JPS61146750A - 石膏ボ−ドの製造方法 - Google Patents
石膏ボ−ドの製造方法Info
- Publication number
- JPS61146750A JPS61146750A JP26883684A JP26883684A JPS61146750A JP S61146750 A JPS61146750 A JP S61146750A JP 26883684 A JP26883684 A JP 26883684A JP 26883684 A JP26883684 A JP 26883684A JP S61146750 A JPS61146750 A JP S61146750A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gypsum
- gypsum board
- board
- calcined
- phosphoric acid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B28/00—Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements
- C04B28/14—Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements containing calcium sulfate cements
- C04B28/142—Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements containing calcium sulfate cements containing synthetic or waste calcium sulfate cements
- C04B28/143—Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements containing calcium sulfate cements containing synthetic or waste calcium sulfate cements the synthetic calcium sulfate being phosphogypsum
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Ceramic Engineering (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Inorganic Chemistry (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この発明は石膏ボードの製造方法に関し、特にその使用
原料としてリン酸を多量に含む劣質なリン酸を出発原料
としても、尚良好な石膏ボードの製造を可能にしたその
製造方法である。
原料としてリン酸を多量に含む劣質なリン酸を出発原料
としても、尚良好な石膏ボードの製造を可能にしたその
製造方法である。
(従来の技術)
石膏ボードの原料として、湿式リン酸製造法で得られた
副生リン酸石膏を用いることは従来から公知であった。
副生リン酸石膏を用いることは従来から公知であった。
しかしながら、かかる副生リン酸石膏で石膏ボードを製
造しようとすると、石膏コアとボード原紙との接着が困
難で良好な石膏ボードは得られなかった。特に、リン酸
分を多量に含有している場合は製造が不可能なこともあ
った。
造しようとすると、石膏コアとボード原紙との接着が困
難で良好な石膏ボードは得られなかった。特に、リン酸
分を多量に含有している場合は製造が不可能なこともあ
った。
また、仮焼して得た焼石膏の凝結が著しく遅く、工業的
に大−生産することが困難であった、といった問題点も
存在していた。この主な原因は、石膏結晶の内外部に付
着したり内包したり、あるいは固溶されているリン酸分
およびリン酸塩がボード成形工程で混練水の中に溶出し
、これがボード原紙/石膏コア間の接着性を著しく劣化
させているものと考えられている。従って、副生リン酸
石膏を石膏ボードの原料として用いるには、出来るだけ
良質のリン酸石膏を選択したうえで、更にこれに何らか
の改質を施す必要があった。以前から最も1通に行われ
ている改質策としては、水洗。
に大−生産することが困難であった、といった問題点も
存在していた。この主な原因は、石膏結晶の内外部に付
