JPS61146187A - プラスミド - Google Patents

プラスミド

Info

Publication number
JPS61146187A
JPS61146187A JP59268520A JP26852084A JPS61146187A JP S61146187 A JPS61146187 A JP S61146187A JP 59268520 A JP59268520 A JP 59268520A JP 26852084 A JP26852084 A JP 26852084A JP S61146187 A JPS61146187 A JP S61146187A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gene
plasmid
dna
virus
vaccinia virus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP59268520A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0154039B2 (ja
Inventor
Hisatoshi Shida
壽利 志田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyoto University NUC
Original Assignee
Kyoto University NUC
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyoto University NUC filed Critical Kyoto University NUC
Priority to JP59268520A priority Critical patent/JPS61146187A/ja
Publication of JPS61146187A publication Critical patent/JPS61146187A/ja
Publication of JPH0154039B2 publication Critical patent/JPH0154039B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N15/00Mutation or genetic engineering; DNA or RNA concerning genetic engineering, vectors, e.g. plasmids, or their isolation, preparation or purification; Use of hosts therefor
    • C12N15/09Recombinant DNA-technology
    • C12N15/63Introduction of foreign genetic material using vectors; Vectors; Use of hosts therefor; Regulation of expression
    • C12N15/79Vectors or expression systems specially adapted for eukaryotic hosts
    • C12N15/85Vectors or expression systems specially adapted for eukaryotic hosts for animal cells
    • C12N15/86Viral vectors
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N2710/00MICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA dsDNA viruses
    • C12N2710/00011Details
    • C12N2710/24011Poxviridae
    • C12N2710/24111Orthopoxvirus, e.g. vaccinia virus, variola
    • C12N2710/24141Use of virus, viral particle or viral elements as a vector
    • C12N2710/24143Use of virus, viral particle or viral elements as a vector viral genome or elements thereof as genetic vector

