) | 1984-12-14 | 1984-12-14 | 皮革染色物の堅ろう度増進法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61146890A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018101016A1 (ja) * | 2016-11-30 | 2018-06-07 | 株式会社クラレ | 染色された皮革様シート及び繊維構造体 |
-
1984
- 1984-12-14 JP JP59263011A patent/JPS61146890A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018101016A1 (ja) * | 2016-11-30 | 2018-06-07 | 株式会社クラレ | 染色された皮革様シート及び繊維構造体 |
US11339531B2 (en) | 2016-11-30 | 2022-05-24 | Kuraray Co., Ltd. | Dyed leather-like sheet and fiber structure |
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