着したり内包したり、あるいは固溶されているリン酸分
およびリン酸塩がボード成形工程で混練水の中に溶出し
、これがボード原紙/石膏コア間の接着性を著しく劣化
させているものと考えられている。従って、副生リン酸
石膏を石膏ボードの原料として用いるには、出来るだけ
良質のリン酸石膏を選択したうえで、更にこれに何らか
の改質を施す必要があった。以前から最も1通に行われ
ている改質策としては、水洗。
濃過して出来るだけリン酸分を取除き、更に残留してい
るリン酸分をアルカリ物質を用いて中和してこれを仮焼
して得られた焼石膏を用いる方法である。
るリン酸分をアルカリ物質を用いて中和してこれを仮焼
して得られた焼石膏を用いる方法である。
しかし、このような方法は水洗、濃過脱水に過大な設備
を必要とするばかりか、これによってもリン酸又はリン
酸塩は石膏粒子の表面に付着しているものしか除去また
は中和されず、石膏の結晶中に内包されているリン酸塩
の除去、中和には全く効果がなった。ざらに、多量のリ
ン酸分を含む石膏を中和するには当然に多量の石灰を添
加しなければならないが、そうするとリン酸分との中和
反応が完結しないことも生じ、ここに残留石灰が包含さ
れることになり、石膏ボード原料としては著しく劣悪の
ものとなってしまうおそれがあった。
を必要とするばかりか、これによってもリン酸又はリン
酸塩は石膏粒子の表面に付着しているものしか除去また
は中和されず、石膏の結晶中に内包されているリン酸塩
の除去、中和には全く効果がなった。ざらに、多量のリ
ン酸分を含む石膏を中和するには当然に多量の石灰を添
加しなければならないが、そうするとリン酸分との中和
反応が完結しないことも生じ、ここに残留石灰が包含さ
れることになり、石膏ボード原料としては著しく劣悪の
ものとなってしまうおそれがあった。
尤も、リン酸石膏そのものの改質方法については以前か
らいくつかの提案がなされている。これを示せば、特公
昭33−5544号、特公昭38−3918号、特公昭
51−44518号がある。
らいくつかの提案がなされている。これを示せば、特公
昭33−5544号、特公昭38−3918号、特公昭
51−44518号がある。
しかしながら、これらの技術はセメント凝結抑制剤とし
てのリン酸石膏を、アルカリ物質を添加して改質する技
術であり、石膏ボード製造のための石膏改質には全く役
に立つものではなかった。即ち、リン酸石膏を改質して
そのpHを7以上としたのみでは、石膏とボード原紙と
の接着性は極端に急く、これによっては到底良好な石膏
ボードを得ることは出来なかった。また、この石膏は一
般に水和が著しく遅延するため、通常5分以内といった
石膏ボード用の焼石膏としては使用出来なかった。
てのリン酸石膏を、アルカリ物質を添加して改質する技
術であり、石膏ボード製造のための石膏改質には全く役
に立つものではなかった。即ち、リン酸石膏を改質して
そのpHを7以上としたのみでは、石膏とボード原紙と
の接着性は極端に急く、これによっては到底良好な石膏
ボードを得ることは出来なかった。また、この石膏は一
般に水和が著しく遅延するため、通常5分以内といった
石膏ボード用の焼石膏としては使用出来なかった。
以上のように、石膏結晶の内外部に付着内包。
あるいは固溶した多量のリン酸またはリン酸塩をボード
成形前に充分に不活性化することの技術はいまだ確立さ
れておらず、従ってこれを石膏ボード用原料として改良
する方法は知られていなかった。
成形前に充分に不活性化することの技術はいまだ確立さ
れておらず、従ってこれを石膏ボード用原料として改良
する方法は知られていなかった。
(発明が解決しようとする問題点)
この発明は、従来のかかる点に鑑みてリン酸分を比較的
多く含むリン酸石膏、あるいはリン酸分を多量に含む故
に石膏ボード用原料としては不適な劣質なリン酸石膏を
、特別な設備を用ることなく9鵬の添加剤を加えるだけ
で改質し、かつ硬化時間を短時間とするとともに、ボー
ド原紙/石青コア閤の接着強度を大巾に上昇しようとす
るものである。
多く含むリン酸石膏、あるいはリン酸分を多量に含む故
に石膏ボード用原料としては不適な劣質なリン酸石膏を
、特別な設備を用ることなく9鵬の添加剤を加えるだけ
で改質し、かつ硬化時間を短時間とするとともに、ボー
ド原紙/石青コア閤の接着強度を大巾に上昇しようとす
るものである。
(問題点を解決するための手段)
この発明は、石膏ボードの製造に当り、使用原料のリン
酸石膏にアルカリ性カルシウム塩を添加混合してから乾