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Genetics & Genomics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Biotechnology (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Microbiology (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Plant Pathology (AREA)
  • Virology (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)
  • Saccharide Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は医学分野におけるワクチンの製造原料となるプ
ラスミドに関するものである。
(従来の技術および発明が解決しようとする問題点) 現在値われているワクチンは、病原性を弱めた微生物を
含む弱毒化ワクチンと、不活性化した微生物を含む不活
化ワクチンの二種類である。これらのワクチンの投与方
法の組合せで種々の病気が予防されているが、全ての病
気に対して有効で安全なワクチンが製造されているわけ
ではなく、従来の方法では克服することが極めて難しい
難病も多々存在する。不活化すると抗原性が十分でなく
、また弱毒化の難しい病原体の場合である。このような
場合を克服するために遺伝子組換え技術を応用すること
が考えられた。すなわち、抗原性を支配する遺伝子をプ
ラスミドDNAに組込み、大腸菌や酵母で抗原を大量に
作らせる方法である。イこの方法は、上記の問題点のう
ち特に安全性については解消されると思われるが、単一
抗原を生体に投与することによって6導されるのは体液
性抗体のみで、感染防御に主に働くと考えられる細胞性
免疫は誘導されない点や、抗原の精製の手間とコストが
かかる点など問題点も有する。
(問題点を解決するための手段) これらの問題点を解決するために、本発明は、ワクシニ
ア(種痘)ウィルスの血球凝集素(HA)遺伝子を含む
プラスミドを作製した。
ワクシニアウィルスは天然痘の撲滅のため、世界的に使
用され、その安全性、有効性が実証された大型DIムウ
イルスであり、動物ウィルスのポックスウィルス科、オ
ルトぎツクスウイルス属の一種である。このウィルスD
NAの中のウィルスの増殖に必須でない遺伝子の領域に
抗原遺伝子を挿入して作製した組換えワクシニアウィル
スを接種すれば、体内で一定程度増殖し、病原体に対す
る強い免疫力を賦与するが人体には危害を与えないであ
ろう。この方法は高い抗体価を賦与し、安全性が高いと
考えられる上に、さらに細胞性免疫をも誘発し、廉価に
製造し得ると予想される。
従って本発明は、上記のワクシニアウィルスの非必須遺
伝子としての血球凝集素(以下Hムと称する)遺伝子の
ウィルスDNA中での位置(マツピング)と塩基配列を
決定し、このHA遺伝子を組込んだプラスミドにある。
このプラスミドは、生ワクチン用の組換えウィルスを作
成する素材となることができる。
(本発明の説明) ワクシニアウィルスのHA遺伝子は、第2図に示すよう
に、ワクシニアDNAの塩基配列のうち最下段の5a1
1からHlnd lまでの位置にある。
尚、表中f) Hind I + Eco RI + 
Pot IおよヒXba工は制限酵素の名称である。
HA遺伝子の塩基配列はサンガー等によって開明細化の
1j1吉(内容に変更なし) 発されメツシング等により改良された方法を用いて決定
した(ジャーナル・オプ・モレキュラー・ビオ田シイ(
J、Mo1.Biol、 ) 148 、 I n 1
〜178.1980.メソツズ・イン拳エンザイモロジ
−(MethOd8 in Enzymology )
 101 、20〜89.198δ、プ田シーデインダ
スφオプ・ザ・ナショナル争アカデミイ・オブ・サイア
ンシズ (Proc  、  Natl、Acad、S
c土、U、S、A  )  8 0 .4914〜49
18)。
このようにして決定したHA遺伝子の塩基配列を第1表
に示す。表中、Aはアデニン、Gはグアニン、Cはシト
シン、Tはチミンを示す。尚、塩基配列から推定された
HA蛋白のアミノ酸配列も合わせて示す。
口く ロOロく ロく ロ← ロく ロく ロ0 ロト
 00寸Oa5← へ< ロ← ロく 啼く ロ← へ
く ロ← ロく(:l<  −Om(j  〜← N←
 〜← のく の← 寸くF−<L)    ←   
<<a<<    Ooo<u<a    ←   ←
   0   くF−1U    O(:1(jQ  
  OE−←   ←<    [−1aua<o<<
< ←   <t−U<    ←   <a<aく   
←   <u    O<ooo    ←←   く
   く   ←   Oo   E−u    O←
口く ロく ロOロく ロく ロく ロOロく ロく 
ロOeQトド← −← 1く ■0 の<  t−a 
 −<  叩0 ■く←  a  −<  −← −〇
 〜く へ← の0 のく の←く ← く ← 2.“、:          (j    <   
 <    ’J    <    <    ←  
 ←   く   ←← ← く く く −E−F−E−←  ←  (JIj[−←  ←(5
<L)    ←   <   ト   ← −く  
 く   ←― ロ← ロく ロOロく ロOロ← ロ
← ロ[−c+Q  ロ←、−← の0 φく のL)
  トC:)  −〇  膿く φ← 曽0 トく0<
<   ← −←−QeJ← へO〜く の← の←2
(5<F−<(:l<<<<0 ・uouu<a<    Q   E−<←   <<