燥、仮焼しそのpHが6.5〜11.0の範囲の焼石膏
とし、次にこの焼石膏を水及び各種添加剤とともにal
Lでスラリーを調整する際にこれに@酸アルミニウム、
硫酸アンモニウム。
酸石膏にアルカリ性カルシウム塩を添加混合してから乾
燥、仮焼しそのpHが6.5〜11.0の範囲の焼石膏
とし、次にこの焼石膏を水及び各種添加剤とともにal
Lでスラリーを調整する際にこれに@酸アルミニウム、
硫酸アンモニウム。
1i[酸11%、 R” R”(504) ・12H
20’/:t;b −JSt式で示される明ばん(但し
、R1がNaであるものを除く)から選ばれる1種また
は2種以上の酸性wa!塩を加えてそのpHを3.0〜
6.0に調整し、しかるのちこれを常法によって混線、
押出してその両面に石膏ボード原紙を圧着することを特
徴とする石膏ボードの製造方法である。以下に、この発
明を更に説明する。
20’/:t;b −JSt式で示される明ばん(但し
、R1がNaであるものを除く)から選ばれる1種また
は2種以上の酸性wa!塩を加えてそのpHを3.0〜
6.0に調整し、しかるのちこれを常法によって混線、
押出してその両面に石膏ボード原紙を圧着することを特
徴とする石膏ボードの製造方法である。以下に、この発
明を更に説明する。
この発明に使用されるリン酸石膏は、三水石膏であれば
その種類をは問わない。無水石膏または半水石膏は、い
ったんこれを水和して三水石膏に転化させて使用出来る
。その原料形状が塊状または粒状の場合は、これを粉砕
して適度の粉末度、例えば50メツシユふるい通過程度
まで粉砕する必要がある。三水石膏の中には、通常リン
酸分の外にフッ素、ナトリウム、ケイ酸、有機物などの
不純物が含まれており、これらを除去するために水洗ま
たはスイヒを行なってもよいが、この発明では必ずしも
必要としない。次に、このリン酸石膏にアルカリ性カル
シウム塩を添加、混合して乾燥、仮焼するが、この場合
最終的に得られる焼石膏のpHが6.5以上11.0以
下となるようにする。
その種類をは問わない。無水石膏または半水石膏は、い
ったんこれを水和して三水石膏に転化させて使用出来る
。その原料形状が塊状または粒状の場合は、これを粉砕
して適度の粉末度、例えば50メツシユふるい通過程度
まで粉砕する必要がある。三水石膏の中には、通常リン
酸分の外にフッ素、ナトリウム、ケイ酸、有機物などの
不純物が含まれており、これらを除去するために水洗ま
たはスイヒを行なってもよいが、この発明では必ずしも
必要としない。次に、このリン酸石膏にアルカリ性カル
シウム塩を添加、混合して乾燥、仮焼するが、この場合
最終的に得られる焼石膏のpHが6.5以上11.0以
下となるようにする。
pHが6.5未満の場合は、焼石膏を得るまでの工程で
含まれているリン酸分とアルカリ性カルシウム塩との反
応が不充分となり、またpHが11.0を超えるとアル
カリ性カルシウム塩および再中和剤の所要量が多くなっ
てコスト高となる。さらに、石膏の凝結も遅くなって石
膏のボードの生産性も悪くなる。この発明に用いられる
アルカリ性カルシウム塩としては、通常Cab、Ca
(OH)2 。
含まれているリン酸分とアルカリ性カルシウム塩との反
応が不充分となり、またpHが11.0を超えるとアル
カリ性カルシウム塩および再中和剤の所要量が多くなっ
てコスト高となる。さらに、石膏の凝結も遅くなって石
膏のボードの生産性も悪くなる。この発明に用いられる
アルカリ性カルシウム塩としては、通常Cab、Ca
(OH)2 。
CaCO3である。アルカリ物質の添加は、リン酸石膏
中のリン酸分の固定化(水に対する固定化)が主な目的
であり、この点がらするとアルカリ金属は適当でない。
中のリン酸分の固定化(水に対する固定化)が主な目的
であり、この点がらするとアルカリ金属は適当でない。
石膏ボードはNa”、〜l o +4゜C2−の塩類が
存在すると、石膏ボードの吸湿劣化が1しくなり、石膏
ボード原紙/石膏コア間の接着不良の原因となることが
明らかとなっている。
存在すると、石膏ボードの吸湿劣化が1しくなり、石膏
ボード原紙/石膏コア間の接着不良の原因となることが
明らかとなっている。
こうしたことからアルカリ性物質はカルシウム塩である
ことが必要である。アルカリ性カルシウム塩の添加は、
リン酸二水石前の仮焼が完結する前であればどの時点で
もよいが、乾燥および仮焼装置に入る前で、リン酸石膏
に付着水分が存在している状態の段階がのぞましい。こ
の石膏は、その後通常の方法で仮焼されて焼石膏を得る
。lJられた焼石膏は、必要に応じ粉砕して使用される
が、通常はブレーン比表面積値で3000〜8000C
j / Qに粒度調整される。この焼石膏は、次に水そ
の他の添加剤例えばスターチ、起泡などとともにミキサ
ーに入れて混練されるが、その際に酸性硫酸塩類を添加
してこのスラリーのpHを3.0〜6.0の範囲、好ま
しくくは4.0〜5.5の間に調整する。しかしながら
、硫酸ナトリウム、硫酸マグネシウムは、吸湿性物質の
ため、例えば0.01%程度の少量添加でも接着性を著
しく悪くするので使用出来ない。なお硫酸カリウムは、
後にのべるように凝結促進剤としては効果大であるが、
単独添加では石膏改質に対して有効ではない。この酸性
硫m虐の添加は、通常水溶液の形で添加し、添加の時期
は石膏が水およびその他の添加剤と混合される際または
それ以前に行なう。酸性硫酸塩を添加した後の石膏を主
成分としたスラリーがp )(6,0を越すと、ボード
原紙/石膏コア間の接着が劣化し、またEi膏の凝結が
遅延する。またpHが3.0未満ではボード原紙が酸性
となって劣化し、これまたボード原紙/石膏コアの接着
性が劣化する。pHの更に好ましい範囲は、4.0〜5
.5である。ここに用いられる酸性硫酸塩類としては、
硫酸アルミニウム、1ilillアンモニウム、硫酸鉄
、一般式%式% (計 がNaであるものを除く)である。本発明におい
て酸性硫酸塩の作用効果は必ずしも解明されていないが
、推測するにpHを3.0〜6.0とすることによって
酸性硫酸塩の中に含まれているA2ゝ+1などの金属イ
オンが二本石膏の媒晶効果を示し、その結果良好な結晶
をもった二本石膏の晶出どなるものと考えられる。
ことが必要である。アルカリ性カルシウム塩の添加は、
リン酸二水石前の仮焼が完結する前であればどの時点で
もよいが、乾燥および仮焼装置に入る前で、リン酸石膏
に付着水分が存在している状態の段階がのぞましい。こ
の石膏は、その後通常の方法で仮焼されて焼石膏を得る
。lJられた焼石膏は、必要に応じ粉砕して使用される
が、通常はブレーン比表面積値で3000〜8000C
j / Qに粒度調整される。この焼石膏は、次に水そ
の他の添加剤例えばスターチ、起泡などとともにミキサ
ーに入れて混練されるが、その際に酸性硫酸塩類を添加
してこのスラリーのpHを3.0〜6.0の範囲、好ま
しくくは4.0〜5.5の間に調整する。しかしながら
、硫酸ナトリウム、硫酸マグネシウムは、吸湿性物質の
ため、例えば0.01%程度の少量添加でも接着性を著
しく悪くするので使用出来ない。なお硫酸カリウムは、
後にのべるように凝結促進剤としては効果大であるが、
単独添加では石膏改質に対して有効ではない。この酸性
硫m虐の添加は、通常水溶液の形で添加し、添加の時期
は石膏が水およびその他の添加剤と混合される際または
それ以前に行なう。酸性硫酸塩を添加した後の石膏を主
成分としたスラリーがp )(6,0を越すと、ボード
原紙/石膏コア間の接着が劣化し、またEi膏の凝結が
遅延する。またpHが3.0未満ではボード原紙が酸性
となって劣化し、これまたボード原紙/石膏コアの接着
性が劣化する。pHの更に好ましい範囲は、4.0〜5
.5である。ここに用いられる酸性硫酸塩類としては、
硫酸アルミニウム、1ilillアンモニウム、硫酸鉄
、一般式%式% (計 がNaであるものを除く)である。本発明におい
て酸性硫酸塩の作用効果は必ずしも解明されていないが
、推測するにpHを3.0〜6.0とすることによって
酸性硫酸塩の中に含まれているA2ゝ+1などの金属イ
オンが二本石膏の媒晶効果を示し、その結果良好な結晶
をもった二本石膏の晶出どなるものと考えられる。
酸性硫酸塩を添加してそのpHを3.0〜6.0に調整
された混合スラリーは、次に通常の方法で成形され、そ
の両面にボード原紙が接着されて石膏ボード製品が得ら
れる。なお、リン酸石膏は凝結が遅いため硬化促進剤を
用いるのが通常であるが、本発明の場合は特にに280
4を用いるとよい。
された混合スラリーは、次に通常の方法で成形され、そ
の両面にボード原紙が接着されて石膏ボード製品が得ら
れる。なお、リン酸石膏は凝結が遅いため硬化促進剤を
用いるのが通常であるが、本発明の場合は特にに280
4を用いるとよい。
即ち、石膏ボードとしては見掛終結5分以内、水和発熱
ピーク時間(終結)15分以内を目標としているので、
この点がらするとに2804が好適である。以下に実施
例をあげて更に説明する。