U    ←   O←   く   Oく   くα
   at−←   く   ←   <<U<<く 
  O←   O←   Oa<<<    ←←  
 ←   0<F−(:l    ←   0  0 
  ←   0の   OO←   く   ←   
O<O<Sコ                   
        α0← ロ←−ロ ←−ロく−ロくく
 ロくh−rQ  eo(+、、cJ  <−toQ4
  ロQOI←←寸く 呻OΦ の く的 の<F−ψ
〇−ψOコ← ←の  くh ←仁 Oへ ←Φ く  <Φ   <−<4  (j:j   )−、J
←  ←−くの  <<<−0− ←  <−<>E−aq(5←閃 ← <:+   <、p  (@IIav+  a>←
  ←Φ   ←−<<   <>   U偽)−Q−
0Φ  (b6   <J   <噴口Q  O<:l
  o 1mの ロ0I−I o←−C3C5<りく 
ト←Φ −<1+ の0< ■くh リ〇−1Q 寸←
−唖 Og 膿←仁 の←← ■0Φ[−o:I   
<E−<防  Oa  くのく  ←Φ   ac! 
 <<   、a−<りく  ←−く−  ←明  ←
←  くhく   E−プ    oa    01%
    F−1m    <、p[−←Φ   ←0 
 ←C)   u−1−閃<   U、J    ot
−<t−a<   o −く  くΦ   Q山  0
Φ  ←−0く口く ロ←−ロ ←Φ ロ←の ロOΦ
 ロ←1〜く ロく−ロ ←【 寸<:l  co<C
/1  へ〇−寸く 寸くo の ←(Lu’)←a+
  の0← ■Qく←  O&−←0 0−  ←1)
 くコ0 0ら   〇−←−くΣ  F−Φ[−<:
lI    +Jo+Uj   E−I−←−←  ←
a+<−<←  ←1  [7コ←  ←−0g   
(n   Q>   ←Φs   <bo    <F
−U−←−〇−<  〇−←1 0く  ト愕  ←Φ
0< ロOく ロ CJ−0←ヘ ロO〉 ロ←−−E
+ の(c+  erl(j<  りくψ トOI+−
<−寸<  WO,1: 寸 QL−u−)(5<  
叩くh ロ←QO<←   くh  ←へ  ←←  
←−<  0← −←←  く叫  Oa  く−)−
←1)U(−a<<峙  OL+ く  くΣ (J−4←1  ←>   a<   O
a< ← <a>a−[−C+  ←の <<<oO<n    ← く  く    ←   <<<< 本発明のプラスミド(7,801及びHA8と命名)は
ワクシニアウィルスのHA遺伝子を含むEco R1−
Hlnd I及びSal I −Hind 1間のDN
A断片(第2図参照)と大腸菌プラスミドptyc s
とが結合したものである。
このようにして塩基配列を決定したHA遺伝子領域に抗
原遺伝子を持った組換えワクシニアウィルスを作成する
ためには、まず本発明のHA遺伝子を持ったプラスミド
に抗原遺伝子を挿入しなければならない。続いて、この
キメラプラスミドをワクシニア感染細胞にトランスフェ
クトすることにより、組換えワクシニアウィルスを得る
事ができる。
以下第1図に基づきHA8プラスミドを用いて組換えワ
クシニアウィルスを作製する方法を詳しく説明する。H
ム蛋白の開始コドン位置(444番目、第1表参照)よ
り約100塩基上流までの間がワクシニアウィルスのR
Nムポリメラーゼの、プロモーターであると推定される
。そこで、開始コドン近傍の制限酵素切断部位(塩基配
列によりその存在が判る。例えば484番目の制限酵素
ACCI切断部位)に抗原性を支配する外来遺伝子(抗
原DNA )を通常の方法でHム遺伝子に挿入する(A
)。次いで、ワクシニアウィルス感染細胞に抗原遺伝子
を持つこのプラスミドをリン酸カルシウム法によってト
ランスフェクトする(B)。
ウィルス感染細胞内で、ワクシニアDNA中に存在する
HA遺伝子とプラスミドの中の遺伝子の断片がホモロー
ガス組換え機構により、組換えを起こし、従ってプラス
ミド中に挿入されていた抗原遺伝子がワクシニアDNA
に挿入される(0)。
このようにして得られたウィルスを増殖し、通常の方法
でウィルスを収穫してヒト由来細胞株のHeI、a細胞
上でプラークを作らせ、ブラークツ1イブリツド法によ
って抗原遺伝子を組込んだワクシニアウィルスを固定す
ることができる。
以下、実施例に基づき本発明を更に詳しく説明する。
(実施例) ワクシニアウィルスの精製 5 x 108個のHeLa−8,細胞(ヒト由来細胞
株)にワクシニアウィルスI)ID−J株(故松本清−
教授から入手)をm、 o、 i、  (感染多重度)
0.2にて感染させて、28後、細胞変性が顕著になっ
た時期にウィルスを回収した。このウィルスを蔗糖密度
勾配遠心法で精製し、約4.5■のウィルスを得た。(
ワクシニアウィルスの精製はJaklik、W。
Ka(1962) Bite!hem、 & Biop
hys、 ACtta 61290−801を参照する
ことができる。) ワクシニアウィルスDNAの調製 得られた精製ウィルス4.511#9を0.5%H&ド
デシル硫酸(SDS)と1111MのNa1DTムの存
在下で、1■/−のプロテアーゼにで一晩87℃で消化
させた。除蛋白のためフェノール/クロロホルムで8回
抽出し、エチルエーテルで8回抽出した。171 G量
の8M酢酸ナトリウムと2倍量のイソプロパツールを加
えて攪拌し、□凝集したDNAをガラス棒で捲き取った
。DNAをT E (10raM Tris4Cl。
、pH8,0、1mM EDTA )に溶かした。DN
Aの収量は約200μりであった。
HA遺伝子を含むDNAの同定 100μりのD N A tt Hind I テ切断
し、0.6%アガロースゲルで各フラグメントを分離し
た。
各7ラグメントを電気泳動で回収した後、ノ・イブリッ
ド−アレスト法により、HA遺伝子を含むDNAを同定