ピーク時間(終結)15分以内を目標としているので、
この点がらするとに2804が好適である。以下に実施
例をあげて更に説明する。
実施例1
(りん酸石膏原料1)
pH3,5
粉末度 300μフルイ全通
付着水分 14%
化学分析結果
第1表
(リン酸石膏原料2)
pH3,0
粉末度 300μ全通
付着水分 22%
第2表
注)■、全全
量−S、水溶性
Co、固溶性
(石膏仮焼方法)
上記りん酸石膏を第3表に示す条件で処理した後、これ
をケI−ル釜で160〜170℃、75分バッチ方式で
仮焼した。これを取出して厚さ10H以下の薄層に拡げ
、衝撃式粉砕機にてブレーン値で4500〜5000c
II/′Qまで粉砕した。これを再び10mm以下の薄
層に拡げ、25℃、相対湿度75%の室に24時間放置
しその後ポリ袋に詰め密封した。この石膏の形態を粉末
X線回折法により確認したところ、全一半水石膏(Ca
SO4・1/2H20)になっていることが確認された
。この焼石膏について、下記試験方法でI)Hllll
、凝結時間(始発、見掛終結)、引張り強さを求めた。
をケI−ル釜で160〜170℃、75分バッチ方式で
仮焼した。これを取出して厚さ10H以下の薄層に拡げ
、衝撃式粉砕機にてブレーン値で4500〜5000c
II/′Qまで粉砕した。これを再び10mm以下の薄
層に拡げ、25℃、相対湿度75%の室に24時間放置
しその後ポリ袋に詰め密封した。この石膏の形態を粉末
X線回折法により確認したところ、全一半水石膏(Ca
SO4・1/2H20)になっていることが確認された
。この焼石膏について、下記試験方法でI)Hllll
、凝結時間(始発、見掛終結)、引張り強さを求めた。
(試験方法)
a)pH値、 試料10gを蒸溜水100d(7
)中に入れ、1分間攪伴後p Hメータを用いてpHを測 定。
)中に入れ、1分間攪伴後p Hメータを用いてpHを測 定。
b)凝結時間(始発。
見掛終結) JISR9112−1956により
測定、但し混水量 は全°て75%と一定にした。
測定、但し混水量 は全°て75%と一定にした。
C)引張り強さ、 ヌレ引張り強さは、JISR91
12−1956によ り、また乾燥引張り強さは 試料を金属型より脱型後、 45℃の乾燥3中で恒量にな るまで乾燥して測定。
12−1956によ り、また乾燥引張り強さは 試料を金属型より脱型後、 45℃の乾燥3中で恒量にな るまで乾燥して測定。
上記焼石膏を用いて次のようにスラリーを配合し、これ
によって石膏ボードを成形した。
によって石膏ボードを成形した。
焼石膏 100部
コンスターチ 0.6部
蒸溜水 75部
泡液 0.12部(発泡機にて発泡倍率5倍
に発a) 硫酸カリウム 0.15部 上記配合スラリーを連続式高速ミキサーで混練後、スラ
リーを排出させその両面からボード用原紙(十条板紙社
製、CF−230>を圧着させ、厚さ9 tm 、タテ
600m、ヨコ600awの石膏ボードを得た。その後
、これを30分放置、さらに温度160℃の乾燥機中で
40分乾燥、さらに100℃の乾燥機中で石膏ボードの
含水率が0.2〜0.5%の範囲になるまで乾燥し最終
製品を得た。
に発a) 硫酸カリウム 0.15部 上記配合スラリーを連続式高速ミキサーで混練後、スラ
リーを排出させその両面からボード用原紙(十条板紙社
製、CF−230>を圧着させ、厚さ9 tm 、タテ
600m、ヨコ600awの石膏ボードを得た。その後
、これを30分放置、さらに温度160℃の乾燥機中で
40分乾燥、さらに100℃の乾燥機中で石膏ボードの
含水率が0.2〜0.5%の範囲になるまで乾燥し最終
製品を得た。
この石膏ボードを供試体として次の実験をした。
まず、石膏ボードをffl漏恒湿槽中で20℃、相対湿
度90%で2時間像゛持し、その後ただちに石膏ボード
の接着性試験を行なった。接着性の試験は次の通りであ
る。第1図に示す石膏ボード1の端から101のところ
に幅方向にボードの片面からナイフの刃を深さ1ミリで
入れ、これを第2図(B)に強く引張った。この際、石
膏ボードの他端部からC−Dラインの部分(第1図参照
)を固定して石膏ボードが移動しないようにした。この
実験を行なったところ、ボード原紙は破壊されたり層間
剥離を生じた。この状態が生じたとき、供試体の石膏ボ
ードに紙が付着していない部分、即ち石膏コアの露出面
積(第3図のS)を測定し、その面積の値を石膏ボード
供試体の幅の値で割り、平均のはがれの艮ざを接着度と
した。この結果を第3表に示す。なお、この表中のりん
酸石膏処理欄に「水洗」とあるのは、原料石膏を予め5
倍水の蒸溜水で水洗したのち、遠心分11181にて付
着水分を15%以下に脱水したものを示す。
度90%で2時間像゛持し、その後ただちに石膏ボード
の接着性試験を行なった。接着性の試験は次の通りであ
る。第1図に示す石膏ボード1の端から101のところ
に幅方向にボードの片面からナイフの刃を深さ1ミリで
入れ、これを第2図(B)に強く引張った。この際、石
膏ボードの他端部からC−Dラインの部分(第1図参照
)を固定して石膏ボードが移動しないようにした。この
実験を行なったところ、ボード原紙は破壊されたり層間
剥離を生じた。この状態が生じたとき、供試体の石膏ボ
ードに紙が付着していない部分、即ち石膏コアの露出面
積(第3図のS)を測定し、その面積の値を石膏ボード
供試体の幅の値で割り、平均のはがれの艮ざを接着度と
した。この結果を第3表に示す。なお、この表中のりん
酸石膏処理欄に「水洗」とあるのは、原料石膏を予め5
倍水の蒸溜水で水洗したのち、遠心分11181にて付
着水分を15%以下に脱水したものを示す。
また、この表には比較例1ないし8を示した。
比較例は、実施例と同じく2種のりん酸石膏を使用し、
石膏ボードを得たものである。
石膏ボードを得たものである。
第3表に示した実施例の結果からもわかるように、この
発明によれば石膏ボードのボード原紙接着性は良好であ
る。また、凝結時間も短く、従って石膏ボードの生産性
も向上させることが出来る。なお、実施例9は良質の石
膏原料を使用してさらに本発明を適用したので、その結
果は格段の良い。
発明によれば石膏ボードのボード原紙接着性は良好であ
る。また、凝結時間も短く、従って石膏ボードの生産性
も向上させることが出来る。なお、実施例9は良質の石
膏原料を使用してさらに本発明を適用したので、その結
果は格段の良い。
これに対して、比較例5.7のようにたとえリン酸石膏
に水洗処理を施して、ざらにアルカリ性カルシウム塩、
酸性&1lll塩を添加しても、そのpHが本願発明で
規定した範囲から外れると結果は急く、本発明の目的は
達成されない。特に、比較例7の如く酸性硫酸塩の添加
前のpHが12以上となるとコアに発泡が生じてくる。
に水洗処理を施して、ざらにアルカリ性カルシウム塩、
酸性&1lll塩を添加しても、そのpHが本願発明で
規定した範囲から外れると結果は急く、本発明の目的は
達成されない。特に、比較例7の如く酸性硫酸塩の添加
前のpHが12以上となるとコアに発泡が生じてくる。
更に、比較例6は硫酸を用いたので本発明の目的は達成
されていない。比較例1.2.3は不良品であるが、比
較例4に見るように単に水洗したのみでもこの結果から
見る限り不良品である。しかしながら、比較例8はリン
酸分の少ない良質の原料を使用したので、この場合は良
好な結果を得ている。しかるに、本発明ではかかる劣質
な原料のリン酸石膏を使用すれば、実施例9に示される
ようになお一層良好な石膏ボードの製造が可能となった
のである。
されていない。比較例1.2.3は不良品であるが、比
較例4に見るように単に水洗したのみでもこの結果から
見る限り不良品である。しかしながら、比較例8はリン
酸分の少ない良質の原料を使用したので、この場合は良
好な結果を得ている。しかるに、本発明ではかかる劣質
な原料のリン酸石膏を使用すれば、実施例9に示される
ようになお一層良好な石膏ボードの製造が可能となった
のである。
(21J果)
以上の通り、この発明によればリン酸分を多罐に含有す
る劣質なリン酸石膏が、少量の特殊pH調調整金添加す
るだけで改質され、これが高価な天然石膏と略同様に石
膏ボードとして利用出来るので、以前からその処理に困
っていた産業廃棄物の有効利用の面からも有用というこ
とが出来る。
る劣質なリン酸石膏が、少量の特殊pH調調整金添加す
るだけで改質され、これが高価な天然石膏と略同様に石
膏ボードとして利用出来るので、以前からその処理に困
っていた産業廃棄物の有効利用の面からも有用というこ
とが出来る。
更に、石膏ボードに劣質な副生リン酸石膏の使用が可能
となったということは、リン11製造に当って副生リン
酸石膏の品質に従来程に配慮しなくてもよいことになり
、この面からリン酸製造に対しても有益ということがで
きる。
となったということは、リン11製造に当って副生リン
酸石膏の品質に従来程に配慮しなくてもよいことになり
、この面からリン酸製造に対しても有益ということがで
きる。