した。この方法を詳しく述べると1約2μりのDNAフ
ラグメントと10μりの全RNA (ワクシニアウィル
ス感染細胞より抽出した)を混合した後、−晩42℃で
80%ホルムアミド存在下でハイブリッドを形成させた
。それからエタノールで沈澱させたDNAとRIムの混
合物を6μlの純水に溶かし、20μlのウサギの網状
赤血球抽出物(50μOiの H−ロイシンを含む)を
加えて、インビトロ翻訳を行なった。30℃で1時間保
温後、反応液をSDSとデオキシフール酸、M P −
40(Nohidet P −40)を含む溶液で希釈
し、1μlの抗HA抗体を加え、−晩水中に放置した。
抗HA抗体とHAの複合体を回収するため、10μノの
10%スタフィロコッカスを加え、通常の遠心法により
集めた。沈渣を5回洗浄後、5Ds−yyリアクリルア
ミドゲル寛気気泳動行い、フルオログラフィ法によりH
Aを分析した。その結果A7ラグメント(第2図参照)
がHA遺伝子を含む事が判明した。
HA遺伝子を組込んだプラスミド(HA8 )の作上記
の精製ウィルスから調製したHA遺伝子を含むAフラグ
メント1μりを制限酵素Eco RIまたはECORI
とHind 11の両方で切断した大腸菌のPUO8プ
ラスミドD N A 50 ngに結合(ligati
on )させた。そして、カルシウム法によりDNAを
受容できるようにした大腸菌JMI 08株にトランス
フェクトした。アンピシリンを含む寒天培地上に形成さ
れたコロニーから大腸菌を回収しくPUO8を含む大腸
菌のみがアンピシリンに耐性となる)、プラスミドDN
Aをアルカリ法で抽出した。アガロース電気泳動法でD
NAの分子量を決め、前述のハイブリッド−アレスト法
に、より同様にHA遺伝子を含むDNA7ラグメントを
同定した(分子量?、8KbのDNAを含むプラスミド
が求めるものであった0 )。
得られた結果は、第2図の中段に示すようにAフラグメ
ントの最右翼の位置に■ム遺伝子が存在することを示し
た。そこで、このDNA7ラグメントを含むプラスミド
(7,801と略称する)の各種制限酵素地図(P8t
I 、 XbaI 、 5alI等)を通常の二重消化
法等により作成し、これら制限酵素により断片化したD
NAを前述のハイブリッド−アレスト法で分析した。第
2図の下段に示すように、Sal Iとuinai切断
部位の間にHA遺伝子が存在することが判明した。
Hム8プラスミドを作製するために、5μりの前記ツー
801プラスミドをHlnduと3alIで切断し、そ
のうち0.5μりを50n9のpUO8(前記Hind
lと5alIで切断したもの)と結合させた。大腸菌J
M108株をトランスフオームさせてから、アンピシリ
ンを含む寒天上に生じたコロニーを拾った。得られたプ
ラスミドDNAをアガロース電気泳動法によって分析し
、HA遺伝子を含むHindl−3aII部位(1,8
Kb )のDNAを有するプラスミドをHA8と命名し
た。求めるフラグメントであることを確認するために、
このHA8プラスミドを制限酵素AccI 、 Nru
I 、 XbaI等で切断し、予想される大きさに細分
されることをアガロース電気泳動法によって認めた。
HA遺伝 の塩基配列の決定 ワクシニアウィルスのHA遺伝子の塩基配列ヲ決定する
実施例を第8図に基づいて説明する。
前述のように調製した25μりの7.801プラスミド
DIムを、第8図に示すように、制限酵素5alI (
またはHlndu )で切断し、さらに5単位の13a
l 731エクソヌクレアーゼを加えた。30℃で保温
し、1分間隔で反応液の1/10量ずつ取出1、、EG
TA(エチレングリフールビス(2−アミンエーテル)
西酢酸)溶液と混合して反応を止めた(■及び■)。
Bal 81エクソヌクレアーゼで消化したプラスミド
DNAをHindl(または5aXI)で切断した(■
→■)。そのうち、7)I251をHindl (また
は5alI )と制限酵素SmaIで切断したMl、l
ファージ(−重鎖DNAファージ) mp 11または
mp 10株の複製型分子(RF )DNA (5n9
’)と連結反応させた(0→■)。
反応生成物を、カルシウム処理した大腸菌JM103株
にトランスフェクションさせ、大腸菌指示菌の上でプラ
ークを作らせたプラークよりファージを吊り上げ、増殖
し、フェノール法で7アージDNAを抽出した(■→■
)。
抽出物についてアマジャムジャパン社のカタログに従っ
て塩基配列を決定した(第4図、第1表)。
(発明の効果) 本発明においてワクシニアウィルスのDNA中での血球
凝集素(HA)遺伝子の位置と塩基配列を決定し、5a
IIとHinduとの間のウィルス増殖に必須でない領
域のDNA断片と、大腸菌のプラスミドとを結合したプ
ラスミドを得ることができた。
これによりHム遺伝子領域に抗原遺伝子を組込んだ組換
えワクシニアウィルスを作成できる可能性がでできたの
で、生ワクチン製造に向けて一歩前進したといえる。ま
た、論理的には、これを利用してあらゆる病原体に対す
る生ワクチンが製造可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のHA遺伝子を含有するプラスミドを用
いた組換えワクシニアウィルスの作製方法を示すg図、 第2図は本発明に用いたワクシニアウィルスDNA中の
HA遺伝子の存在位置を示す図、第8図は本発明に用い
たHA遺伝子の塩基配列の決定方法を示す概略図、 第4図は本発明に用いたHA遺伝子の塩基配列決定の方
向と長さを示す81図である。 手  続  補  正  書(方式) 昭和60年5月9日 特許庁長官  志  賀     学   殿1、事件
の表示 昭和59年特許願第268520号 2、発明の名称 プラスミド 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 京  都  大  学  長 4、代理人