第1図は石膏ボードのボード原紙剥離試験に供される試
験片の正面図、第2図は行われる試験の説明図、第3図
は試験実施後の試験片である。 1・・・・・・石膏ボード試験片、20・・・・・・ボ
ード原紙、10・・・・・・石膏コア、S・・・・・・
コア露出面。
験片の正面図、第2図は行われる試験の説明図、第3図
は試験実施後の試験片である。 1・・・・・・石膏ボード試験片、20・・・・・・ボ
ード原紙、10・・・・・・石膏コア、S・・・・・・
コア露出面。
Claims (1)
- 石膏ボードの製造に当り、使用原料のリン酸石膏にアル
カリ性カルシウム塩を添加、混合してから乾燥、仮焼し
そのpHが6.5〜11.0の範囲の焼石膏とし、次に
この焼石膏を水及び各種添加剤とともに混練してスラリ
ーを調整する際にこれに硫酸アルミニウム、硫酸アンモ
ニウム、硫酸鉄、R^ I R^II(SO_4)・12H
_2Oなる一般式で示される明ばん(但し、R^ I が
Naであるものを除く)から選ばれる1種または2種以
上の酸性硫酸塩を加えてそのpHを3.0〜6.0に調
整し、しかるのちこれを常法によって混練、押出してそ
の両面に石膏ボード原紙を圧着することを特徴とする石
膏ボードの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26883684A JPS61146750A (ja) | 1984-12-20 | 1984-12-20 | 石膏ボ−ドの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26883684A JPS61146750A (ja) | 1984-12-20 | 1984-12-20 | 石膏ボ−ドの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61146750A true JPS61146750A (ja) | 1986-07-04 |
JPH0159991B2 JPH0159991B2 (ja) | 1989-12-20 |
Family
ID=17463936
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26883684A Granted JPS61146750A (ja) | 1984-12-20 | 1984-12-20 | 石膏ボ−ドの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61146750A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE4443761A1 (de) * | 1994-12-08 | 1996-06-13 | Schueco Int Kg | Wärmebindendes Bauteil für den Innen- und Außenausbau in Brandschutzausführung |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3199997A (en) * | 1962-11-13 | 1965-08-10 | United States Gypsum Co | Process for producing calcined products from by-product gypsum |
JPS50120491A (ja) * | 1974-03-07 | 1975-09-20 | ||
JPS5210677A (en) * | 1975-07-16 | 1977-01-27 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Semiconductor device |
-
1984
- 1984-12-20 JP JP26883684A patent/JPS61146750A/ja active Granted
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3199997A (en) * | 1962-11-13 | 1965-08-10 | United States Gypsum Co | Process for producing calcined products from by-product gypsum |
JPS50120491A (ja) * | 1974-03-07 | 1975-09-20 | ||
JPS5210677A (en) * | 1975-07-16 | 1977-01-27 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Semiconductor device |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE4443761A1 (de) * | 1994-12-08 | 1996-06-13 | Schueco Int Kg | Wärmebindendes Bauteil für den Innen- und Außenausbau in Brandschutzausführung |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0159991B2 (ja) | 1989-12-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA1087368A (en) | Process for preparing calcined gypsum | |
CA1163417A (en) | Treating calcined gypsum with solubilizing agent | |
CN107487995A (zh) | 一种利用磷石膏制备α型高强石膏的方法 | |
CN107746195A (zh) | 一种高效生产α型半水石膏的方法 | |
CN107056115A (zh) | 一种用于磷石膏基胶凝材料的促凝型早强剂及其制备方法 | |
JP2009500268A (ja) | セメントの可溶性クロム酸塩含有物用還元剤およびその製造方法 | |
US3047447A (en) | Method for bonding gypsum to paper | |
US3445323A (en) | Manufacture of plasterboard from synthetic gypsum | |
US4443261A (en) | Method of preparing gypsum articles | |
CN110981241B (zh) | 一种改性增强石膏材料及其制备方法 | |
JPS61146750A (ja) | 石膏ボ−ドの製造方法 | |
EP2858964B2 (en) | Method for stabilizing beta-hemihydrate plaster and stabilized beta-hemihydrate plaster | |
US2418590A (en) | Process of making anhydrous calcium sulphate | |
US3199997A (en) | Process for producing calcined products from by-product gypsum | |
JPH0520376B2 (ja) | ||
US3773533A (en) | Process for the manufacture of gypsum board | |
CA3006707A1 (en) | Flash calcined gypsum wallboard | |
US3847766A (en) | Processes for the treatment of crude calcium sulfate to render it suitable for conversion to plaster of paris | |
DE2551308A1 (de) | Verfahren zur herstellung von calciumaluminattrisulfathydrat | |
US1960538A (en) | Process of producing cementitious material | |
US1898636A (en) | Anhydrite plastic material | |
US2560338A (en) | Chromic oxide production particularly for pigment purposes | |
JPS62288144A (ja) | 高強度α型半水石膏の製造方法 | |
JPS62260754A (ja) | 石こうボ−ドの製造方法 | |
JPH10182258A (ja) | 軽量石膏ボードの製造方法 |