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、ワクシニア(種痘)ウィルスの血球凝集素(HA)
    遺伝子を含有するプラスミド。
JP59268520A 1984-12-21 1984-12-21 プラスミド Granted JPS61146187A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59268520A JPS61146187A (ja) 1984-12-21 1984-12-21 プラスミド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59268520A JPS61146187A (ja) 1984-12-21 1984-12-21 プラスミド

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61146187A true JPS61146187A (ja) 1986-07-03
JPH0154039B2 JPH0154039B2 (ja) 1989-11-16

Family

ID=17459656

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59268520A Granted JPS61146187A (ja) 1984-12-21 1984-12-21 プラスミド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS61146187A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6363380A (ja) * 1986-09-03 1988-03-19 Univ Kyoto 組換ワクシニアウイルスを用いた人白血病ウイルスワクチン

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6363380A (ja) * 1986-09-03 1988-03-19 Univ Kyoto 組換ワクシニアウイルスを用いた人白血病ウイルスワクチン

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0154039B2 (ja) 1989-11-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2564268B2 (ja) 融合抗原ポリペプチド
AU734442B2 (en) Polynucleotide vaccine formula in particular against bovine respiratory pathology
ES2251030T3 (es) Formula de vacuna polinucleotida para el tratamiento de patologias respiratorias y reproductivas de los cerdos.
US20240207392A1 (en) Epstein-barr virus mrna vaccines
EA012037B1 (ru) Поливалентные вакцины, содержащие рекомбинантные вирусные векторы
JP2008143900A (ja) ウマの予防用ポリヌクレオチドワクチン製剤
WO2021224946A1 (en) Coronavirus vaccine through nasal immunization
US7645455B2 (en) Chimeric lyssavirus nucleic acids and polypeptides
EP0946200A1 (en) Immunization of infants
EP0538341B1 (en) Ehv-4 glycoprotein vaccine
JPH10500009A (ja) Hcmvおよびhsv由来の融合糖蛋白質
Wahren Gene vaccines
JPH02500327A (ja) マイコバクテリアに対する遺伝子操作ワクチン
EP0606452B1 (en) Vector vaccines of recombinant feline herpesvirus
JP2798986B2 (ja) ボルデテラ・ペルタシスワクチン
JPS61146187A (ja) プラスミド
HU227667B1 (en) Novel expression vectors and uses thereof
KR0169535B1 (ko) 대장균에서 발현된 한탄바이러스 76-118의 뉴클레오캡시드 단백질을 이용한 백신
CA2069622A1 (en) Vaccine
KR0178110B1 (ko) 대장균에서 발현된 인간유래 한탄바이러스의 뉴클레오캡시드 단백질을 이용한 백신
US7238672B1 (en) Chimeric lyssavirus nucleic acids and polypeptides
WO1994000587A2 (en) Attenuated equine herpesvirus-4 as live vaccine or recombinant vector
JPH0795956B2 (ja) ポックスウイルス由来発現制御領域
US20210324416A1 (en) Viral-vectored vaccine for malaria
AU776827B2 (en) Polynucleotide vaccine formula, particularly for treating bovine respiratory disease

Legal Events

Date Code Title Description
S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

EXPY Cancellation because of completion of term